JPS62297143A - 親水性及び耐食性が優れた熱交換器用アルミニウムフイン材 - Google Patents

親水性及び耐食性が優れた熱交換器用アルミニウムフイン材

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JPS62297143A
JPS62297143A JP13992686A JP13992686A JPS62297143A JP S62297143 A JPS62297143 A JP S62297143A JP 13992686 A JP13992686 A JP 13992686A JP 13992686 A JP13992686 A JP 13992686A JP S62297143 A JPS62297143 A JP S62297143A
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JP
Japan
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corrosion resistance
acid
fin material
aluminum
heat exchanger
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Pending
Application number
JP13992686A
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English (en)
Inventor
豊瀬 喜久郎
畑中 孝一
良和 向井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kobe Steel Ltd
Original Assignee
Kobe Steel Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 3、発明の詳細な説明 [産業上の利用分野] 本発明は親水性及び耐食性が優れた熱交換器用アルミニ
ウムフィン材に関する。
[従来技術] 一般的に、アルミニウム又はアルミニウム合金は、熱伝
導性、成形性、耐食性に優れていることがら熱交換春用
のフィン材として広く使用されている。そして、このア
ルミニウム又はアルミニウム合金よりなる熱交換農用フ
ィン材に表面処理を施し、次の2つの機能をもたせる場
合がある。
1)フィン表面に表面処理を施すことにより耐食性を向
上させ、熱交換器として運転した際の凝縮水による腐食
の発生を防止する。
2)フィン表面に表面処理を施すことにより親水性を付
与し、熱交換器として使用する際の通風。
抵抗の低下、騒音の低下、熱交換性能の向上を図る。
従来、このような機能を与える処理を施した熱亨泳去ブ
ノン廿と1.で1士− ■硅酸塩処理を施したもの(特開昭6l−85■ベーマ
イト処理を施したもの 等が知られている。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら。
■硅酸塩処理を施したものは、結露運転と乾燥運転を行
なっても親木性は良好ではあるが、耐食性が不足してい
る。
また、■ベーマイト処理を施したものは、耐食性は良好
ではあるが、親水性の持続性が不足しており、熱交換器
として運転した場合、空気中の油分などの付着による汚
染のため、表面の親水性が失われる。
したがって、親水性の持続性と耐食性を兼ねそなえたも
のとするには耐食性の良好な処理を下地処理として行な
った後、親水性の処理を施さざるをえなかった。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点は、アルミニつム又はアルミニウム合金表面
に、重合度が50以上のポリアクリル酸、ポリメタクリ
ル酸、ポリアクリルアミド、ブチレンマレインm共m合
体、スチレンマイレン酸共重合体又はこれらの塩のうち
の1種又は2秤以上の水溶性有機高分子と1次式で示さ
れる硅酸塩化合物との混合物を塗布後乾爆して被覆層を
形成し、次いで酸で洗浄したことを特徴とする親木性及
び耐食性が優れた熱交換器用アルミニウムフィン材。
! 11M2 0・yS i 02 (但し、M=L i 、 Na 、 K)y/x≧2 によって解決される。
ここで、水溶性有機高分子と硅酸塩化合物の混合物より
なる被覆層は、塗布した後の乾燥工程においてゲル化し
て、表面の凹凸の大きい被覆層を形成する。この被覆層
は、大気中の油分による汚染を受けても表面の凹凸が多
く、汚染部具外に親水性表面を有しているため結露運転
に際して水濡れを示し、汚染を受けた部分も水濡れによ
り油分分が流されて親木性が回復するという特性をもつ
すなわち、結露運転と乾燥運転との繰り返しを行なって
も長期にわたり親木性を保持し、優れた親木性持続性を
発揮する。
本発明に係る表面の親水性が優れた熱交換器用アルミニ
ウムフィン材に設けられる被X!層を凹凸の多いものと
するためには、上記したような水溶性有機高分子と上記
した式により限定される硅酸塩化合物との両者が混合さ
れる必要があり、このうちどちらか一方では表面の凹凸
の多い混合物被覆層を得ることはできない、さらに、水
溶性有機高分子物質と硅酸塩化合物、両者の混合液は、
硅酸塩化合物が過剰でかつアルカリ性でなければ。
塗装、焼付後、凹凸の多い混合物波′rn層は得られな
い。
また、硅酸塩化合物xsM20*ysi02(M=L 
i 、 Na 、 K) (7)xとyの比y/xは2
以上としなければならず、2未満では表面の凹凸A之し
1迫人札皆訴17.4 % l+ヱ一しIキ弔専かいし
かして、この水溶性高分子物質と硅酸塩化合物の混合比
は、重量比で、2:1〜1:4が望ましい。
以上述べた方法により乾燥運転、結露運転との繰り返し
運転を行なっても長期間にわたり親水性を維持する表面
凹凸の多い混合物被覆層を得ることができるが、この被
覆層は上記したようにアルカリ性の混合液を塗布、焼付
したものであるため結露運転で表面が濡れると、表面が
アルカリ性となり腐食しやすく、したがってこの被覆層
のみでは耐食性が悪い。
酸洗浄は、凹凸の多い混合物被覆層を設けた“後、あら
かじめ酸で被覆層中のアルカリ成分を中和・水洗して結
露運転で表面が濡れた際に被覆層上にアルカリ成分が生
じて腐食されることを防ぐものである。
このように、酸により中和した凹凸の多いこの混合物被
覆層は、中和前に保持していた優れた親木持続性を維持
しておりさらに耐食性もクロメート、ベーマイト等の下
地処理を行なった場合と同等の耐食性を有する。
ここで、酸洗浄用の酸としては硝酸、酢酸を使用するの
が好ましいが、これは、硝酸、酢酸の場合、酸洗浄後の
水洗が不十分で被覆層中にその一部が残存しても他の酸
と比較して腐食性が弱し)ためである。
上述した。混合物被覆をアルミニウム又はアルミニウム
合金表面に塗布する際の濃度としては塗布方法により適
宜選択すればよく、工業的に一般的であるロールコート
では、0.5〜10%、また、ディップ方式では2〜1
0%の濃度とするのがよい。
この混合物被覆層の厚さは、0.05〜2ILmとする
のが好ましく0.05pm未満では優れた親水性及び耐
食性は得られず、また2pmを越えると親木性、耐食性
の効果は飽和し外観にムラが生じるようになりかつ不経
済である。
酸洗浄方法はディップ方式で酸水溶液に浸漬する方法が
容易であり、96度は0.1%以上30%以下、温度は
10℃以上、60℃以下とするのが望ましい、これ以外
の酸濃度、温度では効果不十分である。
[発明の実施例] − 以下に本発明の詳細な説明する。
(実施例) 第1表に示す実施例1〜9は、脱脂済みのアルミニウム
材に混合物被覆層を設けた本発明の実施例である表面の
親水性及び耐食性が優れた熱交換器用アルミニウムフィ
ン材の例である。
比較例1〜6のうちで、比較例1〜2は被′W1層が水
溶性高分子、硅酸塩化合物のどちらか一方からなってい
る場合を示す、また、比較例3は硅酸塩化合物の量が少
ない場合を示す、また比較例4は硅酸塩化合物X11M
20n yS ioz  (M=L L 、 N a 
、 K ) (7) 7 / X比が2より小さいため
凹凸の多い被覆層が得られない場合を示す。
また、比較例5は水溶性高分子と硅酸塩化合物の混合被
覆層を設けた後の酸洗浄を行なわない場合比較例6は耐
食性を有する下地処理を行なった場合を示す。
第2表には、親水性、耐食性について調査した結果を示
す、A項は親木持続性に関する評価でありB項は耐食性
評価である。ここで、親水性の評価は下記に示すように
初期と、流水と乾燥との緑り返しサイクル後の水濡れ性
と水接触角を測定した。
(親水性評価方法) ■水濡れ性:水中へ浸漬し取り出し抜水はじきを観察し
た 0は水はじきなしを、×は水はじきありを示す。
■水接触角:ゴニオメーターにより測定した。
■流水と乾燥のサイクル 流水(si/hr)8時間と80℃乾燥16時間を1サ
イクルとし、これを緑り返し行なう0本試験では、これ
を20サイクル行なった後、親水性を評価した。
(耐食性評価) 第2表においてB項は耐食性の評価であり、塩水噴霧は
JISZ2371により行ない、湿潤試験は下記方法に
より行なった。
塩水噴霧試験 JISZ2371 試験時間500時間 湿潤試験  試験片を50℃、100%RH雰囲気中に
500時間置き、腐食状況を観察した。
第2表に示すように、実施例1〜9はいずれも親木性及
び耐食性に優れていることがわかる。
[発明の効果] 本発明は上記のように構成したので以下のもろもろの効
果を有する。
■熱交換器として使用する際の結露運転と乾燥運転によ
っても親水性が低下しない高度な親水性を有する。
■耐食性を得るための下地処理を行なわなくとも耐食性
が優れている。
手続補正書 1.事件の表示 昭和61年特許願第139926号 2、発明の名称 名  称 (119)株式会社神戸製鋼所代表者  牧
  冬 彦 4、代 理 人 〒1[i111003 (358) 
8840住  所 東京都新宿区本塩町 12 四谷ニユーマンシヨン107 6、補正の内容 (1)明細書第4頁第8行目から第9行目「アルミニウ
ムフィン材。」とあるを「アルミニウムフィン材Jと補
正する。
(2)明細書第11頁の第1表を別紙の通り補正する。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アルミニウム又はアルミニウム合金表面に、重合度
    が50以上のポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリ
    アクリルアミド、ブチレンマレイン酸共重合体、スチレ
    ンマイレン酸共重合体又はこれらの塩のうちの1種又は
    2種以上の水溶性有機高分子と、次式で示される硅酸塩
    化合物との混合物を塗布後乾燥して被覆層を形成し、次
    いで酸で洗浄したことを特徴とする親水性及び耐食性が
    優れた熱交換器用アルミニウムフィン材。 x・M_2O・ySiO_2 (但し、M=Li、Na、K) y/x≧2 2 酸が硝酸又は酢酸である特許請求の範囲第1項記載
    の熱交換器用アルミニウムフィン材。
JP13992686A 1986-06-16 1986-06-16 親水性及び耐食性が優れた熱交換器用アルミニウムフイン材 Pending JPS62297143A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0225580A (ja) * 1988-07-15 1990-01-29 Kobe Steel Ltd 熱交換器用表面処理アルミニウム板及び同製造法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59202398A (ja) * 1983-05-04 1984-11-16 Showa Alum Corp 熱交換器用アルミニウム製フイン
JPS618598A (ja) * 1984-06-23 1986-01-16 Kobe Steel Ltd 表面の親水性が優れた熱交換器用フイン材

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JPH048513B2 (ja) * 1988-07-15 1992-02-17

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