JPH042668Y2 - - Google Patents

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JPH042668Y2
JPH042668Y2 JP1987041670U JP4167087U JPH042668Y2 JP H042668 Y2 JPH042668 Y2 JP H042668Y2 JP 1987041670 U JP1987041670 U JP 1987041670U JP 4167087 U JP4167087 U JP 4167087U JP H042668 Y2 JPH042668 Y2 JP H042668Y2
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JP
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thread
suture
threads
silk
yarn
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JP1987041670U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は手術用縫合糸の提供にかかわり、手術
時における取扱い性の改善された従来にない新規
な縫合糸を提供するものである。
(従来技術) 絹を素材とする手術用縫合糸は歴史も古く、
種々の手術用途に適用されていることは周知のと
ころである。
かかる従来の縫合糸は専ら絹単独で構成され、
これに撚を加えたもの、組紐状に編組したもの、
或いは、組紐状に編組されたものの中に別の絹糸
を挿入したもの等が知られている。
しかしながら、かかる従来のものは、素材自体
に腰がなく、加えて、変形に対する回復力が極め
て弱い欠点がある。
例えば、リールに巻かれて提供されるものは、
これを解舒したときその巻き癖が螺旋状に残り、
これを引き伸して直線状に修正しようとしても容
易に修正できない。また、台紙等に巻き付けられ
たものにおいても然りである。
このように修正不能な巻き癖を有するというこ
とは、手術中に術者の腕や手に糸がまつわりつき
また、糸そのものに腰がないため変形したまま垂
れ下り術者の作業の著しい妨げとなる問題を生ず
る。
(考案が解決しようとする問題点) 本考案は、かかる欠点を解消した従来にない新
規な縫合糸を提供するもので、腰を付与すること
と併せ、糸の変形を容易に修正できる性能を付与
したもので、これにより糸さばきの極めて良好な
縫合糸を得たものである。
(問題を解決するための手段) しかるに、その構成において、絹糸にて組紐状
に編組して成る手術用縫合糸の芯糸として合成繊
維糸を挿入して成ることに特徴を有する手術用縫
合糸に関する。
(作用) 本考案は、かかる構成、即ち、組紐状に編組さ
れた絹糸と、合成繊維糸との組み合せにより腰を
付与することと併せ、糸の変形を容易に修正でき
る性能を付与したことにより前記した従来の欠点
を解消したものである。
以下、その構成について例を挙げて説明する。
(実施例 1) s27中/2、z27中/2の精練後の絹糸を交互に
配し、16口の組紐編機で組紐状に編組して縫合糸
を製造するに当り、ポリエステルフイラメント糸
(帝人(株)製T300s、20デニール、6フイラメ
ント)を8本合糸し、S方向に200T/Mの撚を
かけた後、これを3本合糸してZ方向に137T/
Mの撚をかけて諸撚糸とした糸条を芯糸として同
時に編み込みUSP,1−0サイズの縫合糸を得
た。
このようにして得た縫合糸は、単に絹糸をその
芯として挿入したものに比べ腰があり、また、任
意の形状への修正が容易であつた。
尚、第1図にはかかる実施例によつて得た縫合
糸の構成を示し、図中における1は絹糸による編
糸、2はこれに挿入されたポリエステルの諸撚糸
より成る芯糸を示した。
また、第2図には第1図におけるA−A線断面
図を示した。
(実施例 2) 実施例1と同様の絹糸により口数12口の組紐を
編組するにあたり、これの芯糸として第3図に示
すようなポリエステルフイラメント糸(東レ
(株)製S200、20デニール、6フイラメント)を
3本合糸し、S方向に200T/Mの撚をかけた片
撚糸を芯糸として挿入し、4−0サイズの手術用
縫合糸を得た。このようにして得た縫合糸は細サ
イズではあるが実施例1と同様な性状を示した。
(考案の効果) 本考案は以上のように従来と異なる性能を有
し、これの評価を実際手術にたずさわる医師に求
めたところ、変形の修正が容易であり、且つ適度
な腰が付与されるため非常に扱い易く作業性に優
れるとの評価を得た。
これは、合成繊維自体の剛性が絹とうまくマツ
チし、強すぎもせず弱すぎもしない適度な腰が付
与され、これに加え、特にフイラメント糸の使用
と、これを撚糸したものの適用により、カバー糸
である組紐との滑り性が高まり、これが総合的且
つ、有機的に作用するためと思量される。従つ
て、これに用いる合成繊維糸としてはフイラメン
ト糸が適当であり、また、ナイロン、ポリエステ
ル、ポリプロピレン、アクリル等通常公知の合成
繊維をこれに適用することができるが、対繊度当
り強力の高い例えば、ポリエステルが好適であ
り、これにより縫合糸自体の強力を高めることが
できる。
また、挿入する糸条は比較的サイズの大きい、
2−0以上の縫合糸にあつてはトルク性を相殺す
るため下撚を有する糸を複数本揃え、これに逆の
上撚をかけて構成した諸撚糸が特に望ましい。ま
た、比較的サイズの細い3−0以下の縫合糸にあ
つては片撚糸で十分である。但し、かかるサイズ
はアメリカ規格(USP)による。
尚、強力向上の面よりその撚数は高い方が望ま
しいが、単に集束性を高める意味においては20〜
50T/M程度の甘撚でもかまわない。
本考案は以上のように従来にない優れたもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案の構成を例示した側面図。第
2図は第1図A−A線断面図。第3図は本考案を
構成する芯糸を例示した側面図。 1……編糸、2……芯糸。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 組紐状に編組して成る絹糸をカバー糸とし、こ
    れの芯糸として撚糸された合成繊維のマルチフイ
    ラメント糸を用いたことを特徴とする手術用縫合
    糸。
JP1987041670U 1987-03-19 1987-03-19 Expired JPH042668Y2 (ja)

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JP1987041670U JPH042668Y2 (ja) 1987-03-19 1987-03-19

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JPS63148341U JPS63148341U (ja) 1988-09-29
JPH042668Y2 true JPH042668Y2 (ja) 1992-01-29

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101168739B1 (ko) 2012-01-31 2012-07-26 주식회사 메타바이오메드 피부 미용 수술용 금편복사 및 그 제조방법

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4840290A (ja) * 1971-09-22 1973-06-13
JPS6121074U (ja) * 1984-07-05 1986-02-06 松下電器産業株式会社 デイスクカ−トリツジ

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