JPS62115133A - 絞り制御装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、例えば電子カメラ等のカメラの絞り制御装
置に関し、特にスチールカメラ及びムービーカメラのい
ずれにも使用可能なカメラについて、きわめて簡単な機
構及び回路により絞り制御を行うことを可能にする手段
に関する。

（従来の技術） ＴＴＬ電子カメラの絞り制御装置として、従来、測光回
路の出力に応じてあらかじめ絞り値の設定（絞り値のプ
リセット）をステップモータによって行うことが提案さ
れている。そのひとつの手段として、下記の制御装置が
考えられる。すなわち、レリーズ操作の第１ストローク
で測光を行い、あらかじめ設定されたシャツタ秒時に基
づいて演算を行って適正絞り値を決定し、ステップモー
タによってその絞り値に相当する位置まで絞り設定用カ
ムリングを駆動する。その後、レリーズ操作の第２スト
ロークによりミラーの退避（いわゆるミラーアップ）の
ためのミラー保持レバー及び絞り駆動レバーの駆動をば
ねによって行い。

設定された絞り（ｉｆｉまで絞りこんだ後シャッタを開
閉して露光を終了するものである。

（発明が解決しようとする問題点） 前述の構成のカメラにおいては、絞り駆動レバーをあら
かじめチャージされたばねによって駆動するため、ばね
をチャージする機構が必要になり、機械的構造が複雑に
なることが避けられない。また、電子カメラをスチール
カメラ及びムービーカメラの両方に兼用しようとするこ
とが試みられているが、この場合に前述の絞り制御手段
を採用すると、ムービーカメラとして動作させるとき絞
りを連続的に変化させる機構がきわめて複雑になってし
まう。

したかって、この発明は、従来の絞り制御装置の前記の
問題点を解決し、スチールカメラとしても、又はムービ
ーカメラとしても使用可能なカメラについて、機構的に
も、回路的にも簡単な構成により、絞り制御を行うこと
を可能にする手段を提供することを［１的とする。

（問題点を解決するための手段） この発明の絞り制御装置は、」−記の目的を達成するた
め、スチールモード及びムービーモードに兼用可能であ
るカメラの絞り制御装置であって、絞り値情報に従って
あらかじめ絞り値を設定するためのステップモータと、
絞り羽根の絞りこみ駆動を行うためのサーボモータと、
スチールモードでは前記の絞り値設定用のステップモー
タを制御し、ムービーモードでは前記サーボモータを直
接制御する絞り制御回路とを備えるものである。

（作　用） 」二記の構成にス（づき、スチールモードでは、＋ｉｉ
ｉ記絞り制御回路の制御により、ステップモータがへ絞
り値情報に従ってあらかじめ絞り値を設定した後、サー
ボモータにより絞り羽根を前記の設定された絞り値まで
絞りこみ駆動し、ムービーモードでは、前記絞り制御回
路が前記サーボモータを直接制御することにより絞り羽
根の絞りこみ駆動を行う。

（実施例） 以下図面を参照して、この発明の実施例について詳細に
説明する。下記の説明は、この発明の実施例における制
御機構及び制御系の順序で行う。

（この発明の実施例における制御機構）（第１図） 第１図は、この発明の絞り制御装置の実施例における制
８Ｉａ構の一例を示すものであり、同図に関する説明は
、先ずスチールカメラとして使用する場合について行い
、次にムービーカメラとして使用する場合について行う
。

第１図において、先ず第２図のモード切り換えスイッチ
ＳＷＣをスチール側Ｓに切り換えた後、カメラのレリー
ズボタンの第１ストローク操作により測光回路が動作し
て適正絞り値を算出する（この間の動作については、第
２図を参照して後述する）。これにより、ステップモー
タｌのビニオン２の回転角が決定され、軸１３を中心に
セクタギア３が回動する。ここでセクタギアに設けられ
た腕部３ａが絞り信号伝達リング４の腕部４ａに当接し
ているため、絞り信号伝達リング４はばね１２に抗して
反時計方向へ回動し、絞り値設定用カム面４ｂの位置を
設定する。ステップモータｌは、レリーズボタンの第１
ストロークが押され続けている間、つねに測光回路の出
力に追従して適正な絞り値になるようにカム面４ｂの位
置を制御する。

次に、レリーズボタンの第２ストロークの操作によって
、不図示の全反射ミラーが撮影光路外へ退避させられる
とともにサーボモータ（例えば直流モータ）５が起動し
てピニオン６が回動する。

ピニオン６は絞り駆動リング７に設けられたギア部７ａ
とかみ合っており、ビニオン６の反時計方向への回動に
よって絞り駆動リング７は時計方向へ回動し、その突起
７ｂによってベルクランク１０を反時計方向へ回動させ
る。ここでベルクランクｌＯは軸１１によって回動可能
に軸支され、またその両面には伝達用ビンｌｏａ及び１
０ｂが固着されていて、それぞれカム面４ｂ及び突起７
ｂに当接するようになっている。絞り信号伝達リング４
のカム面４ｂは測光回路の出力に対応する位置に設定さ
れているので、ベルクランクｌＯはピンｌｏａがカム面
４ｂにより規制される位置まで回動してピン１０ｂで絞
り駆動リング７の回動を規制する。

絞り駆動リング７の時計方向の回動により、絞り羽根９
が駆動される。絞り羽根９の両面には絞りピン９ａ及び
９ｂが固着されていて、それぞれ絞り駆動リング７に設
けられた絞りピン軸穴７Ｃ及びカムリング８に設ζｔら
れたカム穴８ａに嵌合しており、絞り駆動リング７の回
動によって絞りピン９ｂがカム穴８ａによって規制され
ることにより所定の絞り値まで絞りこまれる。なお第１
図では複数の絞り羽根のうち１枚のみが示されている。

この後、不図示のシャッタが開閉し、露光が終了すると
、サーボモータ５が逆転して絞り駆動リング７を初期位
置に復帰させ、絞り羽根７を開放位置に戻す。

次に、ムービーカメラとして使用する場合について説明
する。先ず、第２図のモード切り換えスイッチＳＷＣを
ムービー側Ｍに切り換えた後、レリーズボタンの第１ス
トローク操作によってステップモータ１が起動してセク
タキア３を反時計方向へ回動させ、絞り信号伝達リング
４を時計方向へ回動Ｓせて最小絞り値に相当する位置ま
で駆動する。これにより、絞り駆動リング７は、絞り信
号伝達リング４の設定位置に影響されることなく、絞り
羽根９が最小絞り値まで絞りこみを行うための回動が可
能になる。一方、サーボモータ５は、第２図のサーボモ
ータ駆動回路２６により、撮影中の測光回路の出力に応
じて正逆転をくりかえす。これにより絞り駆動リング７
は、その回動方向を制御され、随時所定の絞り値になる
ように駆動される。なおムービー用として使用する場合
には、不図示の手段によってミラーはつねに撮影光路外
に退避させられ、シャッタも開いたままで保持される。

（この発明の実施例における制御系）（第２図〜第４図
） 第２図は、この発明の実施例における制御系を、第３図
及び第４図は、それぞれ第２図中の制御回路のスチール
モード及びムービーモードにおける制御フローを示す。

スチールモードについては、前述のように第２図のモー
ド切り換えスイッチＳＷＣをスチール側Ｓへ切り換えた
状態でレリーズボタンの第１ストロークでスイッチＳＷ
Ｉをオンにすると（第３図のステップ５１）（以下ステ
ップの表示には頭文字Ｓに続いてステップ番号を記載す
る）、制御回路２１は、前記の絞り制御回路としての絞
り値演算回路２２をオンにする（Ｓ２）。これにより演
算回路２２は、測光素子２３からの物体輝度情報Ｂｖと
シャツタ秒時設定回路２４からのシャツタ秒時情報Ｔｖ
とに基づいて適正絞り値（絞り値情報）Ａｖを算出する
。なお第２図の制御系においては、絞り値演算回路２２
、測光素子２３及びシャツタ秒時設定回路２４が測光回
路を構成するものである。

次いで制御回路２１は、スイッチＳＷＣがＳ側にあるこ
とを確認して（Ｓ３）、出力切り換え用スイッチ回路２
７をＳ側に設定する（３４）、その後制御回路２１は、
ステップモータ駆動回路２５をオンにしく３５）、これ
により同駆動回路２５は、演算回路２２からの絞り値Ａ
ｖに見合う角度位置に絞り信号伝達リング４が設定され
るまでステップモータ１を駆動する。

さらに制御回路２１は、スイッチＳＷ２がレリーズボタ
ンの第２ストロークによりオンされたかどうかを確かめ
（Ｓ６）、これがオンの場合、その時点での絞り値Ａｖ
を演算回路２２に記憶させ（３７）、その後サーボモー
タ駆動回路２６を制御してサーボモータ５を正転させる
（Ｓ８）。

これにより絞り駆動リング７は第１図で時計方向へ回動
し、絞りが絞られて行く。そしてリング７の突起７ｂが
ベルクランクｌＯのピン１０ｂに当接してそれ以上の回
動が不可能になると、駆動回路２６はモータ５の過負荷
により過負荷信号ＯＬをハイにする。一方、制御回路２
１は、ステップＳ８の後過負荷信号ＯＬがハイになった
かどうかを確かめ（３９）、同信号がハイになると千−
タ５を停止ｙせる（Ｓ　１０）。このようにして、絞り
は、演算回路２２で算出された適正絞り値まで絞りこま
れたことになる。次いで制御回路２１はシャッタ駆動回
路２８をトリガしく５ｌｌ）、これにより不図示のシャ
ッタがレリーズされ、シャツタ秒時設定回路２４で設定
されたシャツタ秒時で開閉させられる。

シャッタの開閉が終了すると、シャッタスイッチＳＷＳ
がオンになり（Ｓ　１２）　、これに応答して制御回路
２１はモータ５の逆転を指令する（Ｓ１３）。これによ
り絞り駆動リング７は、第１図中反時計方向、すなわち
絞り全開方向へ回動し、絞り全開位置で不図示のストッ
パによりそれ以上の回動が規制される。したがって、こ
の時点でモータ５は過負荷になり、サーボモータ駆動回
路２６は過負荷信号ＯＬをハイにする。これに応答して
（Ｓ　１４）　、制御回路２１は絞り値演算回路２２、
ステップモータ駆動回路２４及びサーボモータ駆動回路
２６をいずれもオフにし、スチールモードにおける絞り
制御動作が終了する。

次にムービーモードにおいては、モード切り換えスイッ
チＳＷＣをムービー側Ｍに切り換える。

第４図に示す制御フローにおいて、Ｓ２まではスチール
モードと同じであるが、３３においてスイッチＳＷＣが
Ｍ側に切り換えられているので、３１６においてシャツ
タ秒時設定回路２４からＴｖ＝１／６０秒 の情報を出力させた後出力切り換え用スイッチ回路２７
をＭ側に設定する（Ｓ　ｌ　７）。次いで制御回路２１
がステップモータ駆動回路２５を制御してステップモー
タｌを正転させ（３１８）、これにより絞り信号伝達リ
ング４が第１図中時計方向へ回動する。リング４が最小
絞り位置まで回動すると絞りスイッチＳＷＤがオンにな
り（Ｓ１９）、これに応答して制御回路２１がステップ
モータ駆動回路２５をオフにし、その代わりサーボモー
タ駆動回路２６をオンにする（Ｓ２０，５２１）。

これによりサーボモータ駆動回路２６は、演算回路２２
からの算出絞り偵Ａｖに応じて絞り駆動リング７を可逆
駆動し、絞りはこの算出絞り値Ａｖに従って追従的に制
御される。次いで制御口路２１は、第２スイツチＳＷ２
がオンであるかどうかを確かめ（Ｓ２２）、これがオン
であるとシャッタ駆動回路２Ｂを制御し、シャッタを開
放させる（Ｓ　２３）。さらに、制御回路２１は第２ス
イツチＳＷ２がオフであるかどうかを確かめ（Ｓ２４）
、　これがオフされていればそれに応答して制御回路２
１がシャッタ駆動回路２８を制御してシャッタを閉鎖さ
せ（３２５）、絞り値演算回路２２及びサーボモータ駆
動回路２６をオフにしく３２Ｂ）、ムービーモードにお
ける絞り制御動作が終了する。

前述のようにムービーモードにおいては、絞り信号伝達
リング４を最小絞り値に相当する位置まで駆動すること
により、絞り駆動リング７は、絞り信号伝達リング４の
設定位置に影響されることなく、絞り羽根９が最小絞り
値まで絞りごみを行うための回動が可使になる。一方、
サーボモータ５が撮影中の測光回路の出力に応じて正逆
転をくりかえすことにより、絞り駆動リング７は、その
回動方向を制御され、随時所定の絞り値になるように駆
動される。したがって、ムービーモードにおける絞りこ
み動作を簡単な構成の絞り機構及び制御回路により行う
ことができる。

これに対して、スチールモードにおけるように絞り信号
伝達リング４を測光回路の出力に応じて回動させ、絞り
値設定用カム面４ｂの位置を設定するようにすると、こ
の動作と測光回路の出力に従ってサーボモータ５を正逆
転させ、絞り駆動リング７を所定の絞り値になるように
駆動する動作とを時分割的に複数回くりかえして行うこ
とが必要になり、必ずしも実時間制御を保証し難くなる
。あるいは、絞り信号伝達リング４のプリセット時に同
リングと絞り駆動リング７とを一体的に回動させるよう
にすると、この一体重回動の間絞り駆動リング７とサー
ボモータ５との結合をはずし、同リングの回動をばねに
より制御することを要し、機構的にも回路的にも複雑に
なる。

（発明の効果） 前述のように、この発明によれば、スチールモードでは
、前記絞り制御回路の制御により、ステップモータがＮ
絞り値情報に従ってあらかじめ絞り値を設定した後、サ
ーボモータにより絞り羽根を前記の設定された絞り値ま
で絞りこみ駆動し、ムービーモードでは、前記絞り制御
回路が前記サーボ千−夕を直接制御することにより絞り
羽根の絞りこみ駆動を行う構成されているので、スチー
ルカメラ又はムービーカメラのいずれにも使用Ｅｊ’ｆ
能なカメラにおいてきわめて簡単な機構及び制御回路に
より絞り制御を行うことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の絞り制御装置の一実施例の要部の分
解斜視図、第２図は第１図の絞り制御装置の制御系のブ
ロック図、第３図は第２図の制御系のスチールモードに
おける動作を説明する流れ図、第４図は同じくムービー
モードにおける動作を説明する流れ図である。 符号の説明

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）スチールモード及びムービーモードに兼用可能で
   あるカメラの絞り制御装置であって、 絞り値情報に従ってあらかじめ絞り値を設定するための
   ステップモータと、 絞り羽根の絞りこみ駆動を行うためのサーボモータと、 スチールモードでは前記の絞り値設定用のステップモー
   タを制御し、ムービーモードでは前記サーボモータを直
   接制御する絞り制御回路と、を備える絞り制御装置。
2. （２）前記のムービーモードにおけるサーボモータによ
   る絞りこみ駆動は、前記ステップモータによる絞り値の
   設定がこの絞りこみ駆動に影響を与えない値に設定され
   た状態において行われる特許請求の範囲（１）記載の絞
   り制御装置。