JPS62129911A - 垂直磁気ヘツド - Google Patents

垂直磁気ヘツド

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JPS62129911A
JPS62129911A JP25115385A JP25115385A JPS62129911A JP S62129911 A JPS62129911 A JP S62129911A JP 25115385 A JP25115385 A JP 25115385A JP 25115385 A JP25115385 A JP 25115385A JP S62129911 A JPS62129911 A JP S62129911A
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JP25115385A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Imamura
今村 辰男
Hiroyuki Yoshimori
由森 博之
Hiroyuki Watabe
洋之 渡部
Jiro Fukuda
慈朗 福田
Hiroyuki Abe
弘之 阿部
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Priority to DE8585906089T priority patent/DE3586827T2/de
Publication of JPS62129911A publication Critical patent/JPS62129911A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、垂直磁気ヘッド、更に詳しくは、外部磁界に
よって記録・再生出力レベルが影響されないようにした
垂直磁気ヘッドに関する。
[従来の技術] 磁気記録媒体をその厚さ方向に磁化する垂直磁気記録方
式においては、原理的に磁気記録される磁化の波長が短
波長(高周波)であればあるほど上記磁気記録媒体内で
の自己減磁界が小さくなるために、高密度記録に適して
いることが知られている。
このような垂直磁気記録を行なうには、大きな垂直磁気
異方性を有する磁気記録媒体と、鋭くて強い垂直成分磁
界を発生する磁気記録ヘッドが必要とされている。そし
て、垂直磁気記録を行なう方式としては、補助磁極励磁
型垂直磁気ヘッド方式と主磁極励磁型垂直磁気ヘッド方
式とが知られている。
上記補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式においては、第
5図に示すように、Co−Zr−Nb等の高透磁率磁性
薄膜からなる主磁極1と、フェライト等からなる高透磁
率磁性体ブロック2aに情報信号電流送受用の巻線2b
が巻回されている補助磁極2とが所定の空隙3を有して
対向配置されるようになっている。そして、磁気記録お
よび再生を行なう際には上記空隙3に磁気記録媒体4を
走行させ、この媒体4の磁化膜を上記主磁極膜1に摺接
するようになっている。上記磁気記録媒体4は、高分子
フィルム等からなる可撓性のあるベース4a上に、Fe
−Niパーマロイ等からなる高透磁率磁性層4bを形成
し、さらにその上に媒体面に対して垂直方向の磁化容易
軸を有する垂直磁気記録層4Cを形成して構成されてい
る。
このように構成されている補助磁極励磁型垂直磁気ヘッ
ドの動作は、図示しない信号発生部から送出された情報
信号が巻線2bに印加されると、補助磁極2に磁界が発
生し、この磁界は主磁極1に作用し、この主磁極1の先
端部に鋭い磁界を発生する。そして、この鋭い磁界によ
り磁気記録媒体4に上記情報信号が磁気変換されて記録
される。
また、上記補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式において
は、磁束の流れが開磁路構成になっているために、上述
の鋭い磁界は、例えば、主磁極1−磁気記録媒体4−補
助磁極2という磁路で流れた後、空間を通過して主磁極
1へ還流する。
ところで、上記のような開磁路構成においては、上記磁
気記録媒体4を駆動するためのモーター、あるいは地磁
気(日本では0,3〜0.4エルステツドといわれる)
等による外部磁界の影響を受けやすい。即ち、この外部
磁界が、第5図に示した太い矢印Xのように上記磁気記
録媒体4に垂直に印加されたとすると、上記主磁極1.
磁気記録媒体4、補助磁極2を通る磁界は、細線の矢印
で示したようになる。そのため、−通りの情報信号の磁
気記録が終了し、この磁気記録を再生している時に上述
のような強い外部磁界が印加されると、この外部磁界の
大きさによっては再生信号の再生出力レベルが減少させ
られてしまうことがある。
このような現象を実測すると第6図に示すようになる。
即ち、上記第5図に示した補助磁極励磁型垂直磁気ヘッ
ド方式において、磁気記録媒体4に数種類の強さの垂直
な外部磁界を印加する。そして、外部磁界が印加されな
い場合の再生出力レベルを「1」として縦軸にとり、印
加された外部磁界(単位:Oe(エルステッド))を横
軸にとると、上記第6図に示すように、外部磁界が1エ
ルステツドになると、再生出力レベルはほぼ零になって
しまう。
外部磁界の影響は上述のような記録・再生出力の低下の
みならず、記録レベルの低下、或いは記録・再生動作が
なされない状態で磁気ヘッドが既に記録済の媒体に近接
又は摺接した場合における媒体の残留磁化に対する低減
作用となって現われる。このような外部磁界の影響が現
れるのは次のような原理によるものと考えられる。
第7図は垂直磁気ヘッドの主磁極のB−H特性を示す図
であり、第8図は第7図に示す特性で動作する垂直磁気
ヘッドで磁化される記録媒体のB−H特性を示す図であ
る。外部磁界のない場合には、主磁極は記録信号による
交流磁界に応じて第7図に示されるように、原点Oを中
心に正負の方向に概して飽和レベル±Bsの磁束密度ま
で磁化される。一方、記録媒体は上述のように磁化され
た主磁極の発する磁界により第8図に示されるように、
正負の方向に飽和レベルの磁束密度まで磁化され、残留
磁束±Brが保持される。この状態が、即ち、記録媒体
に正常な磁気記録がなされている状態である。外部磁界
(例えば、地磁気やDCモーターのマグネット等による
正方向の直流磁界)が印加されると、主磁極に作用する
磁化力(磁界)は、上述の記録信号による磁界に、この
外部磁界が和動的に作用したものとなる(即ち、磁化力
は第7図における横軸上で正方向にシフトする)。この
結果、主磁極の磁化(磁束密度)はその動作中心点が第
7図の点Aまで移動してしまうため正方向には飽和レベ
ルBsまで磁化されても負方向には飽和レベル−Bsま
で磁化されないことが起こり得る。このように、磁化状
態に偏りのある主磁極より発せられる磁界により記録媒
体の磁化がなされた場合、記録媒体における残留磁束は
、正方向には前述の+Brが保持されるが、負方向には
絶対値がこれより小さい−Bk(第8図参照)しか保持
されないことになる。つまり、外部磁界によって磁気記
録レベルの低下をもたらすことになる。
次に、既に上述のように磁化状態に偏りのある記録媒体
に垂直磁気ヘッドが近接もしくは摺接した状態(第5図
に示される状態)において、主磁極の磁化が第7図の点
Aに達する程度の外部磁界ける磁化状態は当初の残留磁
化−Bkから第8図における点A′に対応する値まで変
化する。この変化の後に、外部磁界が除かれて主磁極に
よる磁化力がなくなっても、記録媒体の磁化状態は元の
残留磁化−Bkには復帰せず、これよりも絶対値の小さ
い−Bk’ となる(第8図参照)。これは周知のとお
り、磁界(磁化力)の変化とこれに応じた磁化(磁束密
度)との関係が非可逆的であるためである。
上述のように、記録済の磁気記録媒体に対して外部磁界
が印加されたり、更には、その後、印加状態が解除され
たりすると、残留磁化(即ち、磁気記録レベル)が低減
することになる。この傾向は、垂直磁気ヘッドの主磁極
が記録媒体に近接、もしくは摺接している状態において
特に顕著であることは言うまでもない。
今度は、一応前述のように正常な磁気記録がなされた媒
体から記録情報の再生を行なうときに外部磁界(前述と
同様の直流磁界)が印加された場合について考察する。
この場合は、既に記録済の媒体から発せられる磁界に対
し、外部磁界が和動的に作用するため、垂直磁気ヘッド
の主磁極における動作点は第7図における横軸上で原点
Oよりも正方向に移動し、点A、もしくは外部磁界が特
に強い場合は、点B迄移動する。第7図におけるB−H
特性から明らかなように、点A或いは点Bを中心に動作
した場合、磁化力(この場合は媒体による信号磁界に外
部磁界が加わったもの)の変化に対応した磁化(主磁極
中の磁束密度)の変化率は著しく低減され、点Bより正
方向では殆ど零になってしまう。従って、再生感度か低
下してしまう。
このように外部磁界の影響による記録及び/又は再生レ
ベルの低下、並びに磁気ヘッドが既に記録済の媒体に近
接もしくは摺接した場合における同媒体の記録レベルの
低下は、上記の補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド方式だけ
に見られるわけではなく、前記主磁極励磁型垂直磁気ヘ
ッド方式においても見られる。つまり、垂直磁気記録方
式においては、従来の面内記録方式における場合よりも
、外部磁界により受ける影響か大きいということが知ら
れている。
ところで、一般に、電磁誘導障害の防止のためにシール
ドを設ける技術(例えば、茨木 充著、[電子回路ノイ
ズ及トラブル対策JCQ出版社刊にも記載されている)
、或いは静電ノイズを防止するためにシールドを設ける
技術(特開昭59−186112号公報参照)等は既に
周知であるが、これらはいずれも上述のような垂直磁気
記録に固有の問題を解決する技術としては未だ確立され
ていない。
そこで、本出願人は、先に、垂直磁気ヘッドの主磁極の
周囲を、高透磁率磁性部材で取り囲んで磁気シールドを
施し、外部磁界が印加されても外部磁界の影響による記
録・再生レベルの低下を防ぎ、また、磁気ヘッドが記録
済の記録媒体に近接もしくは摺接したときの同媒体にお
ける記録レベルの低下を防止するようにした垂直磁気ヘ
ッドを提案した(特願昭59−255458号)。
この、本出願人が先に提案した垂直磁気ヘッドについて
以下に説明する。
第4図(A) 、 (B) 、 (C)は、本出願人の
先の提案による垂直磁気ヘッドを示すものであって、補
助磁極励磁型の垂直磁気ヘッドである。なお、磁気記録
媒体4としては、第5図に示されたものと全く同様のも
のを適用することが望ましい。即ち、前述のとおり、磁
気記録媒体4は、高分子フィルム等からなる可撓性のあ
るベース4a上に、Fe−Niパーマロイ等からなる高
透磁率磁性層4bを形成し、さらにその上に媒体面に垂
直な方向に磁化容易軸を有する垂直磁気記録層4cを形
成して構成されている。
第4図(A) 、 (B) 、 (C)に示すように、
補助磁極励磁型垂直磁気ヘッド30は、主磁極ブロフク
15、主磁極シールドブロック16、補助磁極シールド
ブロック19および補助磁極22等を具備して購成され
ている。
上記主磁極ブロック15は、アモルファス系の磁性金属
、例えばコバルトジルコンニオブ、コバルトジルコンモ
リブデン、およびパーマロイ、センダスト等からなる主
磁極膜11の左右側面(第4図(A)において)が結晶
ガラス、非磁性フェライト等からなる主磁極挟持部材1
2.13によって挟持され、さらにこれら主磁極膜11
.挟持部材12.13の上部にはマンガンジンクフェラ
イト、ニッケルジンクフェライト等の高透磁率磁性部材
よりなる磁性体ブロック14の下面が接合されて構成さ
れている。上記主磁極ブロック15の下面は円弧状に研
磨されていて、上記主磁極膜11の下端面が露呈してい
る。
そして、上記主磁極ブロック15の全体を囲うようにし
て上記磁性体ブロック14と同じ材質からなる下部が開
口した凹所16aを有する箱蓋型をした主磁極シールド
ブロック16が配設されている。この主磁極シールドブ
ロック16と主磁極ブロック15との間隙にはエポキシ
樹脂、水ガラス等が充填されている。上記主磁極シール
ドブロック16の左右の下端面の外端部寄りには、ガラ
ス状カーボン等の川沿性を有する部材からなる半円柱状
のパッド17.fillが接合されている。そして、こ
のパッド17.18と主磁極膜11の下端面は同一平面
上にあるように配設されている。
前記補助磁極シールドブロック19は、上記磁性体ブロ
ック14の材質と同じ材質からなる厚い板状をしていて
、横幅が上記主磁極シールドブロック16の2/3程の
大きさの磁性体ブロック23で形成され、その上面の中
央部の、上記主磁極膜11の下端面に対向する位置に、
短円柱状のフェライト等からなる補助磁極22が接合さ
れ、この補助磁極22の外周には信号送受用の巻線24
が巻回されている。また、上記磁性体ブロック23の上
面の左右端部には、上記パッド17゜18と同じ材質か
らなる半円柱状のパッド20゜21が接合されている。
そして、この補助磁極シールドブロック19の補助磁極
22を有する面と、上記主磁極ブロック15の主磁極1
1を有する面および主磁極シールドブロック16との下
面とが適宜の空隙を持って対向配置されている。この空
隙は極めて狭いので、外部からの磁界が入りにくくなっ
ている。また、上記空隙の間を磁気記録媒体4が、パッ
ド17゜18とパッド20.21とによって表裏両面を
押圧され主磁極膜11に摺接しながら矢印X1方向に走
行していくようになっている。
以上のように構成されている補助磁極励磁型垂直磁気ヘ
ッド30を用いて磁気記録を行なうと、第4図(D)に
示すように、補助磁極22と主磁極膜11とにより発生
した磁界は、符号25で示すように細い楕円を左右に2
つならべたようになる。また、磁気記録中あるいは磁気
記録終了後に、磁気記録媒体4に垂直な外部磁界(矢印
X2で示す)が印加されたとしても、この外部磁界は符
号26で示すように、主磁極シールドブロック16の内
部を左右に分かれて下方に進み、磁気記録媒体4を通過
して磁性体ブロック23に至り、さらにこの磁性体ブロ
ック23の底面から空中へと放散されていく。つまり、
上記符号25で示した内側の磁界と、符号26で示した
外側の磁界とは完全に分離されており、外側の磁界(外
部磁界)が内側の磁界(記録用磁界)に影響を及ぼすこ
とはない。従って、外部磁界に起因する記録及び/又は
再生レベルの低下、並びに磁気ヘッドが既記縁の媒体に
近接もしくは摺接した場合における同媒体の記録レベル
の低下が有効に回避される。
なお、上記パッド17.1g、20.21に軟磁性・榊
をもたせると、更にシールド効果を上げることができる
[発明が解決しようとする問題点コ ところで、上述した本出願人の先の提案による垂直磁気
ヘッド30の主磁極は、主磁極シールドブロック16内
に1つの主磁極ブロック15を配置したものであるため
、記録および再生を行なう磁気記録再生装置においては
、上記垂直磁気ヘッド30を記録用と再生用で少なくと
も2個並設する必要があり、磁気ヘッドが大型化する。
また、磁気ヘッドのiIf量も増大することから、ヘッ
ドアクセスにおける応答特性も問題となる。なお、1つ
の主磁極ブロック15を記録時と再生時で兼用すること
も可能であるが、同一材質の主磁極膜11を用いて記録
感度と再生感度を共に高めることには一般的に言って無
理があるので、例えば、記録用として飽和磁束密度の高
い軟磁性膜を、再生用として初透磁率の高い軟磁性膜を
、というように各磁気ヘッドの主磁極膜を異なる材質で
形成するのが望ましいとされている。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので
、外部磁界による記録・再生出力レベルの影響を防止す
るとともに、記録・再生兼用、或いはその他のマルチチ
ャンネル用の構成で、かつ小型・軽量化を図った垂直磁
気ヘッドを提供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段および作用]本発明の垂
直磁気ヘッドは、高透磁率磁性材ブロックに形成された
凹所に複数の主磁極本体をそれぞれ位置決めして埋設固
定してなる主磁極を有したものであって、各主磁極本体
はいずれも共通の1つの高透磁率磁性材ブロックによっ
て外部磁界の影響を受けることなく磁気シールドされて
いる。
[実 施 例] 以下、本発明を図示の実施例によって説明する。
第1図(A)は、本発明の一実施例を示す垂直磁気ヘッ
ドである。この垂直磁気ヘッド60は前記第4図(A)
に示した垂直磁気ヘッド30と同様に補助磁極励磁型の
垂直磁気ヘッドである。この垂直磁気ヘッド60は、記
録用主磁極ブロック45A、再生用主磁極ブロック45
B、主磁極シールドブロック46.補助磁極シールドブ
ロック49および補助磁極52A、52B等を具備して
構成されている。
上記主磁極シールドブロック46は下部が開口している
箱蓋型を呈し、この主磁極シールドブロック46の凹所
46aに記録用主磁極ブロック45Aと再生用主磁極ブ
ロック45Bとが配設されている。主磁極シールドブロ
ック46、記録用。
再生用主磁極ブロック45A、45Bとの間隙にはエポ
キシ樹脂、水ガラス等の接着剤等が充填され、これらが
主磁極として一体に構成されている。
2つの主磁極ブロック45A、45Bの、上記主磁極シ
ールドブロック46の凹所46aに埋設された各磁性体
ブロック44A、44Bおよび主磁極シールドブロック
46は、マンガンジンクフェライト、ニッケルジンクフ
ェライト等の高透磁率磁性部材からなる。記録用主磁極
ブロック45Aの磁性体ブロック44Aの下端面には、
例えば、飽和磁束密度の高い軟磁性膜からなる主磁極膜
41Aが左右両側を結晶化ガラス、非磁性フェライト等
からなる主磁極挟持部材42A、43Aによって挟持さ
れて接合されている。また、再生用主磁極ブロック45
Bの磁性体ブロック44Bの下端面には、例えば、初透
磁率の高い軟磁性膜からなる主磁極膜41Bが左右両側
を同じく、結晶化ガラス、非磁性フェライト等からなる
主磁極膜[jj部材42B、43Bによって挟持されて
接合されている。上記記録用、再生用主磁極ブロック4
5A、45Bのそれぞれの下面は円弧状に研磨されてい
て、それぞれの主磁極膜41A、41Bの下端面が露呈
している。
上記主磁極シールドブロック46の左右の下端面の外端
部寄りの位置には、ガラス状カーボン等の潤滑性部材か
らなる半円柱状のパッド47゜48が接合され、同パッ
ド47.48と主磁極膜41A、41Bの下端面は同一
平面上にあるように配設されている。
また、上記主磁極シールドブロック46により記録用、
再生用主磁極ブロック45A、45Bを囲んで一体に形
成された主磁極に磁気記録媒体4を挟んで対向する位置
に、補助磁極シールドブロック49が配設されている。
この補助磁極シールドブロック49は上記主磁極シール
ドブロック46および主磁極ブロック45A、45Bの
磁性体ブロック44A、44Bと同一材質の高透磁率磁
性部材からなる磁性体ブロック53を有し、同磁性体ブ
ロック53の上面の、上記記録用主磁極ブロック45A
の主磁極膜41A、再生用主磁極ブロック45Bの主磁
極膜41Bと対向する位置に、それぞれ短円柱状のフェ
ライト等からなる補助磁極52A、52Bか接合或いは
磁性体ブロック53との一体成形によって設けられ、同
補助磁極52A、52Bの外周にそれぞれ巻線54A。
54Bが巻回されている。磁性体ブロック53の上面の
左右端部に上記パッド41.48と同材質の半円柱状の
パッド50.51か接合されている。
このように構成された補助磁極励磁型の垂直磁気ヘッド
60を用いて磁気記録・再生を行なう場合、磁気記録媒
体4は、主磁極シールドブロック46と補助磁極シール
ドブロック49間でパッド47.48とパッド50.5
1とによって表裏両面を押圧され記録用主磁極膜41A
および再生用主磁極膜41Bに摺接しながら矢印X1方
向に走行する。そして、記録を行なうときは巻線54A
に記録用信号を流し、再生を行なうときは巻線54Bよ
り再生用信号を取り出す。
ここで、記録時に巻線54Aに記録用信号を流すと、同
記録用信号により記録用の補助磁極52Aと主磁極膜4
1A間に符号55Aで示す経路で磁束か通過するよう磁
界か発生する。また、再生時には、再生用の補助磁極5
2Bと主磁極膜41B間に符号55Bで示す経路で磁束
が通過するよう磁界が発生する。このとき、即ち、磁気
記録中、或いは磁気記録終了後、或いは再生中に、磁気
記録媒体4に垂直な方向に外部磁界(矢印X2で示す)
が印加されたとしても、この外部磁界は筒器56で示す
経路で磁束が主磁極シールドブロック46の内部を通り
、磁気記録媒体4を通過して磁性体ブロック53に至り
、さらに同磁性体ブロック53がら空中へ放散される。
つまり、この外側の磁界(外部磁界)は内側の磁界であ
る記録用磁界、或いは再生用磁界と完全に分離されてお
り、これら内側の磁界に影響を及はすことはない。この
ため、この垂1貞磁気ヘッド60においては、外部磁界
に起因する記録及び/又は再生レベルの低下、並びに磁
気ヘッドが既に記録済の媒体に近接もしくは摺接した場
合でも同媒体の記録レベルの低下を有効に回避すること
ができる。そして、5己録用主磁極ブロツク45Aと再
生用主磁極ブロック45Bとがともに主磁極シールドブ
ロック46に内蔵されていて、記録および再生を行なう
1つの垂直磁気ヘッドとして小型・軽量に構成されてい
るので、各主磁極ブロック毎に主磁極シールドブロック
を設ける構造のものに較べて、ヘッドアクセスの応答性
が良好になり高速のヘッドアクセスが可能になる。
次に、本発明の他の実施例を第2図(A) 、 (B)
 。
(C)に基づいて説明する。本実施例は、主磁極励磁型
垂直磁気ヘッドに、本発明を適用した場合である。この
主磁極励磁型の垂直磁気ヘッド90は、記録用主磁極ブ
ロック75A、再生用主磁極ブロック75B、主磁極シ
ールドブロック76およびパッド取付ブロック83等を
具備して構成されている。
上記記録用主磁極ブロック75Aは、磁性体ブロック7
4Aと主磁極膜71Aと主磁極挟持部材72A、73A
等により構成されている。即ち、フェライト等の高透磁
率磁性体よりなる直方体をした磁性体ブロック74Aの
下面中央には四部が形成されていて、同下面凹部の略中
夫に形成された突起部には巻線84Aが巻回されている
。そして、上記突起部には主磁極膜71Aの上端面が接
合されており、この主磁極膜71Aの左右側面を主磁極
挟持部材72A、73Aが挟持し、この挟持部材72A
、73Aの上端面は、上記磁性体ブロック74Aの下面
と接合されている。
上記再生用主磁極ブロック75Bも、上記記録用主磁極
ブロック75Aと全く同様に、磁性体ブロック74Bと
主磁極膜71Bと主磁極挟持部材72B、73B等から
なり、磁性体ブロック74Bの下面中央に形成された突
起部に巻線84Bが巻回されて構成されている。
そして、上記記録用主磁極ブロック75A、再生用主磁
極ブロック75Bは、高透磁率磁性料からなる主磁極シ
ールドブロック76によって囲まれるように、同主磁極
シールドブロック76の凹所76aに並んで配設され、
隙間に接イ5剤を充填して両生磁極ブロック75A、7
5Bと主磁極シールドブロック76とが一体化されてい
る。主磁回シールドブロック76の左右の下端面にはパ
ッド77.78か接合されている。
また、上記記録用主磁極ブロック75A、再生用主磁極
ブロック75Bの下方には、パッド取付ブロック83か
配設されている。このパッド取付ブロック83は、上記
主磁極シールドブロック76、磁性体ブロック75A、
75Bと同位置の材質からなる長方形をした板状のもの
であって、その中央部には、上記磁性体ブロック75A
と75Bに対応する凸部83aが設けられている。
また、上記パッド取付ブロック83の上面の左右側端寄
りには半円柱状をしたバンド80.81が接合されてい
る。
そして、上記記録用、再生用主磁極ブロック75A、7
5Bおよび主磁極ンールドブロック76の下端面を含む
全体の下面と、上記パッド取付ブロック83の凸部83
aを有する上面とが所定の空隙を隔てて対向配置されて
いる。この空隙の間を磁気記録媒体4が、その表裏両面
を上記パッド77.78と80.81とによって押圧さ
れ、上記主磁極膜71A、71Bに摺接しながら走行す
るようになっている。なお、上記凸部83aを設けるこ
とにより、磁気抵抗を減少させることができ、主磁極励
磁型垂直磁気ヘッドの効率を向上させることができる。
このように構成された主磁極励磁型垂直磁気ヘッド90
を用いて磁気記録・再生を行なった際にも、第2図(B
)に示すように矢印X2で示す方向から外部磁界が印加
されたとしても、前記実施例と同様に、符号85A、8
5Bで示した記録用。
再生用の磁路と、符号86で示した外部磁界とが完全に
分離され、外部磁界に起因する前述の問題が有効に回避
される。
そして、この主磁極励磁型の垂直磁気ヘッド90におい
ても、I妃録用主磁極ブロック75Aと再生用主磁極ブ
ロック75Bとが、1つの主磁極シールドブロック76
に内蔵されて一体化されているので、記録および再生が
可能な垂直磁気ヘッドとして小型・軽量なものとなって
いる。そして、主磁極ブロック75A、75Bにおいて
、主磁極膜71A、71Bの材質として、前記実施例で
述べたように、それぞれ記録用、再生用として最適なも
のを使用すれば、記録および再生時の感度を向上させる
ことができることは言うまでもない。
第3図に本発明の更に他の実施例を示す。第3図に示す
垂直磁気ヘッド120は前記第1図(A)に示した補助
磁極励磁型の垂直磁気ヘッド60における2つの主磁極
ブロック45A、45Bを、アクチュエータによって磁
気記録媒体4に接触或いは離間させるようにしたもので
ある。即ち、この垂直磁気ヘッド120においては、箱
蓋型を呈した、高透磁率磁性材からなる主磁極シールド
ブロック106の凹所106aに記録用主磁極ブロック
105Aと再生用主磁極ブロック105Bとが配設され
、これらの両生磁極ブロック105A。
105Bの磁性材ブロック104A、104Bの上端面
が、主磁極シールドブロック106の凹所106aの天
井面にアクチュエータである積層圧電体117.118
を介してそれぞれ接首等により固定されている。主磁極
シールドブロック 106の下端面には、磁気記録媒体
4に摺接するパッド107.108が接合されている。
そして、上記2つの主磁極ブロック105A。
105Bを内蔵した主磁極シールドブロック106の下
方に前記第1図(A)に示す補助磁極シールドブロック
49とほぼ同一の構成の、磁性体ブロック113の上面
に補助磁極112A、112Bおよびパッド110.1
11を有してなる補助磁極シールドブロック109が配
設されている。補助磁極112A、112Bには巻線1
14A。
114Bがそれぞれ巻回されており、この補助磁極11
2A、112Bは、パッド107,108と110,1
11間に挟持される磁気記録媒体4を介して、それぞれ
、上記主磁極ブロック105A。
105Bの下端の、挟持部材102A、103Aに一体
の主磁極膜101A、挟持部材102 B。
103Bに一体の主磁極膜101Bにそれぞれ対向する
ようになっている。
このように構成された垂直磁気ヘッド120においては
、不動作状態にあるとき、積層圧電体117.118が
ともに第3図に示すように収縮した状態となっていて、
2つの主磁極ブロック105A、105Bはともに上昇
した位置にあり、主磁極膜101A、l0IBはいずれ
も磁気記録媒体4より離間している。そして、記録時に
は、第1の積層圧電体117に電圧が印加され、再生時
には第2の積層圧電体118に電圧が印加されるように
なっている。記録時に積層圧電体117に電圧が印加さ
れると、同圧電体117は積層方向、即ち、垂直方向に
伸長し、このため、記録用主磁極ブロック105Aが同
図に鎖線で示すように下降して主磁極膜101Aが記録
媒体4の磁性層に接触する。また、再生時に積層圧電体
118に電圧が印加されると、同じく、圧電体118が
積層方向に伸長し、このため、再生用主磁極ブロック1
05Bが下降して主磁極膜101Bが記録媒体4の磁性
層に接触する。このように、記録用主磁極ブロック10
5A、再生用主磁極プロ・ツク105Bのいずれか一方
のみを磁気記録媒体4に対接させるようにすることによ
り、記録或いは再生時に、主磁極ブロック105A或い
は105Bにそれぞれ発生する磁界が使用されない側の
主磁極ブロックにも影響を及ぼすのを防止することがで
きる。なお、上記記録時および再生時にそれぞれ使用の
目的にそぐわない側の主磁極ブロックについて、即ち、
記録時には再生用主磁極ブロック105Bについて、ま
た、再生時には記録用主磁極ブロック105Aについて
、それぞれ上記伸長させる場合とは逆極性の電圧を上記
積層圧電体117.118に印加し、同圧電体を収縮さ
せ、上記各主磁極ブロック105B、105Aを記録媒
体4から完全に離間させるようにしてもよい。
いずれにせよ、使用しない側の主磁極は、記録媒体4の
磁性層の表面から例えば、10μm程度以上の離間間隔
を保つようにする。
上述した各実施例においては、いずれも、記録用と再生
用の2つの主磁極ブロックを主磁極シールドブロックに
よって囲んだものを示したが、本発明の垂直磁気ヘッド
は、主磁極シールドブロックの凹所に、3個以上任意数
の主磁極ブロックを配設したものを含むことは勿論であ
る。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明によれば、外部から印加され
る外部磁界と、記録・再生用の磁界とを完全に分離する
ことができるので、外部磁界に起因する記録及び/又は
再生レベルの低下、並びに磁気ヘッドが既記録の媒体に
近接もしくは摺接したときの同媒体における記録レベル
の低下が回避されるとともに、各主磁極本体毎に磁気シ
ールド用の高透磁率磁性材ブロックを設けるものに較べ
て大幅に小型・軽量化を図ることができてヘッドアクセ
スにおける応答特性が良くなり、極めて高速のヘッドア
クセスが可能となる等の優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)および(B)は、本発明の一実施例を示す
垂直磁気ヘッドの断面図および外部磁界と記録・再生用
磁界の経路を示す線図、第2図(A)および(B)は、
本発明の他の実施例を示す垂直磁気ヘッドの断面図およ
び外部磁界と記録・再生用磁界の経路を示す線図、第3
図は、本発明の更に他の実施例を示す断面図、 第4図(A) 、 (B) 、C)および(D)は、そ
れぞれ先願の垂直磁気ヘッドの一例を示す断面図1分解
した要部斜視図および外部磁界と記録・再生用磁界の経
路を示す線図、 第5図は、従来の補助磁極励磁型垂直磁気ヘッドの構成
を示す側面図、 第6図は、上記第5図に示す従来の補助磁極励磁型垂直
磁気ヘッドに外部磁界を印加したときの再生信号の再生
出力レベルの変動を示す特性図、第7図は、垂直磁気ヘ
ッドの主磁極のB−H特性を示す図、 第8図は、」二記第7図に示す特性で動作する垂直磁気
ヘッドにより磁化される記録媒体のB−H特性を示す図
である。 46.76.106・・・・・・・・・主磁極シールド
ブロック(高透磁率磁性材ブロック) 46a、 76a、 108a・・・・・・・・・凹 
所45A、75A、105A・・・・・・・・・記録用
主磁極ブロック(主磁極本体) 45B、 75B、 105B・・・・・・・・・再生
用主磁極ブロック(主磁極本体) 60.120・・・・・・・・・補助磁極励磁型垂直磁
気ヘッド90・・・・・・・・・・・・主磁極励磁型垂
直磁気ヘッド117.118・・・・・・・・・積層圧
電体(圧電体)策 1 図 5B +14A 114B yf)41Z 扇賢  、 ひ ■

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定の凹所が形成された高透磁率磁性材ブロック
    の上記凹所に、複数の主磁極本体をそれぞれ所定の位置
    決めをして埋設固定して構成した主磁極を有してなるこ
    とを特徴とする垂直磁気ヘッド。
  2. (2)上記凹所には底部が設けられていて、この底部と
    上記主磁極本体との間に圧電体が配設されてなることを
    特徴とする特許請求の範囲第1項記載の垂直磁気ヘッド
JP25115385A 1984-12-03 1985-11-09 垂直磁気ヘツド Pending JPS62129911A (ja)

Priority Applications (5)

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JP25115385A JPS62129911A (ja) 1985-11-09 1985-11-09 垂直磁気ヘツド
PCT/JP1985/000663 WO1986003616A1 (en) 1984-12-03 1985-12-03 Vertical magnetic head
EP85906089A EP0202343B1 (en) 1984-12-03 1985-12-03 Vertical magnetic head
DE8585906089T DE3586827T2 (de) 1984-12-03 1985-12-03 Senkrechter magnetkopf.
US07/327,258 US5003423A (en) 1984-12-03 1989-03-22 Vertical recording magnetic head

Applications Claiming Priority (1)

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