JPS621284A - 高速応答性可視発光ダイオ−ド - Google Patents
高速応答性可視発光ダイオ−ドInfo
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- JPS621284A JPS621284A JP61069112A JP6911286A JPS621284A JP S621284 A JPS621284 A JP S621284A JP 61069112 A JP61069112 A JP 61069112A JP 6911286 A JP6911286 A JP 6911286A JP S621284 A JPS621284 A JP S621284A
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- Japan
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- light
- layer
- emitting layer
- mixed crystal
- carrier confinement
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
本発明は高速応答性可視発光ダイオードに関する。
光ファイバを用いた情報伝達は、単に長距離大容量通信
のみならず、数十〜数百メートルの短距離通信にもその
特徴を生かして使用される。
のみならず、数十〜数百メートルの短距離通信にもその
特徴を生かして使用される。
とくに有機材料からなるプラスチック光ファイバは、安
価であると同時に開口数が大きく、柔軟であるため、可
視発光ダイオード(以下rLEDJという)を光源とし
た室内あるいは機器内用情報伝送路として有望視されて
いる。
価であると同時に開口数が大きく、柔軟であるため、可
視発光ダイオード(以下rLEDJという)を光源とし
た室内あるいは機器内用情報伝送路として有望視されて
いる。
また光ファイバは、これを用いて短距離情報伝達を行な
うばあい、その距離にもよるが、通常50MIIz以上
の伝送容量を有している。
うばあい、その距離にもよるが、通常50MIIz以上
の伝送容量を有している。
一方、該光ファイバの低損失域は可視領域にあるため、
光情報伝送用の光源として、好ましいコンパクトで高輝
度な発光源としては、現在Ga/V X’ ASI−X
’系混晶材料から作られたダブルヘテ口型(以下rDH
型」という) LED L、か知られていない。
光情報伝送用の光源として、好ましいコンパクトで高輝
度な発光源としては、現在Ga/V X’ ASI−X
’系混晶材料から作られたダブルヘテ口型(以下rDH
型」という) LED L、か知られていない。
前記GaAl! X’ As5−x’系混晶材料から作
られたDll型LEDはおよそ8B0nm付近に発光波
長のピークを有する。よく知られているように、この系
の材料で発光波長を短波長化するためには、混晶中の/
VAs成分を増大させるとよい。しかし、そうすること
によって前記混晶は急速に間接遷移型の混晶に近づき、
発光効率が急激に低下する。
られたDll型LEDはおよそ8B0nm付近に発光波
長のピークを有する。よく知られているように、この系
の材料で発光波長を短波長化するためには、混晶中の/
VAs成分を増大させるとよい。しかし、そうすること
によって前記混晶は急速に間接遷移型の混晶に近づき、
発光効率が急激に低下する。
したがって、たとえばプラスチック光ファイバとして代
表的なポリメチルメタクリレートをコア材料とした光フ
ァイバを用いたばあい、発光強度を維持しながら該ファ
イバの低損失波長である06≦Z≦0.350na+に
発光源のピーク波長を合わせることは困難となる。
表的なポリメチルメタクリレートをコア材料とした光フ
ァイバを用いたばあい、発光強度を維持しながら該ファ
イバの低損失波長である06≦Z≦0.350na+に
発光源のピーク波長を合わせることは困難となる。
また、LEDを変調したときの変調出力が3dB低下す
る値と(で定義される遮断周波数は、前記Dll型LE
Dのばあいにはおよそ15MIIzであり、変調出力の
低下しはじめる変調周波数も3MIIz程度と低い値を
示している。
る値と(で定義される遮断周波数は、前記Dll型LE
Dのばあいにはおよそ15MIIzであり、変調出力の
低下しはじめる変調周波数も3MIIz程度と低い値を
示している。
したがって、光ファイバに起因する伝送上限周波数は既
に述べたように50MHz以上であるが、光源の周波数
特性により伝送容量が制限されている。それゆえ、光源
の周波数特性の向上が強く望まれている。
に述べたように50MHz以上であるが、光源の周波数
特性により伝送容量が制限されている。それゆえ、光源
の周波数特性の向上が強く望まれている。
本発明は上記実状に鑑み、従来のものよりも短波長で発
光し、従来のものよりも一層高い遮断周波数を有し、し
かも高輝度の光情報伝送用光源をうろことを目的として
なされたものである。
光し、従来のものよりも一層高い遮断周波数を有し、し
かも高輝度の光情報伝送用光源をうろことを目的として
なされたものである。
本発明は、GaAs1−x Pz(0,OB≦2≦0.
35 >なる組成を有する基板用液晶と、Inx Ga
p−KAsyP +−yエピタキシャル混晶からなる発
光層と、前記発光層より広いバンドギャップを有するエ
ピタキシャル混晶からなる少なくとも1つ以上のキャリ
ア閉じ込め層とからなり、前記発光層とキャリア閉じ込
め層とのあいだにヘテロ界面を有することを特徴とする
高速応答性に優れた高速応答性可視発光ダイオードに関
する。
35 >なる組成を有する基板用液晶と、Inx Ga
p−KAsyP +−yエピタキシャル混晶からなる発
光層と、前記発光層より広いバンドギャップを有するエ
ピタキシャル混晶からなる少なくとも1つ以上のキャリ
ア閉じ込め層とからなり、前記発光層とキャリア閉じ込
め層とのあいだにヘテロ界面を有することを特徴とする
高速応答性に優れた高速応答性可視発光ダイオードに関
する。
本発明にかかるダイオードの基板としては、適当にドー
プされたGaAs+−zP2が用いられる。
プされたGaAs+−zP2が用いられる。
前記基板の格子定数はエピタキシャル成長させたInx
Gap−x AsyP +−y系混晶の組成を制限する
ため、基板の選択は重要であり、0.06≦Z≦0.3
5であることが必要であり、より好ましくは0.1≦Z
≦0.25である。
Gap−x AsyP +−y系混晶の組成を制限する
ため、基板の選択は重要であり、0.06≦Z≦0.3
5であることが必要であり、より好ましくは0.1≦Z
≦0.25である。
前記基板としては、均一な組成を有するものが好ましい
が、GaAsあるいはGaPを基板として用い、その上
に格子不整合を緩和するために順次組成の異なるGHA
s 1− zP z層を中間層として形成させたのち、
所望の組成を有するにHAs 1− zP z層をエピ
タキシャル成長させたものを基板として用いてもよい。
が、GaAsあるいはGaPを基板として用い、その上
に格子不整合を緩和するために順次組成の異なるGHA
s 1− zP z層を中間層として形成させたのち、
所望の組成を有するにHAs 1− zP z層をエピ
タキシャル成長させたものを基板として用いてもよい。
前記GaAs 1− zP z混晶からなる基板上にエ
ピタキシャル成長せしめられるIn4 GaトxAsy
P+−y系混晶のXおよびyは基板の種類によりおよそ
決定され、それらのおおよその関係はエヌ・ホロニヤツ
ク(N 、 Ho1onyak)らによりジャーナル・
オブ・アプライドΦフィジックス(Journal o
fAppliod Physlcs) Vol、 4
8.6頁(1977)に記載されているように、5.0
6≦Z≦0.353−0.204z −5,449+
0.420x + 0.204y −0,015xyで
表わされる。それゆえ、具体的には概略0≦xく0.4
.05y≦0.8および0.2≦z≦0.15となる。
ピタキシャル成長せしめられるIn4 GaトxAsy
P+−y系混晶のXおよびyは基板の種類によりおよそ
決定され、それらのおおよその関係はエヌ・ホロニヤツ
ク(N 、 Ho1onyak)らによりジャーナル・
オブ・アプライドΦフィジックス(Journal o
fAppliod Physlcs) Vol、 4
8.6頁(1977)に記載されているように、5.0
6≦Z≦0.353−0.204z −5,449+
0.420x + 0.204y −0,015xyで
表わされる。それゆえ、具体的には概略0≦xく0.4
.05y≦0.8および0.2≦z≦0.15となる。
この範囲をはずれると、えられる混晶の間接遷移性が強
くなるめ、高速応答性を有するLEDの発光層として用
いるには不適当となる。
くなるめ、高速応答性を有するLEDの発光層として用
いるには不適当となる。
また、プラスチック光ファイバのための通信用光源とし
て本発明のLEDを用いるばあい、光ファイバの低損失
域にLEDの発光波長が近接していることが好ましく、
そのためには発光層を形成する混晶のバンドギャップが
1.8eV以上、より好ましくは 1.06≦Z≦0.
35eV = 1.95eVとなるようx、2%2を選
択することが望ましい、。
て本発明のLEDを用いるばあい、光ファイバの低損失
域にLEDの発光波長が近接していることが好ましく、
そのためには発光層を形成する混晶のバンドギャップが
1.8eV以上、より好ましくは 1.06≦Z≦0.
35eV = 1.95eVとなるようx、2%2を選
択することが望ましい、。
Inx Gap−x AsyP l−V系混晶をエピタ
キシャル成長させる方法にはとくに限定はなく、通常の
方法が利用できるが、良質の混晶をうるという点からす
ると液相エピタキシャル成長法が好ましい。
キシャル成長させる方法にはとくに限定はなく、通常の
方法が利用できるが、良質の混晶をうるという点からす
ると液相エピタキシャル成長法が好ましい。
本発明にかかるLEDは発光層として用いる前記混晶と
、少なくとも1つの該混晶より広いバンドギャップを有
するエピタキシャル混晶からなるヘテロ界面を有する。
、少なくとも1つの該混晶より広いバンドギャップを有
するエピタキシャル混晶からなるヘテロ界面を有する。
より広いバンドギャップを有するエピタキシャル混晶は
、キャリアの閉じ込め層として作用し、発光層と同じ混
晶であるInx’ Ga5−+/ Asy’ P)ゾ
系混晶のほか、Gaj /V +−x’ Asあるいは
lnz’ Ga5−+/AI! y’ Ps−y’
5Inx’ Gay’ fiJ H/ −y ASZ’
P)2’系の混晶も用いることができるが、発光層
と同じ混晶系であるInx’ Gap−x′Asy’
P)y’を用いると良好なヘテロ界面をうろことがで
きるので好ましい。これらキャリア閉じ込め用の混晶と
発光層用混晶とのバンドギャップの差(68g)は、キ
ャリア閉じ込め効果が大きくなり、発光効率が増大する
という観点から大きいほど好ましく、通常は0.leV
以上であり、0.2eV以上がより好ましい。たとえば
、発光層と同じ混晶系である Inx’ Gap−+/ Asy’ P+−i混晶中
のバンドギヤ”/ブはAs含量と比例関係にあり、たと
えば GaAs P 基板上にエピタキシャル成長さ
0.7 0.3 せたInk’ Ga+イAsy’ P+−ゾ系混晶の
y′値とそのバンドギャップ(Eg)とのあいだには式
■:Eg■ 2.11−0.50 y’ + 0.08
y” (y≦0.7)なる関係の存在することが本発
明者らにより見出されている。従って、キャリア閉じ込
め層として用いる混晶はAs含量のなるべく小さなもの
が好ましく、通常はy≦0.1のものが用いられる。し
かし、前記エピタキシャル結晶成長用基板を用いるばあ
い、0.07≦yとすることにより、エピタキシャル結
晶表面の基板に起因する特有のクロスハツチパターンを
大幅に低下させることができる。このため0.07≦y
≦0.1の範囲から選択することが好ましい。また、6
8gを大きくとる目的で、基板として用いるGaAs+
−ZPZのより好ましい2の範囲は0.15≦2≦0.
25である。
、キャリアの閉じ込め層として作用し、発光層と同じ混
晶であるInx’ Ga5−+/ Asy’ P)ゾ
系混晶のほか、Gaj /V +−x’ Asあるいは
lnz’ Ga5−+/AI! y’ Ps−y’
5Inx’ Gay’ fiJ H/ −y ASZ’
P)2’系の混晶も用いることができるが、発光層
と同じ混晶系であるInx’ Gap−x′Asy’
P)y’を用いると良好なヘテロ界面をうろことがで
きるので好ましい。これらキャリア閉じ込め用の混晶と
発光層用混晶とのバンドギャップの差(68g)は、キ
ャリア閉じ込め効果が大きくなり、発光効率が増大する
という観点から大きいほど好ましく、通常は0.leV
以上であり、0.2eV以上がより好ましい。たとえば
、発光層と同じ混晶系である Inx’ Gap−+/ Asy’ P+−i混晶中
のバンドギヤ”/ブはAs含量と比例関係にあり、たと
えば GaAs P 基板上にエピタキシャル成長さ
0.7 0.3 せたInk’ Ga+イAsy’ P+−ゾ系混晶の
y′値とそのバンドギャップ(Eg)とのあいだには式
■:Eg■ 2.11−0.50 y’ + 0.08
y” (y≦0.7)なる関係の存在することが本発
明者らにより見出されている。従って、キャリア閉じ込
め層として用いる混晶はAs含量のなるべく小さなもの
が好ましく、通常はy≦0.1のものが用いられる。し
かし、前記エピタキシャル結晶成長用基板を用いるばあ
い、0.07≦yとすることにより、エピタキシャル結
晶表面の基板に起因する特有のクロスハツチパターンを
大幅に低下させることができる。このため0.07≦y
≦0.1の範囲から選択することが好ましい。また、6
8gを大きくとる目的で、基板として用いるGaAs+
−ZPZのより好ましい2の範囲は0.15≦2≦0.
25である。
本発明にかかるLEDにおいて、ヘテロ界面(5)(第
1図参照)は少なくとも1つ必要であり、好ましくは2
つのへテロ界面を利用し、キャリア閉゛じ込め層で発光
層をはさんだ、いわゆるダブルへテロ構造とすることが
好ましい。ダブルへテロ構造の一例を第1図に示す。以
下第1図を用いて本発明にがかるLEDの構造について
説明する。
1図参照)は少なくとも1つ必要であり、好ましくは2
つのへテロ界面を利用し、キャリア閉゛じ込め層で発光
層をはさんだ、いわゆるダブルへテロ構造とすることが
好ましい。ダブルへテロ構造の一例を第1図に示す。以
下第1図を用いて本発明にがかるLEDの構造について
説明する。
ダブルへテロ構造のキャリア閉じ込め層(2)および(
4)の厚さとしては1〜2−程度のものを用いることが
好ましいが、要すればそれ以上の厚さのものを用いても
よい。また2つのキャリア閉じ込め層(′2Jまたは(
4)の厚さは、同一であってもよいが、必要に応じて異
なる厚さを選択してもよい。さらに2つのキャリア閉じ
込め層(2)または(4)の組成は同一であってもよい
が、必要に応じて異なる組成の混晶からなる層にしても
よい。
4)の厚さとしては1〜2−程度のものを用いることが
好ましいが、要すればそれ以上の厚さのものを用いても
よい。また2つのキャリア閉じ込め層(′2Jまたは(
4)の厚さは、同一であってもよいが、必要に応じて異
なる厚さを選択してもよい。さらに2つのキャリア閉じ
込め層(2)または(4)の組成は同一であってもよい
が、必要に応じて異なる組成の混晶からなる層にしても
よい。
発光層(3)の厚さは本発明のLEDの特性にとって重
要である。たとえば発光層(3)の厚さを半導体レーザ
で広く用いられているように0.1〜0.2虜と薄くし
たばあい、LEDの遮断周波数は向上するが発光効率が
低下する。一方、発光層(3)の厚きを厚くし過ぎたば
あい、キャリア閉じ込め効果が有効に作用しなくなり、
発光効率、遮断周波数ともに低下する。好ましい発光層
(3)の厚さは0.3〜2虜であり、最もよい結果をう
ろことができる厚さは0.5〜1.5AII11である
。
要である。たとえば発光層(3)の厚さを半導体レーザ
で広く用いられているように0.1〜0.2虜と薄くし
たばあい、LEDの遮断周波数は向上するが発光効率が
低下する。一方、発光層(3)の厚きを厚くし過ぎたば
あい、キャリア閉じ込め効果が有効に作用しなくなり、
発光効率、遮断周波数ともに低下する。好ましい発光層
(3)の厚さは0.3〜2虜であり、最もよい結果をう
ろことができる厚さは0.5〜1.5AII11である
。
発光層の組成は所望の発光ピーク波長を有することがで
きるように調節すればよい。えられる発光ピーク波長の
調節しうるおよその範囲は、基板(1)の種類により決
定される。
きるように調節すればよい。えられる発光ピーク波長の
調節しうるおよその範囲は、基板(1)の種類により決
定される。
GaAs P 基板を用いたばあい、すでに記
0.7 0.3 載したように式■の関係が存在しており、概略580〜
690nmの範囲で選択が可能゛である。発光層と同一
混晶系をキャリア閉じ込め層として用いるばあい、発光
層とキャリア閉じ込め層とのバンドギャップの差を0.
1eVとなるようにするには、約620〜89Q nm
の範囲から発光ピーク波長を選択することができる。こ
のときの混晶中のAs含量は0.2≦y≦0.7である
。なおプラスチック光ファイバの通信用光源として用い
るばあい、とくに640〜670nmの発光波長をうろ
ことができるように混晶組成を調節することが好ましい
。このときのyの値はおよそ0.37≦y≦0.57で
ある。本発明における混晶系を使用するばあい、前記G
aM +−f Asx’のばあいと異なり、発光波長を
短波長化させても、間接遷移型へ急速に接近することが
ないため、発光効率の大幅な低下を招くことがないとい
う利点を有する。
0.7 0.3 載したように式■の関係が存在しており、概略580〜
690nmの範囲で選択が可能゛である。発光層と同一
混晶系をキャリア閉じ込め層として用いるばあい、発光
層とキャリア閉じ込め層とのバンドギャップの差を0.
1eVとなるようにするには、約620〜89Q nm
の範囲から発光ピーク波長を選択することができる。こ
のときの混晶中のAs含量は0.2≦y≦0.7である
。なおプラスチック光ファイバの通信用光源として用い
るばあい、とくに640〜670nmの発光波長をうろ
ことができるように混晶組成を調節することが好ましい
。このときのyの値はおよそ0.37≦y≦0.57で
ある。本発明における混晶系を使用するばあい、前記G
aM +−f Asx’のばあいと異なり、発光波長を
短波長化させても、間接遷移型へ急速に接近することが
ないため、発光効率の大幅な低下を招くことがないとい
う利点を有する。
発光ピーク波長は、発光層として同一混晶組成のものを
用いても発光層中のキャリア濃度により違いが生ずるた
め、所望の発光のピーク波長をうるための組成の詳細は
、実験的に決定しなければならない。
用いても発光層中のキャリア濃度により違いが生ずるた
め、所望の発光のピーク波長をうるための組成の詳細は
、実験的に決定しなければならない。
前記のごときキャリア閉じ込め層および発光層は、適当
なドーパントによりドーピングを行ない、発光層中また
はその近傍にPN接合を形成させる必要がある。使用さ
れるドーパントとしては、n型のばあいには、たとえば
Tes Se%Snなど、p型のばあいには、たとえば
Zn5t’bなどが用いられる。一般には、発光層は隣
接するp型層からエピタキシャル成長中にドーパントが
拡散することにより弱いp型となるため、意図的なドー
ピングは行なわれないが、p型にドーピングしてもかま
わない。n型層およびp型層のキャリア濃度は発光層の
キャリア濃度を介して発光効率や周波数特性に大きな影
響を与える。
なドーパントによりドーピングを行ない、発光層中また
はその近傍にPN接合を形成させる必要がある。使用さ
れるドーパントとしては、n型のばあいには、たとえば
Tes Se%Snなど、p型のばあいには、たとえば
Zn5t’bなどが用いられる。一般には、発光層は隣
接するp型層からエピタキシャル成長中にドーパントが
拡散することにより弱いp型となるため、意図的なドー
ピングは行なわれないが、p型にドーピングしてもかま
わない。n型層およびp型層のキャリア濃度は発光層の
キャリア濃度を介して発光効率や周波数特性に大きな影
響を与える。
とくにp型層のキャリア濃度が大きく影響し、過大なキ
ャリア濃度では発光効率は低下するが周波数特性は向上
する。そのため、所望の特性をLEDに付与するために
最適なキャリア濃度が存在する。通常は各層とも101
7〜1019個/C■Sの範囲から選択される。
ャリア濃度では発光効率は低下するが周波数特性は向上
する。そのため、所望の特性をLEDに付与するために
最適なキャリア濃度が存在する。通常は各層とも101
7〜1019個/C■Sの範囲から選択される。
以上のダブルへテロ構造に関する説明は、基本的に必要
な要素を示したものである。さらに前記3層に加えて、
光ガイド層を設け、端面発光成分の取出し効率の改善を
はかったり、電流をごく一部に集中して流すための電流
狭窄層を設けることもできる。また電極の下のみに発光
層と同等またはそれ以下のバンドギャップを有するI
nx′Ga+−+/ Asy’ P+−V エピタキ
シャル成長層からなる、いわゆるキャップ層を設けるこ
とにより、特性を大幅に改善することができる。
な要素を示したものである。さらに前記3層に加えて、
光ガイド層を設け、端面発光成分の取出し効率の改善を
はかったり、電流をごく一部に集中して流すための電流
狭窄層を設けることもできる。また電極の下のみに発光
層と同等またはそれ以下のバンドギャップを有するI
nx′Ga+−+/ Asy’ P+−V エピタキ
シャル成長層からなる、いわゆるキャップ層を設けるこ
とにより、特性を大幅に改善することができる。
前記のような構造を有するLEDは、従来の高輝度可視
発光ダイオードと比較して7倍以上の高い遮断周波数を
有しており、21MHzの正弦波変調を行なってもピー
ク間強度の低下は認められず、遮断周波数は70MHz
以上の値を有している。
発光ダイオードと比較して7倍以上の高い遮断周波数を
有しており、21MHzの正弦波変調を行なってもピー
ク間強度の低下は認められず、遮断周波数は70MHz
以上の値を有している。
本発明のLEDはその目的から、面発光型のLEDとし
て用いることが好ましい。このような目的に用いるため
には、簡便にはエピタキシャル成長層表面に部分電極を
形成せしめることにより面発光型とすることが可能であ
る。さらに発光取出し効率を高めるために、基板の一部
または全部をエツチングにより除去し、いわゆるバラス
型構造とすることがより好ましい。可視発光ダイオード
は、電極を形成させたのち、公知のLED製造技術を用
いてさらに加工パッケージ化を行ない、実用に供せられ
る。
て用いることが好ましい。このような目的に用いるため
には、簡便にはエピタキシャル成長層表面に部分電極を
形成せしめることにより面発光型とすることが可能であ
る。さらに発光取出し効率を高めるために、基板の一部
または全部をエツチングにより除去し、いわゆるバラス
型構造とすることがより好ましい。可視発光ダイオード
は、電極を形成させたのち、公知のLED製造技術を用
いてさらに加工パッケージ化を行ない、実用に供せられ
る。
このような高い遮断周波数を有するLEDを用いること
により、従来のものと比較して7倍以上の高い伝送容量
を有する光情報伝送が可能となる。
により、従来のものと比較して7倍以上の高い伝送容量
を有する光情報伝送が可能となる。
つぎに本発明のLEDを実施例にもとづき説明するが、
本発明はこれらに限定されるものではない。
本発明はこれらに限定されるものではない。
実施例1および比較例1
通常の液相エピタキシャル成長装置を用い、GaAs
P 基板上に第2図に示すような構0.7 0
.3 造を有する多層エピタキシャル結晶を成長させた。
P 基板上に第2図に示すような構0.7 0
.3 造を有する多層エピタキシャル結晶を成長させた。
なお第2図において、(la)はGaAs層、(lb)
は組成の傾斜したGaAs1−ZPZ層、(lc)はG
aAs P 層、(2a)はIn0.33Ga
0.67層層、0.7 0.3 (3a)は”0.17GaO,83ASO,3BPO,
64層、(4a)はInO,33GaO,6? P層で
ある。
は組成の傾斜したGaAs1−ZPZ層、(lc)はG
aAs P 層、(2a)はIn0.33Ga
0.67層層、0.7 0.3 (3a)は”0.17GaO,83ASO,3BPO,
64層、(4a)はInO,33GaO,6? P層で
ある。
エピタキシャル成長に際しては、n、型GaAs単結晶
(la)上に気相成長法により組成の傾斜を有するGa
As層−ZPZ層(lb)および一定組成を有するGa
As P 層(lc)を順次成長させたものを
基0.7 0.3 板として用いた。キャリア閉じ込め層であるn型1nO
,33GaO,67P層(2a)およびp型”0.33
GaO,87’層(4a)のキャリア濃度はいずれも概
略1018個/crs”であり、ドーパントとしてはそ
れぞれTeおよびZnを用いた。それぞれの厚さはそれ
ぞれ1.9珊および1.8−であった。また発光層であ
るIn (ia As P 層0.1
7 G、HO,360,84 (3a)の厚さは0.5摩であり、発光層にはドーピン
グはしなかった。
(la)上に気相成長法により組成の傾斜を有するGa
As層−ZPZ層(lb)および一定組成を有するGa
As P 層(lc)を順次成長させたものを
基0.7 0.3 板として用いた。キャリア閉じ込め層であるn型1nO
,33GaO,67P層(2a)およびp型”0.33
GaO,87’層(4a)のキャリア濃度はいずれも概
略1018個/crs”であり、ドーパントとしてはそ
れぞれTeおよびZnを用いた。それぞれの厚さはそれ
ぞれ1.9珊および1.8−であった。また発光層であ
るIn (ia As P 層0.1
7 G、HO,360,84 (3a)の厚さは0.5摩であり、発光層にはドーピン
グはしなかった。
このエピタキシャル結晶のp型
”0.33Ga0.67P層(4a)に点電極として約
0.1■φのAu−Zn合金電極(6)を形成し、裏面
全面にAu−8a合金電極(7)を形成して40mAの
電流を流すことにより、841nmのピーク波長および
24nmの半値幅を有するLBDの発光が観察された。
0.1■φのAu−Zn合金電極(6)を形成し、裏面
全面にAu−8a合金電極(7)を形成して40mAの
電流を流すことにより、841nmのピーク波長および
24nmの半値幅を有するLBDの発光が観察された。
発光の大部分は点電極の下で光っているため、光取出し
効率は極めてわるい状態であったが、30μV以上の出
力をうろことができた。
効率は極めてわるい状態であったが、30μV以上の出
力をうろことができた。
またこの素子を用い、20mAにて±3mAの正弦波変
調をかけ、変調強度の周波数依存性を測定したところ、
21MHzまで全く低下しなかった。
調をかけ、変調強度の周波数依存性を測定したところ、
21MHzまで全く低下しなかった。
一方、同様の条件で既存のGaM As系ダブルへテロ
型LEDの発光を測定したところ、3MHz程度から変
調強度は低下を始め、15MHzで変調強度は1/2に
低下した。
型LEDの発光を測定したところ、3MHz程度から変
調強度は低下を始め、15MHzで変調強度は1/2に
低下した。
実施例2
実施例1と同様にして発光層(3)の組成のみ異なる0
、3−の厚さのエピタキシャル結晶を作成し、P型キャ
リア閉じ込め層(4)の表面に長さ0.3關、巾0.0
5 +uの十字型Au−Zt+合金電極(6)を形成し
た後、TO−8ステム上にマウントし樹脂封止を行ない
、LEDを作成した。このLEDは20s+Aの注入電
流にて約100μVの出力を有しており、ピーク波長は
06≦Z≦0.357niであった。このLEDを用い
、バイアス電流40■A、変調電流上−7mAの正弦波
変調をかけた際の、変調強度の周波数依存性を測定し、
第3図に示す様な結果をえた。
、3−の厚さのエピタキシャル結晶を作成し、P型キャ
リア閉じ込め層(4)の表面に長さ0.3關、巾0.0
5 +uの十字型Au−Zt+合金電極(6)を形成し
た後、TO−8ステム上にマウントし樹脂封止を行ない
、LEDを作成した。このLEDは20s+Aの注入電
流にて約100μVの出力を有しており、ピーク波長は
06≦Z≦0.357niであった。このLEDを用い
、バイアス電流40■A、変調電流上−7mAの正弦波
変調をかけた際の、変調強度の周波数依存性を測定し、
第3図に示す様な結果をえた。
第3図では、可視光LEDとして従来より知られている
、最も高速のCa/VAs DH型LEDの値も併記さ
れているが、同図より明らかなように本発明のLEDは
従来のものに比較して約7倍もの高周波応答性を示して
いる。
、最も高速のCa/VAs DH型LEDの値も併記さ
れているが、同図より明らかなように本発明のLEDは
従来のものに比較して約7倍もの高周波応答性を示して
いる。
実施例3
基板としてGaAs上に成長させた
GaAs P を用い、LPE法により、キャ
リ0.8 0.2 ア閉じ込め層としてIn o40a O,BP−発光層
としてIn Ga As P なる組
成を有し、0.3 0.7 0.9 0.1 キャップ層としてIn Ga As P
な0.1 0.9 0.8 0.2 る組成を有するダブルへテロ構造を作成した。
リ0.8 0.2 ア閉じ込め層としてIn o40a O,BP−発光層
としてIn Ga As P なる組
成を有し、0.3 0.7 0.9 0.1 キャップ層としてIn Ga As P
な0.1 0.9 0.8 0.2 る組成を有するダブルへテロ構造を作成した。
その後実施例2と同様の、十字型電極の下のみにキャッ
プ層を有するLEDを作成した。えられたLEDの周波
数特性を測定したところ、変調強度が一3dBに低下す
る周波数で定義される遮断周波数は90MHzであった
。
プ層を有するLEDを作成した。えられたLEDの周波
数特性を測定したところ、変調強度が一3dBに低下す
る周波数で定義される遮断周波数は90MHzであった
。
本発明の可視発光ダイオードは高い遮断周波数を有し、
かつ大きな光出力を有している。このような可視発光ダ
イオードを用いることにより、従来と比較して7倍以上
もの広帯域幅ををする光通信が可能となる。
かつ大きな光出力を有している。このような可視発光ダ
イオードを用いることにより、従来と比較して7倍以上
もの広帯域幅ををする光通信が可能となる。
第1図は本発明の可視発光ダイオードの一実施態様に関
する説明図、第2図は実施例1で形成した本発明の可視
発光ダイオードの具体例に関する説明図、第3図は実施
例2で形成した本発明の可視発光ダイオードの周波数依
存性を示す図である。 (図面の主要符号) (1)二基 板 (la) : GaAs層 (lb) :組成の傾斜したGaAs層−z Pz層(
lc): GaAs P層 0゜70.3 (2):キャリア閉じ込め層 (2a) ’ I no 、 33GaO、ar P層
(3)二発光層 (3a):In Ga As P層 0.17 G、83 0゜360.・64(4):キ
ャリア閉じ込め層 (4a) ’ I no 、 33GaO、87P層(
5):へテロ界面 特許出願人 梅 野 正 義 はか1名;1′1図 才2図
する説明図、第2図は実施例1で形成した本発明の可視
発光ダイオードの具体例に関する説明図、第3図は実施
例2で形成した本発明の可視発光ダイオードの周波数依
存性を示す図である。 (図面の主要符号) (1)二基 板 (la) : GaAs層 (lb) :組成の傾斜したGaAs層−z Pz層(
lc): GaAs P層 0゜70.3 (2):キャリア閉じ込め層 (2a) ’ I no 、 33GaO、ar P層
(3)二発光層 (3a):In Ga As P層 0.17 G、83 0゜360.・64(4):キ
ャリア閉じ込め層 (4a) ’ I no 、 33GaO、87P層(
5):へテロ界面 特許出願人 梅 野 正 義 はか1名;1′1図 才2図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 GaAs_1_−_ZP_Z(0.06≦Z≦0.
35)なる組成を有する基板用液晶と、In_xGa_
1_−_xAs_yP_1_−yエピタキシャル混晶か
らなる発光層と、前記発光層より広いバンドギャップを
有するエピタキシャル混晶からなる少なくとも1つ以上
のキャリア閉じ込め層とからなり、前記発光層と前記キ
ャリア閉じ込め層とのあいだにヘテロ界面を有すること
を特徴とする高速応答性可視発光ダイオード。 2 発光取出側電極の下部のみに発光層と同等以下のバ
ンドギャップを有する In_x′Ga_1_−_x′As_y′P_1_−_
y′層を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項
記載の高速応答性可視発光ダイオード。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6417685 | 1985-03-28 | ||
JP60-64176 | 1985-03-28 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS621284A true JPS621284A (ja) | 1987-01-07 |
Family
ID=13250490
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61069112A Pending JPS621284A (ja) | 1985-03-28 | 1986-03-27 | 高速応答性可視発光ダイオ−ド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS621284A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01243483A (ja) * | 1988-03-24 | 1989-09-28 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 半導体発光装置 |
US5026687A (en) * | 1990-01-03 | 1991-06-25 | The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services | Treatment of human retroviral infections with 2',3'-dideoxyinosine alone and in combination with other antiviral compounds |
-
1986
- 1986-03-27 JP JP61069112A patent/JPS621284A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01243483A (ja) * | 1988-03-24 | 1989-09-28 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 半導体発光装置 |
US5026687A (en) * | 1990-01-03 | 1991-06-25 | The United States Of America As Represented By The Department Of Health And Human Services | Treatment of human retroviral infections with 2',3'-dideoxyinosine alone and in combination with other antiviral compounds |
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