JPH0637404Y2 - カメラの絞り機構 - Google Patents

カメラの絞り機構

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JPH0637404Y2
JPH0637404Y2 JP1987183800U JP18380087U JPH0637404Y2 JP H0637404 Y2 JPH0637404 Y2 JP H0637404Y2 JP 1987183800 U JP1987183800 U JP 1987183800U JP 18380087 U JP18380087 U JP 18380087U JP H0637404 Y2 JPH0637404 Y2 JP H0637404Y2
Authority
JP
Japan
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diaphragm
aperture
opening window
camera
hole
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Application number
JP1987183800U
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English (en)
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JPH0188930U (ja
Inventor
晴信 市瀬
克則 村田
Original Assignee
株式会社コパル
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はカメラの絞り機構に関する。
〔従来の技術及び考案が解決しようとする問題点〕
近年、撮影レンズを通して被写体を従来のフィルムに換
えてCCD等をはじめとする固体撮像素子を用いて撮像
し、この画像を半導体メモリあるいは磁気記録媒体等に
静止画として記録するようにした、いわゆる電子スチル
カメラが注目されている。こうした中で最近は、撮影レ
ンズと撮像素子との間に配置して撮像光の透過光を開
放、遮光するためのシャッタ装置を省き、固体撮像素子
への通電をON/OFFすることにより素子自体にシャッター
機能を持たせる等してカメラの構造を簡素化する傾向に
なっている。
このようにして固体撮像素子自体への通電をON/OFFする
ことによりシャッター機能を持たせることができれば、
露光時間を決めるシャッター速度は素子への通電時間を
制御することのみにより任意に決定することができるか
ら、シャッター速度と絞りによって決定される露光量に
関して、従来のように撮影口径の開口量を変化させるた
め複数の絞り羽根を用いて開口口径を多段階に変化させ
る虹彩絞り機構や、絞り羽根の回転角を制御する手段が
不必要になる。即ち、絞り優先による露光制御をするこ
とで絞り径の異なる固定絞り穴を数種類用意して、シャ
ッター速度を制御することによって必要な露出を得るこ
とができる。
本考案はこのような技術動向に鑑み、少ない部品点数で
簡単且つ正確に露出を決定できるカメラの絞り機構を提
供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段及び作用〕
本考案によるカメラの絞り機構は、取付部材に撮影用の
開口窓を形成すると共に二つの位置決め軸を配置し、該
取付部材に支持されていてアクチュエータによって回動
され得る絞り部材に径の異なる三つの穴が穿設されてい
て、アクチュエータの基準位置又は絞り部材が位置決め
軸に当接した位置で穴のいずれかを光軸上に位置せしめ
て絞り穴を選択し得るようにしたものである。
即ち、絞り部材に設けられている三つの穴は、前記開口
窓の口径より大きい中央穴の両側に前記開口窓より小さ
く且つ異なる口径の二つの穴を設けたものであって、ア
クチュエータを基準位置にしたときには、前記開口窓に
より最大の絞り口径が決定され、アクチュエータによっ
て絞り部材が何れかの方向へ回動されたときには前記位
置決め軸に当接した位置で前記開口窓より口径の小さい
穴によって他の絞り口径が決定されるようにしたもので
ある。従って、三つの絞り口径を常に正確に得ることが
可能となる。
〔実施例〕
以下に本考案の一実施例として3種類の絞り口径を選択
可能とした絞り機構について図面に基づき説明する。図
中、1は電子スチルカメラの絞り機構、2は該カメラ内
の所定の位置に配置されている略T字形の絞り板取付
板、2cは絞り板取付板2に穿設されていて中心はレンズ
の光軸と一致する撮影用の開口窓、3a,3bは絞り板取付
板2の両腕部2a,2bに夫々固着されている位置決め軸、
4は位置決め軸3a,3bの間で取付軸5によって絞り板取
付板2に回動可能に支持されている略扇形の絞り板、4a
は絞り板4の扇形の要部分から第1図上方に伸びていて
先端部が図示しないアクチュエータ例えばバイモルフ圧
電素子に接続されている腕であって、絞り板4は取付軸
5を中心としてアクチュエータの駆動により左右方向に
回動せしめられると共に位置決め軸3a,3bに腕4aが当接
してその回動を抑止されるように構成されている。Aは
絞り板4に穿設された複数の絞り穴の内の中央穴であっ
て、第1図に示すように、絞り板4の腕4aが絞り板取付
板2の両腕部2a,2bと直交する位置にある時中央穴Aは
絞り板取付板2の開口窓2cと同心の位置にあり、そして
この位置はアクチュエータ例えばハイモルフ圧電素子の
非通電位置又は両端子間を短絡させた位置即ち基準位置
を構成する。中央穴Aの直径は最大絞りに相当する開口
窓2cの直径より若干大きく形成して中央穴Aを選択した
時の絞り板4の位置精度に余裕をもたせていると共に、
正確な最大開口を得られる。Bは絞り板4において中央
穴Aの図上右側に穿設されていて開口窓cより小さい穴
径を有する絞り穴、Cは同じく中央穴Aの左側に穿設さ
れていて絞り穴Bより小さい穴径(最小絞り)を有する
絞り穴であり、これらの口径の大小関係はA(2c)>B
>Cとなるように設けられている。絞り穴B,Cは夫々穴
の中心から取付軸5までの距離が開口窓2cの穴の中心か
ら取付軸5までの距離と等しくなっていて、例えばバイ
モルフ圧電素子に正電圧を印加することによって絞り板
4が右旋して腕4aが位置決め軸3aに当接した位置で絞り
穴Bは開口窓2c同心の位置即ち光軸上にあり(第2図
(a))、またバイモルフ圧電素子に負電圧を印加する
ことによって絞り板4が左旋して腕4aが位置決め軸3bに
当接した位置で絞り穴Cは絞り穴Aと同心の位置(光軸
上)にある(第2図(b))ように構成されている。こ
のとき2つの位置決め軸3a,3bを偏心軸とすることによ
り当接位置を調節可能としてもよい。また、絞り穴A
(2c),B及びCの各穴径の大きさは、図示しない固体撮
像素子を含む露光時間制御回路が有するシャッター機能
に応じて、迅速に必要な露出を決定できるように、段階
的に設定される。
本実施例は以上の構成を有しており、次にその作用を説
明する。まず、電子スチルカメラで撮影するとき、被写
体が比較的暗い場合に撮影者が手動若しくは図示しない
検知機構によりこれを検知して絞りの最大口径が得られ
るよう選択すると、(アクチュエータが基準位置にない
ときは)アクチュエータを基準位置に戻す、即ち絞り板
4を第1図に示す位置まで回動せしめて、中央穴Aを絞
り板取付板2の開口窓2cと同心の位置に停止せしめる。
このようにして絞りが決定されると、続いてシャッター
速度に相当する固体撮像素子への通電時間が、適正露出
を得られるように決定され、被写体に応じた露光量を得
ることができる。
又、被写体が比較的明るい場合に絞り穴Bが選択される
と、アクチュエータの駆動により絞り板4の腕4aを右旋
せしめ、位置決め軸3aに腕4aが当接した状態で停止し、
絞り穴Bが開口窓2cと同心の位置に保持され、絞りが決
定される(第2図(a))。そして、この絞り穴Bの絞
りと必要な適正露出に応じて固体撮像素子のシャッター
速度相当の通電時間が決定される。次に絞り穴Cが選択
された場合は、絞り板4の腕4aがアクチュエータにより
左旋され位置決め軸3bに当接した状態で停止し、絞り穴
Cが絞りとして決定され(第2図(b))、これに応じ
て適正露出が得られるようにシャッター速度相当の通電
時間が決定される。
以上のように、本実施例によれば、アクチュエータ(例
えばバイモルフ型圧電素子)に選択した絞り穴の位置を
決定するための位置決め用制御手段を設ける必要がなく
アクチュエータの基準位置においては中央穴Aが開口窓
2cよりも大きいため、光軸と正確に一致しなくても開口
窓2cにより最大絞り口径が決定でき、他の二つの絞り口
径は絞り板4の腕4aが夫々左右の位置決め軸3a,3bに当
接した位置において正確且つ簡単に決定することができ
る。
又、アクチュエータとしてバイモルフ圧電素子を用いる
ことにより、印加電圧の方向及び非通電(短絡)により
容易に3種の位置を設定でき、且つ絞り口径は固定であ
るから制御機構も簡略化が図れる。
〔考案の効果〕
上述の如く、本考案に係る絞り機構によれば、少ない部
品点数による簡素な構成で簡単且つ正確に三つの絞り穴
径の選択することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による絞り機構の一実施例の平面図であ
って、中央穴Aが選択された状態を示し、第2図
(a),(b)は夫々絞り穴B,Cが選択された状態を示
す平面図である。 2……絞り板取付板、2c……開口窓、3a,3b……位置決
め軸、4……絞り板、5……取付軸、A……中央穴、B,
C……絞り穴。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】最大絞り口径を決定する開口窓を設けてお
    り該開口窓と光軸とを一致させてカメラ本体に固定され
    ている取付部材と、該取付部材に回転可能に支持されて
    いると共に該開口窓より口径の大きい中央穴とその両側
    に夫々該開口窓より小さく且つ異なる口径の絞り穴を穿
    設した絞り部材と、該絞り部材を基準位置から左右に回
    動し得るアクチュエータと、該取付部材に夫々設置され
    ていて該絞り部材の左右への回動を抑止する二つの位置
    決め軸とを備えており、該アクチュエータの基準位置又
    は該絞り部材が該位置決め軸に当接した位置で、該開口
    窓及び該二つの絞り穴により各絞り口径を選択し得るよ
    うにしたカメラの絞り機構。
  2. 【請求項2】前記カメラがシャッター機能を有する固体
    撮像素子を内蔵した電子スチルカメラであることを特徴
    とする実用新案登録請求の範囲(1)に記載のカメラの
    絞り機構。
JP1987183800U 1987-12-03 1987-12-03 カメラの絞り機構 Expired - Lifetime JPH0637404Y2 (ja)

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JPH0188930U JPH0188930U (ja) 1989-06-12
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2543967Y2 (ja) * 1990-06-11 1997-08-13 セイコープレシジョン株式会社 ステップモータ駆動の絞り装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6023844U (ja) * 1983-07-25 1985-02-18 日本電産コパル株式会社 カメラ用電磁駆動装置の負荷軽減機構
JPH01126633A (ja) * 1987-11-12 1989-05-18 Canon Inc カメラの絞り制御装置

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JPH0188930U (ja) 1989-06-12

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