JPS61105311A - レジンモ−ルドクラツチフエ−シング - Google Patents

レジンモ−ルドクラツチフエ−シング

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Publication number
JPS61105311A
JPS61105311A JP22704984A JP22704984A JPS61105311A JP S61105311 A JPS61105311 A JP S61105311A JP 22704984 A JP22704984 A JP 22704984A JP 22704984 A JP22704984 A JP 22704984A JP S61105311 A JPS61105311 A JP S61105311A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
clutch facing
facing
resin
clutch
resin mold
Prior art date
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Pending
Application number
JP22704984A
Other languages
English (en)
Inventor
Harunobu Kani
可児 春伸
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP22704984A priority Critical patent/JPS61105311A/ja
Publication of JPS61105311A publication Critical patent/JPS61105311A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、例えば、自動車の摩擦クラッチに使用される
レジンモールドクラッチフェーシングに関し、さらに詳
しくは、回転バースト強度の向上と比重を低下させるべ
く改良したレジンモールドクラッチフェーシングに係る
ものである。
〔従来の技術〕
通常、アスベストの不織布に結合剤となるフェノールレ
ジン等を含浸させて加熱加圧成形してなる従来のレジン
モールドクラッチフェーシングにおいては、長繊維のア
スベスト紐にフェノールレジンを含浸させて加熱加圧成
形してなるウーブンクラッチフェーシングと比較して、
一般に品質が。
安定しており、しかも摩擦係数の温度特性が格段に平坦
であるなどで摩擦性能に優れている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のレジンモールドクラッチフェーシ
ングは、フェーシングがクラッチディスクより、剥離ま
たは破壊する現象の生じ難さの度合、すなわち回転バー
スト強度の面においてウーブンクラフチフェーシングよ
り劣るため、従来は回転バースト強度をあまり問題とし
ない特定の自動車に限定して採用せざるを得なかった。
そこで、回転バースト強度を向上させるべく、引張り強
度等が不織布のものと比較して格段に大きい鉄、真鍮、
銅等からなるリング状の金属板をフェーシング材のバッ
クアンプ材として設けたりする等して、クラッチフェー
シングの強度を補強する方法が提案されている。しかし
、これらの方法においては、いずれも回転バースト強度
を改善することができるものの、タラソチフェーシング
自体の比重が大幅に増加するため、クラッチディスクの
慣性トルクが増大して変速歯車の切り換えを円滑に行え
な(なる等の新たな問題が発生する不具合がある。
従って、この発明は、上記の不具合を解消するためにな
されたもので、レジンモールドクラッチフェーシング材
に、軽金属製のリング材からなるバックアツプ材を一体
成形することにより、フェーシングの比重を増大させる
ことなく、回転バースト強度を向上させることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、この発明に係るレジンモールドクラッチフェ
ーシングにおいては、軽金属製のリング。
板に、該リング板の内側面から外側面側に延びる複数条
の溝を等間隔に形成せしめてなるバックアツプ材を、レ
ジンモールドクラッチフェーシング材に積層して加熱加
圧成形によって、一体成形してなるものである。
本発明は、タラソチフェーシングのバックアップ材とし
て、アスベストより強度、剛性が大きく、しかも従来の
金属板からなるバンクアップ材と比較して格段に比重が
小さく、内側面から外側面側に延びる複数条の溝が形成
された軽金属製のリング板を採用し、これをクラッチデ
ィスク側部分に相当するフェーシングの裏側に成形する
ようにしたものである。
さらに、詳述するに、本発明のバンクアンプ材としては
、アルミニウム、ジェラルミン、マグネシウム等の比重
が5以下の軽金属からリング板に形成されており、その
形状はレジンモールドクラッチフェーシング材と同形状
とされている。また、バックアツプ材の厚さはレジンモ
ールドクラッチフェーシング材の厚さと同程度またはそ
れ以下が適しており、レジンモールドクラッチフェーシ
ングの厚さよりも厚い際には比重が増加するので好まし
くない。また、このバンクアップ材には内側面から外側
面側に延びる複数条の溝が等間隔に形成されており、比
重の軽減とバランスの向上が図られている。そして、バ
ックアンプ材に形成される溝の形状は特に限定されるも
のではなく、例えば溝の先端に円形状、楕円形状、三角
形、四角形、六角形、台形等の多角形状などを適宜選択
して形成することができる。
また、バックアツプ材に形成される溝の幅は1゜0fi
ないしlQm+*の範囲が適している。そして、溝の幅
が1. On以下では冷却効果および軽量化を得ること
ができず、10顛以上では冷却効果および軽量化の効果
は得られるものの、バックアツプ材としての強度が低下
するので好ましくない。また、溝の長さはバンクアンプ
材の幅の2/3以下とすることが好ましく、2/3以上
とするとバンクアップ材の強度を低下させる恐れがある
また、バンクアップ材のレジンモールドクラッチフェー
シング材との接合面となる表面は、フェノール樹脂系ま
たはニトリルフェノール樹脂系の接着剤が塗布される関
係上、ショツトブラスト処理等によって粗面とすること
が望ましく、その表面粗さは5ないし15μRzの範囲
とすることが好ましい。そして、表面粗さが5μRz以
下の場合にはバンクアップ材への接着剤の投錨効果を期
待することはできず、15μRz以上の場合には粗面と
した割には投錨効果は向上しない。また、バンクアップ
材に接着剤を塗布する時には、その表面を十分に脱脂す
ることが望ましく、その際使用される脱脂剤は特に限定
するものではない。
また、本発明で用いられるレジンモールドクラッチフェ
ーシング材としては、従来よりレジンモールドクラッチ
フェーシングに使用されているフェーシング材でよ<、
一般にはアスベストまたはグラファイト等の基材に結合
剤のフェノールレジンを含浸させたものよりなる。この
場合のフェノールレジンの配合量は、例えば従来より慣
用されている程度でよい。また、レジンモールドクラッ
チフェーシング材には、基材、結合剤の他に、摩擦係数
の調整のためなどに有機充填剤、例えばカシューダスト
、フリクションダスト等、また摩擦防止のためなどに有
機充填剤、例えば硫酸バリウム、クレー、炭酸カルシウ
ム等、この主のフエ−シング材に慣用される各種の添加
材を配合することができる。
また、積層したバックアツプ材およびレジンモールドク
ラッチフェーシング材を一体成形する際には、一般に実
施されている条件がそのまま採用することができ、例え
ば成形温度130℃ないし280℃、面圧力50kg/
a(ないし200 kg/cJの範囲の条件で加熱加圧
成形すればよく、さらに成形後においてフェノールレジ
ンの硬化熟成のために適当な熱処理を加えることができ
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第1図は本発明に係るレジンモールドクラッチフェーシ
ングの斜視図、第2図は本発明に係るレジンモールドク
ラッチフェーシングの分解斜視図、第3図は本発明に係
るバンクアンプ材の一部を示す拡大平面図、第4図およ
び第5図は本発明に係るレジンモールドクラッチフェー
シングの成形工程の概略断面図を示すものである。
第1図および第2図に示すように、実施例のレジンモー
ルドクラッチフェーシング1 (以下、単にフェーシン
グ1という)は、円板リング形状をしており、軽合金の
アルミニウムから円板リング状に形成され、その内側面
2aから外側面2b側に向けて溝4が等間隔に六条形成
されたバックアップ材2と、基材となるアスベストおよ
び結合剤となるフェノールレジンにカシューダスト、硫
酸バリウムを配合して円板リング形状に成形されたレジ
ンモールドクラッチフェーシング材3  (以下、単に
フェーシング材3という)とを積層し、加熱・加圧成形
によって7体的に成形したものである。
そして、このフェーシング1は、円板クラッチ(図示せ
ず)のクラッチディ久りの両面にバックアップ材2をデ
ィスク側に向けて張着されて使用される。
次に、このフェーシング1の製造方法について、第1図
ないし第5図によって説明する。
第1図および第5図において、10は固定型であって、
この固定型lOの上面は円板リング状の溝11が形成さ
れており、その周辺は平坦面12となっている。また、
固定型10の上方には可動型13が配設されており、そ
の下面には固定型10に形成されている溝11の対向部
位にリング状の突部14が形成されている。そして、可
動型13が固定筒型lOに型締めされる際に、可動型1
3の突部14が固定型10の溝11に嵌合されるように
なっている。
そして、最初にバンクアンプ材2が成形される。
まず、プレス機(図示せず)によって、コイル状に巻か
れたアルミニウム板から円板リング状に形成されたバッ
クアツプ材2を打ち抜きする。その際、その内側面2a
から外側面2b側に向けて延び、その先端がバックアツ
プ材2の略中央部に達する溝4が等間隔に同時に穿設さ
れる。次に、バノクア・7プ材2をショツトブラスト処
理によって、フェーシング材3と接合される表面に平均
10μRzの粗面化をするとともに、その表面をアルカ
リ脱脂剤によって洗浄する。つづいて、その表面にフェ
ノール樹脂系からなる接着剤5が塗布されるとともに、
その接着剤5の塗布面が上面に位置するように、第4図
に示す固定型10の円板リング状の溝11に収められる
次に、フェーシング1が形成される。すなわち、アスベ
ストに結合剤となるフェノールレジンを所定量含浸させ
、次いでカシューダスト、硫酸バリウムを配合した後、
バックアツプ材2と同形状にせしめたフェーシング材3
を予備成形する。しかる後、第4図に示すように、バッ
クアツプ材2が成形された固定型1の溝11に対向する
ようにフェーシング材3を収める。これにより、フェー
シング材3がバックアツプ材2の上面に載置される。
この状態で、第5図に示すように、可動型13を固定型
10に型締めさせ、温度160℃、面圧力150kg/
a(の条件加熱加圧成形し、そのまま成形物を200℃
で熱処理を4時間行って硬化、熟成させる。さらに、所
定の厚さのフェーシング1を作るべくフェーシング材3
の研摩を行い、最終的に第1図および第2図に示すよう
な一体成形のフェーシングlを成形する。
上述の工程で成形されたフェーシング1の回転バースト
強度を調べてみたところ、フェーシングlの回転バース
ト強度は、従来のレジンモールドクラッチフェーシング
に比較して著しく向上していることが確認された。また
、比重の測定試験を行ってみたところ、フェーシング1
の比重は、従来の金属板のレジンモールドクラッチフェ
ーシングと比べて格段に小さかった。
〔発明の効果〕
以上に説明したように、本発明に係るレジンモールドク
ラッチフェーシングにおいては1.レジンモールドクラ
ッチフェーシング材に、軽金属製のリング板に内側面か
ら外側面側に延びる複数条の溝を等間隔に形成せしめた
バンクアップ材を積層して一体に成形したから、フェー
シングの比重を増大させることなしに、回転バースト強
度を向上させることができる効果がある。
また、本発明におけるレジンモールドクラッチフェーシ
ングにおいては、比重が増大しないために、変速歯車の
切り換えがスムースに行うことができ、種々の車種に適
用することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るレジンモールドクラッチフェーシ
ングの斜視図である。 第2図は本発明に係るレジンモールドクラッチフェーシ
ングの分解斜視図である。 第3図は本発明に係るバックアツプ材の一部を示す拡大
平面図である。 第4図および第5図は本発明に係るレジンモールドクラ
ッチフェーシングの成形工程の概略断面図である。 1・・−・−レジンモールドクラッチフェーシング2−
−−−−−一バツクアップ材 2a・・−・−内側面 2b=・〜・外側面 3−−−−−−−レジンモールドクラッチフェーシング
材4−・・−溝 5−・−接着剤 第3図。 第4図 第5図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 軽金属製のリング板に、該リング板の内側面から外側面
    側に延びる複数条の溝を等間隔に形成せしめたバックア
    ップ材を、リング形状のレジンモールドクラッチフェー
    シング板に積層して加熱加圧成形によって、一体成形し
    てなることを特徴とするレジンモールドクラッチフェー
    シング。
JP22704984A 1984-10-29 1984-10-29 レジンモ−ルドクラツチフエ−シング Pending JPS61105311A (ja)

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JP22704984A JPS61105311A (ja) 1984-10-29 1984-10-29 レジンモ−ルドクラツチフエ−シング

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JP22704984A JPS61105311A (ja) 1984-10-29 1984-10-29 レジンモ−ルドクラツチフエ−シング

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JPS61105311A true JPS61105311A (ja) 1986-05-23

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JP22704984A Pending JPS61105311A (ja) 1984-10-29 1984-10-29 レジンモ−ルドクラツチフエ−シング

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