JPH0273874A - 記録液 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は記録液に関するものである。詳しくはインクジ
ェット記録用及び筆記用具用の記録液に間するものであ
る。

（従来の技術） 直接染料や酸性染料等の水溶性染料を含む記録液の液滴
を微小な吐出オリフィスから飛翔させて記録を行う、所
謂インクジェット記録方法が実用化されている。この方
法の問題点として記録紙に電子写真用紙、ボンド紙、ス
トックフオーム紙（コンピューター等の連続用紙）等の
普通紙を用いた場合に、記録後の印字を指等で擦った場
合に画像ずれを起こさなくなるまでの時間を短縮するこ
とく速乾性）、並びに印字に滲みがなく輪郭をはっきり
とさせること（印字品位）等が挙げられる。

従来、インクジェット記録方法における記録液として、
特定の水溶性有機溶剤又は界面活性剤を含有させたもの
（特開昭４７−１２１０４号、特開昭４９−９７６２０
号、特開昭５５−１６０４２号、特開昭５５−２９５４
６号、特開昭５５−６５２６９号、特開昭５７−１３７
３７０号）、あるいは特定の塩基を含有させたもの（特
開昭４４−１２１０５号、特開昭５３−１１６０６号、
特開昭５３−１３５７０７号、特開昭５８−５７８６２
号、特開昭５６−１３３３７８号、特開昭５８−２３６
４号、特開昭５８−１２５７６７号）等が提案されてい
るが、前記の問題点に間して充分な効果が得られなかっ
たり、効果が得られてもノズル先端において目詰りを生
じ易くなるという欠陥があった。

（発明が解決しようとする課題） 本発明は、普通紙を用いてインクジＪ、ツト方法による
記録を行う場合に、記録後の速乾性及Ｕ〔１１字品１Ω
に優れた記録ｌαを提供することを目的とするものであ
る。

（課題を新法するための手段） 本発明者等は、上記の目的を達成するために鋭意検討の
結果、記録液成分とし・て特定のエステル化合物を使用
し・た場合に、上記の目的が達成されることを確認し本
発明を達成したものである。Ｉ！Ｏち本発明の要旨は、
水溶性染料、水性媒体及び下記−綴代［＋１ 叩ちアビエチン酸とポリ〕、チレンクリニＩ−ルのコー
スチルを含有することを骨子と４るものである。

ＣＩ］式における口の値が１０よりも小さい１シ合物で
は水に対する溶解性が小さく、また１１の値が゛（０よ
りも大きい化合物の場合は紙への浸透力が小さく、回れ
も不適当であり、奮１の値か１０〜３０の化合物である
ことが必要である。このようなエステル化合物の具体例
としては、例えは次の（イ）、（ロ）及び（ハ）て示さ
れる化合物が挙げら！１ろ。

（式中、ｃｌは１０〜３０の数を表わす）で示される化
合物を含有することを特徴とずろ記録液に存する。

以下本発明の詳細な説明する。

本発明の記録液は、［１］式で示される化合物、［１］
式示される化合物を製造するには、例えば水酸化カリウ
ムのような塩基性触媒の存在下、要すれば水性溶剤を使
用し、８０〜２００℃の温度及び２〜４０気圧の加圧下
において、アビエチン酸にエチレンオキサイドを付加反
応させればよい。

記録液中における［１コ式の化合物の含有量としては、
記録液全重量に対して０．５重量％未満では充分な速乾
性を付与するのに充分でなく、他方２５重量％より多い
と記録液粘度が上昇するので、通常記録液全量に対して
０．５〜２５重量％が好ましく、５〜２０重量％が更に
好ましい。なお、［１］式の化合物は単独で使用しても
よく、また２種以上を混合して用いることもできる。

本発明の記録液における水溶性染料としては、アゾ系、
アントラキノン系、キノフタロン系、インジゴ系及びフ
タロシアニン系の直接染料及び酸性染料が使用される。

例えば、Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌａｃｋ−Ｉ？、−
１９、−２２、−３２、−５１、−８０、−９１、−１
５１及び−１５４；　Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌｕｅ
−８６及び−＋９９　；　Ｃ，１，ＤｉｒｅｃｔＲｅｄ
−８０；　Ｃ，ｌ　、旧ｒｅｃｔ　Ｙｅｌｌｏｗ−８６
及び−１４２；　Ｃ。

Ａｃ１ｄ　　１ｉ１ａｃｋ−２、−２４、−２６、−４
８、−５２、−６３、−１７２，１９４及び−２０８：
　Ｃ，１，Ａｃ１ｄ　Ｂｌｕｅ−９、−１８５及び−２
５４：　Ｃ，１，Ａｃ１ｄ　Ｒｅｄ−８、−３５、−３
７及び−２５７；　Ｃ，１，ＡｃｉｄＹｅｌｌｏｗ−２
３及び−４９；　Ｃ，１，Ｆｏｏｄ　Ｂｌａｃｋ−２等
が挙げられる。これ等の水溶性染料の含有量としては、
通常記録液の全量に対して０．２〜１２重量％の範囲、
特に２〜８重量％の範囲が好ましい。

本発明の記録液における水性媒体としては、水の他に例
えばエチレングリコール、プロピレングツコール、ブチ
レングリコール、ジエチレングリコール、トリエチレン
グリコール、ポリエチレングリコール（８２００）、ポ
リエチレングリコール（＃４００）、グリセリン、トメ
チル−ピロリドン、トエチルービロリドン、１．３−ジ
メチル−イミダゾリジノン、エチレングリコールモノア
リルエーテル、エチレングリコールモノメチルエーテル
、ジエチレングリコールモノメチルエーテル等を含有し
ているのが好ましい。水性媒体は、通常記録液の全量に
対して２０〜８９．５重量％の範囲で使用される。

本発明の記録液の液性は、通常ｐＨ６〜ｌＯに調整保持
される。

本発明の記録液はまた、必要に応じて、アルカノールア
ミンを含有することができる。アルカノールアミンとし
ては、モノ−、ジー又はトリエタノールアミンあるいは
モノ−、ジー又はトリプロパツールアミン等が挙げられ
、記録液の全量ζこ勾して１〜１０重量％の範囲で使用
される。

以上の外、本発明の記録液に、その全量に刻して０．１
〜１０重量％、好ましくは０．５〜５重量％の尿素、チ
オ尿素、ビウレット、セミカルバジドから選ばれる化合
物を添加することによって、印字後の速乾性及び印字品
位を一層改良することができる。

（実施例〉 以下本発明を実施例について更に詳細に説明するが、本
発明はその要旨を超えない限りこれ等の実施例に限定さ
れるものではない。

実施例１ 上記の各成分を充分に混合して溶解し、ＩＬ（呈１７４
　ｍのテフロンフィルターで加圧ｒ１．過した後、真空
ポンプて脱寛処理して記録液を調製した。

得られた記録液を使用し、インクツエツトブリンター（
ＩＰ−　１３０Ｋ、エプソン社製）を用いてインクジェ
ット記録を行い、下記（ａ）及び（ｂ）の方法によって
速乾性及び印字品位の品質を評価した。その結果を次に
示す。

（ａ）速乾性： 電子写真用紙（富士ゼロックス社！り、ボンド紙及びス
トックフオーム紙（ライオン事務器社製）に印字し、１
０秒問後に印字部を指で擦り画像のずれの有無を判定し
た。その結果、何れの用紙の場合にも、ずれがなく優れ
た定着性を示した。

（ｂ）印字品位： 上記の記録紙上に印字された各ドツトについて＊＊＊で
観察し、ドツト周辺のフェザーリング（ヒゲ状の滲み）
の有無及び輪郭のシャープさを評価した。その結果、何
れの用紙の場合にもフェザーリングがなく、また輪郭も
シャープであった。

次に下記（Ｃ）〜（ｆ）の方法によってインクジェット
記録に間する評価を行なった。その結果を次に示す。

（ｃ）記録液の長期保存性： 記録液をガラス容器中に密閉し、０℃及び６０℃に保持
して６月間保存した後の変化を評価した。

その結果、何れも不溶物の析出は認められず、液の物性
や色調にも変化は認められなかった。

（ｄ）記録液の吐出安定性： 記録液について、室温、５℃及び４０°Ｃの雰囲気中で
、夫々２４時間の連続吐出を行なった。その結果、何れ
の条件下でも終始安定した高品質の記録が行なわれた。

（ｅ）記録液の吐出応答性： 記録液について、２秒間の間欠吐出を行なった。

また２月間放置した後吐出を行なった。その結果、何れ
の場合にも、吐出オリフィス先端の目詰りがなく、安定
で均一な記録が実施された。

（ｆ）記録画像の品質： 記録された画像は濃度が高く鮮明であり、室内光に３月
間さらした後の濃度の低下率は１％以下であった。また
、水中に１分間浸した場合、画像の滲みは極めて僅かで
あった。

実施例２ 上記の各成分を実施例１に記載の方法により記録ｆαを
！ＩＩＩ製し・、得られた記録ｒαを使用し・て実施例
】と同様にインクジェット記録を行い、その速乾性及び
印字品位の品質を実施例１の方法により評価した結果、
実施例１と同様の優れた速乾性及び印字品位を示した。

また、実施例】の方法によりインクジェット記録に関す
る評価を行なった結果も実施例１と同様に良好であった
。

実施例３ 実施例１で用いたＣ、１．Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌａｃｋ−
１５４の代りにＣ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌａｃｋ−５
１、−９１；　Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌｕｅ８６　
；　Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｙｅｌｌｏｗ−１４２、−
８６；　Ｃ，１，Ａｃ１ｄＢｌａｃｋ−２６、−６３；
Ｃ，１，ＡｃｔｄＢｌｕｅ−９；Ｃ，１，Ａｃ１ｄＲｅ
ｄ−８、−３５、−３７を夫々単独で使用した以外は、
実施例１に記載の方法により記録液をｔｈ！ｔ、／、実
施例１に記載の（ａ）〜（ｆ）の方法による評価を行な
ったところ、何れも実施例１と同様に良好な結果を得た
。

実施例４ 実施例２で使用したＣ、１．Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌａｃｋ
−１９の代りに、Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌａｃｋ−
８０、−１５１；　Ｃ，１，Ｆｏｏｄ［ｔｌａｃｋ−２
；　Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｒｅｄ−８０；　Ｃ４１，
Ａｃ１ｄ　Ｂｌａｃｋ−４８、−５２、−１７２、−Ｉ
９４、−２０８　；　Ｃ，１，Ａｃ１ｄ　　Ｂｌｕｅ２
５４　；　　Ｃ，１，Ａｃ１ｄ　　Ｒｅｄ−２５７；　
　Ｃ，１，Ａｃ１ｄ　　Ｙｅｌｌｏｗ−２３、−４９を
夫々単独で使用した以外は、実施例２と同様にして記録
液を１ＩＩｉ１シ、実施例２と同様の評価を行なったと
ころ、何れも実施例２と同様に良好な結果が得られた。

（発明の効果） 本発明の記録液は、インクジェット記録用、筆記用具用
として用いられ、記録後の速乾性及び印字品位に優れて
いるため、普通紙に記録した場合に印字部を指で擦って
も画像のずれを生じない。

また滲みがなく輪郭がシャープな画像を得ることができ
る。更に記録特性（信号応答性、液滴形成の安定性、吐
出安定性、長時間の連続記録性）、保存安定性、記録画
像の耐光性、耐候性、耐水性等も良好である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）水溶性染料、水性媒体及び下記一般式［１］▲数
   式、化学式、表等があります▼・・・・・［１］ （式中、ｎは１０〜３０の数を表わす） で示される化合物を含有することを特徴とする記録液。