JPS62151484A - 親水性フイン材の脱脂方法 - Google Patents
親水性フイン材の脱脂方法Info
- Publication number
- JPS62151484A JPS62151484A JP29556985A JP29556985A JPS62151484A JP S62151484 A JPS62151484 A JP S62151484A JP 29556985 A JP29556985 A JP 29556985A JP 29556985 A JP29556985 A JP 29556985A JP S62151484 A JPS62151484 A JP S62151484A
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- Japan
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- fin material
- water
- masking agent
- hydrophilic
- degreasing
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
この発明は、ルーム・クーラなどの熱交換器の材料とし
て用いられる親水性アルミニウム・フィン材の脱脂方法
に関するものである。
て用いられる親水性アルミニウム・フィン材の脱脂方法
に関するものである。
従来技術およびその問題点
従来、フィン材に親水性を付与するには、プレコートさ
れたフィン材を、アルカリケイ酸塩と、カルボニル基を
有する低分子有機化合物とを含む親水性皮膜形成剤を用
いて処理し、ついで加熱乾燥を行なって、アルカリケイ
酸塩と上記低分子有機化合物との反応により三次元化さ
れた不溶性のケイ酸塩皮膜を形成する方法が行なわれて
いた(特願昭58−209508号明ms参照)。そし
てこの方法により、上記低分子有機化合物は有機カルボ
ン酸塩もしくは有機ヒドロキシカルボン酸塩となってケ
イKNの三次元網状ポリマー内に取り込まれるため、安
定したケイ酸塩皮膜が形成され、また同皮膜の表面は微
細な凹凸面となされる。
れたフィン材を、アルカリケイ酸塩と、カルボニル基を
有する低分子有機化合物とを含む親水性皮膜形成剤を用
いて処理し、ついで加熱乾燥を行なって、アルカリケイ
酸塩と上記低分子有機化合物との反応により三次元化さ
れた不溶性のケイ酸塩皮膜を形成する方法が行なわれて
いた(特願昭58−209508号明ms参照)。そし
てこの方法により、上記低分子有機化合物は有機カルボ
ン酸塩もしくは有機ヒドロキシカルボン酸塩となってケ
イKNの三次元網状ポリマー内に取り込まれるため、安
定したケイ酸塩皮膜が形成され、また同皮膜の表面は微
細な凹凸面となされる。
ところが、フィン材の表面にこのような微細な凹凸面が
形成されると、プレス成形時にフィン材にプレス油が付
着しやすくて、成形後に脱脂処理を施しても油脂がとれ
にくくなるという問題がある。そして脱脂の不完全なフ
ィン材を用いて熱交換器を組立てると、熱交換器の使用
中に付着油から白煙が発生するというトラブルが生じる
ので、これを避けるために、成形後の脱脂処理を入念に
行なったり、または脱脂後に付着油を飛ばす加熱工程を
設ける必要があった。
形成されると、プレス成形時にフィン材にプレス油が付
着しやすくて、成形後に脱脂処理を施しても油脂がとれ
にくくなるという問題がある。そして脱脂の不完全なフ
ィン材を用いて熱交換器を組立てると、熱交換器の使用
中に付着油から白煙が発生するというトラブルが生じる
ので、これを避けるために、成形後の脱脂処理を入念に
行なったり、または脱脂後に付着油を飛ばす加熱工程を
設ける必要があった。
この発明は上記のような問題を克服すべくなされたもの
であって、良好な親水性皮膜をそのまま保持して脱脂を
完全に行なうことのできる親水性フィン材の脱脂方法を
提供することを目的とする。
であって、良好な親水性皮膜をそのまま保持して脱脂を
完全に行なうことのできる親水性フィン材の脱脂方法を
提供することを目的とする。
問題点の解決手段
この発明による脱脂方法は、フィン材の親水性皮膜を水
溶性のマスキング剤で保護して、フィン材の成形時に親
水性皮膜に油脂が付着しないようにしておくことを特徴
とするものである。
溶性のマスキング剤で保護して、フィン材の成形時に親
水性皮膜に油脂が付着しないようにしておくことを特徴
とするものである。
マスキング剤としては、水ガラス、水溶性ケイ酸塩また
は水溶性合成樹脂のような水溶性合成樹脂が好ましい。
は水溶性合成樹脂のような水溶性合成樹脂が好ましい。
フィン材の親水性皮膜は、プレコートされたフィン材を
、アルカリケイ酸塩と、カルボニル基を有する低分子有
機化合物とを含む親水性皮膜形成剤を用いて処理し、つ
いで加熱乾燥を行なって、アルカリケイ酸塩と上記低分
子有機化合物との反応により三次元化された不溶性のケ
イ酸塩皮膜を形成する方法によって形成される。
、アルカリケイ酸塩と、カルボニル基を有する低分子有
機化合物とを含む親水性皮膜形成剤を用いて処理し、つ
いで加熱乾燥を行なって、アルカリケイ酸塩と上記低分
子有機化合物との反応により三次元化された不溶性のケ
イ酸塩皮膜を形成する方法によって形成される。
プレス成形後、マスキング剤を装着したフィン材はその
まま熱交換器の材料として用いられ、熱交換器が組立て
られる。水溶性のマスキング剤は熱交換器の実使用中に
結露水によって洗い落され、親水性皮膜の微細な凹凸面
が再び露出する。
まま熱交換器の材料として用いられ、熱交換器が組立て
られる。水溶性のマスキング剤は熱交換器の実使用中に
結露水によって洗い落され、親水性皮膜の微細な凹凸面
が再び露出する。
実 施 例
以下、この発明の実施例について具体的に説明する。
添附図面において、アルミニウム・フィン材(1)の上
面にプレコーティングにより下地皮膜(2)が形成され
、その上面に親水性皮膜が形成されている。下地皮膜(
2)は通常の下地処理剤を用いて常法に従って形成され
たものである。
面にプレコーティングにより下地皮膜(2)が形成され
、その上面に親水性皮膜が形成されている。下地皮膜(
2)は通常の下地処理剤を用いて常法に従って形成され
たものである。
また親水性皮膜(3)は、プレコートされたフィン材(
1)を、アルカリケイ酸塩と、カルボニル基を有する低
分子有機化合物とを含む親水性皮膜形成剤を用いて処理
し、ついで加熱乾燥を行なうことによって形成したもの
であり、微細な凹凸面(3a)を有している。
1)を、アルカリケイ酸塩と、カルボニル基を有する低
分子有機化合物とを含む親水性皮膜形成剤を用いて処理
し、ついで加熱乾燥を行なうことによって形成したもの
であり、微細な凹凸面(3a)を有している。
親水性成WA(3)の凹凸面(3a)にアルカリケイ酸
塩よりなるマスキング剤がコーティングされて、マスキ
ング皮膜(4)が形成されている。
塩よりなるマスキング剤がコーティングされて、マスキ
ング皮膜(4)が形成されている。
発明の作用および効果
以上の次第で、この発明の親水性フィン材の脱脂方法に
よれば、フィン材の親水性皮膜は水溶性のマスキング剤
で保持されているので、フィン材のプレス成形時にフィ
ン材に付着したプレス油は、同フィン材を用いて組立て
られた熱交換器の実使用中にマスキング剤の溶出に伴っ
てフィンから脱離除去され、親水性皮膜の微細な凹凸面
が再び露出する。
よれば、フィン材の親水性皮膜は水溶性のマスキング剤
で保持されているので、フィン材のプレス成形時にフィ
ン材に付着したプレス油は、同フィン材を用いて組立て
られた熱交換器の実使用中にマスキング剤の溶出に伴っ
てフィンから脱離除去され、親水性皮膜の微細な凹凸面
が再び露出する。
したがってこの発明の脱脂方法によれば、良好な親水性
皮膜をそのまま保持して脱脂を完全に行なうことができ
る。また従来技術の場合のような煩雑な処理や付加工程
が全く必要でなく、作業能率の向上を果たすことができ
る。
皮膜をそのまま保持して脱脂を完全に行なうことができ
る。また従来技術の場合のような煩雑な処理や付加工程
が全く必要でなく、作業能率の向上を果たすことができ
る。
図面はこの発明の実施例を示す親水性フィン材の断面図
である。 (1)・・・フィン材、(2)・・・下地皮膜、(3)
・・・親水性皮膜、(4)・・・マスキング皮膜。 以上
である。 (1)・・・フィン材、(2)・・・下地皮膜、(3)
・・・親水性皮膜、(4)・・・マスキング皮膜。 以上
Claims (2)
- (1)フィン材の親水性皮膜を水溶性のマスキング剤で
保護して、フィン材の成形時に親水性皮膜に油脂が付着
しないようにしておくことを特徴とする親水性フィン材
の脱脂方法。 - (2)マスキング剤が水ガラス、水溶性ケイ酸塩または
水溶性合成樹脂である特許請求の範囲第1項記載の方法
。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60295569A JPH0623377B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | 親水性フイン材の脱脂方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60295569A JPH0623377B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | 親水性フイン材の脱脂方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62151484A true JPS62151484A (ja) | 1987-07-06 |
JPH0623377B2 JPH0623377B2 (ja) | 1994-03-30 |
Family
ID=17822335
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60295569A Expired - Lifetime JPH0623377B2 (ja) | 1985-12-26 | 1985-12-26 | 親水性フイン材の脱脂方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0623377B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63281722A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-18 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 空調用表面処理アルミニウムフイン材 |
US5494705A (en) * | 1993-01-06 | 1996-02-27 | Nippon Paint Co., Ltd. | Hydrophilic surface treating aqueous solution, hydrophilic surface treating method and hydrophilic surface treating film |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60101156A (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-05 | Sanyo Chem Ind Ltd | アルミニウム製熱交換器またはそのフイン材用親水性皮膜形成剤 |
-
1985
- 1985-12-26 JP JP60295569A patent/JPH0623377B2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60101156A (ja) * | 1983-11-07 | 1985-06-05 | Sanyo Chem Ind Ltd | アルミニウム製熱交換器またはそのフイン材用親水性皮膜形成剤 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS63281722A (ja) * | 1987-05-15 | 1988-11-18 | Sumitomo Light Metal Ind Ltd | 空調用表面処理アルミニウムフイン材 |
JPH0225692B2 (ja) * | 1987-05-15 | 1990-06-05 | Sumitomo Light Metal Ind | |
US5494705A (en) * | 1993-01-06 | 1996-02-27 | Nippon Paint Co., Ltd. | Hydrophilic surface treating aqueous solution, hydrophilic surface treating method and hydrophilic surface treating film |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0623377B2 (ja) | 1994-03-30 |
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