JPS62134073A - 冷凍食品の解凍装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ａ、　産業上の利用分野 本発明は冷凍食品の解凍装置に関し、特に、数多くの小
塊冷凍食品を同時に、かつ、短時間にムラなく解凍させ
る為の新規な改良に関するものである。

ｂ、従来の技術 従来、用いられていたこの種の解凍装置としては種々の
構成が採用され、かつ、提案されているが、その中で代
表的な構成を挙げると第４図及び第５図に示される通り
である。

すなわち、第４図及び第５図において、符号１で示され
るものは全体が断熱構造よりなると共にほぼ箱形をなす
ケースであり、このケース１の外部上面にはコンデンシ
ングユニット２をなすための圧縮機６、凝縮器４及びフ
ァンモータ５が載置して設けられている。

前記箱体１内の上部位置には、このコンデンシングユニ
ット２に接続された蒸発器６が設けられ、この蒸発器乙
の下端には電気ヒータ等からなる加熱部７が配設されて
いると共に、この蒸発器６の一側部位置（実施例では左
ｇ１１１　）にはファンからなる送風部８がケース１に
設けられている。

前記加熱部７の下部位置には、遮蔽板９並びに一対の棚
受部材１０が設けられ、この棚受部材１０の上端とこの
遮蔽板９の下端の間には、案内開口部１１と吸込み開口
部１２が形成されていると共に、各棚受部材１０にも前
述の案内開口部１１及び吸込み開口部１２が第５図の断
面図に示されるように横長状に所要の間隔で配列されて
いる。

前記各棚受部材１０間には、Ｌ形をなす受金具１３を介
して複数枚の棚１４が設けられており、これらの各棚１
４上には多数の冷凍食品１５が載置されている。

さらに、前記ケース１の前部側には扉１６が開閉自在に
設けられており、各欄１４に対する冷凍食品１５の出し
入れを行っている。

従来の解凍装置は前述のように構成されており、以下に
その動作について説明する。

第４図の状態で、加熱部７を作動させると共に送風部８
を作動させると、この送風部８によって得られた温風が
矢印Ａ、Ｃ，Ｅ及びＧで示されるように案内開口部１１
から案内され、各欄１４における冷凍食品１５と熱交換
した後、矢印Ｂ。

Ｄ、Ｆ及びＨで示されるように吸込み開口部１２から送
風部８に戻り、再び循環される。

Ｃ０発明が解決しようとする問題点 前述のような従来構成においては、送風部から送られた
温風は冷風よりも上方に上が２性質があるため、矢印Ａ
で示される近傍位置の温風温度と矢印Ｇで示される近傍
位置の温風温度とを比較すると、矢印Ａで示される位置
の温度が極めて高温であるのに対し、矢印Ｇで示される
位置の温度はそれよりもはるかに低く、各欄の温度は上
段から下段に行くに従って低下している。従って、上段
の棚における解凍時間は非常に短いが、下段の解凍時間
は非常に長くなり、全体の解凍時間も長くなる。又、前
述の従来構成の解凍装置は、冷凍食品を解凍した後、冷
却保存状態に切換える構成であるが、上段の棚の冷凍食
品の方が早く解凍されるため、下段の棚の冷凍食品が解
凍される頃には、上段の棚の冷凍食品の水分が奪われて
その表面に焼けが生じ、商品としての価値を著るしく損
うこととなっていた。

本発明は以上の問題点を速やかに解決することを目的と
するものであり、特に、全ての棚上の冷凍食品に対しほ
ぼ均等温度の温風が供給され、全ての冷凍食品の解凍時
間がほぼ一定化できる解凍装置を提供することを目的と
する。

ｄ、　問題点を解決するための手段 本発明による冷凍食品の解凍装置は、全体がほぼ箱形を
なし開閉自在な扉を有するケースと、前記ケース内の上
部位置に設けられた加熱部と、前記加熱部の熱を下方に
供給するための送風部と、前記送風部からの送風を案内
するため前記ケース内の下部位置にのみ吹出口を有する
ガイドダクトとを備えた構成である。

００作用 本発明による冷凍食品の解凍装置において、送風部から
送られた温風は、ガイドダクトの吹出口から各欄に供給
されるため、各欄に供給される温風の温度は上部から下
部にわたってほぼ均一となって循環され、従来構成のよ
うなショートサイクルを起すこともなく、冷凍食品全体
とのほぼ均一な熱交換が行われる。

ｆ、実施例 以下、図面と共に本発明による冷凍食品の解凍装置の好
適な実施例について詳細に説明する。

尚、従来構成と同−又は同等部分については同一符号を
付して説明する。

第１図から第３図において符号１で示されるものは、全
体が断熱構造よりなると共にほぼ箱形をなすケースであ
り、このケース１の外部上面にはコンデンシングユニッ
ト２をなすための圧縮機６、凝縮機４及びファンモーフ
５が載置　１して設けられている。

前記箱体１内の上部位置；こは、このコンデンシングユ
ニット２に接続された蒸発器６が設けられ、この蒸発器
乙の下端には電気ヒータ等からなる加熱部７が配設され
ていると共に、この蒸発器６の一側部位置（実施例では
左側）にはファンからなる送風部８がケース１に設けら
れている。

前記加熱部７の下部位置には、遮蔽板９をそ・の上部に
一体状に有すると共に棚受の作用をなす一対のダクト１
０ａ及び１０ｂが設けられ、これらのダクト１０ａ及び
＋ｏｂのうち、一方のダクト１０ａには第２図で示すよ
うに横長状の複数の案内開口部１１が所要の間隔で形成
され、他方の゛ダクト１０ｂには、第２図で示す構成と
同様に横長状の複数の吸込み開口部１２が所要の間隔て
形成されている。

前記ダクト１０ａ及びＩＱｂ間にはＬ形をなす受金具１
３を介して複数枚の棚１４が設けられており、これらの
各棚１４上には多数の冷凍食品１５が載置されている。

前述の棚１４と各ダクト１０ａ及び１０１）間に設けら
れた受金具１３は、第１図では簡略化して示しているが
、実際には第６図で示すように構成されており、各ダク
トｊＯａ及び１０ｂの各開口部１１及び１２が形成され
ていない側端部にこの受金具１３が固定して取付けられ
、この受金具１３上に棚１４が載置して設けられている
と箕に、各ダクト１０ａ及び＋ｏｂ間には部屋が形成さ
れている。

さらに、前記ダクトｊｏａとケース１の側壁との間には
、このダクト１０ａとほぼ平行な状態でガイドダクト１
７が設けられており、このガイドダクト１７は長手形状
をなし、このガイドダクト１７の下端位置のみには吹出
口２ｏが形成されている。従って、このガイドダクト１
７とケース１の内壁との間には通路１９が形成され、こ
のガイドダクト１７の上端とダクト１０ａの上ｎ１とは
板状の接続部１７ａによって一体状にかっ、外から送風
が入り込めない閉状態に構成されている。

さらに、前記ケース１の前部側には扉１６が開閉自在に
設けられており、各欄１４に対する冷凍食品１５の出し
入れを行っている。

本発明による解凍装置は前述のように構成されており、
以下にその動作について説明する。

第１図の状態で、加熱部７を作動させると共に送風部８
を作動させると、この送風部８によって得られた温風が
矢印Ａ及びＢで示されるように案内されると、ガイドダ
クト１７の接続部＋７ａ側に案内された温風は、矢印Ａ
及びＢて示されるように通路１９から吹出口２０を介し
て上方に吐出され、矢印Ｅ、Ｆのようにダクトｊｏａの
各案内開口部１１を介して各欄１４の冷凍食品１５に供
給されて熱交換が行われる。

この冷凍食品１５との熱交換を終えた温風は矢印Ｊ、に
、Ｌ及びＭで示されるように、ダクト１０ｂの各吸込み
開口部１２を介して上方に吸い込まれ、送風部８によっ
て繰返し循環される。

前述の温風の循環動作が所定時間継続されると、各棚１
４上の冷凍食品１５に対しては、下部に設けられた吹出
口２０から供給された高温の温風によって、上方に上が
る高温の温風と、吹出口２０近傍の高温の温風とがほぼ
“均一化された温度分布状態となり、全ての冷凍食品１
５の解凍がムラなく行われ、はぼ同一の解凍時間が得ら
れる。

前述の解凍完了状態を検出する場合、本実施例において
はほぼ同等の解凍時間が得られるため、タイマによる時
間設定、もしくは送風部８の吸い込み温度によって行う
ことができ、解凍終了後はコンデンシングユニット２の
作動開始により、チルド食品として冷却保存することが
できる。

ｇ０発明の効果 本発明による冷凍食品の解凍装置は、以上のような構成
と作用とを備えているため、温風の上昇性を利用するこ
とによって下方に形成された吹出口のみから出た温風に
より庫内各部屋の温度がほぼ同一状態となり、全ての棚
における冷凍食品の解凍もほぼ同程度とすることができ
る。従って、解凍ムラ、食品の余分な水分の乾き、焼は
等を避けるこさがてき、解凍終了をタイマによる時間設
定、もしくは送風部への吸込み温度で検出しても常に所
定状態の解凍冷蔵食品を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図から第３図は本発明による冷凍食品の解凍装置を
示すもので、第１図は扉を除去し庫内を開示した正面図
、第２図は第１図において扉をつけた状態の右側断面図
、第６図は第１図の要部の拡大断面図、第４図は従来装
置の扉を除去し庫内を開示した正面図、第５図は第４図
において扉をつけた状態の右側断面図である。 １はケース、２はコンデンシングユニット、６は蒸発器
、７は加熱部、８は送風部、＋Ｏａ。 １０ｂはダクト、１１は案内開口部、１２は吸込み開口
部、１４は棚、１６は扉、１５は冷凍食品、１７はガイ
ドダクト、１９は通路、２ｏは吹出口である。 第１図 とＵ 第 第２図 第５図

Claims (6)

【特許請求の範囲】
1. （１）全体がほぼ箱形をなし開閉自在な扉（１６）を有
   するケース（１）と、前記ケース（１）内の上部位置に
   設けられた加熱部（７）と、前記加熱部（７）の熱を下
   方に供給するための送風部（８）と、前記送風部（８）
   からの送風を案内するため前記ケース（１）内の下部位
   置にのみ吹出口（２０）を有するガイドダクト（１７）
   とを備え、前記送風部（８）からの送風は前記吹出口（
   ２０）から吐出され、前記ケース（１）内の下部から上
   部に向けて供給されるように構成したことを特徴とする
   冷凍食品の解凍装置。
2. （２）前記ケース（１）内には、前記ガイドダクト（１
   ７）とほぼ平行な状態で設けられ複数の案内開口部（１
   １）及び吸込み開口部（１２）を有するダクト（１０ａ
   ）、（１０ｂ）が配設され、前記送風部（８）からの送
   風は前記各開口部（１１）、（１２）を経て再び前記送
   風部（８）に循環するように構成したことを特徴とする
   特許請求の範囲第１項記載の冷凍食品の解凍装置。
3. （３）前記ダクト（１０ａ）、（１０ｂ）の上端と前記
   ガイドダクト（１７）の上端とは、接続部（１７ａ）に
   よつて閉状態に形成され、前記送風部（８）からの送風
   は前記接続部（１７ａ）及びガイドダクト（１７）を介
   して前記吹出口（２０）から上方に向けて吹出されるよ
   うにしたことを特徴とする特許請求の範囲第１項又は第
   ２項記載の冷凍食品の解凍装置。
4. （４）前記ダクト（１０ａ）、（１０ｂ）の内側には、
   複数の棚（１４）が配設されていることを特徴とする特
   許請求の範囲第２項又は第３項記載の冷凍食品の解凍装
   置。
5. （５）前記ケース（１）内には、コンデンシングユニツ
   ト（２）に接続された蒸発器（６）が設けられているこ
   とを特徴とする特許請求の範囲第１項ないし第４項の何
   れかに記載の冷凍食品の解凍装置。
6. （６）前記ケース（１）は断熱構造であることを特徴と
   する特許請求の範囲第１項ないし第５項の何れかに記載
   の冷凍食品の解凍装置。