JPS62149723A - フタロニトリル両末端を有するポリアリ−ルオキシピリジンのオリゴマ−組成物、それらの製造法、ポリアリ−ルオキシピリジン・コポリフタロシアニン網状体の製造におけるそれらの使用 - Google Patents

フタロニトリル両末端を有するポリアリ−ルオキシピリジンのオリゴマ−組成物、それらの製造法、ポリアリ−ルオキシピリジン・コポリフタロシアニン網状体の製造におけるそれらの使用

Info

Publication number
JPS62149723A
JPS62149723A JP61219097A JP21909786A JPS62149723A JP S62149723 A JPS62149723 A JP S62149723A JP 61219097 A JP61219097 A JP 61219097A JP 21909786 A JP21909786 A JP 21909786A JP S62149723 A JPS62149723 A JP S62149723A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bis
hydroxyphenyl
polyaryloxypyridine
group
phthalonitrile
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61219097A
Other languages
English (en)
Inventor
ジャン・マランジュ
ギー・ラビルー
ベルナール・シリヨン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
CENTRE ETD MAT ORG TECH AVANCEES
ETD MAT ORG TECH AVANCEES CENT
Original Assignee
CENTRE ETD MAT ORG TECH AVANCEES
ETD MAT ORG TECH AVANCEES CENT
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by CENTRE ETD MAT ORG TECH AVANCEES, ETD MAT ORG TECH AVANCEES CENT filed Critical CENTRE ETD MAT ORG TECH AVANCEES
Publication of JPS62149723A publication Critical patent/JPS62149723A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/34Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives
    • C08G65/48Polymers modified by chemical after-treatment
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G65/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G65/34Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives
    • C08G65/38Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives derived from phenols
    • C08G65/40Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule from hydroxy compounds or their metallic derivatives derived from phenols from phenols (I) and other compounds (II), e.g. OH-Ar-OH + X-Ar-X, where X is halogen atom, i.e. leaving group
    • C08G65/4006(I) or (II) containing elements other than carbon, oxygen, hydrogen or halogen as leaving group (X)
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G73/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming a linkage containing nitrogen with or without oxygen or carbon in the main chain of the macromolecule, not provided for in groups C08G12/00 - C08G71/00
    • C08G73/06Polycondensates having nitrogen-containing heterocyclic rings in the main chain of the macromolecule
    • C08G73/0622Polycondensates containing six-membered rings, not condensed with other rings, with nitrogen atoms as the only ring hetero atoms
    • C08G73/0627Polycondensates containing six-membered rings, not condensed with other rings, with nitrogen atoms as the only ring hetero atoms with only one nitrogen atom in the ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08GMACROMOLECULAR COMPOUNDS OBTAINED OTHERWISE THAN BY REACTIONS ONLY INVOLVING UNSATURATED CARBON-TO-CARBON BONDS
    • C08G2650/00Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule
    • C08G2650/62Macromolecular compounds obtained by reactions forming an ether link in the main chain of the macromolecule characterised by the nature of monomer used
    • C08G2650/64Monomer containing functional groups not involved in polymerisation

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • General Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Polyethers (AREA)
  • Macromolecular Compounds Obtained By Forming Nitrogen-Containing Linkages In General (AREA)
  • Polymers With Sulfur, Phosphorus Or Metals In The Main Chain (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、フタロニトリル官能基を両末端とするポリア
リールオキシピリジンの新規オリゴマー組成物を対象と
する。本発明はまた、1つまたはそれ以上のオルト・ジ
ニトリル基のキャリヤである、ベンズヒドロールから誘
導された1つまたはそれ以上の化合物の存在下における
、これらの組成物の共重合化にも関する。本発明はまた
、オルト・ジニトリルおよびフタロニトリル基のシアノ
付加反応中に形成される、ポリアリールオキシピリジン
・コポリフタロシアニンの網状化され!こ網状体にも関
する。
本発明のポリアリールオキシピリジン−α。
ω−ビス(フタロニトリル)をベースとする組成物は、
接着剤、塗料用ワニスおよび成形品ならびに気泡材料を
作るための原料のような複合材料の製造におけるバイン
ダとして使用されうる。
従来技術およびその問題点 使用の際に、揮発性化合物を発生させない付加反応によ
り、熱硬化性の熱安定な新規ポリマーの研究は、緻密で
、均質かつ空隙率の低い材料を製造するために大きな利
点をもたらす。この目的を達成するために、シアン付加
反応が、可融性かつ可溶性モノマーまたはオリゴマーを
網状化するためにすでに使用されている。実際これらの
反応は、これらの使用の際に反応体を単に加熱しただけ
で生じる。
このようなシアン付加反応は、アミド、イミン、エーテ
ル、スルホン、ケトンおよびイミド結合を含む芳香族、
脂肪族またはアリール脂肪族化合物を用いたものが記載
されている。これらの反応は、例えば下記の論文、Wa
ltonおよびQriHithのApplied  P
olymer  SymposiuIIl、1975年
、 26.429 ; Polymer  3cien
ce  and  Technoloqy 、 197
5年、98、 665  ;A、C,S、Divisi
on   of  Qrganic  Coatir+
gs  and   P Iastic  Chemi
stry、 1978年、38.596 ; Kell
erらのSAMPE  Quarterly、 198
1年7月、第1頁およびMarulIOおよびS no
*のA、C。
S、 Sl/It)O3ijlll  3er+cs 
、 1982年第195巻第325頁に記載されている
これらの反応のその他の例は、米国特許第3゜890.
274号、同第3.996.196号、同第4,056
,560号、同第4.057゜569号、同第4.10
2,873号、同第4゜116.945号、同第4.1
36.107号、同第4,209.458号、同第4.
223゜123号、同第4.234.712号、同第4
゜238.601号およびフランス特許出願第8411
841号に挙げられている。これらの論文を調べると、
材料の使用法、材料の耐衝撃性および重合化条件に関し
て、まだ多くの問題が残っていることがわかる。
使用についての難しさは、主として使用される物質の融
解または軟化温度が200℃またはそれ以上であるとい
う事実に依る。
最終生成物の耐衝撃性は、一般にかなり小さい。これは
、フタロニトリル型の両末端ユニット間のセグメントの
大きさが、できるだけ低い融解温度を保持するために故
意に小さくされるからである。耐衝撃特性を改善しよう
とするために、種々の重縮合度を有するポリエーテル・
スルホンベースの柔軟化セグメントを使用することが、
最近米国特許第4,409.382号において示唆され
た。
重合化条件に関しては、フタロニトリル基の反応は、金
属または金属塩の不存在下において非常に遅く、かつこ
の反応はほとんど選択的でないことが知られている。金
属化合物の使用を避けるために、Marulloeよび
3 nowによって(すでに挙げた参考文献参照)およ
び米国特許第4.408,035号および同第4,41
0゜676号において、フェノールまたは第一アミンの
存在下に重合化反応を実施することが推奨されている。
これらの条件下にJ5いて、ゲル化時間がかなり短縮さ
れ、重合化温度がより低い。
しかしながら、このようにして形成された重合体の構造
はよく定義されておらず、かつこれらの添加剤の転換副
生成物は、不安定な小分子形態で最終材料中に残留する
上に挙げたフランス特許出願において、フタロニトリル
基を、非常に良好な熱安定性を有するフタロシアニン火
点に転換しうる新規方法が記載されている。この反応は
、マクロ分子鎖中に、互いに第二アルコール基(−Cl
−10)」−)によって結合されている芳香族核を含む
、オルト・ジニトリル官能基を両末端とするポリイミド
オリゴマーに対して見られた。これらのオリゴマーの場
合、ポリイミド・コポリフタロシアニン網状体の形成は
、ベンズヒドロール官能基の分子内酸化・還元現象によ
補助される反応である。この特許に挙げられている組成
物は、勝れた熱的性質を有するが、多くの適用の場合、
それらの融w?、温度は高すぎて、その使用条件は厳し
すぎる。
問題点の解決手段 本発明の目的の1つは、好ましくは250℃以下の温度
において比較的短いゲル時間および従来技術において知
られた樹脂に対して容易な使用条件を特徴とするフタロ
ニトリル基を含む新規組成物であって、良好な熱的およ
び機械的性質を有する最終生成物を生じるものについて
記載することである。
本発明は、より詳しくは、フタロニトリル基を両末端と
するポリアリールオキシピリジンオリゴマーの新規組成
物の合成に関する。これらのオリゴマーは、多くの有線
溶媒中において、非謂に大きな溶解性を有し、それらの
融解温度は、非常に多くの使用に対して特に興味深い。
本発明はまた、1つまたは複数のオルト・ジニトリル基
を有するベンズヒドロールから誘導された共反応体の存
在下において実施されるシアン付加反応によるこれらの
オリゴマーの網状化方法にも関する。同様に、シアノ付
加反応中に得られたポリアリールオキシピリジン・コポ
リフタロシアニンより主として形成された網状化物質も
、また本発明の枠内に入る。
本発明はより詳しくは、次の一般式によって示されうる
、フタロニトリル基を両末端に有するポリアリールオキ
シピリジンオリゴマーを対象とする。
この式において、基Arは炭素環式または複素環式の二
価芳香族基であり、これの2つの原子価が異なる炭素原
子上にあるものである。基Arは、互いに縮合または結
合された1つまたはそれ以上の環から成っていてもよい
。冬瓜は好ましくは5〜7個の原子から成り、それの一
部は酸素、硫黄および/または窒素原子から成っていて
もよい。
JJArが、互いに結合された複数の環を有する時、結
合要素は例えば単結合または下記原子および基のうちの
1つである。
0−:  S  :  302   :CH2−ニーC
(cH3)2   ;Co−;  CHOH−ニーCO
O−ニーC0NH;  5f(cHa)2−ニー5i(
cト13   )  2  −OS  !   (’C
ll  3  )結合要素はまた、好ましくは炭素原子
数1〜10の脂肪族、アリール脂肪族またはシクロ脂肪
族型の一部または全部フッ素化された、二価の炭化水素
基であってもよい。
基Arとピリジン環との間のエーテル結合は、とリジン
環の真中に配置されて異性体の存在を示しており、これ
によって結合がピリジンの炭素原子のどれかに固定され
る。
nは平均重縮合度を示す数である。これは例えば、1〜
50の値を取ってもよい。数nは、直接求められるわけ
ではなく、ポリアリールオキシピリジンのオリゴマー組
成物を調製1゛るために用いられる反応体の各々のモル
割合から平均値が推論されるのである。
一般式(1)の組成物の一般的な合成方法は下記の一般
式によって示されうる、アルカリフェノレート両末端を
有するポリアリールオキシピリジンのオリゴマー組成物
: と、下記式の4−二トロフタ口ニトリル:(これの使用
蚤は、式(2)の組成物から得ることができるフェノレ
ート基の数に少なくとも等しいニトロ基の数に対応する
。例えばフェノレート基1あたりニトロ基1〜1.5で
ある)との間の求核的縮合反応から成る。
これらの式において、Mはアルカリ金属原子、好ましく
はナトリウムまたはカリウムを示し、Arは前記意味を
有する。
一般式(2)のフェノレ−ト両末端を有するポリアリー
ルオキシピリジンのオリゴマー組成物は、下記式の2,
6−ジハロゲノピリジンまたは2,4−ジハロゲノピリ
ジン: と、対応するジフェノールから誘導された下記一般式の
少なくとも1つのジフェノレート:M−0−Ar−0−
M       (5)の、化学量論モルに対する過剰
量とを反応させることよって調製されうる。
これらの式において、MおよびArは、前記の意味であ
り、Xはハロゲン原子、好ましくは塩素または臭素原子
である。
より詳しくは本発明において適合するジフェノールとし
て、1,2−ジヒドロキシベンゼン、1.3−ジヒドロ
キシベンゼン、1.4−ジヒドロキシベンゼン、ジヒド
ロキシトルエン、ジヒドロキシキシレン、ジヒドロキシ
ナフタレン、2.2′−ジヒドロキシビフェニル、3,
3′−ジヒドロキシビフェニル、4.4゛−ジヒドロキ
シビフェニル、ビス−(3−ヒドロキシフェニル)メタ
ン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス−
(3−ヒドロキシフェニル)エーテル、ビス−(4−ヒ
ドロキシフェニル)エーテル、ビス−(3−ヒドロキシ
フェニル)スルフィド、ビス−(4−ヒドロキシフェニ
ル)スルフィド、ビス−(3−ヒドロキシフェニル)ス
ルホン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)スルホン、
ビス−(3−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、ビス
−(4−ヒドロキシフェニル)スルホキシド、3.3′
−ジヒドロキシベンゾフェノン、4.4′−ジヒドロキ
シベンゾフェノン、2,2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)プロパン、2.2−ビス−(4−ヒドロキシフ
ェニル)−1,1,1,3゜3.3.−ヘキサフルオロ
プロパン、ビス−(3−ヒドロキシフェニル)ジメチル
シラン、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)ジメチルシ
ラン、1.3−ビス−(3−ヒドロキシフェニル)−1
,1,3,3,−テトラメチルジシロキサンおよび1,
3−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,3,
3,−テトラメチルジシロキサンを挙げることができる
本発明の枠内において特別に使用しつるジハロゲノピリ
ジンとして、2.6−ジフルオロピリジン、2,6−ジ
クロロピリジン、2,6−ジブロモピリジン、2.6−
シイオドピリジン、2.4−ジフルオロピリジン、2,
4−ジクロロピリジン、2.4−ジブロモピリジンおよ
び2.4−シイオドピリジンを挙げることができる。
一般式(1)の組成物は、中間化合物の単離を伴なって
または伴わず、連続する複数の工程で調製される。好ま
しい方法の1つは、中間生成物を単離せずに、同じ反応
器内での3つの連続する工程で、この合成を実施するこ
とから成る。
第1工程において、ジフェノールは、アルカリ金属、水
酸化物、炭酸塩またはアルカリ金属のアルコラートとの
反応によって、式(5)のアルカリジフェノレートに転
換される。この反応は、良く知られた方法によって、好
ましくは穫性有機溶媒中の溶液として実施される。この
溶媒には、反応水が存在する時に、共沸蒸留によって水
を除去しうるような脂肪族または芳香族炭化水素が添加
される。いずれにしても、反応触媒を湿気を避けた状態
に維持することが好ましい。
第2工程において式(4)のジハロゲノピリジンが、シ
フエル−1−(5)に、この後賃の反応体が常に過剰に
存在するような分子割合において、添加される。従って
ジフェノレート(5)のジハロゲノピリジン(4)に対
するモル割合は、一般に約1.02/1〜2/1であり
、一般式(2)のフェノレート両末端を有するポリアリ
ールオキシピリジンのオリゴマー組成物が、適当な平均
重縮合度(n=1〜50)で1qられるようにする。エ
ーテル結合の形成に導くこの縮合反応は、50=300
℃での加熱、好ましくは90〜250 ’Cでの加熱に
よって実施される。
この反応は、反応体の融解状態で実施されるが、極性有
機溶媒例えばN−メチルピロリドン、ジメチルスルホキ
シド、ジメチルアセトアミドまたはジメチルホルムアミ
ドを使用するのが好ましい。
最終工程は、フェノレート両末端官能基によってニトロ
基の求核的置換が行なわれるような条件下において、4
−ニトロフタロニトリル(3)を添加することから成る
。これはフタロニトリルをポリアリールオキシピリジン
鎖に結合するエーテル結合の形成および式(1)のオリ
ゴマー組成物の生成を生じる。フェノレート基の求核性
によって、反応は周囲温度より高い温度、好ましくは5
0〜100℃程度で行なわれる。
2つのニトリル官能基によって活性化されたニトロ基は
、非常に良好な脱離基となり、置換反応は、ハロゲン原
子を用いた時より一般に穏やかな条件下C実施される。
中性の極性溶媒の使用により、穏やかな温度で反応を行
なうことができ、勝れた収率が得られる。
別の方法によれば、式(1)のオリゴマー組成物の調製
は、中間生成物の単離を伴って、連続する4工程で実施
されることができる。
さらに第1工程は、アルカリジフェノレート(5)の調
製から成る。ついでこれを第2工程において、過剰のジ
ハロゲンピリジン(4)と反応させ、下記一般式によっ
て示されるハロゲン化両末端を有するポリアリールオキ
シピリジンのオリゴマー組成物(6)を調製する :この式において、Ar、Xおよびnは各々、前記と同
じ意味を有する。
ジハロゲノピリジン(4)のジフェノレート(5)に対
するモル割合は、一般に約1.02/1〜2/1であり
、この反応によって、適当な平均重縮合度: (n−1
)=1〜約50のハロゲン化両末端を有するポリアリー
ルオキシピリジンのオリゴマー組成物を調製することが
可能になる。
ついでこの組成物(6)を、第3工程において、組成物
(6)のハロゲン化両末端による少なくとも1モル相当
量のシフエル−1〜(5)と反応させ、一般式(2)の
オリゴマー組成物を調製する。
最終工程は、前記のように、この生成物(2)の4−二
トロフタロニ[・リル(3)との縮合である。
別々に行なわれても、ポリアリールオキシピリジンのオ
リゴマー組成物(2)に導く種々の方法が知られている
。例えばフェノレート陰イオンにより、活性化されたす
むわノ5ピリジンの第2.4または6位に配置されたハ
ロゲン原子の置換は、フランス特許’11.527.7
14号および西独特許第1.934,889号に記載さ
れている。種々の求核的置換基によって活性化されたニ
トロ基の置換反応もまた先行技術において知られている
。これとは逆に、シアン付加反応によって網状化しうる
ポリアリールオキシピリジン−α、ω−ビス(フタロニ
トリル)のオリゴマー(1)の調製は、かつて記載され
たことがない。
本発明のフタロニトリル両末端官能基をイイするポリア
リールオキシピリジン組成物は、非常に多くの有線溶媒
例えば塩化メヂレン、テトラクロロエタン、1,1,1
.−1〜リクロ(]エタン、ケトン、エーテル、アミド
、ウレア、ニトリル、ジオキサン、テ]〜ラヒドロフラ
ン等中において、著しい可溶性を示す。
同様に本発明は、これらのボリアリールオー髪ジピリジ
ン−α、ω−ビス(フタロニトリル)の組成物を1つま
たはそれ以上のAル1〜・ジニトリル反応中心を含むベ
ンズヒドロールui 4体と反応させることにより、こ
れをポリアリールオキシピリジン・コポリフタロシアニ
ン網状体に転換することに関する。この共反応体は、4
つのフタロニトリルユニットを、18個の電子を有する
芳香族フタロシアニン大圏に転換するのに必要な2個の
水素原子を供与する役割を有する。ベンズヒドロールの
アルコール官能基は還元剤の役割を果し、これは、反応
の間に酸化されてケトンになり、ベンゾフェノン誘導体
を生じる。フタロシアニン環の形成プロセスを、下記の
反応チャートに従って、−例として示すことができる。
このチレートでは、ポリアリールオキシピリジン−α、
ω−ビス(フタロニトリル)の3分子のフタロニトリル
末Q 33およびベンズヒドロールの誘導体のオルト・
ジニトリル未喘基1つを示した。
この反応において使用されるベンズヒドロールから誘導
された共反応体は、例えば1つまたは2つのオルト・ジ
ニトリル基を有していてもよい。その際これは次の一般
式のうちの1つによって表されるニ ア) 式中Ar’は、基Arについて前記したように、互いに
縮合または結合した複数の環から成る二価の芳香族基で
あり、少なくとも2つの環が基−CH0H−により結合
され、前記基の2つの原子価は、同じ環のオルト位に位
置した異なる炭素原子上にある; A r ″は基Ar
の場合に前記したように、互いに縮合または結合した複
数の環から成る四価の芳香族基である。少なくとも2つ
の環は、基−CH0H−によって結合され、前記基の4
つの原子価は、2つずつ同じ環のオルト位に位置した異
なる炭素原子上にある。
有利に使用される一般式(7)の共反応体としては、オ
ルト・ジニトリル官能基1個を有する3、4−ジシアノ
ベンズヒドロール、3′−フェノキシ−3,4−ジシア
ノベンズヒドロール、4′−7エノキシ・3.4−ジシ
アノベンズヒドロール、3−(3,4−ジシアノフェノ
キシ)ベンズヒドロールおよび4− (3,4−ジシア
ノフェノキシ)ベンズヒドロール、およびオルト・ジニ
トリル官能基2個を有する3、3’ 。
4.4°−テトラシアノベンズヒドロール、3゜3′−
ビス−(3,4−ジシアノフェノキシ)ベンズヒドロー
ル、4.4′−ビス−(3,4−ジシアノフェノキン)
ベンズヒドロール、パラフェニレンジオキシ・3,3′
−ビス−(3゜4−ジシアノベンズヒドロール)、バラ
フェニレンジオキシ・4,4′−ビス−(3,4−ジシ
アノベンズヒドロール)、メタフェニレンジオキシ・3
.3′−ビス−(3,4−ジシアノベンズヒドロール)
、メタフェニレンジオキシ・4.4゛−ビス−(3,4
−ジシアノベンズヒドロール)および2,6−ビス−(
4−(4−(3,4−ジシアノフェノキシ)フェニルヒ
ドロキシメチレン)フェノキシ)ピリジンを挙げること
ができる。
一般式(1)のオリゴマーと一般式(7)の共反応体の
各々の割合は、オルト・ジニトリル基金体に対して、ベ
ンズヒドロールの第二アルコール官能基のモル割合が1
0〜50%、好ましくは20〜30%になるように調整
される。
ポリアリールオキシピリジン−α、ω−ビスー(フタロ
ニトリル)(1)およびベンズヒドロールから誘導され
た共反応体(7)の組成物から成る混合物は、配合によ
って、一般に30〜200°C1好ましくは50〜15
0℃の軟化または融解温度を有する。
フタロシアニン大国の形成による網状化反応は、温度1
80〜300℃、好ましくは200〜250℃における
混合物の加熱によって実施される。
種々の成分の割合によって、ゲル時間は数分〜数時間の
様々なものであってもよい。網状化反応が終ると、ガラ
ス転移温度が一般に150〜250″Cであるような材
料が形成される。
これらが、動的熱′I3t?i分析を用いて調べられる
時、これらの材料は、300〜500℃の空気分解の限
界値を示す。
実  施  例 本発明を、以下の特別な実施例と関連させで、より正確
に記載する。これらの実施例においては、詳細は例証的
なものであって、何ら制限的なものではない。これらの
実施例にJ3いて、重縮合反応は、あらゆる酸化反応を
避けるために、撹拌下に窒素またはアルゴンの不活性雰
囲気下で実施される。
得られた生成物は、元素分析、赤外線分光分析、プロト
ンおよび炭素13の核磁気共鳴、示差エンタルピー分析
および立体排除クロマトグラフィによって特徴を示され
る。
実施例1〜3は、フタロニトリル基を末端とするポリア
リールオキシピリジンのオリゴマー組成物の調製方法を
例証している。この方法においては、中間生成物は単離
される。実施例4〜9において、オリゴマーは中間生成
物の単離なしで調製される。その他の実施例10および
11は、ポリアリールオキシピリジン・コポリフタロシ
アニンの網状化樹脂の形成に関する。
実施例1 2.6−ジクロロピリジン59.20 (0゜4モル)
、2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
45.6(]  (00,2モル、炭酸カリウム41.
5(+  (0,3モル)、N−メチルピロリドン0.
1/およびトルエン0゜07/の混合物を、5時間13
0℃で加熱し、反応中に形成した水を共沸蒸留によって
除去する。
ついでトルエンを蒸留し、溶液を水11中に入れる。沈
澱する生成物を水で洗い、減圧上乾燥する。これを、ベ
キ1ノンフ5容量%とトルエン25容M%との混合物中
での再結晶によって精製する。この操作は、融解温度1
44℃のよく結晶した白い生成物72gを生じる。すな
わち収率80%である。この化合物の分析によって、こ
れを下記一般式に対応する2、2−ビス((4−(2−
クロロ・6−ピリジルオキシ)フェニル)プロパンと同
定することができる。
実施VII 2 2.2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン1
3.7tll  (0,06モル)、炭酸カリウム12
.4(1(0,09モル)、N−メチルピロリドン0.
031およびトルエン0.02/の混合物を、反応の間
に形成した水を共沸蒸留で除去しつつ、4時間、120
〜130℃で加熱する。実施例1で調製された2、2−
ビス−(4−(2−クロロ・6−ピリジルオキシ)フェ
ニル)プロパン13.5(+  (0,03モル)の添
加前に、トルエンを全部留去する。
150℃で4時間、反応媒質の加熱によって反応を続行
する。冷却された混合物を、水酸化ナトリウムの1規定
の水溶液中に入れる。有別不純物を、エチルエーテル0
.1/で2回の抽出によって除去する。塩酸を徐々に添
加して、水酸化ナトリウム溶液を酸性化する。形成した
沈澱物を濾過によって単離し、中性になるまで水で洗浄
し、減圧下100°Cで乾燥する。収率90%で得られ
た生成物は、下記式で示されるポリアリールオキシピリ
ジン・ジフェノールと同定される: 実施例3 実施例2で調製されたポリアリールオキシピリジン−α
、ω−ジフェノール8.35g (0゜01モル)、炭
酸カリウム4 、14 g(0,03モル)およびジメ
チルスルホキシド0.031の混合物を、アルゴン雰囲
気下30分間脱泡する。この操作の終了時に、4−ニト
ロフタロニトリル3.460  (0,02モル)を1
度に添加し、混合物を70℃で2時間加熱する。冷却さ
れた混合物を、希釈塩酸の水溶液中に入れる。収率97
%(10,5(+ )で得られた生成物は、ガラス転移
温度83℃であり、分析的方法によって、これは下記構
造式を有すると考えられる:実施例4 100m/反応器に、ペレット状水酸化ナトリウム4.
8(1(0,12モル)、水5m/、ジメチルスルホキ
シド30m/および2,2−ビス(4−ヒドロキシフェ
ニル)プロパン13゜7g (0,06モル)を装入す
る。混合物を30分間脱泡し、トルエン20IIllの
添加後、これを120〜130℃で1時間徐々に加熱す
る。
水の共沸蒸留を伴う。トルエンを蒸留によって除去し、
ついで無水トルエン20101に代える。
この操作をもう一度繰返す。
2.6−ジクロロピリジン(4,44(1;0゜03モ
ル)を、冷却された混合物に添加し、数分間の撹拌後、
温度を3.5時間150℃にする。ついで4−ニトロフ
タロニトリル10.9a  (0,063モル)および
無水炭酸カリウム12.42o  <o、09モル)の
添加前にこれを70℃にする。反応を70℃で2時間続
行する。
酸性化された水中の沈澱、洗浄および乾燥によって、反
応生成物を96%(22,5a )の収率で得る。この
化合物を分析すると、これのガラス転移温度は70’C
であり、そのモル構造は、平均重縮合度1のポリアリー
ルオキシピリジン−α、ω−ごス(フタロニ[・リル)
のオリゴマーに対応することがわかる。
実施例5〜9 平均重縮合度(DPn)が2〜50であって、分子量が
漸増する一連のポリアリールオキシピリジン−α、ω−
ビス(フタロニトリル)を、実施例4に記載されたもの
と同一の条件下において調製する。種々の反応体の割合
を、下記表に示す。
(以下余白) 112.2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)プロパン
実施例4〜っで得られた生成物は、下記の式で示される
ポリアリールオキシピリジン−α。
ω−ビス−(フタロニトリル)の構造を何する:(式中
nはDPnについて示した値である。)実施例10 実施例3に記載されたように調製された、平均重縮合度
2のポリアリールオキシピリジン−α、ω−ビス(フタ
ロニトリル)345mq(これは約0.645/100
0オルトジニトリル基に相当する)と、3.4−ジシア
ノベンズヒドロール55ma(すなわち0.235/1
000ヒドロキシル官能基であり、かつヒドロキシル官
能基のオルト・ジニトリル基に対する比27%)との混
合物を、120℃で溶融状態で均質化する。冷却後、粉
砕された生成物は、約70℃の軟化温度を有する。
混合物を、250℃で3時間空気で重合化する。反応物
質は急速に緑色になり、溶融状態でのその動的粘度は、
ゲル化が起こるまで増加する。この処理を終えると、得
られた材料はガラス転移温度が175℃である。
実施例11 実施例4に記載されたように調製された平均重縮合度1
のポリアリールオキシピリジン−αω−ビス(フタロニ
トリル)350+++g(すなわち0.894/100
0オルト・ジニトリル基と3.4−ジシアノベンズヒド
ロール77mg(1なわち0.329/1000ヒドロ
キシル官能基であり、かつヒドロキシル官能基のオルト
・ジニトリル基に対する比27%)との混合物を、実施
例10の条件下で処理する。熱処理の前に、混合物は軟
化温度50’Cであり、250°Cでの加熱を終えると
、混合物はガラス転移温度が210’Cになる。
最終生成物を、300 ’Cで1時間のアニール処理に
イ]シて網状化反応を完了する。この処理の後、1分あ
たり10℃の温度上昇で、動的熱重量分析によって測定
された材料の熱安定性は、約415℃の分解限界値を示
す。
以上 特許出願人  サンドル・デチュード・デ・マテリオー
・ゾルガニツク・ブー ル・テクノロジー・ザヴ7ンヒ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フタロニトリル両末端を有するポリアリールオキ
    シピリジンのオリゴマー組成物において、少なくとも1
    つのアルカリジフェノレートおよび少なくとも1つのジ
    ハロゲノピリジンから、アルカリフェノレート両末端を
    有するポリアリールオキシピリジンのオリゴマー組成物
    を形成すること、ついでアルカリフェノレート両末端を
    有するポリアリールオキシピリジンの前記オリゴマー組
    成物に対して、4−ニトロフタロニトリルを反応させる
    ことにより得られることを特徴とする組成物。
  2. (2)反応体の割合が、平均重縮合度1〜50に対応す
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1項記載の組成
    物。
  3. (3)一般式: ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Arは、単結合により、または1つの原子また
    は1つの二価の基によつて互いに縮合されるかまたは結
    合された1つまたはそれ以上の環から成る二価の芳香族
    、炭素環式または複素環式基を表し、前記芳香族基Ar
    の2つの原子価は異なる2つの炭素原子上に位置する;
    nは平均重縮合度を表わす。) によつて示されることを特徴とする、特許請求の範囲第
    1または2項記載の組成物。
  4. (4)前記アルカリジフェノレートが、1,2−ジヒド
    ロキシベンゼン、1,3−ジヒドロキシベンゼン、1,
    4−ジヒドロキシベンゼン、ジヒドロキシトルエン、ジ
    ヒドロキシキシレン、ジヒドロキシナフタレン、2,2
    ′−ジヒドロキシビフェニル、3,3′−ジヒドロキシ
    ビフェニル、4,4′−ジヒドロキシビフェニル、ビス
    −(3−ヒドロキシフェニル)メタン、ビス−(4−ヒ
    ドロキシフェニル)メタン、ビス−(3−ヒドロキシフ
    ェニル)エーテル、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)
    エーテル、ビス−(3−ヒドロキシフェニル)スルフィ
    ド、ビス−(4−ヒドロキシフェニル)スルフィド、ビ
    ス−(3−ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス−(4
    −ヒドロキシフェニル)スルホン、ビス(3−ヒドロキ
    シフェニル)スルホキシド、ビス−(4−ヒドロキシフ
    ェニル)スルホキシド、3,3′−ジヒドロキシベンゾ
    フェノン、4,4′−ジヒドロキシベンゾフェノン、2
    ,2−ビス−(4−ヒドロキシフェニル)プロパン、2
    ,2−ビス(4−ヒドロキシフェニル)−1,1,1,
    3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、ビス−(3−ヒ
    ドロキシフェニル)ジメチルシラン、ビス−(4−ヒド
    ロキシフェニル)ジメチルシラン−1,3−ビス−(3
    −ヒドロキシフェニル)−1,1,3,3−テトラメチ
    ルジシロキサンおよび1,3−ビス−(4−ヒドロキシ
    フェニル)・1,1,3,3−テトラメチルジシロキサ
    ンから選ばれるジフェノールから誘導されること、およ
    び前記ジハロゲノピリジンが、2,6−ジフルオロピリ
    ジン、2,6−ジクロロピリジン、2,6−ジブロモピ
    リジン、2,6−ジイオドピリジン、2,4−ジフルオ
    ロピリジン、2,4−ジクロピリジン、2,4−ジブロ
    モピリジンおよび2,4−ジイオドピリジンの中から選
    ばれることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜3項の
    うちいずれか1項記載の組成物。
  5. (5)前記アルカリジフェノレートが、2,2−ビス−
    (4−ヒドロキシフェニル)プロパンから誘導され、前
    記ジハロゲノピリジンが2,6−ジクロロピリジンであ
    ることを特徴とする、特許請求の範囲第1〜4項のうち
    いずれか1環記載の組成物。
  6. (6)・アルカリ金属、それらの水酸化物、それらの炭
    酸塩およびそれらのアルコラートから選ばれるアルカリ
    反応体とジフェノールとを反応させてアルカリジフェノ
    レートを調製する工程(a); ・工程(a)を終えて得られたジフェノレートを、ジハ
    ロゲノピリジンと、後者に対する前者のモル割合1.0
    2/1〜2/1で反応させて、平均重縮合度1〜50の
    アルカリフェノレート末端を有するポリアリールオキシ
    ピリジンのオリゴマー組成物を形成する工程(b); および ・工程(b)の生成物を、4−ニトロフタロニトリルと
    、1個のフェノレート基あたり1〜105個のニトロ基
    の割合で反応させる工程(c)から成ることを特徴とす
    る、フタロニトリル両末端を有するポリアリールオキシ
    ピリジンのオリゴマー組成物の製造方法。
  7. (7)工程(c)の反応が、50〜100℃程度の温度
    において中性の極性溶媒中溶液として実施される、特許
    請求の範囲第6項記載の方法。
  8. (8)・アルカリ金属、それらの水酸化物、それらの炭
    酸塩およびそれらのアルコラートから選ばれるアルカリ
    反応体とジフェノールとを反応させてアルカリジフェノ
    レートを調製する工程(a); ・工程(a)を終えて得られたジフェノレートを、ジハ
    ロゲノピリジンと、前者に対する後者のモル割合1.0
    2/1〜2/1で反応させて、平均重縮合度1〜50の
    ハロゲン化末端を有するポリアリールオキシピリジンの
    オリゴマー組成物を形成して単離する工程(b); ・工程(b)の組成物を、ジフェノレートと、1つのハ
    ロゲン化末端あたり少なくとも1モル相当量のジフェノ
    レートの割合で反応させて、重縮合度2〜50のフェノ
    レート両末端を有するポリアリールオキシピリジンのオ
    リゴマー組成物を形成して単離する工程(b′); および ・工程(b′)の生成物を、4−ニトロフタロニトリル
    と、1個のフェノレート基あたり1〜1.5個のニトロ
    基の割合で反応させる工程(c) から成ることを特徴とする、フタロニトリル両末端を有
    するポリアリールオキシピリジンのオリゴマー組成物の
    製造方法。
  9. (9)工程(c)の反応が、50〜100℃程度の温度
    において中性の極性溶媒中溶液として実施される、特許
    請求の範囲第8項記載の方法。
  10. (10)フタロニトリル末端を有するポリアリールオキ
    シピリジンのオリゴマー組成物が、式:▲数式、化学式
    、表等があります▼または▲数式、化学式、表等があり
    ます▼ (式中Ar′は、互いに縮合されるかまたは結合された
    複数の環から成る二価の芳香族基であり、少なくとも2
    つの環が基−CHOH−によって結合され、前記基の2
    つの原子価は、同じ環のオルト位に位置した異なる炭素
    原子上にある;Ar′は互いに縮合されるかまたは結合
    された複数の環から成る四価の芳香族基であり、少なく
    とも2つの環が基−CHOH−によつて結合され、前記
    基の4つの原子価は、2つずつ同じ環のオルト位に位置
    した異なる炭素原子上にあり、前記共反応体は、オルト
    ・ジニトリル基の総数に対して官能基−CHOH−10
    〜50%に対応する割合で使用される)で表わされるベ
    ンズヒドロールから誘導された少なくとも1つの共反応
    体の存在下において、重合条件に付されることを特徴と
    する、フタロニトリル両末端を有するポリアリールオキ
    シピリジンのオリゴマー組成物をポリアリールオキシピ
    リジン・コポリフタロシアニン網状体の製造に使用する
    方法。
  11. (11)ベンズヒドロールから誘導された前記共反応体
    が、オルト・ジニトリル官能基1個を有する3,4−ジ
    シアノベンズヒドロール、3′−フェノキシ・3,4−
    ジシアノベンズヒドロール、4′−フェノキシ・3,4
    −ジシアノベンズヒドロール、3−(3,4−ジシアノ
    フェノキシ)ベンズヒドロールおよび4−(3,4−ジ
    シアノフェノキシ)ベンズヒドロール、およびオルト・
    ジニトリル官能基2個を有する3,3′,4,4′−テ
    トラシアノベンズヒドロール、3,3′−ビス(3,4
    −ジシアノフェノキシ)ベンズヒドロール、4,4′−
    ビス−(3,4−ジシアノフェノキン)ベンズヒドロー
    ル、パラフェニレンジオキシ・3,3′−ビス−(3,
    4−ジシアノベンズヒドロール)、パラフェニレンジオ
    キシ・4,4′−ビス−(3,4−ジシアノベンズヒド
    ロール)、メタフェニレンジオキシ・3,3′−ビス−
    (3,4−ジシアノベンズヒドロール)、メタフェニレ
    ンジオキシ・4,4′−ビス−(3,4−ジシアノベン
    ズヒドロール)および2,6−ビス−(4−(4−(3
    ,4−ジシアノフェノキシフェニルヒドロキシメチレン
    )フェノキシ)ピリジンから選ばれることを特徴とする
    、特許請求の範囲第9項記載の方法。
  12. (12)ポリアリールオキシピリジン・コポリフタロシ
    アニン網状体を得る特許請求の範囲第9または10項記
    載の方法。
JP61219097A 1985-09-16 1986-09-16 フタロニトリル両末端を有するポリアリ−ルオキシピリジンのオリゴマ−組成物、それらの製造法、ポリアリ−ルオキシピリジン・コポリフタロシアニン網状体の製造におけるそれらの使用 Pending JPS62149723A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR8513793 1985-09-16
FR8513793A FR2587348B1 (fr) 1985-09-16 1985-09-16 Compositions d'oligomeres de polyaryloxypyridine a terminaisons phtalonitriles, leur preparation, leur utilisation dans la fabrication de reseaux de polyaryloxypyridine co-polyphtalocyanines, et les reseaux obtenus

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62149723A true JPS62149723A (ja) 1987-07-03

Family

ID=9322997

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61219097A Pending JPS62149723A (ja) 1985-09-16 1986-09-16 フタロニトリル両末端を有するポリアリ−ルオキシピリジンのオリゴマ−組成物、それらの製造法、ポリアリ−ルオキシピリジン・コポリフタロシアニン網状体の製造におけるそれらの使用

Country Status (6)

Country Link
US (1) US4764578A (ja)
EP (1) EP0220080B1 (ja)
JP (1) JPS62149723A (ja)
CA (1) CA1269385A (ja)
DE (1) DE3668898D1 (ja)
FR (1) FR2587348B1 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6337123A (ja) * 1986-08-01 1988-02-17 Mitsui Toatsu Chem Inc 熱可塑性芳香族ポリエ−テルピリジンおよびその製造方法
US10640598B2 (en) 2016-03-31 2020-05-05 3M Innovative Properties Company Resin blends of resorcinol diphthalonitrile ether with bisphenol M diphthalonitrile ether and/or bisphenol T diphthalonitrile ether
WO2022210095A1 (ja) * 2021-04-02 2022-10-06 Jsr株式会社 重合体、組成物、硬化物、積層体及び電子部品

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1272545A (en) * 1986-08-01 1990-08-07 Mitsui Chemicals, Incorporated Thermoplastic aromatic polyether-pyridines and process for preparing the same

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1527714A (fr) * 1966-07-01 1968-06-07 Inst Francais Du Petrole Polyéthers dérivés de la pyridine
DE1934889A1 (de) * 1969-07-10 1971-01-14 Bayer Ag Neuartige Pyridin-bis-(hydroxyarylaether) und Verfahren zu ihrer Herstellung
US4259471A (en) * 1979-05-24 1981-03-31 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Polyphenylether-bridged polyphthalocyanine
US4234712A (en) * 1979-09-14 1980-11-18 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Polyphthalocyanine resins
US4408035A (en) * 1981-08-24 1983-10-04 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Phthalonitrile resin from diphthalonitrile monomer and amine
US4410676A (en) * 1981-08-24 1983-10-18 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Phenolic-cured phthalonitrile resins
US4409382A (en) * 1982-01-07 1983-10-11 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Synthesis and polymerization of phthalonitrile monomers containing multiple phenoxy and sulfone linkages
FR2568257B1 (fr) * 1984-07-25 1986-12-26 Inst Francais Du Petrole Nouveaux precurseurs de reseaux de copolyphtalocyanine-imides, leur procede de preparation et les reseaux qui en derivent
US4587325A (en) * 1985-01-09 1986-05-06 The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Navy Processable and stable conductive polymers from diether-linked bisorthodinitrile monomers

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6337123A (ja) * 1986-08-01 1988-02-17 Mitsui Toatsu Chem Inc 熱可塑性芳香族ポリエ−テルピリジンおよびその製造方法
US10640598B2 (en) 2016-03-31 2020-05-05 3M Innovative Properties Company Resin blends of resorcinol diphthalonitrile ether with bisphenol M diphthalonitrile ether and/or bisphenol T diphthalonitrile ether
US10899865B2 (en) 2016-03-31 2021-01-26 3M Innovative Properties Company Bisphenol M diphthalonitrile ether resin blends including a filler, and articles
US11401364B2 (en) 2016-03-31 2022-08-02 3M Innovative Properties Company Bisphenol M diphthalonitrile ether resin, bisphenol P diphthalonitrile ether resin, methods of making same, resin blends, and two component systems
WO2022210095A1 (ja) * 2021-04-02 2022-10-06 Jsr株式会社 重合体、組成物、硬化物、積層体及び電子部品

Also Published As

Publication number Publication date
DE3668898D1 (de) 1990-03-15
FR2587348B1 (fr) 1988-02-05
EP0220080A1 (fr) 1987-04-29
FR2587348A1 (fr) 1987-03-20
US4764578A (en) 1988-08-16
EP0220080B1 (fr) 1990-02-07
CA1269385A (fr) 1990-05-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2883670B2 (ja) イミド環を有する新規ビスフェノール類およびその製造方法
US5464926A (en) Synthesis and polymerization of oligomeric multiple aromatic ether-containing phthalonitriles
US3965125A (en) Synthesis of certain bis(phthalic anhydrides)
US5312994A (en) Phenylethynyl endcapping reagents and reactive diluents
JPS6183230A (ja) 結晶性ポリエ−テルイミドおよびそのポリアミド酸前駆体
US4147868A (en) Acetylene-substituted aromatic benzils and acetylene-terminated quinoxaline compositions
JPS62149723A (ja) フタロニトリル両末端を有するポリアリ−ルオキシピリジンのオリゴマ−組成物、それらの製造法、ポリアリ−ルオキシピリジン・コポリフタロシアニン網状体の製造におけるそれらの使用
JPS58180479A (ja) 芳香族ビス(エ−テル酸無水物)の製造方法
US4587312A (en) Sulfone-ester polymers containing pendent ethynyl groups
JPH028221A (ja) 塩基性媒質中でエッチングしうるポリイミド組成物
US4814403A (en) Oligomer compositions of polyaryloxypyridines with acetylenic end groups, their manufacture and lattices obtained by thermal polymerization thereof
JP2888920B2 (ja) ジオキシジフタル酸無水物をベースとするポリイミド及びコポリイミド
JP3179633B2 (ja) 多分岐脂肪族−芳香族ポリエステル及び多分岐脂肪族−芳香族ポリエステルの製造方法
JPH0211633A (ja) 新規なポリエステルイミドの製造法
Rao et al. Preparation and thermal properties of bismaleimide blends based on hydroxyphenyl maleimide
Schwartz A Novel Route to Aryl Diether Dianhydrides
RU2673547C1 (ru) Способ получения полиэфиркетонов
JPH07118382A (ja) ポリエ−テル樹脂及びその製造方法
US4803258A (en) Thermoplastic aromatic polyether-pyridine and process for preparing same
US4622182A (en) 5-(4-ethynylophenoxy)isophthalic chloride
JP2520157B2 (ja) 芳香族ポリエ―テルブロック共重合体及びそれを製造する方法
US5003028A (en) Thermoplastic linear aromatic polyetherdiketones and process for obtaining same
JPH09512582A (ja) ポリ(イミド−エーテル)
JPS6395220A (ja) エポキシイミドおよびその製造方法
KR880002229B1 (ko) 열안정성 화합물의 제조방법