JPS62146917A - プリプレグ用エポキシ樹脂組成物およびプリプレグ - Google Patents
プリプレグ用エポキシ樹脂組成物およびプリプレグInfo
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- JPS62146917A JPS62146917A JP28640285A JP28640285A JPS62146917A JP S62146917 A JPS62146917 A JP S62146917A JP 28640285 A JP28640285 A JP 28640285A JP 28640285 A JP28640285 A JP 28640285A JP S62146917 A JPS62146917 A JP S62146917A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、先進複合材料として、強頂、弾性率、さらに
はこれらを比重で除した、比強度、社弾1り率の大なる
ことを要求される構造体に用いられるプリプレグに関す
る。さらに詳しくは、充分イ【耐熱性を保持し、耐衝撃
性と耐水性の改良がイχされ、物性のバランスの優れた
構造体を与えるプリプレグに関する。
はこれらを比重で除した、比強度、社弾1り率の大なる
ことを要求される構造体に用いられるプリプレグに関す
る。さらに詳しくは、充分イ【耐熱性を保持し、耐衝撃
性と耐水性の改良がイχされ、物性のバランスの優れた
構造体を与えるプリプレグに関する。
先進複合材料は、強化繊維と、71〜リツクスからなる
不均一材料であり、−1にプリプレグとにばれる中間基
材が成形材料として便利なため、71〜リツスク樹脂と
しては、プリプレグとすることの容易なエポキシ樹脂が
従来から使用されている。
不均一材料であり、−1にプリプレグとにばれる中間基
材が成形材料として便利なため、71〜リツスク樹脂と
しては、プリプレグとすることの容易なエポキシ樹脂が
従来から使用されている。
マトリックス樹脂は、強化繊維の機械的性能を複合材料
の構造体として発現させるために重要な役割を担ってお
り、特に、耐熱性、耐水性、耐溶剤性、非i維軸方向の
機械的強度といった物性は、71〜リツクス樹脂の物性
を、顕著に反映する。従来から、特に耐熱性を要求され
る構造体は、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタ
ンと、ジアミノジフェニルスルホンを主成分とするエポ
キシ樹脂系が用いられてきているが、この系は耐熱性が
良好である半面、靭性に乏しいため、耐衝撃性に劣ると
いう欠点を有している。近年、靭性の改良のため種々の
ポリマーをエポキシ樹脂とブレンドすることによる改良
が試みられているが、耐熱性、耐衝撃性、耐水性のバラ
ンスにおいて、充分に満足すべき改良には、致っていな
い。たとえばバックネル(C,B、 Buckna l
I )らは、ポリマー(POIymer )第24巻
(1983年5月) pp639−644に代表される
一連の報告の中でテトラグリシジルジアミノジフェニル
メタンあるいはまた、トリグリシジル−p−アミノフェ
ノールと、ジアミノジフエニルスルホンの樹脂系にポリ
エーテルスルホンを加えたが、樹脂の破壊靭性を表ずに
1o値にさしたる効果は、見出されなかったと述べてい
る。にた、ディアマント(J、Diaman↑〉らち、
第29回 ナショナル サンペ シンポジウム 4月3
〜5日、1984年、422頁(29th Na、ti
onal 5A)II’E SympO3itJm A
pril 3−51984422)おいて、テトラグリ
シジルジアミノジフェニルメタンと、ジアミノジフェニ
ルスルホンのエポキシ樹脂系に、ポリエーテルスルホン
や、ポリエーテルイミドを添加したが、Kloには、さ
したる効果がないと論じている。このように、単に熱可
塑性樹脂を添加するのではなく、エポキシ樹脂自体をも
改良することが、本発明の特色である。また、硬化剤と
して、1〜リメチレングリコールジーP−アミノベンゾ
l−1−に代表されるジアミノ安息香酸ニスデル類を用
いる系も報告されているが、それにおいても、わずかに
靭性の改良が認められるものの弾性率の低下を招き、物
性のバランスとしては、不十分でおった。
の構造体として発現させるために重要な役割を担ってお
り、特に、耐熱性、耐水性、耐溶剤性、非i維軸方向の
機械的強度といった物性は、71〜リツクス樹脂の物性
を、顕著に反映する。従来から、特に耐熱性を要求され
る構造体は、テトラグリシジルジアミノジフェニルメタ
ンと、ジアミノジフェニルスルホンを主成分とするエポ
キシ樹脂系が用いられてきているが、この系は耐熱性が
良好である半面、靭性に乏しいため、耐衝撃性に劣ると
いう欠点を有している。近年、靭性の改良のため種々の
ポリマーをエポキシ樹脂とブレンドすることによる改良
が試みられているが、耐熱性、耐衝撃性、耐水性のバラ
ンスにおいて、充分に満足すべき改良には、致っていな
い。たとえばバックネル(C,B、 Buckna l
I )らは、ポリマー(POIymer )第24巻
(1983年5月) pp639−644に代表される
一連の報告の中でテトラグリシジルジアミノジフェニル
メタンあるいはまた、トリグリシジル−p−アミノフェ
ノールと、ジアミノジフエニルスルホンの樹脂系にポリ
エーテルスルホンを加えたが、樹脂の破壊靭性を表ずに
1o値にさしたる効果は、見出されなかったと述べてい
る。にた、ディアマント(J、Diaman↑〉らち、
第29回 ナショナル サンペ シンポジウム 4月3
〜5日、1984年、422頁(29th Na、ti
onal 5A)II’E SympO3itJm A
pril 3−51984422)おいて、テトラグリ
シジルジアミノジフェニルメタンと、ジアミノジフェニ
ルスルホンのエポキシ樹脂系に、ポリエーテルスルホン
や、ポリエーテルイミドを添加したが、Kloには、さ
したる効果がないと論じている。このように、単に熱可
塑性樹脂を添加するのではなく、エポキシ樹脂自体をも
改良することが、本発明の特色である。また、硬化剤と
して、1〜リメチレングリコールジーP−アミノベンゾ
l−1−に代表されるジアミノ安息香酸ニスデル類を用
いる系も報告されているが、それにおいても、わずかに
靭性の改良が認められるものの弾性率の低下を招き、物
性のバランスとしては、不十分でおった。
〔発明が解決しようとする問題点9
以上のような手法によってもいまだに不十分である、耐
熱性、耐水性、耐衝撃性、のバランスの改良のため、新
規の構造を有するエポキシ樹脂を導入したものが、本発
明である。本発明においては、特に耐水性と耐衝撃性に
おいて改善が認められ、予想以上に、優れた物性バラン
スを有する成形体を与えるプリプレグが得られ本発明に
致った。
熱性、耐水性、耐衝撃性、のバランスの改良のため、新
規の構造を有するエポキシ樹脂を導入したものが、本発
明である。本発明においては、特に耐水性と耐衝撃性に
おいて改善が認められ、予想以上に、優れた物性バラン
スを有する成形体を与えるプリプレグが得られ本発明に
致った。
すなわち本願発明は次の構成を有する。
(1) 下記A、Bを必須成分とするプリプレグ用エ
ポキシ樹脂組成物。
ポキシ樹脂組成物。
A、構造式〔1〕のエポキシ樹脂
構造式〔1〕
ただしRは、−C(CH3) 2、−802−1−CO
−1−CHz−1−0−、〜S− Yは、−O−、−5− Xは、−CH3−、−Br nは、0,1.2のいずれかを表ねず。
−1−CHz−1−0−、〜S− Yは、−O−、−5− Xは、−CH3−、−Br nは、0,1.2のいずれかを表ねず。
80次の一群から選ばれる硬化剤
B1ニジシアンジアミド
B2ニジアミノジフェニルスルホン
B3:構造式〔2〕の化合物
構造式〔2〕
ただしRは、次の構造より、選ばれる。
−(’−CH2← nは3から6の整数−CHクーC
(CH3) 2−CH2−CH3 (2) 該エポキシ樹脂組成物が熱可塑性樹脂を含有
していることを特徴とするプリプレグ用エポキシ樹脂組
成物。
(CH3) 2−CH2−CH3 (2) 該エポキシ樹脂組成物が熱可塑性樹脂を含有
していることを特徴とするプリプレグ用エポキシ樹脂組
成物。
(3)下記A、Bを必須成分として、炭素m維、アラミ
ド繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、
タングステンカーバイド繊維、の中から選ばれる強化繊
維から主としてなるプリプレグ。
ド繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、
タングステンカーバイド繊維、の中から選ばれる強化繊
維から主としてなるプリプレグ。
A、構造式〔1〕のエポキシ樹脂
構造式〔1〕
ただしRは、−C(Ct−13) 2、−302−1−
CO−1−CHp−、−0−、−3− Yは、−O−、−5− Xは、−CH3−、−Br nは、0,1.2のいずれかを表わす。
CO−1−CHp−、−0−、−3− Yは、−O−、−5− Xは、−CH3−、−Br nは、0,1.2のいずれかを表わす。
80次の一群から選ばれる硬化剤
B1ニジシアンジアミド
B2ニジアミノジフェニルスルホン
B3:構造式〔2〕の化合物
構造式〔2〕
ただしRは、次の構造より、選ばれる。
+ CH2−)−nは3から6の整数
−CHp−C(CH3) 2−C112−I−h
(4) 該エポキシ樹脂組成物が熱可塑性樹脂を含有
していることを特徴とするプリプレグ。
していることを特徴とするプリプレグ。
構造式〔1〕のエポキシ樹脂は、前駆体であるジアミン
にエピハロヒドリンを付加さ[た後、アルカリによって
脱ハロゲン化水素をさせることにより得ることができる
。このエポキシ樹脂は、反応点であるグリシジル基を四
個のフェニル基によって離れた位置に配置することによ
り、エポキシ、樹脂硬化物中の架橋密度を低下ざV、ま
た、け洛中に、−8−や、−0−といった柔軟な構造を
導入することで、硬化物の破断伸度を大きくすることが
可能となる。他方、骨格中に芳香環を数多く含むため、
耐熱性及び耐水性は良好である。したがって、このエポ
キシ樹脂は、従来から用いられているテトラグリシジル
ジアミノジフェニルメタンよりも、やや耐熱性に劣るも
のの、樹脂靭性と耐水性に優れる。
にエピハロヒドリンを付加さ[た後、アルカリによって
脱ハロゲン化水素をさせることにより得ることができる
。このエポキシ樹脂は、反応点であるグリシジル基を四
個のフェニル基によって離れた位置に配置することによ
り、エポキシ、樹脂硬化物中の架橋密度を低下ざV、ま
た、け洛中に、−8−や、−0−といった柔軟な構造を
導入することで、硬化物の破断伸度を大きくすることが
可能となる。他方、骨格中に芳香環を数多く含むため、
耐熱性及び耐水性は良好である。したがって、このエポ
キシ樹脂は、従来から用いられているテトラグリシジル
ジアミノジフェニルメタンよりも、やや耐熱性に劣るも
のの、樹脂靭性と耐水性に優れる。
構造式〔1〕に含まれるエポキシ樹脂としては、構造式
〔3〕の化合物が、公知である。
〔3〕の化合物が、公知である。
構造式〔3〕
この化合物は、化学的安定性が高く、耐熱性が高く、圧
縮に強いエポキシ樹脂として、USSR特許572,4
61に、開示されている。しかしながら、そこには、プ
リプレグ用樹脂としての性能及び特徴についての検討は
全くなされてあらず、は本発明における検討により初め
てプリプレグ用樹脂としての価値が見出されたものであ
る。
縮に強いエポキシ樹脂として、USSR特許572,4
61に、開示されている。しかしながら、そこには、プ
リプレグ用樹脂としての性能及び特徴についての検討は
全くなされてあらず、は本発明における検討により初め
てプリプレグ用樹脂としての価値が見出されたものであ
る。
構造式〔1〕の中で、特に、プリプレグ用樹脂として優
れた化合物は、 0H1 構造式〔3〕 である。これらにおいて、C(CH3) 7 Qと30
2基を比較した場合、前者は、引張破断伸度で、後者は
、耐熱性と引張弾性率で優れる。また、p−フェニレン
基とm−フェニレン基を比較すると、前者は耐熱性と引
張破断伸度で、後B【3]、’引張弾性率で優れるため
、必要に応じて選択できる。
れた化合物は、 0H1 構造式〔3〕 である。これらにおいて、C(CH3) 7 Qと30
2基を比較した場合、前者は、引張破断伸度で、後者は
、耐熱性と引張弾性率で優れる。また、p−フェニレン
基とm−フェニレン基を比較すると、前者は耐熱性と引
張破断伸度で、後B【3]、’引張弾性率で優れるため
、必要に応じて選択できる。
また、構造式〔1〕のエポキシ樹脂と、他のエポキシ樹
脂を混合して使用することも可能である。
脂を混合して使用することも可能である。
用いられるエポキシ樹脂としては、テトラグリシジルジ
アミノジフェニルメタン、トリグリシジル−p−アミン
フェノール、1〜リグリシジル−m−アミンフェノール
、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF
型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂
、タレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ブロム化エポ
キシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂等が挙げられる。これら
は、構造式〔1〕のエポキシ樹脂の特長を活かすため、
全エポキシ樹脂中70重量%以下であることが好ましい
。構造式〔1〕のエポキシ樹脂は、伸度が大である特長
を生かすため全エポキシ樹脂中に30重量%以上含むこ
とが必要である。さらには40重量%以上含有すること
が好ましい。
アミノジフェニルメタン、トリグリシジル−p−アミン
フェノール、1〜リグリシジル−m−アミンフェノール
、ビスフェノールA型エポキシ樹脂、ビスフェノールF
型エポキシ樹脂、フェノールノボラック型エポキシ樹脂
、タレゾールノボラック型エポキシ樹脂、ブロム化エポ
キシ樹脂、脂環式エポキシ樹脂等が挙げられる。これら
は、構造式〔1〕のエポキシ樹脂の特長を活かすため、
全エポキシ樹脂中70重量%以下であることが好ましい
。構造式〔1〕のエポキシ樹脂は、伸度が大である特長
を生かすため全エポキシ樹脂中に30重量%以上含むこ
とが必要である。さらには40重量%以上含有すること
が好ましい。
本発明に用いられるエポキシ硬化剤は、一般にプリプレ
グ用硬化剤として用いられる潜在型硬化剤を、すべて用
いることができる。具体的に例を挙げると、 1)ジシアンジアミド 2)ジアミノジフェニルスルホン 構造式〔2〕 ただしRは、次の構造より、選ばれる。
グ用硬化剤として用いられる潜在型硬化剤を、すべて用
いることができる。具体的に例を挙げると、 1)ジシアンジアミド 2)ジアミノジフェニルスルホン 構造式〔2〕 ただしRは、次の構造より、選ばれる。
4 CH2+nは3から6の整数
−CH2−C(CH3) 2−CH2−CH3
ジシアンジアミドはプリプレグの保存性に優れるため好
んで用いられる。ジシアンジアミドはエポキン樹脂10
0重量部に対して2〜20重量部の割合で、加えること
が好ましい。またジアミノジフェニルスルホンは、耐熱
性の良好な硬化物を与えるため本発明には、最も適して
いる。ジアミノジフェニルスルホンとしては、4,4°
−,3,3’−等種々の異性体や、異性体混合物が用い
られる。
んで用いられる。ジシアンジアミドはエポキン樹脂10
0重量部に対して2〜20重量部の割合で、加えること
が好ましい。またジアミノジフェニルスルホンは、耐熱
性の良好な硬化物を与えるため本発明には、最も適して
いる。ジアミノジフェニルスルホンとしては、4,4°
−,3,3’−等種々の異性体や、異性体混合物が用い
られる。
構造式〔2〕の硬化剤としては、トリメチレングリコー
ルジ−p−アミノベンゾエートが市販されており、ジア
ミノジフェニルスルホンに比較して、耐熱性に劣るもの
の、引張伸度に優れるため、好んで用いられる。ジアミ
ノジフェニルスルホン及び構造式〔2〕の硬化剤は、全
エポキシ樹脂のエポキシ基1モルに対して、硬化剤の活
性水素が0.4〜2.0モルとなる量だけ加えることが
好ましい。さらには0.6〜1.5モルとなる量がより
好ましい。
ルジ−p−アミノベンゾエートが市販されており、ジア
ミノジフェニルスルホンに比較して、耐熱性に劣るもの
の、引張伸度に優れるため、好んで用いられる。ジアミ
ノジフェニルスルホン及び構造式〔2〕の硬化剤は、全
エポキシ樹脂のエポキシ基1モルに対して、硬化剤の活
性水素が0.4〜2.0モルとなる量だけ加えることが
好ましい。さらには0.6〜1.5モルとなる量がより
好ましい。
本発明に用いられる強化繊維には、炭素繊維、アラミド
繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、タ
ングステンカーバイド繊維が挙げられるが、これらは、
組合せて用いることが可能であり、形状は、限定されな
い。
繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、タ
ングステンカーバイド繊維が挙げられるが、これらは、
組合せて用いることが可能であり、形状は、限定されな
い。
本発明に用いる熱可塑性樹脂は、エポキシ樹脂に可溶で
あればいかなる樹脂も使用可能であるが、硬化物の耐熱
性を高めるために、用いる熱可塑性樹脂のカラス転移温
度(Tq>は、100’C以上、好ましくは、150’
C以上であることが望まれる。
あればいかなる樹脂も使用可能であるが、硬化物の耐熱
性を高めるために、用いる熱可塑性樹脂のカラス転移温
度(Tq>は、100’C以上、好ましくは、150’
C以上であることが望まれる。
主鎖中に302基を有するポリマーや、ポリアミドイミ
ド、ポリイミドは、特に好ましい。これら、熱可塑性樹
脂を、エポキシ樹脂にブレンドする手法は、例えば、特
公昭46−17067あるいは、特公昭48−5107
にポリスルホンをエポキシ樹脂にブレンドする手法とし
て、公知である。しかしながら、該当する特許によると
、耐熱性は低く本発明による手法との差は歴然としてい
る。
ド、ポリイミドは、特に好ましい。これら、熱可塑性樹
脂を、エポキシ樹脂にブレンドする手法は、例えば、特
公昭46−17067あるいは、特公昭48−5107
にポリスルホンをエポキシ樹脂にブレンドする手法とし
て、公知である。しかしながら、該当する特許によると
、耐熱性は低く本発明による手法との差は歴然としてい
る。
以下は、実施例を用いてさらに詳細に本発明を説明する
。
。
実施例1
構造式〔4〕の化合物の合成
c+−+。
構造式〔4〕
攪拌機、還流冷却機、温度別を備えた3D、3ツロガラ
スフラスコに、2,2−ビス(4−アミノフェノキシフ
ェニル)プロパン513g(1,25モル)および、エ
ピクロルヒドリン:1(25,5モル)を仕込み55°
Cで30時間攪拌し、付加反応を行った。次いで、反応
系内を減圧(15−25mmHg)にして、70°Cで
未反応のエピクロルヒドリン1゜40を回収した。
スフラスコに、2,2−ビス(4−アミノフェノキシフ
ェニル)プロパン513g(1,25モル)および、エ
ピクロルヒドリン:1(25,5モル)を仕込み55°
Cで30時間攪拌し、付加反応を行った。次いで、反応
系内を減圧(15−25mmHg)にして、70°Cで
未反応のエピクロルヒドリン1゜40を回収した。
この蒸溜残渣をメチルエチルケトン1.6αに溶解させ
、水酸化す1〜リウム(純度96%)219g(5,2
5モル)、テトラメチルアンモニウムブロマイド8.1
1CI (0,0525モル)を添加した後50’Cで
3時間攪拌して、脱ハロゲン化水素反応を、終了した。
、水酸化す1〜リウム(純度96%)219g(5,2
5モル)、テトラメチルアンモニウムブロマイド8.1
1CI (0,0525モル)を添加した後50’Cで
3時間攪拌して、脱ハロゲン化水素反応を、終了した。
生成した塩、過剰のアルカリ、触媒を濾別し、濾液から
溶媒を70’C12mmHgで減圧下で留去し、ざらに
温度を160°Cに上げて溶媒を完全に留去して、構造
式〔4〕で示されるエポキシ当量163のエポキシ樹脂
772gを得た。
溶媒を70’C12mmHgで減圧下で留去し、ざらに
温度を160°Cに上げて溶媒を完全に留去して、構造
式〔4〕で示されるエポキシ当量163のエポキシ樹脂
772gを得た。
実施例2〜8および、比較例1〜3
本件においては、強化繊維を含まないで、樹脂組成物を
硬化させた場合と、炭素繊維プリプレグを作成して、成
形しコンポジットとした場合の物性を測定した。表1に
、樹脂組成を一括してまとめ、表2には、強化繊維を含
まない樹脂硬化物の物性を、表3には、コンボジン1〜
物性を一括してまとめた。以降は、実施例2〜8、比較
例1〜3といった呼称は、表1に示す樹脂組成を表現す
ることとする。
硬化させた場合と、炭素繊維プリプレグを作成して、成
形しコンポジットとした場合の物性を測定した。表1に
、樹脂組成を一括してまとめ、表2には、強化繊維を含
まない樹脂硬化物の物性を、表3には、コンボジン1〜
物性を一括してまとめた。以降は、実施例2〜8、比較
例1〜3といった呼称は、表1に示す樹脂組成を表現す
ることとする。
表1中の化合物、構造式〔4〕、〔5〕、〔3〕、〔6
〕は、実施例1およびそれと同様の方法によって合成し
た。
〕は、実施例1およびそれと同様の方法によって合成し
た。
また、ELM434は住友化学工業(株)から、EP8
28は油化シェルエポキシ(株)から、入手したエポキ
シ樹脂である。DDSは、住友化学工業(株)から入手
した4、4°−ジアミノシフにルスルホンである。DI
CYは、一般に市販されているジシアンジアミドであり
、CUΔ−4は、イハラケミカル(株)から入手した、
1−リメチレングリコールジーp−アミノベンゾニー1
〜で必る。
28は油化シェルエポキシ(株)から、入手したエポキ
シ樹脂である。DDSは、住友化学工業(株)から入手
した4、4°−ジアミノシフにルスルホンである。DI
CYは、一般に市販されているジシアンジアミドであり
、CUΔ−4は、イハラケミカル(株)から入手した、
1−リメチレングリコールジーp−アミノベンゾニー1
〜で必る。
PESは三井東圧(株)から入手した、ビグ1〜レツク
スPE55003Pである。
スPE55003Pである。
強化繊維を含まない樹脂硬化物の物性は、次の様にして
測定した。
測定した。
表1に示されるエポキシ樹脂と熱可塑性樹脂(含まれる
場合のみ)を、所定量だけ丸底ビーカーに秤量し、16
0°Cのオイルバスにて加熱し均一混合させる。その後
、所定量硬化剤を加え、完全に、混合するまで撹拌し、
その後、真空脱泡をしてから、厚さ2mmの型に流しこ
み180’02時間の硬化により硬化板を得た。その硬
化板を切出して、JIS K−7113に準じて引張
試験を行った。また、DSCによりガラス転移点(TC
+>を、また、20時間の清水浸漬における重量増加率
により、吸水率を求めた。これらの結果を表2に示す。
場合のみ)を、所定量だけ丸底ビーカーに秤量し、16
0°Cのオイルバスにて加熱し均一混合させる。その後
、所定量硬化剤を加え、完全に、混合するまで撹拌し、
その後、真空脱泡をしてから、厚さ2mmの型に流しこ
み180’02時間の硬化により硬化板を得た。その硬
化板を切出して、JIS K−7113に準じて引張
試験を行った。また、DSCによりガラス転移点(TC
+>を、また、20時間の清水浸漬における重量増加率
により、吸水率を求めた。これらの結果を表2に示す。
クロスプリプレグを用いたコンポジッ1〜の衝撃後の圧
縮強度の測定を次の様にして行った。
縮強度の測定を次の様にして行った。
表1に示される組成のエポキシ樹脂、硬化剤、熱可塑性
樹脂(含まれる場合のみ)を、塩化メチレン、クロロホ
ルム、メチルエチルケトン、アセトン、メタノール、エ
タノールか1う選ばれる溶媒(単独あるいは混合)に、
溶解(または、均一分散)させた。溶媒は、それぞれの
組成物か最も溶解しやすいように調整した。
樹脂(含まれる場合のみ)を、塩化メチレン、クロロホ
ルム、メチルエチルケトン、アセトン、メタノール、エ
タノールか1う選ばれる溶媒(単独あるいは混合)に、
溶解(または、均一分散)させた。溶媒は、それぞれの
組成物か最も溶解しやすいように調整した。
炭素繊維クロスとして、トレカクロス#7373(東し
く株)商標)を用いて先に調整した溶液を含浸させた。
く株)商標)を用いて先に調整した溶液を含浸させた。
この時、プリプレグ中の樹脂含量が、41重量%となる
ように行った。その後、乾燥により溶媒を除去してプリ
プレグを得た。このプリプレグを24枚積層して、オー
トクレーブ中で、6 kq / cnfの加圧下で、1
80°C×2時間の加熱を行い、約5mmの厚さを有す
る硬化板を1!?だ。
ように行った。その後、乾燥により溶媒を除去してプリ
プレグを得た。このプリプレグを24枚積層して、オー
トクレーブ中で、6 kq / cnfの加圧下で、1
80°C×2時間の加熱を行い、約5mmの厚さを有す
る硬化板を1!?だ。
この硬化板を15cmx 10cmに切出し落鍾試験に
より中央に所定の衝撃エネルギーをつえた。その後、A
STM−695に準じて圧縮試験を行い、衝撃後の圧縮
強度とした。この結果を表3に示す。
より中央に所定の衝撃エネルギーをつえた。その後、A
STM−695に準じて圧縮試験を行い、衝撃後の圧縮
強度とした。この結果を表3に示す。
表2に示されるように、実施例2−8は、テ1〜ラグリ
シジルジアミノジフェニルメタンと/1.4’−ジアミ
ノジフェニルスルホンからなる比較例1に対して伸度か
大であり吸水率も低い利点を右する。
シジルジアミノジフェニルメタンと/1.4’−ジアミ
ノジフェニルスルホンからなる比較例1に対して伸度か
大であり吸水率も低い利点を右する。
半面、弾性率は、低下した。比較例2には、ジグリシジ
ルビスフェノールAと4,4゛−ジアミノジフェニルス
ルホンからなる系を示すが、この系では、伸度が大きい
半面弾性率とガラス転移温度が特に低いことがわかる。
ルビスフェノールAと4,4゛−ジアミノジフェニルス
ルホンからなる系を示すが、この系では、伸度が大きい
半面弾性率とガラス転移温度が特に低いことがわかる。
したがって、本発明における新規のエポキシ樹脂の利点
はこれらの物性のバランスが優れている点として認めら
れる。
はこれらの物性のバランスが優れている点として認めら
れる。
表3に示されるように、実施例3と比較例3では、衝撃
後の圧縮強度において明確な差が認められた。樹脂硬化
物における伸度の向上が、コンポジッ1〜の耐衝撃物性
の差として明確に発現したと考えられる。
後の圧縮強度において明確な差が認められた。樹脂硬化
物における伸度の向上が、コンポジッ1〜の耐衝撃物性
の差として明確に発現したと考えられる。
このように本発明による効果は明白である。
符開昭62−146917(7)
特開日aG2−146917 (8)手続補正書
61.:T、2−
昭和 年 月 日
Claims (4)
- (1)下記A、Bを必須成分とするプリプレグ用エポキ
シ樹脂組成物。 A、構造式〔1〕のエポキシ樹脂 ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造式〔1〕 ただしRは、−C(CH_3)_2、−SO_2−、−
CO−、−CH_2−、−O−、−S− Yは、−O−、−S− Xは、−CH_3−、−Br nは、0、1、2のいずれかを表わす。 B、次の一群から選ばれる硬化剤 B_1:ジシアンジアミド B_2:ジアミノジフェニルスルホン B_3:構造式〔2〕の化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造式〔2〕 ただしRは、次の構造より、選ばれる。 −(CH_2)−_n nは3から6の整数−CH_2
−C(CH_3)_2−CH_2−▲数式、化学式、表
等があります▼ - (2)該エポキシ樹脂組成物が熱可塑性樹脂を含有して
いることを特徴とするプリプレグ用エポキシ樹脂組成物
。 - (3)下記A、Bを必須成分として、炭素繊維、アラミ
ド繊維、炭化ケイ素繊維、アルミナ繊維、ボロン繊維、
タングステンカーバイド繊維、の中から選ばれる強化繊
維から主としてなるプリプレグ A、構造式〔1〕のエポキシ樹脂 ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造式〔1〕 ただしRは、−C(CH_3)_2、−SO_2−、−
CO−、−CH_2−、−O−、−S− Yは、−O−、−S− Xは、−CH_3−、−Br nは、0、1、2のいずれかを表わす。 B、次の一群から選ばれる硬化剤 B_1:ジシアンジアミド B_2:ジアミノジフェニルスルホン B_3:構造式〔2〕の化合物 ▲数式、化学式、表等があります▼ 構造式〔2〕 ただしRは、次の構造より、選ばれる。 −(CH_2)−_n nは3から6の整数−CH_2
−C(CH_3)_2−CH_2−▲数式、化学式、表
等があります▼ - (4)該エポキシ樹脂組成物が熱可塑性樹脂を含有して
いることを特徴とするプリプレグ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28640285A JPS62146917A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | プリプレグ用エポキシ樹脂組成物およびプリプレグ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28640285A JPS62146917A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | プリプレグ用エポキシ樹脂組成物およびプリプレグ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62146917A true JPS62146917A (ja) | 1987-06-30 |
Family
ID=17703937
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28640285A Pending JPS62146917A (ja) | 1985-12-19 | 1985-12-19 | プリプレグ用エポキシ樹脂組成物およびプリプレグ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62146917A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4916202A (en) * | 1987-09-17 | 1990-04-10 | University Of Dayton | Epoxy resin |
JP2014055211A (ja) * | 2012-09-11 | 2014-03-27 | Denso Corp | エポキシ樹脂及びその製造方法ならびに硬化性エポキシ樹脂組成物 |
-
1985
- 1985-12-19 JP JP28640285A patent/JPS62146917A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4916202A (en) * | 1987-09-17 | 1990-04-10 | University Of Dayton | Epoxy resin |
JP2014055211A (ja) * | 2012-09-11 | 2014-03-27 | Denso Corp | エポキシ樹脂及びその製造方法ならびに硬化性エポキシ樹脂組成物 |
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