JP3344503B2 - ポリプロピレン樹脂組成物および該組成物を用いた自動車部品 - Google Patents
ポリプロピレン樹脂組成物および該組成物を用いた自動車部品Info
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は塗装前処理工程であるト
リクロルエタン処理を省略しノンプライマーにおける塗
装密着性に優れ、且つ剛性、低温時の衝撃性、耐熱性、
成形性、成形品外観等に優れたポリプロピレン樹脂組成
物ならびに該組成物を用いた自動車部品に関するもので
ある。
リクロルエタン処理を省略しノンプライマーにおける塗
装密着性に優れ、且つ剛性、低温時の衝撃性、耐熱性、
成形性、成形品外観等に優れたポリプロピレン樹脂組成
物ならびに該組成物を用いた自動車部品に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術】近年自動車部品においては大型化、軽量化
に伴う薄肉化が進行しており剛性、耐熱性、低温時の耐
衝撃性、成形品外観の優れた性能を維持し、さらに成形
時のサイクルアップが見込まれた材料が要望されてい
る。
に伴う薄肉化が進行しており剛性、耐熱性、低温時の耐
衝撃性、成形品外観の優れた性能を維持し、さらに成形
時のサイクルアップが見込まれた材料が要望されてい
る。
【0003】従来これらの材料としては結晶性ポリプロ
ピレンにゴムおよび無機充填剤を併用させる組成物が数
多く提案されている。しかし自動車外装部品のほとんど
は、鮮かさ、高級感を持たせるために塗装して装着され
る場合が多い。現状この塗装工程は成形品の脱脂および
エッチングを目的にまず成形品を1,1,1 トリクロルエタ
ンの蒸気中に通常約30sec 処理し、その後プライマー
を下塗りし、上塗りとしてポリウレタン塗料を塗布して
いるのが現状である。
ピレンにゴムおよび無機充填剤を併用させる組成物が数
多く提案されている。しかし自動車外装部品のほとんど
は、鮮かさ、高級感を持たせるために塗装して装着され
る場合が多い。現状この塗装工程は成形品の脱脂および
エッチングを目的にまず成形品を1,1,1 トリクロルエタ
ンの蒸気中に通常約30sec 処理し、その後プライマー
を下塗りし、上塗りとしてポリウレタン塗料を塗布して
いるのが現状である。
【0004】特開昭 63-128045号公報には、塗装性が改
良された組成物として、プライマーを使用しなくても上
塗りであるポリウレタンとの密着が優れたプロピレン系
重合体組成物が記載されているが、1,1,1 トリクロルエ
タンの蒸気処理を必要としている。
良された組成物として、プライマーを使用しなくても上
塗りであるポリウレタンとの密着が優れたプロピレン系
重合体組成物が記載されているが、1,1,1 トリクロルエ
タンの蒸気処理を必要としている。
【0005】しかし1990年6月ロンドン会議にてフロン
規制と共に、1,1,1 トリクロルエタンの使用も制限さ
れ、1995年末までに全廃することが決まっている。従っ
て、自動車用部品としては、剛性、強度、耐熱性、低温
時の耐衝撃性を備えているだけでは不十分で、1,1,1 ト
リクロルエタンの蒸気処理を省略し、さらに下塗りのプ
ライマーも使用せずに上塗り塗料が直接素材に密着する
ような材料の開発が強く望まれている。
規制と共に、1,1,1 トリクロルエタンの使用も制限さ
れ、1995年末までに全廃することが決まっている。従っ
て、自動車用部品としては、剛性、強度、耐熱性、低温
時の耐衝撃性を備えているだけでは不十分で、1,1,1 ト
リクロルエタンの蒸気処理を省略し、さらに下塗りのプ
ライマーも使用せずに上塗り塗料が直接素材に密着する
ような材料の開発が強く望まれている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来技術の状況
に鑑み、本発明は塗装前処理工程である1,1,1 トリクロ
ルエタン処理を省略し、さらに下塗りであるプライマー
をも省略しても塗装密着性に優れ且つ剛性、低温時の衝
撃性、耐熱性、成形品外観等にも優れ、さらに成形時の
サイクルアップが期待できるポリプロピレン樹脂組成物
とそれを用いた自動車部品を提供することを目的とす
る。
に鑑み、本発明は塗装前処理工程である1,1,1 トリクロ
ルエタン処理を省略し、さらに下塗りであるプライマー
をも省略しても塗装密着性に優れ且つ剛性、低温時の衝
撃性、耐熱性、成形品外観等にも優れ、さらに成形時の
サイクルアップが期待できるポリプロピレン樹脂組成物
とそれを用いた自動車部品を提供することを目的とす
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、上記課題
に鑑み鋭意検討した結果、特定組成のポリプロピレン樹
脂組成物を使用することにより上記課題を解決できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
に鑑み鋭意検討した結果、特定組成のポリプロピレン樹
脂組成物を使用することにより上記課題を解決できるこ
とを見出し、本発明を完成するに至った。
【0008】すなわち、本発明は、結晶性エチレンプロ
ピレンブロック共重合体(A)29〜75重量%、結晶
性エチレン−αオレフィン共重合体(B)3〜8重量
%、エチレンプロピレン共重合体ゴム(C)20〜28
重量%、水酸基含有ポリプロピレン系オリゴマー(D)
2〜10重量%、および無機充填剤(E)10〜25重
量%からなり、結晶性エチレン−αオレフィン共重合体
(B)の密度が0.942g/cm3以上であるポリプ
ロピレン樹脂組成物とそれを用いた自動車部品である。
ピレンブロック共重合体(A)29〜75重量%、結晶
性エチレン−αオレフィン共重合体(B)3〜8重量
%、エチレンプロピレン共重合体ゴム(C)20〜28
重量%、水酸基含有ポリプロピレン系オリゴマー(D)
2〜10重量%、および無機充填剤(E)10〜25重
量%からなり、結晶性エチレン−αオレフィン共重合体
(B)の密度が0.942g/cm3以上であるポリプ
ロピレン樹脂組成物とそれを用いた自動車部品である。
【0009】以下本発明を具体的に説明する。本発明の
結晶性エチレンプロピレンブロック共重合体(A)の製
造は、通常三塩化チタン及びアルキルアルミニウム化合
物との組合せによるチーグラー・ナッタ触媒の存在下
に、プロピレン次いでプロピレンとエチレンの混合物を
二段階で重合させて得られるが、本願発明を実施するに
あたっては、三塩化チタンとマグネシウムとの複合体と
トリアルキルアルミニウム化合物及び電子供与性の有機
化合物とからなる触媒を使用することが好ましい。この
触媒の製造方法は例えば特開昭 61-218606号公報等に詳
しく記載されている。
結晶性エチレンプロピレンブロック共重合体(A)の製
造は、通常三塩化チタン及びアルキルアルミニウム化合
物との組合せによるチーグラー・ナッタ触媒の存在下
に、プロピレン次いでプロピレンとエチレンの混合物を
二段階で重合させて得られるが、本願発明を実施するに
あたっては、三塩化チタンとマグネシウムとの複合体と
トリアルキルアルミニウム化合物及び電子供与性の有機
化合物とからなる触媒を使用することが好ましい。この
触媒の製造方法は例えば特開昭 61-218606号公報等に詳
しく記載されている。
【0010】本発明のポリプロピレン樹脂組成物中にお
ける結晶性エチレンプロピレンブロック共重合体(A)
の配合割合は29〜75重量%であって、好ましくは3
5〜70重量%である。配合割合が29重量%未満の場
合には、得られた成形品の外観、特にフローマーク、剛
性、耐熱性が低下する。一方75重量%を超える場合に
は、低温衝撃性、塗装密着性が低下する。
ける結晶性エチレンプロピレンブロック共重合体(A)
の配合割合は29〜75重量%であって、好ましくは3
5〜70重量%である。配合割合が29重量%未満の場
合には、得られた成形品の外観、特にフローマーク、剛
性、耐熱性が低下する。一方75重量%を超える場合に
は、低温衝撃性、塗装密着性が低下する。
【0011】結晶性エチレンプロピレンブロック共重合
体(A)としては、結晶性ポリプロピレン部分と、エチ
レン/プロピレン=20/80〜60/40(重量比)
であるエチレン−プロピレンランダム共重合体部分とを
有し、結晶性ポリプロピレン部分の極限粘度〔η〕p が
0.8〜2.0 dl/g 、GPCで測定した分子量の比Q
値(重量平均分子量MW /数平均分子量MN )が3.0
〜5.0、20℃キシレン可溶分が1.5重量%以下
で、且つエチレン−プロピレンランダム共重合体部分が
結晶性エチレンプロピレンブロック共重合体(A)の5
〜20重量%であるものが好適に使用される。
体(A)としては、結晶性ポリプロピレン部分と、エチ
レン/プロピレン=20/80〜60/40(重量比)
であるエチレン−プロピレンランダム共重合体部分とを
有し、結晶性ポリプロピレン部分の極限粘度〔η〕p が
0.8〜2.0 dl/g 、GPCで測定した分子量の比Q
値(重量平均分子量MW /数平均分子量MN )が3.0
〜5.0、20℃キシレン可溶分が1.5重量%以下
で、且つエチレン−プロピレンランダム共重合体部分が
結晶性エチレンプロピレンブロック共重合体(A)の5
〜20重量%であるものが好適に使用される。
【0012】エチレン−プロピレンランダム共重合体部
分の、エチレン/プロピレン(重量比)は20/80〜
60/40で、好ましくは20/80〜50/50であ
る。エチレン量が20重量%未満であると組成物の剛
性、低温衝撃強度が低く、60重量%を超えると低温時
の衝撃性、塗装密着性、成形品外観、特にフローマーク
が悪くなる。
分の、エチレン/プロピレン(重量比)は20/80〜
60/40で、好ましくは20/80〜50/50であ
る。エチレン量が20重量%未満であると組成物の剛
性、低温衝撃強度が低く、60重量%を超えると低温時
の衝撃性、塗装密着性、成形品外観、特にフローマーク
が悪くなる。
【0013】エチレン−プロピレンランダム共重合体部
分の割合は結晶性エチレンプロピレンブロック共重合体
(A)中の5〜20重量%で、好ましくは7〜15重量
%である。5重量%未満の場合は、組成物の低温衝撃強
度、塗装密着性、20重量%を超えると剛性、耐熱性が
低下する。
分の割合は結晶性エチレンプロピレンブロック共重合体
(A)中の5〜20重量%で、好ましくは7〜15重量
%である。5重量%未満の場合は、組成物の低温衝撃強
度、塗装密着性、20重量%を超えると剛性、耐熱性が
低下する。
【0014】結晶性ポリプロピレン部分の135℃テト
ラリン中での極限粘度〔η〕p は、0.8〜2.0 dl/
g で、〔η〕p が0.8dl/gよりも小さければ機械的強
度が低下し、2.0 dl/g を超えると組成物の流動性が
著しく低下し、成形性や成形品外観、特にフローマーク
が低下する。
ラリン中での極限粘度〔η〕p は、0.8〜2.0 dl/
g で、〔η〕p が0.8dl/gよりも小さければ機械的強
度が低下し、2.0 dl/g を超えると組成物の流動性が
著しく低下し、成形性や成形品外観、特にフローマーク
が低下する。
【0015】又、結晶性ポリプロピレン部分をGPCで
測定した分子量の比Q値(重量平均分子量MW /数平均
分子量MN )は3.0〜5.0の範囲であり、3.0よ
り小さいと成形品外観、特にフローマークが悪化し、
5.0を超えると組成物の射出成形品のウェルドライン
が目立つ。
測定した分子量の比Q値(重量平均分子量MW /数平均
分子量MN )は3.0〜5.0の範囲であり、3.0よ
り小さいと成形品外観、特にフローマークが悪化し、
5.0を超えると組成物の射出成形品のウェルドライン
が目立つ。
【0016】結晶性ポリプロピレン部分の20℃キシレ
ン可溶分は1.5重量%以下で、好ましくは1.2重量
%以下である。1.5重量%を超えると曲げ弾性率、耐
熱性が低下する。
ン可溶分は1.5重量%以下で、好ましくは1.2重量
%以下である。1.5重量%を超えると曲げ弾性率、耐
熱性が低下する。
【0017】本発明において用いられる結晶性エチレン
−αオレフィン共重合体(B)は、エチレン単独または
エチレンと炭素数3〜18のαオレフィンを遷移金属触
媒を使用して重合することによって得られるものであ
る。重合反応は、通常30〜300℃の重合温度下、常
圧ないし300 kg /cm2 の重合圧力下、溶媒の存在下
または不存在下、あるいは気−固、液−固、または均一
液相下で実施される。この場合のαオレフィンとして
は、プロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1などが用
いられる。これらのαオレフィンは、1種のみならず2
種以上を組み合わせて用いることができる。本発明で用
いる上記結晶性エチレン−αオレフィン共重合体(B)
の密度(JIS K6760)は、0.942 g/cm3
以上であることが好ましい。密度が0.942 g/cm3
未満では、成形時の離型が悪くなり、成形サイクルを早
めることができない。
−αオレフィン共重合体(B)は、エチレン単独または
エチレンと炭素数3〜18のαオレフィンを遷移金属触
媒を使用して重合することによって得られるものであ
る。重合反応は、通常30〜300℃の重合温度下、常
圧ないし300 kg /cm2 の重合圧力下、溶媒の存在下
または不存在下、あるいは気−固、液−固、または均一
液相下で実施される。この場合のαオレフィンとして
は、プロピレン、ブテン−1、4−メチルペンテン−
1、ヘキセン−1、オクテン−1、デセン−1などが用
いられる。これらのαオレフィンは、1種のみならず2
種以上を組み合わせて用いることができる。本発明で用
いる上記結晶性エチレン−αオレフィン共重合体(B)
の密度(JIS K6760)は、0.942 g/cm3
以上であることが好ましい。密度が0.942 g/cm3
未満では、成形時の離型が悪くなり、成形サイクルを早
めることができない。
【0018】本発明のポリプロピレン樹脂組成物中の結
晶性エチレン−αオレフィン共重合体(B)の配合割合
は、3〜8重量%である。配合割合がこの範囲未満の場
合には、成形時の離型が悪くなる。又この配合割合が上
記範囲を越えると低温時の衝撃性、塗装密着性が低下す
る。
晶性エチレン−αオレフィン共重合体(B)の配合割合
は、3〜8重量%である。配合割合がこの範囲未満の場
合には、成形時の離型が悪くなる。又この配合割合が上
記範囲を越えると低温時の衝撃性、塗装密着性が低下す
る。
【0019】本発明のエチレンプロピレン共重合体ゴム
(C)は、通常バナジウム化合物と、有機アルミニウム
化合物から成る触媒の存在下に炭化水素溶媒中で重合さ
れる。バナジウム化合物としては、オキシ三塩化バナジ
ウム、四塩化バナジウム、バナデート化合物が、また有
機アルミニウム化合物としては、エチルアルミニウムセ
スキクロライド、ジエチルアルミニウムクロライド等を
使用し、ヘキサン、ヘプタン等の溶媒中で重合させるこ
とにより製造される。
(C)は、通常バナジウム化合物と、有機アルミニウム
化合物から成る触媒の存在下に炭化水素溶媒中で重合さ
れる。バナジウム化合物としては、オキシ三塩化バナジ
ウム、四塩化バナジウム、バナデート化合物が、また有
機アルミニウム化合物としては、エチルアルミニウムセ
スキクロライド、ジエチルアルミニウムクロライド等を
使用し、ヘキサン、ヘプタン等の溶媒中で重合させるこ
とにより製造される。
【0020】ここで「エチレン・プロピレン共重合体ゴ
ム」はエチレンとプロピレンのみからなる共重合体の外
に、必要によりこれらと他の共単量体、特に非共役ジエ
ン、との共重合体を意味する。非共役ジエンとしては、
ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロ
オクタジエン、メチルノルボルネン、5−エチリデン−
2−ノルボルネンなどが用いられる。
ム」はエチレンとプロピレンのみからなる共重合体の外
に、必要によりこれらと他の共単量体、特に非共役ジエ
ン、との共重合体を意味する。非共役ジエンとしては、
ジシクロペンタジエン、1,4−ヘキサジエン、シクロ
オクタジエン、メチルノルボルネン、5−エチリデン−
2−ノルボルネンなどが用いられる。
【0021】又、本発明のエチレンプロピレン共重合体
ゴムとしては、チタン系化合物と有機アルミニウム化合
物からなるチタン系触媒を用いて製造されるものも含
み、エチレンとプロピレンのみからなる共重合体及び非
共役ジエン等他の共単量体との共重合体を意味する。
ゴムとしては、チタン系化合物と有機アルミニウム化合
物からなるチタン系触媒を用いて製造されるものも含
み、エチレンとプロピレンのみからなる共重合体及び非
共役ジエン等他の共単量体との共重合体を意味する。
【0022】これらエチレンプロピレン共重合体ゴムは
組成物の流動性、剛性、耐熱性、低温衝撃性、成形品の
外観、塗装密着性、成形時の離型性等各々の目的に沿っ
て2種あるいは数種混合して使用することができる。
組成物の流動性、剛性、耐熱性、低温衝撃性、成形品の
外観、塗装密着性、成形時の離型性等各々の目的に沿っ
て2種あるいは数種混合して使用することができる。
【0023】本発明のエチレンプロピレン共重合体ゴム
(C)の100℃で測定したムーニー粘度ML1+4 は、
20〜100であり、20〜85が好ましい。ムーニー
粘度が20未満の場合は組成物の低温衝撃強度、成形品
外観、成形時の離型性、特にウェルドが低下し、100
を超えると成形品の塗装密着性、フローマークが低下す
る。又、エチレンプロピレン共重合体ゴムのプロピレン
量は20〜75重量%で20重量%未満は塗装密着性、
成形時の離型性が低下し、75重量%を超えると剛性、
耐熱性が低下する。
(C)の100℃で測定したムーニー粘度ML1+4 は、
20〜100であり、20〜85が好ましい。ムーニー
粘度が20未満の場合は組成物の低温衝撃強度、成形品
外観、成形時の離型性、特にウェルドが低下し、100
を超えると成形品の塗装密着性、フローマークが低下す
る。又、エチレンプロピレン共重合体ゴムのプロピレン
量は20〜75重量%で20重量%未満は塗装密着性、
成形時の離型性が低下し、75重量%を超えると剛性、
耐熱性が低下する。
【0024】エチレンプロピレン共重合体ゴムには、少
量の非共役ジエンモノマーが共重合された場合、ヨウ素
価で20を超えると成形品の外観、特にフローマークが
低下する。
量の非共役ジエンモノマーが共重合された場合、ヨウ素
価で20を超えると成形品の外観、特にフローマークが
低下する。
【0025】本発明のポリプロピレン樹脂組成物中のエ
チレンプロピレン共重合体ゴム(C)の配合割合は20
〜28重量%である。配合割合がこの範囲未満の場合に
は低温衝撃強度、ならびに塗装密着性が低下する。又こ
の配合割合が上記範囲を超えると剛性、耐熱性、成形時
の離型性および外観、特にフローマークが低下する。
チレンプロピレン共重合体ゴム(C)の配合割合は20
〜28重量%である。配合割合がこの範囲未満の場合に
は低温衝撃強度、ならびに塗装密着性が低下する。又こ
の配合割合が上記範囲を超えると剛性、耐熱性、成形時
の離型性および外観、特にフローマークが低下する。
【0026】本発明で水酸基含有ポリプロピレン系オリ
ゴマー(D)は、分子量(Mn)が2000〜2000
0で水酸基価が10〜50である。これに該当する材料
としては、三洋化成(株)製ユーメックス(登録商標)
1201H(マレイン化ポリプロピレンのヒドロキシア
ルキルアミン変性物)およびユーメックス(登録商標)
1210(水酸基を有するマレイミド化合物変性ポリプ
ロピレン)挙げることができる。
ゴマー(D)は、分子量(Mn)が2000〜2000
0で水酸基価が10〜50である。これに該当する材料
としては、三洋化成(株)製ユーメックス(登録商標)
1201H(マレイン化ポリプロピレンのヒドロキシア
ルキルアミン変性物)およびユーメックス(登録商標)
1210(水酸基を有するマレイミド化合物変性ポリプ
ロピレン)挙げることができる。
【0027】本発明のポリプロピレン樹脂組成物中の水
酸基含有ポリプロピレン系オリゴマー(D)の配合割合
は2〜10重量%で、好ましくは3〜7重量%である。
配合割合が2重量%未満である場合、塗装密着性が極端
に低下し、10重量%を超えると低温時の衝撃性が極端
に低下し、フローマーク、ウェルドも低下する。
酸基含有ポリプロピレン系オリゴマー(D)の配合割合
は2〜10重量%で、好ましくは3〜7重量%である。
配合割合が2重量%未満である場合、塗装密着性が極端
に低下し、10重量%を超えると低温時の衝撃性が極端
に低下し、フローマーク、ウェルドも低下する。
【0028】本発明で用いられる無機充填剤(E)とし
ては、タルク、マイカ、ワラストナイト、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、クレー、アルミ
ナ、シリカ、硫酸カルシウム、炭素繊維、ガラス繊維、
金属繊維、けい砂、けし石、カーボンブラック、酸化チ
タン、水酸化マグネシウム、アスベスト、ゼオライト、
モリブテン、けいそう土、セリサイト、シラス、水酸化
カルシウム、亜硫酸カルシウム、硫酸ソーダ、ベントナ
イト、黒鉛等があげられる。
ては、タルク、マイカ、ワラストナイト、炭酸カルシウ
ム、硫酸バリウム、炭酸マグネシウム、クレー、アルミ
ナ、シリカ、硫酸カルシウム、炭素繊維、ガラス繊維、
金属繊維、けい砂、けし石、カーボンブラック、酸化チ
タン、水酸化マグネシウム、アスベスト、ゼオライト、
モリブテン、けいそう土、セリサイト、シラス、水酸化
カルシウム、亜硫酸カルシウム、硫酸ソーダ、ベントナ
イト、黒鉛等があげられる。
【0029】本発明のポリプロピレン樹脂組成物中の無
機充填剤(E)の配合割合は、10〜25重量%であ
り、好ましくは、10〜20重量%である。10重量%
未満では剛性、耐熱性が低下し、25重量%を超えると
衝撃強度、成形品の外観、成形時の離型性が低下する。
機充填剤(E)の配合割合は、10〜25重量%であ
り、好ましくは、10〜20重量%である。10重量%
未満では剛性、耐熱性が低下し、25重量%を超えると
衝撃強度、成形品の外観、成形時の離型性が低下する。
【0030】無機充填剤(E)としては、剛性、低温衝
撃性、成形品外観を向上させる点から、平均粒子径3μ
以下のタルクが好ましい。
撃性、成形品外観を向上させる点から、平均粒子径3μ
以下のタルクが好ましい。
【0031】本発明の樹脂組成物は一軸又は二軸押出
機、バンバリーミキサー、熱ロールなどの混練機を用い
て製造することができる。混練に必要な温度は160〜
260℃であり時間は1〜20分である。さらにこれら
の混練においてこれらの基本成分以外に酸化防止剤、紫
外線吸収剤、滑剤、顔料、帯電防止剤、銅害防止剤、難
燃剤、中和剤、発泡剤、可塑剤、造核剤等の添加剤を本
発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
又、本発明の樹脂組成物の塗装において、下塗りのプラ
イマーを塗布することもできる。
機、バンバリーミキサー、熱ロールなどの混練機を用い
て製造することができる。混練に必要な温度は160〜
260℃であり時間は1〜20分である。さらにこれら
の混練においてこれらの基本成分以外に酸化防止剤、紫
外線吸収剤、滑剤、顔料、帯電防止剤、銅害防止剤、難
燃剤、中和剤、発泡剤、可塑剤、造核剤等の添加剤を本
発明の目的を損なわない範囲で配合することができる。
又、本発明の樹脂組成物の塗装において、下塗りのプラ
イマーを塗布することもできる。
【0032】
【実施例】本発明を次の実施例および比較例により具体
的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、こ
れらの実施例に何ら制約されるものではない。次に実施
例における物性値の測定方法を以下に示す。
的に説明するが、本発明はその要旨を越えない限り、こ
れらの実施例に何ら制約されるものではない。次に実施
例における物性値の測定方法を以下に示す。
【0033】(1)メルトフローレート JIS K6758 に規定された方法による。測定温度は230
℃であり、荷重はことわりのない限り2.16kgで測定す
る。
℃であり、荷重はことわりのない限り2.16kgで測定す
る。
【0034】(2)引張試験 ASTM D638 に規定された方法による。射出成形により成
形された試験片を用いる。試験片の厚みは 3.2mmであり
引張降伏点強度と破断伸びを評価する。測定温度はこと
わりのない限り23℃で引張スピードは 50 mm/minであ
る。
形された試験片を用いる。試験片の厚みは 3.2mmであり
引張降伏点強度と破断伸びを評価する。測定温度はこと
わりのない限り23℃で引張スピードは 50 mm/minであ
る。
【0035】(3)曲げ試験 JIS K7203 に規定された方法による。射出成形により成
形された試験片を用いる。試験片の厚みは 3.2mmであ
り、スパン長さ64mm、荷重速度2.0mm/分の条件で曲げ
弾性率を評価する。測定温度はことわりのない限り23
℃である。
形された試験片を用いる。試験片の厚みは 3.2mmであ
り、スパン長さ64mm、荷重速度2.0mm/分の条件で曲げ
弾性率を評価する。測定温度はことわりのない限り23
℃である。
【0036】(4)アイゾット衝撃強度 JIS K7110 に規定された方法による。射出成形により成
形された試験片を用いる。試験片の厚みは 3.2mmであ
り、成形の後にノッチ加工されたノッチ付きの衝撃強度
を評価する。測定温度は−30℃で、この温度の場合は
所定温度の恒温槽で2時間状態調整をした後に測定を行
う。
形された試験片を用いる。試験片の厚みは 3.2mmであ
り、成形の後にノッチ加工されたノッチ付きの衝撃強度
を評価する。測定温度は−30℃で、この温度の場合は
所定温度の恒温槽で2時間状態調整をした後に測定を行
う。
【0037】(5)荷重たわみ試験 JIS K7207 に規定された方法による。繊維応力は4.6kg/
cm2 で測定。
cm2 で測定。
【0038】(6)外観 成形品形状 幅100×長さ400×厚み3mm平板を用
い、幅100mmの片側から一点サイドゲートにより、成
形したもののフローマークを肉眼で判定した。又、ウェ
ルドについては、幅100mmの片側から二点サイドゲー
トにより成形し、そのウェルドの外観を肉眼で判定し
た。フローマークおよびウェルドの肉眼判定は、目立た
ないものを○、目立つものを×とした。
い、幅100mmの片側から一点サイドゲートにより、成
形したもののフローマークを肉眼で判定した。又、ウェ
ルドについては、幅100mmの片側から二点サイドゲー
トにより成形し、そのウェルドの外観を肉眼で判定し
た。フローマークおよびウェルドの肉眼判定は、目立た
ないものを○、目立つものを×とした。
【0039】(7)塗装性 前述の外観評価でフローマーク判定用の平板を用いた。
成形1日後経時させ、前処理なしでエアーブローしただ
けのサンプルを用いた。塗装評価用に用いる平板は指紋
や離型剤が付かない様配慮したものを用いた。塗装密着
性は2種類の塗装方法により確認した。 塗装方法−1:ベースコートとして一液性のアクリル
メラミン系塗料(関西ペイント社性、商品名ルーガベー
ク、シルバーメタリック塗料)を約15μ塗布し、10
分後一液性のアクリルメラミン系クリヤー(関西ペイン
ト社性、商品名ルーガベーク)を約35μになるよう塗
布した。その後140℃30分キープするように乾燥機
にて焼付けした。 塗装方法−2:塗装方法−1の一液性のアクリルメラ
ミン系クリヤーのみ塗布し、焼付けした。他の条件は塗
装方法−1と同じ。
成形1日後経時させ、前処理なしでエアーブローしただ
けのサンプルを用いた。塗装評価用に用いる平板は指紋
や離型剤が付かない様配慮したものを用いた。塗装密着
性は2種類の塗装方法により確認した。 塗装方法−1:ベースコートとして一液性のアクリル
メラミン系塗料(関西ペイント社性、商品名ルーガベー
ク、シルバーメタリック塗料)を約15μ塗布し、10
分後一液性のアクリルメラミン系クリヤー(関西ペイン
ト社性、商品名ルーガベーク)を約35μになるよう塗
布した。その後140℃30分キープするように乾燥機
にて焼付けした。 塗装方法−2:塗装方法−1の一液性のアクリルメラ
ミン系クリヤーのみ塗布し、焼付けした。他の条件は塗
装方法−1と同じ。
【0040】焼付けたものを室温にて1昼夜放置した
後、各試料の密着テストを実施した。密着テストはニチ
バン社製24mm幅セロテープ(登録商標)による1mm口
ゴバン目テストでの残率(%)評価(90°剥離)で行
った。
後、各試料の密着テストを実施した。密着テストはニチ
バン社製24mm幅セロテープ(登録商標)による1mm口
ゴバン目テストでの残率(%)評価(90°剥離)で行
った。
【0041】(8)離型性 成形品形状、幅100×長さ600×高さ80×厚み3
mmの箱成形品を用いた。一次射出圧のみで射出し、15
秒間その圧力で保持する。除圧後の冷却時間を変化さ
せ、金型が開く時にスプルーが破断しない最低冷却時間
(秒)で示した。
mmの箱成形品を用いた。一次射出圧のみで射出し、15
秒間その圧力で保持する。除圧後の冷却時間を変化さ
せ、金型が開く時にスプルーが破断しない最低冷却時間
(秒)で示した。
【0042】
【実施例】実施例及び比較例で用いた成分A,B,C,
D,Eの内容は、以下の表1〜表5に示す通りのもので
ある。
D,Eの内容は、以下の表1〜表5に示す通りのもので
ある。
【0043】
【表1】
【0044】
【表2】 結晶性エチレン−αオレフィン共重合体(B)の内容 ─────────────────────────────────── No. 商品名 メルトフローレート 密度 ─────────────────────────────────── B-1 出光ポリエチレン 210J 5.3 g /10分 0.968 g/cm3 (出光石油化学社製) B-2 スミカセン G401 4 0.925 (住友化学社製) B-3 スミカセン-L GA401 3 0.935 (住友化学社製) ───────────────────────────────────
【0045】
【表3】 エチレンプロピレン共重合体ゴム(C)の内容 ─────────────────────────────────── No. ML1+4 100 ℃ プロピレン量 ヨウ素価 触媒系 ─────────────────────────────────── EPR-1 45 28 - バナジウム EPR-2 30 45 - バナジウム EPR-3 30 30 18(ENB) バナジウム EPR-4 77 45 10(ENB) バナジウム EPR-5 30 68 - チタン EPR-6 120 30 1(ENB) バナジウム EPR-7 55 15 - バナジウム ───────────────────────────────────
【0046】
【表4】 水酸基含有ポリプロピレン系オリゴマー(D)の内容 ─────────────────────────────────── 商品名 分子量(Mn) 水酸基価 比重 ─────────────────────────────────── ユーメックス 1201H 12000 21.5 0.95 ( 三洋化成(株)製) ─────────────────────────────────── ユーメックス 1210 4000 50 0.95 ( 三洋化成(株)製) ───────────────────────────────────
【0047】
【表5】
【0048】実施例1〜10、比較例1〜19 各成分A〜Eを、表7および9に示す通りに配合し、ヘ
ンシェル型ミキサーにてブレンドし、その後44mm系
二軸押出機にて220℃で溶融混練してペレットを得
た。このペレットを用い、表6に示す成形条件A、成形
条件Bおよび成形条件Cにて、テストピース片、平板、
箱を射出成形し、評価用サンプルを作成した。評価結果
は、表8および10に示した。
ンシェル型ミキサーにてブレンドし、その後44mm系
二軸押出機にて220℃で溶融混練してペレットを得
た。このペレットを用い、表6に示す成形条件A、成形
条件Bおよび成形条件Cにて、テストピース片、平板、
箱を射出成形し、評価用サンプルを作成した。評価結果
は、表8および10に示した。
【0049】
【表6】
【0050】
【表7】
【0051】
【表8】
【0052】
【表9】
【0053】
【表10】
【0054】
【発明の効果】本発明によれば、塗装前処理工程である
トリクロルエタン処理を省略し、さらに下塗りであるプ
ライマーをも省略しても、塗装密着性に優れ、且つ剛
性、低温時の衝撃性、耐熱性、成形品外観にも優れ、さ
らに成型時のサイクルアップが期待できるポリプロピレ
ン樹脂組成物およびそれを用いた自動車部品が得られ
る。
トリクロルエタン処理を省略し、さらに下塗りであるプ
ライマーをも省略しても、塗装密着性に優れ、且つ剛
性、低温時の衝撃性、耐熱性、成形品外観にも優れ、さ
らに成型時のサイクルアップが期待できるポリプロピレ
ン樹脂組成物およびそれを用いた自動車部品が得られ
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI C08L 23:08 C08L 23:10 23:10) (72)発明者 構 宏介 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (72)発明者 寺田 昌浩 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日 産自動車株式会社内 (56)参考文献 特開 平6−41358(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) C08L 53/00
Claims (6)
- 【請求項1】 結晶性エチレンプロピレンブロック共重
合体(A)29〜75重量%、結晶性エチレン−αオレ
フィン共重合体(B)3〜8重量%、エチレンプロピレ
ン共重合体ゴム(C)20〜28重量%、水酸基含有ポ
リプロピレン系オリゴマー(D)2〜10重量%、およ
び無機充填剤(E)10〜25重量%からなり、結晶性
エチレン−αオレフィン共重合体(B)の密度が0.9
42g/cm3以上であることを特徴とするポリプロピ
レン樹脂組成物。 - 【請求項2】 請求項1記載のポリプロピレン樹脂組成
物を用いた自動車部品。 - 【請求項3】 結晶性エチレンプロピレンブロック共重
合体(A)が、結晶性ポリプロピレン部分と、エチレン
/プロピレン=20/80〜60/40(重量比)であ
るエチレン−プロピレンランダム共重合体部分とを有
し、結晶性ポリプロピレン部分の極限粘度[η]pが
0.8〜2.0dl/g、GPCで測定した分子量の比
Q値が(重量平均分子量MW/数平均分子量MN)が
3.0〜5.0、20℃キシレン可溶分が1.5重量%
以下で、且つエチレン−プロピレンランダム共重合体部
分が結晶性エチレンプロピレンブロック共重合体(A)
の5〜20重量%である請求項1記載のポリプロピレン
樹脂組成物。 - 【請求項4】 エチレンプロピレン共重合体ゴム(C)
が、ムーニー粘度ML1+4100℃10〜100、且
つプロピレン含量20〜75重量%である請求項1記載
のポリプロピレン樹脂組成物。 - 【請求項5】 水酸基含有ポリプロピレン系オリゴマー
(D)が、分子量(Mn)2000〜20000、水酸
基価10〜50である請求項1記載のポリプロピレン樹
脂組成物。 - 【請求項6】 無機充填剤(E)が平均粒子径3μ以下
のタルクである請求項1記載のポリプロピレン樹脂組成
物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26233993A JP3344503B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | ポリプロピレン樹脂組成物および該組成物を用いた自動車部品 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26233993A JP3344503B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | ポリプロピレン樹脂組成物および該組成物を用いた自動車部品 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07118487A JPH07118487A (ja) | 1995-05-09 |
JP3344503B2 true JP3344503B2 (ja) | 2002-11-11 |
Family
ID=17374385
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26233993A Expired - Fee Related JP3344503B2 (ja) | 1993-10-20 | 1993-10-20 | ポリプロピレン樹脂組成物および該組成物を用いた自動車部品 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3344503B2 (ja) |
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EP0792914B1 (en) * | 1995-09-14 | 2002-08-14 | Mitsui Chemicals, Inc. | Polyolefin composition and article molded therefrom |
JP3492847B2 (ja) * | 1996-04-26 | 2004-02-03 | 日本プラスト株式会社 | ポリオレフィン製自動車内装用部品 |
JP3500429B2 (ja) * | 2000-11-01 | 2004-02-23 | 現代自動車株式会社 | ポリプロピレン樹脂組成物 |
JP5659608B2 (ja) * | 2010-07-30 | 2015-01-28 | 大日本印刷株式会社 | 化粧シート及びその化粧シートを用いた化粧鋼板 |
JP2012030527A (ja) * | 2010-07-30 | 2012-02-16 | Dainippon Printing Co Ltd | 化粧シート及びその化粧シートを用いた化粧鋼板 |
CN114752146B (zh) * | 2022-03-31 | 2024-05-14 | 金发科技股份有限公司 | 一种高熔体强度聚丙烯复合材料及其制备方法和应用 |
CN114702754A (zh) * | 2022-03-31 | 2022-07-05 | 金发科技股份有限公司 | 一种低密度高刚性高韧性聚丙烯材料及其制备方法和应用 |
-
1993
- 1993-10-20 JP JP26233993A patent/JP3344503B2/ja not_active Expired - Fee Related
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