JPS62161872A - 記録液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、インクジェット記録用及び筆記用具用の記録
液に関する。

従来の技術 インクジェット記録方法における記録紙としれた印字を
指等でこすっても画像ずれを起こさなくなるまでの時間
の短縮化（速乾性）、該印字に滲みがなく輪郭かはつき
ちとしていること（印字品位）等についての問題があっ
た。

従来、特定の水溶性有機溶剤または界面活性剤を含有す
る記録液（特開昭ｔＩ７−／２１０’１号、特開昭ｔＩ
９−９’７ＡユＯ号、特開昭１！−／４０ＩＩ：１号、
特開昭５５−コｑｇｔＩｂ号等の各公報）、記録液中に
塩基を加えた記録液（特開昭ｌＩ？−／コｌＯ５号、特
開昭３３−ｉｉｂｏｂ号、特開昭ｓ、ｔ−ｔ、ｔｚり０
り号、特開昭５６−５７ざ６コ号、特開昭、！ｔ６−／
３３３７＆号、特開昭１ｆ−２３１，１１号、特開昭！
ｒＫ−／コＳフルク号等の各公報）等があるが、これら
の記録液は、上記問題点に関し、十分な効果が得られな
かったシ、あるいは効果が得られてもノズル先端におい
て目詰まシし易くなるといった大きな欠陥を併有してい
る。

発明が解決しようとする問題点 本発明は、ｉ辷紙に記録を行なった場合でも速乾性及び
印字品位に優れた印字を得ることができる記録液の提供
を目的とするものである。

問題点を解決するための手段 本発明は、水溶性染料、水性媒体、並びに下記一般式〔
Ｉ〕 Ｒｓ （式中　Ｂｌ、Ｒ２及びＲｓは、水酸基で置換されてい
てもよいアルキル基を表わし、Ｒ′は、水酸基で置換さ
れたアルキル基を表わす）で示される化合物、下記一般
式（ｆｉ〕 （式中、Ｒ１，Ｈａ、Ｒ７及ヒＲ８は、水酸基で置換さ
れていてもよいアルキル基を表わし、ｎは、Ｏ又はｌを
表わす）で示される化合物及びｌ、ざ−ジアザビシクロ
（ｓ、ｑ、０　）ウンデセンーク（以下、ＤＢＵと記す
）から選ばれる塩基性化合物を含有する記録液を要旨と
するものである。

本発明の水溶性染料としては、アゾ系、アントラキノン
系、キノフタロン系、インジゴ系及びフタロシアニン系
の直接染料及び酸性染料が挙げられ、例えばＣ，１，Ｄ
ｌｒ＠ｅｔ　Ｂｌａｃｋ　　／　７、−１９、−コニ、
−３コ、−！　／、　−Ｋ　Ｏ，−Ｃ，１，Ｄｌｒｓｅ
ｔ　Ｙｅｌｌｏｗ　　ｇ　＆及び−／４’ユ、Ｃ，Ｉ。

Ａｏｌｄ　　Ｂｌａｃｋ　−ユ　、　−コ　ｕ、−２４
、−弘　ｇ　。

−！２．−６．７、−１７２、−／ｑｌＩ及び−コ０１
　、　Ｃ，１，Ａａｌｄ　Ｂｌｕｅ−９、−／ざＳ及び
−Ｊｊ　　ｕ％　ＣｒＡａｌｄＲ＊ｄ　　　ｇ、−ｊｊ
、−Ｊり及び−２５７、Ｃ，１，Ａｅｉｄ　Ｙａｌｌｏ
ｗ−２ｊ及び−ＩＩ９及びＣ，１，Ｆｏｏｄ　Ｂｌａａ
ｋ−ユが挙げられる。

上記水溶性染料の含有量としては記録液全重量に対して
０．！−／コチの範囲、好ましくは一〜ｇ係の範囲が挙
げられる。

本発明の水性媒体としては、水の他に例えばエチレンク
リコール、フロピレンゲリコール、ブチレングリコール
、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポ
リエチレングリコール（＃２００）、ポリエチレングリ
コール（＃＃１Ｉ００）、グリセリン、Ｎ−メチル−ピ
ロリドン、Ｎ−エチル−ピロリドン、エチレングリコー
ルモノアリルエーテル、エチレングリコールモノメチル
エーテル、ジエチレンクリコールモノメチルエーテル等
を含有しているのが好ましく水性媒体の含有量としては
、記録液全重量に対し、−〇〜５９．ｊ重ｆｆｉ％の範
囲が挙げられる。

上記一般式〔Ｉ〕で示される塩基性化合物としては、例
えば、トリメチル−β−ヒドロキシエチルアンモニウム
ハイドロオキサイド、ジエチル−シーβ−ヒドロキシプ
ロピルアンモニウムハイドロオキサイド、ブチル−トリ
ーβ−ヒドロキシエチルアンモニウムハイドロオキサイ
ド、トリメチル−β−ヒドロキシブチルアンモニウムハ
イドロオキサイド等が挙げられ、上記一般式〔１〕で示
される塩基性化合物としては、例えば、テトラメチルグ
アニジン、テトラ−β−ヒドロキシエチルグアニジン、
ジエチル−ジ−β−ヒドロキシプロピルグアニジン、テ
トラメチルグアニジン、テトラ−β−ヒドロキシ〜ブチ
ルビグアニジン等が挙げられる。

また、塩基性化合物の使用量としては記録液全重量に対
し、０．／−１０重量係、好ましくは０、！；−！；重
ｉ％の重量が挙げられる。

父上記塩基性化合物は単独で使用される他混合して用い
る事もできる。

さらに本発明の記録液は記録液全重量に対し０．００　
／　−０，０／重量％のフッ素系界面活性剤を添加する
ことにより印字後の速乾性及び印字品位をより一層改良
することができる。

効果 本発明の記録液は、インクジェット記録用、筆記用具用
等として用いられ、記録後の速乾性及び印字品位に優れ
ているため、普通紙に記録した場合でも印字部を指でこ
すっても画像のずれが生じず、そして、にじみがなく輪
郭がシャープな画像を得ることができる。

ｉた、本発明の記録液をインクジェット記録に用いた場
合、上記効果の他に、記録特性（信号応答性、液滴形成
の安定性、吐出安定性、長時間の連続記録性）、保存安
定性、記録画像の耐光性、耐候性、耐水性等いずれも良
好である。

実施例 本発明を以下の実施例で更に詳細に説明する。

実施例／ 記録液の組成　　　　　　使用量（重量％）Ｃ，１，Ｄ
ｌｒｅａｔ　Ｂｌａｃｋ　−／　！’Ｉ　　　　　　、
７コシｔしＣ／グツコーリｔベミノ−ｒすＡノｒ−→テ
１し　　　　　　　　　　　　　　コ　！エチレングリ
コール　　　　　　　　　コ】テトラメチルグアニジン
　　　　　　　　　１合　　　計　　　　　　　　　ｉ
ｏ。

上記の各成分を容器の中で充分混合溶解し、孔径ｌμの
テフロンフィルターで加圧濾過したのち、真空ポンプを
用いて脱気処理し記録液を調製した。

得られた記録液を用いて、インクジェットプリンター（
ＩＰ−ｔ３ｏＫ、エプソン株式会社製造）でインクジェ
ット記録を行ない、下記（＆）および（ｂ）の方法に従
って、速乾性及び印字品位を評価した。

（、）　　速乾性：電子写真用紙（富士ゼロックス株式
会社製造）、ボンド紙およびストックフオーム用紙（ラ
イオン事務器株式会社製造）に印字し、３０秒後印字部
を指でこすり画像のずれの有無を判定した。

いずれもずれがなく優れ九定着性を示した。

（ｂ）　　印字品位二上記の記録紙上において印字され
た各ドツトについて顕微鏡観察し、ドツト周辺のフェザ
ーリング（ヒゲ状のにじみ）の有無及び輪カクのシャー
プさを目視により評価した。

いずれもフェザーリングがなく、又輪郭もシャープであ
った。

また、下記（ｃ）〜（ｆ）の方法に従って、インクジェ
ット記録に関する評価を行なった。

（、）　　記録液の長期保存性：記録液をガラス容器に
密閉し、−３０℃と６０℃で６ケ月間保存したのちでも
不溶分の析出は認められず、液の物性や色調にも変化が
なかった。

（ｄ）　　吐出安定性：室温、ｙ　ｃ　、　ｔＩｏ℃の
雰囲気中でそれぞれコダ時間の連続吐出を行なったが、
いずれの条件でも終始安定した高品質の記録が行なえた
。

（、）　　吐出応答性：ユ秒毎の間欠吐出とユカ月間放
置後の吐出について調べたが、いずれの場合もオリフィ
ス先端での目詰まりがなく安定で均一に記録された。

（ｆ）　　記録画像の品質：記録された画像は濃度が高
く鮮明であった。室内光に３力月さらしたのちの濃度の
低下率は１％以下であり、また、水中に１分間浸した場
合、画像のにじみはきわめてわずかであった。

比較例１ 実施例／におけるテトラメチルグアニジンの代シにトリ
エタノールアミンを用いて記録液を調製し、実施例１の
（＆）及び（ｂ）の方法に従って、速乾性及び印字品位
の検討を行った結果、画像のズレな生じなくなるまでに
３分間要し、また、ドツトの横方向へのにじみが著しく
、輪郭がぼけた。

実施例コ 記録液の組成　　　　　　使用量（重量％）Ｃ，１，Ｄ
Ｉｒｅｃｔ　　Ｂｌａｃｋ　　−／　　９　　　　　　
　　　　　　Ｊグリセリン　　　　　　　　ｉ。

エチレングリコール　　　　　　　　　１０トリメチル
−β−ヒドロキうクシらν　　　　　　　　　　　　　
　／ｊ゛アンモニウムｒイト′１：ｌオ捨ツイド合　　
　計　　　　　　　　　１００ 実施例１と同様にして上記組成の記録液を調製し、（、
）〜（ｆ）の検討を行った結果、いずれも良好な結果を
得た。

比較例コ 実施例ユにおけるトリメチル−β−ヒドロキシエチルア
ンモニウムハイドロオキサイドの代りにテトラメチルア
ンモニウムハイドロオキサイドを用いて記録液を調整し
、実施例１の（、）〜（＠）の方法に従って検討を行っ
た結果、画像のズレを生じなくなるまでに２分間を要し
、かつドツト周辺のフェザーリングが著しかった。又、
コケ月間放置後の吐出が不可能であった。

比較例３ 実施例コにおけるトリメチル−β−ヒドロキシエチルア
ンモニウムハイドロオキサイドの代りに力性ソーダを用
いて記録液を調整し、実施の 例／咬（、）〜（ｄ）の方法に従って検討を行った結果
、速乾性及び印字品位の面では実施例１と同様良好であ
ったが、６０℃で６ケ月間保存した長期保存安定性につ
いては、不溶分が多量に析出し、そして液が茶カッ色に
変色した。また、吐出安定性については室温においては
７６時間で、ｑ。

Ｃにおいては３時間で吐出不能となった。

実施例３〜ｌグ 実施例１の方法に従って、下記第１表に記載の組成から
成る記録液を調Ｍ　Ｌ、（−）〜（ｆ）の方法に従って
、評価を行なった結果、いずれも良好Ｃあった　　　　
　　　７ 第　　ｌ　　表 実施例１５ 水溶性染料として、Ｃ，１，ＤＩｒｓｃｔ　Ｂｌａｃｋ
　−づｌもしくは−９／　％Ｃ，１，Ｄｌｒ＠ａｔ　Ｂ
ｌｕｅ　−ｔ　ｂ、Ｃ，１，Ｄｌｒｅｃｔ　Ｙｅｌｌｏ
ｗ　−／　’Ｉコ、Ｃ，１，Ａｅｌｄ　Ｂｌａｃｋ−コ
ロもしくは−ｉｓ　Ｊ　％Ｃ，１，Ａｅｌｄ　Ｂｌｕ＠
９、またはＣ，１，Ａｃ１ｄ　Ｒ＠ｄ−５もしくは−３
７を各々単独で用いた以外は実施例１に記載の方法に従
って記録液を調合し、実施例１と同様（＆）〜（ｆ）の
検討を行った。いずれも良好な結果を得た。

実施例１６ 水溶性染料として、Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌａｃｋ
　−Ｋ　Ｏもしくは−／　！ｒ　／　、　Ｃ，１，ＤＩ
ｒｓｃｔ　Ｒａｄ　−Ｉ　Ｏ。

Ｃ，１，Ａａｉｄ　Ｂｌａｃｋ−≠Ｉ、−！１２、−／
７コ、−／９４’もしくは−２０ざ、Ｃ，１，Ａｃ１ｄ
　Ｂｌｕｅ−コ！ｒ　’Ｉ　、　Ｃ，１，Ａｃ１ｄ　Ｒ
ｅｄ−コｊｆ７またはＣ０！。

Ａｃ１ｄ　Ｙｅｌｌｏｗ　−４１９を各々単独で用いた
以外は実施例３に記載の方法に従って記録液を調合し、
実施例１と同様（１）〜（ｆ）の検討を行った。いずれ
も良好な結果を得た。

出願人　　三菱化成工業株式会社 代理人　　弁理士　長谷用　　− （ほか１名）

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）水溶性染料、水性媒体、並びに下記一般式〔 I
   〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔 I 〕 （式中、Ｒ＾１、Ｒ＾２及びＲ＾３は、水酸基で置換さ
   れていてもよいアルキル基を表わし、Ｒ＾４は、水酸基
   で置換されたアルキル基を表わす）で示される化合物、
   下記一般式〔II〕 ▲数式、化学式、表等があります▼〔II〕 （式中、Ｒ＾５、Ｒ＾６、Ｒ＾７及びＲ＾８は、水酸基
   で置換されていてもよいアルキル基を表わし、ｎは０又
   は１を表わす）で示される化合物及び １，８−ジアザビシクロ（５．４．０）ウンデセン−７
   から選ばれる塩基性化合物を含有する記録液。
2. （２）前記塩基性化合物の含有量が、記録液全重量に対
   して０．５〜５重量％の範囲であることを特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載の記録液。
3. （３）記録液が更にフッ素系界面活性剤を含有すること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の記録液。
4. （４）記録液のｐＨが１２〜１４であることを特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載の記録液。