JPS62167048A - 多層構造物の製造方法 - Google Patents

多層構造物の製造方法

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JPS62167048A
JPS62167048A JP813986A JP813986A JPS62167048A JP S62167048 A JPS62167048 A JP S62167048A JP 813986 A JP813986 A JP 813986A JP 813986 A JP813986 A JP 813986A JP S62167048 A JPS62167048 A JP S62167048A
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JP
Japan
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propylene
thermoplastic elastomer
inorganic filler
composition
weight
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Application number
JP813986A
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English (en)
Inventor
義隆 平井
勉 須田
元山 盛壽
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Filing date
Publication date
Application filed by Showa Denko KK filed Critical Showa Denko KK
Priority to JP813986A priority Critical patent/JPS62167048A/ja
Publication of JPS62167048A publication Critical patent/JPS62167048A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29CSHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
    • B29C45/00Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
    • B29C45/16Making multilayered or multicoloured articles
    • B29C45/1642Making multilayered or multicoloured articles having a "sandwich" structure
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29LINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASS B29C, RELATING TO PARTICULAR ARTICLES
    • B29L2031/00Other particular articles
    • B29L2031/30Vehicles, e.g. ships or aircraft, or body parts thereof
    • B29L2031/3044Bumpers

Landscapes

  • Laminated Bodies (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産・・二重のLlテ 本発明はプロピレン系重合体またはその組成物とオレフ
ィン系熱可塑性エラストマーとを木質的に同時に射出成
形させることを特徴とする多層構造物の製造方法に関す
る。さらにくわしくは、(A)内面層がプロピレン単独
重合体ならびにプロピレンを主成分とするエチレンおよ
び/もしくはα−オレフィンとのブロック共重合体また
はランダム共重合体からなる群からえらばれた少なくと
も一種のプロピレン系重合体あるいは無機充填剤を含イ
]するプロピレン系重合体組成物からなり。
(B)表面層がオレフィン系熱可塑性エラストマーから
なり、該エラストマーのエチレンの含有量が30〜70
  i%であり、さらに138℃のキシレンに対する不
溶分が0〜60%であり、プロピレン系重合体才たはそ
れと無機充填剤との組成物およびオレフイン系熱可塑性
エラストマーを本質的に同時に射出成形させることを特
徴とする多層構造物の製造方法に関するものであり、表
面が硬質ポリウレタンライクの表面を有する多層構造物
を提供することを目的とするものである。
良及り且3 以前から1種々の多層構造物が自動車、電気器具、電子
器具などの部品および日用品として多方面にわたって利
用されている。−例として広く利用されている自動車用
バンパーについて説明する。
バンパーとして金属製のものが古くから使われていた。
近年、自動車の軽量化のためにバンパーの材料として合
成樹脂が広く使われるようになっている。
以前から、合成樹脂としてポリウレタンが広く使われて
いた。ポリウレタン製のバンパーを製造するには、ジイ
ソシアネート系化合物(たとえば、ジフェニルメタン−
4,4゛−ジイソシアネート、トルエンイソシアネート
)と少なくとも 2個のヒドロキシル基を有する化合物
(たとえば、グリセリン−エチレンオキシドブロック共
重合体)を射出成形機に圧入させ、縮合(反応)させな
がら成形物(バンパー)を製造するいわゆるリアクショ
ン・インジェクうlヨン・モールド(RIM)法によっ
てつくられていた。しかし、この方法でバンパーを製造
するには、一般の射出成形に比べて成形時間が長いため
に成形性が悪いばかりでなく、成形物の内部および表面
にボイドが発生し、外観が悪かったり、物性面について
もよくないのどの問題がある。
以上のことから、バンパーの材料としてプロピレンを主
成分とするプロピレン系重合体(プロピレン単独m合体
、エチレン−プロピレンランダムまたはブロック共重合
体)またはプロピレン系重合体を主成分とする組成物が
広く利用されている。このバンパーは車両に装着するさ
いに成形物の表面にあらかじめシボを施し、塗装するこ
となく原着のまま使用されている場合も少なくない。
しかし、さらに鮮かさ、高級感をもたせるためにバンパ
ーにポリウレタン系塗料の塗装を施して車両に装着され
ている場合が少なくなく、その割合は自動車の高級化志
向の下でさらに高まりつつある。
プロピレン系重合体は分子内に極性基を有さないために
化学的に極めて不活性な高分子物質であるため、印刷、
塗装を施すにあたり、一般にはあらかじめ成形物を電気
的処理法(たとえば、コロナ放電処理法、プラズマ処理
法)、機械的粗面化法、火炎処理法、および酸素または
オゾンなどによる酸化処理法のごとき表面処理法によっ
て処理する方法がよく知られている。さらに、これらの
表面処理に先だって、成形物の表面をあらかじめアルコ
ール、芳香族炭化水素などの溶剤で洗浄することが好ま
しいとされている。さらに、トリクレン、パークロルエ
チレン、ペンタクロルエチレンおよびトルエンのごとき
有機溶剤中に廓点に近い温度で成形品を浸漬または溶剤
蒸気中に暴露する方法も知られている〔たとえば、高木
1謙行、佐々木平三輪集、“プラスチック材料講座7、
ポリプロピレン樹脂゛第216頁ないし第219頁、昭
和44年、日刊工業新聞社発行〕。しかし、これらの方
法は、いずれも処理するための装置が必要であるばかり
でなく、それらの処理に可成りの時間を要する。
また、前記のごとくプロピレン系重合体は化学的に不活
性な高分子物質であるため、ポリウレタンを塗装するに
あたり、一般にはあらかじめ成形物にプロピレン系重合
体と接着可能なプライマーを下塗りし、上塗りとしてポ
リウレタン塗料を塗布する方法が一競゛に行なわれてい
る。この方法では、ブライマー下塗り→焼付け→ポリウ
レタン塗装→焼付け(2コー゛ト 2ベークまたは3コ
ート 2ベーク)の工程を経なければならず、これらの
塗装工程に長時間(通常、約1時間30分)必要として
いる。そのためにこのポリウレタンが塗布された成形物
(バンパーなど)を製造するには塗装サイクルが長く、
大量生産を困難にしているばかりでなく、コスト高とな
っている。
そのほかの自動車部品、電気器具部品、電子器具部品な
どを製造するさい、前記の表面処理法およびこのブライ
マーを下塗りとして使用して塗布する方法を実施するな
らば、以上のごとき欠点がある。
−が ン しようと 1m盈 以上のことから、本発明はこれらの欠点(問題点)がな
く、すなわち比較的短時間で製造することができるのみ
ならず、成形物(多層構造物)の内部および表面にボイ
ドの発生がなく、さらに良好な物性を有する多層構造物
を得ることである91.1占  9 るための  ゛よ
び 本発明にしたがえば、これらの問題点は(A)内面層が
プロピレン単独重合体ならびにプロピレンを主成分とす
るエチレンおよび/もしくはα−オレフィンとのブロッ
ク共重合体またはランダム共重合体からなる群からえら
ばれた少なくとも一種のプロピレン系重合体あるいは無
機充填剤を多くとも50重量%含有する該プロピレン系
重合体組成物からなり、(B)表面層がオレフィン系熱
可塑性エラストマーからなり、メルトフローインデック
ス(JIS  K−8758にしたがい、温度が230
℃および荷重が2.16の条件で測′定、以下r MF
RJと云う)は、前記プロピレン系重合体または該重合
体と無機充填剤との組成物が0.1〜100 g/lo
分であり、かつオレフィン系熱可塑性エラストマーが0
〜50g/10分であり、オレフィン系熱可塑性エラス
トマーのエチレン含有量は30〜70重量%であり、さ
らに 138℃のキシレンに対する不溶分が0〜60%
であり、プロピレン系重合体またはそれと無機充填剤と
の組成物およびオレフィン系熱可塑性エラストマーを木
質的に同時に射出成形させることを特徴とする多層構造
物の製造方法、によって解決することができる。以下、
本発明を具体的に説明する。
(A)プロピレン系重合体 本発明の内面層に使われるプロピレン系重合体はプロピ
レン単独重合体、プロピレンを主成分とするエチレンお
よび/またはα−オレフィンとのブロック共重合体なら
びにプロピレンを主成分とするエチレンおよび/または
α−オレフィンとのランダム共重合体からえらばれる。
これらのブロック共重合体でもランダム共重合体でもエ
チレンおよびα−オレフィンの共重合割合はそれらの合
計量として多くとも20重量%(好ましくは、15玉量
%以下)である。また、α−オレフィンの炭素数は4〜
12である。該α−オレフィンの代表例としては、ブテ
ン−1、ヘキセン−1、4−メチルヘキセン−1および
オクテン−1があげられる。
これらのプロピレン系重合体は工業的に生産され、多方
面にわたって利用されているものである。また、これら
のプロピレン系重合体の物性および製造方法はよく知ら
れているものである。
(B)無機充填剤 また、本発明の内面層を製造するために用いられる無機
充填剤は合成樹脂およびゴムの分野において無機充填剤
として広く使用されていものである。これらの無機充填
剤としては、酸素および水と反応しない無機化合物であ
り、混練時および成形時において分解しないものが好ん
で用いられる。該無機充填剤としては、アルミニウム、
銅、鉄、鉛およびニッケルのごとき金属、これらの金属
およびマグネシウム、カルシウム、バリウム、亜鉛、ジ
ルコニウム、モリブデン、ケイ素、アンチモン、チタン
などの金属の酸化物、その水和物(水酸化物)、硫酸塩
、炭酸塩、ケイ酸塩のごとき化合物、これらの複塩なら
びにこれらの混合物に大別される。該無機充填剤の代表
例としては。
前記の金属、酸化アルミニウム(アルミナ)、その水和
物、水酸化カルシウム、酸化マグネシウム(マグネシア
)、水酸化マグネシウム、酸化亜鉛(亜鉛華)、鉛丹お
よび鉛臼のごとき鉛の酸化物、炭酸マグネシウム、炭酸
カルシウム1塩基性炭酸マグネシウム、ホワイトカーボ
ン、アスベスト、マイカ、タルク、ガラス繊維、ガラス
粉末、ガラスピーズ、クレー、硅藻士、シリカ、ワラス
トナイト、酸化鉄、酸化アンチモン、酸化チタン(チタ
ニア)、リトポン、軽石粉、硫酸アルミニウム(石膏な
ど)、硅酸ジルコニウム、酸化ジルコニウム、炭酸バリ
ウム、ドロマイト、二硫化モリブデンおよび砂鉄があげ
られる。これらの無機充填剤のうち、粉末状のものはそ
の径が1mm以下(好適には0.5ma+以下)のもの
が好ましい。また繊維状のものでは、径が1〜500 
ミクロン(好適には 1〜300 ミクロン)であり、
長さが0.1〜6mm(好適には0.1〜5IIIm)
のものが望ましい。さらに、平板状のものは径が2mm
以下(好適には1mm以下のものが好ましい)。これら
の無機充填剤のうち、ガラス繊維、マイカ、タルクなど
が得られる多層構造物の剛性を向上するために好適であ
る。
本発明の内面層を製造するにあたり、前記プロピレン系
重合体と無機充填剤との組成物を使用する場合、該組成
物中に占める無機充填剤の組成割合は多くとも50重量
%であり、 0.1〜50重量%が好ましく、特に0.
1〜40重量%が好適である。組成物中の無機充填剤の
組成割合が50重量%を越えると、均−状の組成物を得
ることが困難であるばかりでなく、後記のMFRの範囲
を有する組成物が難しく、多層構造物を製造するさい、
成形性がよくない。
前記のプロピレン系重合体でも、無機充填剤を配合する
場合でも、いずれも単独で使用してもよく、二種以上を
併用してもよい。
また、プロピレン系重合体のみで用いる場合でも、無機
充填剤との組成物として使用する場合でも、  MFR
は 0.1〜100 g710分であり、 0.2〜6
0g/10分が望ましく、とりわけ0.2〜50g/1
0分が好適である。MFRが0.1g710分未満のプ
ロピレン系重合体のみとして使う場合でも、組成物とし
て用いる場合でも、いずれも成形性がよくない。一方、
 100 g / 10分を越えると、耐衝撃性が低下
する。
(B)オレフィン系熱可塑性エラストマーまた、本発明
の多層構造物の外面層に使われるオレフィン系熱可塑性
エラストマーはハードセグメントにポリプロピレンまた
はプロピレンを主成分とする共重合体ならびにソフトセ
グメントにエチレンとプロピレンとのゴム(EPR)ま
たはエチレンとプロピレンを主成分とし、少量(通常、
10重量%以下)のジエン系化合物との多元共重合ゴム
(EPDM)を有するものである。このオレフィン系熱
可塑性エラストマーの138℃のキシレンに対する不溶
分は0〜60%であり1.50%以下が好ましく、特に
 1〜45%が好適である。138℃のキシレンに対す
る不溶分が60%を越えると、流動性が悪いために成形
性がよくない。また、エチレンの含有量が30〜70重
量%であり、30〜65重量%が望ましく、とりわけ3
5〜65重量%が好適である。エチレンの含有量が30
重量%未満では、柔軟性が乏しい。一方、70重量%を
越えると、耐熱性が低下する。
さらに、このオレフィン系熱可塑性エラストマーのMF
Rは0〜50 g / 10分であり、 0〜45g/
10分か好ましく、特に0〜40 g 710分が好適
である。 MFRが50 g / 10分を越えたオレ
フィン系熱可塑性エラストマーを用いると、耐熱性がよ
くない。また、示差走査型熱州計を使ってこの熱可塑性
エラストマー中のプロピレン単独重合体またはプロピレ
ンを主成分とする共重合体の融点ピーク面精を求め、あ
らかじめ作成しておいた検量線より求めたゴムの含有量
は通常60〜90%であり、65〜90%が望ましく、
とりわけ65〜85%が好適である。さらに、 140
℃における溶融赤外吸収スペクトルの720cm−’の
吸光度(エフ2o)と735c「’の吸光度(I   
)との比(I  /l735)は−股には0.02〜0
.30であり、0.02〜0,25が好ましく、0.0
3〜0.25が好適である。■720 /l735が0
.02未満では、柔軟性がよくない、一方、0.30を
越えるならば、耐熱性が悪い。
なお、この熱可塑性エラストマーのみを使用してもよく
、また前記プロピレン系重合体に配合した無機充填剤を
配合してもよい。無機充填剤を配合するさい、その組成
割合は多くとも50重量%であり、40重量%以下が望
ましく、とりわけ0.1〜40重量%が好適である。無
機充填剤の組成割合が50重星形を越えると、柔軟性が
よくない。
前記プロピレン系重合体およびオレフィン系熱可塑性エ
ラストマーならびにこれらに無機充填剤を配合させた組
成物を用いてもよく、これらにさらにオレフィン系重合
体の分野において一般に使われている酸素、光および熱
に対する安定剤、難燃化剤、可塑剤、着色剤(顔料)な
らびに帯電防止剤のごとき添加剤を配合して使用しても
よい。
プロピレン系重合体ならびにオレフィン系熱可塑性エラ
ストマーに前記無機充填剤および/または添加剤を配合
する場合、これらの分野において一般に利用されている
ヘンシェルミキサーのごとき混合機を使ってトライブレ
ンドしてもよく、またニーダ−1押出機およびバンバリ
ーミキサ−のごとき混合機を用いて溶融させながら混練
させてもよい。
(C)成形方法 本発明の多層構造物はプロピレン系重合体およびオレフ
ィン系熱可塑性エラストマーならびに無機充填剤を配合
させた組成物を木質的に同時に射出成形させることによ
って製造することができる。ここで「木質的に同時に射
出成形させる」とは「同時に射出成形させる」および[
いずれかを射出成形させ、他のものを若干遅らせて射出
成形させる」ということを意味する。この多層構造物の
製造方法の代表例として、第1図ないし第3図によって
さらにくわしく説明する。第1図は射出成形機の概略図
であり、第2図は表面層材(熱可塑性エラストマーまた
はその組成物)と内面層材(プロピレン系重合体または
その組成物)とを同時に射出成形した場合の断面図であ
る。また第3図は表面層材を射出成形し、内面層材を表
面層材より若干遅らせて射出成形した場合の断面図であ
る。これらの図面においては、■は移動側金型であり、
2は固定側金型である。また、3は表面層材側の射出シ
リンダーであり、4は内面層材側の射出シリンダーであ
る。さらに、5は表面層材であり、6は内面層材である
第4図は本発明の方法によって得られたバンパーの胴視
図であり、第5図は第4図のA−A断面図である。これ
らの図面において、5および6は前記と同様にそれぞれ
表面層および内面層である。
射出成形温度は、内面層材(プロピレン系重合体または
該重合体と無機充填剤との組成物)では一般には 18
0〜280℃(好ましくは、 180〜260°C)で
あり、一方性面層材(オレフィン系熱可塑性エラストマ
ーまたはその組成物)では通常 160〜280℃(望
ましくは、 180〜250℃)である。
なお、第4図および第5図はバンパーを多層構造物の一
例として示したが、同様にスポイラ−、バンパーコーナ
およびインストルメントバネ)lycr)ごとき自動車
部品ならびにオーディオ製品の制振材などとして成形さ
せることができる。
このようにして得られる多層構造物の厚さはその使用目
的などによって異なるが、内面層:表面層=IO:1〜
1:10が一般的である。
7′7を一例 ゛よび 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明する
なお、実施例および比較例において、アイゾ。
ト衝撃強度はAS’TM 025Bにしたがって測定し
た。
また、熱変形温度(ビカット軟化点)は封5K7206
にしたがって測定し、曲げ弾性率はASTMD790に
したがって測定した。ざらに、柔軟性は得られた多層構
造物を下記のように判断した。
○:表面感触で柔軟性がある。
61表面感触でやや固い ×:表面感触で固い なお、実施例および比較例において、表面層材および内
面層材として使ったプロピレン系重合体および無機充填
剤との組成物ならびにオレフィン系熱可塑性エラストマ
ーの物性、特性などを下記に示す。
〔(A)プロピレン系重合体およびその組成物〕プロピ
レン系重合体およびその組成物として。
にFRが20 g / 10分であるプロピレン系重合
体〔以下rPP(1) J と云う〕、)IFRが20
 g / 10分であるエチレン−プロピレンブロック
共重合体〔エチレン含有量 15重量%、以下rPP(
2) Jと云う〕、にFRが20 g 710分である
エチレン−プロピレンランダム共重合体〔エチレン含有
量 4重量%、以下rPP(3) J と云う〕および
平均粒径が15ミクロンであるタルクを10重量%含有
するエチレン−プロピレンブロック共重合体(MFR1
5g/15分、エチレン含有量 15重量%)との組成
物〔以下rPP(4) J  と云う〕を使った。
〔(B)オレフィン系熱可塑性エラストマー〕また、オ
レフィン系熱可塑性エラストマーとしてMFRが0.5
 g / 10分であり、「140°Cにおける溶融赤
外吸収スペクトルの720 c m−’の吸光度(I 
  )  と 735cm−’の吸光度(I73.)と
の比」(以下「ピーク比」と云う)が0.10であり、
「138℃のキシレンに対する不溶分」 (以下「不溶
分」と云う)が30%であるエチレン−プロピレン共重
合エラストマー〔エチレン含有量 45重量%、ゴム含
有量70%、以下r TPE(a)Jと云う〕、MFR
が50 g / 10分であり、ピーク比が0.OBで
あり、不溶分が35%であるエチレン−プロピレン共重
合エラストマー〔エチレン含有量 80重量%、ゴム含
有量70%、以下r TPE(b) Jと云う〕および
MFRがOg / 10分であり、ピーク比が0.06
であり、不溶分が60%であるエチレン−プロピレン共
重合エラストマー〔エチレン含有量 80重量%、ゴム
含有量70%、以下r TPE(c)Jと云う〕を用い
た。
実施例 1〜4、比較例 1〜5 第1表に示されるプロピレン系重合体またはその組成物
およびオレフィン系熱可塑性エラストマーをシリンダー
を二本力する射出成形a(西ドイツバッテンフェル1社
、型式 B M 2 X 3200/850 F −C
D S 2000)を使用し、表面層材および内面層材
の樹脂温度が230°Cの条件で幅が1000mm、高
さが150mm、厚さが5mm (内面層 3mm。
各表面層 1mm)であるバンパー状の成形品(実物の
約1/2)を成形した。得られた各成形品よりアイゾツ
ト衝撃強度(ノツチ付)、熱変形温度および曲げ弾性率
を測定するための試片を切りとった。それらの測定した
結果および各成形品の柔軟性を肉眼で観察した。それら
の結果を第1表に示す。
参考例 ジフェニルメタン−4,4゛−ジイソシアネートおよび
グリセリン−エチレンオキシドブロック共重合体を射出
成形機に圧入させ、1fii合させながら前記と同じ大
きさのバンパー状の成形品をリアク・ンション・インジ
ェクション・モールド法によって製造した。得られた成
形品より前記と同じ試片を切りとり、それらの測定およ
び柔軟性を肉眼で観察した。それらの結果を第1表に示
す。
(以下余白) すべての実施例によって得られた成形品は参考例によっ
て得られた成形品(硬質ポリウレタン)と外観的にほと
んど差異はなく、また表面の感触は固い感じはなく、柔
軟性についても硬質ポリウレタンとほとんど差異はなか
った。比較例1によって得られた成形品は外観、感触と
もに硬質ポリウレタンとは異なり、柔軟性が乏しい。ま
た、比較例2によって得られた成形品は柔軟すぎて成形
品が変形した。さらに、比較例3では、 MFRが低い
ために均一な成形品を得ることができなかった。
その上、すべての実施例によって得られた成形品は、耐
候性および耐水性が硬質ポリウレタンの成形品に対して
いずれもすぐれていた。
光l勲」に 本発明によって得られる多層構造物は下記のごとき効果
を発揮する。
(1)硬質ポリウレタンの風合いの外観を有し、かつ硬
質ポリウレタンと比較して軽1■である。
(2)不良品の発生率が低いためにコスト的に有利であ
る。
(3)硬質ポリウレタンに比べて成形時間が短い。
(4)機械的強度〔たとえば、耐衝撃性、剛性(曲げ弾
性率)〕がすぐれている。
本発明によって得られる多層構造物は上記のごとき効果
を発揮するためにバンパー、バンパーコーナー、スポイ
ラおよびインストルメントパネルのごとき自動車部品な
らびにオー?ヲオ製品の制振材のごとき家電部品などに
利用することが−できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は射出成形機の概略図である。第2図は表面層材
と内面層材とを同時に射出成形した場合の断面図であり
、第3図は表面層材を射出成形し、内面層材を表面層材
より若干遅らせて射出成形した場合の断面図である。さ
らに、第4図は本発明の方法によって得られたバンパー
の斜視図であり、第5図は第4図のA−A断面図である

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (A)内面層がプロピレン単独重合体ならびにプロピレ
    ンを主成分とするエチレンおよび/もしくはα−オレフ
    ィンとのブロック共重合体またはランダム共重合体から
    なる群からえらばれた少なくとも一種のプロピレン系重
    合体あるいは無機充填剤を多くとも50重量%含有する
    該プロピレン系重合体組成物からなり、(B)表面層が
    オレフィン系熱可塑性エラストマーからなり、メルトフ
    ローインデックスは、前記プロピレン系重合体または該
    重合体と無機充填剤との組成物が0.1〜100g/1
    0分であり、かつオレフィン系熱可塑性エラストマーが
    0〜50g/10分であり、オレフィン系熱可塑性エラ
    ストマーのエチレンの含有量は30〜70重量%であり
    、さらに138℃のキシレンに対する不溶分が0〜60
    %であり、プロピレン系重合体またはそれと無機充填剤
    との組成物およびオレフィン系熱可塑性エラストマーを
    本質的に同時に射出成形させることを特徴とする多層構
    造物の製造方法。
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