JPS62148425A - 笹の葉および稈から薬効物質を製造する方法 - Google Patents

笹の葉および稈から薬効物質を製造する方法

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JPS62148425A
JPS62148425A JP60288930A JP28893085A JPS62148425A JP S62148425 A JPS62148425 A JP S62148425A JP 60288930 A JP60288930 A JP 60288930A JP 28893085 A JP28893085 A JP 28893085A JP S62148425 A JPS62148425 A JP S62148425A
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JP
Japan
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makino
sasa
chips
bamboo
culms
Prior art date
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Application number
JP60288930A
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English (en)
Inventor
Isao Funabashi
功 船橋
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Mitutoyo Corp
Original Assignee
Mitutoyo Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 C産業上の利用分野〕 本発明は笹の葉および稈から薬効物質を製造する方法に
係り、特に笹の葉のみならず笹の稈からも薬効物質を効
率よく製造するとともに笹の葉および稈を家畜等の飼料
としても有効利用するための方法に関する。
〔従来の技術〕
笹の葉には各種の薬効成分が含有していることが明らか
にされ、特に議咳作用、殺菌作用、防黴作用等を有し、
゛また悪性M瘍に対する治療、予防効果があることが報
告されている。
従来、笹の葉から薬効物質を製造する方法として、笹の
葉を原料とし、アルカリ溶液で加熱抽出して得られる抽
出液を中和し、得られる溶液を濃縮乾燥する方法が提案
されている(特公昭39−28548)。また笹の葉を
アルカリ溶液で加熱抽出する際に強電解質の塩を共存せ
しめることによって収率を上げ、且つ良好な作用の薬効
物質を製造する方法が提案されている(特公昭49−4
346)。
C発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、これらの方法では、笹の葉のみから薬効
物質を製造する方法であるため、笹の稈を有効利用する
という認識はなかったものであった。また笹の葉から薬
効物質を製造するに際し、アルカリ物質等の薬剤を用い
るのでアルカリ物質等による処理物(抽出工程時等の笹
の葉の残′d1)を家畜等の飼料に利用し得ないもので
あった。さらに薬効物質を製造するために種々の薬剤を
多種使用する必要があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解消し、
笹の葉とともに笹の稈からも薬効物質を製造することが
でき、且つ笹の葉および稈の処理物を家畜等の飼料に有
効利用することができ、しかも高価な薬剤を多量に使用
するという弊害を回避することができる笹の葉および稈
から薬効物質を製造する方法を提供することにある。
〔問題を解決するための手段〕
本発明者は、笹の&[1織は木材と異なり、その繊維は
維管束として柔細胞からなる基本繊維中に点在し、笹の
葉の部分と笹の稈の部分の成分は同一であり、薬効物質
の抽出を目的とする成分の抽出には笹の稈を主材とした
方法が最適であり、また渾煮法による薬効物質の製造方
法は高価な薬剤を用いることなく、かつ処理残渣を家畜
等の飼料に有効に利用できることを見い出した。
本発明は、このような知見に基づいて達成されたもので
あって、笹の葉および稈を原料とし、これをチップ状し
た後、高温高圧下で蒸煮して加水分解後、得られた抽出
液を濃縮乾燥することを特徴とするものである。
本発明において原料となる笹の葉および稈は、ヂシマザ
サ(通称、ねまがりだけ)、オクヤマザサ、ミャコザサ
、チマキザサ、クマイザサ、ヤクザサ、クマザサ、スズ
タケ等の所謂笹頻に属する全ての笹の葉および稈を用い
ることができる。
これらの笹を森林内の植生地から地上部を採取し、まず
第1の工程で笹の葉および稈を数センチのチップ状とす
る。チップ状とすることによって、次工程の蒸煮工程に
おける操作を容易にすることができる。ただし笹の種類
等によって、チップしたときの長さは任意に選定できる
。チップ化された笹の葉および稈は、次に蒸煮工程に供
給される。
蒸煮工程では、高圧飽和水蒸気で蒸煮釜にて処理される
。蒸煮工程では大略温度180℃〜200℃、圧力16
kg/cm2〜20kir/cdの飽和水蒸気で蒸煮釜
にて10分間〜20分間処理する。この蒸煮条件では、
温度、圧力、時間のそれぞれの下限値以下では組織が十
分に遊離しないので加水分解が不十分となり、各条件の
上限値以上としても熱経済上無意味である。この蒸煮条
件は、原料の線類、稈の太さチップ化の程度等により異
なり、上記した温度および圧力条件の範囲で任意に選定
することができる。
蒸煮工程における高温、高圧条件下、笹の葉および稈中
に含有されたヘミセルローズ成分中に含まれるアセチル
基等が遊離して加水分解がおこる。
その結果、ヘミセルローズは低分子化して水に可溶とな
る。
加水分解後、飽和水蒸気による処理物を、80℃〜10
0℃の温水にて浸漬し、原料成分中のリグニンおよびセ
ルローズを部分的に除去すると、残渣温水中に可溶化し
たヘミセルローズが得られる。温水により浸漬する時間
は加水分解されたヘミセルローズが十分に浸出するに必
要な時間であればよく、笹の種類、チップ化の程度によ
り異なるがおよそ30分〜1時間程度とすることが望ま
しい、温水抽出物の成分は、キシロース、アラビノース
、グルコース、マンノース、ガラクトースで構成された
@類であり、キシロースの相対比がおよそ80%の多糖
体であり、これが薬効成分となる。構成アミノ酸は、ア
ルパラギン酸、グルタミン酸、セリン、スレオニン、プ
ロリン、アラニン、システィン、フェニルアラニン等で
ある。
本発明の方法により抽出された物質は、ヒトの細胞m織
の新陳代謝の賦活効果が著しく、各種外傷および腫瘍等
の治療に効果を有する。また、笹の葉および稈を数セン
チにチップ化し、高圧水蒸気で数分間蒸煮し、加水分解
工程を経ることによりセルローズおよびヘミセルロズ部
分を牛等の家畜に対し、消化吸収し易い形とすることが
できる。
特に蒸煮後、リファイナ一工程を経て、加水分解後の原
料を牛等の家畜の喰い付き易い形状とし、水分を含む新
鮮な粗飼料とすることができる。笹の葉および稈の成分
中、45%を占めるヘミセルローズは粗飼料として重要
な部分である。すなわち、笹の葉および稈からのへミセ
ルローズ水/8液にはアスパラギン酸、グルタミン酸等
の7ミノ酸とともにゲルマニウム、セリウム、ランタン
等の線上元素を主としたミネラルを多く含んでいる。
実施例I クマササの葉と稈を採取し、これを原料として2〜3c
m程度のチップ状にし洗浄した。次にチップ500kg
を蒸煮釜に入れ、温度200℃、圧力20kg/−の条
件下で蒸煮した。蒸煮工程を経た原料を80℃の温水に
30分浸漬した。その後、処理物を濾過し、笹の葉およ
び稈の残渣を除去し、濾液をおよそ1/10容まで濃縮
し、濃縮液を200℃の温度で1時間乾燥したところ褐
色の結晶性物質を得た。この際の収率は原料(乾燥した
笹の葉および稈)に対し、6.5%であった。この結晶
性物質の10%水溶液にエタノールを加え析出する沈澱
を分析した結果、総VM量42%、窒素含坦約1%であ
った。
実施例2 チシマザサの葉と稈を採取し、これを原料として2〜3
cm程度のチップ状にし洗浄した0次にチップ500k
[を蒸h:釜に入れ、温度185℃、圧力180kg/
−の条件下で蒸煮した。蒸煮工程を経た原料を80℃の
温水に30分浸漬した。
その後、処理物を濾過し、笹の葉および稈の残渣を除去
し、ill液をおよそ1/10容まで濃縮し、濃縮液を
180℃の温度で1時間乾燥したところ褐色の結晶性物
質を得た。この際の収率は原料(乾燥した笹の葉および
稈)に対し、5%であった。この結晶性物質の10%水
溶液にエタノールを加え析出する沈澱を分析した結果、
総糖最40%、窒素含置駒1%であった。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、笹の葉のみならず笹の稈
からも薬効物質を製造でき、笹からの薬効物質の収量が
増大する。また蒸煮工程を経た処理物を牛等の家畜の粗
飼料として有効利用できる。
さらに本発明の製造工程では原材料の他に高圧飽和水蒸
気を加えるのみで足りるので従来の製造方法のように薬
剤等を多種用いる必要がないばかりでなく、処理物廃液
の処理が容易で公害対策に極めて優れている。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)笹の葉および稈を原料とし、これをチップ状にし
    た後高温高圧下で蒸煮して加水分解後、得られた抽出液
    を濃縮乾燥することを特徴とする笹の葉および稈から薬
    効物質を製造する方法。
  2. (2)温度180℃〜200℃、圧力16kg/cm^
    2〜20kg/cm^2の条件で蒸煮することを特徴と
    する特許請求の範囲第(1)項記載の笹の葉および稈か
    ら薬効物質を製造する方法。
JP60288930A 1985-12-20 1985-12-20 笹の葉および稈から薬効物質を製造する方法 Pending JPS62148425A (ja)

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