JPS6212808Y2 - - Google Patents

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JPS6212808Y2
JPS6212808Y2 JP8785180U JP8785180U JPS6212808Y2 JP S6212808 Y2 JPS6212808 Y2 JP S6212808Y2 JP 8785180 U JP8785180 U JP 8785180U JP 8785180 U JP8785180 U JP 8785180U JP S6212808 Y2 JPS6212808 Y2 JP S6212808Y2
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JP
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lubricating oil
cylinder head
locking bracket
oil
bracket
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JP8785180U
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JPS5711208U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、内燃機関のロツカブラケツトに形成
される潤滑油通路の改良に関する。
(従来の技術) 内燃機関の動弁機構においてロツカアームは、
カムシヤフト、カムリフトに応じて揺動し、これ
によつて吸排気バルブの開閉を作動する主要な一
部材である。
そして、このロツカアームの作動の円滑化を目
的として、第1図A,Bのように、ロツカブラケ
ツト1に潤滑油通路12Cを形成し、この潤滑油
通路12Cを通じロツカアーム20を支持するロ
ツカアームピン軸1Aに潤滑油を供給している。
ところで、シリンダブロツク7にロツカブラケ
ツト1とシリンダヘツド3とをボルト21で共締
めしたエンジンにおいては、通常潤滑油通路12
A,12B,12Cをシリンダブロツク7とシリ
ンダヘツド3を貫通してロツカブラケツト1へ導
入している。
(考案が解決すべき問題点) この場合、シリンダブロツク7とシリンダヘツ
ド3の潤滑油通路12A,12Bを上昇する油が
オイルポンプによる吐出圧により潤滑油通路12
Bの僅かな隙間を抜けて洩れることが間々ある。
すなわち、かかる現象は、ロツカブラケツト1
とシリンダヘツド3との接合面13Bにおいてと
くに顕著で、この隙間9を抜けた潤滑油はヘツド
ボルト孔6に侵入して下降し、さらにガスケツト
10を伝つて燃焼室ないし外部に漏出するという
一種のオイル下りを招くのである。
そこで、このような途中からの油洩れを防止す
るため、第2図Aに示すように、ロツカブラケツ
ト1とシリンダヘツド3の接合面13Bにおいて
前記潤滑油通路12B,12Cを包囲するように
Oリング5Aを介装し、あるいは第2図Bに示す
ようにヘツドボルト孔6におけるシリンダヘツド
3とシリンダブロツク7の境界面に同じくOリン
グ8を介装している。
しかし、このようにOリングを埋めるのでは環
状溝5Bを形成したり、加工工程が増えコスト高
にもなる。
本考案は、このような不具合に着目してなされ
たもので、ロツカブラケツトとシリンダヘツドと
の接合面に油逃し溝を形成し、漏出油をロツカル
ームへ逃がすことにより、上記問題点を解決する
ようにしたロツカブラケツトを提供することを目
的とする。
(問題を解決すべき手段) そこで本考案はロツカブラケツトをヘツドボル
トを介してシリンダブロツクに共締めするととも
に、シリンダヘツドを貫通した潤滑油通路を、ロ
ツカブラケツトとシリンダヘツドとの接合面にて
ロツカブラケツト潤滑油通路と連通するようにし
たエンジンにおいて、ロツカブラケツトとシリン
ダヘツドとの接合面に潤滑油通路とヘツドボルト
孔との間に位置して油逃し溝を形成し、この油逃
し溝をロツカルームに開口するようにした。
(作用) したがつて、機関の高速運転時など潤滑油の圧
力が高まつたときに、ロツカブラケツトとシリン
ダヘツドとの接合面からの漏れ油は、ヘツドボル
ト孔に達する前に低圧側の油逃し溝からロツカル
ームに導かれ、ヘツドボルト孔を通して燃焼室や
外部への漏洩を減じられる。
(実施例) 以下本考案を実施例に基づいて説明する。
第3図において、7はシリンダブロツク、3は
シリンダヘツド、1はシリンダヘツド1にボルト
11で固定されるシリンダブラケツトであつて、
これらロツカブラケツト1とシリンダヘツド3と
シリンダブロツク7はボルト21で一体的に共締
めしてある。
シリンダブロツク7、シリンダヘツド3、およ
びロツカブラケツト1にはこれら7,3,1を連
通する潤滑油通路12A,12B,12Cが形成
される。
この潤滑油通路12A,12B,12Cのうち
シリンダブロツク7とシリンダヘツド3の接合面
13AにはOリング14を介装し、油密を図る。
この接合面13A下流のシリンダヘツド3とロツ
カブラケツト1の接合面13Bには、第4図に示
すように潤滑油通路12B,12Cとヘツドボル
ト孔6との間に位置して油逃し溝15を設け、か
つこの油逃し溝15の端面はロツカカバー16で
形成されるロツカルーム17に開口させる。
なお、さらに下流のロツカブラケツト1の潤滑
油通路12Cは第5図に示すように途中で分岐
し、双方のロツカアーム支持軸孔に対向して開口
18を形成する。
次に作用を説明する。
オイルポンプ(図示せず)により送り出される
潤滑油の一部は、シリンダブロツク7、シリンダ
ヘツド3、ロツカブラケツト1に形成される潤滑
油通路12A,12B,12Cを伝つてロツカア
ーム軸孔19に流出するが、高速時にはその油圧
が高まるので途中のシリンダヘツド3とロツカブ
ラケツト1の接合面に形成される隙間9に少しず
つ浸透する。
この潤滑油通路12B,12Cからの漏出油
は、第5図に示すように、潤滑油通路12C周辺
から遠心放射線方向に拡がるが、そのうちヘツド
ボルト孔6方向へ流れ伝わるものはすべて低圧の
油逃し溝15に開放されロツカルーム17へと導
かれる。
すなわち圧油が潤滑油通路12Cからこの油逃
し溝15を超えてヘツドボルト孔6へ侵入するの
を阻止する。
この結果、苛酷な運転条件が続いても燃焼室や
外部への油洩れが回避でき、従つてエンジンオイ
ル量を長期間確保できるので潤滑不良やオーバヒ
ートのおそれを解消することができる。
さらに、第2図A,Bに示す従来例のようなO
リング5,8の取付が不要となるので、組立作業
の簡略化を図ることもできる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、ロツカ
ブラケツトとシリンダヘツドとの接合面に油逃し
溝を設け、この油逃し溝を通じて圧油の一部をロ
ツカルームへ開放することにより燃焼室や外部へ
の油洩れを阻止するようにしたので、エンジンオ
イルの消費量が著しく低減し、従つてエンジンが
長期間にわたつて好調を保つという効果が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図Aは従来例の断面図、第1図Bは第1図
AのA−A線断面図、第2図Aおよび第2図Bは
第1図Aの部分拡大断面図、第3図は本考案の実
施例の断面図、第4図は本考案の実施例のロツカ
ブラケツト下面図、第5図は本考案の実施例の部
分断面図である。 1……ロツカブラケツト、3……シリンダヘツ
ド、6……ヘツドボルト孔、7……シリンダブロ
ツク、12A,12B,12C……潤滑油通路、
13B……接合面、15……油逃し溝、17……
ロツカルーム、21……ヘツドボルト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロツカブラケツトをヘツドボルトを介してシリ
    ンダブロツクに共締めするとともに、シリンダヘ
    ツドを貫通した潤滑油通路を、ロツカブラケツト
    とシリンダヘツドとの接合面にてロツカブラケツ
    ト潤滑油通路と連通するようにしたエンジンにお
    いて、ロツカブラケツトとシリンダヘツドとの接
    合面に潤滑油通路とヘツドボルト孔との間に位置
    して油逃し溝を形成し、この油逃し溝をロツカル
    ームに開口するようにしたことを特徴とするロツ
    カブラケツト。
JP8785180U 1980-06-23 1980-06-23 Expired JPS6212808Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8785180U JPS6212808Y2 (ja) 1980-06-23 1980-06-23

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP8785180U JPS6212808Y2 (ja) 1980-06-23 1980-06-23

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Publication Number Publication Date
JPS5711208U JPS5711208U (ja) 1982-01-20
JPS6212808Y2 true JPS6212808Y2 (ja) 1987-04-03

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ID=29449948

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JP8785180U Expired JPS6212808Y2 (ja) 1980-06-23 1980-06-23

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0614006Y2 (ja) * 1985-12-25 1994-04-13 富士重工業株式会社 カムケースの通路部接合構造

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Publication number Publication date
JPS5711208U (ja) 1982-01-20

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