JPS62137812A - 圧粉磁性体用アトマイズ鉄粉 - Google Patents

圧粉磁性体用アトマイズ鉄粉

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JPS62137812A
JPS62137812A JP60280122A JP28012285A JPS62137812A JP S62137812 A JPS62137812 A JP S62137812A JP 60280122 A JP60280122 A JP 60280122A JP 28012285 A JP28012285 A JP 28012285A JP S62137812 A JPS62137812 A JP S62137812A
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Japan
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iron powder
powder
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atomized iron
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Masaaki Sato
正昭 佐藤
Yoshihiro Igai
猪飼 善弘
Hitoshi Sakuma
均 佐久間
Kanji Nakahara
中原 寛治
Tetsusaburo Niimura
新村 鉄三郎
Hirofumi Sugawara
宏文 菅原
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Kobe Steel Ltd
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Kobe Steel Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は高周波ノイズ除去用の圧粉磁芯の原料となる新
規な圧粉磁性体用アトマイズ鉄粉に関する。 (従来の技術) 近年OA機器等の電気製品の発展に関連し、各種電気機
器に電源から流入するノイズ除去の目的で、鉄粉と樹脂
や水ガラス等を混合して固めた圧粉磁芯が使用されてい
るが、この原料鉄粉としては電解鉄粉あるいはアトマイ
ズ鉄粉を偏平化した鉄粉が用いられており、その製造法
の1例として特開昭54−38259号等が既知である
。 (発明が解決しようとする問題点) ところで、圧粉磁芯の磁気特性(透磁率)及び強度は圧
粉磁芯の密度によって大きく影響をうける。即ち、圧粉
密度を上げると低周波数領域での磁気特性は上昇し、抗
折強度も高くなるが、反面高周波領域での損失が大きく
なり透磁率が低くなる。これは密度が上がるに比例して
樹脂等のバインダーによる鉄粉粒子間の絶縁が保てなく
なること及び加工歪によるものである。これに対し、樹
脂の量を増やしたり圧粉密度を低くすると高周波領域で
の透磁率は良くなるが、反面低周波領域での透磁率が低
下するとともに抗折強度も低下し、ハンドリング時に製
品が割れたり欠けたりするという問題点がある。 本発明は、上記の問題を解決すべく低圧粉密度でも良好
な低周波及び高周波領域での磁気特性を示す圧粉磁性体
用アトマイズ鉄粉を提供することを目的とする。 (問題点を解決するための技術手段) 本発明は前記目的を一達成するため、下記a −gの構
成を採用した。 a:化学組成(重量%) C≦0.01 Si≦0.O3 Mn≦0.25 P<0.020 Cu、 Ni、 Cr≦0.05 Σ
〔0〕≦0.25 Σ〔N〕≦0.005 で、 S:0.10〜0.50% b=見掛密度 複合密度(築合体で1.7〜2.4g/cd)C:粒子
厚み 5〜30μ d:粒度分布 42メツシュ通過分が99%以上 60メソシュ通過分が85%以上 e :圧縮性 4T/CIa成形での圧粉密度が6.4g/cra以上
(好ましくは6.50g/cn?以上)f;強 度 4T/cffl成形での抗折強度が1.5kg/ctA
以上 g:フェライト粒度 6以下(好ましくは5以下) 但し、(e)、 (flはいずれもPe+0.75 Z
n−5t混合のとき (実施例) 以下、本発明の実施例につき説明する。 圧粉磁芯の透磁率に影響を及ぼすのは、前記の成形での
圧粉密度以外に鉄粉粒子の見掛密度、粒子厚み、粒度分
布およびフェライト粒度であるが、含S鉄粉を使用すれ
ば偏平度を上げることが出来、その結果、高周波領域に
おける透磁率を上げるとともに、圧粉強度をも上げるこ
とが可能であることを本発明者らは知見した。 即ち通常、アトマイズ鉄粉の製造においては、水アトマ
イズ直後は表面に鉄酸化物が生成しており、この鉄酸化
物は硬いため圧縮性が低い。従って水素を含む還元雰囲
気ガス中で還元されるが、含S鉄粉にあっては純鉄粉と
比べてSの効果で液相が出やす(、鉄粉粒子同志の焼結
が進みやすい。 そのため、偏平加工時に粒子が焼結されたまま偏平加工
されるため偏平度が大きくなりやすいことが判明した。 以下に本発明を実験データに基づいて説明する。 ■:適正S含有ffi (0,2〜0.5%)について
、下記第1表(I)(n)に実験に供した鉄粉の組成と
緒特性を示す。 第1表(1)  供試粉 アトマイズ鉄粉の組成第1表
(I[)   粉  体  性  状上記表において、
No、 1は純鉄粉であり、陽2、Nα3、隘4、徹5
はそれぞれ8%が0.2.0.3.0.5.0.6%の
水アトマイズ還元鉄粉である。この表から判るようにS
含有量以外の成分組成、見掛密度、粒度分布等の特性に
ついては大差はない。 下記第2表は、上記第1表に示す各鉄粉をIQkg/バ
ッチの振動ボールミルに充填し、4時間、偏平加工した
ものの性状を示したもので、一般に見掛密度が低下すれ
ば粒子厚みは小さくなる。そしてこの表からも判るよう
にS含有量の多いものほど、見掛密度が低下しており、
粒度分布も80メソシユ、100メソシユの割合が多く
なり、粒子厚みが小さくなっていることが判る。 次       葉 第2表 偏平加工後の性状 第1図はこの偏平加工後の鉄粉の粒度が−100/+1
45メツシュの粒子厚みを測定したものであるが、これ
からもS含有量の多いものほど、粒子厚みが小さくなっ
ていることが確認される。 次に下記第3表は、偏平加工後の鉄粉を9゜O’CX3
0分間、還元ガス雰囲気中で焼鈍粉砕後、さらに900
℃X30分間同様に焼鈍粉砕を行ったものであるが、S
含有量が多いものほど、粒度が粗目になっており、焼結
が進んでいることが確認される。 第3表 偏平加工、焼!@後の性状 また、第2図は試験粉の圧縮性(圧粉体密度)を示し、
下記第4表は4 T/c1aの圧力で成形した圧粉磁芯
の交流透磁率を示すが、隘5の如くS含有量が0.6%
と高くなると圧粉密度は低くなるため、500 KHz
 、 1000 KHzとなった周波数での透磁率は若
干良くなるが、10[Hzといった低周波数での透磁率
が極端に低くなり、実用上問題がある。 次       葉 第4表 注1)成形圧 4 T/ci 配合二Fe十水ガラス+0.5%Zn−5t試片:(4
5φ−33φ)×6h 以上の第1〜第3表、第1図、第2図を参照すると、試
験粉中、N11L1の純鉄粉、N[i5のS含有量の多
いものに比し、本発明の11h2〜徹4のものは、見掛
密度が低く、粒子厚みも5〜30μと小さく、かつ圧粉
密度が低くても、従来粉に比し低高周波数域での透磁率
(磁気特性)が良好であることが判゛明したのであり、
このことから、本発明では、その化学組成において、従
来の電解鉄粉と略同組成成分でありながら、特にS含有
量を0.10〜0.50%とに限定したものである。 ■:純鉄糸偏平粉及び電解鉄粉との比較下記第5表は、
S含有量を0.2%(本発明S含有量)の鉄粉を使用し
、偏平加工時間を変えて実施した場合の偏平加工後の粉
体特性を示したものである。同表から偏平加工時間が長
い場合、見掛密度が低下しており、粒子厚みが小さくな
っていることが判る。 次       葉 第6表はS含有量0.2%の偏平加工粉を2回焼鈍した
場合の緒特性と、比較としての純鉄系偏平加工粉および
電解鉄粉の特性を示す。 なお、比較例阻1、同隘2の純鉄系偏平加工粉の加工条
件は、それぞれ10kg/バッチで4時間偏平加工した
ものである。 次       葉 また、上記表には、これら各鉄粉に潤滑剤0.75%と
、水ガラス0.5%+0.5%Zn−5tを配合し、4
T/cfflの圧力で圧粉した場合の圧粉密度を示すが
、含S偏平加工粉N[L1〜阻5はいずれも、比較粉隘
1〜隘3に比べて圧粉密度が低いことが判る。 次に下記第7表は、バインダーとして水ガラス0.5%
+0.5%Zn−5tを配合し、成形圧4 T/co!
 (但しTはトン)で(45φ−33φ)X 5 tの
リング試験片を作製し、周波数と透磁率の関係を調べた
ものである。 次       葉 上記表から判るように、実施例隘2は、寛3、隅4は従
来の純秩糸偏平加工粉(比較例Nct1、No、2)あ
るいは電解鉄粉(比較例N113)に比べて、高周波域
での透磁率に優れている。 なお、実施例隘1の高周波域での透磁率が低いのは、偏
平加工時間が短く、従って偏平加工率が低いためである
。 ■:抗折強度について 第3図は、実詣例試験片魚1〜魔5と、従来の比較例試
験片Ncl−Nc3の試験片形状12.7’X 31.
7 X 6.4 ”での抗折試験の結果を示したもので
ある。この図から明らかなように、本発明実施例の含S
偏平加工粉の抗折強度は1.5 kg/cnt以上の如
く良好であることが判る。 (発明の効果) 本発明によれば、特にその化学組成中、Sが0゜1〜0
.50%という特定のS含有アトマイズ鉄粉であるので
、圧粉密度が低くても、従来粉である純鉄系アトマイズ
鉄粉や電解鉄粉に比べて低高周波数域での磁気特性が良
好で、かつ抗折強度にすぐれた圧粉磁芯が得られる。即
ち軽量で磁気特性がよく、さらには複雑形状の圧粉磁芯
の作製が有効であり、従来の問題点を解決したものとし
て工業的に優れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は含有S量と偏平後の粒子厚さを示したグラフ、
第2図は第1表に示した試験片の圧粉体密度を示したグ
ラフ、第3図は第6表に示した実施例、比較例試験片の
抗折強度を示したグラフである。 特 許 出 願 人  株式会社神戸製鋼所第1凶 11&の試駁匍A/6 M 3図 猶イ孜っ試−g2糟棒。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)化学組成が重量%でC≦0.01、Si≦0.0
    3、Mn≦0.25、P<0.020、Cu、Ni、C
    r≦0.05、Σ〔O〕≦0.25、Σ〔N〕≦0.0
    05、でSか0.10−0.50であり; 見掛密度が複合密度で1.7〜2.4g/cm^3であ
    り;粒子厚みが5〜30μであり;粒度分布が42メッ
    シュ通過分が99%以上、60メッシュ通過分が85%
    以上であり;圧縮性が4T/cm^2成形での圧粉密度
    が6.40g/cm^3以上であり;強度が4T/cm
    ^2での抗折強度が1.5kg/cm^2以上であり;
    フェライト粒度が6以下である; 磁気特性と強度にすぐれた偏平形状のアトマイズ鉄粉で
    あることを特徴とする圧粉磁性体用アトマイズ鉄粉。
JP60280122A 1985-12-11 1985-12-11 圧粉磁性体用アトマイズ鉄粉 Granted JPS62137812A (ja)

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JP60280122A JPS62137812A (ja) 1985-12-11 1985-12-11 圧粉磁性体用アトマイズ鉄粉

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JPH0453085B2 JPH0453085B2 (ja) 1992-08-25

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4993744A (en) * 1988-08-25 1991-02-19 Nhk Spring Co., Ltd. Vehicular anti-roll system for stabilizing the orientation of a vehicle body

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4993744A (en) * 1988-08-25 1991-02-19 Nhk Spring Co., Ltd. Vehicular anti-roll system for stabilizing the orientation of a vehicle body

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