JPS6215378Y2 - - Google Patents

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JPS6215378Y2
JPS6215378Y2 JP1979033459U JP3345979U JPS6215378Y2 JP S6215378 Y2 JPS6215378 Y2 JP S6215378Y2 JP 1979033459 U JP1979033459 U JP 1979033459U JP 3345979 U JP3345979 U JP 3345979U JP S6215378 Y2 JPS6215378 Y2 JP S6215378Y2
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JP
Japan
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fiberboard
fluff
colored
decorative board
raised pattern
Prior art date
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JP1979033459U
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English (en)
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JPS55132217U (ja
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  • Panels For Use In Building Construction (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は建築用化粧板に関するものである。
従来、木質繊維板は優れた断熱性,吸音性を有
しているので、建築物の内装材として天井材ある
いは壁面材等に多く使用されている。ところで、
上記繊維板を基板とする盛り上げ模様を有する化
粧板としては、一般に繊維板が多孔性であるた
め、通常その表面に固型分含有率が約60〜80重量
%でしかも顔料含有率の高い塗料を200〜500g/
m2程度塗布して表面を被覆し目止めを行なつて平
滑にしたのち、さらにその上面にスクリーン印刷
等により、ペースト状物を塗布して盛り上げ模様
を形成し化粧を施したものが知られている。
しかしながら、上記化粧板では、繊維板表面全
面が塗料で目止め被覆されているので、繊維板の
特長である吸音性能が著しく低下するとともに、
繊維板特有のソフトな外観も損なわれるという欠
点があつた。更に又基板表面が平滑になるように
塗装が施されているため、基板表面の光の反射が
強くて盛り上げ模様の立体感が目立たず装飾意匠
効果を減じるという欠点があつた。
本考案は、上記従来の諸欠点に鑑みなされたも
ので、繊維板の特長である吸音性能を著しく低下
することがなく、その表面外観に繊維板表面特有
のソフトな外観を有しかつペースト状物を塗布し
てなる立体感の鮮明な盛り上げ模様を有する建築
用化粧板を提供しようとするものである。
すなわち、従来の塗装の如く、固形分が60%以
上もある塗料を200g/m2以上塗布した場合、表
面の毛羽が塗料中に埋設され表面が平滑に仕上る
のに対し、本考案においては、固形分が通常の塗
料の半分以下であり、かつ塗布量も同量以下であ
るために毛羽立ちは埋設されず、表面部にまんべ
んなく色付け出来るものである。
つぎに、本考案を一実施例である添付図面にし
たがつて説明する。
図面は化粧板1を示し、2は軟質繊維板で、そ
の表面には図示しない繊維の毛羽立ちが多数生
じ、該毛羽立ちを含む繊維板2の表面組織が適宜
色彩に着色された着色部3と、隠蔽力のあるペー
スト状物を模様状に塗布してなる盛り上げ模様部
4が設けられている。このような構成の化粧板1
は、上記着色部3が繊維の毛羽立つたソフトな外
観を有しているとともに毛羽立ちにより光の反射
が和らいでいる為に盛り上げ模様4の立体感が鮮
明に現出している。
次に、上記構成の化粧板1を製造する方法の一
例を説明する。
まず、繊維板2表面に、サンデイングあるいは
ブラツシング等により繊維の毛羽立ち(図示せ
ず)を発生させる。ついで、上記繊維板2表面
に、固型分含有率が30重量%以下の着色液を、塗
布量が60g/m2(固型分換算)以下となるように
塗布する。この場合、着色液は固形分が少ないた
めに繊維板2表面の毛羽立ちを損うことなく、繊
維板2表面の繊維組織に吸収される。この吸収に
より繊維板2表面層および繊維の毛羽立ちが着色
される。つづいて、上記繊維板2表面に、スクリ
ーン印刷装置により高粘度のペースト状スクリー
ンインキを部分的に塗布し毛羽を埋設した盛り上
げ模様部4を形成する。ここで、ペースト状物の
塗布されなかつた部分は着色部3として残り本考
案の化粧板1が形成される。
以上の説明から明らかなように本考案にかかる
化粧板は、表面に設けた毛羽立ちを損なわないよ
うに適宜色彩に着色の施された繊維板表面に、ペ
ースト状物で適宜形状の盛り上げ模様を設けたも
のであるので、従来の表面全面を被覆し目止めを
行つて平滑に塗装した化粧板に比べ、表面の毛羽
立ちおよびそのポーラス性により良好な吸音性を
保持しているとともに、繊維板特有のソフトな外
観を有しており、更に盛り上げ模様の立体感が鮮
明に現出した美麗な外観を有している。
【図面の簡単な説明】
図は本考案にかかる建築用化粧板を示す断面図
である。 1……化粧板、2……繊維板、3……着色部、
4……盛り上げ模様部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. サンデイング等により毛羽立ちを生じさせ、か
    つ毛羽立ちを損うことなく着色した木質繊維板の
    表面に、部分的にペースト状物で毛羽を埋設して
    なる適宜形状の盛り上げ模様を設けたことを特徴
    とする建築用化粧板。
JP1979033459U 1979-03-12 1979-03-12 Expired JPS6215378Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1979033459U JPS6215378Y2 (ja) 1979-03-12 1979-03-12

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Publication Number Publication Date
JPS55132217U JPS55132217U (ja) 1980-09-19
JPS6215378Y2 true JPS6215378Y2 (ja) 1987-04-18

Family

ID=28888966

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JPS55132217U (ja) 1980-09-19

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