JPH04318071A - 塗料組成物及び被覆アルミニウム材 - Google Patents

塗料組成物及び被覆アルミニウム材

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JPH04318071A
JPH04318071A JP8513691A JP8513691A JPH04318071A JP H04318071 A JPH04318071 A JP H04318071A JP 8513691 A JP8513691 A JP 8513691A JP 8513691 A JP8513691 A JP 8513691A JP H04318071 A JPH04318071 A JP H04318071A
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JP
Japan
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water
soluble
film
coating
pts
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JP8513691A
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English (en)
Inventor
Kazuyoshi Tokida
常田 和義
Osamu Tanida
修 谷田
Yoshinori Nagai
昌憲 永井
Osamu Ogawa
修 小川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Toryo KK
Original Assignee
Dai Nippon Toryo KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、塗料組成物及び該組成
物から得られた親水性皮膜を有する被覆アルミニウム材
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、耐食性等の本来の性能を全く損う
ことなく、しかも表面が親水性を有するような塗膜を得
るための塗料組成物に対する要望が強くなってきている
。例えば、ルームエアコンの急激な普及に伴って、熱交
換器用のフィン材の需要が大幅に伸びているが、このよ
うなフィン材に対して前記のような特殊な性能を有する
塗料が要求されているのである。
【0003】前記フィン材としては軽量化、加工性及び
熱伝導性の観点からアルミニウム及び/又はアルミニウ
ム合金(以下、本発明では単に「アルミニウム」という
)が広く使用されている。該フィン材は熱交換率の向上
、即ち表面の水濡れ性を良くする目的で、アルミニウム
表面にベーマイト処理等の化成処理を施すか、塗装処理
が行われるのが一般的である。これは、アルミニウムの
防食とともに、熱交換器の運転中に発生する凝縮水の付
着による通風抵抗の増大を防止し、熱交換効率の向上を
計るためである。
【0004】塗料を塗装することによって前記性能を有
する皮膜を形成させる方法としては、大別して無機質(
主として水ガラス)皮膜を形成させる方法と、有機質皮
膜を形成させる方法が知られている。無機質(水ガラス
)皮膜を形成させる方法としては、例えば特開昭58−
126989号公報や特公昭55−1347 号公報に
記載の方法が知られている。しかし、この方法により形
成された水ガラス皮膜は、凝縮水により徐々に溶解する
ため、皮膜表面の親水性の持続性及び耐食性に問題があ
った。
【0005】また、クロメート系処理により耐食性皮膜
を形成させた後、無機質(水ガラス)皮膜を形成させる
方法(特開昭59−13078号公報、特開昭50−3
8645号公報)も知られており、これらの方法によっ
ても、耐食性は向上するが、水ガラスの溶解による親水
持続性の低下という基本的な問題点は解決していなかっ
た。その上これらの方法はクロメート系処理によるクロ
ム等の重金属を含む排水処理が必要であり、更に塗布工
程が2回になるため、1回塗りに比べて処理設備が大き
くなる等、工程数や設備の点で割高になるという問題点
もあった。
【0006】一方、有機質皮膜を形成させる方法として
は、有機樹脂と有機微粒子あるいは吸水性有機微粒子、
及び界面活性剤から成る塗料を塗布する方法がある(特
開昭62−129366 号公報、特開昭63−372
号公報)。しかし、最近は熱交換器の小型化、軽量化の
ためフィン材の間隔が狭くなっており、そのため高度の
親水性が要求されてきているが、前記有機微粒子あるい
は吸水性樹脂粒子では、要求される親水性が発揮できな
かった。
【0007】その他、有機樹脂に水ガラス、シリカ、水
酸化アルミニウム、炭酸カルシウム、チタニア等を混合
し、必要により界面活性剤を併用した塗料(特開昭61
−225044 号公報)や、有機−無機(シリカ)複
合体と界面活性剤よりなる塗料(特開昭59−1701
70 号公報)を塗布する方法も知られているが、いず
れも皮膜の耐食性の点で不充分であった。
【0008】又、最近では工程の簡略化、塗膜の均一性
などの観点から、成形前のアルミニウムコイルに塗装し
、塗膜形成後これを所定の形状に成形加工するプレコー
ト法に対する期待が高まって来ている。前記成形加工に
おいても、従来のドロー加工法(張出、絞り加工)から
、より条件の厳しいドローレス加工法(しごき加工)に
変って来ており、前述の如き従来の塗料組成物は、金型
の摩耗、成形不良、あるいは親水性塗膜の損傷等の問題
点があった。
【0009】更に、プレス加工時には加工油を塗布して
成形加工し、加工後トリクロルエチレン等により脱脂洗
浄して加工油を除去するのが一般的であるが、最近トリ
クロロエチレンやフロン等はオゾン層の破壊や水質汚濁
等の地球環境破壊の観点からその使用が規制されるよう
になって来ている。従って、プレス加工時には脱脂洗浄
が不要な加工油(洗浄レスタイプの加工油)が使用され
て来ている。前記洗浄レスタイプの加工油は揮発性であ
り、従来の洗浄工程の代りに熱風乾燥工程を用いて脱脂
される。
【0010】熱風乾燥による脱脂は有機溶剤によるそれ
よりも脱脂能力が劣るため、特に表面の親水性を要求さ
れるような部材においては、残留加工油の影響を押える
ために初期塗膜の親水性をより高度にする必要があった
。しかし、従来の塗料組成物では、要求される程度の親
水性がなかなか得られないのが現状であった。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記従来技
術の問題点を解決し、塗料の安定性、皮膜の密着性、プ
レス加工性、親水性、親水持続性、及び耐食性に優れた
塗料組成物並びに該塗料組成物を塗布したアルミニウム
材を提供することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明は、(1)
(a)水溶性又は水分散性有機樹脂、(b)分子中に窒
素原子を有する有機腐食抑制剤、(c)シリカ粒子、(
d)潤滑剤粉末、(e)ノニオン系界面活性剤、及び(
f)水 から成る塗料組成物、及び (2)(a)水溶性又は水分散性有機樹脂、(b)分子
中に窒素原子を有する有機腐食抑制剤、(c)シリカ粒
子、(d)潤滑剤粉末、及び(e)ノニオン系界面活性
剤 から成る親水性皮膜を有する被覆アルミニウム材に関す
る。
【0013】本発明の塗料組成物に使用される(a)水
溶性または水分散性樹脂としては、例えば水溶性もしく
は水分散性のアクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂、エ
ポキシ系樹脂、アルキド系樹脂、アクリルアルキド系樹
脂、ポリビニルアルコール系樹脂等が挙げられる。これ
らの樹脂は一般に市販されているものが使用可能であり
、またこれらは一種もしくは二種以上を混合して使用し
てもよい。
【0014】尚、本発明においては、皮膜の親水性及び
耐食性の観点から、前記樹脂は水酸基価が20〜420
mg KOH/g(対固形分)、及び/または酸価が1
0〜300mg KOH/g(対固形分)の範囲にある
ことが特に好ましい。前記範囲よりも水酸基価及び/ま
たは酸価の値が小さい場合には、皮膜の親水性が不充分
になる可能性があり、一方値が大きい場合には塗膜の耐
食性、耐水性が低下する傾向になる。
【0015】また本発明塗料組成物に使用される(b)
分子中に窒素原子を有する有機腐食抑制剤は、塗布され
た場合に基材に対して配向する性質を有しているので、
基材表面に均一のバリヤー層を形成するため、耐食性向
上に大きく寄与するのである。さらに前記有機腐食抑制
剤は、本発明塗料組成物中の他の成分である水溶性もし
くは水分散性有機樹脂や、シリカ粒子と焼付硬化時には
反応することが認められ、従って形成された皮膜と基材
との密着性や、シリカ粒子の固定化にも寄与するもので
ある。
【0016】本発明において、有機腐食抑制剤とは、塗
料中に少量添加されて、その塗料を塗布して金属の腐食
を抑制する「分子中に窒素原子を有する有機系の化合物
」を示す。前記腐食抑制剤は、窒素原子のもつ非共有電
子対に塗料中の水素イオンが配位してアンモニウムイオ
ンとなり、これが正電荷をもつ親水基として金属のカソ
ードへ吸着するとともに、金属原子と窒素原子との電気
陰性度の差により、窒素原子のもつ非共有電子対が直接
金属自体と配位共有結合することにより、金属の分極や
極間抵抗を増大させ、金属の腐食を抑制するものである
【0017】前記(b)分子中に窒素原子を有する有機
腐食抑制剤の具体例としては、例えば (i) 5員環、6員環等の環状構造を有し、環状構造
中に窒素原子を有さない化合物:例えばジフェニルチオ
カルバゾン、N,N′−ジフェニルエチレンジアミン、
S−ジフェニルカルバジド、ジベンジルアミン、1,5
−ジフェニル−3−チオカルボヒドラジド、1,4−ジ
フェニル−3−チオセミカルバジド、チオカルボアニラ
イド、チオベンズアニライド、チオアセトアニライド等
、(ii)5員環、6員環等の環状構造を有し、環状構
造中に窒素原子を有する化合物:例えば2−メルカプト
ベンゾチアゾール、ベンゾトリアゾール、1−ヒドロキ
シ−ベンゾトリアゾール、2−メルカプトベンズイミダ
ゾール、ベンズイミダゾール、2−メルカプトベンゾセ
レナゾール、2−メルカプトベンゾキサゾール、5−メ
ルカプト−3−フェニルチアジアゾール−2−チオン、
2−(o−ヒドロキシフェノール)ベンゾチアゾール、
2,2′−ジチオビス−(ベンゾチアゾール)、フェノ
シアゾリン、ジピリジルアミン、ジピリジル、ジメチル
ヒダントイン、ピロール−2−カルボキシアルデヒド、
2,5−ジメルカプト−1,3,4−チアゾール、5−
アミノ−1,3,4−チアジアゾール−2−チオール、
3−アミノ−1,2,4−トリアゾール、4−アミノ−
1,2,4−トリアゾール、3−アミノ−5−メルカプ
ト−1,2,4−トリアゾール、2−メルカプト−1−
メチルイミダゾール、2−メルカプトチアゾリン、2−
アミノチアゾール、3,5−ジメチルピラゾール、ヒス
チジン、1,10−フェナントロリン、1,8−ジアザ
ビシクロ(5,4,0)ウンデセン−7等、(iii)
 直鎖構造の化合物:例えばN−β(アミノエチル)γ
−アミノプロピルトリメトキシシラン、N−β(アミノ
エチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシシラン、
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−フェニル
−γ−アミノプロピルトリメトキシシラン、チオカルボ
ヒドラジド、カルボビドラジド、グリシンメチルエステ
ル、アジピックジヒドラジド、アセチダジド、等が挙げ
られ、これらは一種もしくは二種以上の混合物として用
いられる。
【0018】本発明に使用される塗料組成物において、
前記腐食抑制剤は、前記水溶性もしくは水分散性有機樹
脂100重量部に対して、0.01〜10重量部(固形
分換算)の割合で配合することが好ましく、前記範囲よ
り配合量が少ない場合には、前記した耐食性、基材との
密着性、シリカ粒子の固定化等の効果が充分発揮されず
、また、前記範囲より過剰に配合すると、皮膜の親水性
及び塗料の安定性が低下する傾向となる。
【0019】さらに、本発明塗料組成物に使用される(
c)シリカ粒子は皮膜中に存在することで皮膜を粗面化
するとともに、シリカ粒子表面に存在するシラノール基
(−Si−OH) が水分と水素結合し易い為、皮膜の
親水性に寄与するものである。前記シリカ粒子は、水分
散凝集コロイダルシリカ、及び水分散可能な粉末状ヒュ
ームドシリカが代表的なものとして挙げられる。前者、
即ち水分散凝集コロイダルシリカとしては例えば、一般
に市販されているPT−3020〔日産化学工業(株)
製商品〕があり、また後者、即ち水分散可能な粉末状ヒ
ュームドシリカとしては例えば、アエロジル130、同
200、同300、同380、同RX200、同R20
2、同T805、同R805、同R972、同R974
、同R811、同R812、同OX50、同TT600
、同MOX80、同MOX170、同COX84〔日本
アエロジル(株)製商品名〕等が挙げられ、これらは一
種もしくは二種以上の混合物として使用される。
【0020】前記シリカ粒子は、皮膜の粗面化効果を大
ならしめるために、水分散状態での粒径〔コールターカ
ウンター(COULTER社製)により測定した平均粒
径〕が50mμ〜2μの範囲にあるものが最も好ましい
。シリカ粒子の粒径があまり小さいと皮膜を粗面化させ
ることが不充分となり、従って親水性も小さくなる。 また、粒径が2μを越えると、皮膜の成膜性(密着性)
及び組成物の安定性が低下する傾向になる。
【0021】本発明の塗料組成物において、前記(c)
シリカ粒子は、前記水溶性もしくは水分散性有機樹脂1
00重量部に対して好ましくは5〜150重量部(固形
分換算)、より好ましくは10〜120重量部の範囲で
用いることがよい。前記範囲よりもシリカ粒子の量が少
ないと、皮膜への親水性付与が不充分となり、逆に過剰
に用いると皮膜の成膜性(密着性)および組成物の安定
性が低下する傾向になる。
【0022】更に、本発明の塗料組成物を構成する(d
)潤滑剤粉末は、常温及び塗膜形成後も粉末形状を維持
するものが望ましく、該潤滑剤粉末は、得られる塗膜表
面を粗面化させ、潤滑性をもたせ、すなわち動摩擦係数
の低下をもたらし被覆アルミニウム材の成形加工性、特
にプレス成形加工性を向上させるために配合する。この
ような潤滑剤粉末としては、合成ワックス粉末と固体潤
滑剤粉末が代表的なものとして挙げられる。
【0023】合成ワックス粉末としては、合成炭化水素
;脂肪酸エステル;脂肪アミド、置換アミドなどの脂肪
酸窒素誘導体;モンタンワックス誘導体、酸化モンタン
ワックスなどの変性ワックス;ポリエチレンワックスな
どの高分子化合物;塩素化パラフィンなどの塩素化ワッ
クス等が代表的なものとして挙げられる。また固体潤滑
剤粉末としては、黒鉛、二硫化モリブデン、二硫化タン
グステン、窒化ホウ素、フッ化黒鉛などの層状固体潤滑
剤;ポリビニルクロライド、ポリスチレン、ポリメチル
(メタ)アクリレート、ポリアミド、高密度ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリテトラフルオロエチレンなど
のプラスチック潤滑剤;脂肪酸のカルシウム、バリウム
、リチウム、亜鉛あるいはアルミニウムなどの金属石け
ん等が代表的なものとして挙げられるが、特に表面滑性
が高いプラスチック潤滑剤、金属石けんが望ましい。 特に親水性の観点から金属石けんが最も好ましい。
【0024】このような潤滑剤粉末は、前記水溶性また
は水分散性有機樹脂100重量部に対し、約2〜80重
量部配合するのが、塗膜の潤滑性が発揮され、また塗膜
の物理的、化学的強度も過度であるので望ましい。特に
好ましくは5〜60重量部である。また潤滑剤粉末の粒
径は、平均粒径約0.1〜20μmが適当であり、0.
1μm未満のような小さすぎる場合には、塗膜上に潤滑
剤粒子が露出しにくくなるので潤滑性が低下し、成形加
工性に問題が生じ易く、逆に20μmを越えて大きすぎ
る場合には塗膜の成膜性及び塗料安定性が低下する傾向
になる。なお、潤滑剤粉末の粒径の最も好ましい範囲は
0.5〜12μmのものである。
【0025】また、本発明の塗料組成物に使用される(
e)ノニオン系界面活性剤は、塗料中に配合されること
により、シリカ粒子や潤滑剤粉末の分散性を向上させ、
塗料組成物の安定性を向上させることが出来るとともに
、塗膜の親水性、及び親水持続性向上に効果を発揮する
。一般に、塗料組成物等に添加、使用される界面活性剤
としては、ノニオン系以外に、カチオン系、アニオン系
、両性系が知られているが、本発明において、ノニオン
系以外の界面活性剤を単独使用することは、塗料の安定
性、発泡性、塗布性等の点で使用に適さない。
【0026】前記(e)ノニオン系界面活性剤としては
、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオ
キシエチレンオクチルフェニルエーテル等のアルキルア
リルエーテル型;ポリオキシエチレンアルキルエーテル
、ポリオキシエチレンラウリルエーテル、ポリオキシエ
チレンオレイルエーテル、ポリオキシエチレントリデシ
ルエーテル、ポリオキシエチレンセチルエーテル、ポリ
オキシエチレンステアリルエーテル等のアルキルエーテ
ル型;ポリオキシエチレンラウレート、ポリオキシエチ
レンオレエート、ポリオキシエチレンステアレート等の
アルキルエステル型;ポリオキシエチレンラウリルアミ
ン等のアルキルアミン型;ソルビタンラウレート、ソル
ビタンパルミテート、ソルビタンステアレート、ソルビ
タンオレエート、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキ
シエチレンソルビタンラウレート、ポリオキシエチレン
ソルビタンパルミテート、ポリオキシエチレンソルビタ
ンステアレート、ポリオキシエチレンソルビタンオレエ
ート等のソルビタン誘導体などが代表的なものとして挙
げられる。
【0027】本発明においては、特に乳化、分散性に優
れたアルキルアリルエーテル型ノニオン系界面活性剤が
好ましく、その中でもHLB値が8〜18のものが好ま
しい。尚、本発明においては、本発明の目的を損うこと
がなければノニオン系界面活性剤以外の界面活性剤を少
量併用することも可能である。前記ノニオン系界面活性
剤は、前記水溶性または水分散性樹脂100重量部に対
して、5〜150重量部の割合で使用することが好まし
く、特には10〜100重量部が好ましい。前記範囲よ
り少ないと、潤滑剤粉末の分散性が低下し、又過剰に配
合されると塗膜の耐食性が低下する傾向になる。
【0028】尚、本発明の塗料組成物においては皮膜の
耐食性をより向上せしめるために、(a)水溶性または
水分散性有機樹脂と架橋する水溶性または水分散性アミ
ノ樹脂を、(a)成分有機樹脂100重量部(固形分換
算)に対して、好ましくは50重量部以下、特に5〜4
0重量部程度添加することが好ましい。前記水溶性また
は水分散性アミノ樹脂としては、通常市販されているメ
ラミン樹脂またはベンゾグアナミン樹脂が挙げられ、こ
れらは単独もしくは混合物として使用される。
【0029】本発明の塗料組成物には、前記以外の成分
、例えば水溶性フェノール樹脂;有機溶材;水溶性フェ
ノール樹脂やブロック化イソシアネート樹脂等の架橋剤
;有機又は無機顔料;分散剤;沈殿防止剤;レベリング
剤;消泡剤等通常塗料組成物に併用されている各種成分
を必要により添加してもよい。本発明の塗料組成物は、
前記各成分と水を固形分が2〜30重量%になるように
混合して製造することができる。
【0030】得られた塗料組成物は、例えばアルミニウ
ム、その他の金属等の表面上にスプレー、ロールコート
、シャワーコート等の塗装手段により塗装され、60〜
300℃、好ましくは100〜250℃程度の温度で乾
燥または硬化させる。尚、特にアルミニウムの場合には
、その用途を考慮して乾燥膜厚0.1〜10μm、好ま
しくは0.1〜5μm程度の皮膜とすることが必要であ
る。
【0031】
【発明の効果】本発明の塗料組成物は、塗料の安定性に
優れているとともに、耐食性や親水性及びプレス加工性
に優れた皮膜を提供でき、従って特にアルミニウム表面
等に塗布して例えばフィン材等に使用すると優れた効果
を発揮するものである。従来、シリカ粒子に代えられる
ような粒径50mμ〜20μm程度の無機微粒子、例え
ば炭酸カルシウム、水酸化鉄等が知られているが、シリ
カ粒子ほど多孔質ではなく、従って比表面積もシリカ粒
子に比べて小さいため、皮膜の粗面化に充分寄与出来ず
、又シラノール基の如き水と親和し易い基が存在しない
ため、親水性付与効果は期待できないものである。
【0032】本発明においては、(c)シリカ粒子の効
果は勿論のこと、(a)水溶性もしくは水分散性有機樹
脂と(b)分子中に窒素原子を有する有機腐食抑制剤、
(d)潤滑剤粉末及び(e)ノニオン系界面活性剤とを
組合わせることによって所期目的の効果が得られるので
ある。
【0033】
【実施例】以下、本発明を製造例、実施例及び比較例に
よりさらに詳しく説明する。「部」及び「%」は、各々
「重量部」及び「重量%」を示す。 製造例1 撹拌機を付けた2リットルの三ツ口フラスコにイソプロ
ピルアルコール1000gを入れ、70℃に加温する。 アゾビスイソブチロニトリル5gを添加した後、アクリ
ル酸25g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート40
0g、メチルメタクリレート50g、スチレン25gを
混合したモノマー混合物を3時間かけて滴下し、更に3
時間重合を続けて、アクリル樹脂溶液を得た。これにア
ンモニアをpH=7.5になるように添加し、更に10
00gの水を徐々に滴下して、加熱残分19重量%、樹
脂固形分あたり水酸基価345mg KOH/g、酸価
39mg KOH/gの水溶性アクリル樹脂組成物(A
)を得た。 製造例2 撹拌機を付けた2リットルの三ツ口フラスコにイソプロ
ピルアルコール1000gを入れ、70℃に加温する。 アゾビスイソブチロニトリル5gを添加した後、アクリ
ル酸100g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート2
50g、メチルメタクリレート100g、スチレン50
gを混合したモノマー混合物を3時間かけて滴下し、更
に3時間重合を続けて、アクリル樹脂溶液を得た。これ
にトリエチルアミンをpH=7.5になるように添加し
、更に1000gの水を徐々に滴下して、加熱残分19
重量%、樹脂固形分あたり水酸基価216mg KOH
/g、酸価156mg KOH/gの水溶性アクリル樹
脂組成物(B)を得た。 製造例3 撹拌機を付けた2リットルの三ツ口フラスコにイソプロ
ピルアルコール1000gを入れ、70℃に加温する。 アゾビスイソブチロニトリル5gを添加した後、アクリ
ル酸170g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート7
5g、メチルメタクリレート200g、スチレン50g
を混合したモノマー混合物を3時間かけて滴下し、更に
3時間重合を続けて、アクリル樹脂溶液を得た。これに
アンモニアをpH=7.5になるように添加し、更に1
000gの水を徐々に滴下して、加熱残分19重量%、
樹脂固形分あたり水酸基価65mg KOH/g、酸価
273mg KOH/gの水溶性アクリル樹脂組成物(
C)を得た。 製造例4(比較) 撹拌機を付けた2リットルの三ツ口フラスコに、水50
0g、イソプロピルアルコール500gを入れ、80℃
に加温する。過硫酸カリウム10gを添加した後、アク
リル酸5g、2−ヒドロキシエチルメタクリレート20
g、メタクリル酸ジメチルアミノエチルメチルクロライ
ド塩150g、メチルメタクリレート225g、スチレ
ン100gを混合したモノマーを3時間かけて滴下し、
更に4時間重合を続けて、アクリル樹脂溶液を得た。こ
れにアンモニアをpH=7.5になるように添加し、更
に水1000gの水を徐々に滴下して、加熱残分20重
量%、樹脂固形分あたり水酸基価17mg KOH/g
、酸価8mgKOH/gの水溶性アクリル樹脂組成物(
D)を得た。 製造例5(比較) 撹拌機を付けた2リットルの三ツ口フラスコに、イソプ
ロピルアルコール1000gを入れ、70℃に加温する
。アゾビスイソブチロニトリル5gを添加した後、アク
リル酸300g、メチルメタクリレート125g、スチ
レン75gを混合したモノマー混合物を3時間かけて滴
下し、更に3時間重合を続けて、アクリル樹脂溶液を得
た。これにアンモニアをpH=7.5になるように添加
し、更に1000gの水を徐々に滴下して、加熱残分1
8重量%、樹脂固形分あたり水酸基価0mg KOH/
g、酸価468mg KOH/gの水溶性アクリル樹脂
組成物(E)を得た。 実施例1 水溶性アクリル樹脂組成物(A)526部、および3−
アミノ−5−メルカプト−1,2,4−トリアゾール0
.05部、および水分散凝集コロイダルシリカ〔PT−
3020:日産化学工業(株)製商品名:固形分20%
、粒径0.2μm〕300部、水溶性アミノ樹脂〔スミ
マールMC−1:住友化学工業(株)製商品名:固形分
75%〕13部、界面活性剤〔ニューコール564:日
本乳化剤(株)製商品名:固形分100%〕10部、ス
テアリン酸アルミニウム〔SA−2000:堺化学工業
(株)製商品名、平均粒径6μm〕20部を混合し、水
にて固形分が18%になるよう塗料を調整した。得られ
た塗料を脱脂、洗浄した板厚0.12mmの工業用純ア
ルミニウム(JIS A 1100) に乾燥膜厚が2
μmとなるようロールコート塗装し、200℃で30秒
焼付けて、密着性、耐食性、親水性、親水持続性、動摩
擦係数、更に塗料安定性試験を行ない、その結果を表2
に示した。 実施例2〜7及び比較例1〜5 下記表1に示した配合割合で各成分を混合し、次いで水
を加えて固形分が8%になるよう調整し、各塗料組成物
を得た後、前記実施例1と同様にして比較試験を行ない
、その結果を表2に示した。
【0034】
【表1】
【0035】 有機樹脂  (A):水溶性アクリル樹脂組成物(A)
(B):水溶性アクリル樹脂組成物(B)(C):水溶
性アクリル樹脂組成物(C)(D):水溶性アクリル樹
脂組成物(D)(E):水溶性アクリル樹脂組成物(E
)腐食抑制剤(1):3−アミノ−5−メルカプト−1
,2,4−トリアゾール (2):ベンズイミダゾール (3):ジピリジルアミン (4):カテコール 無機粒子  (1):凝集コロイダルシリカ〔PT−3
020:日産化学工業(株)製商品名:水分散タイプ固
形分20%:粒径0.2μm〕 (2):ヒュームドシリカ〔アエロジル200:日本ア
エロジル(株)製商品名〕 (3):炭酸カルシウム〔PS−5:米庄石灰工業(株
)製商品:水分散タイプ固形分70%:粒径0.5μm
〕 潤滑剤粉末(1):ステアリン酸アルミニウム〔SA−
2000:堺化学工業(株)製商品名:平均粒径6μm
〕 (2):ステアリン酸亜鉛〔SZ−2000:堺化学工
業(株)製商品名:平均粒径5μm〕 (3):ステアリン酸カルシウム〔SC−100:堺化
学工業(株)製商品名:平均粒径3μm〕界面活性剤(
1):ニューコール564〔日本乳化剤(株)製商品名
:固形分100%:ノニオン系〕(2):ニューコール
860〔日本乳化剤(株)製商品名:固形分100%:
ノニオン系〕 (3):テクノールIL〔日本乳化剤(株)製商品名:
固形分100%:カチオン系〕 (4):ニューコール290M〔日本乳化剤(株)製商
品名:固形分75%:アニオン系〕 アミノ樹脂(1):スミマールMC−1〔住友化学工業
(株)製商品名:固形分75%〕
【0036】
【表2】
【0037】試験方法 ■  密着性─縦横各11本の2mm間隔の直交する切
れ目をナイフで素材に到達するまで入れて、格子状に一
辺の長さ2mmの正方形を100個作った後、セロハン
粘着テープを貼り付け、瞬時にはがした時、はがれずに
残った正方形の数で判定した。
【0038】○─100/100,  △─90/10
0〜99/100,×─89/100以下■  耐食性
─35℃、5重量%NaClを4時間噴霧→60℃にて
2時間乾燥→50℃、95%RH(湿潤)中に2時間放
置を1サイクルとして、サイクル腐食試験を行ない、1
00サイクル後の白さび発生状況で評価した。
【0039】 ◎─白さび5%未満(面積比) ○─白さび15%未満(面積比) ×─白さび15%超(面積比) ■  親水性      ─  水道水の入ったビーカ
ーに試験板を浸漬し、引き上げ、水(水濡れ性)   
 平に試験板を置いた時の塗板表面の水の濡れの状態を
目視で判定する○─全面に水が濡れ水玉の発生がない状
態×─水がはじいて水玉が発生し、濡れない部分が発生
した状態 ■  親水持続性  ─  トリクロロエタン(クロロ
センSM:ダウケミカル社製)の蒸気で5分間脱脂処理
を施した試験板を水道水中に350時間浸漬したのち、
80℃で5分間乾燥させ、上記の親水性試験により判定
する。 ■  動摩擦係数(潤滑性)─表面性測定機HEIDO
N−14(新東科学社製)を用いて、荷重200g、ボ
ール圧子φ10mm、移動速度50mm/分の条件にて
測定した。
【0040】 ◎─動摩擦係数0.25未満 ○─動摩擦係数0.25〜0.35未満×─動摩擦係数
0.35以上 ■  塗料安定性─    50℃の恒温槽中に塗料の
入ったサンプル管を静置し、2週間後の塗料の状態を判
定する。
【0041】 ○─初期の状態とほとんど変化なし ×─増粘または、ゲル状になる 前記比較試験結果より明らかに、本発明塗料組成物から
得られた皮膜は、耐食性、密着性、親水性に優れるとと
もに、塗料安定性も非常に良好であった。一方、シリカ
粒子を配合しない系(比較例1)、潤滑剤粉末を配合し
ない系(比較例2)、界面活性剤を配合しない系(比較
例3)、カチオン系界面活性剤を用いた系(比較例4)
、及び腐食抑制剤を配合しない系はいずれも、本発明よ
り各性能が劣るものであった。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  (a)水溶性又は水分散性有機樹脂、
    (b)分子中に窒素原子を有する有機腐食抑制剤、(c
    )シリカ粒子、(d)潤滑剤粉末、(e)ノニオン系界
    面活性剤、及び(f)水 から成る塗料組成物。
  2. 【請求項2】  (a)水溶性又は水分散性有機樹脂、
    (b)分子中に窒素原子を有する有機腐食抑制剤、(c
    )シリカ粒子、(d)潤滑剤粉末、及び(e)ノニオン
    系界面活性剤 から成る親水性皮膜を有する被覆アルミニウム材。
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