JPS6211976B2 - - Google Patents

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JPS6211976B2
JPS6211976B2 JP18566781A JP18566781A JPS6211976B2 JP S6211976 B2 JPS6211976 B2 JP S6211976B2 JP 18566781 A JP18566781 A JP 18566781A JP 18566781 A JP18566781 A JP 18566781A JP S6211976 B2 JPS6211976 B2 JP S6211976B2
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JP
Japan
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rotating body
inner rotating
rods
small
rod
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JP18566781A
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English (en)
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JPS5890430A (ja
Inventor
Teruo Yoshioka
Toshio Myazawa
Arinobu Uchida
Akemichi Asai
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPS6211976B2 publication Critical patent/JPS6211976B2/ja
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D3/00Yielding couplings, i.e. with means permitting movement between the connected parts during the drive
    • F16D3/16Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts
    • F16D3/20Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members
    • F16D3/22Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts
    • F16D3/223Universal joints in which flexibility is produced by means of pivots or sliding or rolling connecting parts one coupling part entering a sleeve of the other coupling part and connected thereto by sliding or rolling members the rolling members being balls, rollers, or the like, guided in grooves or sockets in both coupling parts the rolling members being guided in grooves in both coupling parts
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D2300/00Special features for couplings or clutches
    • F16D2300/12Mounting or assembling

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、内側回転体と外側回転体とが、内側
回転体の外周部に沿つて配設された小球体を介し
て、一方から他方へと回転力の伝達を行なう形式
の等速接手の組立工程において使用される、内側
回転体に対する小球体押込装置に関するものであ
る。
内側回転体と外側回転体とが、内側回転体の外
周部に沿つて配設された小球体を介して、一方か
ら他方へと回転力の伝達を行なう形式の等速接手
の組立工程は極めて複雑であつたため、従来は、
上記のような等速接手を組立てるにあたつては、
熟練作業者による手作業に依存する外なく、その
結果、多くの労力と時間とが必要とされ、生産能
率を向上させるには限界があつた。
そこで、本発明の主な目的は、内側回転体と外
側回転体とが、内側回転体の外周部に沿つて配設
された小球体を介して、一方から他方へと回転力
の伝達を行なう形式の等速接手の組立工程のう
ち、内側回転体に対する小球体の押込み工程を自
動化するための、内側回転体に対する小球体押込
装置を得ることである。
以下、図面により本発明の一実施例に基づく内
側回転体に対する小球体押込装置を、等速接手の
全自動組立装置に適用した場合の一例について説
明する。
先ず第1図aにおいて、等速接手の内側回転体
1は、例えば内輪部材2と、この内輪部材2の外
周面上に固定され、外表面が凸球面により形成さ
れた環状のケージ4とを備え、内輪部材2の中心
部には、入力側回転軸あるいは出力側回転軸のう
ち一方の回転軸に嵌合されるための、内周面上に
例えば雌型スプラインを有する連結孔3が形成さ
れていると共に、内輪部材2の外周面に沿う部分
とケージ4とにより構成される外周部5には、例
えば6個の小球体受容孔6,6,………,6
が相互に周方向に等間隔を置いて形成されてい
る。
また、第1図bに示されているように、等速接
手の外側回転体8は、内側回転体1の外周部5の
外表面を形成する凸球面と整合する凹球面により
形成された内表面11を有すると共に、この内表
面上には内側回転体1の各小球体受容孔6,6
,………,6に嵌入された小球体と係合し、
これら各小球体との間で回転力の伝達を行なう小
球体受容溝12を有する外輪部10と、入力側回
転軸あるいは出力側回転軸のうち他方の回転軸に
連結されるための連結部9とを備えている。
外側回転体8の外輪部10の内表面11を形成
する凹球面の中心は、一般に外側回転体8の回転
中心線上の、外輪部10の内側の部分にあつて、
内表面11の端縁部における回転中心線に垂直な
方向の直径は、その端縁部よりも更に内側の部分
における回転中心線に垂直な方向の直径よりも小
さいため、内側回転体1の各小球体受容孔6
,………,6内に小球体を嵌入した後にお
いては、内側回転体1を外側回転体8の外輪部1
0内に嵌入することは不可能である。
したがつて、先ず第1の工程として、第1図a
に示されているように、内側回転体1の各小球体
受容孔6,6,………,6のうち、互いに
直径方向に対向した位置にある一対の小球体受容
孔6,6を選定し、これら一対の小球体受容
孔6,6に対し、半径方向よりそれぞれ小球
体7,7を押入する。
次いで第2の工程として、第1図bに示されて
いるように、内側回転体1の回転中心線が外側回
転体8の回転中心線に対して垂直で、しかも一対
の小球体7,7が外側回転体8の端縁部と干
渉しないような内側回転体1の外側回転体8に対
する相対的な姿勢を保つた状態で、内側回転体1
を外側回転体8内に嵌入する。
第3の工程として、第1図cに示されているよ
うに、内側回転体1の回転中心線と、外側回転体
8の回転中心線とを一致させる。
そして第4の工程として、第1図dおよび第1
図eに示されているように、内側回転体1を、一
対の小球体7,7を通る直径方向の揺動軸線
回りに、外側回転体8に対して相対的に揺動させ
つつ、先ず内側回転体1の外側回転体8から露出
した一方の側の小球体受容孔6,6にそれぞ
れ小球体7,7を内側回転体1の半径方向よ
り押入し、次いで他方の側の小球体受容孔6
にそれぞれ小球体7,7を内側回転体1
の半径方向より押入して組立てを完了する。
第2図には、以上の工程を経て等速接手を組立
てるための組立装置の一例の全体配置図が示され
ている。外側回転体8を、外輪部10の内表面1
1が上向きとなるような姿勢で、一定間隔を置き
つつ順次搬送する例えばコンベヤのような搬送装
置13は、第1図aに示された第1の工程を遂行
するための自動作業位置、第1図bに示された
第2の工程を遂行するための自動作業位置、第
1図cに示された第3の工程を遂行するための自
動作業位置、第1図dおよび第1図eに示され
た第4の工程を遂行するための自動作業位置お
よびを逐次通過するように配設されている。
自動作業位置において、内側回転体1はシユ
ート14により順次供給されるようになつてお
り、このシユート14により供給された内側回転
体1が、シユート14に垂直な方向の案内壁17
に当接すると、直ちに作動シリンダ15のロツド
16が伸張して、内側回転体1を案内壁17に沿
つて押圧して移動する。そして、内側回転体1
が、案内壁17に垂直な案内壁18に当接する
と、その位置に保持され、その状態において、本
発明の一実施例に従い、内側回転体1の互いに直
径方向に対向する一対の例えば小球体受容孔6
,6を通る直線上にあつて、内側回転体1を
挟んで互いに対向して配設される一対の作動シリ
ンダ19,21の各ロツドの先端部に形成された
小球体押込部20,22が、それぞれ各小球体7
,7を対応する小球体受容孔6,6に押
入する。
この際、内側回転体1の互いに直径方向に対向
する一対の例えば小球体受容孔6,6が、で
きるだけ正確に各小球体押込部20,22の中心
線上にあるように内側回転体1の方位が設定され
る必要があるが、このように内側回転体1の方位
が自動的に適正な方位となるようにするために、
例えば内側回転体1が円滑に外側回転体8内に嵌
入しうるように内側回転体1の外表面上に予め形
成された面取り部5a,5bを利用して、これら
面取り部5a,5bがシユート14の左右両側壁
面、ロツド16の端面および案内壁18の壁面に
順次接することにより、内側回転体1が常に適正
な方位を保ちつつ移動し、保持されるようにする
ことができる。あるいはまた、内側回転体1が案
内壁18に当接したとき、内側回転体1の選択さ
れた小球体受容孔の方位を検知手段により検知し
た上、内側回転体1の方位が適正な方位となるよ
うに内側回転体1を回転中心線回りに回転させて
自動的に内側回転体1の方位を修正するようにし
ても良い。
第3図および第4図には、第2図の自動作業位
置において第1の工程を行なうための本発明の
一実施例に従う小球体押込装置Aの具体的な構造
の一例が示されている。基板40上に固定された
作動シリンダ19内にはピストン41が嵌入され
ており、このピストン41と一体のロツド42
は、流体給排孔43を通して例えば作動油のよう
な作動流体が作動シリンダ19内に導入されると
伸張し、また流体給排孔44を通して作動流体が
作動シリンダ19内に導入されると収縮するよう
になつている。
ロツド42内には空気抜孔を備えた環状シリン
ダ室45が形成されており、この環状シリンダ室
45内には、常に押圧ばね46によりロツド42
の先端側に押圧されるようにして環状ピストン4
7が嵌入されている。そして、この環状ピストン
47と一体の環状ロツド48の先端部は、押圧ば
ね46の押圧作用により、通常はロツド42の中
心線に沿つて突出する細径突出部49の先端部よ
りも突出している。環状ロツド48の先端部に
は、図示されていないマガジンから送られる小球
体7を一つずつ順次環状ロツド48の先端部内
に供給するための筒状の小球体供給部50が形成
されている。
ロツド42の環状外壁部51の先端部には、連
動腕52の基端部が固着されており、この連動腕
52の先端部の側面上に形成されたラツク53
は、基板40上に固定された支持板54と、内側
回転体1が保持される保持板55との間で軸支さ
れたピニオン軸56上のピニオン57と噛み合つ
ている。第2図において、内側回転体1が案内壁
17に沿つて移動されて案内壁18に当接したと
きには、第3図および第4図において、内側回転
体1の回転中心線がピニオン57の回転中心線と
一致するように、ピニオン軸56が配設されてい
る。
ピニオン軸56を挟んで作動シリンダ19と対
向する位置において基板40上に固定された作動
シリンダ21にはロツド58が滑接自在に嵌入さ
れており、このロツド58内に形成された空気抜
孔を有する環状シリンダ室59内には、常に押圧
ばね60によりロツド58の先端側に押圧される
ようにして環状ピストン61が嵌入されている。
そして、この環状ピストン61と一体の環状ロツ
ド62の先端部は、押圧ばね60の押圧作用によ
り、通常はロツド58の中心線に沿つて突出する
細径突出部63の先端部よりも突出している。環
状ロツド62の先端部には、図示されていないマ
ガジンから送られる小球体7を一つずつ順次環
状ロツド62の先端部内に供給するための筒状の
小球体供給部64が形成されている。
ロツド58の環状外壁部65の先端部には、連
動腕66の基端部が固着されており、この連動腕
66の先端部の側面上に形成されたラツク67
は、ピニオン軸56に関しラツク53とは反対側
からピニオン57に噛合している。ロツド42の
中心線とロツド58の中心線とは、共にピニオン
軸56の中心線に垂直な同一直線上にあり、しか
もロツド42の細径突出部49の先端面とピニオ
ン軸56の中心線との間の距離は、常にロツド5
8の細径突出部63の先端面とピニオン軸56の
中心線との間の距離に等しくなるように保たれ
る。
第3図および第4図に示された本発明の一実施
例に従う小球体押込装置Aは、以上のように構成
されているので、流体給排孔44より作動流体が
作動シリンダ19内に導入されてロツド42が収
縮した位置にあるときには、ロツド42と連動腕
52,66を介して連動関係にあるロツド58は
後退した位置にあり、この状態において、各小球
体供給部50,64を経てマガジンよりそれぞれ
小球体7,7が対応する環状ロツド48,6
2の先端部内に供給される。そして、内側回転体
1が第1図の案内壁17に沿つて移動されて、適
正な方位姿勢で案内壁18に当接すると、流体給
排孔44は流体貯槽に連通されると共に、流体給
排孔43より作動流体が作動シリンダ19内に導
入されて、ロツド42が伸張する。これに伴なつ
て、ロツド42と連動関係にあるロツド58も前
進する。その結果、先ず各環状ロツド48,62
の先端面が内側回転体1に対し直径方向に対向し
た側から接触し、更にロツド42が伸張して前進
することによりロツド58も更に前進して、各細
径突出部49,63が各押圧ばね46,60の弾
発力に抗しつつ各環状ロツド48,62に対して
相対移動して、各小球体7,7をそれぞれ対
応する小球体受容孔6,6内に押入する。こ
の際、各環状ロツド48,62の先端部は、それ
ぞれ対応する小球体7,7を確実に各小球体
受容孔6,6に案内する役割を果す。各小球
体受容孔6,6内への押入が完了すると、流
体給排孔43は流体貯槽に連通されると共に、流
体給排孔44より作動流体が作動シリンダ19内
に導入されることにより、ロツド42が収縮して
後退し、それに伴なつてロツド58も後退する。
第2図において、一対の小球体7,7の各
小球体受容孔6,6内への押入が完了して各
作動シリンダ19,21のロツドが後退すると、
直ちに作動シリンダ23のロツド24が伸張し
て、内側回転体1を案内壁18に沿つて押圧し、
自動作業位置において待機する内側回転体嵌入
装置Bの把持装置30に向けて移動させる。
内側回転体嵌入装置Bは、回転軸26を回転中
心線回りに一定角度範囲内で往復回転させるため
の回転駆動装置25と、回転軸26の先端部に固
着された支持枠27と、この支持枠27上に固定
された作動シリンダ28と、回転軸26に対し垂
直な方向に伸縮する作動シリンダ28のロツド2
9の先端部に装着された内側回転体1を把持する
ための把持装置30とを備えている。
内側回転体1を待機する待機時には、作動シリ
ンダ28は例えば水平方向に保持されており、内
側回転体1が作動シリンダ23のロツド24によ
り押圧されて案内壁18に沿つて移動すると、直
ちに作動シリンダ28のロツド29が伸張して前
進し、内側回転体1が保持板55の端縁部に達す
ると把持装置30の先端部において支持されてい
る把持爪が内側回転体1を上下両面側より把持す
る。把持装置30が内側回転体1を把持すると、
作動シリンダ28のロツド29が収縮すると共に
回転駆動装置25の回転軸26が回転し、把持装
置30は、内側回転体1をその回転中心線が上下
方向に向かう状態で把持した姿勢から、内側回転
体1を下方に位置付けてその回転中心線が水平方
向に向かう状態で把持した姿勢へと揺動する。こ
の動作と同調して、内側回転体1の下方には搬送
装置13により外側回転体8が搬入されると共
に、作動シリンダ28のロツド29が再び伸張す
ることにより、内側回転体1の回転中心線が外側
回転体8の回転中心線に対して垂直で、しかも一
対の小球体7,7が外側回転体8の端縁部と
干渉しないような内側回転体1の外側回転体8に
対する相対的な姿勢が保たれた状態で、内側回転
体1は外側回転体8内に嵌入される。
第5図および第6図には、第2図の自動作業位
置において第1図bに示されたような第2の工
程を行なうための内側回転体嵌入装置Bの更に詳
細な具体例が示されている。作動シリンダ28の
ロツド29の先端部には、取付具68を介して把
持装置30の本体69が固定されており、この本
体69内に形成されたシリンダ室70内に滑接自
在に嵌入されているピストン71と一体のロツド
72は、流体給排孔73より作動流体がシリンダ
室70内に導入されると伸張して前進し、流体給
排孔74より作動流体がシリンダ室70内に導入
されると収縮して後退するようになつている。
ロツド72の先端部には係合ピン75が保持さ
れており、この係合ピン75には、それぞれ枢支
軸76,77により中央部が枢支された一対のベ
ルクランク78,79の各一端部が係合している
と共に、これらベルクランク78,79の各他端
部は、それぞれ本体69の先端部に形成された案
内溝86に沿つてピストン71の中心線に垂直な
方向に滑接し、先端側にはそれぞれ対応する把持
爪84,85を備えた一対の滑接体82,83に
それぞれ固定された係合ピン80,81に係合し
ている。
したがつてロツド72が伸張して前進すると、
各ベルクランク78,79はそれぞれ枢支軸7
6,77回りに先端側が拡開する方向に揺動して
各把持爪84,85を互いに離反させ、ロツド7
2が収縮して後退すると、各ベルクランク78,
79はそれぞれ枢支軸76,77回りに先端側が
互いに接近する方向に揺動して各把持爪84,8
5を互いに接近させる。
第5図および第6図に示された内側回転体嵌入
装置Bは、以上のように構成されているので、内
側回転体1を待機している待機時には、作動シリ
ンダ28が水平な状態となつて、各把持爪84,
85が第1図の保持板55上の内側回転体1に対
向する姿勢となるように回転駆動装置25の回転
軸26が回転すると共に、作動シリンダ28のロ
ツド29が収縮し、更に、流体給排孔74が流体
貯槽に連通すると共に流体給排孔73より作動流
体がシリンダ室70内に導入されることにより、
ロツド72が伸張して前進し、それに伴なつて各
ベルクランク78,79の先端側は互いに拡開す
る方向に揺動されて、各把持爪84,85は互い
に離反する方向に移動した位置を占める。
内側回転体1が第2図の作動シリンダ23のロ
ツド24により押圧されて案内壁18に沿つて移
動すると、直ちに作動シリンダ28のロツド29
が伸張して前進し、内側回転体1が保持板55の
端縁部に達すると、流体給排孔73が流体貯槽に
連通すると共に、流体給排孔74より作動流体が
シリンダ室70内に導入されることにより、ロツ
ド72が収縮して後退し、それに伴なつて各ベル
クランク78,79の先端側が互いに接近する方
向に揺動されて、各把持爪84,85が、互いに
接近する方向に移動しつつ内側回転体1を上下両
面側より確実に挟持する。
一対の把持爪84,85が内側回転体1を挟持
すると、作動シリンダ28のロツド29が収縮す
ると共に、回転駆動装置25の回転軸26が回転
し、把持装置30は、内側回転体1をその回転中
心線が上下方向に向かう状態で把持した姿勢か
ら、内側回転体1を下方に位置付けてその回転中
心線が水平方向に向かう状態で把持する姿勢へと
揺動される。そして、作動シリンダ28のロツド
29が再び伸張することにより、第1図bに示さ
れたように、内側回転体1の回転中心線が外側回
転体8の回転中心線に対して垂直で、しかも一対
の小球体7,7が外側回転体8の端縁部と干
渉しないような内側回転体1の外側回転体8に対
する相対的な姿勢が保たれた状態で、内側回転体
1はその下方に搬入された外側回転体8内に嵌入
される。
内側回転体1が外側回転体8内に嵌入される
と、直ちに流体給排孔74が流体貯槽に連通され
ると共に、流体給排孔73より作動流体がシリン
ダ室70内に導入されることにより、ロツド72
が伸張して前進し、それに伴なつて各ベルクラン
ク78,79の先端側が互いに拡開する方向に揺
動されて、各把持爪84,85が、互いに離反す
る方向に移動し、それまで挟持していた内側回転
体1から離脱する。そして、作動シリンダ28の
ロツド29が収縮すると共に、回転駆動装置25
の回転軸26が回転して作動シリンダ28が水平
状態となり、内側回転体嵌入装置Bは再び次の内
側回転体1に対する待機姿勢を保つ。
第2図において、内側回転体嵌入装置Bにより
内側回転体1が嵌入された後の外側回転体8は、
搬送装置13により搬送されて第3の工程を遂行
するための自動作業位置に達し、ここで矯正装
置31により内側回転体1の外側回転体8に対す
る姿勢の矯正を受ける。
第7図には、第1図cに示されたように内側回
転体1の外側回転体8に対する姿勢を矯正するた
めの矯正装置31の一具体例が示されている。基
板87にはブラケツト88を介して作動シリンダ
89が水平方向に固定されており、この作動シリ
ンダ89のロツド90の先端部には、水平な下面
を有し前端縁が予め設定されたカム形状を有する
第1矯正板91が装置されている。また、基板8
7上には、搬送装置13の直上位置において作動
シリンダ92が上下方向に固定されており、この
作動シリンダ92のロツド93の下端部には水平
な下面を有する第2矯正板94が装着されてい
る。
第7図に示された矯正装置31は以上のように
構成されているので、内側回転体嵌入装置Bによ
り内側回転体1が嵌入されたままの状態の外側回
転体8が搬送装置13により搬送されて矯正装置
31の直前に達すると、先ず作動シリンダ89の
ロツド90が伸張することにより、第1矯正板9
1の前端縁が外側回転体8の外輪部10の上端面
に近接した状態で水平方向に前進して、外輪部1
0の上端面より上方へ突出している内側回転体1
に当接し、内側回転体1の回転中心線がほゞ上下
方向に向かう程度まで外側回転体8内において内
側回転体1を傾倒する。この際、第1矯正板91
の前端縁のカム形状に応じて外側回転体8はその
回転中心線回りに適度に回転され、内側回転体1
の回転中心線がほゞ上下方向に向かう程度まで外
側回転体8内において内側回転体1が傾倒された
ときには、一対の小球体7,7の各中心を通
る内側回転体1の直径の方向は、搬送装置13の
搬送方向に平行となつている。
このようにして内側回転体1が傾倒した後、作
動シリンダ89のロツド90が収縮して後退する
と共に、作動シリンダ92のロツド93が伸張
し、第2矯正板94の下面が内側回転体1を押圧
することにより、内側回転体1の回転中心線は正
確に上下方向に向けられて外側回転体8の回転中
心線と合致する。内側回転体1の回転中心線が外
側回転体8の回転中心線と合致するまで第2矯正
板94が内側回転体1を押圧した後は、作動シリ
ンダ92のロツド93は収縮して後退する。
第2図において、矯正装置31により姿勢の矯
正を受けた後の内側回転体1および外側回転体8
は、搬送装置13により、更に第1図dおよび第
1図eに示された第4の工程を遂行するための自
動作業位置およびに送られる。
先ず自動作業位置においては、第1図dに示
されたように、内側回転体1は、直径方向に対向
する一対の小球体7,7を通る揺動軸線回り
に一方向に揺動され、外側回転体8より露出した
側の小球体受容孔6,6に対し、第1の工程
において使用された作動シリンダ19と基本的に
は同じ構造を有する一対の作動シリンダ32,3
4の各ロツドの先端部に形成された小球体押込部
33,35により、それぞれ小球体7,7
押込まれる。
また、自動作業位置においては、第1図eに
示されたように、内側回転体1は、一対の小球体
,7を通る揺動軸線回りに他方向に揺動さ
れ、外側回転体8より露出した側の小球体受容孔
,6に対し、第1の工程において使用され
た作動シリンダ19と基本的には同じ構造を有す
る一対の作動シリンダ36,38の各ロツドの先
端部に形成された小球体押込部37,39によ
り、それぞれ小球体7,7が押込まれて、等
速接手の組立てが完了する。
第8図および第9図には、自動作業位置およ
びにおいて、第1図dおよび第1図eに示され
たような第4の工程を遂行するにあたり、内側回
転体1を揺動するための揺動装置95の一具体例
が示されている。揺動装置95の作動シリンダ9
6内にはピストン97が滑接自在に嵌入されてお
り、このピストン97と一体のロツド98は、流
体給排孔99より作動流体が作動シリンダ96内
に導入されると伸張して下降し、流体給排孔10
0より作動流体が作動シリンダ96内に導入され
ると収縮して上昇するようになつている。ロツド
98の先端部には枠体101の上面部が固定され
ており、この枠体101の互いに対向する側枠部
には、揺動枠107の互いに対向する側枠部に固
着された一対の水平方向の揺動軸104,105
が、それぞれ軸受102,103を介して揺動自
在に軸支されている。揺動枠107の中央部に
は、内側回転体1の連結孔3に嵌入することがで
きる係合子106が下方に向けて突設されてい
る。揺動装置95が第2図の搬送装置13の上方
に配設される際には、一対の揺動軸104,10
5の揺動中心線は、搬送装置13の搬送方向と平
行で、しかも搬送装置13上の内側回転体1の互
いに直径方向に対向する一対の小球体7,7
を通る揺動軸線と合致するようにして配設され
る。
枠体101の側枠部には作動シリンダ108が
固定されており、この作動シリンダ108内に滑
接自在に嵌入されたピストン109のロツド11
0は、流体給排孔111より作動流体が作動シリ
ンダ108内に導入されると伸張して下降し、流
体給排孔112より作動流体が作動シリンダ10
8内に導入されると収縮して上昇するようになつ
ている。ロツド110の下端部は、リンク113
の一端部に枢支ピン114により枢支されている
と共に、リンク113の他端部は、枠体101の
側枠部上に支持軸115により軸支された歯車1
16に基端部が固着された腕117の先端部に、
枢支ピン118により枢支されている。歯車11
6は、揺動軸105上に固定された歯車119と
噛み合つている。
第8図および第9図に示された揺動装置95
は、以上のように構成されているので、第1図c
に示されたように内側回転体1の回転中心線が上
下方向に向けられた状態で、内側回転体1と外側
回転体8とが搬送装置13により搬送されて、係
合子106の直下に達すると、流体給排孔100
が流体貯槽に連通されると共に、流体給排孔99
より作動流体が作動シリンダ96内に導入される
ことにより、ロツド98が伸張して枠体101と
共に下降し、それに伴なつて係合子106が内側
回転体1の連結孔3内に嵌入する。この状態にお
いて、流体給排孔112を流体貯槽に連通すると
共に、流体給排孔111より作動流体を作動シリ
ンダ108内に導入すると、ロツド110が伸張
して下降することにより、ロツド110の下降運
動がリンク113、腕117を介して歯車116
の回転運動に変換され、更に歯車116の回転運
動が歯車119に伝達されることにより、係合子
106が揺動軸104,105の揺動中心線回り
に一方に揺動する。その結果、内側回転体1は一
対の小球体7,7を通る揺動軸線回りに一方
に揺動されるので、外側回転体8より露出した側
の小球体受容孔6,6に対し、作動シリンダ
32,34の各ロツドの先端部に形成された小球
体押込部33,35により小球体7,7を押
込むことができる。
各小球体受容孔6,6に対する小球体7
,7の押込みが完了すると、流体給排孔11
1が流体貯槽に連通されると共に、流体給排孔1
12より作動流体が作動シリンダ108内に導入
されることにより、ロツド110が収縮して上昇
し、それに伴なつてロツド110の上昇運動が歯
車116の逆回転を生起し、更に歯車119が逆
回転されることにより、係合子106は揺動枠1
07と共に揺動軸104,105の中心線回りに
逆方向に揺動して原位置に復帰する。その結果、
内側回転体1の回転中心線は再び上下方向に向か
い、外側回転体8の回転中心線と合致する。この
状態で、流体給排孔99が流体貯槽に連通される
と共に、流体給排孔100より作動流体が作動シ
リンダ96内に導入されることにより、ロツド9
8は収縮して上昇し、それに伴なつて枠体101
が係合子106と共に上昇し、係合子106が内
側回転体1の連結孔3より離脱することによつ
て、第2図の自動作業位置における作業が完了
する。
自動作業位置における作業が完了した後の内
側回転体1および外側回転体8は、引続いて搬送
装置13により自動作業位置へと搬送される。
この自動作業位置においては、基本的に揺動装
置95と同じ構造を有し、自動作業位置におい
て配設された揺動装置95とは搬送装置13に関
して反対の向きに配設された別の揺動装置によ
り、内側回転体1が、今度は一対の小球体7
を通る揺動軸線回りに、自動作業位置にお
ける場合とは逆の方向に移動され、その結果、第
1図eに示されたように、外側回転体8より露出
した側の小球体受容孔6,6に対し、作動シ
リンダ36,38の各ロツドの先端部に形成され
た小球体押込部37,39により小球体7,7
が押込まれる。
以上のように本発明によれば、共通な軸線上に
おいて互いに対向する一対のロツドの先端部間の
中央部に内側回転体が定置されたとき、各ロツド
が互いに接近することにより、各ロツドの先端部
に形成された小球体押込部が、内側回転体の直径
方向に互いに対向した位置に形成された一対の小
球体受容孔内にそれぞれ小球体を押込むように構
成されているので、簡単な構成により、自動的
に、内側回転体の直径方向に互いに対向した位置
に形成された一対の小球体受容孔内に、それぞれ
小球体を同時に押込むことができ、その結果、短
時間内に能率的に次工程のための準備を完了する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図aないしeは等速接手の一例を組立てる
際の作業工程の一例を示す工程説明図、第2図は
第1図の組立工程を遂行するための装置の全体配
置図、第3図は本発明の一実施例に基づく小球体
押込装置の要部平断面図、第4図は第3図の小球
体押込装置の一部断面側面図、第5図は内側回転
体嵌入装置の一部断面要部平面図、第6図は第5
図の内側回転体嵌入装置の一部断面要部側面図、
第7図は矯正装置の要部側面図、第8図は揺動装
置の一部断面要部正面図、第9図は第8図の揺動
装置の一部断面要部側面図である。 1……内側回転体、6〜6……小球体受容
孔、7〜7……小球体、8……外側回転体、
19,21……作動シリンダ、20,22……小
球体押込部、41……ピストン、42,58……
ロツド、48,62……環状ロツド、49,63
……細径突出部、50,64……小球体供給部、
52,66……連動装置を形成する連動腕、57
……連動装置を形成するピニオン。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 内側回転体1と外側回転体8とが、前記内側
    回転体1の外周部に沿つて配設された小球体7
    〜7を介して、一方から他方へと回転力の伝達
    を行なう形式の等速接手の組立工程において使用
    される、前記内側回転体1に対する小球体押込装
    置であつて、互いに対向して配設された一対の作
    動シリンダ19,21と、これら一対の作動シリ
    ンダ19,21により、共通軸線上において互い
    に接近および離反するようにそれぞれ滑接自在に
    支持された一対のロツド42,58と、これら一
    対のロツド42,58が同期的に接近および離反
    するように前記各ロツド42,58を互いに連動
    させるための連動装置52,57,66と、前記
    各ロツド42,58のうち少なくとも一方のロツ
    ド42を駆動するためのピストン41と、前記各
    ロツド42,58の互いに対向する先端部にそれ
    ぞれ形成された小球体押込部20,22とを備
    え、前記各ロツド42,58の先端部間の中央部
    に前記内側回転体1が定置されたとき、前記各ロ
    ツド42,58が互いに接近することにより、前
    記各小球体押込部20,22が、前記内側回転体
    1の直径方向に互いに対向した位置に形成された
    一対の小球体受容孔6,6内にそれぞれ小球
    体7,7を押込むように構成されている、等
    速接手用内側回転体に対する小球体押込装置。 2 前記各小球体押込部20,22は、前記各ロ
    ツド42,58の中心線に沿つて前記各ロツド4
    2,58と一体的に先端側に突出する細径突出部
    49,63と、この細径突出部49,63に滑接
    自在に嵌合し、通常は前記細径突出部49,63
    の先端部よりも先端側に突出するように弾発され
    ている環状ロツド48,62と、この環状ロツド
    48,62の先端部内に小球体を一個ずつ供給す
    る小球体供給部50,64とを備えている、特許
    請求の範囲1項記載の等速接手用内側回転体に対
    する小球体押込装置。
JP18566781A 1981-11-19 1981-11-19 等速接手用内側回転体に対する小球体押込装置 Granted JPS5890430A (ja)

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JP18566781A JPS5890430A (ja) 1981-11-19 1981-11-19 等速接手用内側回転体に対する小球体押込装置

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JP18566781A JPS5890430A (ja) 1981-11-19 1981-11-19 等速接手用内側回転体に対する小球体押込装置

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Publication Number Publication Date
JPS5890430A JPS5890430A (ja) 1983-05-30
JPS6211976B2 true JPS6211976B2 (ja) 1987-03-16

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JP18566781A Granted JPS5890430A (ja) 1981-11-19 1981-11-19 等速接手用内側回転体に対する小球体押込装置

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JP (1) JPS5890430A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6429473U (ja) * 1987-03-24 1989-02-22

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6429473U (ja) * 1987-03-24 1989-02-22

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JPS5890430A (ja) 1983-05-30

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