JPS62120379A - フザルビン誘導体およびその製法 - Google Patents
フザルビン誘導体およびその製法Info
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- JPS62120379A JPS62120379A JP25788085A JP25788085A JPS62120379A JP S62120379 A JPS62120379 A JP S62120379A JP 25788085 A JP25788085 A JP 25788085A JP 25788085 A JP25788085 A JP 25788085A JP S62120379 A JPS62120379 A JP S62120379A
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- Japan
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- fusarubin
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
■1発明の背景
[産業上の利用分野コ
本発明はフザルビン誘導体およびその製法に関するもの
である。
である。
本発明のフヂルビン誘導体は新規な化合物であって抗菌
剤または抗腫瘍剤として有用である。
剤または抗腫瘍剤として有用である。
[従来技術]
これまでに真菌類不完全菌に底するフヂリウム・ソラニ
(rusarium 5olani )の培養物から
フザルビン(Fusarubin) (G、P、Ar5
enault Canad、 J。
(rusarium 5olani )の培養物から
フザルビン(Fusarubin) (G、P、Ar5
enault Canad、 J。
CheIll、 43.2423.1965) 、ジヒ
ドロフザルビン(Dihydrofusarbin)お
よびそのエチルエーテル(黒羽等、canad、 J、
Chem、 56,1593.1978 ;黒羽等、
J、 Antibio目cs、 33.1376、19
80)が単離され、抗菌活性を有していることが報告さ
れている。上記培養物からはさらに抗菌活性を有するジ
ャバニシン(Javanicin) (It、 R,V
、 Arn5tein等、J、 Chem、 Soc、
1021.1947) 、ノルジtlバニシン(No
rjavanicin) (W、S、Chilton
、 J、 Org、 Chelll。
ドロフザルビン(Dihydrofusarbin)お
よびそのエチルエーテル(黒羽等、canad、 J、
Chem、 56,1593.1978 ;黒羽等、
J、 Antibio目cs、 33.1376、19
80)が単離され、抗菌活性を有していることが報告さ
れている。上記培養物からはさらに抗菌活性を有するジ
ャバニシン(Javanicin) (It、 R,V
、 Arn5tein等、J、 Chem、 Soc、
1021.1947) 、ノルジtlバニシン(No
rjavanicin) (W、S、Chilton
、 J、 Org、 Chelll。
せ、 4299.1968)およびボストリコイジン(
Bostrycoidin) (G、P、八rsen
alt、 TetrahedronLett、、 4
033.1965)が1′!離されている。
Bostrycoidin) (G、P、八rsen
alt、 TetrahedronLett、、 4
033.1965)が1′!離されている。
しかしながらこれらの代謝物の抗菌力は必ずしも十分で
はなくより優れた薬理活性を有する代謝物の発見が望ま
れていた。
はなくより優れた薬理活性を有する代謝物の発見が望ま
れていた。
■0発明の目的
本発明者等はフ+fリウム属菌の培養物からより優れた
薬理活性を有する代謝物を分離すべく鋭意研究を重ねた
結果、上記培養物からフザルビンまたはジヒドロフデル
ビンのメチルエーテルを甲離することに成功し、本発明
を完成した。
薬理活性を有する代謝物を分離すべく鋭意研究を重ねた
結果、上記培養物からフザルビンまたはジヒドロフデル
ビンのメチルエーテルを甲離することに成功し、本発明
を完成した。
従って本発明は式(I)または(II)で示されるフザ
ルビン誘導体を提供することを目的とする。
ルビン誘導体を提供することを目的とする。
さらに本発明は、フザリウム属に属する上記フザルビン
誘導体の生産菌を好気的に培養し、その培養物から上記
フザルビン誘導体を採取して上記フザルビン誘導体を製
造する方法を提供することを目的とする。
誘導体の生産菌を好気的に培養し、その培養物から上記
フザルビン誘導体を採取して上記フザルビン誘導体を製
造する方法を提供することを目的とする。
■5発明の詳細な説明
本発明者等はフ17”リウム・ソラニ(FuSar i
umsolani) f、 sp、 pisi T
−127(以下T −127と称する)を好気的に培養
し、得られる培養液中から前記式(1)または(ff>
を有する)IJ”ルピン誘導体を甲離した。上記の菌株
は米国ツーネル大学農学部植物病理学学科の(llan
s D、 VanEtten教授から分譲を受けたもの
であり、その菌学的性質および分類学的な位置はPhy
tol)athology、 68゜1552−15
、’+ 6 、 T 978に報告されている。T −
127は通産省工業技術院微生物工業技1+i研究所に
微工研菌奇第8418号(FErlHP−84781な
る受託番号で寄託されている。T −127について本
発明者等が実施した各種の炭素源および窒素源の同化性
試験の結果およびそのとぎのフザルビン誘導体(T)ま
たは(II)の収M G、を次のとおりである。
umsolani) f、 sp、 pisi T
−127(以下T −127と称する)を好気的に培養
し、得られる培養液中から前記式(1)または(ff>
を有する)IJ”ルピン誘導体を甲離した。上記の菌株
は米国ツーネル大学農学部植物病理学学科の(llan
s D、 VanEtten教授から分譲を受けたもの
であり、その菌学的性質および分類学的な位置はPhy
tol)athology、 68゜1552−15
、’+ 6 、 T 978に報告されている。T −
127は通産省工業技術院微生物工業技1+i研究所に
微工研菌奇第8418号(FErlHP−84781な
る受託番号で寄託されている。T −127について本
発明者等が実施した各種の炭素源および窒素源の同化性
試験の結果およびそのとぎのフザルビン誘導体(T)ま
たは(II)の収M G、を次のとおりである。
表1. 炭素源の同化性
D−グルコース +D−フラ
クトース 侵÷ + モD−キシロース
+D−マンニトール + + +
−−D−ラフィノース +十−− D−アラビノース ++十− し−ラムノース − −一i−イノ
シトール 十++ シュウクロース モルドース セルロース 十 −− く注)−二生育または生産しない。
クトース 侵÷ + モD−キシロース
+D−マンニトール + + +
−−D−ラフィノース +十−− D−アラビノース ++十− し−ラムノース − −一i−イノ
シトール 十++ シュウクロース モルドース セルロース 十 −− く注)−二生育または生産しない。
+ :わずかに生育または生産する。
44:中程度に生育または生産する。
+十弓旺盛に生育または生産する。
炭素源は各々30g/fLの割合で用い、窒素源として
はF44gアンモニウムを2.0g/lの割合で用いた
。無機塩類は実施例で用いた成分を同じ割合で用い、D
Iはオートクレーブ処理前に6.0に′A整した。培養
は27℃で7日間行い、遠心分離で菌体を分離した後、
フ畳アルビン誘導体(I)および(n)を酢酸エチルで
抽出した。
はF44gアンモニウムを2.0g/lの割合で用いた
。無機塩類は実施例で用いた成分を同じ割合で用い、D
Iはオートクレーブ処理前に6.0に′A整した。培養
は27℃で7日間行い、遠心分離で菌体を分離した後、
フ畳アルビン誘導体(I)および(n)を酢酸エチルで
抽出した。
フザルビン誘導体<I>または(II)の高い生産収率
は、上ルトース、シュウクロース、イノシトールで認め
られた。
は、上ルトース、シュウクロース、イノシトールで認め
られた。
表2. 窒A源の同化性
塩化アン(ニウム +
酢酸アンモニウム +十÷
酒石酸アンモニウム塩+等
硝酸アンモニウム ++
′flSMナトリウム 棄+ 十 −尿 累
+ +酵母エキス
+ −大豆粉
− 力ぎイン −ペプトン
−無鍬窒累源および尿
糸覧ま0.025モル/gの割合いで用い、その他の有
機窒素は4.6g/ 11のkI合いで用いた。、炭素
源としてはD−グルコースを301J/fの割合いで用
いた。その他は、炭県源同化性の実験と全く同じ方法で
行った。
+ +酵母エキス
+ −大豆粉
− 力ぎイン −ペプトン
−無鍬窒累源および尿
糸覧ま0.025モル/gの割合いで用い、その他の有
機窒素は4.6g/ 11のkI合いで用いた。、炭素
源としてはD−グルコースを301J/fの割合いで用
いた。その他は、炭県源同化性の実験と全く同じ方法で
行った。
酵母エキスは、オリエンタル酵母工業株式会社製の培地
用WII母エキス(Yeast extract fo
rmQdlalll from 5aCC11arOI
Il’/CeS cerev+5iae)を、また大豆
粉は、フジピュリナ プロティン株式会社′!、2の脱
脂人0粉を用いた。
用WII母エキス(Yeast extract fo
rmQdlalll from 5aCC11arOI
Il’/CeS cerev+5iae)を、また大豆
粉は、フジピュリナ プロティン株式会社′!、2の脱
脂人0粉を用いた。
ノ(fルピン誘導体(I)または([)の高い生産収率
iまアンモニウム塩において顕著に認められた。本発明
によって得られるフザルビン誘導体(I ) 、I3J
:び(II)はそれぞれ次の理化学的性質を有する新規
な化合物である。
iまアンモニウム塩において顕著に認められた。本発明
によって得られるフザルビン誘導体(I ) 、I3J
:び(II)はそれぞれ次の理化学的性質を有する新規
な化合物である。
フヂルビン誘導体(I)
71fルピンメチルエーテル
(1)外 I(:界色針状結晶
(2)分子式:C15ト1161−(7(3)分子で:
320 (4)@ 点: 157−158℃ (5)g外・可視線吸収スペクトル 95%エタノール、λmax (l+a)、(log
ε)225(4,49)、 302(3,95)、 4
70(3,78)。
320 (4)@ 点: 157−158℃ (5)g外・可視線吸収スペクトル 95%エタノール、λmax (l+a)、(log
ε)225(4,49)、 302(3,95)、 4
70(3,78)。
495、(3,83)、 532(3,G4J(6)赤
外線吸収スペクトル 臭化カリウム錠剤として測定しIζ赤外線吸収スペクト
ルは第1図に示す通りである。
外線吸収スペクトル 臭化カリウム錠剤として測定しIζ赤外線吸収スペクト
ルは第1図に示す通りである。
(7) 1H−NMR
重り1]ロホルム中で測定した1111−1−Nスペク
トルは第3図に示す通りであり、化学シフトは以下のよ
うに帰属された。
トルは第3図に示す通りであり、化学シフトは以下のよ
うに帰属された。
プロトン カップリング 化学シフト−血」L五−−
工■1−一 ト1−1 α d(j
3.04]」−1β d d
d 2.64ト1−4 α
dd 4.90ト(−4β
(j d d 4.53
ト1−8 5
6.173−CH331,54 プロトン カップリング 化学シフ1へ土1
−工肚1−− 3−OCI−1383,31 7−QCF13 8
3.926.9 −0f−I
S 12.63.
12.91(8)溶解性 クロロホルム、ジメチルクロライド、酢酸エチル、アセ
トン、エタノール、メタノールに可溶。ヘキサン、石油
エーテルに難溶。水に不溶。
工■1−一 ト1−1 α d(j
3.04]」−1β d d
d 2.64ト1−4 α
dd 4.90ト(−4β
(j d d 4.53
ト1−8 5
6.173−CH331,54 プロトン カップリング 化学シフ1へ土1
−工肚1−− 3−OCI−1383,31 7−QCF13 8
3.926.9 −0f−I
S 12.63.
12.91(8)溶解性 クロロホルム、ジメチルクロライド、酢酸エチル、アセ
トン、エタノール、メタノールに可溶。ヘキサン、石油
エーテルに難溶。水に不溶。
フザルビン誘導体(II)
ジヒ゛ロフlアルビンメチルエーテル
(1)外 観:4g色針状結晶
(2)分子式:C1、H18H7
(3)分子量:322
(4)融 点: 134−135℃
(5)旋光度:→−128,5(0,3%アセトン溶液
)(6)紫外・可視線吸収スペクトル 95%エタノール、λmax (Ivn )、(lo
g、E)242(4,17)、273(3,79)、3
00(3,70)。
)(6)紫外・可視線吸収スペクトル 95%エタノール、λmax (Ivn )、(lo
g、E)242(4,17)、273(3,79)、3
00(3,70)。
390(3,82)
(7)赤外線吸収スベク1〜ル
臭化カリウム錠剤どして測定した赤外線吸収スペクトル
は第2図に示す通りである。
は第2図に示す通りである。
(8) 11−INMR
重り1]ロ小ルム中で測定した 1トドNl’1スペク
トルは第4図に示す通りであり、化学シフトは以下のよ
うに帰属された。
トルは第4図に示す通りであり、化学シフトは以下のよ
うに帰属された。
プロトン カップリング 化学シフト−へ」L且−−
1肚1−− H−1ax d 6 3.81@−1
eq dd 4.22H−4,ax
dd 1.68H−4cq
dd 2.41ト1−4a
ddd 3
.431]−8s 6.f35 H−10a d dd 2.94プ
ロ1〜ン カップリング 化学シフト−の−位一道−
−工肚1−− 3−CH361,111 3−OCH3S 3.237−OCH:+
S 3.956.9−OHS
+2.02.1217(9113cmNMR 重クロロホルム中で測定した13C−N M Rスペク
トルは第5図の通りであり、化学シフトは以下のように
帰属された。
1肚1−− H−1ax d 6 3.81@−1
eq dd 4.22H−4,ax
dd 1.68H−4cq
dd 2.41ト1−4a
ddd 3
.431]−8s 6.f35 H−10a d dd 2.94プ
ロ1〜ン カップリング 化学シフト−の−位一道−
−工肚1−− 3−CH361,111 3−OCH3S 3.237−OCH:+
S 3.956.9−OHS
+2.02.1217(9113cmNMR 重クロロホルム中で測定した13C−N M Rスペク
トルは第5図の通りであり、化学シフトは以下のように
帰属された。
匠l夏皿I Lム1ユ之l 化l」二りと進■0−C−
1t59.55 C−3m97.44 C−4’L 3!1.
14C−4a 6 43.32C−5
d 198.79 C−5a (1114,,11 C−6d d 157.61L々j号1−q
2−イp二]?! レリー−2−−二/lニーL−
;≧−ニニ4 イヒ1ア)(−≧イー二?ニー上ニー
X−pJL叩kI G −7d q 15G、74C−8
dd 106.36C−9d d
1116.07C−9a d
d 107.33C−10d
202.85C−10a d
45.E16C−11qd
23.16CI2 0
56.51C−13qd
47.92(10) 溶解性 クロロホルム、ジメチルクロライド、醋酸エチル、アセ
トン、エタノール、メタノールに可溶。ヘキサン、石油
エーテルに離溶。水に不溶。
1t59.55 C−3m97.44 C−4’L 3!1.
14C−4a 6 43.32C−5
d 198.79 C−5a (1114,,11 C−6d d 157.61L々j号1−q
2−イp二]?! レリー−2−−二/lニーL−
;≧−ニニ4 イヒ1ア)(−≧イー二?ニー上ニー
X−pJL叩kI G −7d q 15G、74C−8
dd 106.36C−9d d
1116.07C−9a d
d 107.33C−10d
202.85C−10a d
45.E16C−11qd
23.16CI2 0
56.51C−13qd
47.92(10) 溶解性 クロロホルム、ジメチルクロライド、醋酸エチル、アセ
トン、エタノール、メタノールに可溶。ヘキサン、石油
エーテルに離溶。水に不溶。
上記式(I)または(II)を有するフザルビン誘導体
はフザリウム属に属する上記フリ“ルピン誘導体の生産
菌を好気的に培養することによって1!1られる。フザ
リウム屈に属する−[記フザルビン誘導体生産菌として
(,1例えばフリ°リウム・ソラニ(rusarium
5olani ) (別名フザリウム・マルチイ
ー (Fusariummartii))があげられ、
前述したT −127が好適に使用される。しかしなが
らこれ以外にフザリウム属に属する菌株であって前記フ
ザルビン誘導体を生産する菌はずべて用いることができ
る。またこれらの菌株に紫外線を照射し、あるいはニト
ロソグアニジンなどの微生物の変異のために用いられる
変異誘起剤による処理によつC1!7られた人工的突然
変異株J3よび自然発生した変異株も用いることができ
る。
はフザリウム属に属する上記フリ“ルピン誘導体の生産
菌を好気的に培養することによって1!1られる。フザ
リウム屈に属する−[記フザルビン誘導体生産菌として
(,1例えばフリ°リウム・ソラニ(rusarium
5olani ) (別名フザリウム・マルチイ
ー (Fusariummartii))があげられ、
前述したT −127が好適に使用される。しかしなが
らこれ以外にフザリウム属に属する菌株であって前記フ
ザルビン誘導体を生産する菌はずべて用いることができ
る。またこれらの菌株に紫外線を照射し、あるいはニト
ロソグアニジンなどの微生物の変異のために用いられる
変異誘起剤による処理によつC1!7られた人工的突然
変異株J3よび自然発生した変異株も用いることができ
る。
本発明の培養は好気条件下で行なわれ、通学用いられる
好気培養法、例えば往復または回転振盪培養法、通気撹
拌培養法、固体培養法が用いられる。培地滅菌中および
培養中消泡を必要とするとさはシリコンオイル、界面活
性剤などの消泡剤を通常0.1〜0.旧%の範囲で培地
中に添加する。
好気培養法、例えば往復または回転振盪培養法、通気撹
拌培養法、固体培養法が用いられる。培地滅菌中および
培養中消泡を必要とするとさはシリコンオイル、界面活
性剤などの消泡剤を通常0.1〜0.旧%の範囲で培地
中に添加する。
培地はカビの生育に適し、前記フザルビン誘導体を生産
し得るものであれば特に制限なく使用される。即ち、炭
素源としては、例えば、グルコース、フック1ヘース、
キシロース、イノシトール、シュラフ[]−ス、[ルト
ース等の糖類が好適に使用される。窒素源としては例え
ば、ベブl−ン、酵母エキス、陶土−1ニス、大豆粉、
綿実粉、コーンスディープリカー、麦芽工:I−ス、グ
ルタミン耐、アスパラギン酸、ヂ0シン、フェニルアラ
ニン等のアミノ酸およびその塩類、尿素、アン上ニウム
塩類、硝酸塩等が用いられる。その池、燐酸マグネシウ
ム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、マンガン
等の無機塩類、ビタミン81、パン1〜テン酸カルシウ
ムなどのビタミン類等の微量栄養素を適宜加えることが
できる。
し得るものであれば特に制限なく使用される。即ち、炭
素源としては、例えば、グルコース、フック1ヘース、
キシロース、イノシトール、シュラフ[]−ス、[ルト
ース等の糖類が好適に使用される。窒素源としては例え
ば、ベブl−ン、酵母エキス、陶土−1ニス、大豆粉、
綿実粉、コーンスディープリカー、麦芽工:I−ス、グ
ルタミン耐、アスパラギン酸、ヂ0シン、フェニルアラ
ニン等のアミノ酸およびその塩類、尿素、アン上ニウム
塩類、硝酸塩等が用いられる。その池、燐酸マグネシウ
ム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、鉄、マンガン
等の無機塩類、ビタミン81、パン1〜テン酸カルシウ
ムなどのビタミン類等の微量栄養素を適宜加えることが
できる。
培地のpH1培養虐度などの培養条件は、前記フザルビ
ン誘導体を生産する範囲内で適宜変更しうる。液体の振
盪または通気撹拌培養の場合は、[)II4〜7(至適
pl+5.5〜G、5) 、培養温度20〜30℃(至
適温度25〜27℃)、培養期間2へ・10日間(至適
期間5〜7日)の培養が適当である。このようにして1
qられる18養液中に前記フザルビン誘導体が蓄積され
る。
ン誘導体を生産する範囲内で適宜変更しうる。液体の振
盪または通気撹拌培養の場合は、[)II4〜7(至適
pl+5.5〜G、5) 、培養温度20〜30℃(至
適温度25〜27℃)、培養期間2へ・10日間(至適
期間5〜7日)の培養が適当である。このようにして1
qられる18養液中に前記フザルビン誘導体が蓄積され
る。
培養終了後所望のフザルビン誘導体は常法に従って13
1液中から採取される。例えば培養物から菌体を遠心分
離等により除去し、消液を適当な有1′3溶媒例えば酢
酸エチル、ジクロロメタン等で油出し、吸首クロマ1〜
グラフィーIZえばシリカゲルカラムクlコマトゲラフ
イーで精製することにより所9:の前記フザルビン誘導
体を採取することがCきる。
1液中から採取される。例えば培養物から菌体を遠心分
離等により除去し、消液を適当な有1′3溶媒例えば酢
酸エチル、ジクロロメタン等で油出し、吸首クロマ1〜
グラフィーIZえばシリカゲルカラムクlコマトゲラフ
イーで精製することにより所9:の前記フザルビン誘導
体を採取することがCきる。
以下、本発明のフ1アルビン誘導体(I)または(I[
)について、抗菌性および抗腫瘍性試験を行なったvJ
果を示1j。
)について、抗菌性および抗腫瘍性試験を行なったvJ
果を示1j。
(抗菌性試験)
フ(fルピン誘導体(I)おJ:び(Tl)について、
寒天平板希釈法により細菌の最小増殖閉止濃度(MrC
)を求めた。N13宋を表3に示す。
寒天平板希釈法により細菌の最小増殖閉止濃度(MrC
)を求めた。N13宋を表3に示す。
第 3
最小1曽殖1!l1l)濃1復
M[C(μ!J/′雇)
フザルビン フリ゛ルビン
バブルス・リブアリス ^TCC663350+2.5
ストレプトコツカス・ピA/7″ネス 5
025ストレプト]ツhス・ニュウモニアDP−150
12,5キせンディダ・アルビカンス C−a−30!
io 25トナ゛ンカロミセス・ヒレビシエ
A1CC97635012,5」二記表3から明らかな
ようにフザルビン誘導(木(I ) J3よσ(TI)
はともにダラム陽性菌および真菌に対して抗菌性を右し
ており、(■)【よ(I)よりも抗菌力が強い。
ストレプトコツカス・ピA/7″ネス 5
025ストレプト]ツhス・ニュウモニアDP−150
12,5キせンディダ・アルビカンス C−a−30!
io 25トナ゛ンカロミセス・ヒレビシエ
A1CC97635012,5」二記表3から明らかな
ようにフザルビン誘導(木(I ) J3よσ(TI)
はともにダラム陽性菌および真菌に対して抗菌性を右し
ており、(■)【よ(I)よりも抗菌力が強い。
(抗腫瘍性基PA)
フザルピン誘導体(I)おJ:び(II)について抗!
!!i瘍作用を試験した。マ・クスの白面状細胞L12
10の懸濁液(1X106個、5・′マウス)の増殖を
阻止する半価1fi (I C3(1)は次のようであ
った。
!!i瘍作用を試験した。マ・クスの白面状細胞L12
10の懸濁液(1X106個、5・′マウス)の増殖を
阻止する半価1fi (I C3(1)は次のようであ
った。
IC5o(μg/d)
フザルビン誘i9体丁5.9±0,5
フザルビン誘導体■5.4±0.3
以上の抗菌性および抗腫瘍性試験の試験成績より、フザ
ルビン誘導体(I)と(n)は共に高い抗菌性と抗腫瘍
性効果を示すことが明らかである。
ルビン誘導体(I)と(n)は共に高い抗菌性と抗腫瘍
性効果を示すことが明らかである。
」−記の化合物(I)および(II)は、そのまま又は
担体と共に、抗菌剤として医薬・農薬または食品添加物
等に利用可ることができる。また抗1!瘍竹効果を示す
ことより、上記の化合物(I)および(If)は、その
まま又は担体と共に、もしくは抗体やポリマー等に結合
さUた結合体として抗がん剤として利用することができ
る。
担体と共に、抗菌剤として医薬・農薬または食品添加物
等に利用可ることができる。また抗1!瘍竹効果を示す
ことより、上記の化合物(I)および(If)は、その
まま又は担体と共に、もしくは抗体やポリマー等に結合
さUた結合体として抗がん剤として利用することができ
る。
次に実施例を示しで本発明をさらに具体的に説明する。
実施例
500dの三角フラスコに表4に示′tl相成を右する
培地100seを入れ、綿栓をし、オートクレーブ中で
121℃で20分間滅菌した。
培地100seを入れ、綿栓をし、オートクレーブ中で
121℃で20分間滅菌した。
表 4
18 地 組 成
J″11
山上糖 40
酒石酸アンモニウム 4.6Kl−12PO
41,。
41,。
M(ISO・7820 0.5NaC,e
o、iCa CM 20.1 Fc 5o4−7H200,ol ZnSO4−7トj 20
0.0088Ctl SO4” 5 H200,0
004M n S O40,00006 H3B O30,00006 上記培地にフザリウム・ソラニf、 sp、 pisi
T−127(微工研菌寄第8418号)を接種し、27
℃で毎分220回転の回転成盪J8養で3日間培養した
。
o、iCa CM 20.1 Fc 5o4−7H200,ol ZnSO4−7トj 20
0.0088Ctl SO4” 5 H200,0
004M n S O40,00006 H3B O30,00006 上記培地にフザリウム・ソラニf、 sp、 pisi
T−127(微工研菌寄第8418号)を接種し、27
℃で毎分220回転の回転成盪J8養で3日間培養した
。
この培養種菌を予め滅菌しておいた上記表4の培地4f
Lを入れた7更容のジャーファーメンタ−に植菌して培
養を開始した。18養は毎分通気量41、毎分回転数2
50回転、27℃で行い、必要に 7応じて消泡剤(ド
イツ・ヘキスト社製、デスモヘン(DESHOPIIE
N)タイプ3600 )を添加した。5日間培養した後
培養物を取り出し、菌体を遠心分離機で分離した。
Lを入れた7更容のジャーファーメンタ−に植菌して培
養を開始した。18養は毎分通気量41、毎分回転数2
50回転、27℃で行い、必要に 7応じて消泡剤(ド
イツ・ヘキスト社製、デスモヘン(DESHOPIIE
N)タイプ3600 )を添加した。5日間培養した後
培養物を取り出し、菌体を遠心分離機で分離した。
培養消液のpHを1規定NaOH溶液で6.5に調整し
た後、当量の&l酸エチルで抽出した。抽出液を魚沼水
で洗浄した後エバポレーターで濃縮した。
た後、当量の&l酸エチルで抽出した。抽出液を魚沼水
で洗浄した後エバポレーターで濃縮した。
濃縮乾固した粗抽出物を石油ニーデルで洗浄した後、ジ
クロロメタンに溶かし、可溶性画分を再びエバポレータ
ーで濃縮した。濃縮したジクロロメタン可溶性画分をシ
リカゲル カラム(メルク社製にiesclgel 6
0)にかけ、ジクロロメタン−酢酸エチル混合溶媒で展
開した。化合物(IF)は混合比19:1の混合溶媒で
溶出され、化合物(I>は9:1の配合溶媒で溶出され
た。両化合物ともにジクロロメタン−エタノール溶媒で
結晶化された。
クロロメタンに溶かし、可溶性画分を再びエバポレータ
ーで濃縮した。濃縮したジクロロメタン可溶性画分をシ
リカゲル カラム(メルク社製にiesclgel 6
0)にかけ、ジクロロメタン−酢酸エチル混合溶媒で展
開した。化合物(IF)は混合比19:1の混合溶媒で
溶出され、化合物(I>は9:1の配合溶媒で溶出され
た。両化合物ともにジクロロメタン−エタノール溶媒で
結晶化された。
4斐の培養液から34.11119の7ザルビンメ1ル
エーテル(i>と55.3119のジヒドロフザルビン
メチルエーテル(If)が得られた。
エーテル(i>と55.3119のジヒドロフザルビン
メチルエーテル(If)が得られた。
1、図面のlFi甲な説明
第1図および第3図はフザルビンメブル:L−アル(I
)の赤外吸収スペクトルおよびプロトンNMRスペクト
ルをそれぞれ示し、第2図、第4図および第5図はジヒ
ドロフザルピンメブルエーデル(U)の赤外線吸収スペ
クトル、プロトンNMRおよび13C−NMRスペクト
ルをそれぞれ示す。
)の赤外吸収スペクトルおよびプロトンNMRスペクト
ルをそれぞれ示し、第2図、第4図および第5図はジヒ
ドロフザルピンメブルエーデル(U)の赤外線吸収スペ
クトル、プロトンNMRおよび13C−NMRスペクト
ルをそれぞれ示す。
特許出願人 へキストジャパン株式会社(外2名)
Claims (3)
- (1)式( I )または(II) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で示されるフザルビン誘導体。
- (2)式( I )または(II) ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) で示されるフザルビン誘導体を製造するにあたり、フザ
リウム属に属する上記フザルビン誘導体の生産菌を好気
的に培養し、培養物から上記フザルビン誘導体を採取す
ることを特徴とする上記フザルビン誘導体の製法。 - (3)フザリウム属に属するフザルビン誘導体の生産菌
がフザリウム・ソラニ(¥Fusarium¥¥sol
ani¥)である特許請求の範囲第2項記載のフザルビ
ン誘導体の製法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25788085A JPS62120379A (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | フザルビン誘導体およびその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25788085A JPS62120379A (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | フザルビン誘導体およびその製法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62120379A true JPS62120379A (ja) | 1987-06-01 |
Family
ID=17312464
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25788085A Pending JPS62120379A (ja) | 1985-11-19 | 1985-11-19 | フザルビン誘導体およびその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62120379A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994011382A1 (en) * | 1992-11-09 | 1994-05-26 | Biochem Pharma Inc. | Antineoplastic heteronaphthoquinones |
-
1985
- 1985-11-19 JP JP25788085A patent/JPS62120379A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1994011382A1 (en) * | 1992-11-09 | 1994-05-26 | Biochem Pharma Inc. | Antineoplastic heteronaphthoquinones |
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