JPS6216113A - 摩擦部材の製造方法 - Google Patents

摩擦部材の製造方法

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JPS6216113A
JPS6216113A JP15582885A JP15582885A JPS6216113A JP S6216113 A JPS6216113 A JP S6216113A JP 15582885 A JP15582885 A JP 15582885A JP 15582885 A JP15582885 A JP 15582885A JP S6216113 A JPS6216113 A JP S6216113A
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JP
Japan
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surface material
friction surface
core plate
frictional surface
mold release
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JP15582885A
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Hideo Suzuki
英男 鈴木
Hiroaki Hasegawa
長谷川 裕昭
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FCC Co Ltd
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FCC Co Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D69/00Friction linings; Attachment thereof; Selection of coacting friction substances or surfaces
    • F16D2069/004Profiled friction surfaces, e.g. grooves, dimples

Landscapes

  • Braking Arrangements (AREA)
  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A6発明の目的 (1)産業上の利用分野 本発明は、例えば湿式多板摩擦クラッチのクラッチディ
スクのような摩擦部材の製造方法に関する。
(2)  従来の技術 前記クラッチディスクの摩擦面材には、摩擦係数の安定
化と冷却効果の向上を狙って多数の油溝が設けられてい
る。
従来、クラッチディスクは、ペーパ基体に熱硬化性合成
樹脂を含浸して乾燥する工程、前記樹脂を硬化させて摩
擦面材を得る工程、摩擦面材に研磨加工を施す工程、摩
擦面材を芯板に接着する工程、および摩擦面材に切削加
工を施して油溝を形成する工程を経て製造されている。
(3)発明が解決しようとする問題点 しかしながら摩擦面材に研磨加工および油溝を形成する
ための切削加工を施すと、摩擦面材のランド面および油
溝内面に毛羽が立ち、その毛羽によって潤滑油の切れが
悪くなるためクラッチ切れ性能が悪化するという問題が
ある。
また油溝を切削加工により形成すると、油溝の形状が制
限を受けるため要求性能が得られず、その上製造工数も
多く非能率的であるといった問題もある。
本発明は前記問題を生じることのない摩擦部材を能率良
く得ることのできる前記製造方法を提供することを目的
とする。
B0発明の構成 (1)問題点を解決するための手段 本発明は、樹脂固形分に対して061〜2重量%の内部
離型剤を含有する熱硬化性合成樹脂をペーパ基体に含浸
してなる摩擦面材を芯板に重合し、次いで前記芯板およ
び摩擦面材を一対の押圧型により挟圧して該摩擦面材を
該芯板に接着すると同時に該摩擦面材に溝を成形するこ
とを特徴とする。
(2)作 用 前記のように熱硬化性合成樹脂に特定量の内部離型剤を
含有させると、摩擦面材の表面に内部離型剤が略均〜に
分布するので押圧型に対する摩擦面材の離型性が良好と
なり、その結果押圧型を汚すことなく溝を明確に成形す
ることができる。
また摩擦面材のランド面および溝内面は一対の押圧型に
より挟圧されるので毛羽が立つことがない。
さらに押圧型により溝を成形するので、溝形状の自由度
が増し、要求性能を十分に満たすことができる。
その上製造工数が少なく能率的であり、優れた量産性を
有する。
なお、熱硬化性合成樹脂における内部離型剤の含有量が
0.1重量%を下回ると、離型性が悪化して摩擦面材が
押圧型に付着し、不良品を発生する。
一方、前記含有量が2重量%を上回ると、摩擦面材の摩
擦係数が小ざくなると共に摩耗量が多くなる。
(3)実施例 第1〜第3図は本発明により得られた摩擦部材としての
湿式多板摩擦クラッチ用クラッチディスクlを示し、そ
のクラッチディスク1は環状芯板2と、その両面に接着
された環状摩擦面材3.。
3□とよりなり、各摩擦面材31,3□には放射方向に
延びる多数の溝としての油溝4とランド5とが交互に配
設されている。
本発明において用いられる内部離型剤としては高級アル
コールのリン酸エステル、例えば大日本インキ化学工業
社製TD−3019、中京油脂社製七パール隘566等
が該当する。
以下、クラッチディスクlの製造工程について説明する
通常の抄紙作業により厚さ0.9 龍、秤量値350g
/m”のペーパ基体を作製する。
熱硬化性合成樹脂としてのフェノール系樹脂液に、内部
離型剤として前記TD−3019を樹脂固形分に対し1
.0重量%添加して内部離型剤入り樹脂液を調整する。
前記閘脂液をペーパ基体に含浸し乾燥して摩擦面材を得
る。この摩擦面材は樹脂液の含浸により厚さ1.0 m
m、秤量値450g/m”となる。
摩擦面材を外径125關、内径I Q 1 +nの環状
に打抜き、環状摩擦面材を得る。この環状摩擦面材の重
量は1.92 gである。
第4図に示すように、厚さ1.95wmの環状芯板2の
両面に、環状摩擦面材31,3□を重合し、その重合し
たものを、成形温度に加熱された一対の押圧型6..6
.により挟圧する。各押圧型6I、6□はランド成形用
凹部7と油溝成形用凸部8とを交互に備えているので、
前記重合したものを両押圧型61.6□により挟圧する
と、再環状摩擦面材3.,3□には凹部7によりランド
5が、また凸部8により油溝4がそれぞれ成形される。
同時に両摩擦面材31,3.は芯板2に接着され、加熱
硬化される。これによりクラッチディスク1が得られる
両摩擦面材3+、3gが硬化した後両押圧型61.62
を開いてクラッチディスク1を離型する。
C(7)場合、TD=3019が両摩擦面材31+32
の表面に略均−に分布しているので、そのTD−301
9の離型能により離型作業は極めて容易におこなれ、両
摩擦面材38.3□の樹脂分等が両押圧型6I、6□に
付着することがない。
このようにして得られたクラッチディスクIにおいては
各油溝4が明確に成形され、また両摩擦面材3.,3.
のランド面および油溝内面が両押圧型61.6□により
挟圧されるので毛羽が立つことがな(平滑であり、クラ
ッチ切れ性能が良い。
前記クラッチディスク1の各部の寸法は、ランド5の厚
さaが約0.6 龍、油溝4の深さbが約0゜511、
油溝4の幅Cが約1゜5龍、油溝4の数が24本である
前記摩擦面材33,3□の摩擦係数は、その気孔率が高
(なれば大きくなる傾向にあるため両押圧型68.6□
による成形圧力は低い方が良い。
前記製造工程においては、両摩擦面材31,3□に作用
する圧力を直接検出することはできないので、両押圧型
61.6□の凹部7の容積と材料容積とを基準にした定
積法を適用して間接的に成形圧力を制御している。
比較のため前記TD−3019の添加量を、0゜1.0
.2.2.0.3.0重量%に設定した4種類のフェノ
ール系樹脂液を調整し、それら樹脂液を用いて前記手法
によりクラッチディスクを製造する。
またTD−3019を添加してないフェノール系樹脂液
を用いて同様にクラッチディスクを製造する。
下表は、前記TD−3019を添加してないクラッチデ
ィスク(比較例I) 、TD−3019を0.1〜2,
0重量%添加した本発明によるクラッチディスク(本発
明■〜V)およびTD、−3019を3.0重量%添加
したクラッチディスク(比較例■)の離型性、摩耗量(
x* )および摩擦係数をそれぞれ示す。
上表において、摩耗量および摩擦係数は、各クラッチデ
ィスクを慣性式クラッチフルサイズテスタに装着し、慣
性体(フライホール)を所定の回転数で回転させた後そ
の慣性体の駆動を停止し、次いでクラッチを断続して測
定される。
なお、測定条件は、慣性体の入力回転数242Qr、p
om、慣性体の慣性モーメントQ、 05 kg・m’
s”、測定間隔2回/分である。
第5図は本発明■、比較例Iおよび■のクラッチディス
クにおけるクラッチ断続回数と摩擦係数の関係を示す。
前記表および第5図から、TD−3019の添加量が0
.1〜2.0重量%の範囲にあれば、離型性が良好で、
摩耗量が少なく、摩擦係数も比較的大きいことが明らか
である。
前記内部離型剤は熱硬化性合成樹脂の初期縮合液に添加
するようにしてもよい。
なお、摩擦面材の気孔率を高くするために成形圧力を低
くして成形する場合、抑圧型に離型剤を塗布することも
考えられるが、このような塗布手段を用いると摩擦面材
の内部に離型剤が吸収され、摩擦面材の離型性が悪化し
て不良品を発生するだけでなく、押圧型の清掃に多くの
時間を要するという不具合がある。
本発明は前記のように熱硬化性合成樹脂に内部離型剤を
含有させ、摩擦面材表面における前記内部離型剤の分布
を利用して離型を行うので前記のような不具合を生じる
ことがない。
C0発明の効果 本発明によれば、熱硬化性合成樹脂に特定量の内部離型
剤を含有させるので、押圧型に対する摩擦面材の離型性
が良好となり、その結果押圧型を汚すことなく溝を明確
に成形することができる。
また摩擦面材のランド面および溝内面は一対の押圧型に
より挟圧されるので毛羽が立つことがない。
さらに押圧型により溝を成形するので、溝形状の自由度
が増し、要求性能を十分に満たすことができる。
その上製造工数が少なく能率的であり、優れた量産性を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1ないし第3図は本発明により得られたクラッチディ
スクを示し、第1図は斜視図、第2図は第1図n −n
 線断面図、第3図は要部の拡大斜視図、第4図はクラ
ッチディスクの製造工程説明図、第5図はクラッチディ
スクにおけるクラッチ断続回数と摩擦係数の関係を示す
グラフである。 1・・・摩擦部材としてのクラッチディスク、2・・・
芯板、31,3□・・・摩擦面材、4・・・溝としての
油溝、61,6□・・・押圧型

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 樹脂固形分に対して0.1〜2重量%の内部離型剤を含
    有する熱硬化性合成樹脂をペーパ基体に含浸してなる摩
    擦面材を芯板に重合し、次いで前記芯板および摩擦面材
    を一対の押圧型により挟圧して該摩擦面材を該芯板に接
    着すると同時に該摩擦面材に溝を成形することを特徴と
    する摩擦部材の製造方法。
JP60155828A 1985-07-15 1985-07-15 摩擦部材の製造方法 Expired - Lifetime JPH069834B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
BE1005245A3 (nl) * 1991-01-28 1993-06-08 Volvo Car Sint Truiden Nv Stuurinrichting voor voertuigen.
BE1005246A3 (nl) * 1991-01-28 1993-06-08 Volvo Car Sint Truiden Nv Stuurinrichting voor voertuigen.

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JPS5216552A (en) * 1975-07-31 1977-02-07 Adeka Argus Chem Co Ltd Synthetic resin composition having improved processability
JPS6044530A (ja) * 1983-08-19 1985-03-09 Aisin Chem Co Ltd 湿式摩擦材の製造方法

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