JPS61176652A - 加硫ゴム組成物 - Google Patents

加硫ゴム組成物

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JPS61176652A
JPS61176652A JP1556185A JP1556185A JPS61176652A JP S61176652 A JPS61176652 A JP S61176652A JP 1556185 A JP1556185 A JP 1556185A JP 1556185 A JP1556185 A JP 1556185A JP S61176652 A JPS61176652 A JP S61176652A
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竹村 泰彦
Shinichiro Zen
信一郎 膳
Yoshiaki Zama
義明 座間
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、耐ガソリン性、耐ガソホール性、耐サワーガ
ソリン性、耐サワーガソホール性に優れ、更に優れた耐
オゾン性、耐熱性を有する加硫可能な加硫ゴム組成物に
関する。
従来の技術 近年、自動車において、耐ガソリン性ゴムの使用される
雰囲気は、排出ガス規制対策や、性能向上を目的とした
エンジンなどの改良の結果、ますます高温となる傾向に
あり、耐熱性、耐オゾン性に優れた耐ガソリン(油)性
ゴムが求められている。更に、ガソリンが酸化されてサ
ワーガソリン(ガソリンが酸化されてパーオキサイドを
含むガソリンのことをいう。詳しくはA、Nersas
ian:Rubber and Plastics N
ews June 26 (1978)に記載されてい
る)が発生し、ゴムを劣化させるという問題が生じてい
る。
更に、世界的な原油需給の逼迫により、ガソリンにアル
コールを混合することが試みられるようになってきた。
このアルコール混合ガソリン(ガソホール)も、通常の
ガソリン同様に酸化されて、サワーガソホールが発生す
るという問題がある。
従来、耐ガソリン性ゴムとして、ブタジェン−アクリロ
ニトリルゴムが、ホース、ガスケット、O−リング、パ
ツキン、オイルシールなどの用途に広く使用されている
発明が解決しようとする問題点 しかしながら、ブタジェン−アクリロニトリルゴムは、
耐オゾン性が劣り、更に耐熱性、耐サワーガソリン性も
不充分であるため、前記のように高温でガソリンと接触
する環境において充分な信顛性を有するゴム部品を得る
ことは困難である。
これを改良する方法として、ブタジェン−アクリロニト
リルゴムとポリ塩化ビニルとのブレンド物を使用するこ
とによって、耐サワーガソリン性、耐オゾン性の改良を
行うことが知られているが(特開昭、55−89338
号公報)、これによると耐熱性が改良されず、更に耐ガ
ソホール性も充分とはいえない。
従来、耐油性、耐熱性、耐オゾン性に優れた材料として
アクリル系ゴムが使用されているが、かかるゴムは、耐
ガソリン性、耐ガソホール性、耐サワーガソリン性にお
いて劣り、最近要求される自動車のエンジン周りに求め
られる材料としては不適当であり、この改良が求められ
ている。
例えばこのような改良手段として、アクリル系ゴムとフ
ッ化ビニリデン系ゴムの混合物からなる樹脂組成物が提
案されているが、かかる組成物では未だ耐ガソリン性、
耐ガソホール性、耐サワーガソリン性の改良効果が小さ
いものである。
問題点を解決するための手段 本発明者らは、耐ガソリン性、耐ガソホール性、耐サワ
ーガソリン性、耐サワーガソホール性に優れ、更に耐オ
ゾン性、耐熱性を有するゴム材料を得るべく鋭意検討し
た結果、アクリル系多元共重合体ゴムとフン化ビニリデ
ン樹脂との混合物からなる加硫ゴム組成物が、耐オゾン
性、耐熱性、耐ガソリン性、耐サワーガソリン性に優れ
るのみならず、新しい要求性能である耐ガソホール性、
耐サワーガソホール性にも優れ、更に良好な引っ張り強
さ、伸びおよび耐ガソリン性と耐寒性のバランスを有す
ることを見出し、本発明に到達したものである。
即ち本発明は、(A)アクリル酸アルキルエステルおよ
び/またはアクリル酸アルコキシ置換アルキルエ°ステ
ル化合物;30〜99.9重量%、(B)架橋性モノマ
ー;0.1〜10重量%、および(C)前記(A)、(
B)と共重合可能な他のエチレン性不飽和化合物;0〜
70重量%(ただし、(A)+ (B)+ (C)=1
00重量%)の重合組成を有する多元共重合体ゴム(1
)と、フン化ビニリデン樹脂(II)とを含有し、多元
共重合体ゴム(I)/フッ化ビニリデン樹脂(II)の
重量比が9515〜40/60であることを特徴とする
加硫ゴム組成物を提供するものである。
本発明に用いられる多元共重合体ゴム(I)は、(A)
、(B)および(C)成分とからなるが、前記(A)成
分のアクリル酸アルキルエステルは、下記一般式(i) O Hz C”CCOR1(i) (ここで、R1は炭素数1〜18のアルキル基を示す)
で表されるものであり、例えばメチルアクリレート、エ
チルアクリレート、n−プロピルアクリレート、n−ブ
チルアクリレート、イソブチルアクリレート、n−ペン
チルアクリレート、イソアミルアクリレート、n−へキ
シルアクリレート、2−メチルペンチルアクリレート、
n−オクチルアクリレート、2−エチルへキシルアクリ
レート、n−デシルアクリレート、n−ドデシルアクリ
レート、n−オクタデシルアクリレートなどが挙げられ
、好ましくはメチルアクリレート、エチルアクリレート
、n−プロピルアクリレート、n−ブチルアクリレート
であり、特に好ましくはメチルアクリレート、エチルア
クリレートである。
前記(A)成分のアクリル酸アルコキシ置換アルキルエ
ステルとしては、下記一般式(ii)O Hz C=CCORz  OR3(ii)(ここで、R
t、Rsは同一または異なっていてもよく、炭素数1〜
12のアルキル基を示す)で表されるものであり、例え
ば2−メトシキエチルアクリレート、2−エトキシエチ
ルアクリレート、2−(II−プロポキシ)エチルアク
リレート、2−(II−ブトキシ)エチルアクリレート
、3−メトキシプロビルアクリレート、3−エトキシプ
ロピルアクリレート、2−(II−プロポキシ)プロピ
ルアクリレート、2−(II−ブトキシ)プロピルアク
リレートなどが挙げられ、好ましくは2−メトシキエチ
ルアクリレート、2−エトキシエチルアクリレートであ
り、特に好ましくは2−メトシキエチルアクリレートで
ある。
前記(B)成分である架橋性モノマーは、共重合するこ
とによって、得られる共重合体に架橋構造を導入するこ
とが可能な単量体であり、例えばジエン系化合物、ジヒ
ドロジシクロペンタジェニル基含有(メタ)アクリル酸
エズテル、エポキシ基含有エチレン性不飽和化合物、活
性ハロゲン含有エチレン性不飽和化合物およびカルボキ
シル基含有エチレン性不飽和化合物の群から選ばれた少
なくとも1種の化合物を挙げることができる。
かかる(B)成分の架橋性モノマーのうち、ジエン系化
合物として、例えばアルキリデンノルボルネン、アルケ
ニルノルボルネン、ジシクロペンタジェン、メチルシク
ロペンタジェンおよびそのダイマーなどの非共役ジエン
類、ブタジェン、イソプレンなどの共役ジエン類が挙げ
られるが、アルキリデンノルボルネン、アルケニルノル
ボルネン、ジシクロペンタジェン、メチルシクロペンタ
ジェンおよびそのダイマーよりなる群から選ばれた非共
役ジエンであることが望ましい。
また、前記(B)成分の架橋性モノマーのうち、ジヒド
ロジシクロペンタジェニル基含有(メタ)アクリル酸エ
ステルとしては、ジヒドロジシクロペンタジェニル(メ
タ)アクリレート、ジヒドロジシクロペンタジェニルオ
キシエチル(メタ)アクリレートが好ましい。。
更にまた、前記(B)成分の化合物のうち、エポキシ基
含有エチレン性不飽和化合物としては、アリルグリシジ
ルエーテル、グリシジルメタクリレート、グリシジルア
クリレートが好ましい。
更にまた、前記(B)成分の化合物のうち、活性ハロゲ
ン゛含有エチレン性不飽和化合物の具体例としては、ビ
ニルベンジルクロリド、ビニルベンジルプロミド、2−
クロルエチルビニルエーテル、ビニルクロルアセテート
、ビニルクロルプロピオネート、アリルクロルアセテー
ト、アリルクロルプロピオネート、2−クロルエチルア
クリレート、2−クロルエチルメタクリレート、クロル
メチルビニルケトン、2−クロルアセトキシメチル−5
−ノルボルネンなどが挙げられるが、このうち、ビニル
クロルアセテート、2−クロルエチルビニルエーテル、
ビニルベンジルクロリド、2−クロルエチルメタクリレ
ート、2−クロルエチルアクリレートが好ましい。
更にまた、前記(B)成分の化合物のうち、カルボキシ
ル基含有エチレン性不飽和化合物の具体例としては、ア
クリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、2−ペンテン酸
、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸などが挙げられる
前記(C)成分の他のエチレン性不飽和化合物としては
、必要に応じ種々の化合物を使用することができるが、
その例としては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン
酸、2−ペンテン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン
酸などのカルボキシル基含有化合物、メチルメタクリレ
ート、オクチルメタクリレートなどのメタクリレート、
メチルビニルケトンのようなアルキルビニルケトン、ビ
ニルエチルエーテル、アリルメチルエーテルなどのビニ
ルおよびアリルエーテル、スチレン、α−メチルスチレ
ン、クロロスチレン、ビニルトルエンなどのビニル芳香
族化合物、アクリロニトリル、メタアクリロニトリルな
どのビニルニトリル、アクリルアミド、メタアクリルア
ミド、N−メチロールアクリルアミドなどのビニルアミ
ドおよびエチレン、プロピレン、塩化ビニル、塩化ビニ
リデン、フン化ビニル、フッ化ビニリデン、酢酸ビニル
、アルキルフマレートなどが挙げられる。
この中でアクリロニトリル、エチレン、酢酸ビニルが好
ましく、特にアクリロニトリルが好ましい。
なお、(A)成分と(C)成分との好ましい組み合わせ
は、(A)成分のアクリル酸アルキルエステルおよび/
またはアクリル酸アルコキシ置換アルキルエステル化合
物が、メチルメタクリレート、エチルアクリレートおよ
びメトキシエチルアクリレートの群から選ばれた少なく
とも1種の化合物であり、(C)成分の他のエチレン性
不飽和化合物がアクリロニトリルである。
本発明の多元共重合体ゴム(I)における(A)、(B
)および(C)成分の組成比率は、(A)成分30〜9
9.9重量%、(B)成分0.1〜10重量%および(
C)成分0〜70重量%である(ただし、(A)+ (
B)+ (C)=100重量%)。
前記(A)成分が約30重量%未満では、多元共重合体
ゴムの引っ張り強さ、伸びなどの常態物性が劣り好まし
くない。好ましくは50重量%以上であり、特に好まし
くは70重量%以上である。
また、前記(B)成分が約0.1重量%未満では、多元
共重合体ゴムの架橋に長時間を要し、一方10重量%を
越えるとゴムが固くなり架橋ゴムの伸びが低下して好ま
しくない。好ましくは1〜7重量%であり、更に好まし
くは2〜5重量%である。
更に、前記(C’)成分は、約70重量%を越えると(
A)成分が少なくなりすぎ好ましくない。
前記多元共重合体ゴム(1)は、通常のラジカル重合触
媒を用いた乳化重合により製造することができる。
次に、本発明に使用されるフン化ビニリデン樹脂(II
)は、ポリフッ化ビニリデンおよびフッ化ビニリデンと
へキサフルオロプロペン、ペンタフルオロプロペン、ト
リフルオロエチレン、トリフルオロクロロエチレン、テ
トラフルオロエチレン、ビニルフルオライド、パーフル
オロ(メチルビニルエーテル)、パーフルオロ(プロピ
ルビニルエーテル)、酢酸ビニル、エチレン、プロピレ
ン、ブタジェン、スチレンもしくはアクリル酸エステル
などの1種または2種以上の共重合体であり、かつフッ
化ビニリデン含量は、90モル%以上、好ましくは95
モル%以上である。フッ化ビニリデン含量が約90モル
%未満のフッ化ビニリデン樹脂では、耐ガソリン性、耐
ガソホール性、耐サワーガソリン性、耐サワーガソホー
ル性上、好ましくない。
なお、フン化ビニリデン樹脂は、特に制限されないが、
好ましくは重合度100〜100.000のものが用い
られる。
このように本発明の加硫ゴム組成物は、前記多元共重合
体ゴム(1)およびフッ化ビニリデン樹脂(II)を含
有するものであるが、両者の使用割合は、多元共重合体
ゴム(I)/フッ化ビニリデン樹脂(II)の重量比が
95〜4075〜60である。
即ち、フン化ビニリデン樹脂(■)の使用量は、多元共
重合体ゴム(1)とフッ化ビニリデン樹脂(II)との
混合物100重量部中、少なくとも5重量部であり、約
5重量部未満では耐ガソホール性改良の効果が見られず
、好ましくは10重量部以上である。混合物中のフッ化
ビニリデン樹脂(II)の量が増えるに従って、加工性
が悪くなり、またコストが上昇するので使用量の上限は
おのずと決まり、通常60重量部以下、好ましくは50
重量部以下である。
本発明の組成物中の多元共重合体ゴム(1)とフン化ビ
ニリデン樹脂(II)との使用割合は、使用目的、要求
性能に応じて前記の範囲内で適宜決定することができる
本発明の組成物の混合方法は特に制限はないが、例えば
次のような方法を用いることができる。
(イ)多元共重合体ゴムとフン化ビニリデン樹脂とをロ
ール、バンバリーミキサ−、インターミキサーなどの混
合機を用いて混合する方法、(ロ)多元共重合体ゴムと
フッ化ビニリデン樹脂をそれぞれラテックス状または懸
濁状で混合した後、凝固処理して共沈澱させる方法、ま
たは(ハ)前記(イ)と(ロ)とを併用する方法、など
が挙げられる。
本発明の加硫ゴム組成物には、通常の配合薬品、例えば
補強剤、充填剤、可塑剤、離型剤、軟化剤、架橋剤、安
定剤などが配合されるが、これらの添加剤は予め多元共
重合体ゴムに配合した後、フッ化ビニリデン樹脂と前記
(イ)、(ロ)、(ハ)の何れかの方法で混合すること
もでき、また多元共重合体ゴムとフン化ビニリデン樹脂
とを混合した後、配合することもできる。
更にまた、多元共重合体ゴム中にカルボキシル基含有エ
チレン性不飽和化合物を共重合してカルボキシル基を導
入した場合には、有機アミン化合物、多価金属塩類など
を好適に使用することができる。
本発明の加硫ゴム組成物は、通常の架橋方法によって容
易に架橋物が得られる。
前記架橋剤としては、前記多元共重合体ゴム中に導入さ
れた架橋に利用される官能基の種類に応じて、好適な化
合物を選択することができる。
例えばジエン系化合物や、ジヒドロジシクロペンタジェ
ニル基含有(メタ)アクリル酸エステルを共重合して、
炭素−炭素二重結合を導入した場合には、硫黄、チウラ
ム系などのいわゆる加硫剤や、有機過酸化物などの一般
のジエン系ゴム(スチレン−ブタジェンゴム、イソプレ
ンゴム、ブタジェン−アクリロニトリルゴムなど)に使
用される架橋剤を好適に使用することができる。
また、エポキシ基含有エチレン性不飽和化合物を共重合
してエポキシ基を多元共重合体ゴム中に導入した場合に
は、ポリアミンカーバメイト類、有機カルボン酸アンモ
ニウム類、ジチオカルバミン酸塩類、有機カルボン酸ア
ルカリ金属塩類と硫黄化合物を組み合わせたものなどを
使用することができる。
更に、活性ハロゲン含有エチレン性不飽和化合物を多元
共重合体に共重合して活性ハロゲン基を導入した場合に
は、ポリアミンカーバメイト類、有機カルボン酸アンモ
ニウム類、有機カルボン酸アルカリ金属塩類と硫黄化合
物を組み合わせたものなどを好適に使用することができ
る。
本発明の加硫ゴム組成物は、耐ガソリン性、耐サワーガ
ソリン性、耐オゾン性、耐熱性に優れ、更に新しい要求
性能である耐ガソホール性、耐サワーガソホール性にも
優れ、また良好な引っ張り強さ、伸び、耐寒性を有して
いるため、自動車の燃料系ホースをはじめとして、燃料
油、作動油、潤滑油などに接触する各種ホース類、ダイ
ヤフラム類、ガスケット、O−リング、オイルシールな
どの各種シール材、また製鉄用、紡績用、印刷用、製紙
用、染色用などの耐油性、耐溶剤性を必要とする各種ロ
ールあるいは伝動ベルト、コンベアベルトなどに使用す
ることができる。
特に耐サワーガソリン性、耐サワーガソホール性に優れ
るという特徴を活かし自動車の燃料系ホース用ゴムとし
て好適に使用することができる。
発明の効果 本発明の加硫ゴム組成物は、耐ガソリン性、耐サワーガ
ソリン性、耐ガソホール性、耐サワーガソホール性、耐
オゾン性、耐熱性に優れ、更に引っ張り強さ、伸び、耐
ガソリン性−耐寒性のバランスに優れた加硫ゴム組成物
である。
実施例 以下、実施例を挙げ本発明を更に具体的に説明するが、
本発明はその要旨を越えない限り、これら実施例に制約
されるものではない。
実施例1〜9および比較例1〜3 第2表上段に示した多元共重合体ゴムとポリフッ化ビニ
リデン(以下rPVDFJという)のブレンド組成物の
各試料について、第1表に示した配合処方に従い、バン
バリーミキサ−にて配合を行った。得られた配合物を、
第1表下段に示した条件に従いプレスキュアーした。
得られた架橋ゴムの特性をJIS  K6301に従っ
て測定した。また、耐サワーガソリン性、耐サワーガソ
ホール性を下記の方法にて評価した。
サワーガソリン性 ラウロイルパーオキサイド2.5gを、Fuel  C
(イソオクタン:トルエン=1:1(容積比)の混合溶
剤)97.5gに溶かした液に、試験片を40℃で72
時間浸漬することを1サイクルとし、各サイクル毎に試
験片を取り出した。100℃で15時間減圧乾燥した後
、試験片を180度折り曲げ、亀裂の発生状態を観察し
た。
耐サワーガソホール性 Fuel’cの代わりに、Fuel  Cとエタノール
の混合溶剤(容積比で、Fuel  C:エタノール=
80:20)を用いた以外は、耐サワーガソリン性の評
価法と同様にして評価した。
評価結果を第2表下段に示した。
第2表の結果から、本発明の加硫ゴム組成物は、耐ガソ
リン性、耐ガソホール性、耐サワーガソリン性、耐サワ
ーガソホール性、耐オゾン性、耐熱性に優れ、更に引っ
張り強さ、伸び、耐ガソリン性−耐寒性のバランスに優
れた加硫加硫ゴム組成物を提供し得ることが分かる。
なお、第2表において、 *1)ボリフフ化ビニリデン:ペンウォルト社製JSR
KYNAR731 *2)フッ化ビニリデン(91モル%)/ヘキサフルオ
ロプロピレン(4モル%)/テトラフルオロエチレン(
5モル%)共重合体樹脂 *3)フッ化ビニリデン(80モル%)/ヘキサフルオ
ロプロピレン(20モル%)共重合体樹脂$4)NC;
亀裂なし 特許出願人  日本合成ゴム株式会社 代理人  弁理士  白 井 重 隆 手続補正書く自発) 昭和60年7月17日

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)(A)アクリル酸アルキルエステルおよび/また
    はアクリル酸アルコキシ置換アルキルエステル化合物;
    30〜99.9重量%、 (B)架橋性モノマー;0.1〜10重量%、および (C)前記(A)、(B)と共重合可能な他のエチレン
    性不飽和化合物;0〜70重量%(ただし、(A)+(
    B)+(C)=100重量%) の重合組成を有する多元共重合体ゴム( I )とフッ化
    ビニリデン樹脂(II)とを含有し、多元共重合体ゴム(
    I )/フッ化ビニリデン樹脂(II)の重量比が95/
    5〜40/60であることを特徴とする加硫ゴム組成物
  2. (2)(A)アクリル酸アルキルエステルおよび/また
    はアクリル酸アルコキシ置換アルキルエステル化合物が
    、メチルアクリレート、エチルアクリレートおよびメト
    キシエチルアクリレートの群から選ばれた少なくとも1
    種の化合物である特許請求の範囲第1項記載の加硫ゴム
    組成物。
  3. (3)(B)架橋性モノマーが、ジエン系化合物、ジヒ
    ドロジシクロペンタジエニル基含有(メタ)アクリル酸
    エステル、エポキシ基含有エチレン性不飽和化合物、活
    性ハロゲン含有エチレン性不飽和化合物およびカルボキ
    シル基含有エチレン性不飽和化合物の群から選ばれた少
    なくとも1種の化合物である特許請求の範囲第1項記載
    の加硫ゴム組成物。
  4. (4)(C)他のエチレン性不飽和化合物が、アクリロ
    ニトリル、エチレンおよび酢酸ビニルの群から選ばれた
    少なくとも1種の化合物である特許請求の範囲第1項記
    載の加硫ゴム組成物。
  5. (5)(A)アクリル酸アルキルエステルおよび/また
    はアクリル酸アルコキシ置換アルキルエステル化合物が
    、メチルメタクリレート、エチルアクリレートおよびメ
    トキシエチルアクリレートの群から選ばれた少なくとも
    1主の化合物であり、(C)他のエチレン性不飽和化合
    物がアクリロニトリルである特許請求の範囲第1項記載
    の加硫ゴム組成物。
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