JPS62138512A - メタクリル系重合体、その製造法および光学素子 - Google Patents
メタクリル系重合体、その製造法および光学素子Info
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- JPS62138512A JPS62138512A JP60278464A JP27846485A JPS62138512A JP S62138512 A JPS62138512 A JP S62138512A JP 60278464 A JP60278464 A JP 60278464A JP 27846485 A JP27846485 A JP 27846485A JP S62138512 A JPS62138512 A JP S62138512A
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- polymer
- polymerization
- methacrylate
- cyclohexylethyl
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- B41—PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
- B41M—PRINTING, DUPLICATING, MARKING, OR COPYING PROCESSES; COLOUR PRINTING
- B41M5/00—Duplicating or marking methods; Sheet materials for use therein
- B41M5/26—Thermography ; Marking by high energetic means, e.g. laser otherwise than by burning, and characterised by the material used
- B41M5/382—Contact thermal transfer or sublimation processes
- B41M5/392—Additives, other than colour forming substances, dyes or pigments, e.g. sensitisers, transfer promoting agents
- B41M5/395—Macromolecular additives, e.g. binders
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- Physics & Mathematics (AREA)
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- Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
- Optical Record Carriers And Manufacture Thereof (AREA)
- Thermal Transfer Or Thermal Recording In General (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は透明性、低吸湿性、耐熱性に優れた新規なメタ
クリル系重合体、その製造法及び該重合体からなる光学
素子に関する。
クリル系重合体、その製造法及び該重合体からなる光学
素子に関する。
〈従来の技術〉
メタクリル系重合体は、ポリメタクリル酸メチルに代表
されるごとく、メタクリル酸エステルの重合体あるいは
これと他種の単量体との共重合体として良く知られてい
る。
されるごとく、メタクリル酸エステルの重合体あるいは
これと他種の単量体との共重合体として良く知られてい
る。
これらメタクリル系重合体は、優れた光学的性質からレ
ンズ、プリズムなど種々の光学メタクリル系重合体を用
いた光学素子として、近年、光学式ディスク基板がクロ
ーズアップして来た。
ンズ、プリズムなど種々の光学メタクリル系重合体を用
いた光学素子として、近年、光学式ディスク基板がクロ
ーズアップして来た。
ディスク基板としてこれら重合体から成る樹脂材料を用
いることにより、安価に多量の複製基板を成形すること
が可能となるものの、広く知られているようにディスク
基板の成形に−し樹脂の流動及び冷却過程1トおいて分
子配向を生じ、複屈折を生ずる。これは光学式ディスク
基板として致命的欠陥となっている。
いることにより、安価に多量の複製基板を成形すること
が可能となるものの、広く知られているようにディスク
基板の成形に−し樹脂の流動及び冷却過程1トおいて分
子配向を生じ、複屈折を生ずる。これは光学式ディスク
基板として致命的欠陥となっている。
成形時の分子配向は、特に射出成形においては避は難い
ので、光学式ディスク基板成形用に適する光学的異方性
の少ない樹脂材料としては、メタクリル酸メチルを主成
分とする重合体しかないのが現状である。
ので、光学式ディスク基板成形用に適する光学的異方性
の少ない樹脂材料としては、メタクリル酸メチルを主成
分とする重合体しかないのが現状である。
しかしながら、従来知られているメタクリル酸メチルを
主成分とする重合体を基板に用いた場合、吸湿性が大き
いために、寸法安定性が不良であり、多湿環境下にて反
り、ねじれを生ずるという欠点を有している。
主成分とする重合体を基板に用いた場合、吸湿性が大き
いために、寸法安定性が不良であり、多湿環境下にて反
り、ねじれを生ずるという欠点を有している。
また、メタクリル酸メチルを主体とした重合体の欠点で
ある寸法安定性を改良するため、例えば特開昭57−8
8446号公報、特開昭57−162135号公報、特
開昭58−88848号公報ではメタクリル酸メチルと
芳香族ビニル単量体との共重合体が提案されている。し
かし、芳香環を有するビニル単量体との共重合体は複屈
折を生じやすく、実用に供し得ないのが実状である。
ある寸法安定性を改良するため、例えば特開昭57−8
8446号公報、特開昭57−162135号公報、特
開昭58−88848号公報ではメタクリル酸メチルと
芳香族ビニル単量体との共重合体が提案されている。し
かし、芳香環を有するビニル単量体との共重合体は複屈
折を生じやすく、実用に供し得ないのが実状である。
更に特開昭58−5818号公報、特開昭58−127
754号公報にては複屈折を高くすることなく、吸湿性
を低減するため、メタクリル酸シクロヘキシル系の重合
体が提案されているが、これらは透明性にもすぐれてい
るものの、本質的に脆くて割れ易く、材料強度の低下を
伴うという問題がある。
754号公報にては複屈折を高くすることなく、吸湿性
を低減するため、メタクリル酸シクロヘキシル系の重合
体が提案されているが、これらは透明性にもすぐれてい
るものの、本質的に脆くて割れ易く、材料強度の低下を
伴うという問題がある。
〈発明がが決しようとする問題点〉
本発明が解決しようとする問題点、即ち本発明の目的は
、かかる事情に鑑み、射出成形、圧縮成形等によっても
複屈折が低く、かつ寸法安定性に優れたメタクリル系重
合体、その製造法及び該Mき体からなる光学素子を提供
することにある。
、かかる事情に鑑み、射出成形、圧縮成形等によっても
複屈折が低く、かつ寸法安定性に優れたメタクリル系重
合体、その製造法及び該Mき体からなる光学素子を提供
することにある。
く問題点を解決するための手段〉
本発明はメタクリル酸1−シクロヘキシルエチル単位、
又はメタクリル酸1−シクロヘキシルエチル単位とこれ
と共重合可能な他のエチレン性不飽和単量体単位とから
なる繰返し単位を有し、クロロホルム1%溶液として2
5℃で測定した還元粘度が0.3〜1.6であるメタク
リル系重合体、その製造法及び該重合体からなる光学素
子に関する。
又はメタクリル酸1−シクロヘキシルエチル単位とこれ
と共重合可能な他のエチレン性不飽和単量体単位とから
なる繰返し単位を有し、クロロホルム1%溶液として2
5℃で測定した還元粘度が0.3〜1.6であるメタク
リル系重合体、その製造法及び該重合体からなる光学素
子に関する。
本発明においてメタクリル酸1−シクロヘキシルエチル
単位の割合は100〜10重量%、他のエチレン性不飽
和単量体単位の割合は0〜90重量%とするのが好まし
い。
単位の割合は100〜10重量%、他のエチレン性不飽
和単量体単位の割合は0〜90重量%とするのが好まし
い。
メタクリル!!21−シクロヘキシルエチル単位の割合
が少なすぎると本発明の効果を十分達成しうる重合体が
得難く好ましくない。
が少なすぎると本発明の効果を十分達成しうる重合体が
得難く好ましくない。
メタクリル酸1−シクロヘキシルエチルと共重合可能な
エチレン性不飽和単量体としては、不飽和脂肪酸エステ
ル、芳香族ビニル、不飽和ニトリル、N−置換マレイミ
ド、不飽和環状酸無水物などがある。不飽和脂肪酸エス
テルとしてはアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アク
リル酸シクロヘキシルなどのアクリル酸アルキルエステ
ル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘ
キシル、メタクリル酸シクロヘキシルなどのメタクリル
酸アルキルエステル、メタクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸ベンジルなどのメタクリル酸芳香族エステルが挙げ
られる。また芳香族ビニルとしては、スチレン、α−メ
チルスチレンなどのα−置換スチレン;m−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、0−クロルスチレン、p−
クロルスチレン、p−ブロモスチレンなどの核置換スチ
レンなどが挙げられる。不飽和ニトリルとしてはアクリ
ロニトリル、メタシクロニトリル等が挙げられ、N−置
換マレイミドとしてはN−メチルマレイミド、N−エチ
ルマレイミド、N−イソプロピルマレイミド、N−ブチ
ルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−シクロへ
キシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−(0
−クロロフェニル)マレイミドなどが挙げられ;不飽和
環状酸無水物の例としては無水マレイン酸、無水シトラ
コン酸などが挙げられる。これらの単量体は各々単独も
しくは混合して使用することができ、共重合体の透明性
を阻害しない範囲で組合せ及び使用割合が調節される。
エチレン性不飽和単量体としては、不飽和脂肪酸エステ
ル、芳香族ビニル、不飽和ニトリル、N−置換マレイミ
ド、不飽和環状酸無水物などがある。不飽和脂肪酸エス
テルとしてはアクリル酸メチル、アクリル酸エチル、ア
クリル酸ブチル、アクリル酸2−エチルヘキシル、アク
リル酸シクロヘキシルなどのアクリル酸アルキルエステ
ル;メタクリル酸メチル、メタクリル酸エチル、メタク
リル酸プロピル、メタクリル酸ブチル、メタクリル酸ヘ
キシル、メタクリル酸シクロヘキシルなどのメタクリル
酸アルキルエステル、メタクリル酸フェニル、メタクリ
ル酸ベンジルなどのメタクリル酸芳香族エステルが挙げ
られる。また芳香族ビニルとしては、スチレン、α−メ
チルスチレンなどのα−置換スチレン;m−メチルスチ
レン、p−メチルスチレン、0−クロルスチレン、p−
クロルスチレン、p−ブロモスチレンなどの核置換スチ
レンなどが挙げられる。不飽和ニトリルとしてはアクリ
ロニトリル、メタシクロニトリル等が挙げられ、N−置
換マレイミドとしてはN−メチルマレイミド、N−エチ
ルマレイミド、N−イソプロピルマレイミド、N−ブチ
ルマレイミド、N−ラウリルマレイミド、N−シクロへ
キシルマレイミド、N−フェニルマレイミド、N−(0
−クロロフェニル)マレイミドなどが挙げられ;不飽和
環状酸無水物の例としては無水マレイン酸、無水シトラ
コン酸などが挙げられる。これらの単量体は各々単独も
しくは混合して使用することができ、共重合体の透明性
を阻害しない範囲で組合せ及び使用割合が調節される。
本発明において用いるメタクリル酸1−シクロヘキシル
エチルはメタクリル酸トシクロヘキシルメチルカルビノ
ールとを周知のエステル反応によって得ることができる
。
エチルはメタクリル酸トシクロヘキシルメチルカルビノ
ールとを周知のエステル反応によって得ることができる
。
また、シクロヘキシルメチルカイレビノールは、α−メ
チルベンジルアルコールを水素添加することによって得
ることができる。
チルベンジルアルコールを水素添加することによって得
ることができる。
エチレン性不飽和単量体は、市販のものを利用すればよ
い。
い。
本発明の重合体を製造する方法としては、塊状重合、溶
液重合、部間重合、乳化重合などのいずれの重合法でも
よい。樹脂をシート材料として得る場合にはキャスト法
による塊状重合でおこない、又成形材料を目的とする場
合には塊状重合、懸濁重合または乳化重合法が作業性や
生産性の上から好ましい。重合体に異物が混入しないこ
とが好ましく、必要ならば濾過、蒸溜等により、単量体
から予めゴミなどを除去したのち重合を行なうことが望
ましい。重合後の後処理においても異物混入を避けるこ
とが好ましく、この点から重合法としては塊状重合、懸
濁重合が特に好ましい。
液重合、部間重合、乳化重合などのいずれの重合法でも
よい。樹脂をシート材料として得る場合にはキャスト法
による塊状重合でおこない、又成形材料を目的とする場
合には塊状重合、懸濁重合または乳化重合法が作業性や
生産性の上から好ましい。重合体に異物が混入しないこ
とが好ましく、必要ならば濾過、蒸溜等により、単量体
から予めゴミなどを除去したのち重合を行なうことが望
ましい。重合後の後処理においても異物混入を避けるこ
とが好ましく、この点から重合法としては塊状重合、懸
濁重合が特に好ましい。
懸濁重合法あるいは乳化重合法を採用する場合は、懸濁
分散剤または乳化剤を溶解した水中にラジカル重合開始
剤ならびに分子量調節のために連鎖移動剤を添加した単
量体混合物を分散させたのち重合をおこなう。
分散剤または乳化剤を溶解した水中にラジカル重合開始
剤ならびに分子量調節のために連鎖移動剤を添加した単
量体混合物を分散させたのち重合をおこなう。
キャスト法による塊状重合法の場合、所定の割合に配合
した単量体混合物からまず部分重合体をa!! %ll
し、ガラス又はステンレス製のセル中に注入し、数時間
重合をおこなう。重合温度は50〜150℃の間で適宜
選択すればよ(、特に70℃〜120℃が好ましい。
した単量体混合物からまず部分重合体をa!! %ll
し、ガラス又はステンレス製のセル中に注入し、数時間
重合をおこなう。重合温度は50〜150℃の間で適宜
選択すればよ(、特に70℃〜120℃が好ましい。
ラジカル重合開始剤としては例えば、2゜2′−アゾビ
ス(イソブチロニトリル)、l。
ス(イソブチロニトリル)、l。
1′−アゾビス(シクロヘキサンカルボニトリル)、2
.2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)
、アゾビス・「ソブタノールジアセテート等のアゾ化合
物、及びラウロイルパーオキサイド、ジーtert−ブ
チルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ・fド、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、ン−tert−ブチル
パーフタレート、ジーtert−ブヂルパーアセテート
、ジーtert−アミルパーオキサイド等の有i過酸化
物があげらiる。
.2′−アゾビス(2,4−ジメチルバレロニトリル)
、アゾビス・「ソブタノールジアセテート等のアゾ化合
物、及びラウロイルパーオキサイド、ジーtert−ブ
チルパーオキサイド、ジクミルパーオキサ・fド、メチ
ルエチルケトンパーオキサイド、ン−tert−ブチル
パーフタレート、ジーtert−ブヂルパーアセテート
、ジーtert−アミルパーオキサイド等の有i過酸化
物があげらiる。
本発明のメタクリル系)重合体の分子量の指標として、
その還元粘度、ηsp/c (クロロホルム1%溶液と
して25℃で測定)を示すならば0.3〜1.5である
。
その還元粘度、ηsp/c (クロロホルム1%溶液と
して25℃で測定)を示すならば0.3〜1.5である
。
射出成形用の場合は、還元粘度0.3〜0.8程度が好
ましい。
ましい。
成形材料を目的として本発明のメタクリル系重合体を製
造するに当っては、溶融温度280℃、荷重8.8 k
gでのメルトインデックス値が1.0〜50F/10分
となるよう分子量を調節することが好ましい。この場合
、メルトインデックス値が1.0以下では本発明の重合
体を成形するに際して十分低い複屈折性とすることがで
きず、またメルトインデックス値が50をこえると機械
的強度が低下することから好ましくない。
造するに当っては、溶融温度280℃、荷重8.8 k
gでのメルトインデックス値が1.0〜50F/10分
となるよう分子量を調節することが好ましい。この場合
、メルトインデックス値が1.0以下では本発明の重合
体を成形するに際して十分低い複屈折性とすることがで
きず、またメルトインデックス値が50をこえると機械
的強度が低下することから好ましくない。
また、キャスト法によりシート材料を得る場合には、成
形時の分子配向かなく、複屈折の心配がないのでメルト
インデックス値が50以下でありさえすれば良い。
形時の分子配向かなく、複屈折の心配がないのでメルト
インデックス値が50以下でありさえすれば良い。
分子量の調節は、連鎖移動剤を重合系に添加して行なわ
れる。連鎖移動剤の例としては、n−ブチルメルカプタ
ン、n−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプ
タン等を挙げることができる。
れる。連鎖移動剤の例としては、n−ブチルメルカプタ
ン、n−オクチルメルカプタン、n−ドデシルメルカプ
タン等を挙げることができる。
キャスト法の場合には、上記のとおり、複屈折の心配が
ないのでできるだけ分子量の高い機械的強度の高い樹脂
を得るために連鎖移動剤を使用しない方が好ましく、共
重合性架橋単量体を添加しても良い。
ないのでできるだけ分子量の高い機械的強度の高い樹脂
を得るために連鎖移動剤を使用しない方が好ましく、共
重合性架橋単量体を添加しても良い。
また、本発明のメタクリル系重合体のガラス転移温度は
、少なくとも50℃以上であることが好ましく、更に好
ましくは70℃以上であることが好ましい。メタクリル
酸1−シクロヘキシルエチルと他のエチレン性不飽和単
量体とを共重合するに当っては、該不飽和単量体の種類
及び使用屋を得られる重合体のガラス転移温度が50℃
以上になるよう、調相割合を変えて実際に共重合して得
られる共重合体のガラス転移温度を測定すれば良いが、
各々の単独重合体のガラス転移温度を測定することで、
加成性を仮定して使用割合に応じて共重合体のガラス転
移温度を推定することができる。
、少なくとも50℃以上であることが好ましく、更に好
ましくは70℃以上であることが好ましい。メタクリル
酸1−シクロヘキシルエチルと他のエチレン性不飽和単
量体とを共重合するに当っては、該不飽和単量体の種類
及び使用屋を得られる重合体のガラス転移温度が50℃
以上になるよう、調相割合を変えて実際に共重合して得
られる共重合体のガラス転移温度を測定すれば良いが、
各々の単独重合体のガラス転移温度を測定することで、
加成性を仮定して使用割合に応じて共重合体のガラス転
移温度を推定することができる。
本発明方法によって得られるメタクリル系樹脂に対して
、必要に応じて他の重合体を混合して使用してもよく、
又、酸化安定剤、耐候安定剤、着色剤、離型剤などの添
加剤を添加して使用してもよい。
、必要に応じて他の重合体を混合して使用してもよく、
又、酸化安定剤、耐候安定剤、着色剤、離型剤などの添
加剤を添加して使用してもよい。
〈実施例〉
次に本発明を実施例によって更に詳細に説明するが、本
発明はこれによって何んら限定されるものではない。
発明はこれによって何んら限定されるものではない。
なお、実施例中の物性測定法のうち、還元粘度はクロロ
ホルム1%溶液、25℃で測定した。全光線透過率、曇
価は厚み811!l試料につきASTMDlooB、曲
げ強度はA8TMD790に準じ測定し、ガラス転移温
度は示差走査熱量測定法により測定した。吸水率は厚み
2mシートについてA8TMD5701こ準じ、60℃
蒸溜水溜水中24の吸水率を測定した。またメルトイン
デックスはA8TM D1288に準じ280℃、荷重
8.814にて測定した。
ホルム1%溶液、25℃で測定した。全光線透過率、曇
価は厚み811!l試料につきASTMDlooB、曲
げ強度はA8TMD790に準じ測定し、ガラス転移温
度は示差走査熱量測定法により測定した。吸水率は厚み
2mシートについてA8TMD5701こ準じ、60℃
蒸溜水溜水中24の吸水率を測定した。またメルトイン
デックスはA8TM D1288に準じ280℃、荷重
8.814にて測定した。
複屈折は偏光顕微鏡を用いて545 nmにてセナルモ
ンコンペンセーター法にてリターデーションを測定した
。
ンコンペンセーター法にてリターデーションを測定した
。
実施例1
撹拌機をそなえた8tセパラブルフラスコにメタクリル
酸1−シクロヘキシルエチル1000yを仕込み、開始
剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.1fを添加溶
解して80°Cで1時間重合して部分重合物を得た。こ
の部分重合物にラウロイルパーオキシド3yを溶解し、
鏡面仕上げしたステンレス製セル中に注入し、80“C
にて1時間、110℃にて2時間反応させて3.01厚
のシート状重合体を得た。この重合体の還元粘度は1.
8であった。また同様にして2■厚、1.2mmmm−
トを作成した。8゜厚シートの全光線透過率は92%、
曇価0.8であり、1.2mmレシート複屈折は3 n
m以下であった。曲げ強度は450 kg/−であり、
吸水率は0.85%であった。またガラス転移温度は8
7℃であった。
酸1−シクロヘキシルエチル1000yを仕込み、開始
剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.1fを添加溶
解して80°Cで1時間重合して部分重合物を得た。こ
の部分重合物にラウロイルパーオキシド3yを溶解し、
鏡面仕上げしたステンレス製セル中に注入し、80“C
にて1時間、110℃にて2時間反応させて3.01厚
のシート状重合体を得た。この重合体の還元粘度は1.
8であった。また同様にして2■厚、1.2mmmm−
トを作成した。8゜厚シートの全光線透過率は92%、
曇価0.8であり、1.2mmレシート複屈折は3 n
m以下であった。曲げ強度は450 kg/−であり、
吸水率は0.85%であった。またガラス転移温度は8
7℃であった。
この重合体の赤外吸収スペクトルを第1図、核磁気共鳴
スペクトルを第2図に示した。
スペクトルを第2図に示した。
第1図の赤外吸収スペクトルにおいて
17205 付近のピークはポリメタクリル酸エステ
ルのカルボニル基に係るものである。
ルのカルボニル基に係るものである。
第2図の核磁気共鳴スペクトルにおいて4.6ppmの
ピークはエステル部の酸素に結合したメチル基のプロト
ンに係るものである。
ピークはエステル部の酸素に結合したメチル基のプロト
ンに係るものである。
実施例2
攪拌機をそなえた5tの反応器に純水
2250ダを入れ懸濁安定剤としてポリビニルアルコー
ル1.5Fを加えて溶解した。
ル1.5Fを加えて溶解した。
別に第1表に示した単量体混合物1500ノに連鎖移動
剤としてn−ドデシルメルカプタン8f1開始剤として
ラウロイルパーオキシド4.5fを溶解した液を反応器
に添加し、80℃の温度で攪拌しながら重合を行った。
剤としてn−ドデシルメルカプタン8f1開始剤として
ラウロイルパーオキシド4.5fを溶解した液を反応器
に添加し、80℃の温度で攪拌しながら重合を行った。
反応温度の上昇が認められた後、98′Cで8時間重合
を行った。得られた重合体を脱水、水洗、乾燥した。得
られた重合体の還元粘度は0.70であった。重合体を
押出機にて造粒し、これを用いて各槌試験片を作成して
物性を測定した。結果を第2表に示した。またシリンダ
一温度270″C1金型温度70℃にて射出成形し、直
径50m、厚さ1.2 weの円板状試験片を作成した
。得られた成形品の中心より12■の位置での複屈折を
測定し、結果を第2表に示した。
を行った。得られた重合体を脱水、水洗、乾燥した。得
られた重合体の還元粘度は0.70であった。重合体を
押出機にて造粒し、これを用いて各槌試験片を作成して
物性を測定した。結果を第2表に示した。またシリンダ
一温度270″C1金型温度70℃にて射出成形し、直
径50m、厚さ1.2 weの円板状試験片を作成した
。得られた成形品の中心より12■の位置での複屈折を
測定し、結果を第2表に示した。
実施例3〜7
第1表に示した単量体混合物、開始剤及び連鎖移動剤の
組成を用いた以外は実施例2と同様にして重合反応及び
物性測定を行なった。物性評価結果を第2表に示した。
組成を用いた以外は実施例2と同様にして重合反応及び
物性測定を行なった。物性評価結果を第2表に示した。
なお、実施例8及び4で得られた重合体の還元粘度はそ
れぞれ0.62及び0.68であった。実施例8で得ら
れた重合体の赤外吸収スペクトルを第8図に、また核磁
気共鳴スペクトルを第4図に示した。第4図において8
.6 ppmのピークはメタクリル酸メチルのエステル
部のメチル基のプロトンに係るものである。
れぞれ0.62及び0.68であった。実施例8で得ら
れた重合体の赤外吸収スペクトルを第8図に、また核磁
気共鳴スペクトルを第4図に示した。第4図において8
.6 ppmのピークはメタクリル酸メチルのエステル
部のメチル基のプロトンに係るものである。
比較例1.2
第1表に示した単量体混合物、開始剤及び連鎖移動剤の
組成を用いた以外は実施例2と同様にして重合反応及び
物性測定を行なった。物性測定結果を第2表に示した。
組成を用いた以外は実施例2と同様にして重合反応及び
物性測定を行なった。物性測定結果を第2表に示した。
実施例8
攪拌機をそなえた8tセパラブルフラスコにメタクリル
酸1−シクロヘキシルエチル520F、メタクリル酸メ
チル880g、無水マレイン酸80f1エチレングリコ
ールジメタクリレート201の単量体混合物を入れ開始
剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.11/を溶解
して80℃で1時間重合して部分重合物を得た。この部
分重合物に開始剤としてラウロイルパーオキシド8fを
溶解し1.脱気後続面仕上げしたステンレス製セル中に
注入し、80℃にて1時間、120℃にて2時間反応さ
せて1.2謹厚のシート状重合体を得た。
酸1−シクロヘキシルエチル520F、メタクリル酸メ
チル880g、無水マレイン酸80f1エチレングリコ
ールジメタクリレート201の単量体混合物を入れ開始
剤としてアゾビスイソブチロニトリル0.11/を溶解
して80℃で1時間重合して部分重合物を得た。この部
分重合物に開始剤としてラウロイルパーオキシド8fを
溶解し1.脱気後続面仕上げしたステンレス製セル中に
注入し、80℃にて1時間、120℃にて2時間反応さ
せて1.2謹厚のシート状重合体を得た。
このシートの全光線透過率は92%、曇価0.9、吸水
率は0.8%、複屈折は3 nm以下であった。またガ
ラス転移温度は102℃であった。
率は0.8%、複屈折は3 nm以下であった。またガ
ラス転移温度は102℃であった。
比較例8,4
メタクリル酸l−シクロヘキシルエチルに代えてメタク
リル酸シクロヘキシルを用いた以外は実施例2と同様の
方法にて重合を行い、重合体を得た。単量体混合物、開
始剤及び連鎖移動剤の組成を第1表に、また物性測定結
果を第2表に示した。本発明の重合体に比べ、メタクリ
ル酸シクロヘキシル共重合体は重合体の強度低下が大き
い。
リル酸シクロヘキシルを用いた以外は実施例2と同様の
方法にて重合を行い、重合体を得た。単量体混合物、開
始剤及び連鎖移動剤の組成を第1表に、また物性測定結
果を第2表に示した。本発明の重合体に比べ、メタクリ
ル酸シクロヘキシル共重合体は重合体の強度低下が大き
い。
〈発明の効果〉
本発明の重合体は低湿性であって寸法安定性が良く、か
つ耐熱性、機械的強度のすぐれた透明樹脂であって、ま
た複屈折性に関し射出成形法においても非常に良好なも
のが得られ、るという効果を発揮する。このことがら本
−発明の重合体はレンズ、プリズム、光学式ディスク基
板等の光学素子に好適に用いることができる。
つ耐熱性、機械的強度のすぐれた透明樹脂であって、ま
た複屈折性に関し射出成形法においても非常に良好なも
のが得られ、るという効果を発揮する。このことがら本
−発明の重合体はレンズ、プリズム、光学式ディスク基
板等の光学素子に好適に用いることができる。
第1図は実施例1の重合体の赤外吸収スペクトルである
。第2図は実施例1の重合体の核磁気共鳴スペクトルで
ある。第8図は実施例3の重合体の赤外吸収スペクトル
である。第4図は実施例8の重合体の核磁気共鳴スペク
トルである。 手 続 補 正 書(自発) 昭和61年8月l′7日 特許庁長官 宇 賀 逍 部 殿 1、事件の表示 昭和60年 特許願第278464号 2、発明の名称 メタク!J/l/糸重合体、その製造法および光学素子 8、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15香地名称 (2
09)住友化学工業株式会社、−代表者 森
英 雄 4、 代 理 人
゛パ′住 所 大阪市東区北浜5丁目15番
地住友化学工業株式会社内 氏名 弁卵士(8597)諸方光装 置 (OG+2:!l〜3104 5、補正の対象 明釉書の発明の詳細な説明の篩1 6、補正の内容 (1)明#1書15ページ15行のr50■」を「12
0鵡」に補正する〇 (2)明卸1鶴15ページ16行の「12■」を「80
■」に補正する。 以 ヱ
。第2図は実施例1の重合体の核磁気共鳴スペクトルで
ある。第8図は実施例3の重合体の赤外吸収スペクトル
である。第4図は実施例8の重合体の核磁気共鳴スペク
トルである。 手 続 補 正 書(自発) 昭和61年8月l′7日 特許庁長官 宇 賀 逍 部 殿 1、事件の表示 昭和60年 特許願第278464号 2、発明の名称 メタク!J/l/糸重合体、その製造法および光学素子 8、 補正をする者 事件との関係 特許出願人 住 所 大阪市東区北浜5丁目15香地名称 (2
09)住友化学工業株式会社、−代表者 森
英 雄 4、 代 理 人
゛パ′住 所 大阪市東区北浜5丁目15番
地住友化学工業株式会社内 氏名 弁卵士(8597)諸方光装 置 (OG+2:!l〜3104 5、補正の対象 明釉書の発明の詳細な説明の篩1 6、補正の内容 (1)明#1書15ページ15行のr50■」を「12
0鵡」に補正する〇 (2)明卸1鶴15ページ16行の「12■」を「80
■」に補正する。 以 ヱ
Claims (4)
- (1)メタクリル酸1−シクロヘキシルエチル単位、又
はメタクリル酸1−シクロヘキシルエチル単位と他のエ
チレン性不飽和単量体単位とからなる繰り返し単位を有
し、クロロホルム1%溶液として25℃で測定した還元
粘度が0.3〜1.5であるメタクリル系重合体。 - (2)エチレン性不飽和単量体が不飽和脂肪酸エステル
、芳香族ビニル、不飽和ニトリル、N−置換マレイミド
、不飽和環状酸無水物からなる群から選ばれた少なくと
も一種の化合物である特許請求の範囲第2項記載の重合
体。 - (3)メタクリル酸1−シクロヘキシルエチル10〜1
00重量%、およびエチレン性不飽和単量体0〜90重
量%をラジカル重合させることを特徴とするメタクリル
系重合体の製造法。 - (4)メタクリル酸1−シクロヘキシルエチル単位、又
はメタクリル酸1−シクロヘキシエチル単位とエチレン
性不飽和単量体単位とからなる繰り返し単位を有し、ク
ロロホルム1%溶液として25℃で測定した還元粘度が
0.3〜1.5であるメタクリル系重合体からなる光学
素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60278464A JPH0762053B2 (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | メタクリル系重合体、その製造法および光学素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60278464A JPH0762053B2 (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | メタクリル系重合体、その製造法および光学素子 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62138512A true JPS62138512A (ja) | 1987-06-22 |
JPH0762053B2 JPH0762053B2 (ja) | 1995-07-05 |
Family
ID=17597691
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60278464A Expired - Fee Related JPH0762053B2 (ja) | 1985-12-11 | 1985-12-11 | メタクリル系重合体、その製造法および光学素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0762053B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5238727A (en) * | 1990-09-07 | 1993-08-24 | Sony Corporation | Heat transfer ink ribbon |
JP2005313311A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-11-10 | Nippei Toyama Corp | 主軸装置及びそれに用いる工具ホルダクランプユニット |
-
1985
- 1985-12-11 JP JP60278464A patent/JPH0762053B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5238727A (en) * | 1990-09-07 | 1993-08-24 | Sony Corporation | Heat transfer ink ribbon |
JP2005313311A (ja) * | 2004-03-31 | 2005-11-10 | Nippei Toyama Corp | 主軸装置及びそれに用いる工具ホルダクランプユニット |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0762053B2 (ja) | 1995-07-05 |
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Legal Events
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---|---|---|---|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
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