JPS62115258A - 調理用乳化油脂 - Google Patents

調理用乳化油脂

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Publication number
JPS62115258A
JPS62115258A JP60255614A JP25561485A JPS62115258A JP S62115258 A JPS62115258 A JP S62115258A JP 60255614 A JP60255614 A JP 60255614A JP 25561485 A JP25561485 A JP 25561485A JP S62115258 A JPS62115258 A JP S62115258A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
fat
soybean protein
water
acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP60255614A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Sakida
崎田 高史
Masaaki Sato
雅章 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nisshin Oillio Group Ltd
Original Assignee
Nisshin Oil Mills Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nisshin Oil Mills Ltd filed Critical Nisshin Oil Mills Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (a)産業上の利用分野 本発明は、任意の副味付けができ、水または食品素材へ
の混合分散性が優れ、調理時に加熱または冷凍しても乳
化が破壊されずに安定で、長期保存のできる低粘度の調
理用乳化油脂に係る。
このものは単に剰味料としての用途だけでなく、水産ね
り製品、畜肉加工品、小麦粉および未加工品、冷凍食品
、惣菜1缶詰など製造作業性9品質および保存性の改善
が待たれる調理食品のすべてに用いることができる。 
 − …) 従来の技術 乳化油脂は、乳化が安定であることが前提である。乳化
油脂としては、従来からバター、マーガリンが製菓9食
卓、炒め動用に、またドレッシング、マヨネーズがサラ
ダ用に使われてきたが、前2者は一般に乳化が油中水滴
型で、しかも固形状であるため水または食品素材への混
合分散性(以下分散性という)が劣り、後2者は水中油
滴型で高粘度ではあるが流動性があるため比較的分散性
は優れるが、食塩および酸濃度のさらに大きい調味系で
は乳化安定性(以下食塩存在下゛での乳化安定性を耐塩
性、酸存在下での乳化安定性を耐酸性という)が劣り、
また加熱または冷凍すると乳化が容易に破壊されるとい
う欠点があった(以下、加熱に対する乳化安定性を耐熱
性、冷凍に対する乳化安定性を耐冷凍性という)。
これらの乳化油脂は、食塩、糖類、酢酸、エチルアルコ
ール、合成保存料などを添加することによって常温で保
存できるものもあるが、本発明のように耐冷凍性を利用
した冷凍保存はもちろんのこと、耐熱性を利用した滅菌
により常温でも長期保存できるもの(以下、保存性とい
う)は皆無といってよい。
また、油脂の乳化には従来から食品用乳化剤として、グ
リセリン脂肪酸エステル、プロピレングリコール脂肪酸
エステル、大豆リン脂質、ソルビタン脂肪酸エステル、
シ!l1ll!脂肪酸エステル2ポリグリセリン脂肪酸
エステルなどのいわゆる油脂系乳化剤、卵白、カゼイン
ナトリウム、脱脂粉乳。
大豆蛋白などのいわゆる蛋白系乳化剤、さらにはグアル
ガム、カラギーナン、キサンタンガムなどの乳化安定剤
が用いられてきた。しかし、これらのいずれの乳化剤お
よび乳化安定剤を単独または併用しても、分散性、耐塩
性、耐酸性、耐熱性。
耐冷凍性および保存性の6つの機能のすべてを満足する
ものは得られていない。
(C1発明が解決しようとする問題点 乳化油脂の機能は、これに使用する乳化剤が決定的要因
となるが、従来の乳化剤および乳化安定剤を機能別に選
別すると、まず分散性は油脂系乳化剤のなかで親水性の
強いショ糖脂肪酸エステル。
ポリグリセリン脂肪酸エステルおよび蛋白系乳化剤が目
的に適う。乳化安定剤は、乳化物を増粘させることによ
って乳化を安定させるものであるから適さない。つぎに
分散性と耐熱性を組み合わせた機能で選別すると、塩お
よび酸を含まない乳化系ではカゼインナトリウム、脱脂
粉乳、大豆蛋白が目的に適うが、いずれも耐塩、耐酸、
耐冷凍性が劣り、本発明が目的とする6つの機能のすべ
てを満足させる乳化油脂は得られない。
本発明は、れらの機能のすべてを満足させることによっ
て任意の調味付けができ、加熱または冷凍を伴う調理食
品にも乳化安定性が優れ、かつ容易に混合、調理できる
低粘度で保存性のよい乳化油脂を提供することを目的と
したものである。
上記の任意の調味付けとは、例えば醤油のような高塩分
のものおよび(または)高酸度の食酢を水を追加せずに
油脂と安定に乳化できることを意味する。
(d1問題点を解決するための手段 本発明は、大豆蛋白質をあらかじめ加熱またはアルコー
ル変性したのち、酸または蛋白質分解酵素で部分加水分
解した部分加水分解大豆蛋白質。
調味料、油脂および水からなり、油脂が全体の50%以
下である粘度30.0OOcp以下の調理用乳化油脂で
ある。
大豆蛋白質は、常法によって得られる分離大豆蛋白、濃
縮大豆蛋白、抽出大豆蛋白、脱脂大豆のいずれも使用す
ることができる。これらの原料は、あらかじめ約100
℃以上の乾熱または約80℃以上の温熱で加熱変性する
か、またはエチルアルコール濃度50〜80%の含水ア
ルコールで変性することが必要である。変性の程度は、
窒素溶解指数(以下、NSIという)が30以下が好ま
しい。変性を受けない大豆蛋白質およびこれを蛋白質分
解酵素で部分加水分解したものは分散性、耐熱性を除く
他の機能が劣る。
部分加水分解は、変性大豆蛋白質の水分散液をかきまぜ
ながら、塩酸、硫酸などの酸またはペプシン、パパイン
、トリプシンなどの蛋白質分解酵素をpH,温度などの
最適条件下で作用させ行い、所望の分解度において中和
または加熱して分解を停止させる。部分加水分解の程度
は、トリクロル酢酸可溶率(以下、TCA可溶率という
)が30%以下で、この程度以上に加水分解が進行する
と安定な乳化物は得にくい。油脂は液状油を用い、その
量は50%以下好ましくは30〜40%、部分加水分解
蛋白質(以下、加水分解蛋白質という)は2%以下で安
定な乳化を得るために0.5%以上が好ましい。
油脂の量が50%を超えると本発明が目的とする低粘度
の製品が得られない。製品粘度は30 、000cp以
下、好ましくは1.000cp以下である。
乳化方法は、あらかじめ加水分解蛋白質、調味料などの
水溶性成分を分散溶解した水相部に油溶性成分を含む油
相部を加え予備乳化し、さらにホモジナイザーで均質化
する。
(e)発明の効果 かくして得られた低粘度の調理用乳化油脂は、100℃
以上で加圧加熱殺菌後、常温保存するか6一 または殺菌せずにそのまま一20℃で冷凍保存しても乳
化が破壊されずに安定で、優れた保存性が得られる。
この調理用乳化油脂は、調味料としてそのまま使用でき
、分散性を利用して水に希釈してもよい。
低粘度であるため、乳化油脂を他の食品素材に水を添加
する場合と同じ作業性で計量、混合できる。
以上の如く、耐熱性を備えているため、例えばピラフは
米をバターで炒めてから炊きこむが、本発明の乳化油脂
を用いれば炒める作業を省き、炊きこむだけでバラバラ
した食感を米飯に均一に与えることができる。もし、耐
熱性がないと炊きこむ際に油脂が分111シて浮上して
しまい、米飯に油脂を単に振りかげたのと同じ結果にな
る。
さらに分散性、耐塩性、耐酸性にも優れている。
この乳化油脂の機能は、目的とする食品に単に水を混合
するだけでなく、油脂の機能も同時に加えることになり
、例えばちくわの串抜き性、めんのさばき性、上記の如
く炊きこむだけでできるピラフ、餅の裁断性など作業性
の改善、かまぼこ。
衣、半生菓子にソフトさ、しっとりさ9口溶けのよさな
ど食感・風味の改良、餅の裁断面のツヤ。
衣のふくらみなど外観の改良、団子のしなやかさの日持
ち1缶詰サラダなどの保存性の改良といった各種の効果
がもたらされる。
(f)実施例 実施例1 脱脂大豆20kgおよび60重量%のエチルアルコール
水溶液200 kgを密閉式タンク内で50℃−30分
間洗浄した。これを濾別したのち、ケーキを減圧乾燥機
内に移し、70℃で乾燥後粉砕して水分7.0%、粗蛋
白68%、N5112のアルコール変性濃縮大豆蛋白1
4に+rを得た。
この全量をジャケット付きタンク内の1501の温水(
60℃)に加えてかきまぜ、水酸化ナトリウムでpH8
,5に調整した。これに蛋白質分解酵素ビオプラーゼ5
P−4(長瀬産業社製)50gを加えて55℃−60分
間部分加水分解後、水酸化ナトリウムでさらにpH9,
5に調整し、90℃で15分間加熱して酵素を失活させ
た。遠心分離して不溶物を除去した蛋白質溶液を塩酸で
pH7に中和し、噴霧乾燥してTCA可溶率15%の加
水分解蛋白質を得た。
この加水分解蛋白質をあらかじめ表−1に示す水相部の
水に混合溶解させたのち、食塩その他の調味料および香
辛料を分散または溶解させた。この水相部にあらかじめ
着香料および着色料を油脂に溶解させた油相部をかきま
ぜながら加え、70℃で予備乳化したのち、ホモジナイ
ザーで均質化した。この乳化物をレトルトパウチに詰め
、そのまま−20℃で冷凍するか、または125℃で1
0分間加圧加熱殺菌後冷却し、粘度600cp (20
℃)で長期保存できる調理用乳化油脂を得た。
米700gを洗米して釜に入れ、水800gを加え30
分間放置したのち、上記調理用乳化油脂250gを釜に
入れた水に分散させ、常法に従って炊飯したところ、油
脂の分離がなく均一に粘りのないカレーピラフ様の食品
を得た。
表−1カレー調味付は乳化油脂の配合側実施例2 NSI28の高変性脱脂大豆15kgを実施例1の方法
に準じてpH8,5,50℃−120分間酵素処理後、
酵素を失活させた。不溶物を除去した蛋白質溶液を中和
し、噴霧乾燥してTCA可溶率26%の加水分解蛋白質
を得た。
この加水分解蛋白質を、あらかじめ表−2に示す水相部
の水に混合溶解させたのち、醤油1食酢などの調味料を
加え、溶解させた。この水相部にあらかじめ着香料を油
脂に溶解させた油相部をかきまぜながら加え、60℃で
予備乳化したのち、ホモジナイザーで均質化した。この
乳化物をレトルトパウチに詰め、そbまま一20℃で冷
凍するか、または120℃で10分間加圧加熱殺菌後、
冷却し、粘度300cp (20℃)で長期保存のでき
る調理用乳化油脂を得た。
この調理用乳化油脂に、常法によるせんべいを浸漬後乾
燥し、サラダ風味のせいべいを得た。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)大豆蛋白質をあらかじめ加熱またはアルコール変
    性したのち、酸または蛋白質分解酵素で部分加水分解し
    た部分加水分解大豆蛋白質、調味料、油脂および水から
    なり、油脂が全体の50%以下である粘度30,000
    cp以下の調理用乳化油脂。
JP60255614A 1985-11-14 1985-11-14 調理用乳化油脂 Pending JPS62115258A (ja)

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JP60255614A JPS62115258A (ja) 1985-11-14 1985-11-14 調理用乳化油脂

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0284543A (ja) * 1988-07-11 1990-03-26 Toray Ind Inc 合成繊維用紡糸・延伸用油剤およびその製造方法
JPH0358758A (ja) * 1989-07-26 1991-03-13 Tamotsu Iwamoto 水中油滴型乳化油脂の製造方法

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JPS5626171A (en) * 1979-08-10 1981-03-13 Nisshin Oil Mills Ltd:The Preparation of mayonnaise-like food

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