JPH032286A - インクジェット記録用インク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）産業上の利用分野 本発明はインクジェット記録に関する。さらに詳しくは
速乾性、印字品位に勝れた水性インクジェット記録用イ
ンクに係る。

（ロ）従来の技術 インクジェット記録は、低騒音であり記録の高速化およ
びカラー化が容易であるため、近年各種プリンター、フ
ァクシミリ等への応用開発が盛んに行なわれている。

インクジェット記録方法における記録紙としては専用紙
および電子写真用紙、ボンド紙、連続伝票用紙等の普通
紙が用いられるが、普通紙を用いた場合は、速乾性（記
録された直後、印字を指等でこすっても画像のずれが生
じない）や印字品位（印字ににじみがなく、裏移りがな
い）等についての問題点があった。

従来、インクジェット記録技術としては、特開昭５５−
２９５４６号、特開昭５６−５７８６２号、特開昭５７
−１３７３７０号、特開昭５９−６８３７９号、特開昭
６２−１１６６７７号、特開昭６３−５１４８４号、特
開昭６３−６３７６６号、特開昭６３−１０５０７７号
、特開昭６３−１０５０７８号、特開昭６３−２１０１
７８号、特開昭６３−２７８９８２号、特開昭６３−３
１２３７３号、特開昭６４−２４８７３号等が公知であ
る。

（ハ）本発明が解決しようとする課題 しかしながら、これらの記録液は、叙述の問題点に関し
充分満足な結果が得られなかったり、あるいはノズル先
端の目づまり、泡立ちのため、吐出不良を起したり、ま
た記録液の保存安定性にも問題がある等の欠点を有して
いる。

本発明の目的は、普通紙にインクジェット記録を行なう
に際し、叙述の速乾性および印字品位に勝れたインク特
性を有するジェットインク記録用インクを提供すること
にある。

（ニ）課題を解決するための手段 本発明者等は、かかる課題について、鋭意研究を続けて
きた結果、水溶性染料および水を必須成分とする記録液
において、２−メチルペンタン−２，４−ジオールを含
有させることにより、驚くべきことに、公知技術に見ら
れるグリコール系有機溶剤、例えばエチレングリコール
、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、テ
トラエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プ
ロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプ
ロピレングリコール、１，４ブチレンゲリコール、２，
３ブチレングリコール等がいずれも速乾性をもたないが
、２−メチルペンタン−２゜４ジオールが速乾性、印字
品位に勝れた効果を有することを知見し、本発明を完成
させるに至ったものである。

すなわち、本発明は、水溶性染料および水を必須成分と
する記録液において、２−メチルペンタン−２，４−ジ
オールを１０〜５０％含有する事を特徴とする水性イン
クジェット記録用インクである。

本発明において、記録液に含有する２−メチルペンタン
−２，４−ジオールの量は１０％以下では速乾性を満足
するのに不充分であり、５０％以上では高粘度となり、
プリンター印字に問題がおこる。

本発明に使用する染料としては、直接染料、酸性染料、
反応性染料、食品用色素等が挙げられる。

たとえば、Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌａｃｋ　１７，
１９，２２，３２，５１゜５６．６２，７１，７４，７
５，７７．９４．１０５．１０６．１０７．１０８．１
１２．１１３゜１１７、１１８．１２２．１３２．１３
３．１４６．１５４　、１５９．１．６２．１６８．１
６９゜１７３　Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌｕｅ　８６
，１９９　Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｒｅｄ　９Ｃ，１，
Ｄｉｒｅｃｔ　Ｙｅｌｌｏｗ　８６，１４２，１４４　
Ｃ，１，Ａｃｊ、ｄ　Ｙｅｌｌｏｗ２３．４２．４９　
Ｃ，１，Ａｃ１ｄ　Ｒｅｄ　１４，３５，３７，２４９
　Ｃ，１，Ａｃ１ｄＢｌｕｅ　７，９，２４９　Ｃ，１
，Ｆｏｏｄ　Ｂｌａｃｋ　２等があげられる。

上記水溶性染料の含有量としては記録液全型に対して０
．５〜１５％の範囲、好ましくは１．５〜８％の範囲で
ある。

本発明でさらに用いうる水溶性有機溶媒としては１本発
明に係る２−メチルペンタン−２，４−ジオールの他、
下記の水溶性有機溶媒を用いることが出来る０例えば前
述の公知技術に見られるグリコール系有機溶剤の他、グ
リセリン、ジエチレングリコールモノメチルエーテル、
ジエチレングリコールモノエチルエーテル、ジエチレン
グリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコー
ルモノブチルエーテル、プロピレングリコールモノメチ
ルエーテル、プロピレングリコールモノエチルエーテル
、プロピレングリコールイソプロビルエーテル、プロピ
レングリコール−ｎ−ブチルエーテル、ジプロピレング
リコール七ツメチルエーテル、ジプロピレングリコール
−ｎ−ブチルエーテル、ジプロピレングリコールイソプ
ロビルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチル
エーテル、トリプロピレングリコールモノエチルエーテ
ル、トリプロピレングリコール−ｎ−ブチルエーテル、
グリセリン−α、γ−ジメチルエーテル、グリセリンα
−モノ−ブチルエーテル等が挙げられる。其の添加量は
通常４〜５０％用いられる。

インクの粘度は通常１．２〜７．Ｏｃｐｓ、表面張力は
通常３０−６０　ｄｙｎｅ／ｃｍ、　ｐＨは通常４−１
１に調製される。

また、本発明に係るインク中には、その特性を損なわな
い程度にモノエタノールアミン、ジェタノールアミン、
トリエタノールアミン、ジー１ｓＯ−プロパツールアミ
ン等のアルカノールアミン類；メタノール、エタノール
、ｎ−プロパツール、１ｓｏ−プロパツール、ｎ−ブタ
ノール、ｉｓ。

−ブタノール、５ｅｃ−ブタノール、ｔｅｒｔ−ブタノ
ール、ｎ−アミルアルコール、１ｓｏ−アミルアルコー
ル、２−メチル−１−ブタノール、２−ペンタノール、
３−ペンタノール、２−メチル−２−ブタノール、アミ
ルカルビノール、メチルイソブチルカルビノール、エチ
ルブタノール、ヘプタツール、メチルアミルカルビノー
ル、エチルブチルアルコール等のアルコール類；デヒド
ロ酢酸ナトリウム、４−クロル−３−エチルフェノール
、ヘキサヒドロ−１，３，５−トリス（２−ヒドロキシ
エチル）−１，３，５−）−リアジン等の防かび剤など
が使用できる。

（ホ）効果 本発明に係るインクジェット記録用インクは、記録後の
速乾性及び印字品位に勝れているため、普通紙に記録し
た直後でも印字部を指でこすっても画像のずれが生じず
、かつ、にじみ及び裏移りがなくシャープな画像を得る
ことが出来る。

又、上記の効果のほかに記録特性（信号応答性、液適形
成の安定性、吐出安定性、長時間の連続記録性）、保存
安定性等いずれも良好である。

（へ）実施例 本発明を以下の実施例でさらに詳細に説明するが、本発
明はこれら実施例により何ら限定されるものではない。

実施例Ｉ Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌｕｅ　８６　　　　　　　
　３重量部２−メチルペンタン−２，４−ジオール　２
０重量部トリエチレングリコール　　　　　　　５重量
部イオン交換水　　　　　　　　　　　７２重量部４−
クロル−３−エチルフェノール０．０２重量部上記の各
成分を容器の中で充分混合撹拌し。

０．２μのメンブランフィルタ−でろ過し、インクを調
製した６ 得られたインクを用いて、インクジェットプリンター（
チノン株式会社製；　ＩＪＫ−１１２型）でインクジェ
ット記録を行ない、下記（ａ）および（ｂ）の方法に従
って、速乾性及び印字品位を評価した。

（ａ）速乾性；電子写真用紙（富士ゼロックス株式会社
製）、ボンド紙および連続伝票用紙（日本通信紙株式会
社製）に印字後、２秒以内に印字部を指でこすり画像の
ずれの有無を判定した。いずれもずれがなく勝れた定着
性を示めした。

（ｂ）印字品位；上記の記録紙上において印字されたド
ツト周辺のフェザーリング（詫状のにじみ）の有無およ
び輪郭のシャープさを目視により評価した。いずれもフ
ェザーリングがなく、また輪郭もシャープであった。

又、下記（ｃ）〜（ｅ）の方法に従って、インクジェッ
ト記録インクに関する評価を行なった。

（ｃ）記録液の保存安定性；記録液をガラス容器に密閉
し０℃と６０℃で１力月間保存したのちでも不溶分の析
出は認められず、液の物性や色調にも変化がなかった。

（ｄ）吐出安定性；室温、５℃、４０℃の雰囲気中でそ
れぞれ２４時間の連続吐出を行なったが、いずれの条件
でも終始安定した高品質の記録が行なえた。

（ｅ）吐出応答性；吐出終了後、１力月放置後の再吐出
の状態について調べたが、オリフィス先端での目詰がな
く安定で均一に記録された。

実施例２〜１３、　比較例１〜１４ 実施例１の方法に従って、下記第１表に記載の組成から
なる記録液を調製し、実施例１に記載の（ａ）〜（、）
の方法に従って、評価を行なった結果は第１表の通り、
実施例に係るものはいずれも良好であった。

なお、表１中の評価方法は下記の評価基準に従った。

（ａ）速乾性 ０；画像のずれ全く無し ６１画像のずれ少し有り ×；画像ひどくずれる （ｂ）印字品位 Ｏ；フェザーリング無し、輪郭シャープΔ；フェザーリ
ングやや有り、輪郭少しぼやけ×；フェザーリング有り
、輪郭ぼやける（Ｃ）記録液の保存安定性 Ｏ；不溶物の析出無し Ｘ；不溶物の析出有り （ｄ）吐出安定性 ０；安定 Ｘ；不安定 （ｅ）吐出応答性 Ｏ；オリフィスの目詰まり無し ×；オリフィスの目詰まり有り 又、表１中の使用染料は下記の通りである。

Ａ；　Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｂｌｕｅ　８６　（Ｃ，
１，７４１８０）Ｂ；　Ｃ，１，１）ｉｒｅｃｔ　Ｂｌ
ａｃｋ　１５４　（−−−）Ｃ；　　Ｃ，１，Ｄｉｒｅ
ｃｔ　Ｂｌｕｅ　　１９９　　（Ｃ，１，７４１９０）
Ｄ；　　Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｙｅｌｌｏｗ　　１４
４　　（−−−−）Ｅ；　Ｃ，１，Ｒｅａｃｔｉｖｅ　
Ｒｅｄ　　１８０　　（−−）Ｆ；　　Ｃ，１，Ａｃ１
ｄ　Ｙｅｌｌｏｗ　２３　　（Ｃ，１，１９１４０）Ｇ
；　　Ｃ，１，Ｄｉｒｅｃｔ　Ｒｅｄ　９　　（−−−
−）Ｈ；　Ｃ，１，Ａｃ１ｄ　Ｒｅｄ　２４９　　（Ｃ
，１，１８１３４）Ｉ；　　Ｃ，１，Ａｃ１ｄ　Ｂｌｕ
ｅ　９　　（Ｃ，１，４２０９０）さらに、表１中の水
溶性有機溶媒および防かび剤は略号をもって示したが、
下記の化合物である。

２ＭＰＤＯＬ；２−メチルペンタン−２，４−ジオール
ＴＥＧ；　トリエチレングリコール ＥＧ：エチレングリコール ＤＥＧ；ジエチレングリコール ＴＥＥＧ；テトラエチレングリコール ＰＧ；プロピレングリコール ＤＰＧ　；ジプロピレングリコール ＴＰＧ；　トリプロピレングリコール ＰＥＧ２００；ポリエチレングリコール２００１．４Ｂ
ＤＯＬ；１，４−ブタンジオール２　、３８Ｇ　；　２
　、３−ブチレングリコール１．６＋１０ＯＬ；１，６
−ヘキサンジオール１．２８Ｇ；１，２−ブチレンゲリ
コール１．３８Ｇ；１，３−ブチレンゲリコールＭＥＣ
Ｐ；４−クロル−３−エチルフェノール■Ｔ；ヘキサヒ
ドロ−１，３，５−トリス（２−ヒドロキシエチル）−
１，３，５−トリアジン

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 水溶性染料および水を必須成分とする記録液において、
   ２−メチルペンタン−２、４−ジオールを１０〜５０％
   含有する事を特徴とする水性インクジェット記録用イン
   ク。