JPS6215272B2 - - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 開示技術は、レンズ等の被洗浄物を自動洗浄す
る装置の自動運搬可能にした装置の技術分野に属
する。

〈要旨の概要〉 而して、この発明は研磨プロセス等により移行
する洗浄プロセスにおいて、被洗浄物としてのレ
ンズ等を有機溶剤、水溶性洗剤、市水等の洗浄液
にて順次洗浄するような場合に、隣接して設置し
た複数の等ピツチ配設の洗浄槽を設けると共に、
該洗浄槽群の前後に送給側コンベヤ、乾燥装置等
を設け、被洗浄物をセツト載置した洗浄かごを載
置するキヤリヤに対するキヤリヤ受台の支持アー
ムが各洗浄槽に併設され、該各支持アームを連結
吊架するフレームが昇降装置に連係され、而し
て、キヤリヤを洗浄槽のワンピツチだけ往復送り
する運搬装置がケーシングに設けられ、被洗浄物
を自動洗浄する装置について被洗浄物を自動運搬
可能にした装置に関する発明であり、特に、洗浄
槽群に沿つてフレームに上部を連結された各キヤ
リヤ受台支持アームが各洗浄槽の一端内側まで下
延されて設けられ、又、各支持アーム下部にはキ
ヤリヤの一方のノツチ部と他方のローラに相対す
る位置に各々フツクとレールを有しているキヤリ
ヤ受台を側設させてキヤリヤを載置可能にさせ、
而して、フレームがケーシングに立設した支柱に
摺動可能に設けられると共に揺動リンクを介して
昇降装置のリンクで連結され、揺動リンクは昇降
装置に中途を枢支すると共に基端を揺動装置に連
係させ、又、各洗浄槽の他端上部には洗浄槽群に
沿つて旋回走行レールが駆動装置に連係されてキ
ヤリヤ受台に載置されたキヤリヤの一方のローラ
に当接離反自在にされ、更に、各洗浄槽の他端外
側上方にはキヤリヤに対応搬送するプツシヤが洗
浄槽群に沿つてキヤリヤ受台に載置されたキヤリ
ヤに対応する位置に各々設けられて運搬装置に連
係され、而して、旋回走行レールがキヤリヤの一
方のローラ当接時に該旋回走行レールとキヤリヤ
受台上のレールとでキヤリヤを順次各洗浄槽に洗
浄、搬送させながら乾燥プロセスへ運搬するよう
にした自動洗浄装置の被洗浄物運搬装置に係る発
明である。

〈従来技術〉 周知の如く、研磨後のレンズ等の洗浄に供され
る自動洗浄装置の被洗浄物運搬装置としてかごチ
ヤツク方式の装置等が盛んに使用されている。

而して、該種かごチヤツク方式の自動洗浄装置
の被洗浄物運搬装置は入出側コンベヤ間の各洗浄
槽に対設した挾持装置が流体シリンダを介した一
対の挾持腕を有し、該挾持装置には更に各々流体
シリンダを介した昇降装置が設けられて連結杆に
連係し、該連結杆には別の流体シリンダを介した
縦送り装置が設けられた構造のものである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 そして、これらの挾持用流体シリンダ、昇降用
流体シリンダ等のアクチユエータの個数が多くな
り、煩瑣なメンテナンスを要し、流体シリンダは
全て１個の連結杆に懸架されて洗浄槽の背後に設
けられて片持支持タイプにされている。

したがつて、連結杆に設けられた縦送り装置は
挾持装置、及び、上記昇降装置の自重、片持モー
メント等に耐え得る強固な構造としなければなら
ない欠点があり、それに伴つて装置全体が大型に
なり、結果的にコスト高を招来する不利点があつ
た。

又、複雑な機構になるため、保守作業等が難し
い難点があり、更に、チエーンコンベヤ等に使用
する潤滑油の滴下による洗浄槽内の洗浄液を汚し
かねない虞がある不都合さがあつた。

この発明の目的は上述従来技術に基づく自動洗
浄装置の被洗浄物運搬装置の問題点を解決すべき
技術的課題とし、挾持装置の代わりにキヤリヤを
載置させるキヤリヤ受台を下部で固設しているア
ームを各洗浄槽に対応する位置で各々フレームに
吊架させて昇降装置に連係させ、又、キヤリヤの
一方のローラに当該離反可能な旋回走行レールを
洗浄槽群に沿つて設け、更に、キヤリヤに対応搬
送するプツシヤをケーシングに設けて往復縦送り
する運搬装置に連係させることにより、機構を簡
略化し、スムースに洗浄、運搬をし得るようにし
て装置機器製造産業における移送扛重技術利用分
野に益する優れた自動洗浄装置の被洗浄物運搬装
置を提供せんとするものである。

〈問題点を解決するための手段・作用〉 上述目的に沿い先述特許請求の範囲を要旨とす
るこの発明の構成は前述問題点を解決するため
に、送給側コンベヤ等により搬送されたレンズ等
の被洗浄物を直接載積した両側にローラを有して
いるキヤリヤ、或は、該被洗浄物をセツト載積し
た洗浄かごを載置したキヤリヤを適宜手段で各洗
浄槽真上にある最初のキヤリヤ受台上に載置セツ
トすると、各キヤリヤ受台の各アームが吊架され
ている昇降フレームに連結された昇降装置を介し
て洗浄槽内にキヤリヤ受台が下降し、リンクを介
して該昇降装置と連係している揺動装置により該
洗浄槽内で被洗浄物をキヤリヤに載置した状態で
所定時間揺動洗浄すると昇降装置の逆作動により
上昇し、上昇し終るとケーシングに設けられてい
る運搬装置の各キヤリヤ受台に相対する各プツシ
ヤが所定ストロークだけ往動の縦送りすることに
よりキヤリヤ受台のキヤリヤがプツシヤで旋回走
行レールとキヤリヤ受台上のレールを介して走行
し、次段の乾燥プロセス等への送り方向に搬送
し、搬送方向の隣接する次位の洗浄槽真上の次の
キヤリヤ受台にキヤリヤを載置セツトし、再び、
昇降装置等が作動して上述の洗浄プロセスを反復
し、その洗浄プロセスと並行して運搬装置が所定
のストロークだけ復動縦送りして初期状態にリセ
ツトされ、次期の搬送キヤリヤ、及び、載置キヤ
リヤに対して再度上述のプロセスが反復され、順
次乾燥プロセス等への搬送方向に洗浄と運搬とを
行うようにした技術的手段を講じたものである。

〈実施例―構成〉 次に、この発明の実施例を図面に基づいて説明
すれば以下の通りである。尚、同一態様部分は同
一符号を用いて説明するものとする。

第１〜６図に示す実施例において、１は研磨後
のレンズに対する自動洗浄装置で、２はこの発明
の要旨を成す該自動洗浄装置１の被洗浄物運搬装
置であり、その後部には乾燥装置３が一体形成さ
れており、装置本体は骨組み枠となる各々のフレ
ーム４，４…に各々のパネル５，５…を外装して
ケーシングを形成し、長手方向の一側面内側に七
槽式の洗浄槽６，６…を併設している。

そして、被洗浄物運搬装置２の前方と乾燥装置
３の後方には図示しない送給側コンベヤ、排出側
コンベヤが各々設置される。

而して、各洗浄槽６の上位には第４，５図に示
す様に長手方向一側両端にフツク７，７を、他側
に側延レール８を下設させているキヤリヤ受台９
が各洗浄槽６の一端内側に上延されている各一対
の支持アーム１０，１０の下部に固設されてお
り、各一対の支持アーム１０，１０は上部で昇降
フレーム１１に各々対向する支持ブラツト１２，
１２に挾持されて懸架され、第２，６図に示す様
に、パネル５に取り付けられた支持フレーム１３
に固設されている連結杆１４上の各フランジ板１
５にナツト１６，１６で緊締されているピンボル
トに枢支された規制ローラ１７，１７…で支持ア
ーム１０外側部を挾持転動してキヤリヤ受台９の
昇降を規制案内するようにされている。

尚、キヤリヤ受台９上には第３，４，５図に示
す様にキヤリヤ１８が載置されるようになつてお
り、該キヤリヤ１８はキヤリヤ受台９の一側両端
のフツク７，７に対応する側面１９の下側にノツ
チ２０と係止用の切欠き２１を有すると共に上部
両端に樹脂製等のローラ２２，２２を枢設し、側
面１９と対向する他側面２３間に所定数のバー２
４，２４…と介装させている。

又、他側面２３の中央両端にはキヤリヤ受台９
上に一体的に設けた側延レール８を走行するロー
ラ２５，２５を枢設されており、第６図に示す様
に側延レール８，８…を接続させるために、隣接
する該側延レール８，８…間に連結杆１４から延
設した各支持板２６に間欠レール２７が固設され
ている。

そして、第１図に示す様に最上端のフレーム４
と一対の支持フレーム１３，１３間に立設されて
いる支柱２８，２８に挿通され上下摺動するスラ
イドベアリング２９，２９間に固設されている昇
降フレーム１１は、その中央下部にリンク３０を
介して一端基部でクランク機構を有している揺動
装置としての揺動用モータ３１を連結されると共
に、中途でクランク機構を有している昇降装置と
しての昇降用モータ３２に枢支されている揺動リ
ンク３３の他端に連結されているため、所定のス
トロークでスライドベアリング２９，２９を介し
て昇降揺動されるようにされている。

又、キヤリヤ受台９の一側の両端フツク７，７
側の洗浄槽６，６…の外側上方には第１図に示す
様に、リンク３４を介して旋回動するパルスモー
タ３５に連係されている旋回走行レール３６が側
延されて両側のフレーム４，４に適宜手段で枢支
され、該パルスモータ３５の旋回動によりキヤリ
ヤ受台９，９…に載置れた各キヤリヤ１８の樹脂
製等のローラ２２，２２が旋回走行レール３６に
相対当接して走行することが出来るようにされて
いる。

更に、旋回走行レール３６の上方にはキヤリヤ
受台９，９…に載置された各キヤリヤ１８を各々
挾持搬送するための一対のＬ字型プツシヤ３７，
３７…が該各キヤリヤ１８，１８…に対向して挾
持する位置に対応して突出されており、各Ｌ字型
プツシヤ３７は第２図に示す様にその基部でその
下位に側延されているラツク棒３８に所定間隔で
固設されている字型の支持ブラケツト３９にナ
ツト４０，４０で各々ネジ締結され、ラツク棒３
８は側面のフレーム４に固設されている縦送り運
搬装置としてのパルスモータ４１の上部にて該パ
ルスモータ４１の図示しないピニオンと噛合さ
れ、第１図に示す様に乾燥装置３側へ所定ストロ
ークだけ各Ｌ字型プツシヤ３７を往復動させる。

尚、第２図に示す様に、各洗浄槽６の上方には
上下の係止部４２，４３に端部を係止されている
透明な塩化ビニル製等の点検窓４４が把持部４５
を突設されて傾斜状に設けられている。

尚、４６は洗浄かごであり、又、４７は乾燥装
置３内に設けられた昇降装置で、該洗浄かご４６
を昇降させるものである。

〈実施例―作用〉 上述構成において、所定のサイクル毎に図示し
ない送給側コンベヤで送給されてきた図示しない
研磨後の被洗浄物のレンズをセツト載積した洗浄
かご４６を載置したキヤリヤ１８を適宜手段で送
給側コンベヤ後端に隣接する最初の洗浄槽６真上
の一対のプツシヤ３７，３７間を通して対応する
キヤリヤ受台９上に載置すると、キヤリヤ１８は
その前後を一対のプツシヤ３７，３７の先端で挾
装され、旋回走行レール３６がキヤリヤ１８のロ
ーラ２２，２２から離反されていることにより、
キヤリヤ受台９のフツク７，７と対応するキヤリ
ヤ１８のノツチ２０、切欠き２１とが確実に係合
される。

而して、キヤリヤ受台９上にキヤリヤ１８が係
合載置されると図示しない適宜昇降用のリミツト
スイツチがONとなり、昇降用モータ３２が作動
して昇降フレーム１１を下降させるため、該昇降
フレーム１１に懸架されている支持アーム１０，
１０下部のキヤリヤ受台９が洗浄槽６内へ下降
し、次に、リミツトスイツチの切替えにより昇降
用モータ３２が停止し、揺動用モータ３１が作動
し始め、揺動リンク３３を介して昇降フレーム１
１が揺動するため、キヤリヤ受台９も揺動してレ
ンズに対し所定の洗浄を行う。

洗浄プロセスが完了して、再び昇降用モータ３
２により上述の初期状態にリセツトされると、パ
ルスモータ３５の回動により旋回走行レール３６
が第２図に示す実線の状態から点線の状態へ旋回
動してキヤリヤ１８の樹脂製等のローラ２２，２
２に押圧当接してキヤリヤ１８を片持ち状にわず
かに傾斜させ、そのノツチ２０と切欠き２１がキ
ヤリヤ受台９の両端のフツク部７，７から離反
し、そこで、一対のプツシヤ３７，３７を連結し
ているパルスモータ４１が各プツシヤ３７を所定
のストロークだけ乾燥装置３の方向へ縦送り搬送
することにより、第６図に示す様に、キヤリヤ１
８が各キヤリヤ受台９上のレール８と各支持板２
６、及び、間欠レール２７と旋回走行レール３６
を介して搬送方向で隣接する次の洗浄槽６の真上
の次のキヤリヤ受台９上にバトンタツチ的に載置
セツトされ、続いて旋回走行レール３６が元の位
置に旋回動されて戻ると、該旋回走行レール３６
がキヤリヤ１８のローラ２２，２２より離反され
て、キヤリヤ受台９のフツク７とキヤリヤ１８の
ノツチ２０、切欠き２１とが確実に係合され、再
び上述の洗浄プロセスを反復する。

その洗浄プロセスと並行して、一対のプツシヤ
３７，３７をパルスモータ４１を介して所定のス
トロークを復動搬送して上述の初期状態にリセツ
トさせ、次の搬送キヤリヤ１８と、先に係合載置
しているキヤリヤ１８に対して上述のプロセスを
反復するよう待機することになる。

このようにして、順次乾燥装置３前方の最終洗
浄槽６まで上述各プロセスを反復し、乾燥装置３
の昇降装置４７に一対のプツシヤ３７，３７を介
してキヤリヤ１８を搬送載置すると、該キヤリヤ
１８は昇降装置４７の昇降反復動作を介して図示
しない排出側コンベヤ端上に転移載置されて次段
工程に搬送されていく。

尚、上述プロセスにおいて、昇降用モータ３２
だけをリンク３０を介して昇降フレーム１１に連
結して昇降作動のみで洗浄することが可能なこと
は勿論である。

又、第７図に示す態様はキヤリヤと受台の他の
実施例を示すものであり、キヤリヤ１８′の側面
１９′中央下部にノツチ２０′を有しており、キヤ
リヤ受台９′には該ノツチ２０′に対向するフツク
７′が設けられ、上述と同様の係合載置の作用効
果が奏されるものである。

尚、この発明の実施態様は上述各実施例に限る
ものでないことは勿論であり、対象被洗浄物もレ
ンズに限るものでないことは勿論であり、例え
ば、縦送り運搬装置のプツシヤは搬送方向の各キ
ヤリヤ後方だけ各１個づつ設けても良く、又、供
給側コンベヤに縦送り運搬装置を直接連係させる
ために送給側コンベヤ方向にプツシヤを所定のワ
ンストロークだけ往復搬送させるようにしたり、
更に、ローラのないキヤリヤを旋回走行レールに
摺動させて搬送させる等種々の態様が採用可能で
ある。

〈発明の効果〉 以上、この発明によれば、自動洗浄装置の被洗
浄物運搬装置において、各洗浄槽に沿つてその真
上で昇降フレームに吊架されている各キヤリヤ受
台に対する支持アームが各洗浄槽の一端内側に下
延され、該各支持アームにはレールとフツク部を
有しているキヤリヤ受台を側設させ、フレームを
揺動リンクを介して昇降装置と揺動装置に連係さ
せていることにより、被洗浄物を載置したキヤリ
ヤをキヤリヤ受台に確実に係合載置させ、各洗浄
槽内に下降させてから揺動洗浄が出来るため洗浄
と搬送を区分し、機能的に作動させることが可能
となるという優れた効果が奏される。

又、各洗浄槽に沿つてその他端上部に旋回走行
レールが設けられ、その旋回動時にキヤリヤの一
方のローラに当接離反可能にされて、各キヤリヤ
に対応搬送するプツシヤと連係させたことによ
り、旋回走行レールを介して各キヤリヤの縦送り
に際しては安定した搬送移動を得ることが出来、
更に、搬送移動時には旋回走行レールがキヤリヤ
の一方のローラに下側から押圧当接した状態にな
り、それによつてキヤリヤが多少傾斜して搬送移
動されるため、搬送中で洗浄液の液切れが良く、
隣接する次位の各洗浄槽に前位の洗浄槽の洗浄液
を持ち込まなくて済み、洗浄液の純度を低下させ
ず、洗浄能力を劣化させないという優れた効果が
奏される。

そして、キヤリヤ受台のレールに接続する間欠
レールがフレームの支持板に設けられていること
によりキヤリヤはスムースに隣接するキヤリヤ受
台にバトンタツチされる効果がある。

更に、装置全体が簡素でコンパクトに構成され
ていることにより、従来の該種装置より装置の高
さを低くすることが出来るので、点検窓より洗浄
プロセス、及び、搬送プロセスを監視し易く、
又、機構も簡略化することが出来、そのため故障
も少くメンテナンスがし易いという優れた効果を
奏し、製作コストも低減可能となり設備管理もし
易いという利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の実施例を示すものであり、第
１〜６図は１実施例の説明図であり、第１図は自
動洗浄装置の正面図、第２図は第１図の―断
面図、第３図はキヤリヤの部分拡大側面図、第４
図はキヤリヤの部分拡大載置平面図、第５図はキ
ヤリヤの部分拡大載置正面図、第６図はキヤリヤ
の部分拡大搬送平面図、第７図は他の実施例の第
５図相当部分拡大正面図である。 ６…洗浄槽、１０…キヤリヤ受台支持アーム、
１１…フレーム、３２…昇降装置、１８…キヤリ
ヤ、３７，３８，４１…搬送装置、４，５…ケー
シング、１…自動洗浄装置、２…被洗浄物運搬装
置、８…レール、７，７′…フツク、９，９′…キ
ヤリヤ受台、２８…支柱、３６…旋回走行レー
ル、３５…駆動装置、２２…一方のローラ、３７
…プツシヤ、３３…リンク、２７…間欠レール、
２６…支持板、３１…揺動装置。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 隣接して配設された複数の洗浄槽に対するキ
   ヤリヤ受台の支持アームが該各洗浄槽に併設され
   該各支持アームを連結吊架する横設フレームを介
   して昇降装置に連係され而してキヤリヤに対する
   運搬装置がケーシングに設けられている自動洗浄
   装置の被洗浄物運搬装置において、上記各キヤリ
   ヤ受台支持アームが各洗浄槽の一端の内側に下延
   され、又該各支持アームの下部には一方にレール
   を他方にフツクを有しているキヤリヤ受台を設
   け、而して上記フレームが上記ケーシングに立設
   した支柱に摺動可能に外挿されると共にリンクを
   介して上記昇降装置に連結され、該リンクは該昇
   降装置に中途を枢支すると共に基端を揺動装置に
   連係させ、又上記各洗浄槽の他端上部には旋回走
   行レールが駆動装置に連係されて上記キヤリヤ受
   台に載置されたキヤリヤの一方にローラに下側か
   ら当接離反可能にされ、これに対し上記キヤリヤ
   受台のレールに接続する間欠レールがフレームに
   設けた支持板に設けられ、更に上記各洗浄槽の他
   端外側上方には該キヤリヤに対応搬送するプツシ
   ヤが上記運搬装置に連係されていることを特徴と
   する自動洗浄装置の被洗浄物運搬装置。