JPS62158743A - 炭火水素接触耐久性に優れたポリフッ化ビニリデンをベースとした複合物 - Google Patents
炭火水素接触耐久性に優れたポリフッ化ビニリデンをベースとした複合物Info
- Publication number
- JPS62158743A JPS62158743A JP62001564A JP156487A JPS62158743A JP S62158743 A JPS62158743 A JP S62158743A JP 62001564 A JP62001564 A JP 62001564A JP 156487 A JP156487 A JP 156487A JP S62158743 A JPS62158743 A JP S62158743A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pvdf
- composite
- elastomer
- elongation
- polyvinylidene fluoride
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L11/00—Hoses, i.e. flexible pipes
- F16L11/04—Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics
- F16L11/12—Hoses, i.e. flexible pipes made of rubber or flexible plastics with arrangements for particular purposes, e.g. specially profiled, with protecting layer, heated, electrically conducting
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L27/00—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers
- C08L27/02—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment
- C08L27/12—Compositions of homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by a halogen; Compositions of derivatives of such polymers not modified by chemical after-treatment containing fluorine atoms
- C08L27/16—Homopolymers or copolymers or vinylidene fluoride
-
- E—FIXED CONSTRUCTIONS
- E21—EARTH DRILLING; MINING
- E21B—EARTH DRILLING, e.g. DEEP DRILLING; OBTAINING OIL, GAS, WATER, SOLUBLE OR MELTABLE MATERIALS OR A SLURRY OF MINERALS FROM WELLS
- E21B17/00—Drilling rods or pipes; Flexible drill strings; Kellies; Drill collars; Sucker rods; Cables; Casings; Tubings
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L9/00—Rigid pipes
- F16L9/12—Rigid pipes of plastics with or without reinforcement
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C08—ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
- C08L—COMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
- C08L21/00—Compositions of unspecified rubbers
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明はポリフッ化ビニリデン(PVDF)の耐久性の
改良に関するものであり、特に、その炭化水素と接触時
の可撓性の改良に関するものである。この改良はPVD
Fとエラストマー(弾性体)を組合せることによって達
成される。PVDFとはホモポリマーだけではなく少な
くとも70重量%のフッ化ビニリデンと他のフッ素化モ
ノマーとの共重合によって得られる共重合体を含むもの
である。しかし、本発明−は特にホモポリマーに適用さ
れる。
改良に関するものであり、特に、その炭化水素と接触時
の可撓性の改良に関するものである。この改良はPVD
Fとエラストマー(弾性体)を組合せることによって達
成される。PVDFとはホモポリマーだけではなく少な
くとも70重量%のフッ化ビニリデンと他のフッ素化モ
ノマーとの共重合によって得られる共重合体を含むもの
である。しかし、本発明−は特にホモポリマーに適用さ
れる。
発明の背景
PVDFは半結晶性重合体で、その機械的特性、電気的
特性、熱的特性、透過性および耐薬品性の基本はその結
晶性に依存している。しかし、この結晶状態であること
がPVDFを使用する場合に破断伸びおよび流動限界伸
び(allongement auseuil d’e
coulement)の不足の原因となっている。
特性、熱的特性、透過性および耐薬品性の基本はその結
晶性に依存している。しかし、この結晶状態であること
がPVDFを使用する場合に破断伸びおよび流動限界伸
び(allongement auseuil d’e
coulement)の不足の原因となっている。
この欠点のために特定用途、特に、石油採掘用パイプの
製造用にはPVDFは利用できない。
製造用にはPVDFは利用できない。
従来の技術 ′
上記の欠点を克服するために、フッ化ビニリデンのホモ
ポリマーまたは共重合体にフッ素化されていないエチレ
ン系化合物をグラフトさせることが提案されている。し
かし、この方法では上記欠点をなくしても、PVDFの
他の特性が失われてしまうという。
上記の欠点を克服するために、フッ化ビニリデンのホモ
ポリマーまたは共重合体にフッ素化されていないエチレ
ン系化合物をグラフトさせることが提案されている。し
かし、この方法では上記欠点をなくしても、PVDFの
他の特性が失われてしまうという。
例えば石油の採掘に用いられるパイプのように炭化水素
の輸送にPVDFを採用しようとした提案、例えばフラ
ンス特許第2.560.884号では、PVDFに液体
可塑剤、例えばポリエステル系可塑剤を加えている。こ
の方法によって、当初はPVDFの流動限界伸びは改善
し、従って、十分な可撓性のある石油用可撓管を破断無
しに作ることができる。しかし、この可撓管は数年使用
していると炭化水素によって可塑剤が抽出され、流出し
てしまうため、PVDFは可撓性を失い、その結果大き
な応力や曲げの力が加わるとこの可撓管は破断してしま
う。
の輸送にPVDFを採用しようとした提案、例えばフラ
ンス特許第2.560.884号では、PVDFに液体
可塑剤、例えばポリエステル系可塑剤を加えている。こ
の方法によって、当初はPVDFの流動限界伸びは改善
し、従って、十分な可撓性のある石油用可撓管を破断無
しに作ることができる。しかし、この可撓管は数年使用
していると炭化水素によって可塑剤が抽出され、流出し
てしまうため、PVDFは可撓性を失い、その結果大き
な応力や曲げの力が加わるとこの可撓管は破断してしま
う。
発明の目的
本発明の目的はPVDFの結晶性を維持したまま、従っ
て、その特性を維持したまま上記の決意を無くすことに
ある。
て、その特性を維持したまま上記の決意を無くすことに
ある。
発明の構成
本発明はPVDFに炭化水素を吸収し且つ混合物中に固
定する能力のあるエラストマーの粒子を混入することに
よって構成される。上記粒子を混入することによって、
PVDFの高分子組成物の一体性を維持したまま、弾性
限界における炭化水素との接触時の伸びを向上させるこ
とができ、従って破断伸びを向上させることができる。
定する能力のあるエラストマーの粒子を混入することに
よって構成される。上記粒子を混入することによって、
PVDFの高分子組成物の一体性を維持したまま、弾性
限界における炭化水素との接触時の伸びを向上させるこ
とができ、従って破断伸びを向上させることができる。
この弾性限界は一般に知られているように伸びの関数と
した引張り力を表わした引張り曲線の頂点を測定したも
のである。この頂点は伸びの大きい可塑性流動領域と伸
びの小さい弾性振動領域とを分ける流動限界(seui
l d’ecoulement)と呼ばれている。
した引張り力を表わした引張り曲線の頂点を測定したも
のである。この頂点は伸びの大きい可塑性流動領域と伸
びの小さい弾性振動領域とを分ける流動限界(seui
l d’ecoulement)と呼ばれている。
この概念は「高分子化学入門」 (G、シャンブチイエ
とり、モネリーによる、第471〜478頁、ラソン社
発行)中に記載されている。例えば、通常に)P V
D F(7)場合、−30°から+150℃の間の流動
限界伸びは10%以下である。可塑剤を入れることによ
ってこの伸びは約20%以上に大巾に増加するが、これ
はPVDFが炭化水素と接触した場合には一次的なもの
である。これに対して本発明の場合には、炭化水素と接
触してから長期間後にも、上記伸びは永続して100%
以上まで増加し、少なくとも約15%は永続的に維持さ
れる。
とり、モネリーによる、第471〜478頁、ラソン社
発行)中に記載されている。例えば、通常に)P V
D F(7)場合、−30°から+150℃の間の流動
限界伸びは10%以下である。可塑剤を入れることによ
ってこの伸びは約20%以上に大巾に増加するが、これ
はPVDFが炭化水素と接触した場合には一次的なもの
である。これに対して本発明の場合には、炭化水素と接
触してから長期間後にも、上記伸びは永続して100%
以上まで増加し、少なくとも約15%は永続的に維持さ
れる。
本発明で使用可能なエラストマーという用語は各種のエ
ラストマーだけではなく弾性熱可塑性重合体または共重
合体を意味する。
ラストマーだけではなく弾性熱可塑性重合体または共重
合体を意味する。
上記の各種エラストマーは一般に天然または合成のゴム
に用いられている概念に対応する天然または合成のエラ
ストマーである。これはASTMのスペシャル テクニ
カル プルティン(3pecialTechnical
Bulletin)第184に定捜されているような
、室温に於て長さが2倍に伸び且つ5分間張力下に維持
した後に解放した際に上記温度で初期の長さの約10%
以内の増加まで戻る物質である。
に用いられている概念に対応する天然または合成のエラ
ストマーである。これはASTMのスペシャル テクニ
カル プルティン(3pecialTechnical
Bulletin)第184に定捜されているような
、室温に於て長さが2倍に伸び且つ5分間張力下に維持
した後に解放した際に上記温度で初期の長さの約10%
以内の増加まで戻る物質である。
上記の弾性熱可塑性体は可塑剤無しに変形の小さいゴム
的挙動をする重合体または共重合体である。このゴム的
挙動とは流動限界での伸びが20%以上ということで特
徴付けられる。この熱可塑性体は室温で曲げ弾性モジュ
ールが800λlPa以下である。
的挙動をする重合体または共重合体である。このゴム的
挙動とは流動限界での伸びが20%以上ということで特
徴付けられる。この熱可塑性体は室温で曲げ弾性モジュ
ールが800λlPa以下である。
本発明で特に推薦されるエラストマーは天然ゴム、ポリ
ウレタン、EPDM共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジェン−スチレン共重合体、メチルメタクリレート−ブ
タジェン−スチレン(MBS)共重合体、エステル−ア
ミド共重合体、エーテル−アミド共重合体、エチレン−
炭素オキサイド共重合体、アクリルゴム、熱可塑性コポ
リエーテル−エステル、ポリスチレンとポリイソプレン
、ポリブタジェン等のエラストマーとの反復共重合体、
スチレン−ブタジェン−スチレン共重合体、エチレン−
エチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアセテ
ート共重合体およびエチレン−酢酸ビニル共重合体、並
びにこれらのターポリマーの中から選択できる。
ウレタン、EPDM共重合体、アクリロニトリル−ブタ
ジェン−スチレン共重合体、メチルメタクリレート−ブ
タジェン−スチレン(MBS)共重合体、エステル−ア
ミド共重合体、エーテル−アミド共重合体、エチレン−
炭素オキサイド共重合体、アクリルゴム、熱可塑性コポ
リエーテル−エステル、ポリスチレンとポリイソプレン
、ポリブタジェン等のエラストマーとの反復共重合体、
スチレン−ブタジェン−スチレン共重合体、エチレン−
エチルアクリレート共重合体、エチレン−エチルアセテ
ート共重合体およびエチレン−酢酸ビニル共重合体、並
びにこれらのターポリマーの中から選択できる。
PVDFと組合されるこれらエラストマーは池の特性を
損わずに優れた伸び特性を与えるPVDFの可塑剤の役
目をし、炭化水素を吸収してそれを一定量、好ましくは
その重量の20%以上を保持する能力を有している。
損わずに優れた伸び特性を与えるPVDFの可塑剤の役
目をし、炭化水素を吸収してそれを一定量、好ましくは
その重量の20%以上を保持する能力を有している。
PVDF中に入れられる上記エラストマーの量は25重
量%を超えてはならず、好ましくは20%以下にする。
量%を超えてはならず、好ましくは20%以下にする。
本発明では上記混合物に他の通常の添加物である可塑剤
を入れることを除外するものではない。
を入れることを除外するものではない。
この可塑剤の添加はPVDFの伸びに初期効果がある。
この作用は炭化水素により時間とともに失われるが、上
記エラストマーに吸収された炭化水素による作用によっ
て補償される。
記エラストマーに吸収された炭化水素による作用によっ
て補償される。
PVDF中に入°れられる上記エラストマー粒子の寸法
は特に限定されず、この複合物を作るための実施手段に
従ってこの寸法は変わる。この複合物を作る最も普通の
手段は押出機、シリンダ一式混合機または他の任意の混
合装置中で初期形状が粉末またはペレット状の2つの主
成分を溶融状態で混合する手段で構成される。また、P
VDFのラテックスに所望量のエラストマー粉末または
エラストマーラテックスを混合することもできる。
は特に限定されず、この複合物を作るための実施手段に
従ってこの寸法は変わる。この複合物を作る最も普通の
手段は押出機、シリンダ一式混合機または他の任意の混
合装置中で初期形状が粉末またはペレット状の2つの主
成分を溶融状態で混合する手段で構成される。また、P
VDFのラテックスに所望量のエラストマー粉末または
エラストマーラテックスを混合することもできる。
複合物での効果はPVDF中へのエラストマーの分散の
良さに依存するということは明らかであろう。
良さに依存するということは明らかであろう。
本発明の複合物は特に炭化水素の存在下に応力を受けて
使われる材料の製造用に適している。特に、この複合物
は石油工業で炭化水素を採掘するのに用いられる可撓管
の製造に有用である。この可撓管は約60°から150
℃の間で変化する温度で種々の動的曲げ疲労を受ける状
態下で長期間、多くの場合数年間その特性、特に可撓性
を維持していなければならない。
使われる材料の製造用に適している。特に、この複合物
は石油工業で炭化水素を採掘するのに用いられる可撓管
の製造に有用である。この可撓管は約60°から150
℃の間で変化する温度で種々の動的曲げ疲労を受ける状
態下で長期間、多くの場合数年間その特性、特に可撓性
を維持していなければならない。
パイプの場合には、本発明の複合物は一般に押出し成形
あるいは他の熱可塑性樹脂と共押出成形して作られる。
あるいは他の熱可塑性樹脂と共押出成形して作られる。
また、このパイプ製造時に上記複合物を直接形成するこ
と、すなわちPVDFとエラストマーを所定比率で押出
機で混合して上記パイプに押出すことを除外するもので
はない。このパイプは一般に外側を金属ライニングで補
強される。
と、すなわちPVDFとエラストマーを所定比率で押出
機で混合して上記パイプに押出すことを除外するもので
はない。このパイプは一般に外側を金属ライニングで補
強される。
以下、本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定さ
れるものではない。
れるものではない。
実施例1
190℃に加熱された混合機バス(BUSS) P R
46を用いて、PVDF (7tう70 ン(Fora
flon)6000HD)に以下の各エラストマーを1
0重量%加えた:サンプル1:メチルメククリレートを
グラフトしたアルキルアクリレートエラス トマー(パラロイ(Paraloid)323 B)サ
ンプル2:ポリウレタンポリエステル(エラストラン(
旧astoaln 60 Allり)サンプル3:EP
DM サンプル4:繰り返しポリエーテルエステルアミ )’
(PEBAX 2533) この混合物は第1回目にペレット化された後、再度上記
混合機で再ペレット化した。
46を用いて、PVDF (7tう70 ン(Fora
flon)6000HD)に以下の各エラストマーを1
0重量%加えた:サンプル1:メチルメククリレートを
グラフトしたアルキルアクリレートエラス トマー(パラロイ(Paraloid)323 B)サ
ンプル2:ポリウレタンポリエステル(エラストラン(
旧astoaln 60 Allり)サンプル3:EP
DM サンプル4:繰り返しポリエーテルエステルアミ )’
(PEBAX 2533) この混合物は第1回目にペレット化された後、再度上記
混合機で再ペレット化した。
205℃に加熱した平板プレスで上記ベレットを用いて
厚さ0.7mmの板を作った。この板に3分間70Kg
/c++fの圧力を加えた。この板を延伸し、直ちに室
温で水中で急冷した。
厚さ0.7mmの板を作った。この板に3分間70Kg
/c++fの圧力を加えた。この板を延伸し、直ちに室
温で水中で急冷した。
引張り試験片を切り出し、ASTM D 1708
−06規格に従って50mm/分の速度で、40日間1
30℃の空気中および石油中に維持した試験片に対して
引張り試験を行った。得られた結果は下記の第1表に示
しである。
−06規格に従って50mm/分の速度で、40日間1
30℃の空気中および石油中に維持した試験片に対して
引張り試験を行った。得られた結果は下記の第1表に示
しである。
この結果はエラストマーを介して複合物中に石油が浸入
することの重要性を示しており、エラストマー自体では
PVDFのみに比べて限界伸びにほとんど効果がない。
することの重要性を示しており、エラストマー自体では
PVDFのみに比べて限界伸びにほとんど効果がない。
実施例2
実施例1と同じ条件で、PVDFに可塑剤としてジブチ
ルセバケー) (DBS)を10%加えた(サンプル5
)。この可塑剤を入れたベレットに実施例1と同じ条件
下でM B S (MIETABLEN−C)を各々5
、l0115重量%加えた(サンプル6.7.8)。
ルセバケー) (DBS)を10%加えた(サンプル5
)。この可塑剤を入れたベレットに実施例1と同じ条件
下でM B S (MIETABLEN−C)を各々5
、l0115重量%加えた(サンプル6.7.8)。
これらの試験片を130℃の空気中と石油中に180時
間、17日および31日間保持した後、流動限界伸びと
試験片の重量変化を測定した。結果は第■表に示しであ
る。
間、17日および31日間保持した後、流動限界伸びと
試験片の重量変化を測定した。結果は第■表に示しであ
る。
この第■表は複合物が石油と接触した時のエラストマー
の影響を示している。サンプル5から可塑剤の流出に比
例してPVDFの限界伸びが時間とともに低下すること
が認められる。これに対して、サンプル6.7.8では
、エラストマー自体では空気中ではPVDFの限界伸び
および可塑剤の流出に何ら影響を与えないが、石油中で
のその影響力は大きく、可塑剤の損失の一部または全部
が石油によって補償され、それによってPVDFの限界
伸びが向上していることが認められる。
の影響を示している。サンプル5から可塑剤の流出に比
例してPVDFの限界伸びが時間とともに低下すること
が認められる。これに対して、サンプル6.7.8では
、エラストマー自体では空気中ではPVDFの限界伸び
および可塑剤の流出に何ら影響を与えないが、石油中で
のその影響力は大きく、可塑剤の損失の一部または全部
が石油によって補償され、それによってPVDFの限界
伸びが向上していることが認められる。
また、PVDFから可塑剤が流出するにつれて材料の収
縮が生じる。この収縮は長い長さにわたって内部応力を
生じさせ、それによってPVDFは衝撃に対して脆くな
り、伸びと疲労に対する挙動が低下する。この挙動はサ
ンプル5.6.7の材料から作ったパイプを7日間15
0℃空気と石油中に保持して測定した。結果は第■表に
示しである。石油中に保持したエラストマーをベースに
したPVDFパイプの場合収縮が大巾に減少しているこ
とが8忍められる。
縮が生じる。この収縮は長い長さにわたって内部応力を
生じさせ、それによってPVDFは衝撃に対して脆くな
り、伸びと疲労に対する挙動が低下する。この挙動はサ
ンプル5.6.7の材料から作ったパイプを7日間15
0℃空気と石油中に保持して測定した。結果は第■表に
示しである。石油中に保持したエラストマーをベースに
したPVDFパイプの場合収縮が大巾に減少しているこ
とが8忍められる。
第■表
実施例3
実施例1の条件下で、PVDFにMBSを各々lOおよ
び20重量%加えた(サンプル9および10)。
び20重量%加えた(サンプル9および10)。
試験片を180時間、17日および31日間石油に漬け
た。空気中に保持した試験片との比較を第■表に示しで
ある。
た。空気中に保持した試験片との比較を第■表に示しで
ある。
以上、本発明を実施例により説明したが、本発明の技術
的範囲はこれらの実施例によって何ら制限されるもので
はなく、本件の特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で
種々の変形または改良が可能であることは勿論である。
的範囲はこれらの実施例によって何ら制限されるもので
はなく、本件の特許請求の範囲に記載の技術的範囲内で
種々の変形または改良が可能であることは勿論である。
Claims (7)
- (1)炭化水素との接触耐久性に優れたポリフッ化ビニ
リデンをベースとした複合物において、上記ポリフッ化
ビニリデンに炭化水素を吸収し且つ該複合物内に固定す
る能力を有するエラストマーの粒子を混入したことを特
徴とする複合物。 - (2)上記エラストマーが天然エラストマーおよび弾性
熱可塑性重合体または共重合体から選択されることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の複合物。 - (3)上記弾性熱可塑性重合体または共重合体の曲げ弾
性モジュールが室温において800MPa以下であるこ
とを特徴とする特許請求の範囲第1項または第2項記載
の複合物。 - (4)上記弾性熱可塑性重合体または共重合体が20%
以上の流動限界伸びを有することを特徴とする特許請求
の範囲第1項から第3項いずれか一項に記載の複合物。 - (5)炭化水素と接触後の流動限界伸びが永続的に少な
くとも約15%であることを特徴とする特許請求の範囲
第1項から4項いずれか一項に記載の複合物。 - (6)25重量%以下のエラストマーを含むことを特徴
とする特許請求の範囲第1項から第5項いずれか一項に
記載の複合物。 - (7)可塑剤を含むことを特徴とする特許請求の範囲第
1項から第6項いずれか一項に記載の複合物。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR8600136A FR2592655B1 (fr) | 1986-01-07 | 1986-01-07 | Composite a base de polyfluorure de vinylidene a tenue amelioree au contact des hydrocarbures - application a la fabrication de tube pour l'industrie petroliere. |
FR8600136 | 1986-01-07 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62158743A true JPS62158743A (ja) | 1987-07-14 |
JP2866649B2 JP2866649B2 (ja) | 1999-03-08 |
Family
ID=9330879
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62001564A Expired - Lifetime JP2866649B2 (ja) | 1986-01-07 | 1987-01-07 | 炭火水素接触耐久性に優れたポリフッ化ビニリデンをベースとした複合物 |
Country Status (7)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5006602A (ja) |
EP (1) | EP0239707B1 (ja) |
JP (1) | JP2866649B2 (ja) |
AT (1) | AT399156B (ja) |
CA (1) | CA1267983A (ja) |
DE (1) | DE3684780D1 (ja) |
FR (1) | FR2592655B1 (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01240553A (ja) * | 1988-03-22 | 1989-09-26 | Toray Ind Inc | フッ素樹脂組成物 |
JPH06287390A (ja) * | 1993-01-25 | 1994-10-11 | Solvay & Cie | 炭化水素搬送用パイプ製造のためのポリマー組成物及び該組成物をベースとする物品 |
JPH0733939A (ja) * | 1993-07-23 | 1995-02-03 | Central Glass Co Ltd | フッ化ビニリデン樹脂組成物 |
JP2015027800A (ja) * | 2008-05-01 | 2015-02-12 | サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション | 多層化燃料管 |
Families Citing this family (17)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2631708B1 (fr) * | 1988-05-20 | 1990-09-28 | Inst Francais Du Petrole | Dispositif permettant d'effectuer des mesures ou des interventions dans un puits, methode utilisant le dispositif et applications du dispositif |
DE4004360A1 (de) * | 1990-02-13 | 1991-08-14 | Holger Knappe | Waermeformbestaendige rohre oder liner |
FR2687619B1 (fr) * | 1992-02-25 | 1994-04-08 | Elf Atochem Sa | Tube pour transport d'essence. |
FR2714140B1 (fr) * | 1993-12-17 | 1996-01-19 | Atochem Elf Sa | Gaine souple en PVF3 et son application aux flexibles métalliques. |
EP0884358B1 (fr) * | 1997-06-12 | 2003-07-23 | Atofina | Compositions à base de poly(fluorure de vinylidène), souples et résilientes, leur procédé de préparation |
US6737133B2 (en) * | 2000-09-19 | 2004-05-18 | Canon Kabushiki Kaisha | Electrophotographic seamless belt, and electrophotographic apparatus having the electrophotographic seamless belt |
US20050167928A1 (en) | 2004-02-04 | 2005-08-04 | Park Edward H. | Dynamic seal using vulcanization of fluorocarbon elastomers |
US7172719B2 (en) * | 2004-03-15 | 2007-02-06 | Ct Gasket & Polymer Co., Inc. | High purity sealing material |
US7413697B2 (en) | 2004-06-21 | 2008-08-19 | Freudenberg-Nok General Partnership | Pre-molding heat treatment of dynamic vulcanizates of fluorocarbon elastomers |
FR2877009B1 (fr) * | 2004-10-21 | 2007-03-09 | Solvay | Composition polymere a base de pvdf homopolymere et de copolymere thermoplastique fluore |
US20060142492A1 (en) * | 2004-12-28 | 2006-06-29 | Freudenberg-Nok General Partnership | Dynamic vulcanization of non-nitrile rubbers in fluoroplastic polymers |
US7449524B2 (en) | 2005-01-05 | 2008-11-11 | Freudenberg-Nok General Partnership | Dynamic vulcanization with fluorocarbon processing aids |
US7658387B2 (en) | 2005-06-27 | 2010-02-09 | Freudenberg-Nok General Partnership | Reinforced elastomeric seal |
US20070004865A1 (en) | 2005-06-29 | 2007-01-04 | Freudenberg-Nok General Partnership | Dynamic vulcanization of fluorocarbon elastomers containing peroxide cure sites |
US7718736B2 (en) | 2005-06-30 | 2010-05-18 | Freudenberg-Nok General Partnership | Base resistant FKM-TPV elastomers |
FR2935706A1 (fr) * | 2008-09-08 | 2010-03-12 | Arkema France | Composition fluoree pour tuyau offshore |
DE102008044224A1 (de) * | 2008-12-01 | 2010-06-02 | Evonik Degussa Gmbh | Verwendung einer Zusammensetzung für den Kontakt mit überkritischen Medien |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5170245A (en) * | 1974-12-17 | 1976-06-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Kobunshiatsudensoseibutsu |
JPS6028443A (ja) * | 1983-07-26 | 1985-02-13 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPS61106649A (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-24 | Kureha Chem Ind Co Ltd | フツ化ビニリデン樹脂組成物 |
JPS61176652A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-08 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 加硫ゴム組成物 |
JPS61225227A (ja) * | 1985-03-30 | 1986-10-07 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 新規なゴム組成物およびその製造方法 |
JPS6253353A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-09 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ダイヤフラム |
JPS6281433A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 加硫ゴム組成物 |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3242110A (en) * | 1962-04-30 | 1966-03-22 | Johnson & Johnson | Adhesive composition containing an elastomer and a polymeric elastic solid tackifier |
US3541039A (en) * | 1962-08-27 | 1970-11-17 | Pennwalt Corp | Flexible polymeric vinylidene fluoride compositions |
JPS52127957A (en) * | 1976-04-19 | 1977-10-27 | Dainichi Seika Kogyo Kk | Composition for coloring polyvinylidene fluoride |
AU7438181A (en) * | 1980-10-03 | 1982-04-08 | Dynamit Nobel Aktiengesellschaft | Plastics cord |
JPS57135844A (en) * | 1981-02-16 | 1982-08-21 | Toyoda Gosei Co Ltd | Novel elastomer composition |
JPS59126452A (ja) * | 1983-01-06 | 1984-07-21 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 高分子圧電材料 |
-
1986
- 1986-01-07 FR FR8600136A patent/FR2592655B1/fr not_active Expired
- 1986-12-30 EP EP19860402961 patent/EP0239707B1/fr not_active Expired - Lifetime
- 1986-12-30 DE DE8686402961T patent/DE3684780D1/de not_active Expired - Fee Related
- 1986-12-31 US US06/948,019 patent/US5006602A/en not_active Expired - Lifetime
-
1987
- 1987-01-02 AT AT0000287A patent/AT399156B/de not_active IP Right Cessation
- 1987-01-06 CA CA000526750A patent/CA1267983A/fr not_active Expired - Lifetime
- 1987-01-07 JP JP62001564A patent/JP2866649B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5170245A (en) * | 1974-12-17 | 1976-06-17 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | Kobunshiatsudensoseibutsu |
JPS6028443A (ja) * | 1983-07-26 | 1985-02-13 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 熱可塑性樹脂組成物 |
JPS61106649A (ja) * | 1984-10-31 | 1986-05-24 | Kureha Chem Ind Co Ltd | フツ化ビニリデン樹脂組成物 |
JPS61176652A (ja) * | 1985-01-31 | 1986-08-08 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 加硫ゴム組成物 |
JPS61225227A (ja) * | 1985-03-30 | 1986-10-07 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 新規なゴム組成物およびその製造方法 |
JPS6253353A (ja) * | 1985-08-30 | 1987-03-09 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | ダイヤフラム |
JPS6281433A (ja) * | 1985-10-04 | 1987-04-14 | Japan Synthetic Rubber Co Ltd | 加硫ゴム組成物 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01240553A (ja) * | 1988-03-22 | 1989-09-26 | Toray Ind Inc | フッ素樹脂組成物 |
JPH06287390A (ja) * | 1993-01-25 | 1994-10-11 | Solvay & Cie | 炭化水素搬送用パイプ製造のためのポリマー組成物及び該組成物をベースとする物品 |
JPH0733939A (ja) * | 1993-07-23 | 1995-02-03 | Central Glass Co Ltd | フッ化ビニリデン樹脂組成物 |
JP2015027800A (ja) * | 2008-05-01 | 2015-02-12 | サン−ゴバン パフォーマンス プラスティックス コーポレイション | 多層化燃料管 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
DE3684780D1 (de) | 1992-05-14 |
ATA287A (de) | 1994-08-15 |
FR2592655B1 (fr) | 1988-07-29 |
FR2592655A1 (fr) | 1987-07-10 |
CA1267983A (fr) | 1990-04-17 |
EP0239707B1 (fr) | 1992-04-08 |
EP0239707A1 (fr) | 1987-10-07 |
JP2866649B2 (ja) | 1999-03-08 |
US5006602A (en) | 1991-04-09 |
AT399156B (de) | 1995-03-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPS62158743A (ja) | 炭火水素接触耐久性に優れたポリフッ化ビニリデンをベースとした複合物 | |
US5242976A (en) | Composition for improving adhesion of vinylidene polyfluoride and non-compatible polymeric resins | |
US3758643A (en) | D polyolefin plastic thermoplastic blend of partially cured monoolefin copolymer rubber an | |
EP0170960B1 (en) | Thermoplastic resin composition containing wood flour | |
US4395512A (en) | Polyphenylenesulfide resin composition | |
US6376586B1 (en) | Flexible and tough poly(vinylidene fluoride)-based compositions and their method of preparation | |
AU619577B2 (en) | Paintable thermoplastic polyolefin compositions having improved flexural properties | |
CN1486246A (zh) | 组合体用复合物 | |
JP2003261730A (ja) | フッ化ポリビニリデンをベースとする組成物 | |
JPS63205217A (ja) | フツ化ビニリデン系樹脂積層体の製造法 | |
US4081493A (en) | Resin composition having resistance to hydrolysis | |
JP2018044115A (ja) | 熱可塑性エラストマー組成物 | |
JPS58157858A (ja) | 高靭性の熱可塑性ポリアミド組成物 | |
Bergman et al. | Antiplasticization and transition to marked nonlinear viscoelasticity in poly (vinyl chloride)/acrylonitrile–butadiene copolymer blends | |
KR930701540A (ko) | 열가소성 탄성중합체 및 epdm 고무의 가황된 블렌드 및 그의 제조방법 | |
US4360636A (en) | Blends of a sulfone polymer and impact resistant interpolymer | |
JP3177654B2 (ja) | 振動エネルギー吸収材 | |
Watkinson et al. | Effect of concentration and type of plasticizer on some physical properties of poly (vinyl chloride) | |
WO2019236343A1 (en) | Foamed thermoplastic vulcanizate and methods related thereto | |
JP2902088B2 (ja) | 振動減衰材料 | |
CN112064336B (zh) | 网格布用涂层材料组合物、涂层材料和网格布 | |
Weng et al. | PVC‐Based TPEs for year 2000 and beyond | |
JPH07330971A (ja) | エラストマー用樹脂組成物 | |
Seil et al. | Nitrile and polyacrylic rubbers | |
Seil et al. | Nitrile and polyacrylic rubbers |