JP4134433B2 - ヒートポンプ式空調装置 - Google Patents

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    • B60H1/32Cooling devices
    • B60H1/3204Cooling devices using compression
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    • B60H1/321Control means therefor for preventing the freezing of a heat exchanger

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ヒートポンプ式空調装置に関し、特に、室外熱交換器の着霜防止に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
従来のヒートポンプ式空調装置は、圧縮機吐出ガス冷媒(ホットガス)を室内熱交換器に直接導入し、この室内熱交換器でガス冷媒から空調空気に放熱することにより暖房機能を発揮できるようにしている。また、室内熱交換器で凝縮された冷媒を減圧した後室外熱交換器に導入し、この室外熱交換器で空調空気から冷媒に吸熱した後、この冷媒を圧縮機に戻すようにしている。
【0003】
そして、この種のヒートポンプ式空調装置においては室外熱交換器の着霜が問題となり、その対策として例えば特開平10−71850号公報に記載されたものがある。この従来装置では、圧縮機吐出側から凝縮器をバイパスして室外熱交換器入口側に直接連通するホットガスのバイパス回路を設けるとともに、このバイパス回路に電磁弁を設け、さらに室外熱交換器の温度を検出する温度センサを設けている。
【0004】
そして、室外熱交換器の温度が所定温度より低くなると着霜状態と判定し、電磁弁を所定のデューティ比でオン・オフ制御して、圧縮機から吐出されたホットガスを室外熱交換器に導入することにより、室外熱交換器の表面に付着した霜を溶解させるようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記従来装置では、着霜後に初めてホットガスを室外熱交換器に導入して除霜を行うのみであり、着霜を未然に防止することができないという問題がある。
また、電磁弁をオン・オフ制御しているため室外熱交換器にホットガスが断続的に流入し、その影響で除霜中に室内熱交換器に流れる冷媒の流量が大きく変動し、従って室内空気吹出温度がハンチングするという問題も生じている。
【0006】
本発明は上記の点に鑑みてなされたもので、室外熱交換器への着霜を未然に防止することを目的とする。また、着霜防止中の室内空気吹出温度の安定化を図ることを他の目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、請求項1記載の発明では、室内へ吹き出される空調空気の通路を形成する空調ダクト(2)と、冷媒を圧縮し吐出する圧縮機(13)と、空調ダクト(2)内に配置され、暖房時には圧縮機(13)から吐出された冷媒と空調空気とを熱交換させて冷媒を凝縮させる室内熱交換器(9)と、室内熱交換器(9)で凝縮された冷媒を減圧する減圧手段(19)と、室外に配置され、暖房時には減圧手段(19)で減圧された冷媒と室外空気とを熱交換させて冷媒を蒸発させる室外熱交換器(18)とを備えるヒートポンプ式空調装置において、圧縮機(13)から吐出された冷媒を室外熱交換器(18)に導くバイパス回路(30)と、このバイパス回路(30)を流れる冷媒の量を連続的に調整するバイパス制御弁(31)と、外気温度を検出する外気温度センサ(33)と、室外熱交換器(18)の温度を検出する室外器温度センサ(32)と、バイパス制御弁(31)の作動を制御する制御手段(24)とを備え、制御手段(24)は、外気温度センサ(33)で検出された外気温度から室外器温度センサ(32)で検出された室外熱交換器(18)の温度を減算して求めた温度差が、所定範囲内か、所定範囲の最大値以上か、あるいは所定範囲の最小値以下かを判定し(S102)、温度差が所定範囲の最大値以上の場合は、温度差が所定範囲の最大値よりも大きい第1所定値以上である状態が第1所定時間以上継続したか否かを判定し(S103)、温度差が所定範囲の最大値以上で第1所定値よりも低い場合、または温度差が第1所定値以上である状態が第1所定時間以上継続していない場合は、バイパス制御弁(31)の開度を増加させる着霜予防制御を実行するとともに、着霜予防制御の実行により温度差が所定範囲内に移行したか否かを繰り返し判定し(S102、S104)、温度差が第1所定値以上である状態が第1所定時間以上継続したときには、第2所定時間が経過するまでバイパス制御弁(31)の開弁状態を継続する除霜制御を実行する(S106、S107)ことを特徴とする。
【0008】
これによれば、室外熱交換器(18)の必要以上の温度低下を防止できるため、室外熱交換器(18)の温度が着霜温度域まで低下する可能性が小さくなり、従って着霜を未然に防止することが可能になる
【0009】
請求項3記載の発明では、請求項1または2に記載のヒートポンプ式空調装置において、制御手段(24)は、室外熱交換器(18)の温度が所定温度よりも低い場合、または室外熱交換器(18)の温度が所定温度よりも高い状態が第2所定時間以上継続していない場合は、除霜制御を継続し、除霜制御の実行中において、室外熱交換器(18)の温度が所定温度よりも高い状態が第2所定時間以上継続した場合は、除霜制御を終了する(S106、S107)ことを特徴とする。これによれば、着霜状態に至った場合でも確実に除霜を行うことができる。
【0010】
請求項記載の発明では、バイパス制御弁(31)が、バイパス回路(30)を流れる冷媒の量を連続的に調整することを特徴としている。これによれば、バイパス回路(30)側の冷媒流量の変化を緩やかにできるため、室内熱交換器(9)側の冷媒流量の急激な変動が防止され、室内空気吹出温度を安定させることができる。
【0011】
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
【0012】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
図1は本発明を電気自動車用空調装置に適用した一実施形態を示すもので、空調ユニット1は電気自動車の車室内に設置され,その空調ダクト2は、車室内に空調空気を導く空調空気通路を構成するものである。この空調ダクト2の一端側に内気を吸入する内気吸入口3と外気を吸入する外気吸入口4が設けられており、この両吸入口3、4は、内外気切替ドア5により切替開閉される。
【0013】
上記吸入口3、4に隣接して、空調ダクト2内に空気を送風する送風機6が設置されており、この送風機6はモータ7により駆動される遠心ファンから構成されている。
そして、空調ダクト2内において、送風機6の空気吹出側には暖房用凝縮器9が設けられている。この暖房用凝縮器9は、冷凍サイクルの一部を構成する室内熱交換器であり、後述する暖房サイクル時に、内部を流れる冷媒の放熱作用によって、空調ダクト2内の空気を加熱する加熱器として機能する。
【0014】
空調ダクト2内において、暖房用凝縮器9の側方には暖房用凝縮器9をバイパスして空気を流すバイパス通路10が設けられており、暖房用凝縮器9の通風路とバイパス通路10とを切り替える板状の切替ドア11が回動可能に設けられている。この切替ドア11は暖房時には暖房用凝縮器9の通風路を全開してバイパス通路10を全閉する実線位置に操作され、冷房時には、暖房用凝縮器9の通風路を全閉してバイパス通路10を全開する破線位置に操作される。
【0015】
暖房用凝縮器9の空気下流側には冷房用蒸発器8が設けられ、この冷房用蒸発器8は、冷凍サイクルの一部を構成する室内熱交換器であり、後述する冷房サイクル時に、内部を流れる冷媒の吸熱作用によって、空調ダクト2内の空気を冷却除湿する冷却器として機能する。
空調ダクト2内において、冷房用蒸発器8の空気下流側には、車室内乗員の足元部に向かって空調空気を吹き出すフット吹出口94、車室内乗員の上半身に向かって空調空気を吹き出すフェイス吹出口95および車両窓ガラスの内面に空調空気を吹き出すデフロスタ吹出口96が設けられる。この複数の吹出口94〜96は吹出モードドア97、98、99により切替開閉される。
【0016】
次に、上記冷房用の蒸発器8と暖房用の凝縮器9を含む冷凍サイクル12について説明すると、冷凍サイクル12は車室内の冷房および暖房を行うヒートポンプ式冷凍サイクルとして構成されており、電動式の冷媒圧縮機13を備えている。圧縮機13の吐出側と凝縮器9との間の流路には吐出圧(サイクル高圧圧力)を検出する圧力センサ14が配置されている。
【0017】
また、冷凍サイクル12には、冷房用電磁弁15、暖房用電磁弁16、除湿用電磁弁17、室外熱交換器18、第1減圧器19、第2減圧器20、冷媒の気液を分離するとともに液冷媒を溜めて、ガス冷媒を導出するアキュームレータ21が備えられている。
さらに、圧縮機13の吐出側と凝縮器9との間から分岐したバイパス回路30は、室外熱交換器18の入口側に接続されており、このバイパス回路30の途中には、バイパス回路30の開度を連続的に調整可能なバイパス制御弁31が設置されている。
【0018】
このバイパス制御弁31は、例えば、冷媒通路となる円形の開口部に円錐状の弁体を出入りさせて開度を調整する形式の弁を使用し、円錐状の弁体をステップモータにて駆動する。
上記の室外熱交換器18は電気自動車の車室外に設置され、電動室外ファン18aにより送風される外気と熱交換するようになっている。室外熱交換器18には室外器温度センサ32が配置され、この室外器温度センサ32は、暖房時の冷媒流れにおいて室外熱交換器18の出口側(暖房用電磁弁16側)となる配管の温度を検出する。室外熱交換器18の空気入口側には、室外熱交換器18に流入する空気(外気)の温度を検出する外気温度センサ33が配置されている。
【0019】
また、上記冷媒圧縮機13は、電動式圧縮機であって、図示しない電動モータ(交流モータ)を一体に密封ケース内に内蔵し、このモータにより駆動されて冷媒の吸入、圧縮、吐出を行う。
この冷媒圧縮機13の交流モータにはインバータ22により交流電圧が印加され、このインバータ22により交流電圧の周波数を調整することによってモータ回転速度を連続的に変化させるようになっている。従って、インバータ22は圧縮機13の回転数調整手段をなすものであり、このインバータ22には、車載バッテリ23から直流電圧が印加される。
【0020】
そして、インバータ22は空調用制御装置(制御手段)24によって通電制御される。この空調用制御装置24はマイクロコンピータとその周辺回路にて構成される電子制御装置であって、インバータ22の他に電磁弁15〜17、さらにはバイパス制御弁31の作動を制御する。さらに、空調ユニット1の内外気切替ドア5、送風機の6モータ7、エアミックドア11、および室外ファン18a等の機器も制御装置24により作動が制御される。
【0021】
上記制御装置24には、前述の圧力センサ14、室外器温度センサ32、外気温度センサ33の他に、車室内温度を検出する内気センサ、冷房用蒸発器8の吹出直後の空気温度を検出する蒸発器温度センサ、車室内への日射量を検出する日射センサ等を含む空調用センサ群25からセンサ信号が入力されるようになっている。また、車室内運転席近傍に設けられた空調操作パネル26の各レバー、スイッチ群27からの信号(温度設定信号等)も制御装置24に入力される。
【0022】
次に、上記構成においてこの実施形態の作動を説明する。
まず、暖房運転時には、制御装置24の出力により冷凍サイクル12の冷房用電磁弁15と除湿用電磁弁17が閉弁され、暖房用電磁弁16が開弁される。これにより、圧縮機13が作動すると、図1の太線で示す経路、すなわち、圧縮機13→凝縮器9→第1減圧器19→室外熱交換器18→暖房用電磁弁18→アキュームレータ21→圧縮機13という経路にて冷媒が流れる。
【0023】
従って、室外熱交換器18=蒸発器となり、室外熱交換器18にて吸熱された熱量および圧縮仕事による熱量を空調ユニット1内の室内凝縮器9にて凝縮熱として放熱することができる。従って、切替ドア11を図1の実線位置のように開くことにより、送風機6の送風空気が凝縮器9を通過して加熱され、温風となり、車室内を暖房できる。
【0024】
そして、目標吹出空気温度等に基づいてサイクル高圧圧力の目標圧を演算し、その目標圧となるよう圧縮機13の回転数を制御することにより、吹出空気温度を調整する。
一方、冷房運転時には、制御装置24の出力により冷凍サイクル12の冷房用電磁弁15が開弁され、暖房用電磁弁16と除湿用電磁弁17が閉弁される。従って、圧縮機13が作動すると、圧縮機13→凝縮器9→冷房用電磁弁15→室外熱交換器18→第2減圧器20→蒸発器8→アキュームレータ21→圧縮機13という経路にて冷媒が流れる。また、冷房時には、切替ドア11を図1の破線位置に操作して、凝縮器9の通風路を全閉し、バイパス通路10を全開する。そのため、送風機6の送風空気はすべてバイパス通路10を通過し、凝縮器9を通過しない。その結果、凝縮器9は単なる冷媒通路となり、凝縮作用を行わない。
【0025】
そして、室外熱交換器18が凝縮器となり、室外熱交換器18にて放熱し凝縮した冷媒は第2減圧器20で減圧された後に蒸発器8に流入する。ここで、低圧冷媒が蒸発して送風空気を冷却する。この冷却された冷風はバイパス通路10を通過して車室内へ吹出し、冷房を行う。
次に、本実施形態の特徴である、暖房運転時の室外熱交換器18の着霜防止制御および除霜制御について説明する。図2はそれらの制御を行うために制御装置24にて実行される制御ルーチンを示し、以下図1、2に基づいて説明する。
【0026】
暖房運転時には、バイパス制御弁31が全閉位置に制御されている場合を除き、図1に破線で示すように圧縮機13から吐出された高温・高圧のガス冷媒の一部を、バイパス回路30を介して室外熱交換器18に導入するようになっており、暖房運転中は図2の制御ルーチンにしたがって、バイパス制御弁31の開度を制御する。
【0027】
暖房運転開始後10分以内であれば(ステップS100がYES)、バイパス制御弁31を全閉位置に制御し(ステップS101)、圧縮機13の吐出冷媒を全量凝縮器9に導入して暖房能力を最大に発揮させる。
暖房運転開始後10分が経過すると(ステップS100がNO)、外気温度センサ33で検出した外気温度と、室外器温度センサ32で検出した室外熱交換器18の温度との温度差ΔTを判定する(ステップS102)。ここで、ΔT=外気温度−室外熱交換器温度、である。
【0028】
そして、温度差ΔTが目標温度範囲、すなわち、0°C<ΔT<5°Cの場合は、バイパス制御弁31が全閉のまま暖房運転が継続される。
一方、ΔT≧5°CであればステップS103に進み、ΔT<20°Cの場合、または、ΔT≧20°Cの状態が10分未満の場合は、ステップS103がNOとなり、ステップS104でバイパス制御弁31を1%開く。
【0029】
これにより、圧縮機13から吐出されたガス冷媒の一部がバイパス回路30を介して室外熱交換器18に導入され、そのガス冷媒により室外熱交換器18が暖められる。従って、室外熱交換器18の温度が上昇するか、もしくは室外熱交換器18の温度低下が抑制される。
ΔT≧5°Cで、ステップS103がNOの状態が続いている間は、ステップS104でバイパス制御弁31の開度が1%ずつ増加され、室外熱交換器18へのガス冷媒導入量が増加され、室外熱交換器18の温度が上昇する。
【0030】
ステップS102〜104の制御によって室外熱交換器18の温度が上昇し、温度差ΔTが目標温度範囲(0°C<ΔT<5°C)に調整されると、その時点でのバイパス制御弁31の開度を維持したまま暖房運転が継続される。
また、室外熱交換器18の温度が外気温度を越えた場合(ΔT<0°C)、ステップS102からステップS105に進んでバイパス制御弁31の開度を1%減少させ、室外熱交換器18へのガス冷媒導入量を減少させる。
【0031】
そして、ΔT<0°Cの状態が続いている間は、ステップS105でバイパス制御弁31の開度が1%ずつ減少され、室外熱交換器18へのガス冷媒導入量が減少され、室外熱交換器18の温度が低下する。
次に、除霜制御について説明する。ΔT≧20°Cの状態が10分以上続くと着霜状態と判定し(ステップS103がYES)、ステップS106でバイパス制御弁31を1%開いて除霜制御を開始する。
【0032】
そして、室外熱交換器18の温度Tohが0°Cより低い場合、または、Toh>0°Cの状態が5分未満の場合は、ステップS107がNOとなり、ステップS106でバイパス制御弁31の開度が1%増加され、室外熱交換器18へのガス冷媒導入量が増加されて除霜が行われる。これによって、Toh>0°Cの状態が5分以上継続すると除霜完了と判定し(ステップS107がYES)、除霜制御を終了する。
【0033】
なお、ステップS102〜104のサイクル、ステップS102、105のサイクル、およびステップS106、107のサイクルを各々1秒に設定すれば、バイパス制御弁31の開度を100秒で全閉から全開まで変化させることができる。
上記した本実施形態によれば、温度差ΔTを目標温度範囲に調整することにより、室外熱交換器18の必要以上の温度低下を防止でき、従って室外熱交換器18の温度が着霜温度域まで低下する可能性が小さくなり、着霜を未然に防止することができる。
【0034】
また、室外熱交換器18へのガス冷媒導入量を、オン・オフ的ではなく連続的に制御しているため、凝縮器9を流れる冷媒の流量の急激な変動が防止され、従って室内空気吹出温度を安定させることができる。
さらに、着霜状態と判定した場合には、バイパス回路30を流れるガス冷媒の量を増加させて速やかにかつ確実に除霜を行うことができる。
(他の実施形態)
なお、本発明は上記実施形態のような車両用に限定されることなく、種々な用途の空調装置に適用可能である。
【0035】
また、バイパス制御弁31として、バイパス回路30をオン・オフ的に開閉する形式の弁を採用しても、上記実施形態と同様に着霜防止および除霜を行うことができる。
また、バイパス回路30およびバイパス制御弁31を備えていない空調装置においては、バイパス制御弁31の開度を制御するのに代えて、圧縮機13の回転数または圧縮機13のオン・オフを制御して室外熱交換器18の温度を制御することにより、上記実施形態と同様に着霜防止および除霜を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態の全体システム図である。
【図2】本発明の一実施形態の作動説明に供するフローチャートである。
【符号の説明】
2…空調ダクト、9…凝縮器(室内熱交換器)、13…圧縮機、
18…室外熱交換器、19…減圧器(減圧手段)、24…空調用制御装置(制御手段)、30…バイパス回路、31…バイパス制御弁。

Claims (3)

  1. 室内へ吹き出される空調空気の通路を形成する空調ダクト(2)と、冷媒を圧縮し吐出する圧縮機(13)と、前記空調ダクト(2)内に配置され、暖房時には前記圧縮機(13)から吐出された冷媒と空調空気とを熱交換させて冷媒を凝縮させる室内熱交換器(9)と、前記室内熱交換器(9)で凝縮された冷媒を減圧する減圧手段(19)と、室外に配置され、暖房時には前記減圧手段(19)で減圧された冷媒と室外空気とを熱交換させて冷媒を蒸発させる室外熱交換器(18)とを備えるヒートポンプ式空調装置において、
    前記圧縮機(13)から吐出された冷媒を前記室外熱交換器(18)に導くバイパス回路(30)と、このバイパス回路(30)を流れる冷媒の量を連続的に調整するバイパス制御弁(31)と、外気温度を検出する外気温度センサ(33)と、前記室外熱交換器(18)の温度を検出する室外器温度センサ(32)と、前記バイパス制御弁(31)の作動を制御する制御手段(24)とを備え、
    前記制御手段(24)は、
    前記外気温度センサ(33)で検出された外気温度から前記室外器温度センサ(32)で検出された前記室外熱交換器(18)の温度を減算して求めた温度差が、所定範囲内か、前記所定範囲の最大値以上か、あるいは前記所定範囲の最小値以下かを判定し(S102)、
    前記温度差が前記所定範囲の最大値以上の場合は、前記温度差が前記所定範囲の最大値よりも大きい第1所定値以上である状態が第1所定時間以上継続したか否かを判定し(S103)、
    前記温度差が前記所定範囲の最大値以上で前記第1所定値よりも低い場合、または前記温度差が前記第1所定値以上である状態が前記第1所定時間以上継続していない場合は、前記バイパス制御弁(31)の開度を増加させる着霜予防制御を実行するとともに、前記着霜予防制御の実行により前記温度差が前記所定範囲内に移行したか否かを繰り返し判定し(S102、S104)、
    前記温度差が前記第1所定値以上である状態が前記第1所定時間以上継続したときには、第2所定時間が経過するまで前記バイパス制御弁(31)の開弁状態を継続する除霜制御を実行する(S106、S107)ことを特徴とするヒートポンプ式空調装置。
  2. 前記制御手段(24)は、暖房運転を開始してから第3所定時間が経過するまでは、前記バイパス制御弁(31)を全閉位置に制御する(S100、S101)ことを特徴とする請求項1記載のヒートポンプ式空調装置。
  3. 前記制御手段(24)は、前記室外熱交換器(18)の温度が所定温度よりも低い場合、または前記室外熱交換器(18)の温度が前記所定温度よりも高い状態が前記第2所定時間以上継続していない場合は、前記除霜制御を継続し、前記除霜制御の実行中において、前記室外熱交換器(18)の温度が前記所定温度よりも高い状態が前記第2所定時間以上継続した場合は、前記除霜制御を終了する(S106、S107)ことを特徴とする請求項1または2に記載のヒートポンプ式空調装置。
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