JPS62115931A - 移動無線システムにおける移動局の閉局制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は移動無線システムにおける移動局の閉局制御装
置に関する。

移動無線を利用したシステムの一つに、ＡＶＭ（Ａｕｔ
ｏ　Ｖｅｈｉｃｌｅ　Ｍｏｄｕｌａｔｉｏｎ）システム
と呼ばれるシステムがある。このＡＶＭシステムは、例
えば第４図に示すようにタクシ−等に搭載された複数の
移動局１３〜１ｎと、地上に設置された基地局２とから
構成され、タクシ−等の現在位置や実車状況或いは移動
局の閉局、閉局状況等を基地局２で一括管理しようとす
るシステムである。

このようなＡＶＭシステムでは、各移動局１ａ〜ｌｎの
現在位置、実車状況等のデータは、基地局２から各移動
局１３〜１ｎへポーリング信号が送出されたときに各移
動局１３〜１ｎから基地局２へ送信される。第５図はそ
の様子を示すタイムチャートであり、基地局２からのポ
ーリング信号Ｐを受けると、移動局１ａはその受信時か
ら所定時間ｔａ経過後のタイムスロットでデータを基地
局２へ送信し、残りの移動局１ｂ、ｌｃ、Ｉｎもポーリ
ング信号Ｐの受信時から所定時間ｔｂ、ｔｃ、ｔｎ経過
後の各々のタイムスロットでデータを基地局２へ送出す
る。この場合、各移動局で使用される無線周波数は同一
であるが、各移動局１ａ〜１ｎに割当てられたタイムス
ロットは相互に異ならせであるので複数の移動局が同時
にデ・−タを送信することはなく、干渉は生じない。

また、ＡＶＭシステムにおいては、ポーリング期間以外
の期間で移動局が基地局と交信し得るようにするため、
上記ポーリング期間以外の任意の時間に各移動局１３〜
１ｎから基地局２に対しある種のデータを発信すること
ができるようになっている。この発信は任意発信と呼ば
れ、各移動局に設けられた任意発信要求スイッチを押す
ことで行なわれる。

〔従来の技術〕

ところで、上述したようなＡＶＭシステムにおいて、移
動局の閉局は従来次のようにして行なわれていた。即ち
、自移動部を閉局しようとする場゛合、その旨の信号を
スイッチ等の入力手段から自移動部に入力すると、移動
局はそれを検出し、基地局に対し上述した任意発信と類
似した方法にて閉局信号を送出し、その後移動局の無線
機への電源を断つ等の方法にて自移動部の閉局を行なう
。

一方、基地局は移動局から閉局信号を受信すると、その
移動局が閉局状態になったことを識別し、管理テーブル
等を更新する。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上述した従来の方式によれば、移動局からの閉局信号が
基地局に正確に受信される限り、移動局の閉局を基地局
で認識することができるが、何等かの理由により閉局信
号が基地局で受信されないと、移動局はそれとは無関係
に自局を閉局しているので、基地局における移動局の管
理に矛盾が生じるという欠点がある。

本発明はこのような従来の問題点を解決したもので、そ
の目的は、移動局の閉局状態を基地局において確実に把
握することができるようにすることにある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するために、例えば第１図に示
すように、自移動部を閉局状態にする旨の信号を入力す
る入力手段Ａと、入力手段Ａにより閉局状態にする旨の
信号が入力されたとき基地局に対し閉局信号を送出する
閉局信号送出手段Ｂと、閉局信号送出手段Ｂにより送出
された閉局信号を受信した基地局からの応答信号を受信
識別する応答信号受信識別手段Ｃと、応答信号受信識別
手段Ｃで前記応答信号が受信識別されたとき自移動部を
閉局状態にする閉局手段りとから構成される閉局制御装
置を移動局に設ける。

〔作用〕 入力手段Ａから自移動部を閉局状態にする旨の信号が入
力されると、閉局信号送出手段Ｂから閉局信号が基地局
に対し送出され、基地局がその応答信号を送出するとこ
れが応答信号受信識別手段Ｃで受信識別され、閉局手段
りによって自移動部が閉局状態にされる。

〔実施例〕

第２図は本発明の実施例のブロック図であり、１０は内
部にＲＯＭ、ＲＡＭ等を有するマルチプロセッサから構
成される信号処理部、１１はモデム、１２は無線機、１
３はアンテナ、１４は自移動局を閉局状態、閉局状態に
する旨の信号を入力するための入力手段である電源スィ
ッチ、１５は自動車のバッチ、す及び定電圧回路等から
構成される電源、１６はリレー回路であって、これらは
移動局を構成する。

また、２０は基地局である。移動局の信号処理部１０へ
はリレー回路Ｉ６を介することなく電源１５から動作電
源Ｖａが供給され、無線機１２へはリレー回路１６を介
してｔａ１５から動作電源ｖｂが供給されている。

基地局２０からのポーリング信号がアンテナ１３を介し
て無線機１２で受信されると、それがモデム１１を経由
して信号処理部１０に入力される。信号処理部１０は例
えば現在位置情報や実車状況等の情報を図示しない外部
回路より取得し、そのデータを自局に割当てられたタイ
ムスロットの期間にモデム１１を経由して無線機１２に
入力し、アンテナ１３より基地局２０へ送信させる。ま
た、図示しない任意発信要求スイフチが押されると、信
号処理部１０は任意発信に伴うデータをモデム１１を介
して無線機１２に加え、無線８１２から基地局２０へ送
出させる。基地局２０が任意発信要求信号を受信すると
、その移動局へ受信確認信号が送出され、移動局の無線
機１２がそれを受イεするとこれが信号処理部１０に通
知される０例えば、任意発信要求が基地局との通話を望
む要求である場合、信号処理部１０は受信確認信号を受
けると、送信要求を無線機１２番ご与え、図示しないマ
イクロフォンによる基地局との通話を可能とする。この
ような動作は従来より知られているものである。

第３図は信号処理部１０が行なう移動局閉局制御処理の
一例を示す流れ図であり、３１〜ｓ９は各ステップを示
す、以下、各図を参照して本実施例よる閉局制御を説明
する。

移動局の操作者が自局を閉局したい場合、先ず電源スィ
ッチ１４をオフにする。信号処理部ｌＯは、電源スィッ
チ１４がオフされたことを検出すると（Ｓ２）、内部の
閉局フラグを“１”にしくＳ３）、次に閉局信号をモデ
ム１１を経由して無線機１２から基地局２０へ送出する
（Ｓ４）。

基地局２０は、移動局なら閉局信号を受信すると管理テ
ーブル等にその移動局が閉局されたことを登録すると共
に、その応答信号を閉局信号を発した移動局に送出する
。

移動局の無線機１２でその応答信号が受信されると、無
線機１２からモデム１１を経由して信号処理部１０に伝
えられ、信号処理部１０はそれが応答信号であることを
識別しくＳ５）、リレー回路１６を断にして電ａ１５か
ら無線機１２への動作電源ｖｂの供給を断ち（３６）、
自局を閉局状態とする。

以上の動作は、−回の閉局信号の送出たけでうまく基地
局２０に閉局信号が受信された場合であるが、何等かの
理由により閉局信号が基地局２０で受信されない場合、
信号処理部ｌＯはステップＳ７−ステップ５１−４ステ
ップＳ８−ステップＳ９−ステップＳ４→ステツプＳ５
→ステツプＳ７のループを基地局２０からの応答信号が
受信識別されるか或いは送出カウンタがエンド値を示す
まで繰返し、閉局信号を閉局信号送出タイミングになる
毎に複数回基地局２０に送出する動作を行なう。このよ
うに閉局信号を基地局からの応答信号が得られるまで複
数回繰返すことにより、閉局信号を確実に基地局で受信
させることができ、また閉局信号を複数回送出してもな
お応答信号が得られない場合に自局を閉局状態にするこ
とによって、移動局が送受信エリア外に居る場合等にお
ける移動局の閉局が可能となる。

なお、第３図のステ７プＳ８における閉局信号送出タイ
ミングとしては、各移動局に同一な時間間隔とすること
もできるが、こうすると複数の移動局で同時に閉局信号
の送出が開始されたような特殊な場合、各移動局の閉局
信号が互いに時間的に重複し何れの閉局信号も最後まで
基地局で受信されないようなことが起こり得る。従って
、好ましくは、各移動局において一つの閉局信号を送出
したのち次の閉局信号を送出までの時間は乱数を用いた
ランダム値とすることが望ましい。また、第５図でも説
明したように各移動局には元々それぞれ異なるタイムス
ロットが割当てられているので、閉局信号の送出間隔を
そのタイムスロットで定まる時間に応じた時間間隔とす
るようにすれば、乱数発生手段を必要とせずに複数局間
における閉局信号の上述した恒常的な衝突を回避させる
ことが・できる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、本発明によれば、入力手段から自
移動局を閉局状態にする旨の信号が入力された場合、閉
局信号を基地局へ送出し、その応答信号が返送されたと
き自移動局を閉局状態にする閉局制御装置を移動局に設
けたものであり、移動局の閉局が基地局の管理下に置か
れるので、基地局は移動局の閉局状態を確実に把握する
ことができる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の構成説明図、 第２図は本発明の実施例の要部ブロック図、第３図は信
号処理部１０が行なう移動局閉局制御処理の一例を示す
流れ図、 第４図は移動無線システムの構成図および、第５図はポ
ーリング時の動作説明図である。 １０は信号処理部、１１はモデム、１２は無線機、１３
はアンテナ、１４は電源スィッチ、１５はバフテリ、１
６はリレー回路、２０は基地局である。

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）自移動局を閉局状態にする旨の信号を入力する入
   力手段と、 該入力手段により閉局状態にする旨の信号が入力された
   とき基地局に対し閉局信号を送出する閉局信号送出手段
   と、 該閉局信号送出手段により送出された閉局信号を受信し
   た基地局からの応答信号を受信識別する応答信号受信識
   別手段と、 該応答信号受信識別手段で前記応答信号が受信識別され
   たとき自移動局を閉局状態にする閉局手段とを具備した
   ことを特徴とする移動無線システムにおける移動局の閉
   局制御装置。
2. （２）特許請求の範囲第１項記載の移動無線システムに
   おける移動局の閉局制御装置において、前記閉局信号送
   出手段は、前記閉局信号を、基地局からの応答信号が前
   記応答信号受信識別手段で受信識別されるか或いは所定
   回数の送出動作が繰返されるまで複数回前記基地局へ送
   出するように構成されたことを特徴とする移動無線シス
   テムにおける移動局の閉局制御装置。
3. （３）特許請求の範囲第２項記載の移動無線システムに
   おける移動局の閉局制御装置において、前記閉局信号送
   出手段が前記閉局信号の送出を繰返す時間間隔は、自局
   に割当てられたタイムスロットで定まる時間に応じた値
   であることを特徴する移動無線システムにおける移動局
   の閉局制御装置。
4. （４）特許請求の範囲第２項記載の移動無線システムに
   おける移動局の閉局制御装置において、前記閉局手段は
   、前記閉局信号送出手段によって所定回数の送出動作が
   繰返されても前記応答信号受信識別手段で基地局からの
   応答信号が受信識別されないとき、自移動局を閉局状態
   にするように構成されたことを特徴とする移動無線シス
   テムにおける移動局の閉局制御装置。