JPS62155096A - β−1,3−グリコシルステビオ−ル配糖体の製造法 - Google Patents

β−1,3−グリコシルステビオ−ル配糖体の製造法

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JPS62155096A
JPS62155096A JP29277785A JP29277785A JPS62155096A JP S62155096 A JPS62155096 A JP S62155096A JP 29277785 A JP29277785 A JP 29277785A JP 29277785 A JP29277785 A JP 29277785A JP S62155096 A JPS62155096 A JP S62155096A
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glycoside
enzyme
glucosyl
steviol
rebaudioside
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JP29277785A
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Hideji Nishibashi
秀治 西橋
Tadashi Katabami
方波見 忠
Tadao Matsubayashi
松林 忠男
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DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はβ−1,3−グリコシルステビオール配糖体を
製造する方法に関し、さらに詳しくはステビオール配糖
体とβ−1,3−グルコシル糖化合物を含有させ良木溶
液又は懸濁液を固定化させ念β−1,3−グルコシル転
移酵素もしくは微生物に接触させることt”%徴とし光
β−1.3−グリコシルステビオール配糖体の製造法に
関する。
近年、人工甘味料であるサッカリン酸ナトリウム、サッ
カリン酸ナトリウム、ズルテン等が安全性の見地から一
般食品への使用禁止、あるいは使用制限されるようにな
り、一方では砂糖の摂りすぎによる健康上への悪影響が
問題とされるようになって〆ることなどから、これに代
わる天然甘味料の開発が熱望されている。このような状
況下において、ステビオシトは砂糖と違い低カロリー甘
味料であり、しかも甘味倍率が砂糖に比べ約300倍と
高いことから、その需要は急速に高まりてきている。ス
テビオシトはキク科に属するステビア レパウディアナ
 ベルトニー(5tsvia rebaudianaB
ERTONI )から抽出される甘味成分であシ、ステ
ビオールをアグリコンとするβ−グルコシル配糖体であ
る。ステビオシトは現在、飲食品の甘味性に使用されて
いるが、ステビオシトの甘味は、砂糖に比べると遅く現
われ、しかもそれが残味として長く残るという欠点以外
に苦味、嫌味が伴うなどの欠点も持っており、そのまま
では使用量、用途に限界があり、何らかの甘味質の改良
が必要であると言われている。
(従来の技術及びその問題点) ステビオサイドの甘味質の改良方法については、これま
での砂糖、ぶどう糖、果糖等の天然甘味料を加える方法
の他に、糖転移酵素によりステビオサイドにグルコース
あるいはガラクトースを付加し、糖転移ステビオサイド
誘導体を製造する方法が知られている。(特公昭57−
18779号公報、B#開昭58−94367号公報、
%開昭58−78562号公報、特開昭58−1496
97号公報)この中でもとくに甘味質が良好とされてい
るレバウディオサイドAは、ステビオールの水酸基に結
合したβ−グルコシN基にβ−1,3結合し友β−グル
コシルi’t”有するβ−1,3モノグルコシルステビ
オサイドであることから、β−1,3−グリコシルステ
ビオール配糖体の製造は、従来にない良好な味質のステ
ビア甘味料が得られることよりその開発の意義は大きい
。しかしながら、これまでの方法は、特開昭58−14
9697号公報、特開昭59−179+?6号公報、%
開昭59−120073号公報、特開昭60−3795
0号公報で示されているこのいずれも微生物一体より得
られる可溶性酵素を、ステビオール配糖体とβ−1,3
グルコシル糖化合物の含有し沈水溶液又は水懸濁液に作
用させて、β−1,3グリコジルステビオ一ル配糖体を
生成させるものであった。
しかしながらこれらの方法では、酵素の回収は不可能で
あり、甘味料への精製工程でタンノ母りを除く必要がお
りまた連続生産システムは望めない。
(問題点を解決する為の手段) そこで本発明者らは、上記の問題を解決すべく。
β−1,3グルコシルステビオ一ル配糖体の効率のよい
連続生産方法について鋭意研究を重ねた結果。
使用すべきβ−1,3グルコシル転移酵素及び/又は微
生物を例えば天然又は合成高分子rル等の担体に包括法
又はイオン結合法により固定化することにより、ステビ
オール配糖体とβ−1,3グルコシル糠化合物を含有し
た水溶液もしくは水懸濁液を接触せしめると、連続して
β−1,3グリコジルステビオ一ル配糖体を得ることが
でき、しかも酵素の回収が容易に行なわれるので、生産
物の精製工程が簡便であることを見い出し、本発明を完
成するに至っ几。
即ち、本発明は、ステビオール配糖体とβ−1,3−グ
ルコシル糖化合物とを含有する水溶液又は水懸濁液にβ
−1,3−グルコシル転移活性を有する酵素及び/又は
微生物を作用させるに際し、β−1,3−グルコシル転
移活性を有する酵素及び/又は微生物が担体に固定化さ
れていることを特徴とスルβ−1,3−グルコシルステ
ビオール配糖体の製造法を提供する。
(発明の構成) 本発明の方法において基質として用いられるステビオー
ル配糖体とは、下記式 式中R,=/’ルコース又i)(、R2=グルコース、
ラムノース又はHで示されるステビオール骨格を有する
配糖体を総称するものであり、例えば、ステビオサイド
、レバウディオサイドA、レバウディオサイドC,レバ
ウディオサイドD、レバウディオサイドE、ズルコサイ
ド人もしくはこれらの糖の一部が加水分解を受は念もの
例えば、ルプソサイド、ステビオールモノサイド、ステ
ビオールバイオサイド等が包含され、これらはそれぞれ
単独で又は2種以上組み合わせて用いることができる。
これらステビオール配糖体は必ずしも高度に精製され友
形で用いる必要はなく、他の夾雑物を含有している粗製
品であっても、又ステビア等抽出液そのものでありて屯
、本発明の甘味料を製造することができる。
本発明に用いるβ−1,3グルコ女シル糖化合物とは、
同時に用いるβ−1,3グルコシル転移活性を有する酵
素、あるいはそれらを生産する微生物によってステビオ
ール配糖体からβ−1,3グルコシルステビオ一ル配糖
体を生成するものであればよい。現在容易に入手できる
ものとしてカードランやラミナリンがある。
好適なものとしてはカードランやラミナリンが挙けられ
、これらは入手し易い点からも好ましい。
尚、カードランとはβ−1,3グルコシド結合を主体と
する水不溶性のβ−グルカンであり、その懸濁液を加熱
するとか友い弾力性のある熱不可逆性のグルをつくる多
砧類の総称である。このものは現在のところ微生物によ
ってつくられたものが市販されている( Agr、Bi
ol、Chem、、 29 、757.’65又は発酵
と工業廷、 2. ’78参照)。
β−1,3グルコシル転枠活性を有する酵素は、β−1
,3グルカナーゼとしてのラミナリナーゼ(E、C,3
,2,1・6)、チモリエース(商品名、生化学工業社
製)、セルラーゼ製剤としてのトリラーゼ(商品名、協
和発酵社製)などが挙げられる。
ま念、本発明に用いられる微生物としては、β−1,3
グルコシル転移活性を有するものであれば良く、カビ、
放線菌、細菌、酵母菌、担子菌のうち、トリコデルマ属
、リゾパス域、カエトミウム属、ミリオコキューム属、
サーモミセス属、アスペルギルス属、ペニシリウム楓、
ミロセシューム属、ムコール属、スポロトリキューム属
、スクレロチニア属、リゾクトニア属、スクレロチウム
属。
ペリキュラリア属等に属する各種のカビ類及びストレプ
トマイセス属、ミクロポリスポラ属、オオスコピア属等
に属する各種の放線菌類、及び・々シルス属、グレピパ
クテリウム属、アースロノ々クター属、フラデパクテリ
ウム属等に属する各種の細菌類、及びシゾサツカロミセ
ス属の酵母、及びトラメテス属、イルイクス属、コプリ
ナス属等に属する各種の担子菌類が挙げられる。とくに
ノ9シルス属、イルイクス属、アースロパクター属、ス
トレプトマイセス属等に属するものが優れている。
本発明に用いうる微生物の広範な分布は第−表に示した
結果に見られる如くである。
本発明で使用される微生物菌体は上記に示し九棟に限定
されるものでなく、これらの菌株を親株として放射線や
紫外線、あるいはニトロソグアニジン等の変異誘発剤な
どで処理して得られる突然変異株を用いることも可能で
ある。
本発明によると、ラミナリナーゼやドリセラーゼ等の酵
素、あるいは上記微生物菌体より得られるβ−1,3グ
ルコシル転移酵素もしくは菌体を包括もしくはイオン結
合によ)固定化し、ステビオール配糖体をβ−1,3グ
リコジルステビオ一ル配糖体に変換させるのであるから
、これら一連の酵素反応に悪影響を及ぼさず、β−1,
3グリコシルステビオール配糖体の製造過程で崩壊しな
い程度の機械的強度をもつ天然又は合成の高分子物が適
している。そのような高分子物質としては、例えばポリ
アクリルアミド、ポリスチレン、ポリブタジェン、ポリ
ウレタン、Iリエチレングリコール、ポリプロピレング
リコールなどの包括用合成高分子物質や、DEAE−セ
ルロース、DEAE−セファデックス、セファロジル、
ト蚕ヨナパール、セルロファインなどのイオン結合用高
分子物質及び、アルギン酸、コラーゲン、セルロース、
K−カラギーナン、寒天などの天然高分子物質を挙げる
ことができる。
中でも、包括法ではポリアクリルアミド、アルギン酸が
特に適しておシ、イオン結合法ではDEAE−セファデ
ックス、トヨパール等が特に適している。かかる高分子
物質への前記酵素の固定化は、包括法では、一連の酵素
反応に悪影響を与えない限り、一般に緩和な条件下に、
それ自体公知の任意の方法によって行なうことができる
例えば、適当な緩衝液に溶解させた酵素と上記天然高分
子体、例えば、アルイン酸ナトリウム、K−カラギーナ
/、コラーゲン等の水溶液を、冷却させるか、もしくは
カルシウムイオン、カリウムイオン、アルミニウムイオ
ン、鉄イオン、等の金属イオンを適当な濃度で含む冷却
水溶液に滴下することによシグル化し、そのダル内に酵
素を固定化する方法Biotech & Bioang
、Vot、XX[P 1697(’79)、酵素を溶解
させた合成高分子の水溶液に、近紫外線や紫外線、X線
を照射することによシ固定化する方法(49開昭52−
110889号公報)、あるいは半透膜性のポリマーの
皮膜によシ酵素をカプセル化して固定化する方法(工業
化学雑誌、72、493(’69))等があげられるが
、これらはほんのヤ例にすぎない。またイオン結合法も
包括法と同様に、公知の任意の方法によって行うことが
できる。
例えば、適当な緩衝液に懸濁させた市販のイオン交換樹
脂、(例えばDEAEセファデックス、 DEAE−セ
ルロース、セファロジル(いずれもファルマシア社製)
、及びトヨノ!−ル(東洋ソーダ社製))中に酵素溶液
を加えてよく攪拌し、その後、プ7ナー上に樹脂を集め
、適当な緩衝液にてよく洗浄することによシ、目的酵素
を固定化する方法、又はイオン交換樹脂をカラムに充て
んさせた状態で、酵素溶液をチャージさせ、目的とする
酵素をイオン結合させて固定化する方法(Enz)+m
ologim、 31 。
214 (’66) )等があげられるが、これらもほ
んの+側に過ぎない。要は、ステビオール配糖体をβ−
1,3グリコジルステビオ一ル配糖体に糖転移させるβ
−1,3グルコシル転移酵素反応に悪影響を及ぼさない
イオン結合法であれば任意に用いることができる。
酵素を包括固定化した場合は、一般にピース状、タブレ
ット状、立方体状、フィルム状等の形状に成型した後使
用に供される。
このようにして包括、もしくはイオン結合されたβ−1
,3グリコジル転移酵素又は微生物は担体乾物当シ、約
0.001〜50 vr/w %の範囲に及ぶ。
次に、本発明による固定化酵素をその基質溶液に接触せ
しめる方法は、約0.1〜約10重量%のステビオール
配糖体と約0.1〜約30i量チのβ−1,3グルコシ
ル糖化合物を含有した水溶液又は水懸濁液を、通常PH
3〜10.温度20〜70℃の範囲よシ選ばれる条件で
、約0.1〜1000時間接触させて反応を行う方法が
採用される。使用形式はパッチ式でもいいし、もちろん
、充てんカラムによる連続式も任意に行いうるが、この
場合、β−1,3グルコシル糖化合物はあらかじめ加水
分解によシ水溶性にした方がよシ効果的であることは言
うまでもない。β−1,3−グルコシル糖化合物より、
水溶性ラミナリオリゴ糖を得る有力な手法としては、ラ
ミナリペンタオースを生成する酵素により製造する方法
を既に%願昭59−212716号として出願済である
。こうした糖の使用も有用である。
このようにしてβ−1,3グリコジルステビオ一ル配糖
体を生成せしめた反応溶液は、そのままでも甘味料とし
て使用できる。また、スチレンとジビニルベンゼンの重
合吸着樹脂例えばダイヤイオンHP−204(商品名、
三菱化成社製)アンバーライトXAD −2(商品名、
オルガノ社製品)等、又はイオン交換樹脂(例えばH型
強酸性イオン交換樹脂およびOH型弱塩基性イオン交換
樹脂)を用いて脱塩し、これを濃縮してシラツブ状の甘
味料とするか、又は乾燥、粉末化して粉末状の甘味料と
することもできる。
更に脱塩した反応溶液を精製してβ−1,3グリコジル
ステビオ一ル配糖体を分離採取して甘味料とすることも
できる。この際、濃縮、乾燥、粉末化は公知の方法、例
えば減圧濃縮、膜濃縮、真空乾燥、噴霧乾燥等の各種の
方法が自由に用いられる。このようにして得られたβ−
1,3グリコジルステビオ一ル配糖体の甘味度は、甘味
度の測定条件によっても異なるが一般には、反応に用い
たステビオール配糖体の固型物重量に見合う甘味度よシ
わずかに弱い程度である。またその甘味の質は、苦味や
渋味等の嫌味がなく、まろやかな甘味であって砂糖に似
ておシ、残米の切れもよい。
このβ−1,3グリコジルステビオ一ル配糖体は、苦味
、嫌味、アク味等が全くない無臭、白色の粉末で水に可
溶であるためステビオサイド及びグリチルリチンの共存
比率、又液体、粉末状の条件下で任意に共存させること
ができる。また、β−1,3グリコジルステビオ一ル配
糖体は、サッカリン及びその塩類、サイクラミン酸ナト
リウム、ジヒドロカルコン、アスパラテーム等の周知の
合成甘味物質と共用してその呈味特性を有効利用するこ
とが可能であシ、これらの合成甘味物質の1種又は2種
以上に本化合物を添加使用すれば、合成甘味物質特有の
苦味、嫌味等の不快味を改良することが可能となる。
またβ−1,3グリコジルステビオ一ル配糖体を賦形剤
、稀釈剤、吸着剤的に使用されている砂糖、果糖、ブド
ウ糖、乳糖、水飴、デキストリン、デンプン等の周知の
糖類甘味に添加使用することによシ、甘味が増強され、
従来の使用量よシも、大幅にその使用量を削減すること
が可能となる。更に本化合物をソルビット、マルチトー
ル、マンニトール、キシIJ )−ル等の砂糖よシも甘
味度が低い低カロリー甘味物質に添加使用すれば甘味物
質の長所を損うことなく甘味を増強することが出来、良
質の低カロリー甘味料が得られる。
β−1,3グリコジルステビオ一ル配糖体はこの様に一
般食品及びダイエツト食品、医薬、医薬部外品、煙草、
飼料等の甘味源として使用できることはいうまでもない
例えば、しょう油、粉末しょう油、みそ、粉末みそ、も
ろみ、マヨネーズ、ドレッシング、食酢、三杯酢、粉末
すし酢、中華の素、天つゆ、めんつゆ、ソース、ケチャ
ツプ、焼肉のタレ、カレールー、シチューの素、スープ
の素、ダシの素、複合調味料、みシん、新みシん、テー
ブルシラツブ等の各種の調味料、せんべい、あられ、シ
こし、餅類、まんじゅう、ういろう、あん類、羊かん、
永年かん、ゼリー、カステラ、飴等の各種和菓子、パン
、ビスケット、クラッカー、クツキー、ノ々イ、プリン
、パタークリーム、カスタードクリーム、シュークリー
ム、ワツフル、スポンジケーキ、ドーナツ、チョコレー
ト、チューイングガム、キャラメル、キャンデー等の各
種洋菓子、アイスクリーム、シャーベット、アイスキャ
ンデー等の氷菓、果実のシロップ漬、水密等のシロップ
類、フラワーイースト、ビーナツツペースト、フルーツ
ペースト等ノヘース)[、ジャム、マーマレード、シロ
ップ漬、糖菓などの果実、野菜の加工食品類、福神漬、
千枚漬、らっきょう漬等の漬物類、ハム、ソーセージ等
の畜肉製品類、食肉ハム、魚肉ソーセージ、カマがコ、
チクワ、天ぷら等の魚肉製品、ウニ、イカの塩辛、さき
するめ、ふぐのみシん干等の各種珍味類、のシ、山菜、
するめ、小魚、貝等で製造されるつくだ煮類、煮豆、ポ
テトサラダ、コンブ巻等のそう菜食品、魚肉、畜肉、果
実、野菜のビン詰、缶詰類、合成酒、果実酒、洋酒等の
酒類、コーヒー、ココア、ジュース、炭酸飲料、乳酸飲
料、乳酸菌飲料等の清涼飲料水、プリンミックス、ホッ
トケーキミックス、即席ジュース、即席コーヒー、即席
しるこ等即席飲食品等の各種飲食物、嗜好物の甘味性に
使用できる。その他、医薬品及び医薬外品としては線画
みがき、口紅、リップクリーム、内服薬、トローチ、肝
油ドロツブ、口中清涼剤、口中香錠、うがい薬等への甘
味剤として使用することも自由に行いうる。
以下に、本発明の方法およびそれによって得られる甘味
料について実施例によシ具体的に説明するが、以下の係
は重量基準とする。
実施例1 (1)  β−1,3グルコシル転移酵素の調整酵母エ
キス0.2チ、ポリベグトン0.2チ、Mg5O4・7
H200,1% 、 K2HPO40,2% 、グルコ
−ス0.5 T。
CN3.0)(D組成からな;b培m4.olt101
容ジャーファメンターに仕込み、滅菌後、8oIIのカ
ードランを無菌的に加え念。これにストレプトマイセス
・エスピーFEBMP−6593を植菌し、37℃で4
0時間、通気攪拌培養を行った。
この培養液を遠心分離した上清にはβ−1,3グルコシ
ル転移酵素を含有しており、その酵素活性は約3.80
0単位であっ之っ なお、ここでいう活性1単位とは、pH7,0,0,1
Mのリン酸緩衝液中で1%のカーPランを基質として4
5“Cで反応させ友とき、1時間に1ダのグルコースに
相当する還元力を生成させるのに必要な酵素(蛋白)t
である。
この上清を4℃に冷却し、これに硫安を・60チ飽和に
なるように加えて塩析し、沈殿を遠心分離にて集めた。
これを少量の水に溶解し、−夜透析した後、凍結乾燥し
て粉末の粗酵素標品(約5,900単位)を得た。
(2)  β−1,3グルコシル転移酵素の固定化実施
例1の(1)で得几粗酵素17019を5mMのリン酸
緩衝液(PI−17,0)35mJで溶解し、同緩衝液
にて平衡化したDEAEセファデックスA−25(ファ
ルマシア社製)301WA!にチャージさせた。その後
約500mの同緩衝液にて洗浄して得られたものを固定
化酵素とした。
(3)固定化β−1,3グルコシル転移酵素によるβ−
1,3グルコシルステビオ一ル配糖体の製造ステビア組
成物(ステビオサイド57チ、レバウディオサイドAI
6%、レバウディオサイドC8チ、ズルコサイドA3%
、レバウディオサイドDi%、レバウディオサイドE 
0.7 %を含有)0.511.カードランを加水分解
して得られ几水溶性うミナリオリゴ糖(グルコース重合
度3〜11を含む)2.0.9を溶解させた水溶液10
0d中に、実施例1の(2)で得られ几固定化β−1.
3グルコシル転移酵素20R1を加え、45℃で48時
時間中かに攪拌しながら反応させた。
反応終了後メンブランフィルタ−にて無菌的に口過し几
。口過液は合成吸着樹脂ダイヤイオンHP −70(F
Fa 品名、 三’It 化成社製) K S、V、=
2 テ通し、ステビオール配糖体を吸着させた後、95
チエタノールで脱着した。脱着液のエタノールを減圧留
去した後、強酸性イオン交換樹脂であるアンバーライト
IR−120B(H型、商品名、ローム・アンドハース
社製品)、弱塩基性イオン交換樹脂であるアンバーライ
) IRA−93(OI(n、商品名、ロームアンドハ
ース社製品)にS、V、=2で通して脱塩した。ついで
、これを70℃以下で減圧濃縮し、真空乾燥して粉末の
β−1,3グルコシルステビオ一ル配糖体含有物’to
、68#得九。このものの組成物i HPLCにて分析
したところ、ステビオサイド18チ、レバウディオサイ
ドA8%、レバウディオサイドC2%、グルコサイドA
0.2%。
レバウディオサイドD及びレバウディオサイドEは0.
1%以下で残り57チはβ−1,3グルコシルステビオ
一ル配糖体であり念。
実施例2 実施例1の(2)で得られ几固定化酵素304をカラム
に充填し、これに実施例1の(3)で用いたと全く同様
の組成の基質溶液を流速18〜20 ml/ hrで通
過させ、同時にカラムを40℃に加温して反応させた。
反応液を実施例1と全く同様の操作にて精製したところ
、用いたステビオール配糖体に対し68チの収率でβ−
1,3グルコシルステビオ一ル配機体が得られ友。
実施例3 実施例2において調製した固定化カラムに、再び実施例
1の(3)で用い友と全く同様の組成の基質を流し続は
九ところ、延べ20日間の連続反応においテモβ−1.
3グルコシルステビオール配糖体の収率は約54〜57
チと低下せず、又その間酵素の失活及び離脱は全く認め
られなかっ几。
実施例4 ラミナリナーゼ0.511−5 mMのリン酸緩衝液(
pH6,0)500mlに溶解サセ、l[衝iKて平衡
化し几トヨt4−ル6508(東洋ソーダ社製品)30
ゴにチャージさせ九。その後、約500−の同緩衝液に
て洗浄し、トヨパール固定化ラミナリナーゼを調製した
この固定化酵素を用いて、実施例2と全く同様の方法に
て反応させ九ところ、β−1,3グルコシルステビオ一
ル配糖体の収率は53%であった。
緩衝液(pH5,0)6ゴIc浴解し、あらかじめ50
℃に加温しておく。次いで0.41のアルギン酸ソーダ
を14威の同緩衝液に加えて50℃で加温しながら溶解
させ、これが溶解した時点で酵素液と混合させる。混合
液は注射器につめて、冷却した0、3M塩化カルシウム
液中に滴下させ、直径約3〜4mのビーズ状のグルを調
製した。
このグルを滅菌水で充分洗浄した後、実施例2と全く同
様の方法にて反応させ友ところ、β−1,3グルコシル
ステビオ一ル配糖体が65チの収率で得られた。
実施例6 チモリエース5000(商品名、生化学工業製)50ダ
を84の0.1Mリン酸緩衝液(pH7,0)に溶解さ
せた。次いでこの液にポリアクリルアミド0.6#お工
びN’、N’−メチレンビスアクリルアミ)110、0
2 gを溶解させ友。これに過硫酸アンモニウム2.5
w%液1mJ 、 N、N、N、’N’Nチーラメチレ
ンシアミン(TEMED ) 5 Wチ液1dを加えた
後、混合溶液の表面に薄い蒸留水の層をつくり、室温に
て1時間放置した。こうして得られたグルはサイコロ状
に切断後、蒸留水約209mにて洗浄した。
こうして得られ几固定化酵素を用い、実施例2と全く同
様の方法にて反応させ念ところ、β−1,3グルコシル
ステビオ一ル配糖体が48チの収率で得られた。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ステビオール配糖体とβ−1,3−グルコシル糖化
    合物とを含有する水溶液又は水懸濁液にβ−1,3−グ
    ルコシル転移活性を有する酵素及び/又は微生物を作用
    させるに際し、β−1,3−グルコシル転移活性を有す
    る酵素及び/又は微生物が担体に固定化されていること
    を特徴とするβ−1,3−グリコシルステビオール配糖
    体の製造法。 2、酵素及び/又は微生物を担体に固定化する方法が、
    包括法もしくはイオン結合法であることを特徴とした特
    許請求の範囲第1項記載のβ−1,3−グリコシルステ
    ビオール配糖体の製造法。 3、該ステビオール配糖体がステビオサイド、レバウデ
    ィオサイドA、レバウデオサイドC、ズルコサイドA、
    レバウディオサイドD、レバウディオサイドEであるこ
    とを特徴とする 特許請求の範囲第1項記載の製造法。
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