JPS62157863A - チルトステアリング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 り粟王立且且分… 本発明は、傾動可能なステアリングシャフトに取付けた
ステアリングホイールを、運転者の体格に適した位置に
調整してステアリング操作を容易にするためのチルトス
テアリングに関するものである。

従来少肢術 近年の自動車には、ステアリングシャフトの傾きを適宜
に変更することによってステアリングホイールの位置を
運転者の体格に合わせて調整し、ステアリング装置を容
易にするためのチルトステアリングが多用されている。

上記チルトステアリングは、車体側に固着した１対の支
持部を有する第１ブラケツトと、この第１ブラケツトに
上下方向に傾動可能に組付けられ、傾動可能なステアリ
ングシャフトを回転自在に軸支する第２ブラケツトと、
この第１、第２ブラケツトの重合部分に横方向から挿通
され、一端を前記重合部分の一例にて固定したボルトと
、このボルトの自由端部に螺装されたロックレバ−とか
ら構成され、上記ロックレバ−の操作により、第１、第
２ブラケツトの重合部分を上記ボルトの軸線上で相対的
に内方に挟圧して相互間の摩擦力によってロックし、上
記ステアリングシャフトを所望の傾斜角に固定するよう
にしたものが一般的である。

、口　りｎ゛シよ°と　る「１　占 上記の如きチルトステアリングでは、製作上の寸法誤差
から生じる各構成部材間の寸法精度並びに長期使用によ
る部材間の摩耗により、第１、第２ブラケット間に生じ
る摩擦力が規定以下になることがある。

一般にチル１−ステアリングの可動側は、ステアリング
ホイールの他、各種のスイッチ類等が取付けられて比較
的重く、上述の如き摩擦力の減少は、上記可動側の位置
、即ち、ステアリングホイールを一定位五に保持させる
に支障となっていた。

１１　　占ｆ″°　るための　没 本発明は上記問題点に鑑みてなされたもので、下部シャ
フトに対して折曲可能な上部シャフトの先端にステアリ
ングホイールを固設してなるステアリングシャフトと、
車体側に固設され、上記下部シャフトを回動自在に軸支
する固定ブラケットと、上記固定ブラケットに上下方向
に揺動自在に配設され、上記上部シャフトを回動自在に
軸支する可動ブラケットと、上記固定ブラケットに一端
でもって揺動可能に配設したロックレバ−と、上記固定
ブラケットに揺動可能に配設され、上記可動ブラケット
に所定個数形成した係合歯と噛合するラチェットと、上
記ラチェットと固定ブラケットとの間に配設され、上記
ラチェットの爪部を係合歯に噛合させるべく弾圧するス
プリングと、上記ロックレバ−と同軸に、かつ、一体に
回動するように配設され、先端爪部が、上記ラチェット
の爪部と係合歯との噛合時にのみ、ラチェットの後部に
位置してラチェットの爪部の係合歯からの離脱方向の動
作を拘束するラチェット拘束爪とから構成したチルトス
テアリングである。

作■ 本発明に係るチルトステアリングは、ロックレバ−に連
動するラチェット拘束爪の先端爪部により上記ラチェッ
トの係合歯からの離脱方向の動作を阻止することによっ
て、固定ブラケットに配設したラチェットの爪部と可動
ブラダ・ノドに形成した係合歯との噛合状態を維持し、
固定ブラケットに対して可動ブラケットを所定の角度で
確実に固定することができる。

」１汎 第１図乃至第５図は、本発明に係るチルトステアリング
の一実施例を示すものである。

図面において（１）は図示しないステアリングギアから
延び、先端にステアリングホイール（２）を固設したス
テアリングシャフト、（３）は車体側に固設された固定
ブラケット、（４）は固定ブラケット（３）に配設され
た可動ブラケット、（５）は上記固定ブラケット（３）
に配設されたロックレバ−を示す。

上記ステアリングシャフト（１）は、固定ブラケット（
３）に軸支される下部シャフト（１ａ）と、可動ブラケ
ット（４）に軸支される上部シャフト（１ｂ）とからな
り、この下部シャツ１−（ｌａ）と上部シャフト（１ｂ
）は自在継手（６）によって傾動可能に連結されている
。

上記固定ブラケット（３）は、所定形状の平板材を正面
形状略口字状に折曲成形した部材で、両側壁中央部には
夫々軸孔（７）（７）が穿設されている。一方、可動ブ
ラケット（４）は、所定形状の平板材を平面形状略コ字
状に折曲成形した部材で、両側壁中央部には、上記固定
ブラケット（３）の軸孔（７）（７）と対応する軸孔（
８）　　（８・）が形成されている。上記固定ブラダ７
）（３）と可動ブラケット（４）は、夫々対向する側壁
に形成した軸孔（７）（７）、（８）（８）に挿通した
回転支軸（９）（９）によって連結され、可動ブラゲソ
Ｉ−（４）は、固定ブラケットく３）によって外方から
挟持された状態で傾動可能となっている。

上記ロックレバ−（５）は、その基端部を上記固定ブラ
ケット（３）の一方の側壁に回動自在に配設された支持
軸（１０）の先端部に固着してあり、先端部を、ステア
リングホイール（２）に向けである。上記支持軸（１０
）の基端部には、ラチェソＩ・拘束爪（１１）が固着し
てあり、また、上記支持軸（１０）と固定ブラケット（
３）との間には、上記支持軸（１０）の回動位置の保持
手段〔図示せず〕が配設されている。

上記ロックレバ−（５）を配設した側の可動ブラケット
（４）の側壁前縁は、上述軸孔（８）に沿う円弧状周縁
（１２）に形成されており、この円弧状周縁（１２）の
上部には切欠き（１３）を形成し、下部には所定個数の
係合歯（１４）　　（１４）・・・を形成しである。

一方、上記ロックレバ−（５）を配設した側の固定ブラ
ケット（３）の側壁の内側前方には、略り字形状をなす
ラチェソｌ−（１５）が、略中央部を中心として摺動自
在に配設されている。

このラチェット（１５）の上端部の外側には、上述係合
歯（１４）　　（１４）・・・と噛合する爪部（１５ａ
）が形成され、この爪部（１５ａ）は、ラチェット（１
５）の他端と固定ブラケット（３）との間に配設したス
プリング（１６）によって係合歯（１４）（１４）・・
・に向けて付勢される。

更に、上記固定ブラケット（３）のロックレバ−（５）
を配設した側の側壁前部には、上記ロックレバ−（５）
の支持軸（１０）を中心とする円弧状孔（１７）が形成
されており、この円弧状孔（１７）からは、上記支持軸
（１ｏ）の基端部に固着したラチェット拘束爪（１１）
の先端爪部（ｌｌａ）が内方に向けて突出する。上記ラ
チェット拘束爪（１１）の先端爪部（ｌｌａ）は、上記
ラチェット（１５）の爪部（１５ａ　＞が上記係合歯（
１４）　　（１４）・・・と噛合している場合にのみ、
ラチェッ、ト（１５）の爪部（１５ａ）を形成した上端
部の内側の円弧状部（１５ｂ）に移動できるようにしで
ある。

上記構成のチルトステアリングにおける謂整要領を以下
に説明する。

第１図並びに第４図に示す状態では、ラチェット（１５
）の爪部（１５ａ）は、スプリ、ング（１６）の付勢力
により可動ブラケット（４）の係合歯（１４）　　（１
４）・・・の１つと噛合すると共に、この状態でのロッ
クレバ−（５）と同一軸に取り付けられたラチェット拘
束爪（１１）の先端爪部（ｌｌａ）によって、離脱方向
の動作が拘束されている。従って、可動ブラケット（４
）は、上記ラチェッｌ−（１５）の爪部（１５ａ＞と係
合歯（１４）との噛合により、固定ブラヶッ１−（３）
に対して固定され、上記可動ブラケット（４）に軸支さ
れた上部シャフト（ｌｂ）は定角度に固定されている。

この状態から、ステアリングホイール（２）の位置の調
整、即ち、可動ブラケット（４）の傾斜角を調整するに
は、先ずロックレバ−（５）を第１図の下方向に回動さ
せる。すると、この状態では、ラチェット拘束爪（１１
）の先端爪部（ｌｌａ）が円弧状孔（１７）に沿って第
５図の上方に移動し、ラチェット（１５）の係合歯（１
４）からの離脱方向の動作が可能となる。

次に、ステアリングホイール（２）を保持しながら上方
、あるいは下方に向けて揺動させると、ラチェット（１
５）の爪部（１５ａ　）は、第５図に示すように可動ブ
ラケット（４）の揺動に伴なって係合歯（１４）　　（
１４）・・・との噛合・離脱を繰り返し、上記可動ブラ
ケット（４）の揺動に節度感が与えられる。

上記ステアリングホイール（２）を、上記ラチェット（
１５）の爪部（１５ａ）と係合歯（１４）の噛合する所
定の位置で停止させ、ロックレバ−（５）を第１図の上
方に移動させると、前述の如く、係合歯（１４）と噛合
するラチェット（１５）の爪部（１５ａ）は、ラチェッ
ト拘束爪（１１）の先端爪部（ｌｌａ）によって離脱方
向の揺動が阻止され、可動ブラケット（４）は固定ブラ
ケット（３）に対して上記所望の位置に確実に固定され
る。

尚、上記実施例においては、ステアリングホイール（２
）を保持して可動ブラケット（４）を大角度で上方に傾
斜させ、上記ステアリングホイール（２）を上方に移動
させて自動車への乗降を容易にすることができる。

発珂立効１ 以上説明したように、本発明に係るチルトステアリング
は、可動ブラケットの係合歯と噛合したラチェットのｍ
ａ方向の動作をロックレバ−と連動するラチェット拘束
爪によって阻止することにより可動ブラケットを固定ブ
ラケッ）−に対して固定するようにしたので、上記可動
ブラケットを固定ブラケットに対して確実に固定するこ
とができ、また、上記ステアリングホイールの位置調整
を節度感をもって行なうことができるため実用上極めて
便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第５図は本発明に係るチルトステアリングの
一実施　　、バす図面で、第１図は側面図、第２図は旌
１゜図、第３図は分割斜視図、第４図並びに第５図はラ
チェンＩ−とラチェット拘束爪の動作を説明するための
概略図である。 （１）−・・ステアリングホイール、 （１ａ）・・・下部シャフト、 （ｌｂ）　−ｍ−上部シャフト、 （２）〜ステアリングホイール、 （３，ｉ−一固定ブラケット、 （４）−・・可動ブラケット、 （５）−一一ロノクレバー、 （１１）　−ｍ−うチェフｌ〜拘束爪、（１１ａ　）・
−ラチェット拘束爪の先端爪部、（１４）　　（１４）
−・−係合歯、 （１５）　−ラチェ・７ト、 （１５ａ　’）　−ラチェットの爪部、（１６）・・−
スワブりン′グ。 特　許　出　願　人　　ダイハツ工業株式会社　１第４
区 １−ｔｅｌ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）下部シャフトに対して折曲可能な上部シャフトの
   先端にステアリングホイールを固設してなるステアリン
   グシャフトと、車体側に固設され、上記下部シャフトを
   回動自在に軸支する固定ブラケットと、上記固定ブラケ
   ットに上下方向に揺動自在に配設され、上記上部シャフ
   トを回動自在に軸支する可動ブラケットと、上記固定ブ
   ラケットに一端でもって揺動可能に配設したロックレバ
   ーと、上記固定ブラケットに揺動可能に配設され、上記
   可動ブラケットに所定個数形成した係合歯と噛合するラ
   チェットと、上記ラチェットと固定ブラケットとの間に
   配設され、上記ラチェットの爪部を係合歯に噛合させる
   べく弾圧するスプリングと、上記ロックレバーと同軸に
   、かつ、一体に回動するように配設され、先端爪部が、
   上記ラチェットの爪部と係合歯との噛合時にのみ、ラチ
   ェットの後部に位置してラチェットの爪部の係合歯から
   の離脱方向の動作を拘束するラチェット拘束爪とから構
   成したことを特徴とするチルトステアリング。