JPS62136520A - 耐遅れ破壊特性のすぐれた高張力鋼線の製法 - Google Patents

耐遅れ破壊特性のすぐれた高張力鋼線の製法

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JPS62136520A
JPS62136520A JP27626385A JP27626385A JPS62136520A JP S62136520 A JPS62136520 A JP S62136520A JP 27626385 A JP27626385 A JP 27626385A JP 27626385 A JP27626385 A JP 27626385A JP S62136520 A JPS62136520 A JP S62136520A
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steel
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隆 福田
Kenji Aihara
相原 賢治
Yoshio Kato
加藤 理生
Takuo Mizoguchi
溝口 卓夫
Takahiko Adachi
足立 隆彦
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、耐遅れ破壊特性のすぐれた低しラクセーショ
ン高抗張力鋼線の製造に関する。より詳細には、本発明
は、JIS G 3109の5BPD 130/145
の高張力鋼線における耐遅れ破壊特性の改善に関する。
(従来の技術) コンクリートパイルに用いられる異形pcm棒は抗張力
が145kgf/+m”以上と高い上に、スポット溶接
後、抗張力の70%の緊張力を付与された状態で湿潤コ
ンクリート中に数時間保持され、さらに高温高圧下でオ
ートクレーブ養生される。この?m 3Mコンクリート
中で遅れ破壊が発生しやすく、オートクレーブ養生下で
レラクセーションが発生しやすい。このため、耐遅れ破
壊特性のすぐれた低しラクセーション異形PC鋼棒が必
要となる。
従来技術では遅れ破壊の起点となる溶接部の硬度をなる
べく下げるためC含有量を低くしたり、スポット溶接法
を改良して焼入れ効果の生じないように工夫する提案が
なされていた。また、母材からの遅れ破壊の起点となる
表面欠陥の減少にも努力が払われていた。しかしながら
、いずれの方法も耐遅れ破壊特性の向上には完全とは言
いがたく、このようなPC鋼棒は常に遅れ破壊破断発生
の危険性を内包していた。
(発明が解決しようとする問題点) PCパイル(プレストレスコンクリート抗)は、パイル
のひび割れ発生防止と剛性および曲げ強さを向上させる
目的から次のように製造される。
第1図は、PCパイル用の鉄筋籠の概略図である。
図示の如く、円柱体の外周を形成するように配置された
pc鋼棒、すなわち高張力軸筋1の外周相当部分にらせ
ん状に補助鉄筋2を巻きつけ、それらの交差点3をスポ
ット溶接して鉄筋籠が製作され次いで、高張力軸筋1に
引張強さの70%相当の緊張力を導入し、この鉄筋籠を
図示しない型枠内に配置し、コンクリート原料を型枠内
に投入して遠心成形し、蒸気養生後、プレストレスを導
入する工程でPCパイルが製造されている。
しかしながら、前記スポット溶接は、2〜4サイクルの
短時間通電であり投入熱量が少ないため溶接部は急冷さ
れて焼入m織となりやすい。溶接部が焼入&lI織とな
るのを防ぐため、スポット溶接時に補助鉄筋を予熱する
方式や、回転二電極を用いてスポット溶接直後に2〜4
サイクル通電による焼戻しを行う方式が採用されている
が、いずれも溶接熱影響部の焼入れ回避のために必要な
温度と保持時間を安定して確保することが難しく、完全
な方法とは言いがたい、また、作業上の問題からスポッ
ト溶接のままで焼戻しなしで使用する場合も多い。
このように、PCパイル内部の鉄筋籠の軸筋においては
、引張強さ145 kgf/ss”以上の高張力軸筋上
に50〜200a+mビ7チでスポット溶接点が配列さ
れた状態で引張強さの70%相当の緊張力を導入され、
且つ湿潤コンクリートにさらされて数時間保持されるた
め、溶接部に遅れ破壊クラックが発生しやすい。
なお、PCパイルによっては鉄筋籠製作時に軸筋とらせ
ん筋との接合点をスポット溶接せずにワイヤで結合する
場合もある。このような場合でも、もしPC鋼棒に表面
疵等の欠陥が存在すると、遅れ破壊にとって極めて有害
なりランクとして作用することは言うまでもない。
このようにPC鋼棒上に遅れ破壊クラックもしくは表面
疵等の有害クランクの存在する状態で湿潤ボンクリート
中での緊張を継続すると、クランクは次第に母材中を伝
播拡大し、ついには遅れ破壊破断をきたす。
一方、鋼棒に与えられた初期緊張力は予備養生およびオ
ートクレーブ養生の過程でPC鋼棒のレラクセーシタン
により次第に減少する。
したがって、PCパイル製造時のような苛酷な作業条件
下でも遅れ破壊破断の発生しがたい耐遅れ破壊特性の優
れた低しラクセーションPC鋼棒が要求されていた。
(問題点を解決するための手段) 本発明者等は、コンクリートパイル中の異形PC鋼棒で
発生する遅れ破壊現象をシミュレートできる遅れ破壊試
験法を開発し、この方法を用いた試験結果から、異形P
C!11棒中のP、S含有量の低減が遅れ破壊クランク
の伝播防止、ひいては遅れ破壊破断防止に効果が大きい
ことを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、コンクリートパイル製造工程中でのpcfg
J棒の遅れ破壊現象を基礎的に研究した結果、第2図に
概略を示す遅れ破壊試験法が実際のコンクリートパイル
製造工程中でのPC綱棒の遅れ破壊現象とよく対応する
ことを見出した。
この遅れ破壊試験法を第2図を参照して説明する。PC
鋼棒からなる供試材11の両端をチャック12.13で
把持し、供試材11の中間部分を電解液を収容する電解
槽14中に保持する。さらに、供試材11の中間部分に
コイル15を供試材とコイルが適当な距離を保持した状
態で巻きつけ、定電流電源16から給電して電解液の電
気分解を行い供試材11の表面に水素を発生させる。一
方、上方のチャック13から支点17を介して重錘18
の作用により常時上方への引張力を受ける。
このようにして供試材11を水素発生の環境下で任意の
温度で任意の引張力の影響のもとに置くことができる。
ここで、図は省略するが、電解槽14は液温1節装置を
有する恒温槽との間で電解液を循環させる仕組みとなっ
ている。
供試材11の遅れ破壊破断が生ずると、重錘18がタイ
マー19の接触子に触れ、遅れ破壊破断時間が記録され
る。
この遅れ破壊促進試験法によってpc鋼棒での遅れ破壊
クランクの発生と伝播現象を調査した結果、次のことが
判明した。
すなわち、遅れ破壊の初期クランクが発生する場合はス
ポット溶接部中の硬度の高い部分または表面疵等が予め
存在していた場所に発生する。しかしながら、この初期
クラックが常に母材内へ伝播してpc鋼棒全体の遅れ破
壊破断につながるわけではなく、初期クランクのままで
停止して進展しない場合や、進展してもその伝播速度が
極めて遅くコンクリートパイル製造工程に対応する時間
内では実用上全く害のない程度の大きさのクランクにし
か発達しないケースもある。
このような現象についての解明を進めた結果、本発明者
らはPC鋼棒中のPおよびSの含有量がこのような遅れ
破壊クランクの発生と伝播に大きな影響を及ぼすことを
見出した。
すなわち、異形pc鋼棒中のP、S含有量をともに低下
させることにより、遅れ破壊クランクの発生と伝播特性
、すなわち、耐遅れ破壊特性を大幅に改善できることを
見出したものである。
これらの実験および検討の結果、本発明を完成したもの
であって、本発明に従うと、C:0.5%以下を含有し
、不純物としてのPおよびSがそれぞれ、 P :0.015%以下、 S :0.010%以下、
テアリ、145 kgf/am”以上ノ抗張カド10%
以下のレラクセーション値を有する焼入焼戻高張力鋼線
が提供される。
この高張力鋼線はAc、1以上の温度に加熱後、臨界冷
却速度以上の冷却速度で急冷して焼入組織とされ、次い
で室温で伸線されあるいはこの伸線工程なしで、100
〜700℃の範囲の温度域で焼戻され、前記温度域に保
持されている間に歪量3〜90%の塑性加工を加えられ
るかもしくは矯正加工を加えられたものである。
(作用) 以下に本発明の高張力鋼線の化学成分、熱処理条件およ
び塑性加工もしくは矯正加工条件の限定理由について述
べる。
囮ヱ虞公 C: C含有量を0.5%以下としたのは、C含有量が0.5
%を超えると!14線を溶接して使用する場合の溶接部
の延靭性が低下し、コンクリートパイル中での使用に耐
えなくなるためである。また、溶接しないで使用する場
合も、表面疵が存在すると短時間で遅れ破壊破断が発生
する危険性が大きいためでもある。
P: P含有量を0.015%以下としたのは、P含有量が通
常の高張力鋼、侍にJIS G 3109のSl]P[
l 130/145の高張力線に含まれる0、03%以
下、例えば0.025%程度ではスポット溶接が不適正
な場合に遅れ破壊のクラック発生と伝播が起こりやすく
なって遅れ破壊破断を生ずることがあるからである。
これに対し、P含有量を0.015%以下にすると溶接
条件の変動による溶接部の領域の大きさや溶接部の硬さ
の変動があっても遅れ破壊クラックが発生しにくいこと
が判明した。さらにP含有量が0.015%以下になる
と上記の溶接部のクランクの発生が遅くなると同時に母
材におけるクランクの進展が極めて遅くなる。
さらに、Pは母材中でバンド状に偏析する傾向があるた
め、クランクはP濃度の高い部分から選択的に優先発生
し連結してゆく傾向があるが、P含有量が0.015%
以下になるとPの偏析が生じにくくなり、クランクの進
展速度は著しく減少することがわかった。
このようなPの偏析の生成には後述のS量が大きな影響
を及ぼすことが調査の結果明らかとなった。即ち、当該
高張力綱線の製造工程において、分塊圧延または線材圧
延に先だち、鋼塊またはビレットの状態で1200〜1
300℃の高温で長時間加熱または均熱される。このと
きに鋼中のPは拡散移動する。この際に、鋼中に分散し
ているMnSの周辺にPが凝集しやすく、結果としてP
の偏析が生成されやすい。したがって、slを減少させ
て0゜01%以下にするとMnS量が減少し、かつ細か
く分散するためPの偏析も更に大幅に軽減される。
しkかって、P含有Mlt低い方が有利で0.015%
以下が好ましいが、更にslも0.01%以下であるこ
とが望ましい。
S: SはMnSの介在物になって鋼中に分布している。
MnSが多量に存在すると、遅れ破壊を発生させる鋼中
の水素原子はMnSの周囲に捕捉されているのでなかな
か鋼から脱は出さなくなる。このため、溶接部に容易に
クランクが発生し、伝播するようになる。
S含有量をo、oto%以下にすると、MnS 57が
減少し、これに応じて鋼中水素量が減少するため、遅れ
破壊の発生は非常に少なくなる。
さらに、MnSは延伸した形状をしているため、その先
端で高い応力集中を生じ、遅れ破壊の亀裂進展が非常に
容易になる。しかし、S含有量が0゜01%以下になる
とMnSは細かく分裂して存在し、大きく延伸した場合
のような応力集中を生じなくなる上に前述のようにPの
偏析の程度も大幅に軽減するので、遅れ破壊のクランク
進展速度は著しく低下する。
したがって、S含有量は通常の高張力鋼線の場合より少
なく、特に0.010%以下にすることによって遅れ破
壊時間を非常に長くすることができる。
本発明の高張力鋼線は以上の元素を含有するほか、他の
元素も含有してもよい、このような代表的元素としてM
ns 31% Crs Bがある。
Mnは強度と焼入性の向上にを効であるので2.50%
以下の範囲で含有してもよい。しかし、2.50%を超
えて含有すると、赤熱脆性が激しくなり且つ溶接性も劣
化する。
SLは脱酸と強度のため添加されるが、しかし、0.8
%を超えると靭性が劣化するので0.8%以下とする。
C「は焼入性と強度の確保のため添加されるが、1.2
%を超えて添加すると溶接性および靭性が劣化するので
上限を1.20%とする。
Bはfiit量添加でも焼入性を大幅に改善し、強度、
靭性を改善するのに有効な元素である。しかしながら、
0.005%を超えて添加すると靭性および溶接性が著
しく劣化するので、0.005%以下とする。
然処理魚註 焼入れは、Act点以上の温度に加熱後、臨界冷却速度
以上の冷却速度で急冷して行う。
一方、焼戻温度を100℃以上700℃以下としたのは
、100℃未満の加熱温度では焼入ままの状態とかわら
ず靭性が非常に低いためであり、700℃超では焼戻軟
化されて引張強度TS≧145  kg47am”が得
られなくなるからである。
、性加工もしくは賑正 本発明の特徴の1つは焼入組織の鋼線を100℃以上7
00℃以下、好ましくは300℃以上500℃以下の温
度域で3〜90%、好ましくは3〜50%の塑性加工を
するかあるいは矯正加工をする点にある。
マルテンサイトを温間で塑性加工すると下記の如く極め
て有効であることが本発明者らの研究の結果明らかにな
った。すなわち、マルテンサイトを温間で加工すると転
位の増殖が著しく生ずると同時に固溶Cでそれらが動的
に時効を受けて固着され、レラクセーシッンが著しく低
減すると同時に、温間加工によって不要な可動転位は上
昇運動をして消滅し、そのことによって全転位密度の不
要な増大とレラクセーション特性を劣化させる可動転位
の増加とを抑制し、マルテンサイトの延靭性とレラクセ
ーション特性とを共に顕著に向上させることが判明した
。このためには加工の温度は100℃以上、好ましくは
300℃以上であることが必要であるが、温度が500
℃を超えるとマトリックスが回復再結晶を起こしはじめ
効果が低下し、700℃以上になると強度が著しく低下
してしまうからである。
なお、焼入れと焼戻しの間で伸線の行われる場合がある
のは、この伸線によってpc3捧として使用される場合
の所定の径に仕上げ、後加工のねじ転造、ヘッディング
加工等を容易にするためである。
次に実施例により本発明をより具体的且つ詳細に説明す
る。しかしながら、これらの実施例は本発明の単なる例
示であって本発明の技術的範囲を何等制限するものでは
ないことは勿論である。
実施例 第1表に示す組成の鋼を用い、鋼塊(またはブルーム)
を均熱後分塊圧延してビレ−/ )とし、更にビレ、ト
を加熱して直径?、5a+*に圧延した線材を脱スケー
ル潤滑処理し、直径7.1m−に冷間伸線後、異形加工
を施して鋼線表面に模様をつけた。
この鋼線を950℃に加熱した後焼入し、続いて適当な
温度で焼戻しを行い引続き温間矯正を行っている。なお
、これらの得られた鋼線は、JIS G 3109の5
BPD 130/145の異形PC鋼棒に該当する。
(注) 残部はFes   Ac3点ニア80〜825
℃得られた供試材の降伏点、引張強度、伸び、レラクセ
ーション値を濶ぺた。結果を第2表にまとめて示す、な
お、引張試験はJIS Z’ 2241に準拠し、試験
片はJIS Z 2201の2号および9号を用いた。
このようにして得られた供試材に第3表に示すスポット
溶接を100m+aピッチで2ケ所行なった。
第2表 供試材の機械的性質 つ つ つ つ り り 第3表 スポット溶接条件 これらの供試材について第2図に示す原理の遅れ破壊促
進装置を用いて第4表の試験条件で遅れ破壊試験を行な
った。電解液中に浸漬される鋼棒の長さが200m5+
となるように液面を調整している。
液温については液温調節装五を有する恒温槽から液をポ
ンプで循環することで一定温度に保つようにしている。
得られた遅れ破壊促進試験に結果を第5表に示す。
第5表 遅れ破壊促進 (次頁につづく) (第5表のつづき) 上記の実施例のうちB2、C2、C3、C4,、B2が
本発明の異形PC鋼棒である。さらに、これらのうち、
C3、C4,02が好ましい範囲の異形pc@棒である
第2表(7) A、、Ah (D比較、C1,、CI、
の比較、C4,、C4,の比較から温間矯正によるレラ
クセーシッン改良効果が認められる。
第5表に示す遅れ破壊促進試験結果の81、B2の比較
C1、C2、C3、C4の比較、DI、B2を比較する
とp、s含有量低減が耐遅れ破壊特性改善に大きな効果
のあることがわかる。
C1、C2、C3、C4の比較から、Pは0.020%
以下、好ましくは0.015%以下で、Sは0.015
%以下、好ましくは0.010%以下でその耐遅れ破壊
特性改善効果が認められ、特に、Pは0.015%以下
で、更にSが0.010%以下になった時の耐遅れ破壊
特性改善効果が顕著であることがわかる。また、P、S
含有量%低域の効果はスポット溶接の場合も、表面疵の
場合も認められることが明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、pcパイル用の鉄筋簡の概略図;および 第2図は、遅れ破壊促進試験装置の概略図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)重量%で、 C:0.5%以下、P:0.015%以下、S:0.0
    10%以下、 に制限した鋼組成を有する鋼線をAc_3点以上の温度
    に加熱し、臨界冷却速度以上の冷却速度で急冷して焼入
    組織とした後、100℃以上700℃以下の温度域で焼
    戻し、その温度域に保持したままで歪量3〜90%の塑
    性加工を加えるかもしくは矯正加工を加えることを特徴
    とする、耐遅れ破壊特性のすぐれた高張力鋼線の製法。
  2. (2)重量%で、 C:0.5%以下、P:0.015%以下、S:0.0
    10%以下、 に制限した鋼組成を有する鋼線をAc_3点以上の温度
    に加熱し、臨界冷却速度以上の冷却速度で急冷して焼入
    組織とした後、室温で伸線加工を加え、次いで100℃
    以上700℃以下の温度域で焼戻し、その温度域に保持
    したままで歪量3〜90%の塑性加工を加えるかもしく
    は矯正加工を加えることを特徴とする耐遅れ破壊特性の
    すぐれた高張力鋼線の製法。
JP27626385A 1985-12-09 1985-12-09 耐遅れ破壊特性のすぐれた高張力鋼線の製法 Granted JPS62136520A (ja)

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