JP3459170B2 - カメラ用絞り装置 - Google Patents

カメラ用絞り装置

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JP3459170B2 JP35955097A JP35955097A JP3459170B2 JP 3459170 B2 JP3459170 B2 JP 3459170B2 JP 35955097 A JP35955097 A JP 35955097A JP 35955097 A JP35955097 A JP 35955097A JP 3459170 B2 JP3459170 B2 JP 3459170B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はムービングマグネッ
トを駆動源としたカメラ用絞り装置に関し,特に,ムー
ビングマグネットに対する通電方向の切換によって3種
類の口径値を選択することができるカメラ用絞り装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年所謂デジタルカメラが普及している
,デジタルカメラの場合は撮像手段の露出許容度が非
常に狭い為,絞り装置としては口径精度が高くできるだ
け真円形に近い開口形状のものが望まれる。
【0003】
【発明が解決使用とする課題】真円形の開口径が得られ
る絞り装置としてはディスク上に複数の円形開口が形成
されたターレットを撮影レンズの光軸中心に繰り込む様
にしたものが知られているが,このターレット式のもの
はレンズ口径と比較して遙かに大きな外形寸法を有する
ターレットを必要とするため,大型化してしまうという
欠点を有している。そこで,この欠点を除去するために
開口径の異なる複数の絞り羽根を設け,ガルバノメータ
を駆動源として目的以外の絞り羽根は変位しない様にし
た状態で目的の絞り羽根をレンズ光軸繰り込む様にした
ものが知られている。しかしながら,ガルバノメータを
駆動源とした場合,通電対象となるコイルが可動部材と
なる為,耐久性に問題が生じ,又,ガルバノメータの作
動量に比して絞り羽根の作動量を大きくとる為にガルバ
ノメータと絞り羽根の間に倍速用のギアを介在させる必
要が生じ,必要なトルクが大きくなるという問題が生じ
た。本発明はこの様な問題点に鑑みてなされたものであ
り,小型軽量で耐久性に優れ,電力消費も少ないカメラ
用絞り装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】要約すれば請求項1に係
るカメラ用絞り装置は:全開口径を規制する全開用開口
部(露出用アパーチュアAP)を形成した地板(1,
2)と:中絞り用開口部(8c)を形成しており前記全
開用開口部から退避した初期位置から前進限まで作動し
たとき中口径を規制する第1の絞り羽根(8)と:小絞
り用開口部(7c)を形成しており前記全開用開口部か
ら退避した初期位置から前進限まで作動したとき小口径
規制する第2の絞り羽根(7)と:回動中心から偏芯
した位置に出力ピン(3f)を有し,その出力ピンは,
無通電時には中立位置にあり,通電時には通電方向によ
て中立位置から正逆両方向に作動するムービングマグ
ネット(3)と:前記出力ピンの中立位置と前記ムービ
ングマグネットの回動中心(3c,3d)との間に回動
中心(1a)を持っていて前記出力ピンに係合されて作
動するとともに,前記出力ピンとの係合部から見て前記
ムービングマグネットの回動中心とは反対側に係合ピン
(6b)を有していて,その係合ピンにより,前記出力
ピンが中立位置から一方に作動したときには前記第1の
絞り羽根をその初期位置から前進限に作動させ,前記出
力ピンが中立位置から他方に作動したときには前記第2
の絞り羽根をその初期位置から前進限に作動させる中間
レバー(6)と:前記ムービングマグネットに対して正
方向又は逆方向の電流を供給する電流供給手段(トラン
ジスタQ1,Q2,Q3,Q4)と:を有することを特
徴とするものである。この請求項1による場合,電流供
給手段がムービングマグネットに対して供給する電流の
方向を切り換えることによりムービングマグネットはそ
の出力ピンが中立位置から正逆何れかの方向に作動し,
この出力ピンの作動方向に応じて第1第2の絞り羽根の
何れかが初期位置から前進限に向けて作動し,中絞り或
いは小絞りの何れかが得られる。従って,双方の絞り羽
根が初期位置にある状態を含め,3種類の開口径が得ら
れる。又,この請求項1による場合には,何れの絞り羽
根を使用する場合においてもムービングマグネットの作
動量を概ね等しくすることが容易になり,モータトルク
の調整や駆動電流の制御が容易になる。更に,この請求
項1による場合,ムービングマグネットの回動中心とム
ービングマグネットの出力ピンとの間に中間レバーの回
動中心が位置するので, ムービングマグネットの回動角
よりも中間レバーの回動角が大きくなり,この中間レバ
ーに植設された係合ピンによって絞り羽根を作動させる
のに充分な回動角が得られるようになる。
【0005】
【0006】
【0007】請求項2記載のカメラ用絞り装置は:請求
項1を前提として:前記第1の絞り羽根の初期位置を規
制する第1のストッパ部材(13)と:前記第2の絞り
羽根の初期位置を規制する第2のストッパ部材(12)
と:前記第1の絞り羽根及び前記第2の絞り羽根を各々
のストッパ部材に押し当てる方向に付勢するスプリング
(9)とを有するとともに:前記第1の絞り羽根が前記
第1のストッパ部材に押し当てられた状態では前記中間
レバー係合ピンと前記第1の絞り羽根の当接部(8
a)との間に所定のクリアランスが形成されるととも
に,前記第2の絞り羽根が前記第2のストッパ部材に押
し当てられた状態では前記中間レバー係合ピンと前記
第2の絞り羽根の当接部(7a)との間に所定のクリア
ランスが形成されることを特徴とする。この請求項2
よる場合は,各々の絞り羽根はスプリングによって各々
のストッパ部材に押し当てられ,この状態において中間
レバーに形成された係合ピンと各々の絞り羽根の間には
クリアランスが形成されるのでムービングマグネットに
対する非通電状態での各々の絞り羽根は安定した初期位
置を維持することができる。
【0008】請求項3記載のカメラ用絞り機構は:請求
項1又は請求項2を前提として:前記電流供給手段は,
前記第1の絞り羽根及び前記第2の絞り羽根を走行させ
る時と,前記第1の絞り羽根及び前記第2の絞り羽根を
保持する時とで前記ムービングマグネットに供給する電
力を切り換える電力切換手段(R1,Q5)を有するこ
とを特徴とする。この請求項3による場合には目的の絞
り値を維持している状態での電力消費を低減することが
可能となり,全体としての消費電力の節減に貢献し得
る。
【0009】
【発明の実施の形態】以下図面を参照して本発明の実施
形態を詳細に説明する。図1は本発明の実施形態に係る
カメラ用絞り装置の平面図であり,図2は羽根駆動機構
部分の断面図である。図面において,1は上地板,2は
下地板を各々示し双方の地板1(2)の中央部分には露
出用のアパーチュアAPが開口している。尚,平面図で
は内部の様子を表すために上地板1を除去している。3
はムービングマグネットであり,筒状のケース3aの内
側にはマグネット3bが軸3c,3dによって回動自在
に軸着されている。ケース3aにはコイル3eが捲着さ
れており,コイル3eに通電すると,その通電方向に応
じてマグネット3bは図1において時計方向或いは反時
計方向に所定の角度範囲で回動する。マグネット3bの
側面には偏芯した出力ピン3fが形成されている。尚,
平面図ではムービングマグネット3に関しては,マグネ
ット3b及び出力ピン3fのみを一点鎖線で仮想的に示
す。ケース3aは上地板1上にビス4,5によって固着
されている。
【0010】6は中間レバーであり,地板1上の軸1a
に揺動自在に支持されている。中間レバー6の中央付近
に形成された孔部6aには出力ピン3fが係合してお
り,出力ピン3fが軸3c,3dを中心に回動すると,
中間レバー6は軸1aを中心に回動する。但し,軸1a
は平面上において軸3c,3dと出力ピン3fとの中間
に設けられているので,中間レバー6の回動角度は出力
ピン3fの回動角度よりも大きくなる。中間レバー6の
先端部裏側には係合ピン6bが形成されており,係合ピ
ン6bは下地板2の内部まで到達している。
【0011】7は小絞り用の絞り羽根,8は中絞り用の
絞り羽根であり,各々の羽根は上地板1の裏面に植設さ
れた軸1bに回動自在に支持されている。又,9は捻り
バネであり,捻りバネ9は軸1bの周囲に捲着され,そ
の先端部9a,9bが相互に離反する方向の付勢力を有
している。捻りバネ9の先端部9aは絞り羽根7と係合
されて絞り羽根7に対して左旋習性を与え,先端部9b
は絞り羽根8と係合して絞り羽根8に右旋習性を与えて
いる。従って,絞り羽根7はストッパ12に当接するま
で左旋して露出用アパーチュアAPと干渉しない状態を
維持し,同様に絞り羽根8はストッパ13と当接するま
で右旋して露出用アパーチュアAPと干渉しない状態を
維持している。絞り羽根7は中間レバー6の先端部の係
合ピン6bと当接する当接部7aを有しており,中間レ
バー6が図1の状態から右旋すると,絞り羽根7は当接
部7aが係合ピン6bに押動されながら軸1bを中心に
して当接部7bがストッパ10に当接するまで右旋す
る。同様に,絞り羽根8は係合ピン6bと当接する当接
部8aを有しており,中間レバー6が図1の状態から左
旋すると,絞り羽根8は当接部8aが係合ピン6bに押
動されながら軸1bを中心にして当接部8bがストッパ
11に当接するまで左旋する。又,初期状態において,
中間レバー6の先端部の係合ピン6bは,絞り羽根7側
の当接部7aとの間に若干のクリアランスを有し,又絞
り羽根8側の当接部8aとの間にも若干のクリアランス
を有している。そしてこの時絞り羽根7,8は捻りバネ
9の付勢力によって各々ストッパ12,13に押しつけ
られている。又,絞り羽根7には小絞開口7cが形成さ
れており,小絞開口7cは絞り羽根7がストッパ10に
規制されるまで右旋した時に露出用開口APと同心円に
なる。同様に,絞り羽根8には中絞開口8cが形成され
ており,中絞開口8cは絞り羽根8がストッパ11に規
制されるまで左旋した時に露出用開口APと同心円にな
る。
【0012】次に,図3はドライバ回路の回路図であ
り,3eは既述のコイルを示している。又,Q1乃至Q
5は各々トランジスタ,N1,N2は各々インバータ,
R1は抵抗,15はMPU等を使用した制御装置を各々
示している。コイル3eには制御装置15が発生する制
御信号O1乃至O3の組合せに応じて,抵抗R1及びト
ランジスタQ1乃至Q4によって構成されるブリッジ回
路を介して駆動電流を供給される。先ず,トランジスタ
Q5は抵抗R1の両端をバイパスする為のものであるの
で,制御装置15の制御信号O1がHレベルでトランジ
スタQ5がオンしているとの前提で説明すると,制御信
号O2がHレベルの場合にはトランジスタQ1,Q2が
オンしてコイル3eには図面上で左から右に向かって電
流が流れる。又,同じ前提で制御信号O3がHレベルの
場合にはトランジスタQ3,Q4がオンしてコイル3e
には図面上で右から左に向かって電流が流れる。従っ
て,制御信号O2,O3のレベルを切り換えることによ
りコイル3eに流れる電流の向きを制御することがで
き,これによってムービングマグネット3の回転方向を
制御することが可能となる。又,トランジスタQ5は分
圧用の抵抗R1の両端をバイパスするものであり,制御
信号O1がHレベルになってトランジスタQ5がオンす
ると,コイル3eに対する印加電圧が上昇し,トルクが
増大する。
【0013】次に,上記事項及び図4及び図5を参照し
て上記実施形態の動作を説明する。先ず,初期状態にお
いて,機構は図1に示す状態にある。全開口径を選択す
る場合には制御装置15は全ての制御信号O1からO3
をLレベルに維持した状態で図外のシャッタ機構を作動
させる。制御信号O1からO3が全てLレベルであると
全てのトランジスタQ1〜Q5がオフするので,コイル
3eには電流は供給されず,ムービングマグネット3の
出力ピン3fは図1に示す状態を維持する。従って,中
間レバー6も図1に示す状態を維持,絞り羽根7及び8
は捻りバネ9の付勢力によってストッパ12,13に押
しつけられた状態を維持している。従った露出用アパー
チュアAPは絞り羽根7又は8による開口規制がなされ
ず,この状態で図外のシャッタ開閉機構を作動させると
全開撮影が行われる。
【0014】次に,中口径撮影の場合の動作を説明す
る。中口径撮影を行う場合には,制御装置15は制御信
号O1,O2をHレベルにし,制御信号O3をLレベル
に維持する。制御信号O1がHレベルになることにより
トランジスタQ5がオンし,抵抗R1の両端はトランジ
スタQ5を介してバイパスされる。又,制御信号O2が
HレベルになることによりトランジスタQ1,Q2がオ
ンしてコイル3eには抵抗R1,トランジスタQ1,Q
2を介して図3において左から右へ向かう電流が流れ,
ムービングマグネット3の出力ピン3fは図1の状態か
ら反時計方向に会同する。尚,この時導通している各々
のトランジスタのコレクタ−エミッタ間電圧が充分に低
いレベルであると考えるとコイル3eには実質的に電源
電圧が印加されるので,出力ピン3fは相対的に大きな
トルクで反時計方向に回転することになる。
【0015】そして,出力ピン3fが所定角度回転する
ことにより中間レバー6は孔部6aが出力ピン3fに係
合されながら中間レバー6の回転角度より大きな角度だ
け反時計方向に回転する。そして,中間レバー6が反時
計方向に回転することにより中間レバー6の先端の係合
ピン6bは絞り羽根6を,その当接部8aを係合しなが
ら捻りバネ9の付勢力に抗して,軸1bを中心に反時計
方向に回転させ,絞り羽根8の反時計方向の回転は図4
に示す様にその当接部8bがストッパ11に当接した位
置で停止する。従って,露出用開口APは絞り羽根8に
形成された中絞開口8cによって規制される。絞り羽根
8をこの図4に示す位置まで回動させるのに充分な時間
が経過した後に制御装置15は制御信号O1をLレベル
にしてトランジスタQ5をオフさせる。従って,電源と
グランド間の合成抵抗が増大するので,コイル3eに供
給される電流値は低下し,電力消費が低減される。尚,
この時の電流値の減少に伴ってマグネットの保持力が低
下することになるが,ムービングマグネットの初期位置
への復帰トルクや捻りバネ9の付勢力に抗し得るのに十
分な保持力が得られる様に抵抗R1の抵抗値を選択すれ
ば,絞り値を保持しながら電力消費量を節減することが
可能となる。
【0016】図外のシャッタ開閉機構を作動させること
により中絞り撮影を行った後に,制御装置15が制御信
号O2をLレベルにすると全てのトランジスタがオフす
るので,コイル3eには電流が流れなくなり,ムービン
グマグネット3の出力ピン3fは初期位置復帰トルクに
よって時計方向に回転して初期位置まで戻り,又,絞り
羽根8は捻りバネ9の付勢力によって時計方向に回転し
てストッパ13に当接して停止する。
【0017】次に,小口径撮影の場合の動作を説明す
る。小口径撮影を行う場合には,制御装置15は制御信
号O1,O3をHレベルにし,制御信号O2をLレベル
に維持する。制御信号O1がHレベルになることにより
トランジスタQ5がオンし,抵抗R1の両端はトランジ
スタQ5を介してバイパスされる。又,制御信号O3が
HレベルになることによりトランジスタQ3,Q4がオ
ンしてコイル3eには抵抗R1,トランジスタQ3,Q
4を介して図3において右から左に向かう電流が流れ,
ムービングマグネット3の主力ピン3fは図1の状態か
ら時計方向に回動する。
【0018】そして,出力ピン3fが所定角度回転する
ことにより中間レバー6は孔部6aが出力ピン3fに係
合されながら中間レバー6の回転角度より大きな角度だ
け時計方向に回転する。そして,中間レバー6が時計方
向に回転することにより中間レバー6の先端の係合ピン
6bは絞り羽根7を,その当接部7aを係合しながら捻
りバネ9の付勢力に抗して,軸1bを中心に時計方向に
回転させ,絞り羽根7の時計方向の回転は図5に示す様
にその当接部7bがストッパ10に当接した位置で停止
する。従って,露出用開口APは絞り羽根7に形成され
た小絞開口7cによって規制される。絞り羽根7をこの
図5に示す位置まで回動させるのに充分な時間が経過し
た後に制御装置15は制御信号O1をLレベルにしてト
ランジスタQ5をオフさせ,電力消費量を低減させる。
図外のシャッタ開閉機構を作動させることにより小絞り
撮影を行った後に,制御装置15が制御信号O3をLレ
ベルにすると全てのトランジスタがオフするので,コイ
ル3eには電流が流れなくなり,ムービングマグネット
3の出力ピン3fは初期位置復帰トルクによって反時計
方向に回転して初期位置まで戻り,又,絞り羽根7は捻
りバネ9の付勢力によって反時計方向に回転してストッ
パ12に当接して停止する。
【0019】
【発明の効果】以上説明した様に本発明によれば,完全
な真円形状と口径精度を有しながら小型軽量で3種類の
口径を得ることが可能な絞り装置を得ることができ,し
かも可動部材に対する通電動作が一切行われないので経
年使用に伴う断線等のトラブルもなく,十分な耐久性を
得ることができる。又,何れの絞り羽根を使用する場合
においてもムービングマグネットの作動量を概ね等しく
することが容易になり,モータトルクの調整や駆動電流
の制御が容易になる。特に,ムービングムービングマグ
ネットの回転動作を中間レバーの回転動作に変換する際
に回転角が拡大されるので,ムービングマグネットの回
動量が僅かでも,実用上充分な回転角を容易に得ること
が可能となる。又,請求項2による場合は,各々の絞り
羽根はスプリングによって各々のストッパ部材に押し当
てられ,この状態において中間レバーに形成された係合
ピンと各々の絞り羽根の間にはクリアランスが形成され
るのでムービングマグネットに対する非通電状態で各々
の絞り羽根は安定した初期位置を維持することができ
る。更に,請求項3による場合には目的の絞り値を維持
している状態での電力消費を低減することが可能とな
り,全体としての消費電力の節減に貢献し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態に係るカメラ用絞り装置の初
期状態における平面図。
【図2】図1に示すカメラ用絞り装置の羽根駆動機構部
分の断面図。
【図3】本発明の実施形態に係るカメラ用絞り装置の駆
動回路例を示す回路図。
【図4】図1に示すカメラ用絞り装置を中絞り状態に作
動させた平面図。
【図5】図1に示すカメラ用絞り装置を小絞り状態に作
動させた平面図。
【符号の説明】
1 上地板 1a 中間レバー6の回転軸 2 下地板 3 ムービングマグネット 3c,3d 出力ピン3fの回転軸 3e コイル 3f 出力ピン 6 中間レバー 6b 係合ピン 7 絞り羽根 7a,7b 当接部 8 絞り羽根 8a,8b 当接部 9 捻りバネ 15 制御装置 Q1,Q2,Q3,Q4,Q5 トランジスタ N1,N2 インバータ R1 抵抗
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G03B 9/00 - 9/70

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 全開口径を規制する全開用開口部を形成
    した地板と,中絞り用開口部を形成しており前記全開用開口部から退
    避した初期位置から前進限まで作動したとき中口径を
    制する第1の絞り羽根と,小絞り用開口部を形成しており前記全開用開口部から退
    避した初期位置から前進限まで作動したとき小口径を
    制する第2の絞り羽根と,回動 中心から偏芯した位置に出力ピンを有し,その出力
    ピンは,無通電時には中立位置にあり,通電時には通電
    方向によって中立位置から正逆両方向に作動するムービ
    ングマグネットと,前記出力ピンの中立位置と前記ムービングマグネットの
    回動中心との間に回動中心を持っていて前記出力ピンに
    係合されて作動するとともに,前記出力ピンとの係合部
    から見て前記ムービングマグネットの回動中心とは反対
    側に係合ピンを有していて,その係合ピンにより,前記
    出力ピンが中立位置から一方に作動したときには前記第
    1の絞り羽根をその初期位置から前進限に作動させ,前
    記出力ピンが中立位置から他方に作動したときには前記
    第2の絞り羽根をその初期位置から前進限に作動させる
    中間レバーと, 前記ムービングマグネットに対して正方向又は逆方向の
    電流を供給する電流供給手段と, を有することを特徴とするカメラ用絞り装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のカメラ用絞り装置におい
    て, 前記第1の絞り羽根の初期位置を規制する第1のストッ
    パ部材と, 前記第2の絞り羽根の初期位置を規制する第2のストッ
    パ部材と, 前記第1の絞り羽根及び前記第2の絞り羽根を各々のス
    トッパ部材に押し当てる方向に付勢するスプリングとを
    有するとともに, 前記第1の絞り羽根が前記第1のストッパ部材に押し当
    てられた状態では前記中間レバーの係合ピンと前記第1
    の絞り羽根の当接部との間に所定のクリアランスが形成
    されるとともに,前記第2の絞り羽根が前記第2のスト
    ッパ部材に押し当てられた状態では前記中間レバーの係
    合ピンと前記第2の絞り羽根の当接部と の間に所定のク
    リアランスが形成される ことを特徴とするカメラ用絞り
    装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は請求項2記載のカメラ用絞り
    装置において, 前記電流供給手段は,前記第1の絞り羽根及び前記第2
    の絞り羽根を走行させる時と,前記第1の絞り羽根及び
    前記第2の絞り羽根を保持する時とで前記ムービングマ
    グネットに供給する電力を切り換える電力切換手段を有
    する ことを特徴とするカメラ用絞り装置。
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