JPS6215591Y2 - - Google Patents

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JPS6215591Y2
JPS6215591Y2 JP1983028977U JP2897783U JPS6215591Y2 JP S6215591 Y2 JPS6215591 Y2 JP S6215591Y2 JP 1983028977 U JP1983028977 U JP 1983028977U JP 2897783 U JP2897783 U JP 2897783U JP S6215591 Y2 JPS6215591 Y2 JP S6215591Y2
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lubricating oil
oil
lubrication
port
constriction
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JP1983028977U
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JPS59136098U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、主として軸受、歯車等の機構部分
に、潤滑油を霧状にし、圧力空気に搬送させて供
給するための噴霧給油装置に関する。
従来この種の噴霧給油装置としては第1図に示
すものが知られている。
同図において51は一次ポートであり、その一
次ポート51に空気圧源を接続するとともに、一
次ポート51から二次ポート52に至る流路に絞
り部53を形成し、油槽54内から絞り部53の
上方に至る導油管55を配置することにより構成
したものである。
このような噴霧給油装置は、流路を流れる圧力
空気が絞り部53を通過することによつて生じる
差圧を利用して油槽54内の潤滑油を導油管55
を介して吸い上げつつ絞り部53に滴下し、霧状
となして圧力空気とともに二次ポート52から目
的の機器に供給するようにしたものである。
したがつて、二次ポートから放出される圧力空
気に含有される霧状の潤滑油の量は、一次ポート
51へ供給される圧力空気の変化に伴つて変動す
ることになる。
一方、近年の精密機械における高速、精密軸受
は、潤滑油が多すぎるとかえつて動作が不正確に
なるため、小量で定量の潤滑油の供給が必要にな
つている。
しかし、上述した従来の噴霧給油装置では、潤
滑油の供給を微量とするには圧力空気の圧力を低
下させなければならず、かくすると絞り部53の
前後の差圧も低下し、導油管55による潤滑油の
吸上能力が極端に低減し、圧力空気の僅かな圧力
変動により吸上力がなくなつて、必要な霧状潤滑
油の供給ができなくなつてしまう等の問題があつ
た。又は潤滑油の供給量を制限する寸法には、前
述した導油管55に絞り弁を取り付け、その導油
管55内を流れる潤滑油の流量を絞る寸法もある
が、この寸法では流量を微量にすると潤滑油中の
コンタミナントにより安定した給油量を維持でき
ず、極めて不安定な状態となり、高速、精密機器
に対する微量の定量給油には使用できないもので
あつた。
本考案は上述した従来の噴霧給油装置の欠点に
鑑み、一次ポート側の空気圧が変動低下したり又
は当初より導油管による潤滑油の吸い上げ作用を
維持し得ないような空気圧で使用する場合におい
ても、二次ポートより一定量の霧状の潤滑油を含
有した圧力空気を放出でき、高速、精密軸受等の
如き精密機械要素に対する微量の定量給油が可能
な噴霧給油装置の提供を目的としたものである。
かかる目的を達成するための本考案の要旨とす
る構成はオイラー本体内に、該オイラー本体に設
けた一次ポートと二次ポート間に連続させて圧力
空気の流路を備え、該流路に絞り部を設けるとと
もに該絞り部に潤滑油供給ノズルを開口させ、該
ノズルより潤滑油を前記絞り部に供給して霧状と
なし、圧力空気とともに前記二次ポートから潤滑
部へ送り出すようにしてある噴霧給油装置におい
て、潤滑油収容槽から前記潤滑油供給ノズルに通
じる潤滑油の流路の途中に、前記潤滑油供給ノズ
ル側に潤滑油を微量づつ強制的に送り出す定量ポ
ンプを設け、該定量ポンプを制御装置により作動
させて一定量毎の潤滑油を前記絞り部に供給させ
るようにしたことを特徴としてなる噴霧給油装置
に存する。
以下に本考案の実施例を図面を参照して説明す
る。
第2図及び第3図は本考案の第1実施例を示す
ものである。
同図中1はオイラー本体であり、その一次ポー
ト2と二次ポート3との間に絞り部4を形成して
おり、その絞り部4に噴霧用の潤滑油供給ノズル
4aが下流側に向けて開口されている。
またオイラー本体1の上側部には、導油管5を
配置し、その導油管5の内方端部を絞り部4の上
方に臨ませるとともに、外方端部を後述する定量
ポンプ7の二次ポート7bに連通させている。絞
り部4の下方には潤滑油の給油源である収容槽6
が形成され、その収容槽6の底部6aと定量ポン
プ7の一次ポート7aとを連通させている。
オイラー本体1の一次ポート2は空気圧源Aに
連通させるとともに、二次ポート3を潤滑油を供
給すべき目的の機器(図示せず)に連通させてい
る。
前記定量ポンプ7の一次ポート7aと二次ポー
ト7bとは、潤滑油流路8により連通され、その
潤滑油流路8にはその中心部に貫通孔9aを有
し、調整ねじ12の端部にねじ部9bにて固定さ
れた固定弁座9を配置している。固定弁座9の二
次ポート7b側には弁体10が配置され、まつた
定量ポンプ7の枠体7cと一体的な固定受部11
に螺着させた調整ねじ12を、弁体10の側方に
配置している。
調整ねじ12の内方端部には凹部13が形成さ
れ、その凹部13に嵌装させたばね14を弁体1
0に係合させて、その弁体10を固定弁座9側へ
付勢させている。固定弁座9の一次ポート7a側
と二次ポート7b側の間には、バイパス流路15
が形成され、このバイパス流路15を枠体7cに
螺着させた開閉ねじ16により開閉し、収容槽6
のドレン抜きとして用いる。
前記潤滑油流路8に臨ませて中心部に挿通孔1
7aを穿設したロツド挿通筒17が配置され、さ
らにそのロツド挿通筒17の側方にはシリンダー
18を形成している。シリンダー18の内部に
は、外周にパツキン19を嵌着させたピストン2
0を移動可能に配置している。ピストン20の中
心部に一端を螺着したピストンロツド21が、前
記ロツド挿通筒17の挿通孔17aに挿通され、
その他端を潤滑油流路8内へ臨ませている。
前記ピストン20の一方の端面と、シリンダー
18の端面との間に、復帰ばね22を配置してい
る。
ピストン20の他方の端面は、シリンダー18
と後述するパイロツトエアの導入室23とを連通
させる連通孔24に臨ませている。導入室23は
パイロツト弁座25を介して枠体7cに設けたパ
イロツトポート26に連通させている。
パイロツトポート26には、レギユレータ27
を介して空気圧源Aからパイロツトエアを導入さ
せている。
パイロツト弁座25は、枠体7cの側方に取り
付けした電磁弁28により変位せしめられるパイ
ロツト弁体29により開閉させるようにしてい
る。
すなわちパイロツト弁体29の突出端部29a
をパイロツト弁座25側に臨ませ、その突出端部
29aと、パイロツト弁体29を嵌装させつつ枠
体7cに固着した筒体30との間にばね31を介
在させ、パイロツト弁体29をパイロツト弁座2
5側に付勢させるとともに、電磁弁28の励磁コ
イル28aの通電時に吸引せしめられる内方端部
29bを、その電磁弁28の外方端部に形成した
リリーフポート32へ臨ませている。前記導入室
23とリリーフポート32とはパイロツト弁体2
9の外周に形成される空隙33を介して連通せし
められている。
34は電磁弁28の励磁コイル28aを周期的
に励磁させるタイマーの如き制御装置、35は電
源部である。
次に上述の構成からなる噴霧給油装置の作用を
説明する。
空気源Aからオイラー本体1の一次ポート2へ
供給された所定圧の圧力空気は、絞り部4を介し
て給油源である収容槽6に収容させた潤滑油の油
面を加圧するとともに、二次ポート3から目的の
機器へ供給される。
また制御装置34を介して周期的に励磁される
電磁コイル28aにより、パイロツト弁体29は
パイロツト弁座25とリリーフポート32を交互
に開閉せしめる。
電磁コイル28aの励磁状態では、空気圧源A
からレギユレータ27を介してパイロツトポート
26へ供給されるパイロツトエアは、パイロツト
弁座25、導入室23、連通孔24を経由してピ
ストン20の端面を押圧し、ピストン20は復帰
ばね22の弾力に抗して左方へ移動せしめられ
る。
したがつてピストンロツド21もピストン20
とともに変位し、その先端部は固定弁座9の貫通
孔9a内へ侵入する。
潤滑油流路8及び貫通孔9a内には、給油源か
ら潤滑油が既に供給されているため、貫通孔9a
に侵入するピストンロツド21により貫通孔9a
内の潤滑油が押圧され、固定弁座9を閉じている
弁体10をばね14の弾力に抗して移動させて、
潤滑油を二次ポート7b、導油管5を経て絞り部
4の上方から滴下供給する。
供給された潤滑油は、絞り部4を通過し、霧状
となつて流下せしめられ、二次ポート3から目的
の機器へ供給される。
尚、絞り部4へ供給する潤滑油量の加減はピス
トンロツド21のストロークに対し弁座9と調整
ねじ12の組合せ位置を調整することにより行
う。
絞り部4へ潤滑油が滴下された状態では、導油
管5に生じたピストンロツド21の押込圧力は無
くなり、弁体10は、ばね14の弾力により初期
の位置に復帰し、固定弁座9を閉じる。
また制御装置34により制御される電磁コイル
28aが無励磁の状態に至ると、その電磁コイル
28aの吸引力は無くなり、パイロツト弁体29
は、ばね31の弾力により変位してパイロツト弁
座25を閉じるとともに、リリーフポート32は
開放される。
したがつて、ピストン20を押圧していたパイ
ロツトエアは空隙33からリリーフポート32を
経て外部に放出され、ピストン20は復帰ばね2
2の弾力により初期の位置に復帰し、連通孔24
を閉じる。
このようにして給油源の潤滑油を定量ポンプ7
を介して継続的かつ強制的にオイラー本体1の導
油管に圧送し、絞り部4へ供給するものである。
第4図は本考案の噴霧給油装置の第2実施例を
第1実施例と同一部分には同一の符号を付して示
すものである。同図において、36は給油源であ
る潤滑油の収容槽であり、その収容槽36の蓋体
36b内へ空気圧源Aの圧力空気を導入し、潤滑
油の液面を加圧している。その収容槽36の底部
36aを前述したような定量ポンプ7の一次ポー
ト7aに連通させ、また二次ポート7bをオイラ
ー本体1の導油管5に連通させることにより構成
している。
この噴霧給油装置は、給油源をオイラー本体1
と別体に備えたものであるが、前述した第1実施
例の場合と同様、収容槽36内の潤滑油を定量ポ
ンプ7により断続的かつ強制的にオイラー本体1
の導油管5へ圧送し、絞り部4の上方から滴下し
得るものである。
第5図は噴霧給油装置の第3実施例を示すもの
であり、潤滑油の油面を加圧せず、その潤滑油を
自然流下により定量ポンプ7に供給するようにし
た給油源である収容槽37を備えたものである。
この噴霧給油装置の場合には給油源である収容槽
37内の潤滑油が潤滑油流路8内へ自然流下する
点を除けば、第2実施例の噴霧給油装置と同様な
作用を有する。
以上3つの実施例について詳述したが、いずれ
の実施例においてもオイラー本体1と収容槽6
(又は36,37)と定量ポンプ7及び制御装置
34の3つを一体に組合すことも勿論可能であ
る。
尚、上述した各実施例においては、ピストン2
0の変位を利用した定量ポンプ7を用いて噴霧給
油装置を構成した場合について説明したが、その
他ダイヤフラム、ベローズの圧力変化を利用した
ものや電磁コイルの軸心を直接ピストンロツド2
1に作用させられる形式の定量ポンプを用いても
よいものである。
以上の説明から明らかなように本考案に係る噴
霧給油装置は、潤滑油の給油源とオイラー本体の
絞り部上方に開口させた導油管を連通させる流路
に、制御手段により周期的に作動せしめられる定
量ポンプを介在させ、断続的にかつ強制的に潤滑
油を導油管に圧送するようにしたものであるか
ら、オイラー本体へ供給される圧力空気の圧力変
動の有無に関わりなく常に一定量毎に潤滑油を絞
り部へ滴下させることができ、従来の差圧を利用
した吸い上げ方式の噴霧給油装置の欠点を解消
し、かつ微量の定量送油に係る噴霧潤滑も可能と
なつた。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の噴霧給油装置の縦断面図、第2
図は本考案に係る噴霧給油装置の第1実施例の構
成を示すブロツク図、第3図は同上の定量ポンプ
及びオイラー本体のみを断面にして示すブロツク
図、第4図は第2実施例の構成を示すブロツク
図、第5図は第3実施例の構成を示すブロツク図
である。 1……オイラー本体、2……一次ポート、3…
…二次ポート、4……絞り部、6,36,37…
…収容槽、7……定量ポンプ、8……潤滑油流
路、34……制御装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. オイラー本体内に、該オイラー本体に設けた一
    次ポートと二次ポート間に連続させて圧力空気の
    流路を備え、該流路に絞り部を設けるとともに該
    絞り部に潤滑油供給ノズルを開口させ、該ノズル
    より潤滑油を前記絞り部に供給して霧状となし、
    圧力空気とともに前記二次ポートから潤滑部へ送
    り出すようにしてなる噴霧給油装置において、潤
    滑油収容槽から前記潤滑油供給ノズルに通じる潤
    滑油の流路の途中に、前記潤滑油供給ノズル側に
    潤滑油を微量づつ強制的に送り出す定量ポンプを
    設け、該定量ポンプを制御装置により作動させて
    一定量毎の潤滑油を前記絞り部に供給させるよう
    にしたことを特徴としてなる噴霧給油装置。
JP2897783U 1983-03-02 1983-03-02 噴霧給油装置 Granted JPS59136098U (ja)

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JP2897783U JPS59136098U (ja) 1983-03-02 1983-03-02 噴霧給油装置

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JP2897783U JPS59136098U (ja) 1983-03-02 1983-03-02 噴霧給油装置

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JPS59136098U JPS59136098U (ja) 1984-09-11
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ID=30159842

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2580280Y2 (ja) * 1992-05-15 1998-09-03 タコ株式会社 噴霧給油装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4831180A (ja) * 1971-08-26 1973-04-24
JPS5222882B2 (ja) * 1973-07-05 1977-06-21
JPS5338788U (ja) * 1976-09-08 1978-04-05

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