JPS6214866Y2 - - Google Patents
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- JPS6214866Y2 JPS6214866Y2 JP1981120113U JP12011381U JPS6214866Y2 JP S6214866 Y2 JPS6214866 Y2 JP S6214866Y2 JP 1981120113 U JP1981120113 U JP 1981120113U JP 12011381 U JP12011381 U JP 12011381U JP S6214866 Y2 JPS6214866 Y2 JP S6214866Y2
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04C—BRAIDING OR MANUFACTURE OF LACE, INCLUDING BOBBIN-NET OR CARBONISED LACE; BRAIDING MACHINES; BRAID; LACE
- D04C3/00—Braiding or lacing machines
- D04C3/48—Auxiliary devices
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61B—DIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
- A61B17/00—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets
- A61B17/04—Surgical instruments, devices or methods, e.g. tourniquets for suturing wounds; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06—Needles ; Sutures; Needle-suture combinations; Holders or packages for needles or suture materials
- A61B17/06166—Sutures
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61L—METHODS OR APPARATUS FOR STERILISING MATERIALS OR OBJECTS IN GENERAL; DISINFECTION, STERILISATION OR DEODORISATION OF AIR; CHEMICAL ASPECTS OF BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES; MATERIALS FOR BANDAGES, DRESSINGS, ABSORBENT PADS OR SURGICAL ARTICLES
- A61L17/00—Materials for surgical sutures or for ligaturing blood vessels ; Materials for prostheses or catheters
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D04—BRAIDING; LACE-MAKING; KNITTING; TRIMMINGS; NON-WOVEN FABRICS
- D04C—BRAIDING OR MANUFACTURE OF LACE, INCLUDING BOBBIN-NET OR CARBONISED LACE; BRAIDING MACHINES; BRAID; LACE
- D04C1/00—Braid or lace, e.g. pillow-lace; Processes for the manufacture thereof
- D04C1/06—Braid or lace serving particular purposes
- D04C1/12—Cords, lines, or tows
Landscapes
- Health & Medical Sciences (AREA)
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- Surgery (AREA)
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- Braiding, Manufacturing Of Bobbin-Net Or Lace, And Manufacturing Of Nets By Knotting (AREA)
Description
本考案は、それぞれが滑らかな捲縮処理されて
いないフイラメントから成る多数のマルチフイラ
メント糸から編成されたホース状の編成物から成
るカバーを備えた外科用縫合糸に関する。 このような外科用縫合糸はカバー単独から成る
か或いはカバーとこれにより周りが編成されてい
る心とから成る。互いに編込まれてカバーを形成
するマルチフイラメント糸は合成物質および／又
は金属のフイラメントから成る人体内において分
解可能な（例えばポリグリコール酸）或いは分解
不能な（例えばポリエステル、ポリアミド、ポリ
プロピレン）フイラメントから成る。本考案によ
る縫合糸には、従来外科用縫合糸のために使用さ
れていると同じ材料から成るフイラメントが使用
可能である。しかし、場合によつては他の材料、
特に化学繊維製造にあつて使用される材料も使用
可能である。ここで云うフイラメントとは、合成
物質、ヴイスコース等の場合には紡糸ノズル或い
は紡糸口金の孔を介して形成される長尺の成形
物、また金属の場合には引抜き工具の引抜きダイ
スの引抜き中空室（引抜き孔）を介して形成され
る長尺の成形物を意味する。合成物質、ヴイスコ
ース等から成るフイラメントは無端の化学繊維、
フイラメント糸或いは毛細糸と称される。 以下の説明において使用する「編成数Ｚ」と
は、１フランスインチ（＝27.07mm）当りの縫合
糸の長手軸線に対して軸線平行な母線（しま
（Grat）とも称する）上に存在している編みの数
を意味する。 また以下の説明には次の記号と符号が使用され
ている。即ち、 Ｚ＝上記の定義による編み数。 Ｋ＝ボビン数（材料を編む際に編成物を形成する
マルチフイラメント（編成糸）を供給するボ
ビンの数）。 マルチフイラメント糸＝多数のフイラメントから
成る糸。 GT＝個々の糸の繊度、以下に「単一繊度／
dtex」とも称する。 Ｎ＝心が成る糸の数。 ｆ＝マルチフイラメント糸のフイラメントの数。 USP−サイズ＝United States PharmaCopeiae
（ユーナイテツド・ステーツ・フアルマコペ
エイ）XI、486頁、665頁（pharmaCoPiae
Convention Inc.1970年４月ワシントンにお
ける会議、12601 Twinbrook.USA.）による
外科用縫合糸の直径領域。 従来、このような外科用縫合糸のホース状の編
成物は高い編み数とこの編み数に比して僅かなボ
ビン数で編まれ、互いに編まれたマルチフイラメ
ント糸はそれぞれ比較的高い単一繊度を有してお
り、個々の糸のフイラメントも同様に高い繊度を
有している。明細書の最後に掲示した表１には従
来一般的な外科用縫合糸の上記のこと関連した値
いの組合せが表示されている。 これら公知の外科用縫合糸がいわゆる心を備え
ている場合には、この心は多数のフイラメント糸
からそれらのより合せによつて造られた撚糸から
成る。この場合、この撚糸のフイラメントは捲縮
処理されていない。 外科用縫合糸の外表面を形成しているカバー
は、表１による従来一般的なボビン数と編み数に
あつては比較的大きな粗らさを持つている。この
ことは、公知のこれらの外科用縫合糸で人間の人
体組織或いは動物の体組織を縫合した際、これら
の糸が組織を鋸歯状に交切し、したがつて傷を拡
げかつ治ゆ過程を遅延させると云う働らきを行
う。またこの粗いカバーは外科用縫合糸を組織を
貫ぬいて縫い通すのに必要な力を増大させ、これ
により縫合を行う際の作業の繊細な手さばきを困
難にする。 こう云つたことから本考案の課題は、カバー外
表面が表１による同じ基礎材料から造られた同じ
USP−サイズの外科用縫合糸よりも僅かな表面粗
さを持つ冒頭に記載した様式の外科用縫合糸を提
供するにある。 上記の課題とする外科用縫合糸は本考案により
以下のような特徴を持つ。即ち、USP−サイズ７
〜０から６の直径領域の外科用縫合糸に対してボ
ビン数を増して編成され、かつその編み数が上記
の外科用縫合糸に比して低減されて編成されてい
ることである。 ボビン数を増し、編み数を低減することによつ
て外科用縫合糸の外表面は滑らかになり、表１に
掲示した同じ基礎材料から成りかつ同じUSP−サ
イズの従来一般的な縫合糸よりも粗さが僅かとな
る。これにより、この外科用縫合糸を人或いは動
物の体組織を僅かな力で引通すことが可能とな
り、これに伴い外科医は従来よりもより繊細な手
さばきで縫合を行うことが可能となる。また人或
いは動物の体組織もこの外科用縫合糸を使用すれ
ば損傷をこおむることもなく、したがつて傷の治
ゆ過程も軽減される。 本考案による縫合糸のカバーの糸の単一繊度
GTはボビン数が多いので表１による同じUSP−
サイズの公知の縫合糸の単一繊度より小さい。 この外科用縫合糸のカバーのフイラメントの材
料は既に上に述べたような材料、特に合成物質、
例えばポリエステル、ポリプロピレン、ポリグリ
コール酸、或いは他の適当な材料、例えばヴイス
コース絹、天然絹、金属或いは類似物から成る。 本考案による外科用縫合糸の直径は特にUSP−
サイズ７〜０から６の範囲内にある。 本考案による外科用縫合糸のホース状のカバー
の優れたボビン数Ｋと編み数Ｚは実用新案登録請
求の範囲第２項から第13項に記載した。縫合糸の
良好な可撓性と他の好都合な性質とを兼ね備えた
実際に最適に滑らかな表面は実用新案登録請求の
範囲第14項から第25項による外科用縫合糸にあつ
て得られる。 外科用縫合糸のカバーの編成に使用される糸
（編み糸）は編成に使用されたボビン数が多いこ
とおよび編み数が比較的少いことにより表１によ
る従来一般的であつた外科用縫合糸におけるより
も低い単一繊度GTを有している。本考案による
縫合糸のカバーの編成には可能な限り大きなフイ
ラメント数を持つマルチフイラメント糸を使用す
るのが特に有利であることが解つた。 明細書に添付した表２には、本考案により構成
された外科用縫合糸の数に関する優れた構造デー
タを示した。この場合、ボビン数Ｋと編み数Ｚは
実用新案登録請求の範囲第14項から第25項に記載
のすぐれた構成に当る。実用新案登録請求の範囲
第26項から第29項および表２に記載のカバーを形
成するマルチフイラメント糸の単一繊度GTは特
に有利であり、これと共にこの外科用縫合糸のた
めの他に記載した残りの構造データも同様に有利
である。 通常、カバーの編成の際マルチフイラメント糸
は当該編成機のボビンの各々から編成位置へと走
る。しかし本考案による外科用縫合糸の場合、多
数のマルチフイラメント糸のそれぞれが少くとも
一つのボビン、特にすべてのボビンから重なり合
つた状態で編成位置に走り、それに伴いカバーが
相応して多数本のマルチフイラメント糸から編成
されるように構成することも可能であり、またこ
の構成により縫合糸の表面が更に平滑となる。カ
バーのマルチフイラメント糸は上記のように捲縮
処理されていない。 本考案による外科用縫合糸の滑らかな外表面は
編成されたカバーの外表面によつて形成される。
しかし、特別な場合、カバーの外表面に更に特別
な性質を附与するため更に調質剤等を施すことが
可能である。 特別な場合、カバーの少くとも１本のマルチフ
イラメント糸の代りにモノフイラメント、或いは
合糸された、即ち互いに平行に並べたかつ互いに
よりかけていない多数のフイラメントを使用する
ことも可能である。 以下に図面に示した或る編成機による編成例に
つき本考案による外科用縫合糸を詳説する。 第１図による編成機７はこの実施例にあつては
12個のボビン８、即ち糸ボビンを備えている。こ
れらのボビン上には捲縮処理されていないマルチ
フイラメント糸９が巻かれている。これらのマル
チフイラメント糸はこの編成機で造られる外科用
縫合糸１１のカバー１０（第２図）に編成され
る。 カバー１０によつて周囲を巻かれる心１２は多
数の重ねた糸１３から成る。 本考案による縫合糸１１の一実施例の第２図に
図示した短く切つた縦断面図は、この縫合糸１１
の実際に円筒形のホース状の編成物から成るカバ
ー１０を示している。このカバーの内部には心１
２が存在しており、この外科用縫合糸の自由周表
面は特に、カバーのマルチフイラメント糸によつ
てのみ形成されている。しかし、このカバーに、
例えばこの糸の耐バクテリヤ作用を可能にする或
いはこのカバーに他の特性を与える処理を施すこ
とも可能である。 表１による公知の縫合糸のカバーのマルチフイ
ラメント糸はいわゆる保護より、即ち僅かなより
（例えば単一繊度当り10〜130より／ｍ）を有して
いる。本考案による外科用縫合糸にあつても上記
のことは有利である。本考案による他の構成によ
り、カバーのマルチフイラメント糸によりを掛け
ないこと、即ちねじりを与えないことによつて幾
分良好な平滑なカバー表面を形成することが可能
である。心が一本或いは多数本のマルチフイラメ
ント糸を有する場合、これらの糸にも上記のよう
な処理を施すことが可能である。
いないフイラメントから成る多数のマルチフイラ
メント糸から編成されたホース状の編成物から成
るカバーを備えた外科用縫合糸に関する。 このような外科用縫合糸はカバー単独から成る
か或いはカバーとこれにより周りが編成されてい
る心とから成る。互いに編込まれてカバーを形成
するマルチフイラメント糸は合成物質および／又
は金属のフイラメントから成る人体内において分
解可能な（例えばポリグリコール酸）或いは分解
不能な（例えばポリエステル、ポリアミド、ポリ
プロピレン）フイラメントから成る。本考案によ
る縫合糸には、従来外科用縫合糸のために使用さ
れていると同じ材料から成るフイラメントが使用
可能である。しかし、場合によつては他の材料、
特に化学繊維製造にあつて使用される材料も使用
可能である。ここで云うフイラメントとは、合成
物質、ヴイスコース等の場合には紡糸ノズル或い
は紡糸口金の孔を介して形成される長尺の成形
物、また金属の場合には引抜き工具の引抜きダイ
スの引抜き中空室（引抜き孔）を介して形成され
る長尺の成形物を意味する。合成物質、ヴイスコ
ース等から成るフイラメントは無端の化学繊維、
フイラメント糸或いは毛細糸と称される。 以下の説明において使用する「編成数Ｚ」と
は、１フランスインチ（＝27.07mm）当りの縫合
糸の長手軸線に対して軸線平行な母線（しま
（Grat）とも称する）上に存在している編みの数
を意味する。 また以下の説明には次の記号と符号が使用され
ている。即ち、 Ｚ＝上記の定義による編み数。 Ｋ＝ボビン数（材料を編む際に編成物を形成する
マルチフイラメント（編成糸）を供給するボ
ビンの数）。 マルチフイラメント糸＝多数のフイラメントから
成る糸。 GT＝個々の糸の繊度、以下に「単一繊度／
dtex」とも称する。 Ｎ＝心が成る糸の数。 ｆ＝マルチフイラメント糸のフイラメントの数。 USP−サイズ＝United States PharmaCopeiae
（ユーナイテツド・ステーツ・フアルマコペ
エイ）XI、486頁、665頁（pharmaCoPiae
Convention Inc.1970年４月ワシントンにお
ける会議、12601 Twinbrook.USA.）による
外科用縫合糸の直径領域。 従来、このような外科用縫合糸のホース状の編
成物は高い編み数とこの編み数に比して僅かなボ
ビン数で編まれ、互いに編まれたマルチフイラメ
ント糸はそれぞれ比較的高い単一繊度を有してお
り、個々の糸のフイラメントも同様に高い繊度を
有している。明細書の最後に掲示した表１には従
来一般的な外科用縫合糸の上記のこと関連した値
いの組合せが表示されている。 これら公知の外科用縫合糸がいわゆる心を備え
ている場合には、この心は多数のフイラメント糸
からそれらのより合せによつて造られた撚糸から
成る。この場合、この撚糸のフイラメントは捲縮
処理されていない。 外科用縫合糸の外表面を形成しているカバー
は、表１による従来一般的なボビン数と編み数に
あつては比較的大きな粗らさを持つている。この
ことは、公知のこれらの外科用縫合糸で人間の人
体組織或いは動物の体組織を縫合した際、これら
の糸が組織を鋸歯状に交切し、したがつて傷を拡
げかつ治ゆ過程を遅延させると云う働らきを行
う。またこの粗いカバーは外科用縫合糸を組織を
貫ぬいて縫い通すのに必要な力を増大させ、これ
により縫合を行う際の作業の繊細な手さばきを困
難にする。 こう云つたことから本考案の課題は、カバー外
表面が表１による同じ基礎材料から造られた同じ
USP−サイズの外科用縫合糸よりも僅かな表面粗
さを持つ冒頭に記載した様式の外科用縫合糸を提
供するにある。 上記の課題とする外科用縫合糸は本考案により
以下のような特徴を持つ。即ち、USP−サイズ７
〜０から６の直径領域の外科用縫合糸に対してボ
ビン数を増して編成され、かつその編み数が上記
の外科用縫合糸に比して低減されて編成されてい
ることである。 ボビン数を増し、編み数を低減することによつ
て外科用縫合糸の外表面は滑らかになり、表１に
掲示した同じ基礎材料から成りかつ同じUSP−サ
イズの従来一般的な縫合糸よりも粗さが僅かとな
る。これにより、この外科用縫合糸を人或いは動
物の体組織を僅かな力で引通すことが可能とな
り、これに伴い外科医は従来よりもより繊細な手
さばきで縫合を行うことが可能となる。また人或
いは動物の体組織もこの外科用縫合糸を使用すれ
ば損傷をこおむることもなく、したがつて傷の治
ゆ過程も軽減される。 本考案による縫合糸のカバーの糸の単一繊度
GTはボビン数が多いので表１による同じUSP−
サイズの公知の縫合糸の単一繊度より小さい。 この外科用縫合糸のカバーのフイラメントの材
料は既に上に述べたような材料、特に合成物質、
例えばポリエステル、ポリプロピレン、ポリグリ
コール酸、或いは他の適当な材料、例えばヴイス
コース絹、天然絹、金属或いは類似物から成る。 本考案による外科用縫合糸の直径は特にUSP−
サイズ７〜０から６の範囲内にある。 本考案による外科用縫合糸のホース状のカバー
の優れたボビン数Ｋと編み数Ｚは実用新案登録請
求の範囲第２項から第13項に記載した。縫合糸の
良好な可撓性と他の好都合な性質とを兼ね備えた
実際に最適に滑らかな表面は実用新案登録請求の
範囲第14項から第25項による外科用縫合糸にあつ
て得られる。 外科用縫合糸のカバーの編成に使用される糸
（編み糸）は編成に使用されたボビン数が多いこ
とおよび編み数が比較的少いことにより表１によ
る従来一般的であつた外科用縫合糸におけるより
も低い単一繊度GTを有している。本考案による
縫合糸のカバーの編成には可能な限り大きなフイ
ラメント数を持つマルチフイラメント糸を使用す
るのが特に有利であることが解つた。 明細書に添付した表２には、本考案により構成
された外科用縫合糸の数に関する優れた構造デー
タを示した。この場合、ボビン数Ｋと編み数Ｚは
実用新案登録請求の範囲第14項から第25項に記載
のすぐれた構成に当る。実用新案登録請求の範囲
第26項から第29項および表２に記載のカバーを形
成するマルチフイラメント糸の単一繊度GTは特
に有利であり、これと共にこの外科用縫合糸のた
めの他に記載した残りの構造データも同様に有利
である。 通常、カバーの編成の際マルチフイラメント糸
は当該編成機のボビンの各々から編成位置へと走
る。しかし本考案による外科用縫合糸の場合、多
数のマルチフイラメント糸のそれぞれが少くとも
一つのボビン、特にすべてのボビンから重なり合
つた状態で編成位置に走り、それに伴いカバーが
相応して多数本のマルチフイラメント糸から編成
されるように構成することも可能であり、またこ
の構成により縫合糸の表面が更に平滑となる。カ
バーのマルチフイラメント糸は上記のように捲縮
処理されていない。 本考案による外科用縫合糸の滑らかな外表面は
編成されたカバーの外表面によつて形成される。
しかし、特別な場合、カバーの外表面に更に特別
な性質を附与するため更に調質剤等を施すことが
可能である。 特別な場合、カバーの少くとも１本のマルチフ
イラメント糸の代りにモノフイラメント、或いは
合糸された、即ち互いに平行に並べたかつ互いに
よりかけていない多数のフイラメントを使用する
ことも可能である。 以下に図面に示した或る編成機による編成例に
つき本考案による外科用縫合糸を詳説する。 第１図による編成機７はこの実施例にあつては
12個のボビン８、即ち糸ボビンを備えている。こ
れらのボビン上には捲縮処理されていないマルチ
フイラメント糸９が巻かれている。これらのマル
チフイラメント糸はこの編成機で造られる外科用
縫合糸１１のカバー１０（第２図）に編成され
る。 カバー１０によつて周囲を巻かれる心１２は多
数の重ねた糸１３から成る。 本考案による縫合糸１１の一実施例の第２図に
図示した短く切つた縦断面図は、この縫合糸１１
の実際に円筒形のホース状の編成物から成るカバ
ー１０を示している。このカバーの内部には心１
２が存在しており、この外科用縫合糸の自由周表
面は特に、カバーのマルチフイラメント糸によつ
てのみ形成されている。しかし、このカバーに、
例えばこの糸の耐バクテリヤ作用を可能にする或
いはこのカバーに他の特性を与える処理を施すこ
とも可能である。 表１による公知の縫合糸のカバーのマルチフイ
ラメント糸はいわゆる保護より、即ち僅かなより
（例えば単一繊度当り10〜130より／ｍ）を有して
いる。本考案による外科用縫合糸にあつても上記
のことは有利である。本考案による他の構成によ
り、カバーのマルチフイラメント糸によりを掛け
ないこと、即ちねじりを与えないことによつて幾
分良好な平滑なカバー表面を形成することが可能
である。心が一本或いは多数本のマルチフイラメ
ント糸を有する場合、これらの糸にも上記のよう
な処理を施すことが可能である。
【表】
【表】
第１図は本考案による外科用縫合糸を造るため
の或る編成機の概略図、第２図は本考案の一実施
例による外科用縫合糸の著しく拡大した縦断面
図。 図中符号は、７……編成機、８……ボビン、９
……マルチフイラメント糸、１０……カバー、１
１……縫合糸、１２……心。
の或る編成機の概略図、第２図は本考案の一実施
例による外科用縫合糸の著しく拡大した縦断面
図。 図中符号は、７……編成機、８……ボビン、９
……マルチフイラメント糸、１０……カバー、１
１……縫合糸、１２……心。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 (1) それぞれが滑らかな捲縮処理されていないフ
イラメントから成る多数のマルチフイラメント
糸から編成されたホース状の編成物から成るカ
バーを備えた外科用縫合糸において、USP−サ
イズ７〜０から６の直径領域の外科用縫合糸に
対してボビン数を増して編成され、かつその編
み数が上記の外科用縫合糸に比して低減されて
編成されている、表面が滑らかな上記外科用縫
合糸。 (2) カバーがボビン数K6，８或いは10で以つて
編み数がZ8〜15（ここにおいてＫは編成の際
使用されたボビンの数およびＺはフランスイン
チ当りの編み数である）で以つて編まれて、
USP−サイズ７〜０の前記実用新案登録請求の
範囲第１項に記載の外科用縫合糸。 (3) カバーがK8或いは10およびZ10〜20で以つて
編まれている、USP−サイズ６〜０の、前記実
用新案登録請求の範囲第１項に記載の外科用縫
合糸。 (4) カバーがK10或いは12およびZ10〜20で以つ
て編まれている、USP−サイズ５〜０の前記実
用新案登録請求の範囲第１項に記載の外科用縫
合糸。 (5) カバーがK10，12或いは14およびZ15〜25で
以つて編まれている、USP−サイズ４〜０の前
記実用新案登録請求の範囲第１項に記載の外科
用縫合糸。 (6) カバーがK10，12或いは14およびZ15〜25で
以つて編まれている、USP−サイズ３〜０の前
記実用新案登録請求の範囲第１項に記載の外科
用縫合糸。 (7) カバーがK12，14或いは16およびZ17〜27で
以つて編まれている、USP−サイズ２〜０の前
記実用新案登録請求の範囲第１項に記載の外科
用縫合糸。 (8) カバーがK14，16，18，20或いは24および
Z17〜27で以つて編まれている、USP−サイズ
０の前記実用新案登録請求の範囲第１項に記載
の外科用縫合糸。 (9) カバーがK18，20或いは24およびZ17〜27で
以つて編まれている、USP−サイズ１の前記実
用新案登録請求の範囲第１項に記載の外科用縫
合糸。 (10) カバーがK18，20，22，24或いは26および
Z17〜30で以つて編まれている、USP−サイズ
２の前記実用新案登録請求の範囲第１項に記載
の外科用縫合糸。 (11) カバーがK18，20，22，24或いは26および
Z17〜30で以つて編まれている、USP−サイズ
３および４の前記実用新案登録請求の範囲第１
項に記載の外科用縫合糸。 (12) カバーがK18，20，22，24或いは26および
Z17〜30で以つて編まれている、USP−サイズ
５の前記実用新案登録請求の範囲第１項に記載
の外科用縫合糸。 (13) カバーがK20，22，24或いは26およびZ17〜
30で以つて編まれている、USP−サイズ６の前
記実用新案登録請求の範囲第１項に記載の外科
用縫合糸。 (14) カバーがK8およびZ8で以つて編まれてい
る、前記実用新案登録請求の範囲第２項に記載
の外科用縫合糸。 (15) カバーがK8およびZ13で以つて編まれてい
る、前記実用新案登録請求の範囲第３項に記載
の外科用縫合糸。 (16) カバーがK12およびZ18で以つて編まれてい
る、前記実用新案登録請求の範囲第４項に記載
の外科用縫合糸。 (17) カバーがK12およびZ20で以つて編まれてい
る、前記実用新案登録請求の範囲第５項に記載
の外科用縫合糸。 (18) カバーがK12およびZ18で以つて編まれてい
る、前記実用新案登録請求の範囲第６項に記載
の外科用縫合糸。 (19) カバーがK16およびZ23で以つて編まれてい
る、前記実用新案登録請求の範囲第７項に記載
の外科用縫合糸。 (20) カバーがK16或いは24およびZ25で以つて編
まれている、前記実用新案登録請求の範囲第８
項に記載の外科用縫合糸。 (21) カバーがK18或いは24およびZ21或いは27で
以つて編まれている、前記実用新案登録請求の
範囲第９項に記載の外科用縫合糸。 (22) カバーがK24およびZ27で以つて編まれてい
る、前記実用新案登録請求の範囲第10項に記載
の外科用縫合糸。 (23) カバーがK20或いは24およびZ19或いは27で
以つて編まれている、前記実用新案登録請求の
範囲第11項に記載の外科用縫合糸。 (24) カバーがK20或いは24およびZ19或いは21で
以つて編まれている、前記実用新案登録請求の
範囲第12項に記載の外科用縫合糸。 (25) カバーがK24およびZ19で以つて編まれてい
る、前記実用新案登録請求の範囲第13項に記載
の外科用縫合糸。 (26) カバーがそれぞれ20〜30dtex、特に約
25dtexの単一繊度と特に少くとも22本のフイラ
メントを有するマルチフイラメント糸から編ま
れている、実用新案登録請求の範囲第２項から
第５項或いは第14項から第17項までのうちのい
ずれか一つに記載の外科用縫合糸。 (27) カバーがそれぞれ40〜60dtex、特に約
49dtexの単一繊度および特に少くとも16本のフ
イラメントを有するマルチフイラメント糸から
編まれている、実用新案登録請求の範囲第６項
から第18項或いは第18項から第22項までのうち
のいずれか一つに記載の外科用縫合糸。 (28) カバーがそれぞれ80〜120、特に約113dtex
の単一繊度および特に少くとも32本のフイラメ
ントを有するマルチフイラメント糸から編まれ
ている、実用新案登録請求の範囲第11項から第
13項或いは第23項から第25項までのうちのいず
れか一つに記載の外科用縫合糸。 (29) カバーがそれぞれ60〜90dtex、特に約
74dtexの単一繊度および特に少くとも24本のフ
イラメントを有するマルチフイラメント糸から
編まれている、前記実用新案登録請求の範囲第
９項或いは第21項に記載の外科用縫合糸。 (30) カバーの少くとも１本のフイラメント、特
にすべてのフイラメントが合成物質から成る、
実用新案登録請求の範囲第１項から第29項まで
のうちのいずれか一つに記載の外科用縫合糸。 (31) カバーの少くとも１本のフイラメント、特
にすべてのフイラメントが金属から成る、実用
新案登録請求の範囲第１項から第30項までのう
ちのいずれか一つに記載の外科用縫合糸。 (32) カバーの少くとも１本のフイラメント、特
にすべてのフイラメントがヴイスコース或いは
ポリグリコール酸から、実用新案登録請求の範
囲第１項から第30項までのうちのいずれか一つ
に記載の外科用縫合糸。 (33) カバーの少くとも１本のフイラメントが天
然絹から、実用新案登録請求の範囲第１項から
第30項までのうちのいずれか一つに記載の外科
用縫合糸。 (34) もつぱらカバーから成る、USP−サイズ７
〜０から３〜０の前記実用新案登録請求の範囲
第１項に記載の外科用縫合糸。 (35) カバーの内部に心が存在している、USP−
サイズ４〜０から６の前記実用新案登録請求の
範囲第１項に記載の外科用縫合糸。 (36) カバーを形成するマルチフイラメント糸の
数がこの外科用縫合糸の編成に使用されている
ボビン数Ｋに相当している、実用新案登録請求
の範囲第１項から第35項までのうちのいずれか
一つに記載の外科用縫合糸。 (37) カバーを形成しているマルチフイラメント
糸の数が外科用縫合糸を編むのに使用されてい
るボビン数Ｋより多く、かつカバーの編成の際
少くとも１つのボビンを介して少くとも２本の
マルチフイラメント糸が互いに平行に合糸され
て編成位置に案内されることによつて形成され
ている、実用新案登録請求の範囲第１項から第
37項までのうちのいずれか一つに記載の外科用
縫合糸。 (38) その自由外表面のみがカバーのマルチフイ
ラメント糸から成る、実用新案登録請求の範囲
第１項から第37項までのうちのいずれか一つに
記載の外科用縫合糸。 (39) カバーの少くとも１本のマルチフイラメン
ト糸の代りに１本のモノフイラメント或いは合
糸された互いによりかけされていないフイラメ
ントから成る、実用新案登録請求の範囲第１項
から第38項までのうちのいずれか一つに記載の
外科用縫合糸。 (40) カバーのマルチフイラメント糸が僅かなよ
り（いわゆる保護より）を施されている、実用
新案登録請求の範囲第１項から第40項までのう
ちのいずれか一つに記載の外科用縫合糸。 (41) カバーのマルチフイラメント糸がよりをか
けられていない（ねじられていない）、実用新
案登録請求の範囲第１項から第40項までのうち
のいずれか一つに記載の外科用縫合糸。
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