JPS62142887A - 回転圧縮機 - Google Patents
回転圧縮機Info
- Publication number
- JPS62142887A JPS62142887A JP28344685A JP28344685A JPS62142887A JP S62142887 A JPS62142887 A JP S62142887A JP 28344685 A JP28344685 A JP 28344685A JP 28344685 A JP28344685 A JP 28344685A JP S62142887 A JPS62142887 A JP S62142887A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- discharge
- suction
- operating chamber
- working chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Rotary Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は自動車冷房装置等に供される回転圧縮機に関す
るものである。
るものである。
従来の技術
自動車の冷房装置は現在高い装着率となり、必要不可欠
の自動車補益である。近年では、自動車のFF化等でよ
り小型・静粛な圧縮機が必要となり、除々に前述の点で
有利な回転圧縮機に転換されつつある。
の自動車補益である。近年では、自動車のFF化等でよ
り小型・静粛な圧縮機が必要となり、除々に前述の点で
有利な回転圧縮機に転換されつつある。
第6図は従来の回転圧縮機の一例を示す圧縮部の断面図
である。同図において、1はシリンダで吸入孔2.吐出
孔3が配置されている。4はロータで、シリンダ1と近
接部6を有し配設されている。前記ロータ4には複数の
放射状スリット6があり、その中をベーン7が滑動する
構成となっている。
である。同図において、1はシリンダで吸入孔2.吐出
孔3が配置されている。4はロータで、シリンダ1と近
接部6を有し配設されている。前記ロータ4には複数の
放射状スリット6があり、その中をベーン7が滑動する
構成となっている。
ところで、回転圧縮機は高圧縮比条件での運転となる高
速回転域で吐出温度が高くなり、冷房装置のゴム配管や
冷凍機油等の劣下や、圧縮機自身の焼付の発生等の弊害
を起こす問題があった。近年ではこの問題に対し第5図
に示すように温度保護装置8の設置や、低膨張材料の開
発により、徐々に解消されつつある。しかしながら、温
度保護装置8の作動による圧縮機の運転停止は冷房性に
おいて160に、/h走行以上という超高速回転時には
問題を残し、やむなく多量のオイル充填による冷却手段
が施こされているものもある。
速回転域で吐出温度が高くなり、冷房装置のゴム配管や
冷凍機油等の劣下や、圧縮機自身の焼付の発生等の弊害
を起こす問題があった。近年ではこの問題に対し第5図
に示すように温度保護装置8の設置や、低膨張材料の開
発により、徐々に解消されつつある。しかしながら、温
度保護装置8の作動による圧縮機の運転停止は冷房性に
おいて160に、/h走行以上という超高速回転時には
問題を残し、やむなく多量のオイル充填による冷却手段
が施こされているものもある。
発明が解決しようとする問題点
さて、前述したように、圧縮機がレシプロ式から回転式
に転換されつつある中で、回転圧縮機における課題の一
つは、高回転域において、レシプロ式に比べ、所要動力
が大きいことと、圧縮機の吐出温度が高いことであり、
前者は、前述したオイルの多用にも起因しており、オイ
ル量に頼らない吐出温度の低減手段が望まれている。
に転換されつつある中で、回転圧縮機における課題の一
つは、高回転域において、レシプロ式に比べ、所要動力
が大きいことと、圧縮機の吐出温度が高いことであり、
前者は、前述したオイルの多用にも起因しており、オイ
ル量に頼らない吐出温度の低減手段が望まれている。
問題点を解決するだめの手段
前述した問題点の原因は種々存在するが、主因の一つは
、回転圧縮機は体積効率が高いことである。即ち、圧縮
機の吸入能力が高回転域でも高すぎるため、蒸発器、凝
縮機、膨張弁等と共に構成される冷凍サイクルの釣合い
の点から、吸入圧力が低下する度合がレシプロ式よりも
高い。この結果、回転圧縮機は高い圧縮比条件で運転さ
れるこTa=Ts・εY Ta:吐出温度、Ts:吸入温度、ε:圧縮比。
、回転圧縮機は体積効率が高いことである。即ち、圧縮
機の吸入能力が高回転域でも高すぎるため、蒸発器、凝
縮機、膨張弁等と共に構成される冷凍サイクルの釣合い
の点から、吸入圧力が低下する度合がレシプロ式よりも
高い。この結果、回転圧縮機は高い圧縮比条件で運転さ
れるこTa=Ts・εY Ta:吐出温度、Ts:吸入温度、ε:圧縮比。
n:ポリトロープ指数
の関係から、吐出温度(Ta )は高くなる。
また、所要動力の点では、その原因の一つに、第3図に
示す指圧線図の中で、吐出孔及びその近傍の空間に残留
した高圧ガスが、回転圧縮機では圧縮側へ逆流、再膨張
する現象がある(第3図にAで示す。)。この現象の圧
縮機における損失の量は、高圧縮比運転時はど大きく、
高回転域における動力が大きな原因となっている。
示す指圧線図の中で、吐出孔及びその近傍の空間に残留
した高圧ガスが、回転圧縮機では圧縮側へ逆流、再膨張
する現象がある(第3図にAで示す。)。この現象の圧
縮機における損失の量は、高圧縮比運転時はど大きく、
高回転域における動力が大きな原因となっている。
この両者の課題に対し、本発明は、回転圧縮機のロータ
に、吐出終了直前位置にある作動室に残留する高圧気体
を、前記作動室に対し吸入側に先行している作動室に流
出させる連通路を設け、前述した、残留高圧ガスが圧縮
側へ逆流、再膨張する前に、前記連通路から吸入側の作
動室へ流出させ、所要動力のアップを防止すると共に、
吸入側の作動室で再膨張させ、膨張仕事によるエネルギ
ーの回収と、体積効率(吸入能力)の抑制作用を同時に
図らんとするものである。
に、吐出終了直前位置にある作動室に残留する高圧気体
を、前記作動室に対し吸入側に先行している作動室に流
出させる連通路を設け、前述した、残留高圧ガスが圧縮
側へ逆流、再膨張する前に、前記連通路から吸入側の作
動室へ流出させ、所要動力のアップを防止すると共に、
吸入側の作動室で再膨張させ、膨張仕事によるエネルギ
ーの回収と、体積効率(吸入能力)の抑制作用を同時に
図らんとするものである。
作 用
本発明の構成により、圧縮機が高回転数で運転されても
、高圧縮比条件が高圧縮留ガスの吸入側の作動室での再
膨張による体積効率の自己抑制作用により緩和されるた
め、吐出温度は従来に比べ減少する。
、高圧縮比条件が高圧縮留ガスの吸入側の作動室での再
膨張による体積効率の自己抑制作用により緩和されるた
め、吐出温度は従来に比べ減少する。
さらには、吐出孔等の容積の高圧残留ガスが圧縮側の作
動室へ逆流し、所要動力が増加する現象が防止される。
動室へ逆流し、所要動力が増加する現象が防止される。
また、吸入側の作動室で膨張し、ベーンに対し仕事をす
るため、この効果でも所要動力が減少し、二重に動力減
が図れる。
るため、この効果でも所要動力が減少し、二重に動力減
が図れる。
実施例
第1図は本発明の回転圧縮機の一実施例を示す横断面図
である。同図において、1はシリンダで、吸入孔2.吐
出孔3が配置されている。4はロータで、シリンダ1と
近接部5を有し設置されている。前記ロータ4には、複
数の放射状スリット6があり、その中をベーン7が滑動
する。前記ロータ4の内部には連通路2oが設けられて
いる。
である。同図において、1はシリンダで、吸入孔2.吐
出孔3が配置されている。4はロータで、シリンダ1と
近接部5を有し設置されている。前記ロータ4には、複
数の放射状スリット6があり、その中をベーン7が滑動
する。前記ロータ4の内部には連通路2oが設けられて
いる。
次に、動作について説明する。
ロータ4の回転と共に、作動室21の空間は減少し、吐
出弁22の上部の圧力(吐出圧)よりも高くなると、吐
出弁22は開き、高圧ガスの吐出が始まる。そして、更
にロータ4が回転し、べ−77が、吐出孔3の切欠き部
23の直前に来ると、前述した連通路20はこの作動室
21(Pで示す)これに対し吸入側に先行していを作動
室21(Qで示す)を連通ずる。すると、吐出孔3およ
び切欠き部23及びその周辺の容量の高圧ガスはPの作
動室21よシQの作動室21に流入し、そこでロータ4
の回転と共にゆるやかに膨張する。Qの作動室21は、
Rで示すベーン7が吸入孔2に達するまで閉ざされた空
間となっているため、流入した高圧ガスは膨張仕事をし
、Rのへ一ン了を背後から押すから、所要動力は減少す
る。一方、Qの作動室21に入ったガス分だけ、吸入孔
2がらは新たな吸入ガスが流入しないため、吸入容量が
減少し、冷凍サイクル上、吸入圧力の低下が緩和される
。
出弁22の上部の圧力(吐出圧)よりも高くなると、吐
出弁22は開き、高圧ガスの吐出が始まる。そして、更
にロータ4が回転し、べ−77が、吐出孔3の切欠き部
23の直前に来ると、前述した連通路20はこの作動室
21(Pで示す)これに対し吸入側に先行していを作動
室21(Qで示す)を連通ずる。すると、吐出孔3およ
び切欠き部23及びその周辺の容量の高圧ガスはPの作
動室21よシQの作動室21に流入し、そこでロータ4
の回転と共にゆるやかに膨張する。Qの作動室21は、
Rで示すベーン7が吸入孔2に達するまで閉ざされた空
間となっているため、流入した高圧ガスは膨張仕事をし
、Rのへ一ン了を背後から押すから、所要動力は減少す
る。一方、Qの作動室21に入ったガス分だけ、吸入孔
2がらは新たな吸入ガスが流入しないため、吸入容量が
減少し、冷凍サイクル上、吸入圧力の低下が緩和される
。
第2図は本発明における第2の実施例である。
第1の実施例におけるロータ4に設けられた連通路2o
の中には、バネ26で付勢された逆止弁26が装備され
ている。
の中には、バネ26で付勢された逆止弁26が装備され
ている。
この逆上弁25は、Pで示す作動室21の圧力と逆止弁
25に作用する遠心力の分力の和が、Qで示す作動室2
1の圧力とバネ26のバネカ以上になった時、開く。こ
の構成は、第1の実施例において、低速の低圧縮比条件
でも体積効率が若干減少することを防止したものである
。さらにQの作動室21には吸入弁27が配置された第
2吸入孔28が連通しており、低圧縮比条件で、連通路
2oが開かない場合に、吸入ガスを流入させるが、逆に
連通路2oが開いた場合には吸入弁27は閉じ損失の少
ない再膨張仕事ができる構成となっている。
25に作用する遠心力の分力の和が、Qで示す作動室2
1の圧力とバネ26のバネカ以上になった時、開く。こ
の構成は、第1の実施例において、低速の低圧縮比条件
でも体積効率が若干減少することを防止したものである
。さらにQの作動室21には吸入弁27が配置された第
2吸入孔28が連通しており、低圧縮比条件で、連通路
2oが開かない場合に、吸入ガスを流入させるが、逆に
連通路2oが開いた場合には吸入弁27は閉じ損失の少
ない再膨張仕事ができる構成となっている。
発明の効果
以上述べてきたように、本発明によれば第3図に示すご
とく、圧縮機の指圧線図(pv線図)は従来の圧縮機の
場合に見られる吐出孔などに残留した高圧気体の圧縮側
での再膨張による圧力上昇(図中A)はなくなり、更に
は同図の吸入側での再膨張仕事による動力の還元効果が
得られる(図中B)。この程度は高圧縮比での運転時な
ど大きくなるため、圧縮機が高速運転される場合、特に
有効となる。
とく、圧縮機の指圧線図(pv線図)は従来の圧縮機の
場合に見られる吐出孔などに残留した高圧気体の圧縮側
での再膨張による圧力上昇(図中A)はなくなり、更に
は同図の吸入側での再膨張仕事による動力の還元効果が
得られる(図中B)。この程度は高圧縮比での運転時な
ど大きくなるため、圧縮機が高速運転される場合、特に
有効となる。
この結果、冷凍サイクル全体では第4図のように従来に
比べ、高回転域での吐出温度と所要動力は低減され、温
度保護装置の作動のない快適な冷房性能が得られると共
に、エンジンの負担の少ない回転圧縮機となる。
比べ、高回転域での吐出温度と所要動力は低減され、温
度保護装置の作動のない快適な冷房性能が得られると共
に、エンジンの負担の少ない回転圧縮機となる。
第1図は本発明の一実施例における回転圧縮機を示す断
面図、第2図は本発明の他の実施例の回転圧縮機を示す
部分断面図、第3図は本発明と従来例とを比較して示す
圧縮機の指圧線図、第4図は冷凍サイクル全体の状態を
本発明と従来例とを比較して示す特性図、第5図は従来
の回転圧縮機を示す断面図である。 1・・・・・・シリンダ、2・・・・・・吸入孔、3・
・・・・・吐出孔。 4・・・・・・ロータ、20・・・・・・連通路、21
・・・・・・作動室、25・・・・・・逆止弁。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名f″
′″−シツンダ 2−−n及へ几 20−42魚聾、 2f−°−件多1t 第2図 第5図 区 田R
面図、第2図は本発明の他の実施例の回転圧縮機を示す
部分断面図、第3図は本発明と従来例とを比較して示す
圧縮機の指圧線図、第4図は冷凍サイクル全体の状態を
本発明と従来例とを比較して示す特性図、第5図は従来
の回転圧縮機を示す断面図である。 1・・・・・・シリンダ、2・・・・・・吸入孔、3・
・・・・・吐出孔。 4・・・・・・ロータ、20・・・・・・連通路、21
・・・・・・作動室、25・・・・・・逆止弁。 代理人の氏名 弁理士 中 尾 敏 男 ほか1名f″
′″−シツンダ 2−−n及へ几 20−42魚聾、 2f−°−件多1t 第2図 第5図 区 田R
Claims (2)
- (1) ロータとシリンダとの間に複数の作動室が形成
され、ロータの回転により、吸入,圧縮,吐出作用を行
う容積型の回転圧縮機において、吐出終了直前位置にあ
る作動室に残留する高圧気体を、前記作動室に対し吸入
側に先行している作動室に流出させる連通路を前記ロー
タに設けたことを特徴とする回転圧縮機。 - (2) 連通路にはロータの回転遠心力と、吸入,吐出
圧力の差で開度が変化する逆止弁が設置されている特許
請求の範囲第1項記載の回転圧縮機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28344685A JPS62142887A (ja) | 1985-12-17 | 1985-12-17 | 回転圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28344685A JPS62142887A (ja) | 1985-12-17 | 1985-12-17 | 回転圧縮機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62142887A true JPS62142887A (ja) | 1987-06-26 |
Family
ID=17665648
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28344685A Pending JPS62142887A (ja) | 1985-12-17 | 1985-12-17 | 回転圧縮機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62142887A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009191796A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Michio Kanamori | ベーン式コンプレッサ |
-
1985
- 1985-12-17 JP JP28344685A patent/JPS62142887A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009191796A (ja) * | 2008-02-15 | 2009-08-27 | Michio Kanamori | ベーン式コンプレッサ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0249994A (ja) | 回転式圧縮機 | |
EP0401968B1 (en) | A rotary compressor | |
JP2912812B2 (ja) | 多段回転圧縮機 | |
MXPA96005345A (es) | Entrada de portillo de valvula compresora giratoria mejorada. | |
JPH10141270A (ja) | 2段気体圧縮機 | |
JP3170882B2 (ja) | シングルスクリュー圧縮機 | |
JPH0581759B2 (ja) | ||
JPH09217691A (ja) | スクロール気体圧縮機 | |
JPH09105386A (ja) | 圧縮機およびインジェクションサイクル | |
US4498853A (en) | Vane-type compressor | |
JPS62142887A (ja) | 回転圧縮機 | |
JPH10159768A (ja) | 冷媒圧縮機の吸入弁装置 | |
US4636148A (en) | Vane type compressor with volume control | |
JP2001165081A (ja) | 圧縮機およびその圧縮機を有する冷凍サイクルを備えた冷凍または冷却装置 | |
KR100310529B1 (ko) | 압축기의 보호장치 | |
JPS6157478B2 (ja) | ||
JPH0433996B2 (ja) | ||
JPS6330516B2 (ja) | ||
JP2000009065A (ja) | スクロール型圧縮機 | |
JPH01170780A (ja) | スクロール気体圧縮機 | |
JPH0441273Y2 (ja) | ||
KR920007304Y1 (ko) | 스크류 압축기용 리프트 밸브 | |
JPS62111188A (ja) | 可変容量型回転圧縮機 | |
JPS6245109Y2 (ja) | ||
JPH04237890A (ja) | 可変容量型圧縮機 |