JP3262424B2 - クラッチ操作装置 - Google Patents

クラッチ操作装置

Info

Publication number
JP3262424B2
JP3262424B2 JP24091693A JP24091693A JP3262424B2 JP 3262424 B2 JP3262424 B2 JP 3262424B2 JP 24091693 A JP24091693 A JP 24091693A JP 24091693 A JP24091693 A JP 24091693A JP 3262424 B2 JP3262424 B2 JP 3262424B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
cylinder
clutch
boot
operating device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP24091693A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0791465A (ja
Inventor
要 鈴木
順四 作田
邦弘 浜野
Original Assignee
ボッシュ ブレーキ システム株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ボッシュ ブレーキ システム株式会社 filed Critical ボッシュ ブレーキ システム株式会社
Priority to JP24091693A priority Critical patent/JP3262424B2/ja
Publication of JPH0791465A publication Critical patent/JPH0791465A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3262424B2 publication Critical patent/JP3262424B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Diaphragms And Bellows (AREA)
  • Mechanical Operated Clutches (AREA)
  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クラッチ操作装置に関
するもので、詳しくはブーツの耐久性の向上を図ったク
ラッチ操作装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は、従来から採用されているクラッ
チ50とクラッチ操作装置60を示している。
【0003】このクラッチは、コイルスプリング51に
よってプレッシャプレート52が押圧され、該プレッシ
ャプレート52を介してクラッチディスク53がフライ
ホイール54に圧接されている。そして、このクラッチ
50では、クラッチ操作装置60を作動させることによ
って、クラッチ操作レバー55,クラッチレリーズフォ
ーク56,クラッチレリーズシフタ57を作動させ、そ
れによってレリーズレバー58を作動させて、プレッシ
ャプレート52をコイルスプリング51の付勢力に抗し
て移動させる。
【0004】クラッチ操作装置60は、ハウジング61
の一部を構成するシェル61a内にパワーピストン62
を備え、該パワーピストン62の動力は、ピストンロッ
ド62a,中継ピストン63,出力ロッド64を介して
クラッチ操作レバー55を作動させる。
【0005】そして、クラッチ操作を解除すると、パワ
ーピストン62は、クラッチ50のコイルスプリング5
1,リターンスプリング65等によって復帰される。一
方、クラッチディスク53は、コイルスプリング51に
よって、フライホイール54に圧接される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記クラッ
チ50では、クラッチディスク53が摩耗すると、それ
にともなって、プレッシャプレート52がフライホイー
ル54方向に変位する。したがって、レリーズレバー5
6は、図2において時計方向に回動される。また、クラ
ッチ操作装置60では、出力ロッド64が左方に変位さ
れる。
【0007】一方、クラッチ操作装置60では、中継ピ
ストン63がハウジング61のシリンダ孔61bに収容
され、出力ロッド64は、シリンダ孔61bの開口か
ら、外部へ延設されている。
【0008】そこで、クラッチ操作装置60では、シリ
ンダ孔61bを形成しているハウジング部分61cの先
端部にブーツ66の一端を係止し、該ブーツ66の他端
を出力ロッド64に係止して、シリンダ孔61bの開口
を覆っている。そして、このブーツ66は、クラッチ操
作にともなって伸縮されるため、一般に蛇腹形状に形成
されている。
【0009】設置スペースの関係上、クラッチ50のク
ラッチ操作レバー55からクラッチ操作装置60の中継
ピストン63までの距離が十分に確保できない場合に
は、出力ロッド64が短くなってしまう。したがって、
このような場合にはそれに伴ってブーツ66の出力ロッ
ド側係止位置も正規位置よりもハウジング部分61c方
向へよってしまい、ブーツ66が短くなってしまう。
【0010】このようにブーツ66の出力ロッド側係止
位置がハウジング部分61cによった状態で、ブーツ6
6の蛇腹を伸縮させると、ブーツ66の耐久性を低下さ
せてしまう。また、上記したようにクラッチディスク5
3が摩耗すると、出力ロッド64が後退するが、すると
ブーツ66が密着状態または圧縮した状態になってしま
う。このような状態でも、ブーツ66の耐久性が低下し
てしまう。さらに、ハウジング61のシェル61aに
は、スイッチ67が設置され、パワーピストン62の待
機位置が所定量以上後退した場合に、該パワーピストン
62がスイッチ67に当接することによって、クラッチ
ディスク53の摩耗限界を確認するようにしているが、
ブーツ66が密着状態になって出力ロッド64が後退で
きなくなると、クラッチディスク53の摩耗限界を検知
することができなくなる。
【0011】そこで、本発明の目的は、クラッチとクラ
ッチ操作装置との距離が十分に得られない場合にも、ブ
ーツの耐久性を低下させることなく、かつクラッチディ
スクの摩耗限界を検知するシステム等にも支障を来すこ
とのないクラッチ操作装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明のクラッチ操作装
置では、パワーシリンダ内に摺動自在に配設されたパワ
ーピストンと、上記パワーシリンダの開口部に配置され
たハウジングのシリンダ孔内に摺動自在に配置され、上
記パワーピストンのピストンロッドが係合する中継ピス
トンと、該中継ピストンに係合するとともに、上記シリ
ンダ孔より突出してクラッチ操作レバーに連結される出
力ロッドと、上記シリンダ孔の上記出力ロッド側に設け
られた、蛇腹部を有するブーツとを有するクラッチ操作
装置において、上記ブーツの一端が、上記ハウジングに
おいて上記シリンダ孔を形成しているシリンダ部の端部
より軸方向内側の中間部に固定されるとともに他端が上
記出力ロッドに固定され、かつ、上記シリンダ部を上記
蛇腹部内に延設し、上記蛇腹部の一部を上記シリンダ部
の外周側に位置させた
【0013】
【作用】本発明のクラッチ操作装置では、出力ロッドの
長さが短くても、ブーツの長さを十分に確保することが
できる。
【0014】
【実施例】図1は、本発明に係るクラッチ操作装置を示
している。
【0015】この装置は、パワーシリンダ手段10とコ
ントロールバルブ手段20と中継手段30とを備えてい
る。
【0016】パワーシリンダ手段10は、ハウジング1
のシェル1a内に構成されている。このシェル1a内に
は、パワーピストン11が配設されており、シェル1a
内を大気圧室12と圧力室13とに画成している。ま
た、このパワーピストン11は、圧力室13内に配装さ
れたスプリング14によって、図1における右方に付勢
されている。このパワーピストン11には、ピストンロ
ッド15が固着されている。
【0017】コントロールバルブ手段20は、ハウジン
グ1に形成したシリンダ孔1b内に構成されている。シ
リンダ孔1bにはバルブリフタ21が摺動自在に嵌装さ
れている。このバルブリフタ21は、シリンダ孔1bを
液圧室22と変圧室23とに画成している。また、この
バルブリフタ21には、通路21aが形成されており、
該通路21aの一端はバルブリフタ21の先端面に開口
し、他端は排気ポート24を介して大気に開放されてい
る。また、シリンダ孔1bの端部には、弁体25が配装
されている。この弁体25は、バルブリフタ21と対向
して配置され、コントロールバルブ手段20の非作動状
態で、弁座26に当接し、変圧室23と圧縮空気供給ポ
ート27との間を遮断している。
【0018】中継手段30は、ハウジング1のシリンダ
孔1c内に構成されている。シリンダ孔1cには、フリ
ーピストン31と中継ピストン32とが配装されてい
る。それらのフリーピストン31と中継ピストン32
は、シリンダ孔1cを液室33と中間室34と大気圧室
35に画成している。また、中間室34は、中継ピスト
ン32に貫設した通気孔32aを介して大気圧室35に
連通されている。
【0019】そして、液室33はハウジング1に形成し
た通路1dによってコントロールバルブ手段20の液圧
室22に連通され、ハウジング1に形成した通路1eに
よって入力ポート1fに連通されている。
【0020】上記パワーピストン11のピストンロッド
15は、シリンダ孔1cに挿着させたガイドブロック3
6を貫通し、さらにフリーピストン31を貫通して中継
ピストン32まで達している。そして、ピストンロッド
15の先端は、中継ピストン32の中間室34側の端面
に形成したガイド孔32bに挿嵌されている。一方、中
継ピストン32の大気圧室35側の端面には、出力ロッ
ド2が配設され、該出力ロッド2を介して中継ピストン
32と、図に示した従来のクラッチと同様なクラッチ操
作レバーとが連係されている。また、フリーピストン3
1と中継ピストン32との間には、スプリング(図示省
略)が配装されている。
【0021】また、出力ロッド2の先端には、連結ロッ
ドを係止するための連結具3が配設されている。この連
結具3の外周には、環状溝3aが形成されている。一
方、シリンダ孔1cを形成している筒状のハウジング部
分A(シリンダ部)の中間部にも、その外周に環状溝1
gが形成されている。そして、上記環状溝3a,1gに
は、ーツ4の端部4a,4bがそれぞれ嵌着されてい
る。このブーツ4には、ポート4cが形成され、該ポー
ト4cを介して、中継手段30の大気圧室35が大気に
連通されている。ブーツ4は、蛇腹部4dを有する。
【0022】このように構成されたクラッチ操作装置
は、図1に示したように、コントロールバルブ手段20
の圧縮空気供給ポート27が管路5aを介してエアリザ
ーバ5に接続され、変圧室23が管路5bを介してパワ
ーシリンダ手段10の圧力室13に接続されている。さ
らに、ハウジング1の入力ポート1fは、管路5cを介
してマスタシリンダ6に接続されている。
【0023】このクラッチ操作装置は、以下のように作
用する。マスタシリンダ6のペダ6aを踏み込むと、
マスタシリンダ6の作動液は、入力ポート1f,通路1
eを介して中継手段30の液室33に圧送され、さらに
通路1dを介してコントロールバルブ手段20の液圧室
22に圧送される。したがって、フリーピストン31が
図1において右方に押送され、バルブリフタ21が図1
において右方に押送される。バルブリフタ21が作動さ
れると、該バルブリフタ21の先端が弁体25に当接し
て通路21aを閉塞し、さらに弁体25を押し開いて圧
縮空気供給ポート27と変圧室23とを連通する。する
と、エアリザーバ5の圧縮空気は変圧室23からパワー
シリンダ手段10の圧力室13に供給される。この圧力
室13に供給された圧縮空気は、パワーピストン11を
図1において右方に押送する。パワーピストン11が押
送されると、該パワーピストンの運動は、ピストンロッ
ド15に伝達される。そしてピストンロッド15が図1
において右方に移動され、それに伴って中継ピストン3
2も図1において右方に押送される。この中継ピストン
32は、出力ロッド2を図1において右方へ押送し、そ
して、クラッチ操作レバーを作動して、クラッチを切
る。
【0024】マスタシリンダ6のペダル6aの踏力を解
除すると、バルブリフタ21は、図1の状態に復帰す
る。したがって、変圧室23は通路21aを経て排気ポ
ート24から大気に解放され、圧力室13の圧縮空気を
コントロールバルブ手段20の変圧室23を経て大気に
放出させる。すると、中継ピストン32は出力ロッド2
のクラッチの接作用に伴う復帰力によって図1に示した
状態に復帰し、それに伴ってピストンロッド15も復帰
する。このピストンロッド15の復帰力は、パワーピス
トン11に伝達される。そして、パワーピストン11
は、スプリング14の付勢力に抗して図1の状態まで復
帰される。
【0025】なお、図1において符号7は、センサを示
している。このセンサ7は、クラッチディスクが摩耗す
ると、パワーピストン11の復帰位置が図1において左
方に移動することを利用して、クラッチディスクの摩耗
限界を検知するためのもので、パワーピストン11がセ
ンサ7の接触子7aに当接したことを検知して、クラッ
チディスクの摩耗限界を知る。
【0026】ところで、クラッチディスクが摩耗する
と、それに伴って出力ロッド2が図1において左方へ変
位する。それに伴ってブーツ4の端部4aも左方へ変位
される。その結果、ブーツ4の長さは短縮される。しか
し、本発明のクラッチ操作装置では、ブーツ4の端部4
bがシリンダ孔1cを形成している筒状のハウジング部
分Aの中間に係止されているため、即ちブーツ4の全長
が十分に確保されているため、ブーツ4の全長に対する
変位率は僅かであり、ブーツ4に悪影響を与えることは
ない。
【0027】なお、上記実施例では、ブーツ4の端部4
bをシリンダ孔1cを形成している筒状のハウジング部
分Aの中間に係止しているが、その係止位置は、ハウジ
ング部分Aの中間から基部までの間に設定すればよい。
【0028】
【発明の効果】上記したように、本発明に係るクラッチ
操作装置では、クラッチとクラッチ操作装置との距離が
十分に得られない場合にも、ブーツの長さを十分に確保
することができる。したがって、ブーツの伸縮運動に際
し、ブーツが無理に変位することなく、よってブーツの
耐久性を向上させることができ、またクラッチディスク
の摩耗限界を検知するシステム等にも支障を来すことが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るクラッチ操作装置の縦断面図であ
る。
【図2】従来のクラッチおよびクラッチ操作装置を示し
た縦断面図である。
【符号の説明】
1 ハウジング 1c シリンダ孔 2 出力ロッド 4 ブーツ4a、 4b 端部 4d 蛇腹部 11 パワーピストン 15 ピストンロッド 32 中継ピストン55 クラッチ操作レバー A ハウジング部分(シリンダ部)
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭55−47450(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) F16D 23/00 - 25/12 F16J 3/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パワーシリンダ内に摺動自在に配設され
    たパワーピストンと、上記パワーシリンダの開口部に配
    置されたハウジングのシリンダ孔内に摺動自在に配置さ
    れ、上記パワーピストンのピストンロッドが係合する中
    継ピストンと、該中継ピストンに係合するとともに、上
    記シリンダ孔より突出してクラッチ操作レバーに連結さ
    れる出力ロッドと、上記シリンダ孔の上記出力ロッド側
    に設けられた、蛇腹部を有するブーツとを有するクラッ
    チ操作装置において、上記ブーツの一端が、上記ハウジングにおいて上記シリ
    ンダ孔を形成しているシリンダ部の端部より軸方向内側
    の中間部に固定されるとともに他端が上記出力ロッドに
    固定され、かつ、上記シリンダ部を上記蛇腹部内に延設
    し、上記蛇腹部の一部を上記シリンダ部の外周側に位置
    させた ことを特徴とするクラッチ操作装置。
JP24091693A 1993-09-28 1993-09-28 クラッチ操作装置 Expired - Fee Related JP3262424B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24091693A JP3262424B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 クラッチ操作装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24091693A JP3262424B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 クラッチ操作装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0791465A JPH0791465A (ja) 1995-04-04
JP3262424B2 true JP3262424B2 (ja) 2002-03-04

Family

ID=17066573

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24091693A Expired - Fee Related JP3262424B2 (ja) 1993-09-28 1993-09-28 クラッチ操作装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3262424B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0791465A (ja) 1995-04-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
GB2313887A (en) A booster assembly
US20020069751A1 (en) Brake booster
KR0156350B1 (ko) 브레이크 장치용 진공 추진장치
US4611526A (en) Reaction transmitting mechanism for brake booster
US4679680A (en) Clutch master cylinder with internal reservoir
US4425760A (en) Brake booster with reaction disc plate and cylindrical member
US4024713A (en) Brake booster
US5907990A (en) Brake booster having a reaction force mechanism
JP3262424B2 (ja) クラッチ操作装置
KR100315870B1 (ko) 브레이크배력장치
JPS62220721A (ja) 液圧的に制御されるクラツチ作動装置
US5601008A (en) Vacuum servo unit for a vehicle braking system
US6984002B2 (en) Brake hydraulic pressure generator
US6591734B1 (en) Servomotor with a deformable-adjustable sleeve
JP3700069B2 (ja) 倍力装置の反力機構
JP4207191B2 (ja) 高ジャンプを有する非常弁を備えたブースト式ブレーキ装置及びこの装置のためのブースタ
JP3856266B2 (ja) 気圧式倍力装置
JPH0124430Y2 (ja)
US5537910A (en) Actuator for a brake booster
US7240602B2 (en) Brake control device
US3733822A (en) Dual ratio force transfer apparatus
JP3614262B2 (ja) 倍力装置
JPS6010230Y2 (ja) ブレ−キブ−スタ
JP3275926B2 (ja) クラツチアクチユエータ
JPH0645406Y2 (ja) 液圧応動型エアブレ−キバルブ

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees