JPS6213849Y2 - - Google Patents

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JPS6213849Y2
JPS6213849Y2 JP1982039356U JP3935682U JPS6213849Y2 JP S6213849 Y2 JPS6213849 Y2 JP S6213849Y2 JP 1982039356 U JP1982039356 U JP 1982039356U JP 3935682 U JP3935682 U JP 3935682U JP S6213849 Y2 JPS6213849 Y2 JP S6213849Y2
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JP
Japan
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rotary compressor
fan
air
condenser
time
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JP1982039356U
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JPS58142124U (ja
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  • Control Of Positive-Displacement Air Blowers (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 考案の目的 (産業上の利用分野) この考案は、自動車用空気調和装置に係り、特
に、ロータリコンプレツサの騒音を防止するよう
にしたものに関する。
(従来の技術) 従来の自動車用空気調和装置にあつては、冷媒
圧縮源としてロータリコンプレツサを用いてい
る。
(考案が解決しようとする問題点) このロータリコンプレツサは、その始動時から
所定圧縮比となるまでの間に騒音が発生するとい
う問題がある。
これは主としてスライドベーンとシリンダとの
当接の不完全さに起因し、このベーンがシリンダ
内周壁に衝突することにより騒音が生ずるものと
考えられる。
つまり、一般に、ロータリコンプレツサはスラ
イドベーンの後端に吐出冷媒の圧力をかけてスラ
イドベーンの先端がシリンダの内周面に当接する
力を付与しているが、このロータリコンプレツサ
の始動時にはこの背圧が小さいために、スライド
ベーンがシリンダ内周面に付着した潤滑油等を排
除してこのシリンダの内周面に沿つて摺動でき
ず、この潤滑油等によりスライドベーンがシリン
ダの内周面より離れ、この油等を乗りこえた後に
再度シリンダの内周面に衝突して騒音を有すると
考えられる。
本考案は、上述した従来技術に伴う欠点、問題
点を解決するためになされたもので、コンデンサ
に対する送風をロータリコンプレツサの圧縮比が
所定値に達するまで停止し、コンデンサの凝縮能
力を低下させることにより、ロータリコンプレツ
サの圧縮比を始動時点から短時間に所定値まで高
め、騒音発生時間を短縮することを目的としてい
る。
考案の構成 (問題点を解決するための手段) かかる目的を達成するために、本考案は、空気
調和風路に介設されたエバポレータと、エバポレ
ータからの冷媒を圧縮するロータリコンプレツサ
と、このロータリコンプレツサからの冷媒を凝縮
するコンデンサと、該コンデンサを冷却するため
に送風するフアンとを備えた自動車用空気調和装
置において、前記ロータリコンプレツサの始動を
検出する検出器と、この検出器からの信号を受け
て前記フアンの回転を、前記ロータリコンプレツ
サの始動時から所定時間停止し、前記ロータリコ
ンプレツサの始動時から所定圧縮比となるまで前
記フアンの送風を停止する制御装置とを有するこ
とを特徴とするものである。
(作用) このように本考案では、検出器がロータリコン
プレツサの始動時を検出し、この始動時から所定
時間だけ制御装置によりフアンの回転を停止する
ので、コンデンサの凝縮能力がそれだけ抑制され
コンデンサ内が高圧となり、この高圧がロータリ
コンプレツサの圧縮比を高め、これによりベーン
の背圧が上昇し、ベーンの先端とシリンダの内周
面との接触力が強くなり、ロータリコンプレツサ
の騒音が低減することになる。
(実施例) 以下、図面につきこの考案の一実施例を説明す
る。
インテークユニツト1は内気導入口2と外気取
入口3とを開閉するインテークドア4を有し、モ
ータ5により回転されるフアン6により内気導入
口2又は外気取入口3或いはこれらの両方から流
入した空気を吐出し、クーラユニツト7内に送つ
ている。クーラユニツト7内には冷媒が循環する
エバポレータ8が設置され、インテークユニツト
1からクーラユニツト7内に入つた空気はここで
冷却される。クーラユニツト7を出た空気は、エ
ンジン冷却水が流通するヒータコア9によつて加
熱され、このヒータコア9が設けられたヒータユ
ニツト10から、ルームドアやベントドアによつ
て車室内の所定の位置に配風される。車室内への
空気の温度はヒータコア9を通る空気の量をミツ
クスドア11を開閉することにより調整する。
前記エバポレータ8は、ロータリコンプレツサ
13、コンデンサ14、リキツドタンク15、エ
キスパンシヨンバルブ16を閉回路に連結し、冷
房サイクルを形成している。
このコンデンサ14は自動車前面のラジエータ
(不図示)に対向するように配置され、フアン1
7によつて冷却されるようになつている。
このフアン17は電動モータ18により駆動さ
れるが、このモータ18の駆動回路(不図示)に
はモータ18の回動を制御する制御装置19が組
み込まれている。この制御装置19にはロータリ
コンプレツサ13における始動時点を検出する検
出器20が接続されている。
この検出器20は、例えば、圧力スイツチや遅
延回路のタイマー等である。
特に、本実施例では、前記制御装置19は検出
器20が検出した始動時点から所定時間、すなわ
ちロータリコンプレツサ13の始動時点から圧縮
比があらかじめ設定された値に達するまでの時
間、モータ18の駆動を停止し、この時間が経過
した後、モータ18を始動するようにしている。
次に作用を説明する。
ロータリコンプレツサ13が始動し、所定の圧
縮比に達するまでの間、通常のロータリコンプレ
ツサ13では騒音が発生する。
しかし、本実施例においては、ロータリコンプ
レツサ13が始動した後、所定時間経過してフア
ン17が回転するようになつているため、このフ
アン17が回転しない所定時間の間は、コンデン
サ14の凝縮能力が相当低下することになる。
したがつて、ロータリコンプレツサ13からコ
ンデンサ14に送られてきた冷媒ガスは直ちに凝
縮されず、高圧状態のままとなる。この高圧は直
ちにロータリコンプレツサ13内に影響を与え
る。
ロータリコンプレツサ13は周知のようにスラ
イドベーンの後端側を吐出した冷媒の圧力によつ
て加圧してスライドベーンをシリンダの内周面に
当接させているが、前記コンデンサ14の能力低
下によつてコンデンサ14内が高圧となると、こ
の高圧が前記ロータリコンプレツサ13の吐出口
よりロータリコンプレツサ13内に、いわば戻る
ようになり、このロータリコンプレツサの内圧を
上昇させることになる。
これにより前記スライドベーンの後端にかかつ
ていた背圧は上昇し、このスライドベーンとシリ
ンダとの当接力が上昇し、シリンダの内周面に、
例えば潤滑油等が存在していても、この潤滑油を
排除してスライドベーンはシリンダの内周面に沿
つて摺動することになり、シリンダの内周面より
スライドベーンが一旦離れて再度シリンダに衝突
することがなくなる。
つまり、このロータリコンプレツサ13では、
始動した後の低い圧縮比から所定の圧縮比に達つ
するまでの間の時間がきわめて短くなることを意
味し、第2図に示すように、騒音が発生している
時間をきわめて短時間にすることができることに
なる。
なお、前記実施例では、フアン17の送風をモ
ータ18を停止させて抑制するようにした場合に
つき説明したが、フアン17がエンジンによつて
駆動される場合には、例えばフアンとエンジンと
の連結状態を一時的に解除するか、あるいはフア
ンとコンデンサとの間に邪魔板や風向変更板等を
一時的に介設してもよい。
また、第3図に示すように、コンプレツサの始
動後に冷戻サイクルの高圧側が所定の圧力になる
までの間は圧力スイツチ21をオフ状態にし、コ
ンデンサ用のモータ18を回転させないようにし
てもよく、さらに第4図に示すようにタイマー2
2を利用し、コンプレツサ始動後(エアコンスイ
ツチA/C、SWがオンした後)所定時間経過し
なければリレー23がオンしないようにしてもよ
い。
考案の効果 以上説明してきたように、この考案によれば、
コンプレツサの始動時から所定時間、コンデンサ
への送風を抑制しコンデンサの凝縮能力を低下さ
せて、コンプレツサの圧縮比が短時間に高くなる
ようにしたため、コンプレツサの始動初期におけ
る騒音発生時間を大幅に短縮化することができる
ことになる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す概略図、第
2図はこの考案の作用効果を従来と比べて示す線
図、第3,4図はこの考案の他の実施例を示す要
部回路図である。 7……クーラユニツト、8……エバポレータ、
13……コンプレツサ、14……コンデンサ、1
7……送風フアン、18……モータ、19……制
御装置、20……検出器。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 空気調和風路に介設されたエバポレータと、エ
    バポレータからの冷媒を圧縮するロータリコンプ
    レツサと、このロータリコンプレツサからの冷媒
    を凝縮するコンデンサと、該コンデンサを冷却す
    るために送風するフアンとを備えた自動車用空気
    調和装置において、前記ロータリコンプレツサの
    始動を検出する検出器と、この検出器からの信号
    を受けて前記フアンの回転を、前記ロータリコン
    プレツサの始動時から所定時間停止し、前記ロー
    タリコンプレツサの始動時から所定圧縮比となる
    まで前記フアンの送風を停止する制御装置とを有
    してなる自動車用空気調和装置。
JP3935682U 1982-03-23 1982-03-23 自動車用空気調和装置 Granted JPS58142124U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3935682U JPS58142124U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 自動車用空気調和装置

Applications Claiming Priority (1)

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JP3935682U JPS58142124U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 自動車用空気調和装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58142124U JPS58142124U (ja) 1983-09-24
JPS6213849Y2 true JPS6213849Y2 (ja) 1987-04-09

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ID=30050643

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JP3935682U Granted JPS58142124U (ja) 1982-03-23 1982-03-23 自動車用空気調和装置

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5196938A (ja) * 1975-02-20 1976-08-25

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5196938A (ja) * 1975-02-20 1976-08-25

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JPS58142124U (ja) 1983-09-24

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