JPS6213831A - クラツチアクチユエ−タ - Google Patents
クラツチアクチユエ−タInfo
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- JPS6213831A JPS6213831A JP60150797A JP15079785A JPS6213831A JP S6213831 A JPS6213831 A JP S6213831A JP 60150797 A JP60150797 A JP 60150797A JP 15079785 A JP15079785 A JP 15079785A JP S6213831 A JPS6213831 A JP S6213831A
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- Japan
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- piston rod
- cap
- piston
- clutch
- cylinder
- Prior art date
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K17/00—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles
- B60K17/02—Arrangement or mounting of transmissions in vehicles characterised by arrangement, location, or kind of clutch
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60K—ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PROPULSION UNITS OR OF TRANSMISSIONS IN VEHICLES; ARRANGEMENT OR MOUNTING OF PLURAL DIVERSE PRIME-MOVERS IN VEHICLES; AUXILIARY DRIVES FOR VEHICLES; INSTRUMENTATION OR DASHBOARDS FOR VEHICLES; ARRANGEMENTS IN CONNECTION WITH COOLING, AIR INTAKE, GAS EXHAUST OR FUEL SUPPLY OF PROPULSION UNITS IN VEHICLES
- B60K23/00—Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for
- B60K23/02—Arrangement or mounting of control devices for vehicle transmissions, or parts thereof, not otherwise provided for for main transmission clutches
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Combustion & Propulsion (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Actuator (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
a、産業上の利用分野
本発明は、自動車の機械式自動クラッチ系に用いられる
無調整式のクラッチアクチュエータに関するものである
。
無調整式のクラッチアクチュエータに関するものである
。
b、従来の技術
第3図は自動車の自動クラッチ系を示すものであって、
図中において、1はクラッチを断続するために従来より
用いられている無調整式のクラッチアクチュエータであ
る。このクラッチアクチュエータlは、ピストンロッド
2を有するパワーピストン3をシリンダ4内に往復動自
在に配置すると共に、その作動室4a内にパワーピスト
ン3を往動方向に常時軽く附勢する圧縮ばね5を配設し
て成るものであり、ピストンロッド2の先端が中継ピス
トン6の一端面に連結されている。また、この中継ピス
トン6の他端面にはブツシュロッド(出力ロンド)7の
一端が連結されており、このブツシュロッド7の他端が
アウターレバー8を介して図外のクラッチレバ−に接続
されている。
図中において、1はクラッチを断続するために従来より
用いられている無調整式のクラッチアクチュエータであ
る。このクラッチアクチュエータlは、ピストンロッド
2を有するパワーピストン3をシリンダ4内に往復動自
在に配置すると共に、その作動室4a内にパワーピスト
ン3を往動方向に常時軽く附勢する圧縮ばね5を配設し
て成るものであり、ピストンロッド2の先端が中継ピス
トン6の一端面に連結されている。また、この中継ピス
トン6の他端面にはブツシュロッド(出力ロンド)7の
一端が連結されており、このブツシュロッド7の他端が
アウターレバー8を介して図外のクラッチレバ−に接続
されている。
しかして、コントローラ13により変速のためクラッチ
断の信号が出ると、第1の電磁弁9が開弁されてエアー
リザーバ10からクラッチアクチュエータ1の作動室4
a内に圧縮エアーが供給され、これによって、パワーピ
ストン3及びピストンロッド2が矢印A方向に往動する
。これに応動して、中継ピストン6及びブツシュロッド
7が矢印A方向に往動するため、アウターレバー8が支
軸11を中心に矢印B方向に回動すると共に図外のクラ
ッチレバ−が回動してクラッチが切られるように構成さ
れている。
断の信号が出ると、第1の電磁弁9が開弁されてエアー
リザーバ10からクラッチアクチュエータ1の作動室4
a内に圧縮エアーが供給され、これによって、パワーピ
ストン3及びピストンロッド2が矢印A方向に往動する
。これに応動して、中継ピストン6及びブツシュロッド
7が矢印A方向に往動するため、アウターレバー8が支
軸11を中心に矢印B方向に回動すると共に図外のクラ
ッチレバ−が回動してクラッチが切られるように構成さ
れている。
また、クラッチが完全に切られて所定のギヤシフト操作
が行なわれた後には、アウターレバー8に関連して配設
されたストロークセンサ12からコントローラ13に制
御信号が供給され、これに応じて第2の電磁弁14又は
第3の電磁弁15が作動されるようになっている。すな
わち、自動車の発進時には、半クラツチ領域にて第2の
電磁弁14が間欠的に開閉を繰り返し、作動室4a内の
圧縮エアーが徐々に背圧室4b内を経て排気されてパワ
ーピストン3がゆっくりと往動され、クラッチが接続さ
れる。一方、発進後のギヤチェンジの場合は、第3の電
磁弁15が継続して開状態に制御されてパワーピストン
3が急速に復動され、これによりクラッチの急速な接続
が行なわれるようになっている。
が行なわれた後には、アウターレバー8に関連して配設
されたストロークセンサ12からコントローラ13に制
御信号が供給され、これに応じて第2の電磁弁14又は
第3の電磁弁15が作動されるようになっている。すな
わち、自動車の発進時には、半クラツチ領域にて第2の
電磁弁14が間欠的に開閉を繰り返し、作動室4a内の
圧縮エアーが徐々に背圧室4b内を経て排気されてパワ
ーピストン3がゆっくりと往動され、クラッチが接続さ
れる。一方、発進後のギヤチェンジの場合は、第3の電
磁弁15が継続して開状態に制御されてパワーピストン
3が急速に復動され、これによりクラッチの急速な接続
が行なわれるようになっている。
ところで、クラッチの変電なる断続操作によってクラッ
チ板が徐々に摩耗するのに伴い、圧縮ばね5の附勢力に
抗してブツシュロフト7、中継ピストン6及びパワーピ
ストン3の位置が相対的に復動方向(矢印A′方向)に
ずれてしまうことになる。
チ板が徐々に摩耗するのに伴い、圧縮ばね5の附勢力に
抗してブツシュロフト7、中継ピストン6及びパワーピ
ストン3の位置が相対的に復動方向(矢印A′方向)に
ずれてしまうことになる。
このクラッチ板の摩耗に伴うパワーピストン3の変動を
充分に吸収するため作動室4aは長さしの後退代をもっ
ている。
充分に吸収するため作動室4aは長さしの後退代をもっ
ている。
C8発明が解決しようとする問題点
しかしながら、上述の如き無調整式のクラッチアクチュ
エータlは手動調整が不要であるものの、作動室4aの
長さしの後退代がロスボリュウムとなり、パワーピスト
ン3を作動させるために多くのエアー量を必要とし、し
かもパワーピストン3の往動動作ひいてはクラッチの断
接動作が緩慢となり応答性に欠ける不都合があった。
エータlは手動調整が不要であるものの、作動室4aの
長さしの後退代がロスボリュウムとなり、パワーピスト
ン3を作動させるために多くのエアー量を必要とし、し
かもパワーピストン3の往動動作ひいてはクラッチの断
接動作が緩慢となり応答性に欠ける不都合があった。
本発明は上述の如き実状に鑑みて発明されたものであっ
て、その目的は、構成が非常に簡単であるにも拘わらず
、ロスボリュウムがなく、応答性が良好な無調整式のク
ラッチアクチュエータを提供することにある。
て、その目的は、構成が非常に簡単であるにも拘わらず
、ロスボリュウムがなく、応答性が良好な無調整式のク
ラッチアクチュエータを提供することにある。
d0問題点を解決するための手段
上述の問題点を解決するために、本発明においては、ピ
ストンロッドを有するピストンをシリンダ内に往復動自
在に配設してこのシリンダ内に作動室と背圧室とを設け
、前記背圧室の側に配されたピストンロッドに連動させ
てクラッチを断続するようにしたクラッチアクチュエー
タにおいて、(al 前記シリンダの背圧室内に摺動
自在に配されかつ前記ピストンロッドの先端に関連して
配設されたキャップ状部材と、前記キャップ状部材の内
周面と前記ピストンロッドの先端部との間に設けられた
係合部材と、前記ピストンロッドの先端部とにより構成
された一方向係合機構、 山) 前記キャップ状部材の開放端と前記ピストンとの
間に配置された圧縮ばね、 (C) 前記キャップ状部材の閉塞端に連設されたク
ラッチ作動機構、 をそれぞれ具備し、前記シリンダの作動室内に圧力流体
が供給されて前記ピストン及びピストンロッドが前記背
圧室の側に往動される際には、前記ピストンロッドの所
定ストローク後、前記係合部材により前記ピストンロッ
ドとキャップ状部材とが一体的に結合される一方、復動
完了後には、前記ピストンロッドとキャップ状部材との
結合が解除され、前記圧縮ばねの附勢力に抗しての前記
キャップ状部材の前記ピストン側への移動が許容される
ように構成している。
ストンロッドを有するピストンをシリンダ内に往復動自
在に配設してこのシリンダ内に作動室と背圧室とを設け
、前記背圧室の側に配されたピストンロッドに連動させ
てクラッチを断続するようにしたクラッチアクチュエー
タにおいて、(al 前記シリンダの背圧室内に摺動
自在に配されかつ前記ピストンロッドの先端に関連して
配設されたキャップ状部材と、前記キャップ状部材の内
周面と前記ピストンロッドの先端部との間に設けられた
係合部材と、前記ピストンロッドの先端部とにより構成
された一方向係合機構、 山) 前記キャップ状部材の開放端と前記ピストンとの
間に配置された圧縮ばね、 (C) 前記キャップ状部材の閉塞端に連設されたク
ラッチ作動機構、 をそれぞれ具備し、前記シリンダの作動室内に圧力流体
が供給されて前記ピストン及びピストンロッドが前記背
圧室の側に往動される際には、前記ピストンロッドの所
定ストローク後、前記係合部材により前記ピストンロッ
ドとキャップ状部材とが一体的に結合される一方、復動
完了後には、前記ピストンロッドとキャップ状部材との
結合が解除され、前記圧縮ばねの附勢力に抗しての前記
キャップ状部材の前記ピストン側への移動が許容される
ように構成している。
以下、本発明を適用した無調整式クラッチアクチュエー
タの実施例に付き、第1図及び第2図を参照して説明す
る。なお、第1図及び第2図において第3図と共通する
部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
タの実施例に付き、第1図及び第2図を参照して説明す
る。なお、第1図及び第2図において第3図と共通する
部分には同一の符号を付してその説明を省略する。
まず、第1図は本発明の第1実施例を示すものである。
第1図に示すように、クラッチアクチュエータ1のシリ
ンダ4は大径部4cと小径部4dとをそれぞれ具備し、
大径部4cの一端は閉塞され、小径部4dの一端は開放
されている。そして、このシリンダ4の大径部4C内に
パワーピストン3が往復動自在に収納配置され、これに
よってパワーピストン3の両側に作動室4a及び背圧室
4bが形成されている。また、シリンダ4の閉塞壁4c
には作動室4aに連通ずる圧縮エアー導入口17が設け
られている。
ンダ4は大径部4cと小径部4dとをそれぞれ具備し、
大径部4cの一端は閉塞され、小径部4dの一端は開放
されている。そして、このシリンダ4の大径部4C内に
パワーピストン3が往復動自在に収納配置され、これに
よってパワーピストン3の両側に作動室4a及び背圧室
4bが形成されている。また、シリンダ4の閉塞壁4c
には作動室4aに連通ずる圧縮エアー導入口17が設け
られている。
上述のパワー、ピストン3の中央部には、背圧室4bの
側に比較的長いピストンロッド2が一体成形されている
。そして、パワーピストン3及びピストンロッド2の軸
心部には貫通孔が形成されており、この貫通孔内にロッ
ド19が相対的に摺動自在に配設されている。また、こ
のロッド19の左端には中広の係合部18が一体成形さ
れており、この係合部18とパワーピストン3の孔部3
aとによって形成された室内に圧縮ばね21が装着され
ている。なお、ピストンロッド2の先端部2aは小径に
構成されており、その段部2bはパワーピストン3の側
に向けて末広がり状の傾斜面となっている。
側に比較的長いピストンロッド2が一体成形されている
。そして、パワーピストン3及びピストンロッド2の軸
心部には貫通孔が形成されており、この貫通孔内にロッ
ド19が相対的に摺動自在に配設されている。また、こ
のロッド19の左端には中広の係合部18が一体成形さ
れており、この係合部18とパワーピストン3の孔部3
aとによって形成された室内に圧縮ばね21が装着され
ている。なお、ピストンロッド2の先端部2aは小径に
構成されており、その段部2bはパワーピストン3の側
に向けて末広がり状の傾斜面となっている。
さらに、シリンダ4の小径部4d内にはキャップ状(有
底筒状)部材20が、その底部20aを小径部4dの開
放端側に向けた状態で往復動自在に収納配置されている
。一方、このキャップ状部材20の開放端側は、シリン
ダ4の背圧室4b内に突出して配置され、その先端に形
成されたばね受は面20cとパワーピストン3との間に
無調整式クラッチに適した荷重に設定された圧縮ばね5
が配設されている。なお前記圧縮ばね21はこの圧縮ば
ね5より弱い荷重である。また、上述のキヤ・7プ状部
材20の凹部内にピストンロッド2の先端部2aが挿入
配置され、その底部20aにはブツシュロッド(出力ロ
ット)7が連結されている。なお、第1図において、2
2はシリンダ4の小径部4dの開放端に取付けられた伸
縮自在のダストブーツである。
底筒状)部材20が、その底部20aを小径部4dの開
放端側に向けた状態で往復動自在に収納配置されている
。一方、このキャップ状部材20の開放端側は、シリン
ダ4の背圧室4b内に突出して配置され、その先端に形
成されたばね受は面20cとパワーピストン3との間に
無調整式クラッチに適した荷重に設定された圧縮ばね5
が配設されている。なお前記圧縮ばね21はこの圧縮ば
ね5より弱い荷重である。また、上述のキヤ・7プ状部
材20の凹部内にピストンロッド2の先端部2aが挿入
配置され、その底部20aにはブツシュロッド(出力ロ
ット)7が連結されている。なお、第1図において、2
2はシリンダ4の小径部4dの開放端に取付けられた伸
縮自在のダストブーツである。
また、ピストンロッド2から突出しているロッド19の
先端部には、ストッパリング25によって抜は止めされ
た受は部材24が取付けられており、この受は部材24
とピストンロッド2の段部2bとの間には複数のスチー
ルボール23が配設されている。
先端部には、ストッパリング25によって抜は止めされ
た受は部材24が取付けられており、この受は部材24
とピストンロッド2の段部2bとの間には複数のスチー
ルボール23が配設されている。
すなわち、キャップ状部材20の内周面20bとピスト
ンロッド2の先端部2aの外周面との間には、複数のス
チールボール23が転勤自在に配設されると共に、これ
らのスチールボール23を前記段部2bより離れる方向
に附勢する圧縮ばね30が配設されている。なお圧縮ば
ね30は圧縮ばね21より弱い荷重に設定されている。
ンロッド2の先端部2aの外周面との間には、複数のス
チールボール23が転勤自在に配設されると共に、これ
らのスチールボール23を前記段部2bより離れる方向
に附勢する圧縮ばね30が配設されている。なお圧縮ば
ね30は圧縮ばね21より弱い荷重に設定されている。
しかして、キャップ状部材20゜スチールボール23.
押圧部材24及びピストンロッド2とによって一方向係
合機構26が構成されている。
押圧部材24及びピストンロッド2とによって一方向係
合機構26が構成されている。
次に、本例の無調整クラッチアクチュエータ1の動作に
付き述べる。
付き述べる。
まず、圧縮エアーがシリンダ4の圧縮エアー導入口17
を介して作動室4aに供給されると、その圧力によって
パワーピストン3が往動方向(矢印A方向)に附勢され
る。これに伴い、パワーピストン3が圧縮ばね5及び3
0の附勢力に抗して係合部18及びロッド19に対して
A方向に僅かに往動される。そのため、スチールボール
23は受は部材24にて受は止められてピストンロッド
2の傾斜状段部2b上に乗り上げ、この段部2bとキャ
ップ状部材20の内周面20bとの間にしっかりと圧着
される。この結果、キャップ状部材20と、スチールボ
ール23、ピストンロッド2とは三者一体に結合され、
三者一体のまま作動室4a内の圧縮エアーの圧力にて矢
印A方向に往動される。これに伴い、ブツシュロッド7
も矢印A方向に往動され、クラッチが切られる。
を介して作動室4aに供給されると、その圧力によって
パワーピストン3が往動方向(矢印A方向)に附勢され
る。これに伴い、パワーピストン3が圧縮ばね5及び3
0の附勢力に抗して係合部18及びロッド19に対して
A方向に僅かに往動される。そのため、スチールボール
23は受は部材24にて受は止められてピストンロッド
2の傾斜状段部2b上に乗り上げ、この段部2bとキャ
ップ状部材20の内周面20bとの間にしっかりと圧着
される。この結果、キャップ状部材20と、スチールボ
ール23、ピストンロッド2とは三者一体に結合され、
三者一体のまま作動室4a内の圧縮エアーの圧力にて矢
印A方向に往動される。これに伴い、ブツシュロッド7
も矢印A方向に往動され、クラッチが切られる。
一方、クラッチの接続は、圧縮エアーの排出によりパワ
ーピストン3が復動され、クラッチ側からの反力が圧縮
ばね5の附勢力とほぼ等しくなる位置まで戻る。この時
、係合部18とシリンダ4の閉塞壁4eとの間は、往動
時にキャップ状部材20、スチールボール23、ピスト
ンロッド2が一体になるのに要したストローク分の隙間
を残しており・圧縮ばね5によりパワーピストン3はさ
らに復動して閉塞壁4eに当接するまで移動し、これに
よって一方向係合機構26の係合状態は解除される。こ
の時、キャップ状部材20は、圧縮ばね5の附勢力を受
けて往動方向に押圧されている。
ーピストン3が復動され、クラッチ側からの反力が圧縮
ばね5の附勢力とほぼ等しくなる位置まで戻る。この時
、係合部18とシリンダ4の閉塞壁4eとの間は、往動
時にキャップ状部材20、スチールボール23、ピスト
ンロッド2が一体になるのに要したストローク分の隙間
を残しており・圧縮ばね5によりパワーピストン3はさ
らに復動して閉塞壁4eに当接するまで移動し、これに
よって一方向係合機構26の係合状態は解除される。こ
の時、キャップ状部材20は、圧縮ばね5の附勢力を受
けて往動方向に押圧されている。
また、クラッチ板の摩耗に伴なうクラッチレバ−及びブ
ツシュロッド7の往動方向へのずれは、自動的に吸収さ
れる。すなわち、クラッチ板の摩耗によりブツシュロッ
ド7がクラッチ操作前より多く復動方向へ移動するが、
その量は1回のクラッチ操作では小さな値であり、前記
ばね5によるパワーピストン3とキャップ状部材20の
係合を解除するのに必要なストロークに影響を与えない
。
ツシュロッド7の往動方向へのずれは、自動的に吸収さ
れる。すなわち、クラッチ板の摩耗によりブツシュロッ
ド7がクラッチ操作前より多く復動方向へ移動するが、
その量は1回のクラッチ操作では小さな値であり、前記
ばね5によるパワーピストン3とキャップ状部材20の
係合を解除するのに必要なストロークに影響を与えない
。
このため、クラッチ板が摩耗しても圧縮エアーが完全に
排気されると、パワーピストン3とスチールボール23
とキャップ状部材20との係合は解除され、キャップ状
部材20が圧縮ばね5の附勢力に抗してシリンダ4の小
径部4d内をクラッチ板の摩耗量だけ移動し、ブツシュ
ロッド7の位置ずれが効渠内に吸収される。
排気されると、パワーピストン3とスチールボール23
とキャップ状部材20との係合は解除され、キャップ状
部材20が圧縮ばね5の附勢力に抗してシリンダ4の小
径部4d内をクラッチ板の摩耗量だけ移動し、ブツシュ
ロッド7の位置ずれが効渠内に吸収される。
以上のような無調整式タラソチアクチュエータ1によれ
ば、調整用圧縮ばね5を背圧室4bの側に配設したので
、作動室4aの容積を小さくすることが可能となり、ロ
スボリュームを無くすことができる。その結果、応答性
の改善及びエアー消費量の減少を図ることができる。
ば、調整用圧縮ばね5を背圧室4bの側に配設したので
、作動室4aの容積を小さくすることが可能となり、ロ
スボリュームを無くすことができる。その結果、応答性
の改善及びエアー消費量の減少を図ることができる。
また第2図は本発明の第2実施例を示すものである。本
実施例においては、キャップ状部材20の内周面20b
に複数の半球形凹部27を形成し、ピストンロッド2の
往動時(クラッチを切る時)にスチールボール23がピ
ストンロフト2の傾斜状段部2b上に乗り上がってこの
凹部27に係合するように構成したものである。なお、
その他は記述の第1実施例の場合と同様に構成しである
。
実施例においては、キャップ状部材20の内周面20b
に複数の半球形凹部27を形成し、ピストンロッド2の
往動時(クラッチを切る時)にスチールボール23がピ
ストンロフト2の傾斜状段部2b上に乗り上がってこの
凹部27に係合するように構成したものである。なお、
その他は記述の第1実施例の場合と同様に構成しである
。
このように構成した場合には、キャップ状部材20、ス
チールボール23及びピストンロッド2の往動時におけ
る係合がより確実に行なわれることとなる。
チールボール23及びピストンロッド2の往動時におけ
る係合がより確実に行なわれることとなる。
以上、本発明の実施例に付き説明したが、本発明は記述
の実施例に限定されるものではな(、本発明の技術的思
想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
の実施例に限定されるものではな(、本発明の技術的思
想に基いて各種の変形及び変更が可能である。
例えば、一方向係合機構26はスチールボール23を用
いたものに限らず、いわゆる一方向クラッチの機能を存
するものであればどのようなものであってもよい。
いたものに限らず、いわゆる一方向クラッチの機能を存
するものであればどのようなものであってもよい。
e9発明の効果
以上の如く本発明は、ピストンロッドの先端に一方向係
合機構を設けると共に、シリンダの背圧室内に調整用圧
縮ばねを収納配置したものであるから、クラッチ板の摩
耗による後退化をシリンダの作動室を長くする事により
設けた従来の無調整式クラッチアクチュエータに比べて
、作動室の容積を小さくでき、ロスボリュウムを無くす
ことができ、これによって、応答性の極めて良い作動を
行なわしめることが可能となると共に、圧縮エアーの消
費量も最小限に抑えることが可能となる。
合機構を設けると共に、シリンダの背圧室内に調整用圧
縮ばねを収納配置したものであるから、クラッチ板の摩
耗による後退化をシリンダの作動室を長くする事により
設けた従来の無調整式クラッチアクチュエータに比べて
、作動室の容積を小さくでき、ロスボリュウムを無くす
ことができ、これによって、応答性の極めて良い作動を
行なわしめることが可能となると共に、圧縮エアーの消
費量も最小限に抑えることが可能となる。
また、このような圧縮ばねを利用した従来の無調整式ク
ラッチアクチュエータは、いわゆる油封じ込め方式のも
のに比べて構造が簡単であるという利点を有するが、本
発明に係るものも構成が非常に簡単である。
ラッチアクチュエータは、いわゆる油封じ込め方式のも
のに比べて構造が簡単であるという利点を有するが、本
発明に係るものも構成が非常に簡単である。
また、調整用圧縮ばねをシリンダの背圧室内に配したの
で、この圧縮ばねの附勢力をパワーシリンダ復動用に利
用できて有利である。
で、この圧縮ばねの附勢力をパワーシリンダ復動用に利
用できて有利である。
第1図及び第2図は本発明を適用した無調整式クラッチ
アクチェエータの実施例を示すものであって・第1図は
本発明の第1実施例を示す無調整式クラッチアクチュエ
ータの断面図、第2図は本発明の第2実施例を示す無調
整式クラッチアクチュエータの要部拡大断面図、第3図
は従来の無調整式クラッチアクチュエータが用いられて
いる自動車の自動クラッチ系の系統図である。 ■・・・無調整式クラッチアクチュエータ、2・・・ピ
ストンロッド、 2a・・・小径の先端部、2b・・・
傾斜状段部、 3・・・パワーピストン、4・・
・シリンダ、 4a・・・作動室、4b・・・背
圧室、 5・・・圧縮ばね、6・・・中継ピ
ストン、 7・・・クラッチ作動機構としてのブツシュロッド、9
、1!!、 15・・・電磁弁、 18川係合部、19
・・・ロッド、 20・・・キャップ状部材、
20b・・・内周面、 23川スチールボール、
24・・・受は部材、 26・・・一方向係合機
構、28・・・半球形凹部。 第1wJ 第2wJ
アクチェエータの実施例を示すものであって・第1図は
本発明の第1実施例を示す無調整式クラッチアクチュエ
ータの断面図、第2図は本発明の第2実施例を示す無調
整式クラッチアクチュエータの要部拡大断面図、第3図
は従来の無調整式クラッチアクチュエータが用いられて
いる自動車の自動クラッチ系の系統図である。 ■・・・無調整式クラッチアクチュエータ、2・・・ピ
ストンロッド、 2a・・・小径の先端部、2b・・・
傾斜状段部、 3・・・パワーピストン、4・・
・シリンダ、 4a・・・作動室、4b・・・背
圧室、 5・・・圧縮ばね、6・・・中継ピ
ストン、 7・・・クラッチ作動機構としてのブツシュロッド、9
、1!!、 15・・・電磁弁、 18川係合部、19
・・・ロッド、 20・・・キャップ状部材、
20b・・・内周面、 23川スチールボール、
24・・・受は部材、 26・・・一方向係合機
構、28・・・半球形凹部。 第1wJ 第2wJ
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 ピストンロッドを有するピストンをシリンダ内に往復動
自在に配設してこのシリンダ内に作動室と背圧室とを設
け、前記背圧室の側に配されたピストンロッドに連動さ
せてクラッチを断続するようにしたクラッチアクチュエ
ータにおいて、 (a)前記シリンダの背圧室内に摺動自在に配されかつ
前記ピストンロッドの先端に関連して配設されたキャッ
プ状部材と、前記キャップ状部材の内周面と前記ピスト
ンロッドの先端部との間に設けられた係合部材と、前記
ピストンロッドの先端部とにより構成された一方向係合
機構、(b)前記キャップ状部材の開放端と前記ピスト
ンとの間に配置された圧縮ばね、 (c)前記キャップ状部材の閉塞端に連設されたクラッ
チ作動機構、 をそれぞれ具備し、前記シリンダの作動室内に圧力流体
が供給されて前記ピストン及びピストンロッドが前記背
圧室の側に往動される際には、前記ピストンロッドの所
定ストローク後、前記係合部材により前記ピストンロッ
ドとキャップ状部材とが一体的に結合される一方、クラ
ッチ作動機構が復動完了後には、前記ピストンロッドと
キャップ状部材との結合が解除され、前記圧縮ばねの附
勢力に抗しての前記キャップ状部材の前記ピストン側へ
の移動が許容されるように構成したことを特徴とするク
ラッチアクチュエータ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60150797A JPH0637902B2 (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | クラツチアクチユエ−タ |
KR1019860004404A KR920000691B1 (ko) | 1985-07-09 | 1986-06-03 | 클러치 액튜에이터 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60150797A JPH0637902B2 (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | クラツチアクチユエ−タ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6213831A true JPS6213831A (ja) | 1987-01-22 |
JPH0637902B2 JPH0637902B2 (ja) | 1994-05-18 |
Family
ID=15504639
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60150797A Expired - Lifetime JPH0637902B2 (ja) | 1985-07-09 | 1985-07-09 | クラツチアクチユエ−タ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0637902B2 (ja) |
KR (1) | KR920000691B1 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269676U (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-01 | ||
JPH02271113A (ja) * | 1989-03-08 | 1990-11-06 | Ina Waelzlager Schaeffler Kg | クラツチ操作装置 |
US5042631A (en) * | 1988-12-20 | 1991-08-27 | Renault Vehicules Industriels | Electropneumatic clutch control device |
-
1985
- 1985-07-09 JP JP60150797A patent/JPH0637902B2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1986
- 1986-06-03 KR KR1019860004404A patent/KR920000691B1/ko not_active IP Right Cessation
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6269676U (ja) * | 1985-10-21 | 1987-05-01 | ||
US5042631A (en) * | 1988-12-20 | 1991-08-27 | Renault Vehicules Industriels | Electropneumatic clutch control device |
JPH02271113A (ja) * | 1989-03-08 | 1990-11-06 | Ina Waelzlager Schaeffler Kg | クラツチ操作装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
KR870001061A (ko) | 1987-03-11 |
JPH0637902B2 (ja) | 1994-05-18 |
KR920000691B1 (ko) | 1992-01-20 |
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