JPS62116465A - シ−ト材の切断及び整列装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はほぼ平坦な部材（以下シート材という）を幅方
向に複数個の部分に切断し、且つその切断片を後工程で
の処理に適するように適当な間隔をあけて配列する装置
に関する。

〔従来の技術〕

金属、プラスチック等の比較的厚いシート材（例えば０
□５〜１龍程度）を切断するには５通常、グイプレス、
ギロチンカッター等が使用されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところが、このようなダイプレス、ギロチンカッター等
では切断された部分（切断片）がそのまま下にバラバラ
と落ちる構成であるので、この切断片を次工程に送る作
業が手作業にならざるを得す、自動化が困難であるとい
う問題点があった。

この問題を解決するには、シート材を切断装置に装着し
た状態で、切り離される部分を予め吸着具等で保持し、
切断後、その吸着具等を所望位置に移動させれば良いと
考えられる。しかしこの方法では吸着具等に複雑な運動
が要求され、装置が複雑化し高価となるという問題点が
ある。

本発明はかかる問題点を解決すべく為されたもので。

シート材を切断し、且つ次工程に送り出すのに便利なよ
うに所定間隔に並べることのできるシート材切断及び整
列装置を提供することを目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

上記問題点を解決すべくなされた本発明は、シート材を
切断し且つ所定間隔に整列させる装置であって。

前記シート材を複数個の切断片に切断するロールカッタ
と、該ロールカッタの上流に配置され、切断されるべき
シート材の両端を案内する入口ガイドと、該ロールカッ
タの下流に配置され、切断された切断片の上下面を案内
する出口ガイドと、切断される各切断片に対応する押込
爪を存し、前記シート材の後端を押してロールカッタに
供給し且つ切断後の切断片をロールカッタから押し出す
押込プッシャと、を具備し、前記出口ガイドは各切断片
を案内する通路及び各押込爪の通過を許容する穴を有し
、少なくとも１個おきの切断片を案内する通路は切断片
を上方に取り出すことができるよう上面が開放されてお
り、更に、上面が開放された通路内の切断片を吸引保持
しうる吸引ヘッドと。

該吸引ヘッドを上下動及び横方向に移動させるヘッド移
動機構とを有する切断片横送り装置とを具備することを
特徴とするシート材の切断及び整列装置を要旨とする。

〔作用〕

上記構成の装置において、押込プッシャは切断すべきシ
ート材の後端を押してロールカッタに供給する。

該ロールカッタはシート材を同時に切断して幅方向に複
数個に分割された切断片とする。この際、押込プフンヤ
はシート材の後端を複数箇所で押しているので。

ロールカッタに対してシート材が適正な姿勢で送り込ま
れ定寸法に正しく切断が行われる。切断中、切断片は主
としてロールカッタの回転力で送られ、出口ガイドの通
路内に送られる。切断片の後端がロールカッタのカンタ
ブレードを離れると、ロールカッタによる切断片への送
り力が無くなるが、直ちに、押込プッシャが各切断片の
後端を押し、出口ガイドの通路内で切断片を更に所定位
置まで前進させる。この時、切断片は平面で見た場合圧
いに接した多連密接状態である。次に１個おきの切断片
を保持した上面開放の通路の上方から吸引ヘッドが降下
し該通路内の切断片を吸引保持し１次いで上昇し且つ横
方向（ロールカッタの軸線に平行方向）に移動した後降
下して切断片を開放する。

かくして、全部の切断片は互いに所定間隔をあけて配列
されたこととなる。この後、適当な手段で後工程に送り
出される。

〔実施例〕

以下２図面に示す本発明の好適な実施例を説明する。

第１図は本発明の実施例であるシート材の切断及び整列
装置の概略構成を示す平面図、第２図はその断面図であ
る。本実施例の装置は、切断されるべきシート材１を５
個の均一な幅の切断片に切断し、且つこれらの切断片を
所定の間隔をあけて平行に配列するためのものである。

ここで切断されるシート材としては、単に平坦な板状の
ものに限らず、切断片の中央付近に容器部等の隆起部を
備えたものであってもよい。第１図において、シート材
の切断及び整列装置は大別すると。

ロールカッタ２．入口ガイド３．出ロガイド４．押込ブ
、シャ５及び切断片横送り装置７とからなる。

ロールカッタ２は第３図、第４図に示すように、一対の
回転軸２１．２２を有し、各回転軸には複数のリング状
カンタブレード２３．２４が設けられている。

このカッタブレード２３．２４は互いに外周の一部が僅
かにオーバーラツプする位置に配置されており１回転軸
を回転させながら両者の間にシート材１を送り込むと、
シート材ｌを連続的に送りながら剪断作用により切断す
ることができるものである。更に各回転軸２１．２２に
は各カッタブレード２３．２４に隣接して。

即ち相手側のカッタブレードに向い合う位置に支持スペ
ーサ２５．２６を有している。この支持スペーサ２５．
２６はカッタブレードと共に切断片ＩＡ〜ＩＥを拘束し
て切断作用中に切断片がたわむのを阻止し、切断片の切
り口が傾斜するのを阻止するためのものである、通常の
紙のように薄いものを切断する場合には。

支持スペーサはなくても良好な切断が行われるが、比較
的厚い２例えば０．５〜１１もあるシート材を切断する
場合には、カッタブレード２３．２４のみではシート材
にたわみが生じ切り口がシート材の表面に対して斜めに
なってしまうことがあるが、支持スペーサ２５゜２６は
このような切断片のたわみを阻止し、きれいな切り口を
得ることを可能にするので、取り付けることが好ましい
。ロールカッタ２の駆動装置には、切断効果の重要な因
子である切断速度を最適値に設定可能なよう、変速機構
を備えることが好ましい。

入口ガイド３は、第１図、第２図に示すように。

シート材１の両端下面を支持する支持部３１と両端を案
内するガイド部３２とからなるもので、シート材１をロ
ールカッタ２の噛み込み部に案内するように配置されて
いる。

出口ガイド４は第４図に示すように、ロールカッタ２か
ら送り出される切断片ＩＡ〜ＩＥの上下面を案内して切
断片がロールカッタに巻き込まれるのを阻止するもので
ある。更に具体的には、第５図、第６図に示すように、
出口ガイド４はベース４０とカバー４１からなり１両者
の間にロールカッタ２で切断される５個の切断片に対応
した通路４２ａ、４２ｂ、４２Ｇ、４２ｄ、４２ｅが設
けられている。これらの通路は第５図に二点鎖線で示す
５個の切断片ＩＡ〜ＩＥを案内するためのものである。

各通路には後述する押込プッシャの押込爪が通過する穴
４３が形成されている。更に、カバー４１には、１個お
きの切断片ＩＢ、ＩＤを案内する通路４２ｂ、４２ｄの
上面を開放して切断片を上方に取り出すことができるよ
う、切り欠き４４が形成されている。また５通路４２ｂ
、４２ｄの終端には切断片の位置規制用のストッパー４
５が配置される。

ベース４０は上記したように、ロールカッタから排出さ
れる切断片を案内する通路４２ａ〜４２ｅに加えて５そ
の横に平行に補助通路４６ｂ、４６ｄも有しており。

且つこの補助通路にも溝４７が形成されている。補助通
路４６ｂ、４６ｄの間隔は通路４２ｂ、４２ｄの間隔に
等しく選定され、また９通路４２ｅと補助通路４６ｂの
間隔は通路４２ｃ、４２ｅ間の間隔に等しく選定されて
いる。かくして１通路４２ａ、４２ｃ、４２ｅ、補助通
路４６ｂ、４６ｄはすべて同一ピッチで平行に配置され
たこととなる。以上に説明した入口ガイド３．出ロガイ
ド４とも切断片が良好に滑ることができるよう、摩擦係
数の低い材料で構成されるか、或いは切断片に接触する
部分の表面が低摩擦材料で構成されている。なお、ロー
ルカッタ２はシート材ｌを５個の切断片５Ａ〜５Ｅに切
断するが、その際、シート材両端が耳として切断除去さ
れる。この耳を除去するため、耳除去用のシェードがロ
ールカッタ２の両端部に配置されているが１図示は省略
している。

押込プッシャ５は、第１図、第２図に示すように５５個
の押込爪５０及びその押込爪５０を保持した移動台５１
を有している。この押込爪５０は移動台５１が水平に前
進する時、シート材１の後端を押してロールカンタ２に
供給するものであり、しかも、切断後の５個の切断片を
それぞれ押すことができるよう各切断片に対応して設け
られている。また、押込爪５０は第７図に示すように、
ロールカッタ２のカッタブレード間の空隙及び出口ガイ
ド４の穴４３を通ってロールカッタ２の反対側にまで進
入可能なよう、細長い形状に形成されている。移動台５
はまた。複数個のシート材押し５３を保持している。移
動台５１には、該移動台５１を第２図の状態から第７図
の状態に水平に前進させ。

次いで降下しながら後退させ、更に後退しながら再度ヒ
界して元の第２図の状態に戻すよ、うに、駆動する駆動
機構（図示せず）が連結されている。移動台５１のこの
運動は、入口ガイド３に適当な間隔をあけて保持された
シート材ｌを押込爪５０．シート材押し５３で押して前
進させ、先端のシート材１をロールカッタ２に送り込ん
で切断し、各切断後の切断片を更に前進させ３次いで、
後続のシート材ｌに支障を与えることなく、押込爪、シ
ート材押しが後続のシート材ｌの後ろに戻ることを可能
にする。移動台５１の前進速度、即ち押込爪５０の前進
速度は、ロールカッタ２によるシート材の切断にとって
重要であり９通常はシート材切断中のロールカッタ２に
よる送り速度と同等若しくはそれより僅かに小さく選定
される。

切断片横送り装置７は、第１図、第２図及び第８図に示
すように、定位置に固定される一対の側板７０゜７０、
該側板間に延びる支持軸７１．７１及び支持軸７１に移
動可能に保持された移動ブロック７２を有する。支持軸
７１は上面から見てシー！・材１及び切断片ＩＡ〜ＩＥ
の送り方向に直角に延びており、従って移動ブロック７
２は切断片を案内する通路に対して横方向に移動可能で
ある。一方の側板７０にはエアシリンダ７３が取付けら
れそのピストンロッド先端は移動ブロック７２に連結さ
れている。更に側板７０及び支持軸７１には移動ブロッ
ク７２の移動位置を規制し且つブロック停止時の衝撃を
吸収するショックアブソーバ７４も保持される。移動ブ
ロック７２には上下動可能なように昇降ブロック７６が
保持され５且つ該昇降ブロック７６を駆動するエアシリ
ンダ７７も保持されている。更に、昇降ブロック７６に
は昇降可能な２個の吸引ヘッド７８．７８と、該吸引ヘ
ッド７８を下方に付勢するばね７９が保持されている。

２個の吸引ヘッド７８．７８はその下端が第５図、第６
図に示す出口ガイド４のカバー４】の切り欠き４４を通
って通路４２ｂ、４２ｄに、同時に進入しうるよう、適
当な間隔をあけて配置されており、且つその下端面に各
通路内の切断片を吸引保持しうるよう真空吸引孔が形成
されている。吸引ヘッド７８には真空ホース（図示せず
）が接続され、外部の真空源に接続されている。吸引へ
、ドア８はエアシリンダ７７で昇降し、且つエアシリン
ダ７３で横方向に移動するので５通路４２ｂ、４２ｄ内
の切断片を吸引保持する位置から上昇し１次に横に移動
して補助通路４６ｂ、４６ｄの上方に到り。

その後降下して補助通路内にその切断片を挿入すること
が可能である。

次に上記装置の作動を説明する。なお、以下の動作は制
′４ＴＩ装置（図示せず）により行われるものであるが
。

その制御装置は以下の動作を行うよう、容易に設計可能
であるので、詳細な説明は省略する。

第１図において、切断すべきシート材１が図示しない搬
送装置により間欠的に入口ガイド３の左端近傍に供給さ
れる０次に、押込プッシャ５が水平に前進してシート材
１を前進させる。押込プッシャ５の移動台５１は前記し
たように、水平前進、降下後退及び上昇を繰り返すこと
により、シート材１を一定のストロークで間欠的に前進
させる。押込プッシャ５の前進により。

最先端に位置するシート材１が押込爪５０で押されてロ
ールカッタ２に送り込まれる。シート材ｌの先端がロー
ルカッタ２の各カッタブレードに噛み込まれると。

該ノート材１はロールカッタ２の回転力により切断され
ながら送られる。この時も押込爪５０は前進を続けてい
るが、その前進速度はロールカッタ２によるシート材送
り速度とほぼ同−若しくは僅かに遅く設定されているの
で、押込爪が異常にシート材ｌを押し込んでトラブルを
生しることが防止される。また、シート材ｌはロールカ
ッタ２の複数のカッタブレードで同時に切断されるもの
であるが、若しシート材１が複数のカッタブレードのど
れかに先に噛み込まれると、その部分には送り力が生し
るため、その部分だけが先に送られ、結局シート材ｌが
ロールカッタ軸線に対して傾斜してしまう傾向がある。

しかし、押込爪５０がシート材１を複数の箇所で押して
いるので、シート材ｌの傾斜が防止され、正確にロール
カッタ２に送り込まれ。

正確な寸法での切断が可能である。

ソート材ｌはロールカッタ２で５個の一定幅の切断片Ｉ
Ａ〜ＩＥと両端の耳とに切断されるが１両端の耳は耳除
去ソユート（図示せず）で除去され、５個の切断片ＩＡ
−ＩＥは、出口ガイド４の通路４２ａ〜４２ｅに入る。

シート材１が後端まで切断され、切断片がロールカッタ
２のカッタブレードを出ると、切断片に対する送り力が
無くなるが、押込爪５０は依然として前進しているので
、切断片ＩＡ〜ＩＥの後端を押して前進させ、第７図に
示す位置及び第５図に二点鎖線で示す位１にまで押し出
す。この後押込爪５０は後続のシート材１に支障のない
位置を後退する。

次に、切断片横送り装置７の吸引ヘッド７８が通路４２
ｂ、４２ｄの上方から降下し、この通路内の切断片を吸
引保持する。その後、吸引へノド７８が上昇して切断片
を取り出し１次いで横方向に補助通路４６ｂ。

４６ｄの上方にまで移動し、その後降下して保持してい
た切断片を補助通路内に挿入し、吸引保持を解除する。

この操作により１通路４２ｂ、４２ｄ内の切断片が補助
通路４６ｂ、４６ｄに移動する。

以上の操作により、５個の切断片は等ピッチで且つ同し
高さ位置に配列されている通路４２ａ、４２ｃ。

４２ｅ及び補助通路４６ｂ、４６ｄ内に保持され、一定
間陥をあけて平行に配列されたこととなる。その後。

５個の切断片を次工程に送り出す送り爪（図示せず）が
各通路の穴４３及びａ４７を通って進入し、切断片を次
工程に送り出す。

なお、上記実施例ではロールカッタ２によってシート材
１を切断する時、その送り速度に対し押込プッシャ５の
押込爪５０の前進速度を同等もしくは僅かに遅く設定し
ているが、シート材の＋Ｊ質或いは厚みによってはシー
ト材を押しながら切断した方がよい場合もあり、その場
合には当然押込爪の速度を早くすることが好ましい。ま
た、上記実施例の押込プッシャ５はシート材１をシート
材押し５３で間欠的に送る機能も備えているが、シート
材を常に後退位置の押込爪５０の前に供給しうる搬送装
置を用いる場合には、このようなシート材押し５３は必
要なく、また、移動台５１も単に水平に往復運動すれば
よい。

〔発明の効果〕

以上に説明したように１本発明によれば、シート材を所
定の幅の切断片に切断し、且つそれを後工程での処理に
好適なように適当な間隔をあけて配列することができる
ので、シート材の切断、移送工程を簡略化することがで
き、従来のように人手を要することがなくなると言う効
果を有している。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の好適な実施例を示す概略平面図。 第２図は上記実施例の概略断面図。 第３図、第４図は旧記実施例に用いたロールカッタ２の
側面図及び断面図。 第５図、第６図は上記実施例に用いた出口ガイド４の平
面図及び断面図。 第７図は押込プッシャが前進した状態を示す第２図と同
様な断面図。 第８図は上記実施例に用いた切断片横送り装置の部分断
面正面図である。 １−　シート材 ＩＡ、ＩＢ、］、Ｃ，ＩＤ、ＩＥ　　切断片２−ロール
カッタ　　３−人口ガイド ４−・出口ガイド　４２ａ〜４２ｅ−通路４６ｂ、４６
ｄ　　補助通路 ５　押込プッシャ　５〇　−押込爪 ７−・切断片横送り装置　７８・−吸引ヘノド７３．７
７　−エアシリンダ 特許出願人　小西六写真工業株式会社 大日本印刷株式会社 代理人　弁理士　乗　松　恭　三 ±３　図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 シート材を切断し且つ所定間隔に整列させる装置であっ
   て、 前記シート材を複数個の切断片に切断するロールカッタ
   と、 該ロールカッタの上流に配置され、切断されるべきシー
   ト材の両端を案内する入口ガイドと、 該ロールカッタの下流に配置され、切断された切断片の
   上下面を案内する出口ガイドと、 切断される各切断片に対応する押込爪を有し、前記シー
   ト材の後端を押してロールカッタに供給し且つ切断後の
   切断片をロールカッタから押し出す押込プッシャと、を
   具備し、 前記出口ガイドは各切断片を案内する通路及び各押込爪
   の通過を許容する穴を有し、少なくとも１個おきの切断
   片を案内する通路は切断片を上方に取り出すことができ
   るよう上面が開放されており、 更に、上面が開放された通路内の切断片を吸引保持しう
   る吸引ヘッドと、該吸引ヘッドを上下動及び横方向に移
   動させるヘッド移動機構とを有する切断片横送り装置と
   を具備することを特徴とするシート材の切断及び整列装
   置。