JPS6081184A - 抗腫瘍性抗生物質及びその製法 - Google Patents
抗腫瘍性抗生物質及びその製法Info
- Publication number
- JPS6081184A JPS6081184A JP18842383A JP18842383A JPS6081184A JP S6081184 A JPS6081184 A JP S6081184A JP 18842383 A JP18842383 A JP 18842383A JP 18842383 A JP18842383 A JP 18842383A JP S6081184 A JPS6081184 A JP S6081184A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ail
- culture
- compound
- formula
- strain
- Prior art date
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- Granted
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)
- Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、抗菌活性及び抗腫瘍活性を有する一般式
(式中Rは水素原子又はアシル基を示す)で表わされる
新規な化合物及びその製法に関する。
新規な化合物及びその製法に関する。
本発明者らは愛知県岡崎布の土壌より新たに分離された
菌株(以下Y−62026と呼ぶ)が抗菌性及び抗腫瘍
性を有する物質を生産することを見出し、培養物から次
式 で示される新規化合物(AIL)を分離することに成功
した曳(特願昭57−12477号明細書参照)。そし
てさらにこの培養物を精査した結果、化合物AILの他
に新規化合物であるAIL−Bを見出した。
菌株(以下Y−62026と呼ぶ)が抗菌性及び抗腫瘍
性を有する物質を生産することを見出し、培養物から次
式 で示される新規化合物(AIL)を分離することに成功
した曳(特願昭57−12477号明細書参照)。そし
てさらにこの培養物を精査した結果、化合物AILの他
に新規化合物であるAIL−Bを見出した。
式Iにおいて置換基Rが水素原子である化合物AIL−
Bは、下記の物理化学的性質を有する。
Bは、下記の物理化学的性質を有する。
分子式: C34H4□N30゜
分子量:641
マススペクトル
Ill ( CIK: I3)吸収: 32[10、1
765、1655、1507、1410、1190、9
8 0 orr’しIV吸収” ’ :l:Fl’X
川 260、2 6 5 (+”、l+)、 2 7
5、2 8 5 ( t;h) 11111’IINM
I( ( CDCI, + CIJ,OD ) : δ
0.97(3FI、 dlJ −= 5.6 11Z
)、 1.07( 6 丁( 、 S )、1.2 0
( 1 1−1、 lrl)、4、25(3H、(1
、J’ = 7. 3 Hz)、132(3H,s)、
4、73(ill、■)、1. 7 7 ( 3 H、
S)、2.08(i n、Ill )、2.48(IH
、q 、 J’ = 7. 3 11z )、2.86
(37−1,s)、3.5 2 ( 2 1−r、d,
J− = 7. 311Z)、6、85〜3.9 5
( 3 H, Ill )、3.9 3 ( 2 H
、ら)、4、34(IH、dtJ、J =7. 0 &
.6.3+17. )、4.63(1 1−1、S)、
5,63(11−1、(l(]、J = 7. 0 &
; 1 4. 911z)、5、67(IH、 (」シ
、 、J=−6.3&: 1 4.411z)、 5.
77(11(、dI,、J’ = 7. 3&; 1
5.211z )、5.95(11i、cod、J=1
1.9111)、6.1 6 ( I n, da,
J=1o。
765、1655、1507、1410、1190、9
8 0 orr’しIV吸収” ’ :l:Fl’X
川 260、2 6 5 (+”、l+)、 2 7
5、2 8 5 ( t;h) 11111’IINM
I( ( CDCI, + CIJ,OD ) : δ
0.97(3FI、 dlJ −= 5.6 11Z
)、 1.07( 6 丁( 、 S )、1.2 0
( 1 1−1、 lrl)、4、25(3H、(1
、J’ = 7. 3 Hz)、132(3H,s)、
4、73(ill、■)、1. 7 7 ( 3 H、
S)、2.08(i n、Ill )、2.48(IH
、q 、 J’ = 7. 3 11z )、2.86
(37−1,s)、3.5 2 ( 2 1−r、d,
J− = 7. 311Z)、6、85〜3.9 5
( 3 H, Ill )、3.9 3 ( 2 H
、ら)、4、34(IH、dtJ、J =7. 0 &
.6.3+17. )、4.63(1 1−1、S)、
5,63(11−1、(l(]、J = 7. 0 &
; 1 4. 911z)、5、67(IH、 (」シ
、 、J=−6.3&: 1 4.411z)、 5.
77(11(、dI,、J’ = 7. 3&; 1
5.211z )、5.95(11i、cod、J=1
1.9111)、6.1 6 ( I n, da,
J=1o。
6 & 1 4.411z)、6.2 1 ( I H
, da, J=1 0.6&。
, da, J=1 0.6&。
14、9117) 、 6.2 1 ( I J−1、
dd, J=1 1.9112) 、6、41(1)
]、brd、、’r = 1 1. 9 11z )、
6.64(IH。
dd, J=1 1.9112) 、6、41(1)
]、brd、、’r = 1 1. 9 11z )、
6.64(IH。
dd, J=1 19&1 5.2112)、6.8
0 ( 1 11、δ)、7、00(1i1、l)已、
J’ = 5. 6117 )、7. 8 4 ( 1
rI%E5)2 6、0 9 2F+1)、2 9.
0 1 7 ft)、3 6.0 9 6(t)、4
2、765((1)、4 5.1 6 4(+.)、4
5. 3 5 9 に,;)、58.151国、72
.192(:;)、7 5.2 3 4(d)、7 6
.8 1 4((1)、80. 7 9 2(+−+)
、8 7、 4 6 1 (d)、1 2 2.2 7
0(++)、12 4.0 2 5((、1)、12
4。
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J’ = 5. 6117 )、7. 8 4 ( 1
rI%E5)2 6、0 9 2F+1)、2 9.
0 1 7 ft)、3 6.0 9 6(t)、4
2、765((1)、4 5.1 6 4(+.)、4
5. 3 5 9 に,;)、58.151国、72
.192(:;)、7 5.2 3 4(d)、7 6
.8 1 4((1)、80. 7 9 2(+−+)
、8 7、 4 6 1 (d)、1 2 2.2 7
0(++)、12 4.0 2 5((、1)、12
4。
8 4 5(cl)、1 2 8.1 2 NII)、
12 8.5 3 o(、1)、129.291(d)
、129.583(d)、1 5 0.8 7 0 (
d)、1 61.3 68(a)、1 64、5 5
6(cll、1 3 8.5 64(sl、1 5 0
.7 0 6(di、151、 1 1 2(S)、1
7 1.7 6 4にJ)、1 7 6.0 3 5
(s+、178.433(s) 置換基](がアシル基である式Iの化合物は、AiLL
−13をアシル化することにより製造できる。
12 8.5 3 o(、1)、129.291(d)
、129.583(d)、1 5 0.8 7 0 (
d)、1 61.3 68(a)、1 64、5 5
6(cll、1 3 8.5 64(sl、1 5 0
.7 0 6(di、151、 1 1 2(S)、1
7 1.7 6 4にJ)、1 7 6.0 3 5
(s+、178.433(s) 置換基](がアシル基である式Iの化合物は、AiLL
−13をアシル化することにより製造できる。
例えばA I 1q − 13 (II)をピリジン中
で無水酢酸によりアセチル化すると、AIL−I3 ト
リアセテ−) (1)が得られる。
で無水酢酸によりアセチル化すると、AIL−I3 ト
リアセテ−) (1)が得られる。
AII、−Bをメタノール中、−78℃でオゾン酸化し
、生じたオシナイドを水素化硼素ナトリウムで還元し、
イ:)もれたアルコールを無水酢酸−ピリジンでアセチ
ル化すると分解物(+VとV)かイ(Iられた。
、生じたオシナイドを水素化硼素ナトリウムで還元し、
イ:)もれたアルコールを無水酢酸−ピリジンでアセチ
ル化すると分解物(+VとV)かイ(Iられた。
C)
分解物■はAILを同様にオゾン分解に付して得られた
分解物と完全に一致した。以」二の事実によりAIL7
13は式■で示される構造を有するこ−Bを採取するこ
とにより得られる。
分解物と完全に一致した。以」二の事実によりAIL7
13は式■で示される構造を有するこ−Bを採取するこ
とにより得られる。
AIL−13を製造するには、ストレプトミセス属に属
するAIL−Bを生産する能力を有する菌株を用いるこ
とができる。特に本発明者らにより分離された菌株Y−
32026、又はその変異株を用いることが好ましい。
するAIL−Bを生産する能力を有する菌株を用いるこ
とができる。特に本発明者らにより分離された菌株Y−
32026、又はその変異株を用いることが好ましい。
y−32026株は工業技術院微生物工業技術研究所に
微工研菌寄第6616号(II″IシJ(IvIIJ−
6613)として寄託されている。
微工研菌寄第6616号(II″IシJ(IvIIJ−
6613)として寄託されている。
その菌学的性状は、Il!i記しな、い限り28℃で1
4日間観察したもので、次のとおりである。
4日間観察したもので、次のとおりである。
(1)形態的性状
分岐した基生菌糸から0.6〜0.7μmの気中菌糸が
伸長し、直線状又は屈曲状を示す。成熟した培養物の気
中菌糸を検鏡すると卵形の胞子1×2/1mが連鎖状1
〜10個になっているものは少なく、主として大きさ不
揃い柱部状0.4〜1、071 mX 0.7〜3 /
l mの分節胞子様5〜6o個の連鎖が気中菌糸上で観
察された。
伸長し、直線状又は屈曲状を示す。成熟した培養物の気
中菌糸を検鏡すると卵形の胞子1×2/1mが連鎖状1
〜10個になっているものは少なく、主として大きさ不
揃い柱部状0.4〜1、071 mX 0.7〜3 /
l mの分節胞子様5〜6o個の連鎖が気中菌糸上で観
察された。
すなわち、胞子柄−4二に着生ずる胞子数は1〜2個で
、それに連続する分節胞子が直線状でな(不揃いの点は
シュードノカルディアの特徴を有し、また項生胞子と内
生胞子が見られる場合がありアクチノマデュ=2の特徴
も散見された。
、それに連続する分節胞子が直線状でな(不揃いの点は
シュードノカルディアの特徴を有し、また項生胞子と内
生胞子が見られる場合がありアクチノマデュ=2の特徴
も散見された。
他に特殊な器官の形成は認められなかった。
(2)菌体組成
本菌株をロマン及びソーラー(Romano arul
Sobler )の改変培地中で、28 ”Cて72時
間振−1、ン培養したのち、集菌洗浄した。この菌体を
ジャーナル・オシ・バクテリオリジー89巻2号444
〜456頁1965年に記載の山口らの方法に従って分
析実験し、L、 、L−ジアミノピメリン酸(ただし微
量のメン体を含む)及びグリシンを認めた。
Sobler )の改変培地中で、28 ”Cて72時
間振−1、ン培養したのち、集菌洗浄した。この菌体を
ジャーナル・オシ・バクテリオリジー89巻2号444
〜456頁1965年に記載の山口らの方法に従って分
析実験し、L、 、L−ジアミノピメリン酸(ただし微
量のメン体を含む)及びグリシンを認めた。
この結果をレシバリエ(Lecl+cvaLier )
による科及び属の検索式(ザ・バイオロジー・オシ・ジ
アクチノミセテスφアンド・リレイテツド・オーガニス
ムク11巻78〜92頁1976年)に適用すると、細
胞壁組成I型−ストレプトミセス属に該当した。
による科及び属の検索式(ザ・バイオロジー・オシ・ジ
アクチノミセテスφアンド・リレイテツド・オーガニス
ムク11巻78〜92頁1976年)に適用すると、細
胞壁組成I型−ストレプトミセス属に該当した。
(6)培養的性状
各種培地上で28 ’Cで10〜14日間培養して観察
した結果は、第1表に示すとおりである。
した結果は、第1表に示すとおりである。
第 1 表
(4)生理的注状
(1)生育温圧範囲=15〜37 ’C(至適温度25
〜60℃) (2)ゼラチンの液化:陽 性 (6)殿粉の加水分解:陽 性 (4)脱脂乳のペプトン化:陽 性 凝固化:陰 性 (5)メラニン様色素の生成 チロシン寒天培地:陽 性 ペプトン・イースト鉄寒天培地:陰 性(6)炭素源の
同化性(プリドハム・ゴツトリープ寒天を使用)は第2
表のとおりである。
〜60℃) (2)ゼラチンの液化:陽 性 (6)殿粉の加水分解:陽 性 (4)脱脂乳のペプトン化:陽 性 凝固化:陰 性 (5)メラニン様色素の生成 チロシン寒天培地:陽 性 ペプトン・イースト鉄寒天培地:陰 性(6)炭素源の
同化性(プリドハム・ゴツトリープ寒天を使用)は第2
表のとおりである。
第 2 表
注廿:良好な発育
+:発育を認める
一:発育しない
(5)その他の諸性状 。
液体培地で通気培養した本菌株は、斜面寒天培養時の形
態と全く相違して、対数増殖期には全部が桿菌状を呈し
た。
態と全く相違して、対数増殖期には全部が桿菌状を呈し
た。
また、本菌株の栄養菌糸をダラム染色すると陽性であっ
た。
た。
以上述べたようにy−62026株は、液体培養で桿菌
状の増殖を示すと共に、胞子形態の電顕像ではシュード
ノカルディア及びアクチノマデューラに類縁性があるが
、培養生理的には炭素源の資化性が広(、気菌糸が豊富
でメラニン様色素を生成し、細胞壁組成が1型であるこ
とから、本菌株はストレプトミセス属に属すると同定さ
れた(インターナショナル・ジャーナル・オブ・システ
マチック・バクテリオロラー2664号1976年、2
1巻1号1971年、アプライド・マイクロバイオロジ
ー16巻2ケ1965年及びバーシーズ−マニュアル−
オプ・デターミナテイブ・バクテリオロジー第8版19
74年参照)。
状の増殖を示すと共に、胞子形態の電顕像ではシュード
ノカルディア及びアクチノマデューラに類縁性があるが
、培養生理的には炭素源の資化性が広(、気菌糸が豊富
でメラニン様色素を生成し、細胞壁組成が1型であるこ
とから、本菌株はストレプトミセス属に属すると同定さ
れた(インターナショナル・ジャーナル・オブ・システ
マチック・バクテリオロラー2664号1976年、2
1巻1号1971年、アプライド・マイクロバイオロジ
ー16巻2ケ1965年及びバーシーズ−マニュアル−
オプ・デターミナテイブ・バクテリオロジー第8版19
74年参照)。
A工L−Bを発酵法により製造するには、通常のストレ
プトミセスの培養法を用いることができ、発酵槽内で通
気攪拌培養することが好適である。
プトミセスの培養法を用いることができ、発酵槽内で通
気攪拌培養することが好適である。
培地には各種炭素源、窒素源、無機物、生長促進剤、生
長抑制剤、消泡剤等を適当に組み合わせて用いることが
できる。炭素源としては殿粉、グリセリン、グルコース
、マンノース、フラクト−ス、シュークロース、糖蜜等
が単独で又は組み合わせて用いられる。無機又は有機の
窒素源としては塩化アンモン、硫酸アンモン、硝酸アン
モン、硝酸ソーダ、尿素、ペプトン、肉エキス、酵母エ
キス、乾燥酵母、コーンスチープリカー、大豆粉等が単
独で又は組み合わせて用いられる。そのほか必要に応じ
て食塩、塩化カリウム、カルシウム塩、リン酸塩、鉄塩
、銅塩、亜鉛塩、マンガン塩、コバルト塩、マグネシウ
ム塩等の無機塩を加えることもできる。
長抑制剤、消泡剤等を適当に組み合わせて用いることが
できる。炭素源としては殿粉、グリセリン、グルコース
、マンノース、フラクト−ス、シュークロース、糖蜜等
が単独で又は組み合わせて用いられる。無機又は有機の
窒素源としては塩化アンモン、硫酸アンモン、硝酸アン
モン、硝酸ソーダ、尿素、ペプトン、肉エキス、酵母エ
キス、乾燥酵母、コーンスチープリカー、大豆粉等が単
独で又は組み合わせて用いられる。そのほか必要に応じ
て食塩、塩化カリウム、カルシウム塩、リン酸塩、鉄塩
、銅塩、亜鉛塩、マンガン塩、コバルト塩、マグネシウ
ム塩等の無機塩を加えることもできる。
培養温度は一般に20〜40°Cで、特に27〜60℃
が好ましい。培地のpHは、通常用いられる酸又は塩基
を必要に応じて添加し、pl(4〜10、好ましくはp
H6〜8に調整する。通気下に1〜4日間培養すると、
AiL−Bが菌体内及び培養中に蓄積される。生産量が
最大に達した時点で培養を停止し、培養液をf過し、湿
菌体と培養t1液に分離する。
が好ましい。培地のpHは、通常用いられる酸又は塩基
を必要に応じて添加し、pl(4〜10、好ましくはp
H6〜8に調整する。通気下に1〜4日間培養すると、
AiL−Bが菌体内及び培養中に蓄積される。生産量が
最大に達した時点で培養を停止し、培養液をf過し、湿
菌体と培養t1液に分離する。
単離精製には通常の方法を用いる。分離した菌体は例え
ばアセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル等の溶媒中で攪拌
下に機械的に粉砕し、抽出する。fI液は酢酸エチル又
は酢酸ブチルで攪拌下に抽出する。菌体からの抽出液及
び培養f液からの抽出液を一緒にあるいは別fRaに濃
縮し、必要な場合、特に湿菌体をアセトンで抽出した場
合は、水を含む濃縮残査を再度酢酸ブチル、酢酸エチル
等で抽出し、濃縮し、夫々の濃縮残査を一緒に、あるい
は別個にシリカゲルカラムに吸着させ、適当な溶媒、例
えばクロロホルム−メタノール系の溶媒で、その混合比
を変えて徐々に極性を増しなから溶離を行うと、AIL
が溶離した直後にAIL−Bが溶離してくる。目的物を
含むフラクションをまとめて濃縮することにより、AI
L−Bを得ることができる。このものはシリカゲルプレ
ート(キーゼルゲル60 ’2!+4、メルク社製)を
用い、15%のメタノールを含むクロロボルムを展開溶
媒とし、硫酸あるいは紫外線を発色剤とした薄層クロマ
トグラフィー(′1“LC)でAILはRf値0.60
、AIL−BはRf値0.58を示し、またS、ルテア
を用いたバイオオートグラフィーでも同じRf値の抗菌
スポットを示した。
ばアセトン、酢酸エチル、酢酸ブチル等の溶媒中で攪拌
下に機械的に粉砕し、抽出する。fI液は酢酸エチル又
は酢酸ブチルで攪拌下に抽出する。菌体からの抽出液及
び培養f液からの抽出液を一緒にあるいは別fRaに濃
縮し、必要な場合、特に湿菌体をアセトンで抽出した場
合は、水を含む濃縮残査を再度酢酸ブチル、酢酸エチル
等で抽出し、濃縮し、夫々の濃縮残査を一緒に、あるい
は別個にシリカゲルカラムに吸着させ、適当な溶媒、例
えばクロロホルム−メタノール系の溶媒で、その混合比
を変えて徐々に極性を増しなから溶離を行うと、AIL
が溶離した直後にAIL−Bが溶離してくる。目的物を
含むフラクションをまとめて濃縮することにより、AI
L−Bを得ることができる。このものはシリカゲルプレ
ート(キーゼルゲル60 ’2!+4、メルク社製)を
用い、15%のメタノールを含むクロロボルムを展開溶
媒とし、硫酸あるいは紫外線を発色剤とした薄層クロマ
トグラフィー(′1“LC)でAILはRf値0.60
、AIL−BはRf値0.58を示し、またS、ルテア
を用いたバイオオートグラフィーでも同じRf値の抗菌
スポットを示した。
本発明の化合物AIL−Bは腹腔内投与で、マウスのエ
ールリッヒ腹水5H(tjに対して延命効果を示し ブ
こ。
ールリッヒ腹水5H(tjに対して延命効果を示し ブ
こ。
実施例1
可溶性殿粉15jJ/A、大豆粉15g/石、i<2J
]po+ 1 9 / −(1’ 、MP、804 ”
7 H2Oの 0. 597A 、NaC11jl
/−e及びCc)c120.51 / Aの水性ρ〆培
地(pfl 7 )に、)<−32026株を植菌し、
28℃で60時間シェカーで猿此ン培養した。
]po+ 1 9 / −(1’ 、MP、804 ”
7 H2Oの 0. 597A 、NaC11jl
/−e及びCc)c120.51 / Aの水性ρ〆培
地(pfl 7 )に、)<−32026株を植菌し、
28℃で60時間シェカーで猿此ン培養した。
得らjした種培養1夜を200−eのタンク中で、下記
組成の発酵培地1402に移液し、28℃で43時間、
通気(景押下(130石/分、200工・1)Ill
)に培養した。 “発酵培地に、11成:グリセリン2
0%、ペプトン1.0%、肉エキス0.5%、NaCl
D、 1%、1ぐ2)IPO40,1’:F= 、h
JGEO4・ 7 H2O0,05% 、CaCl2
・2 H2O0,05% 培養液を1過し、’tt−′液約125石と湿菌体約5
、2 kyを得た。シー1液を1+lI7で酢酸ブチル
60石で2回抽出し、Nr125t)4で乾燥したのち
、減圧で溶IVを留、;lミ1、−lV杏をワコーゲル
C−200(和う眉純薬製力・ラムクロマト用シリカゲ
ル)300.90カラムに吸着させ、0.5%、1°・
、2゛:ら、6%、5%、10%のメタノール−クロロ
ホルム各1.21で11「」に、’L’LCでモニター
しながら溶出させ、目的物を含むフラクションを集め、
減圧テ(F31X’t 留去L テ、AIL−I320
nr’/を得た。
組成の発酵培地1402に移液し、28℃で43時間、
通気(景押下(130石/分、200工・1)Ill
)に培養した。 “発酵培地に、11成:グリセリン2
0%、ペプトン1.0%、肉エキス0.5%、NaCl
D、 1%、1ぐ2)IPO40,1’:F= 、h
JGEO4・ 7 H2O0,05% 、CaCl2
・2 H2O0,05% 培養液を1過し、’tt−′液約125石と湿菌体約5
、2 kyを得た。シー1液を1+lI7で酢酸ブチル
60石で2回抽出し、Nr125t)4で乾燥したのち
、減圧で溶IVを留、;lミ1、−lV杏をワコーゲル
C−200(和う眉純薬製力・ラムクロマト用シリカゲ
ル)300.90カラムに吸着させ、0.5%、1°・
、2゛:ら、6%、5%、10%のメタノール−クロロ
ホルム各1.21で11「」に、’L’LCでモニター
しながら溶出させ、目的物を含むフラクションを集め、
減圧テ(F31X’t 留去L テ、AIL−I320
nr’/を得た。
実施例2
実施例1で得たAIL−B 5 me)をピリジン0.
5 meに溶解し、冷却下に無水酢e 0.5 meを
加えて室温で一晩放置したのち、真空でピリジン−無水
酢酸を留去し、さらにトルエンを加えて共沸で完全に除
き、AIL−:IJ ト’)アセテート5m!7を得た
。
5 meに溶解し、冷却下に無水酢e 0.5 meを
加えて室温で一晩放置したのち、真空でピリジン−無水
酢酸を留去し、さらにトルエンを加えて共沸で完全に除
き、AIL−:IJ ト’)アセテート5m!7を得た
。
物理化学的データ; NMRスペクトルにおいて、AI
L−Bでδ6.96にみられたC)−J20Hのシング
レットピークは、アセチル化されることにより低磁場シ
フトを受け、δ4.20とδ4.66にABq(、J’
=12.511z )として観測された。
L−Bでδ6.96にみられたC)−J20Hのシング
レットピークは、アセチル化されることにより低磁場シ
フトを受け、δ4.20とδ4.66にABq(、J’
=12.511z )として観測された。
第1図は抗腫瘍性抗生物質AIL−Bの赤外線吸収スペ
クトル、8412図は抗腫瘍性抗生物質ALL−13の
紫外線吸収スペクトルである。 出願人萬有製薬株式会社 代理人 弁理士 小 林 正 雄 ;1X11図 ・fY21;
クトル、8412図は抗腫瘍性抗生物質ALL−13の
紫外線吸収スペクトルである。 出願人萬有製薬株式会社 代理人 弁理士 小 林 正 雄 ;1X11図 ・fY21;
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、一般式 (式中■(は水素原子又はアシル基を示す)で表わされ
る化合物。 2.1(が水素原子である特許請求の範囲第1項に記載
の化合物。 6.1(がアセチル基である特許請求の範囲第1項に記
載の化合物。 4、 ストレプトミセス属に属する式Iの化合物の生産
菌を培養し、培養液からこの化合物を採取することを特
徴とする、一般式 (式中旧ま水素原子又はアシル基を示す)で表わされる
化合物の製法。 5、式 で表わされる化合物をアセチル化することを特徴とする
特許
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18842383A JPS6081184A (ja) | 1983-10-11 | 1983-10-11 | 抗腫瘍性抗生物質及びその製法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18842383A JPS6081184A (ja) | 1983-10-11 | 1983-10-11 | 抗腫瘍性抗生物質及びその製法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6081184A true JPS6081184A (ja) | 1985-05-09 |
JPH0434555B2 JPH0434555B2 (ja) | 1992-06-08 |
Family
ID=16223403
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18842383A Granted JPS6081184A (ja) | 1983-10-11 | 1983-10-11 | 抗腫瘍性抗生物質及びその製法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6081184A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004110439A1 (en) * | 2003-06-13 | 2004-12-23 | Ecopia Biosciences Inc. | Polyene oxazoles with antitumour activity and processes for their preparation using a streptomyces strain |
-
1983
- 1983-10-11 JP JP18842383A patent/JPS6081184A/ja active Granted
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2004110439A1 (en) * | 2003-06-13 | 2004-12-23 | Ecopia Biosciences Inc. | Polyene oxazoles with antitumour activity and processes for their preparation using a streptomyces strain |
JP2006527208A (ja) * | 2003-06-13 | 2006-11-30 | エコピア バイオサイエンシーズ インク | 抗腫瘍活性を有するポリエンオキサゾール、及びストレプトミセス株を使用するその調製方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0434555B2 (ja) | 1992-06-08 |
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