JPS5914114B2 - リン酸塩皮膜化成処理済みの金属表面の後処理組成物及びその方法 - Google Patents

リン酸塩皮膜化成処理済みの金属表面の後処理組成物及びその方法

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JPS5914114B2
JPS5914114B2 JP56191664A JP19166481A JPS5914114B2 JP S5914114 B2 JPS5914114 B2 JP S5914114B2 JP 56191664 A JP56191664 A JP 56191664A JP 19166481 A JP19166481 A JP 19166481A JP S5914114 B2 JPS5914114 B2 JP S5914114B2
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    • C23F—NON-MECHANICAL REMOVAL OF METALLIC MATERIAL FROM SURFACE; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL; MULTI-STEP PROCESSES FOR SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL INVOLVING AT LEAST ONE PROCESS PROVIDED FOR IN CLASS C23 AND AT LEAST ONE PROCESS COVERED BY SUBCLASS C21D OR C22F OR CLASS C25
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    • C23F11/173—Macromolecular compounds
    • C—CHEMISTRY; METALLURGY
    • C23—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; CHEMICAL SURFACE TREATMENT; DIFFUSION TREATMENT OF METALLIC MATERIAL; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL; INHIBITING CORROSION OF METALLIC MATERIAL OR INCRUSTATION IN GENERAL
    • C23C—COATING METALLIC MATERIAL; COATING MATERIAL WITH METALLIC MATERIAL; SURFACE TREATMENT OF METALLIC MATERIAL BY DIFFUSION INTO THE SURFACE, BY CHEMICAL CONVERSION OR SUBSTITUTION; COATING BY VACUUM EVAPORATION, BY SPUTTERING, BY ION IMPLANTATION OR BY CHEMICAL VAPOUR DEPOSITION, IN GENERAL
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は金属表面処理技術に関する。
更には皮膜化成処理済みの金属表面を後処理してその表
面上に改善せられた耐食性と塗料の密着特性を付与する
技術に関する。金属表面上に改善せられた耐食性と塗料
の密着特性とを付与するために保護皮膜を施す必要性は
金属什上げ業界及び他の金属関連業界において公知であ
る。
金属表面に、かかる保護皮膜を施すための公知の方法は
リン酸イオンを含有する溶液と接触させて金属表面上に
耐食性で非反応性のリン酸塩皮膜を生成させる方法であ
つた。かかる皮膜は容易に酸化せられる化学的に活性な
金属表面を変化せしめるので、いわゆる６皮膜化成０と
して広く知られている。化成皮膜の耐食性はそのリン酸
塩皮膜化成処理済みの金属表面を６価クロムを含有する
希薄な水性酸性溶液のような後処理溶液で処理すること
により強化しうる。
しかしながら、クロムによる後処理溶液及びその方法は
有効ではあるが、近年に至つてその代替できる効果的な
方法を発見するための幾多の努力がなされてきた。この
発明によればリン酸塩皮膜化成または皮膜化成処理済み
の金属表面の後処理に対して有用であり６価クロム化合
物含有溶液に代替できうる組成物が提供されうる。
この発明による溶液および後処理方法は化成処理済みの
金属表面の耐食性と塗料の密着性の強化に対して有効て
ある。詳細は以下の記載により明らかになるが、特に記
載しない限り、すべての？は重量？である。この発明に
よれば後処理溶液として皮膜化成処理済みの金属表面と
接触せしめるのに好適な組成物は次の一般式：すなわち
〔ここでｎは約５ないし約１００であり；それぞれのＸ
はＨまたはＣＲＲｌＯＨから独自（こ選択せられ；そし
てＲおよびＲ１のそれぞれはＨまたは１ないし１２の炭
素原子を有する脂肪族または芳香族有機部位から独自に
選択せられる〕で示される化合物及びその金属塩から選
択せられた後処理剤の溶液である。
好ましくは少くとも１個のＸはポリ−４−ビニルフエノ
ールとホルムアルデヒドとの反応生成物から得られるよ
うなＣＨ２ＯＨである。
この発明は化成処理済みの金属表面をこの発明の溶液と
接触させて皮膜処理済みの金属表面の耐食性と塗料の密
着特性とを強化するための後処理方法を包含する。金属
表面上に化成皮膜を生成せしめるための方法と溶液は公
知であり、たとえばＴｈｅ．ＡＩｌｌｅｒｉＣａｎＳＯ
ｃｌｅｔｙｆＯｒＭｅｔａｌｓ刊行のＭｅｔａｌＨａｎ
ｄ−ＢＯＯｋ第８番第巻５２９−５４７頁およびＭｅｔ
ａｌＦｉｎｉｓｈｌｎｇＧｕｉｄｅｂＯＯｋａｎｄＤｉ
ｒｅ一ＣｔＯｒｙ，５９Ｏ−６０３頁（１９７２）中に
記載せられており特にここに引用する。
典型的な皮膜化成処理は次の工程：すなわち１．洗浄；
２，水洗い； ３．適当なリン酸塩、クロメートまたは類似の通常の浴
と接触せしめることによる化成皮膜の形成：４．水洗い
； ５．後処理溶液の適用；および ６．必要に応じての表面の乾燥 とから成る工程を包含する。
この発明は後処理溶液を施工する工程に関する。
この発明は皮膜化成処理済みの金属表面をこの組成物と
接触せしめて、その表面の耐食性と塗料の密着特性とを
改善せしめる工程に希薄溶液の形態で使用するのに極め
て適する後処理組成物を提供する。この発明は各種の広
範な形態の皮膜化成処理済みの金属表面に対して有用で
ある。適当な皮膜化成組成物により皮膜化成しうる表面
を有する金属類の例としては亜鉛、鉄、アルミニウム並
びに冷間圧延、研摩、酸洗い済み及び熱間圧延鋼や亜鉛
めつき鋼が包含せられる。皮膜化成溶液の例としては鉄
リン酸塩、マグネシウムリン酸塩、亜鉛リン酸塩及びカ
ルシウムまたはマグネシウムイオンで変性した亜鉛リン
酸塩から成る溶液が包含せられる。この発明の組成物及
び方法を用いた代表的な金属処理操作においては、まず
脱脂及びごみ取りのために化学的または物理的処理によ
り金属表面を洗浄する。
洗浄工程に引き続いて、皮膜化成溶液を通常の方法によ
り施す。皮膜処理済みの表面を、ついで水洗いし、更に
当該発明による後処理溶液を直ちに施す。この発明によ
る後処理組成物は次の一般式；すなわち〔ここでｎは約
５ないし約１００であり；それぞれのＸはＨまたはＣＲ
ＲｌＯＨから独自｛こ選択せられ；ＲおよびＲ１のそれ
ぞれは１ないし１２の炭素原子を有する脂肪族または芳
香族有機部位から独自に選択せられる〕で示される化合
物またはその金属塩から選択せられた後処理剤の溶液で
ある。
当然のことながら、この発明の後処理化合物はポリ−４
−ビニルフエノールまたはその誘導体であることが理解
されよう。
更にそのポリ−４−ビニルフエノールまたはその誘導体
の末端基は水素または重合に用いた特定の開始剤に応じ
た他の部位から成つていることも理解できよう。上記の
一般式の範囲以内にあるポリ−４−ビニルフエノールの
誘導体はポリ−４−ビニルフエノールを適当なアルデヒ
ドまたはケトンと反応させて作る。たとえば、Ｘｉ）′
−ＣＨ２ＯＨである場合のポリ−４−ビニルフエノール
ーホルムアルデヒド誘導体はポリ−４−ビニルフエノー
ルをエタノール中に溶解して固形分７０％とし、ついで
フエノール基の２０？を水酸化ナトリウムで中和し、更
に水で希釈してホルムアルデヒドと６『Ｃにおいて６時
間反応させて作る。ホルムアルデヒド及びポリ−４−ビ
ニルフエノールはモル比１：１において反応させるかま
たは粘度上昇により反応が困難にはなるがモル比１：１
以上においても反応せしめうる。ポリ−４−ビニルフエ
ノール及びその誘導体は有機溶媒に可溶であるのでたと
えばエタノールのような有機溶媒中に溶解して後処理液
として用いられうる。しかしながらこの後処理化合物は
水溶液で施すのが好ましいのでポリ−４−ビニルフエノ
ール及びその誘導体のフエノール基の１５−１００％を
中和して金属塩を供給するために水酸化ナトリウムまた
は水酸化カリウムのような金属水酸化物で水溶性になし
うる。このポリ−４−ビニルフエノールまたはその誘導
体またはその塩はたとえば約０．０１％ないし約５％の
希釈濃度において後処理工程の作業溶液として用いられ
る。実務上では、０．１ないし１％濃度が作業上好まし
い。しかしながら溶液の輸送または貯蔵上、濃縮溶液が
好ましい場合もあり処理化合物濃度が３０７０以上から
成る溶液も供給しうる。実用的見地からは、この発明の
好ましい濃縮物は約５％ないし約３０？の濃度の後処理
化合物から成る。処理化合物が沈殿するのを避けるため
に、この溶液のＰＨは濃縮溶液または希薄作業溶液のい
ずれにおいても少くとも約８であるべきである。一般に
、約８ないし約１２の…範囲が好ましい。この発明の後
処理溶液を後処理工程において金属表面に施工するには
公知の通常の方法が適用できる。
たとえば、この後処理溶液はスプレー塗装、ローラー塗
装または浸せき法により施工される。処理溶液の温度は
広範囲に変わりうるが好ましくは７０液Ｆないし１６０
にＦ（２１るＣ〜７１℃）である。後処理後、水洗いし
ない方が良好な結果が得られるが、後処理溶液を金属表
面上に施した後に、必要に応じてこの表面を水洗いする
。しかしながらある最終用途に対しては水洗いした方が
好ましい。この後処理金属表面をついで乾燥する。
たとえば空気循環またはオーブン乾燥によつてこれを実
施する。室温乾燥を行う場合には、乾燥時間を短縮する
ために高温程、望ましい。乾燥後この皮膜化成済み及び
後処理済みの金属表面を塗装する。
この表面はブラシ塗り、スプレー塗装、静電塗装、浸せ
き、ローラー塗装並びにめつき塗装のような標準塗装技
術または他の塗装技術を適用するのに適している。この
発明の後処理工程の結果として、この皮膜化成処理表面
は塗料の密着性及び耐食性が改善せられる。この発明を
更に理解するためには数種の試験片を処理し、評価を行
つた次の実施例を参照することにより明瞭になろう。
各試験片に対して次の方法を適用した。冷間圧延鋼から
成るそれぞれの試験片を強アルカリ性クリナ一でまず洗
浄し、ついで温水で完全に洗浄した。
鉄リン酸塩皮膜化成剤（ＰａｒｋｅｒｃＯ．製のＢＯｎ
ｄｅｒｉｔｅＸｌＯＯＯ）をスプレー塗装により１４０
ないし１６０ｅＦ（６０〜７００Ｃ）においてこの清浄
な試験片上に施して化成皮膜を形成せしめ、ついで冷水
で水洗いした。ついでこの後処理溶液または次の実施例
による他の溶液を１４０′Ｆないし１６０実Ｆ（６０〜
７７溶Ｃ）において皮膜化成処理済みの表面に直接施こ
した。ついで処理試１験片を脱イオン水で水洗いし３５
０′Ｐ（１７７１Ｃ）において５分間オーブン中でベー
クした。ついで各試１験片を熱硬化性ベーキングエナメ
ルで塗装した。ＡＳＴＭ−Ｂｌｌ７−６１に従つて塩水
噴霧試験を行つた。
鋭利なナイフ画線器を用いて試験片面上に塗装面の隅々
にわたり“Ｘ゛字の線を引く。ついでこの試験片を、９
５りＦ（３５のＣ）の空気含有５７０塩化ナトリウム溶
液を含む塩水噴霧試験室中に設置した。各試験片をこの
溶液の上部に設置してこの塩水をスプレーノズルにより
連続的に空気中に噴霧した。この試験片を塩水噴霧中に
おいて５０４時間試験した。次に記載のように各試験片
について、画線からの塗装はく離の量を１６分の１イン
チ単位（どの部分においても塗装のはく離が無い場合に
はＮ）において評点した。数値はその長さに沿つた画線
からの膨れの程度をインチで示している。たとえば、０
−１はＯないし１６分の１インチ（１．５８７５ｍｍ）
範囲の膨れを表わす。耐湿腐食性をＡＳＴＭ２２４７−
６４Ｔの方法に従つて測定した。
次に記載したように試験片をブリスタ一の数値の大きさ
により評点した：すなわち極めて小さい場合には９であ
り極めて大きい場合には１と評点した。ブリスタ一が無
い場合は１０である。上記の実施例の結果はリン酸塩皮
膜化成済み金属表面の後処理に対してこの発明による方
法が塩水噴霧試験及び耐湿性試験に関して極めて優れた
結果を与えることを証明している。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 １ リン酸塩皮膜化成処理済みの金属表面の後処理用溶
    液であつて、次の一般式▲数式、化学式、表等がありま
    す▼ 〔ここでｎは５〜１００であり； それぞれのＸはＨまたはＣＲＲ＿１ＯＨから独自に選択
    せられ；ＲおよびＲ＿１のそれぞれはＨまたは１〜１２
    の炭素原子を有する脂肪族もしくは芳香族有機部位から
    独自に選択せられる〕で示される化合物およびその金属
    塩から選択された後処理剤の溶液。 ２ 該化合物の少なくとも１個のＸがＣＨ＿２ＯＨであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の溶液
    。 ３ 該後処理剤がポリ−４−ビニルフェノールとホルム
    アルデヒドとの反応生成物およびその金属塩から選択さ
    れることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記載の溶
    液。 ４ 該後処理剤がポリ−４−ビニルフェノールおよびそ
    の金属塩から選択されることを特徴とする特許請求の範
    囲第１項に記載の溶液。 ５ 該溶液がポリ−４−ビニルフェノールを含有する有
    機性溶液であることを特徴とする特許請求の範囲第４項
    に記載の溶液。 ６ 該溶液が該化合物の金属塩と水とから成ることを特
    徴とする特許請求の範囲第１項に記載の溶液。 ７ 該溶液が５〜３０重量％の該後処理剤を含有する濃
    縮物であることを特徴とする特許請求の範囲第１項に記
    載の溶液。 ８ 該溶液が０．０１〜５重量％の該後処理剤を含有す
    る希釈作業溶液であることを特徴とする特許請求の範囲
    第１項に記載の溶液。 ９ 該溶液が０．１〜１重量％の該後処理剤を含有する
    希釈作業溶液であることを特徴とする特許請求の範囲第
    ８項に記載の溶液。 １０ 該溶液が水性溶液であり、該化合物が金属塩であ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第７項に記載の溶液
    。 １１ 該化合物の金属塩から成る溶液であつて、該溶液
    が水性溶液であつて、少なくとも８のｐＨを有すること
    を特徴とする特許請求の範囲第２項に記載の溶液。 １２ 該溶液が８〜１２のｐＨを有することを特徴とす
    る特許請求の範囲第１１項に記載の溶液。 １３ 該化合物がポリ−４−ビニルフェノールとアルデ
    ヒドとの反応生成物であることを特徴とする特許請求の
    範囲第１項に記載の溶液。 １４ 該化合物がポリ−４−ビニルフェノールとケトン
    との反応生成物であることを特徴とする特許請求の範囲
    第１項に記載の溶液。 １５ リン酸塩皮膜化成処理済みの金属表面を後処理す
    る方法であつて、該表面を次の一般式▲数式、化学式、
    表等があります▼ 〔ここでｎは５〜１００であり； それぞれのＸはＨまたはＣＲＲ＿１ＯＨから独自に選択
    せられ；そしてＲおよびＲ＿１のそれぞれはＨまたは１
    〜１２の炭素原子を有する脂肪族もしくは芳香族有機部
    位か ら独自に選択せられる〕で示される化合物および
    その金属塩から選択された後処理剤の溶液と接触せしめ
    ることから成る改良方法。 １６ 該化合物の少なくとも１個のＸがＣＨ＿２ＯＨで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第１５項に記載
    の方法。 １７ 該後処理剤がポリ−４−ビニルフェノールとホル
    ムアルデヒドとの反応生成物およびその金属塩から選択
    されることを特徴とする特許請求の範囲第１５項に記載
    の方法。 １８ 該後処理剤が該化合物の金属塩であり、かつ水性
    媒体における溶液中に存在していることを特徴とする特
    許請求の範囲第１５項に記載の方法。 １９ 該化合物の少なくとも１個のＸがＣＨ＿２ＯＨで
    あることを特徴とする特許請求の範囲第１８項に記載
    の方法。 ２０ 該金属塩が該溶液中に０．０１〜５重量％の濃度
    において存在することを特徴とする特許請求の範囲第１
    ８項に記載の方法。 ２１ 該金属塩が該溶液中に０．１〜１重量％の濃度に
    おいて存在することを特徴とする特許請求の範囲第１８
    項に記載の方法。 ２２ 該後処理剤がポリ−４−ビニルフェノールおよび
    その金属塩から選択されることを特徴とする 特許請求
    の範囲第１５項に記載の方法。 ２３ 金属表面が該ポリ−４−ビニルフェノールを含有
    する有機性溶液と接触せられることを特徴とする特許請
    求の範囲第２２項に記載の方法。 ２４ 該化合物がポリ−４−ビニルフェノールとアルデ
    ヒドとの反応生成物であることを特徴とする特許請求の
    範囲第１５項に記載の方法。 ２５ 該化合物がポリ−４−ビニルフェノールとケトン
    との反応生成物であることを特徴とする特許請求の範囲
    第１５項に記載の方法。
JP56191664A 1980-11-28 1981-11-27 リン酸塩皮膜化成処理済みの金属表面の後処理組成物及びその方法 Expired JPS5914114B2 (ja)

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JPS57120677A JPS57120677A (en) 1982-07-27
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