JPH0639557B2 - プロピレン系重合体組成物 - Google Patents

プロピレン系重合体組成物

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JPH0639557B2
JPH0639557B2 JP25860685A JP25860685A JPH0639557B2 JP H0639557 B2 JPH0639557 B2 JP H0639557B2 JP 25860685 A JP25860685 A JP 25860685A JP 25860685 A JP25860685 A JP 25860685A JP H0639557 B2 JPH0639557 B2 JP H0639557B2
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【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はプライマーを使用しなくてもポリウレタンとの
密着性がすぐれたプロピレン単独重合体組成物に関す
る。さらにくわしくは(A)(1)プロピレン単独重合体およ
びエチレン−プロピレン共重合ゴムに(2)分子中に少な
くとも一個の不飽和結合を有し、かつヒドロキシル基を
含有する有機化合物および(3)有機過酸化物を処理させ
ることによって得られる変性プロピレン系重合体、(B)
結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体、(C)ム
ーニー粘度が20〜100である無定形エチレン−プロピレ
ン共重合体ならびに(D)無機充填剤からなるプロピレン
系重合体組成物に関するものであり、剛性、低温耐衝撃
性などの機械的特性がすぐれているばかりでなく、プラ
イマーを使用しなくてもポリウレタンとの密着性が良好
なプロピレン系重合体組成物を提供することを目的とす
るものである。
従来の技術 プロピレン系重合体(プロピレン単独重合体、プロピレ
ン共重合体)は周知のごとく、成形性がすぐれているの
みならず、機械的特性、耐熱性、耐溶剤性、耐油性およ
び耐薬品性のごとき特性が良好であるため、広く工業的
に製造され、自動車、電機器具、電子機具などの部品お
よび日用品として多方面にわたって利用されている。し
かし、分子内に極性基を有さない(いわゆる非極性)た
めにポリウレタンとの密着性がよくなく、そのために種
々の点について問題がある。そのことについて、一例と
して広く利用されている自動車用バンパーについて説明
する。
バンパーとして従来から金属製あるいはポリウレタン製
のものが広く使われている。近年、自動車の軽量化、コ
ストダウン志向の下でプロピレンを主成分とするプロピ
レン系重合体(プロピレン単独重合体、エチレン−プロ
ピレンランダムまたはブロック共重合体)またはプロピ
レン系重合体を主成分とする組成物からつくられたバン
パーが広く利用されている。このバンパーは車両に装着
するさいに成形物の表面にあらかじめシボを施し、塗装
することなく原着のまま使用されている場合も少なくな
い。しかし、さらに鮮かさ、高級感をもたせるためにバ
ンパーにポリウレタン系塗料の塗装を施して車両に装着
されている場合が少なくなく、その割合は自動車の高級
化志向の下でさらに高まりつつある。
しかしながら、前記のごとくプロピレン系重合体は分子
内に極性基を有さないために化学的に極めて不活性な高
分子物質であるため、ポリウレタンを塗装するにあた
り、一般にはあらかじめ成形物を電気的処理法(たとえ
ば、コロナ放電処理法、プラズマ処理法)、機械的粗面
化法、火炎処理法および酸素またはオゾン処理法のごと
き表面処理法によって処理する方法がよく知られてい
る。さらに、これらの表面処理に先立って、表面をあら
かじめアルコール、芳香族炭化水素などの溶剤で洗浄す
ることが推薦されている。さらに、トリクレン、パーク
ロルエチレン、ペンタクロルエチレンおよびトルエンの
ごとき有機溶剤中に沸点に近い温度で成形品を浸漬また
は溶剤蒸気中に暴露する方法も知られている〔たとえ
ば、高木謙行、佐々木平三編集、“プラスチック材料講
座、ポリプロピレン樹脂”第216頁ないし第219頁、昭
和44年、日刊工業新聞社発行〕。しかし、これらの方法
はいずれも、処理するための装置が必要であるばかりで
なく、それらの処理に可成りの時間を要する。
さらに、成形物(バンパー)にプロピレン系重合体と接
着可能なプライマーを下塗りし、上塗りとしてポリウレ
タン塗料を塗布しているのが現実である。すなわち、プ
ライマー下塗り→焼付け→ポリウレタン塗装→焼付け
(2コート2ベークまたは3コート2ベーク)の工程を
経なければならず、この塗装工程に長時間(通常、約1
時間30分)必要としている。そのためにこのポリウレタ
ンが塗布されたバンパーを製造するには塗装サイクルが
長く、大量生産を困難にしているばかりでなく、コスト
高となっている。
そのほかの自動車部品、電機器具部品、電子器具部品な
どを製造するさい、プロピレン系重合体を使用し、ポリ
ウレタンを塗布するさいにも、塗布方法は異なるが、以
上と同様な問題がある。
これらの問題を解決するために、本発明者の一部らはヒ
ドロキシル基を含有する有機化合物および有機過酸化物
をプロピレン共重合体に処理させることによって得られ
る変性プロピレン系重合体、結晶性エチレン−プロピレ
ンブロック共重合体、無定形エチレン−プロピレン共重
合体ならびに無機充填剤からなるプロピレン系重合体組
成物を以前に提案した(特願昭60-113279号)。このプ
ロピレン系重合体組成物は、ポリウレタンとの密着性が
すぐれているばかりでなく、曲げ弾性率(剛性)および
低温における耐衝撃性にも良好であり、かつ加工性およ
び成形性についてもすぐれているしかし、該組成物の成
形物(たとえば、バンパー)の光沢は従来のプロピレン
系重合体組成物などに比べて充分でなく、外観性が劣
る。この傾向は塗装の前処理(たとえば、1,1,1−トリ
クロルエタンの蒸気処理)を実施すると、さらに顕著に
なる。また、使われる変性プロピレン系重合体の配合比
率を上げてポリウレタンとの密着性をさらに向上するよ
うに試みると、光沢の低下とともにフローマークの発生
が激しくなるなどの問題があり、実用面で成形物の光沢
を必要としないツヤ消しタイプの成形物、あるいは全面
塗装仕上げの成形物でなければ、使用が制限される可能
性があるなどの問題点がある。
発明が解決しようとする問題点 以上のことから、本発明はこれらの問題点(欠点)がな
く、すなわちプロピレン系重合体が有する種々の機械的
特性(たとえば、衝撃強度、剛性)を保持するかあるい
は向上させるばかりでなく、成形性が良好であり、かつ
外観性にもすぐれ、さらにプライマーを使わなくてもポ
リウレタンとの密着性がすぐれたプロピレン系重合体組
成物を得ることである。
問題点を解決するための手段および作用 本発明にしたがえば、前記問題点は (A)(1)プロピレン単独重合体およびエチレン−プロピレ
ン共重合ゴム100重量部に (2)「分子中に少なくとも一個の不飽和結合を有し、か
つヒドロキシル基を含有する有機化合物」(以下「ヒド
ロキシル系化合物」と云う)0.1〜50重量部 および (3)有機過酸化物0.01〜20重量部 を処理させることによって得られる変性プロピレン系重
合体、 (B)メルトフローインデックス(JIS K7210に準拠し、温
度が230℃および荷重が2.16kgの条件で測定、以下
「MFR」と云う)が2.0〜100g/10分であり、かつエチ
レンの含有量が2.0〜15重量%である結晶性エチレン−
プロピレンブロック共重合体、 (C)ムーニー粘度〔ML1+4、(100℃)〕が20〜100であ
り、かつプロピレンの含有量が20〜50重量%〕である無
定形エチレン−プロピレン共重合体 ならびに (D)無機充填剤 からなる組成物であり、組成物中に占める無機充填剤の
組成割合は2.0〜25重量%であり、変性プロピレン系重
合体、結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体お
よび無定形エチレン−プロピレン共重合体の合計量100
重量部に対するヒドロキシル系化合物の割合はモノマー
単位として0.01〜10.0重量部であり、かつ変性プロピレ
ン系重合体と結晶性エチレン−プロピレンブロック共重
合体の合計量中に占める変性プロピレン系重合体の組成
割合は5〜90重量%であり、組成物中に占める変性プロ
ピレン系重合体の組成割合は少なくとも5.0重量%であ
り、かつ無定形エチレン−プロピレン共重合体の組成割
合は15〜40重量%であり、変性プロピレン系重合体中の
プロピレン単独重合体およびエチレン−プロピレン共重
合ゴム中に占めるエチレン−プロピレン共重合ゴムの割
合は1〜40重量%であり、該共重合ゴムのプロピレンの
含有量は20〜50重量%であり、かつムーニー粘度〔ML
1+4、(100℃)〕は10〜50であるプロピレン系重合体組
成物、 によって解決することができる。以下、本発明を具体的
に説明する。
(A)変性プロピレン系重合体 本発明の変性プロピレン系重合体は後記のプロピレン単
独重合体およびエチレン−プロピレン共重合ゴムにヒド
ロキシル系化合物および有機過酸化合物を処理されるこ
とによって得られるものであり、その製造方法について
は特開昭58-154732号公報明細書に詳細に記載されてい
る。
(1)プロピレン単独重合体 このプロピレン単独重合体のMFRは成形性、得られる組
成物の機械的特性などの点から、通常0.01〜100g/10
分であり、0.01〜50g/10分が好ましく、特に0.02〜20
g/10分のものが好適である。
(2)エチレン−プロピレン共重合ゴム また、本発明の変性プロピレン系重合体を製造するため
に用いられるエチレン−プロピレン共重合ゴムはエチレ
ンおよびプロピレンを主成分とするものである。このエ
チレン−プロピレン共重合ゴムとしては、エチレンとプ
ロピレンとを共重合させることによって得られる共重合
ゴムならびにエチレンとプロピレンとを主成分として、
1,4−ペンタジエン、1,5−ヘキサジエンおよび3,3−ジ
メチル−1,5−ヘキサジエンのごとき二個の二重結合を
末端に含有する直鎖もしくは分岐鎖のジオレフィン、1,
4−ヘキサジエンおよび6−メチル−1,5−ヘプタジエン
のごとき末端に含む直鎖もしくは分岐鎖ジオレフィンま
たはビシクロ〔2,2,1〕−ヘプテン−2(ノルボルネ
ン)およびその誘導体(たとえば、エチリデンノルボル
ネン)のごとき環状ジエン炭化水素のような二重結合を
有する単量体を少量(一般には、10重量%以下)共重合
させることによって得られる多元共重合ゴムに大別され
る。以上の共重合ゴムの場合でも、多元共重合ゴムの場
合でも、プロピレンの含有量は20〜50重量%である、ま
た、ムーニー粘度〔ML1+4、(100℃)〕は10〜50であ
り、10〜40が好ましく、特に15〜40が好適である。ムー
ニー粘度が10未満のエチレン−プロピレン共重合ゴムを
用いると、成形性は良好であるが、後記のウレタン塗料
との密着強度の改善が充分でない。一方、50を越えたも
のを使うと、成形物の表面にフローマークなどが発生
し、外観上好ましくない。
本発明の変性プロピレン系重合体を製造するにあたり、
前記プロピレン単独重合体およびこのエチレン−プロピ
レン共重合ゴムの合計量中に占めるエチレン−プロピレ
ン共重合ゴムの割合は1〜40重量%であり、2〜40重量
%が望ましく、とりわけ5〜35重量%が好適である。プ
ロピレン単独重合体およびエチレン−プロピレン共重合
ゴムの合計量中に占めるエチレン−プロピレン共重合ゴ
ムの割合が1重量%未満では、後記のごとく変性(処
理)させたとしても、塗膜との密着強度が充分でない。
一方、35重量%を越えると、塗膜との密着強度は良好で
あるが、成形物の表面にフローマークが発生するのみな
らず、光沢性が低下する。
(3)ヒドロキシル系化合物 さらに、ヒドロキシル系化合物は少なくとも一個の不飽
和結合(二重結合、三重結合)を有し、かつヒドロキシ
ル基を含有する化合物である。この代表的なものとして
は、二重結合を有するアルコール、三重結合を有するア
ルコール、一価または二価の不飽和カルボン酸と非置換
二価アルコールとのエステル、該不飽和カルボン酸と非
置換三価アルコールとのエステル、非置換四価アルコー
ルとのエステルおよび非置換五価以上アルコールとのエ
ステルがあげられる。
(4)有機過酸化物 また、有機過酸化物は一般にラジカル重合における開始
剤および重合体の架橋剤として使われているものであ
り、1分間の半減期が100℃以上のものが好ましく、と
りわけ130℃以上のものが好適である。上記の温度が100
℃以下のものでは、その取り扱いが難しいばかりでな
く、使用した効果もあまり認められないから望ましくな
い。
(5)混合割合 本発明の混合物を製造するにあたり、プロピレン単独重
合体およびエチレン−プロピレン共重合ゴムの合計量10
0重量部に対するヒドロキシル系化合物の混合割合は0.1
〜50重量部であり、0.2〜30重量部が好ましく、特に0.3
〜20重量部が好適である。プロピレン単独重合体および
エチレン−プロピレン共重合ゴムの合計量100重量部に
対するヒドロキシル系化合物の混合割合が0.1重量部以
下では、密着性の改良効果が不十分である。一方、50重
量部以上使用したとしても、使用量に応じた密着性の改
良効果が認められず、むしろプロピレン単独重合体が有
する本来の特性がそこなわれるめめに好ましくない。
また、プロピレン単独重合体およびエチレン−プロピレ
ン共重合ゴムの合計量100重量部に対する有機過酸化物
の混合割合は0.01〜20重量部であり、0.05〜10重量部が
望ましく、とりわけ0.1〜7重量部が好適である。プロ
ピレン単独重合体およびエチレン−プロピレン共重合ゴ
ムの合計量100重量部に対する有機過酸化物の混合割合
が0.01重量部以下では、密着性の改善効果が低いばかり
でなく、混合物の密着強度の耐久性も低下する。一方、
20重量部以上では、該重合体が有する未来のすぐれた機
械的特性が低下するため、いずれの場合でも望ましくな
い。
(6)変性プロピレン系重合体の製造方法 本発明の変性プロピレン系重合体を製造するには、以上
のプロピレン単独重合体、エチレン−プロピレン共重合
ゴム、ヒドロキシル系化合物および有機過酸化物を以上
の混合割合で処理(加熱)させることによって製造する
ことができる。このさい、プロピレン単独重合体、エチ
レン−プロピレン共重合ゴム、ヒドロキシル系化合物お
よび有機過酸化物を混合させながら処理してもよいが、
あらかじめこれらをドライブレンドで混合するか、また
は比較的低温(ヒドロキシル系化合物が反応しない温
度)で混練し、得られる混合物を後記のごとく加熱させ
ることによって得られる。
処理を高い温度で実施すると、プロピレン単独重合体お
よびエチレン−プロピレン共重合ゴムのいずれかが劣化
することがある。しかし、使用されるプロピレン単独重
合体およびエチレン−プロピレン共重合ゴムとヒドロキ
シル系化合物とがグラフト重合するために用いられる有
機過酸化物が分解する温度で実施しなければならない。
以上のことから、使われる有機過酸化物の種類によって
異なるが、この処理は一般には160〜300℃(好ましく
は、170〜280℃)において実施される。
前記ヒドロキシル系化合物および有機過酸化物の一般式
や代表例ならびに混合方法および処理方法などについて
は特開昭58-154732号公報明細書に詳細に記載されてい
る。
(B)結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体 また、本発明において用いられる結晶性エチレン−プロ
ピレンブロック共重合体のMFRは2.0〜100g/10分であ
り、3.0〜80g/10分が望ましく、とりわけ、5.0〜50g
/10分が好適である。MFRが2.0g/10分未満の結晶性エ
チレン−プロピレンブロック共重合体を使用するなら
ば、得られる組成物の曲げ弾性率が低くなり、この曲げ
弾性率の低下を他の合成樹脂または充填剤などを補うと
するならば、曲げ弾性率と衝撃強度とのバランスが悪く
なる。一方、100g/10分を越えた結晶性エチレン−プ
ロピレンブロック共重合体を使うならば、混練時他の組
成成分との均一な分散が困難となるのみならず、得られ
る組成物の低温における衝撃強度が低下する。
さらに、該ブロック共重合体のエチレンの含有量は2.0
〜15重量%であり、3.0〜15重量%が好ましく、殊に3.0
〜12重量%が好適である。エチレンの含有量が3.0重量
%未満では、得られる組成物の低温における耐衝撃性が
よくない。一方、15重量%を越えると、得られる組成物
の剛性(曲げ弾性率)、引張強度などの機械的特性が低
い。
前記変性プロピレン単独重合体を製造するために使用さ
れるプロピレン単独重合体、エチレン−プロピレン共重
合ゴムおよび該結晶性エチレン−プロピレンブロック共
重合体は、いずれも工業的に生産され、多方面にわたっ
て利用されているものであり、それらの製造方法、種々
の物性についてもよく知られているものである。
(C)無定形エチレン−プロピレン共重合体 さらに、本発明において使用される無定形エチレン−プ
ロピレン共重合体のムーニー粘度〔ML1+4、(100
℃)〕は20〜100であり、20〜80が望ましく、とりわけ3
0〜75が好適である。ムーニー粘度が20未満の無定形エ
チレン−プロピレン共重合体を使うならば、成形性は向
上するが、成形物のゲートカットするさいなどに層剥離
が発生する場合もあり、トラブルの原因となることがあ
る。一方、100を越えたものを用いると、混練り時に他
の組成成分と均一な分散が困難になるのみならず。たと
え均一な組成物が得られたとしても、成形物の表面にフ
ローマーク、ウエルドラインなどの目立が激しくない、
外観の良好な成形物が得られない。さらに、この共重合
体のプロピレンの含有量は一般には20〜50重量%であ
り、25〜45重量%のものが望ましく、とりわけ25〜40重
量%のものが好適である。この無定形エチレン−プロピ
レン共重合体はゴム的特性を有するものであり、工業的
に生産され、多方面にわたって利用されているものであ
り、その製造方法についても広く知られているものであ
る。
(D)無機充填剤 また、本発明において使われる無機充填剤は一般に合成
樹脂およびゴムの分野において広く使われているもので
ある。これらなお無機充填剤としては、酸素および水と
反応しない無機化合物であり、混練時および成形時にお
いて分解しないものが好んで用いられる。該無機充填剤
としては、アルミニウム、銅、鉄、鉛およびニッケルの
ごとき金属、これらの金属およびマグネシウム、カルシ
ウム、バリウム、亜鉛、ジルコニウム、モリブデン、ケ
イ素、アンチモン、チタンなどの金属の酸化物、その水
和物(水酸化物)、硫酸塩、炭酸塩、ケイ酸塩のごとき
化合物、これらの複塩ならびにこれらの混合物に大別さ
れる。該無機充填剤の代表例は特願昭59-8535号明細書
に記載されている。これらの無機充填剤のうち、粉末状
のものはその径が30ミクロン以下(好適には10ミクロン
以下)のものが好ましい。また繊維状のものでは、径が
1〜500ミクロン(好適には1〜300ミクロン)であり、
長さが0.1〜6mm(好適には0.1〜5mm)のものが望まし
い。さらに、平板状のものは径が30ミクロン以下(好適
には10ミクロン以下)のものが好ましい。これらの無機
充填剤のうち、特に平板状(フレーク状)のものおよび
粉末状のものが好適である。好適な無機充填剤として
は、ラルク、マイカ、シリカ、ガラス繊維、グラファイ
トなどがあげられる。
(E)組成割合 本発明において得られる組成物中に占める無機充填剤の
組成割合は2.0〜25重量%であり、2.5〜25重量%が好ま
しく、特に3.0〜20重量%が好適である。この組成物中
に占める無機充填剤の組成割合が2.0重量%未満では、
得られる組成物の曲げ弾性率が改善されない。一方、25
重量%を越えると、組成物の低温における耐衝撃性がよ
くないばかりでなく、成形時にシルバーの発生の原因に
なることがある。このシルバーの発生を防止するために
組成物の事前乾燥という手段も有るが、バンパーのごと
き大形成形物を大量生産するにおいては得策でない。
また、前記変性プロピレン系重合体と結晶性エチレン−
プロピレンブロック共重合体との合計量(総和)中に占
める変性プロピレン系重合体の組成割合5〜90重量%で
あり、10〜80重量%が望ましく、とりわけ20〜70重量%
が好適である。変性プロピレン系重合体と結晶性エチレ
ン−プロピレンブロック共重合体との合計量に占める変
性プロピレン系重合体の組成割合5重量%未満では、組
成物とポリウレタンとの密着性が乏しい。一方、90重量
%を越えると、低温における耐衝撃性が不足する。
さらに、組成物中に占める変性プロピレン系重合体の組
成割合は少なくとも5.0重量%であり、5.0〜40重量%が
好ましく、特に5.0〜35重量%が好適である。組成物中
に占める変性プロピレン系重合体の組成割合は5.0重量
%未満では、組成物とポリウレタンとの密着性がよくな
い。
また、組成物中に占める無定形エチレン−プロピレン共
重合体の組成割合は15〜40重量%であり、15〜35重量%
が望ましく、とりわけ18〜35重量%が最適である。組成
物中に占める無定形エチレン−プロピレン共重合体の組
成割合は15重量%未満では、組成物の低温における耐衝
撃性がよくない。一方、40重量%を越えた場合では、低
温における耐衝撃性がすぐれているが、曲げ弾性率(剛
性)が低く、これらのバランスの点においてよくない。
さらに、変性プロピレン系重合体、結晶性エチレン−プ
ロピレンブロック共重合体および無定形エチレン−プロ
ピレン共重合体の合計量100重量部に対するヒドロキシ
ル基を含有する有機化合物の割合はモノマー単位として
0.01〜10.0重量部であり、0.1〜10.0重量部が好まし
く、殊に0.2〜5.0重量部が好適である。これらの重合体
の合計量100重量部に対してヒドロキシル基を含有する
有機化合物の割合が0.01重量部未満では、得られる組成
物とポリウレタンとの密着性が不足する。また、10.0重
量部を越えたとしても、さらに密着性を向上することが
できない。
(F)組成物の製造、成形方法など 本発明の組成物を製造するには、前記変性プロピレン系
重合体、結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合
体、無定形エチレン−プロピレン共重合体および無機充
填剤を前記の組成割合の範囲内になるように通常のオレ
フィン系重合体の分野において実施されている混合方法
を適用して均一になるように混合すればよい。このさ
い、同時に全組成成分を混合してもよく、組成成分の一
部をあらかじめ混合し、いわゆるマスターバッチを製造
し、このマスターバッチと残りの組成成分を混合しても
よい。このさい、オレフィン系重合体に一般に配合(添
加)されている熱、酸素または紫外線に対する安定剤、
金属劣化防止剤、可塑剤、難燃化剤、滑剤、充填剤、着
色剤、帯電防止剤および電気的特性改良剤のごとき添加
剤を組成物の物性が本質的に損なわない範囲で組成物の
使用目的に応じて配合してもよい。
このようにして得られる組成物は通常ペレット状に成形
され、それぞれの熱可塑性樹脂の分野において一般に行
なわれている射出成形法、押出成形法などの成形方法に
よって所望の成形物に製造される。
前記の組成物を製造するさいに溶融混練する場合でも、
成形する場合でも、使われる重合体の融点よりも高い温
度であるが、熱分解しない温度である。これらのことか
ら、一般には180〜300℃(好適には、190〜250℃)で実
施される。
一般に、オレフィン系重合体はポリウレタンとの密着性
が極めて悪いためにオレフィン系重合体またはその組成
物の成形物にポリウレタン塗料を塗布する場合、あらか
じめプライマーを塗布・乾燥し、ポリウレタン塗料を塗
布しなければならない。しかし、本発明のプロピレン系
重合体組成物はポリウレタンとの密着性がすぐれている
ため、成形物の表面にプライマーを塗布しなくとも、成
形物の表面に直接ポリウレタンを塗布することができる
(プライマーを使用すると、一層密着性が向上する)。
また、曲げ弾性率は9,000kg/cm2以上であり、−30℃に
おけるアイゾット衝撃強度(ノッチ付)は8kg・cm/cm
である。さらに、メルトフローインデックスは5g/10
分以上である。
実施例および比較例 以下、実施例によって本発明をさらにくわしく説明す
る。
なお、実施例および比較例において、曲げ弾性率はASTM
D790にしたがって測定し、アイゾット衝撃強度はASTM
D256にしたがって測定し、光沢(gloss)はJIS Z8741に
したがって測定し、フローマークは後記の平板試験片
(フイルムゲート、ゲートの厚さ0.3mm)で発生の有無
で判定した。また、塗膜密着強度は平板試験片(厚さ2
mm、130×130mm)を1,1,1−トリクロルエタンの蒸気中
に30秒間置き、充分乾燥させた後、ハイウレタン塗料
(日本ピーケミカル社製、商品名R257、ソリッド)を乾
燥時の厚さが20〜30ミクロンになるように塗布した。約
15分間放置した後、ウレタン塗料(日本ピーケミカル社
製、商品名、R266、ワッカートップ)を乾燥時の厚さが
30〜40ミクロンになるように塗布し、90℃において30分
間乾燥した。ついで、恒室温(温度23℃、湿度65%)中
で48時間放置させた。得られた塗布物(試験片)を10mm
幅に切断し、試験片の樹脂部より塗膜の一部(約10mm)
を強制的に剥離させた後、残りの密着部を引張試験機を
用いて50mm/分の速度で塗膜に対して逆方向(180度)
に引張り、剥離強度を測定することによって求めた。さ
らに、ごばん目試験は前記の塗膜密着強度を測定するた
めに使ったハイウレタン塗料のかわりにポリウレタン塗
料(日本ピーケミカル社、商品名R255、メタリックレッ
ド)を用いたほかは、上記と同様に塗布、乾燥などの処
理を行なった。得られた試験片の塗膜面に1mm間隔でご
ばん目を100個刻み、このごばん目にセロハンテープを
完全に指圧で密着させた。このセロハンテープを45度の
角度で急激に剥離させた。この操作を2回繰り返し残っ
た塗膜のごばん目の割合を求めた。また、引張試験はJI
S K-6301にしたがって測定した。さらに、耐ガソリン性
は室温(20℃)において試片を24時間浸漬させた後、試
片の変化の状態を観察した。
なお、実施例および比較例において使った変性プロピレ
ン系重合体、変性プロピレン単独重合体、変性プロピレ
ン共重合体、エチレン−プロピレンブロック共重合体、
無定形エチレン−プロピレン共重合ゴム、無機充填剤、
その他の組成成分の物性、製造方法などを下記に示す。
〔(A)変性プロピレ系重合体〕
変性プロピレン単独重合体として、MFRが0.5g/10分で
あるプロピレン単独重合体とムーニー粘度〔ML1+4、1
00℃)が20の無定形エチレン−プロピレン共重合ゴムと
の使用割合が第1表に示される割合で使用し、これらの
合計量100重量部に4.0重量部の2−ヒドロキシエチルア
クリレートおよび1.0重量部の2.2′−ビス(第三級−ブ
チルパーオキシイソプロピル)ベンゼンをあらかじめヘ
ンシェルミキサーを使って5分間ドライブレンドを行な
った。得られた混合物をベント付押出機(径40mm、シリ
ンダー温度160〜200℃)を用いて混練しながらペレット
を製造したものを用いた。
〔(B)変性プロピレン単独重合体〕 比較のために、変性プロピレン単独重合体として、前記
プロピレン単独重合体100重量部に4.0重量部の2−ヒド
ロキシエチルアクリレートおよび0.4重量部の2,2′−ビ
ス(第三級−ブチルパーオキシイソプロピル)ベンゼン
を変性プロピレン系重合体の製造の場合と同様にドライ
ブレンドおよび混練させてペレットを製造したもの〔以
下「変性PP(B)」と云う〕を用いた。
〔(C)変性−プロピレン共重合体〕
比較のために、変性プロピレン共重合体として、MFRが
0.05g/10分であるエチレン−プロピレンブロック共重
合体(エチレン含有量8.0重量%)100重量部に4.0重量
部の2−ヒドロキシエチルアクリレートおよび1.0重量
部の2.2′−ビス(第三級−ブチルパーオキシイソプロ
ピル)ベンゼンをあらかじめヘンシェルミキサーを使っ
て5分間ドライブレンドを行なった。得られた混合物を
ベント付押出機(径40mm、シリンダー温度160〜200℃)
を用いて混練しながらペレットを製造したもの〔以下
「変性PP(C)」と云う〕を使った。
〔(D)エチレン−プロピレンブロック共重合体〕
エチレン−プロピレンブロック共重合体として、MFRが3
0g/10分であるエチレン−プロピレンブロック共重合
体〔エチレン含有量7.5重量%、以下「PP(1)」と云
う〕、MFRが28g/10分であるエチレン−プロピレンブ
ロック共重合体〔エチレン含有量10.1重量%、以下「PP
(2)」と云う〕、MFRが15g/10分であるエチレン−プロ
ピレンブロック共重合体〔エチレン含有量8.8重量%、
以下「PP(3)」と云う〕、MFRが12g/10分であるエチレ
ン−プロピレンブロック共重合体〔エチレン含有量6.0
重量%、以下「PP(4)」と云う〕を用いた。
〔(E)無定形エチレン−プロピレン共重合体〕
無定形エチレン−プロピレン共重合体として、ムーニー
粘度〔ML1+4、(100℃)〕が35である無定形エチレン
−プロピレン共重合体(プロピレン含有量27重量%、以
下「EPR」と云う)を使用した。
〔(F)無機充填剤〕
無機充填剤として、平均粒径が2.0ミクロンであるタル
ク、平均粒径が2.0ミクロンである炭酸カルシウム(以
下「CaCO3」と云う)および平均粒径が7ミクロンであ
るワラストナイトを用いた。
実施例1〜8、比較例1〜7 第2表にそれぞれの配合量が示されている変性プロピレ
ン単独重合体、変性プロピレン共重合体、エチレン−プ
ロピレンブロック共重合体(PP系樹脂として)、無定形
エチレン−プロピレン共重合体ならびにタルク、ワラス
トナイトおよびCaCO3(無機充填剤として)をスーパー
ミキサーを使って5分間混合した。得られた各混合物を
ベント付二軸押出機(シリンダー温度180〜200℃、径30
mm)を用いて混練させながらペレット(組成物)を製造
した。各ペレットを5オンスの射出成形機を使用して平
板(厚さ2mm、130×130mm)ならびに曲げ弾性率測定用
試片およびアイゾット衝撃強度測定用試片を製造した。
得られた各試片の塗膜密着強度、アイゾット衝撃強度
(測定温度−30℃、−40℃)、曲げ弾性率および光沢
(gloss)ならびにフローマークの判定、ごばん目試験
および耐ガソリン性試験を行なった。それらの結果を第
3表に示す。
なお、耐ガソリン性試験において、実施例、比較例のす
べてのサンプルについて実施したが、いづれの試片にも
表面に、はがれ、ふくれ、しわなどの異状を認める事が
できなかった。
以上の実施例および比較例の結果から、本発明によって
得られるプロピレン単独重合体組成物は、特願昭60-113
279号で紹介された組成物の特徴すなわち機械的強度
(曲げ弾性率、低温における耐衝撃性、)がすぐれてい
るばかりでなく、加工性が良好であり、さらにポリウレ
タンとの密着性および耐ガソリン性についてもすぐれて
おり、これらをほぼ満足しながら、かつ、成形物の表面
外観(光沢)性にすぐれていることは明白である。
発明の効果 本発明によって得られるプロピレン単独重合体組成物
は、前記特願昭60-113279号で紹介された組成物に比べ
て、下記のごとき効果を発揮する。
(1)加工性および成形性が同等か、それ以上である。
(2)成形物の外観性(光沢)にすぐれている。
(3)組成物の成形物の表面にフローマークの発生がな
い。
このことは、組成物の用途が、全面塗装仕上げ品だけで
なく、現在、ポリプロピレン単独組成物のバンパーなど
で、行なわれている部分的塗装仕上げ品への活用の制約
を広げる意味で、大きな効果(特徴)となるものであ
る。
本発明のプロピレン単独重合体組成物は以上のごとき効
果を発揮するために多方面にわたって利用することがで
きる。その代表例として、バンパー、バンパーコーナー
およびエンジンアンダーカバーのごとき自動車部品があ
げられる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(1)プロピレン単独重合体およびエチレン
    −プロピレン共重合ゴム100重量部に (2)分子中に少なくとも一個の不飽和結合を有し、かつ
    ヒドロキシル基を含有する有機化合物0.1〜50重量部 および (3)有機過酸化物0.01〜20重量部 を処理させることによって得られる変性プロピレン系重
    合体、
  2. 【請求項2】メルトフローインデックスが2.0〜100g/
    10分であり、かつエチレンの含有量が2.0〜15重量%で
    ある結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体、
  3. 【請求項3】ムーニー粘度〔ML1+4、(100℃)〕が20
    〜100であり、かつプロピレンの含有量が20〜50重量%
    である無定形エチレン−プロピレン共重合体 ならびに
  4. 【請求項4】無機充填剤 からなる組成物であり、組成物中に占める無機充填剤の
    組成割合は2.0〜25重量%であり、変性プロピレン系重
    合体、結晶性エチレン−プロピレンブロック共重合体お
    よび無定形エチレン−プロピレン共重合体の合計量100
    重量部に対するヒドロキシル基を含有する有機化合物の
    割合はモノマー単位として0.01〜10.0重量部であり、か
    つ変性プロピレン系重合体と結晶性エチレン−プロピレ
    ンブロック共重合体の合計量中に占める変性プロピレン
    系重合体の組成割合は5〜90重量%であり、組成物中に
    占める変性プロピレン系重合体の組成割合は少なくとも
    5.0重量%であり、かつ無定形エチレン−プロピレン共
    重合体の組成割合は15〜40重量%であり、変性プロピレ
    ン系重合体中のプロピレン単独重合体およびエチレン−
    プロピレン共重合ゴム中に占めるエチレン−プロピレン
    共重合ゴムの割合は1〜40重量%であり、該共重合ゴム
    のプロピレンの含有量は20〜50重量%であり、かつムー
    ニー粘度〔ML1+4、(100℃)〕は10〜50であるプロピ
    レン系重合体組成物。
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