JPS6211811B2 - - Google Patents

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JPS6211811B2
JPS6211811B2 JP2356380A JP2356380A JPS6211811B2 JP S6211811 B2 JPS6211811 B2 JP S6211811B2 JP 2356380 A JP2356380 A JP 2356380A JP 2356380 A JP2356380 A JP 2356380A JP S6211811 B2 JPS6211811 B2 JP S6211811B2
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JP
Japan
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current
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voltage
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Expired
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JP2356380A
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English (en)
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JPS56120205A (en
Inventor
Hiroki Aizawa
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Pioneer Corp
Original Assignee
Pioneer Electronic Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は電流出力回路に関し、特にスピーカや
磁気ヘツド等の駆動に用いて好適な交流電流成分
のみを出力しうる電流出力回路に関する。
所定負荷を電流駆動するには、電圧源すなわち
出力インピーダンスの低い増幅器を用い、これと
負荷との間に、負荷に比し十分大きなインピーダ
ンスを有する抵抗等を直列に挿入して、負荷側か
らみた見かけ上の出力インピーダンスを高くして
電流源となるようにしている。かゝる方法では、
直列抵抗による損失が支配的となつて極めて効率
が低下する。
他の方法として能動素子としてのトランジスタ
のコレクタ出力により負荷を駆動する例もある
が、この場合は確かに電流駆動となるが必らず直
流分が負荷に流れるために、例えばスピーカや磁
気ヘツド等の如く直流電流の流入を阻止する必要
のある負荷には適用ができない。従つて、直流分
を出力に発生しない様にするためには周辺回路が
複雑となる欠点がある。
本発明の目的は、簡単な構成で交流信号電流の
みを負荷に対して高出力インピーダンスで効果的
に出力しうる電流出力回路を提供することであ
る。
本発明の電流出力回路は、入力増幅手段の増幅
素子へ直流動作電流を電流供給手段により供給せ
しめ、入力増幅手段の出力直流電圧と所定基準電
圧との差に応じた制御電圧を高利得増幅手段にて
発生せしめ、この制御電圧により電流供給手段の
能動素子の導通制御をなすようにし、入力増幅手
段の出力から入力信号に対応した交流電流成分の
のみを導出しうるようにしたことを特徴としてい
る。
以下、図面を参照しつつ本発明を説明する。
第1図は本発明の実施例を示す回路図である。
1は入力増幅手段であつて、交流入力信号vi
コンデンサCBを介して能動素子であるNPNバイ
ポーラトランジスタQ1の制御電極であるベース
へ印加されている。このトランジスタQ1のベー
スバイアスとして基準電圧EBが抵抗RBを介して
付与されており、第1の電極であるエミツタのバ
イアスは電流帰還用のエミツタインピーダンス素
子Zにより付与されている。
このトランジスタQ1への直流動作電流を供給
するために電流供給手段2が設けられている。こ
の手段2は定電流源I0を分流する差動接続された
一対のPNPバイポーラトランジスタQ2及びQ3
有しており、トランジスタQ3のベースには基準
バイアスESが印加され、そのコレクタは接地さ
れている。そして他方のトランジスタQ2のコレ
クタ出力からトランジスタQ1の第2の電極であ
るコレクタへ電流が供給されるものであり、その
ために、定電流源I0はこのトランジスタQ1の動作
直流電流と同等以上の電流供給能力を有するよう
に設計される。当該他方のトランジスタQ2の制
御入力であるベース入力には高利得増幅手段3の
出力が印加されている。
この高利得増幅手段3は、入力増幅手段1の出
力すなわちトランジスタQ1のコレクタ出力Pの
直流電圧Vpと基準電圧ERとの差電圧を得るもの
であり、そのために、出力Pを入力すると低域フ
イルタ31と、このフイルタ出力を正相入力とし
基準電圧ERを逆相入力とする高利得差動アンプ
32とよりなつている。尚、フイルタ31は図示
のように抵抗RとコンデンサCとにより構成さ
れ、入力信号の最低周波数成分に相当する変動分
が十分に減衰するような低域フイルタとされる。
第2図は第1図の回路の等価回路であつて、第
1図と同等部分は同一符号により示されている。
図より、入力信号viに対してトランジスタQ1
流れる電流IQ1は次式で示される。
Q1={(VB+vi)−VBE}/RE ={(VB−VBE)+vi}/RE=I1+Δi …(1) こゝに、VBはトランジスタQ1のベース電圧、
BEは同じくベース・エミツタ間電圧、REはエ
ミツタインピーダンスZの抵抗値、I1はIQ1の直
流分、ΔiはIQ1の交流分を夫々示している。更
にP点の電圧Vpは次式となる。
p=(IQ2−IQ1)・R0 ={IQ2−(I1+Δi)}・R0 …(2) そして、フイルタ31がΔiなる交流分を十分
にバイパスするものとすれば直流分のみが高利得
アンプ32の入力となるから、次式が得られる。
V0=A・(Vp−ER) =A・{R0(IQ2−I1)−ER} …(3) こゝに、Aはアンプ32の利得、V0はその出
力電圧を夫々示している。
一方、トランジスタQ2,Q3は差動対であるか
らトランジスタQ2の出力電流IQ2はV0,ESの極
性を適当に選定することにより次式となる。
Q2=I0/{1+expq/kT(V0−Es)} …(4) こゝに、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、
qは電子電荷である。従つて、(3),(4)式より次式
が得られる。
(5)式を整理すると次式となる。
こゝでA≫>1とすれば(6)式の分子の第3項は
無視可能となり、トランジスタQ1の内部抵抗R0
は非常に大であるから、IQ2≫ER/R0と見做し
うる。よつて(6)式から次式を得る。
Q2≒I1 …(7) すなわち、トランジスタQ2にはトランジスタQ1
の動作直流分と等しい電流が流れることになる。
こゝで、直流的にはIQ2=IQ1となるから、(2)
式よりVp=0となるが、このことはすなわち出
力点Pの電位が仮想接地の状態にあることを示し
ており、実際には差動アンプ32の逆相入力電位
Rと等しい電位ERと等しい電位に固定されてい
ることを意味し、かつ両トランジスタQ1,Q2
コレクタ電流の直流分はP点において強制的に等
しくなるように制御されていることになる。そし
て、トランジスタQ1には交流分Δiが流れている
から、このΔiのみがP点に外付される負荷を通
して流れることになつて、i0=Δiとなるものであ
る。
定性的に述べれば、増幅用トランジスタQ1
電流供給用トランジスタQ2の両コレクタがP点
にて直結された構成のために、当該P点は電流源
同志の接続点となり、互いの内部インピーダンス
が高いから、本来P点の電位は定まらずフローテ
イング状態となるが、両トランジスタQ1,Q2
電流にアンバランスが生じれば必らず電流の多い
方が飽和状態となる。これはわずかな電流差でも
内部抵抗が高いために、その抵抗両端には大きな
電圧が発生することに起因する。従つて、両トラ
ンジスタQ1,Q2の電流バランスをとることが必
要となるが、そのために高利得アンプ32を付加
して出力点Pの直流電圧と基準電圧ERとの差電
圧を出力V0とし、この電圧V0をもつてトランジ
スタQ2の制御をなすようにして、直流帰還ルー
プを構成し、もつてP点の電位をいわゆる仮想接
地として基準電圧ERにクランプしている。交流
的には低域フイルタ31により交流分はアースさ
れるから何ら帰還ループは形成されず真の接地状
態となり、制御ループには何ら寄与しない。
結果として、出力点Pに接続された負荷RL
(図示せず)には、基準電圧ERを動作点としてΔ
i×RLなる電圧振幅が発生する。従つて、回路の
全体の電圧利得GVは次式となる。
V=Δ・R/v=R/R …(8) こゝに、REの代りにリアクタンス成分を含む
任意のインピーダンスZを設ければ |Δi(ω)|=|vi(ω))/|Z(ω)|= |Y(ω)|・|vi(ω)| …(9) となるので、所望の周波数特性を有する電流駆動
回路となる。
第3図は第1図の一具体例を示す回路図であ
り、磁気ヘツドへの電流供給回路として用いた場
合の回路を示す。第1図、第2図と同等部分は同
一符号により示されている。入力増幅手段1はト
ランジスタQ1、抵抗R1,R2,R6,R9,R10、コン
デンサCB,C4及びコイルL1よりなり、トランジ
スタQ1のエミツタ部のインピーダンスZがリア
クタンス成分L1及びC4を含んでいる。電流供給
手段2は差動対トランジスタQ2,Q3、抵抗R3
R4,R5,R7、コンデンサC2,C5より成り、また
高利得アンプ32は電界効果トランジスタQ4
り成り、そのトランジスタQ4のゲートに低域フ
イルタ31の出力が印加され、そのソースに基準
電圧発生用のツエナーダイオードD1の発生電圧
(ER)が付与されてなるものである。またこのツ
エナー電圧(ER)が差動対トランジスタQ2のベ
ース基準電圧(ES)となる。
出力点Pにはイコライザ素子4が接続されてお
り、これはコンデンサC6,C7及びコイルL2,L3
より成り、直流阻止用コンデンサC8を介して出
力電流i0が図示せぬ磁気ヘツドへ供給されて、所
望の周波数特性をもつて駆動可能となる。
尚、出力点Pの直流電圧は、基準電圧ERに固
定されているので、負荷を対接地接続ではなく、
基準電圧源ERから接続するようにすれば出力コ
ンデンサC8を用いることなく直流結合が可能と
なる。
本発明によれば、簡易な構成にて電流出力型の
増幅器が得られ、また従来の電圧源出力に高イン
ピーダンス素子を直列接続して得られる回路方式
に比し、同一電源電圧下において取り出しうる信
号振幅が大となる利点がある。更に直流領域のみ
帰還系を構成するので、高域における帰還ループ
特有の問題がなく、よつて周波数特性が安定とな
る。また、直流結合が可能となつて、スピーカや
磁気ヘツドの駆動に最適となる。
尚、上記においてバイポーラトランジスタを能
動素子として用いたが、電界効果トランジスタを
用いてもよいことは勿論である。この場合、ゲー
トが制御電極、ソースが第1の電極、ドレインが
第2の電極となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例回路図、第2図は第1
図の等価回路図、第3図は第1図の具体例を示す
回路図である。 主要部分の符号の説明、1…入力増幅手段、2
…電流供給手段、3…高利得増幅手段、31…低
域フイルタ、32…高利得アンプ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 制御電極に入力信号が印加されかつ第1の電
    極がインピーダンス素子を介して接地された第1
    の能動素子を含む入力増幅手段と、定電流源とこ
    の定電流源の出力電流を分流する差動接続された
    第2及び第3の能動素子とを含み、前記第2の能
    動素子の制御電極に基準バイアスが印加されかつ
    前記第3の能動素子から前記第1の能動素子へそ
    の第2の電極を介して直流動作電流を供給する電
    流供給手段と、前記入力増幅手段の出力直流電圧
    に応じた増幅出力電圧を発生してこれを前記第3
    の能動素子の制御電極に印加する高利得増幅手段
    とを有し、前記入力増幅手段の出力から前記入力
    信号に対応した電流を導出するようにした電流出
    力回路。 2 前記高利得増幅手段は前記入力増幅手段の出
    力に入力が接続された低域フイルタと、この低域
    フイルタの出力が1入力に印加されかつ所定基準
    電圧が他入力に印加された高利得アンプとからな
    る特許請求の範囲第1項記載の電流出力回路。 3 前記入力増幅手段の増幅度を決定する前記イ
    ンピーダンス素子が周波数に依存して変化するリ
    アクタンス成分を有してなる特許請求の範囲第1
    項又は第2項記載の電流出力回路。
JP2356380A 1980-02-27 1980-02-27 Current output circuit Granted JPS56120205A (en)

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JPS56120205A JPS56120205A (en) 1981-09-21
JPS6211811B2 true JPS6211811B2 (ja) 1987-03-14

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0419511U (ja) * 1990-06-05 1992-02-19

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0419511U (ja) * 1990-06-05 1992-02-19

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