JPS62141151A - ナイロン6織物の製造方法 - Google Patents

ナイロン6織物の製造方法

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JPS62141151A
JPS62141151A JP60281769A JP28176985A JPS62141151A JP S62141151 A JPS62141151 A JP S62141151A JP 60281769 A JP60281769 A JP 60281769A JP 28176985 A JP28176985 A JP 28176985A JP S62141151 A JPS62141151 A JP S62141151A
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JP
Japan
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warp
nylon
fabric
weaving
weft
Prior art date
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Pending
Application number
JP60281769A
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English (en)
Inventor
釜本 健太郎
正樹 有川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 本発明は、高速紡糸の一工程方式で得られたナイロン6
からなるフィラメント糸を用い、空気噴射式織機(以下
、rAJLJという)を使用して。
イラツキやジャミツキ等の欠点のない均質な良品位の織
物を製織する製造方法に関するものである。
(ロ)従来の技術 近年の製織加工技術においては、高速紡糸Φ−一工程方
式得られたナイロン6フィラメント糸を経緯糸またはそ
の何れか一方に用いて製織する試みがなされており、そ
の際使用される織機には。
その品質や生産性等のコスト面から勘案して、当然のこ
とながら、その大半が水噴射式織機(以下。
rWJLJという)が用いられており、従って。
その製織技術の開発確立もWJLが中心となっている。
(ハ)発明が解決しようとする問題点 しかしながら、織成糸として高速紡糸の一工程方式で得
られたナイロン6フィラメント糸を使用してWJLで製
織することについては1次のような問題点がある。すな
わち、wJL’!Amにおいては、その緯糸の搬送に水
を使用するが、その水の介在により一工程方式で得られ
たナイロン6フィラメント糸の特性が大きく変化して、
織成糸であるナイロン6フィラメント糸の伸び現象が顕
著になるために、経糸として使用した場合には製織時の
経糸伸長が著しくなり、また、その伸びのイレギユラリ
ティーが従来の二工程方式で得られた糸条と比較して大
きくなり、その結果、織物品位面では経筋状欠点を生じ
、また、織物性量面ではその長さ方向での変動が大きく
なることである。このことは、水湿潤の定荷重下での伸
縮挙動を一工程方式と二工程方式で得られたナイロン6
の70デニール/12フイラメントの糸条について調べ
たところ、一工程方式のものの方が二工程方式のものよ
りも3〜4倍も伸長することが確認され。
また、除重後の回復率においても、その回復時間は二工
程方式のものに較べて一工程方式のものの方が6〜7倍
も必要であったということからも首肯し得るものである
。また、一工程方式で得られたナイロン6フィラメント
糸は、水の介在によりその摩擦係数を増大するようにな
る。従って、該糸条を経緯糸に使用した場合に、水の介
在によって経緯糸間の摩擦力が大となるもので、そのた
め。
元来高いその伸度との相互作用によって、開口時や筬打
ち時等の組織形成時に経緯双方のフィラメント糸の配列
に乱れを生じ易くなり、その結果。
経糸方向においては1部分的な光沢斑である。いわゆる
イラツキ状欠点となって看取されるし、また、緯方向に
おいては、同様の現象である。いわゆるジャミツキ状欠
点となって織物品位を著しく悪化させる。これらのこと
から、高速紡糸の一工程方式で得られたナイロン6フィ
ラメント糸を使用する織物の実用的な工業生産化は困難
であるとの結論にまで至りかけていた。
本発明は、上記の問題点を解決する。高速紡糸の一工程
方式で得られたナイロン6フィラメント糸を使用して、
イラツキやジャミツキのない良好な品位の織物製織を行
う織物製造方法の提供を目的とするものである。
(ニ)問題点を解決するための手段 すなわち本発明は、  3500 m/min以上の速
度で引き取られた。複屈折率が0.035〜0.045
で。
切断伸度が50〜65%である実質的に無撚かつ無糊の
ナイロン6フィラメント糸の乾静摩擦係数を0.70以
下とし、これを経糸または経緯糸に使用して、AJLに
よって製織することを特徴とするナイロン6織物の製造
方法である。
以下に9本発明に係るナイロン6織物の製造方法(以下
、「本発明製造方法」という)について詳細に説明する
すなわち本発明製造方法は、  3500 m/win
以上の速度で引き取られた。複屈折率が0.035〜0
.045であって、その切断伸度が50〜65%である
無撚かまたはほとんど無撚に近い、いわゆる実質的に無
撚でかつ無糊の、高速紡糸の一工程方式で得られたナイ
ロン6フィラメント糸を経糸として使用し、または経緯
糸として使用して製織する場合に、その経糸または経緯
糸間の乾静摩擦係数を0.70以下とし、かつ、水を用
いないAJLを使用して製織する織物の製造方法である
以上の本発明製造方法において、乾静摩擦係数を0.7
0以下に限定したのは、もし0.70を超えると、たと
え他の条件を充足していても、経筋状のイラツキ欠点や
緯方向のジャミッキ欠点を織物に生じてその品位を悪化
させ2均質な織物を得られなくするからである。また、
その製織機としてAJLを使用するようにしているのは
、その緯入れに水を使用しないからであって、水を使用
しないことにより、経糸または経緯糸間の摩擦力の軽減
を計ることができるからである。なお、水を使用しない
織機としては、他にシャツトル織機とかレピア織機など
があるが、シャツトル織機の場合には、その緯入れの際
に飛走するシャツトルと実質的に無撚・無糊の経糸とが
接触して毛羽を誘発することになるので、その使用を避
けているものであり、また、レピア織機の場合にも、シ
ャツトル織機の場合と同様に、レピアが経糸に障害を及
ぼすので、やはりその使用を避けているものである。
なお、使用する実質的に無撚・無糊のナイロン6フィラ
メント糸として、引き取り速度が3500m/min以
上であって、その複屈折率が0.035〜0.045.
その切断伸度が50〜65%のものを用いるのは、これ
らの条件を充足するものでなければ、たとえその乾静摩
擦係数を0.70以下にし。
かつ、AJLを使用して製織しても、良好な品位の織物
を得ることができないことを実験的に確認しているから
である。
なお、前記の乾静摩擦係数とは、第1図にその簡略斜視
図を示すレーダ一式摩擦試験機を用いて。
フィラメント用測定方法により測定して算出された数値
である。すなわち、その測定方法は、該試験機の試料取
り付は装置である左右の円板1.1′に設けられた各3
0ケのピン2.2′に経糸3を左右交互に弛みのない程
度に均一に掛け1次に、m糸4を経糸3とほぼ直角にな
るようになるべくその中央に掛けるようにする。さらに
、緯糸4の両端には同一の任意の重さの荷重W、Wを取
り付け。
一方の荷重はトーションバランス5のフック6と接続す
る。そして、トーションバランス5により荷重を加えて
いき、緯糸4の両端のバランスが失われた時の荷重値m
を読み取る。そして9次式により乾静摩擦係数(μ5−
DRY)を算出する。
なお、乾静摩擦係数値の調整は、紡糸時の油剤組成や濃
度等の変更により行うが、該油剤組成の主成分は、パラ
フィンワックス、酸価10以上のポリエチレンおよび2
価金属イオン活性剤からなるものである。
(ホ)作用 本発明製造方法においては、  3500 m/min
以上の高速紡糸の一工程方式で得られた。実質的に無撚
でかつ無糊の、複屈折率が0.035〜0.045で。
切断伸度が50〜65%のナイロン6フィラメント糸を
経糸または経緯糸に用い、AJLを使用して製織するも
のであるが、その製織の際に、経糸または経緯糸間の乾
静摩擦係数を0.70以下にすることにより、該経糸ま
たは経緯糸間の摩擦力の低下を計り、さらに緯入れに水
を用いず、そして経糸に毛羽を誘発しないAJLを使用
することにより、糸条の水湿潤を避けて、より一層の摩
擦力の低下とその伸度の減少を計って、それらの複合作
用により開口や筬打ち時等の組織形成時における無撚で
無糊のナイロン6フィラメント糸の配列の乱れをよく防
ぎ得て、良好な品位の織物の製造を可能とするものであ
る。
(へ)実施例 本発明製造方法の構成をより一層明確にするため、以下
に本発明製造方法の実施例とその比較例とを掲げ、これ
を説明する。
実施例、比較例ともに、紡糸速度4500m/minの
引き取り速度で得られた。複屈折率(LO40で、切断
伸度55%のナイロン6の70デニール12フイラメン
トの糸を経糸とし、同一方法で得られたナイロン6の7
0デニール24フイラメントの糸を緯糸として次の条件
で織成した。
経糸筬密度;72羽/鯨寸 経糸総本数;5200本 経糸密度 ;105本/吋 緯糸密度 ; 80本/吋 使用織機 ;実施例・−AJL津田駒ZA−100型比
較例・・−1産WJL  LW−41型vli機回転数
;実施例、比較例とも500回/分その織成結果を次表
に示す。ただし、同表の織上生機品位の判定欄の符号の
意味は次のごとくである。
◎;欠点のまったく認められないもの。
○;わずかに欠点はあるが1合格範囲内にあるもの。
△;欠点が認められ、不合格のもの。
×:著しく欠点か認められ、不合格のもの。
1王3−訂蛇示zUυ乃7jtMA rに石げるもの。
前表に示すごとく、テスト魚1〜11h4の乾静摩擦係
数が0.70以下の本発明製造方法に関するものについ
ては、経糸または経緯糸使用の何れの場合においても9
本発明製造方法の目的とする経糸のイラツキ欠点と緯糸
のジャミツキ欠点の何れをも解消することができて、良
好な品位の織物を得ることができた。しかしながら、 
11h5.11h6の乾静摩擦係数が0.70を超える
比較例の場合においては、経方向緯方向にイラツキ欠点
やジャミツキ欠点が発生して、織物の品位が劣ることに
なる。
また、テスト魚?、N11Bは、 tlml、隘2の場
合と同一の油剤A、Bを同一量使用した。まったく隘1
.11h2と同一の糸条を用いてWJLで製織した場合
のものであるが、その結果は、経、緯方向にイラツキ欠
点やジャミツキ欠点を極めて顕著に発生させて、織物の
品位を著しく低下させることになった。
(ト)発明の効果 本発明製造方法は2以上のごとき構成を有するので、高
速紡糸の一工程方式で得られた。実質的に無撚かつ無糊
のナイロン6フィラメント糸を経糸または経緯糸に用い
て、従来の製織技術では到底実現し得なかった良好な品
位の織物のAJLによる安定した高速製織による製造を
達成することができたものであって1本発明製造方法は
織物生産のコスト低下と品位の向上とに寄与するところ
誠に大なる有用性の高い発明である。
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明にて用いる摩擦試験機の簡略斜視図で
ある。 1.1′・・円 板 2.2′・・ピ ン 3・・・経糸 4・・・緯糸 5・・・トーションバランス 6・・・フック

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 3500m/min以上の速度で引き取られた複屈折率
    が0.035〜0.045で、切断伸度が50〜65%
    である実質的に無撚かつ無糊のナイロン6フィラメント
    糸の乾静摩擦係数を0.70以下とし、これを経糸また
    は経緯糸に使用して、空気噴射式織機によって製織する
    ことを特徴とするナイロン6織物の製造方法。
JP60281769A 1985-12-13 1985-12-13 ナイロン6織物の製造方法 Pending JPS62141151A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS646143A (en) * 1987-06-26 1989-01-10 Unitika Ltd Manufacture of nylon 6 textile
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