JPH11119295A - 光量設定装置およびこれを備えた光学機器 - Google Patents

光量設定装置およびこれを備えた光学機器

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JPH11119295A
JPH11119295A JP27700397A JP27700397A JPH11119295A JP H11119295 A JPH11119295 A JP H11119295A JP 27700397 A JP27700397 A JP 27700397A JP 27700397 A JP27700397 A JP 27700397A JP H11119295 A JPH11119295 A JP H11119295A
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JP
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aperture
diaphragm
light amount
amount setting
stepping motor
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JP27700397A
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Masahiko Tsuzuki
雅彦 都築
Toshiaki Kawanishi
川西  利明
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絞りユニットの駆動機構が複雑化し易い。 【解決手段】 複数の光量設定ポジションに選択的に位
置決めされる絞り部材4を備えた光量設定装置におい
て、絞り部材をステッピングモータ1により駆動し、ス
テッピングモータにおける隣り合う2つの磁気的停止位
置間の範囲で絞り部材を2つの光量設定ポジションに位
置決めする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子スチルカメラ
やビデオカメラ等に用いられる光量設定装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】ターレット絞り機構による3ポジション
以上の絞りユニット(光量設定装置)としては、例えば
実開平3−52725号公報にて提案されているものが
ある。このものでは、トーションバネにより、開放絞り
位置をメカ的に規制し、駆動部からの駆動力をギヤ連動
により伝え、ポジション位置を切り換えるといったメカ
ニカルな絞り機構を用いている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報提案の絞りユニットでは、絞りの切換え(絞り羽根の
駆動および位置決め)に複雑な連動機構が必要となり、
駆動負荷も大きいため、デジタルスチルカメラ等で求め
られる高速かつ低電力にて作動する絞りユニットとして
は不向きである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、本発明では、複数の光量設定ポジションに選択的に
位置決めされる絞り部材を備えた光量設定装置におい
て、絞り部材をステッピングモータにより駆動し、しか
もステッピングモータにおける隣り合う2つの磁気的停
止位置間の範囲で絞り部材を2つの光量設定ポジション
に位置決めするようにしている。
【0005】すなわち、ステッピングモータのステップ
的な作動により絞り部材の駆動および各光量設定ポジシ
ョンへの位置決めを行うようにして、複雑な連動機構を
不要とし、高速かつ低電力での駆動が可能な光量設定装
置を実現している。
【0006】なお、上記発明において、ステッピングモ
ータにおける隣り合う2つの磁気的停止位置のうち少な
くとも一方の磁気的停止位置よりも内側にストッパー部
材を設け、絞り部材がこのストッパー部材に当接させる
ことにより所定の光量設定ポジションに位置決めされる
ようにするのが望ましい。これにより、磁気的停止位置
にある程度のばらつきがあっても、上記所定の光量設定
ポジションに対応して絞り部材に形成された絞り開口の
中心をカメラ光軸に一致させることが可能となる。
【0007】例えば、絞り部材が3つ以上の光量設定ポ
ジションに位置決め可能である場合には、これら3つ以
上の光量設定ポジションのうち中側の光量設定ポジショ
ンへの絞り部材の位置決めをステッピングモータの磁気
的停止により行い、両側の光量設定ポジションへの絞り
部材の位置決めを、この絞り部材とストッパー部材との
当接により行うようにするのが望ましい。
【0008】そして、絞り部材を収容するケースに所定
サイズの固定絞り開口が形成されている場合において、
ステッピングモータの磁気的停止により位置決めされる
光量設定ポジションに対応して絞り部材に形成された開
放絞り開口のサイズを上記所定サイズよりも大きくする
のが望ましい。これにより、磁気的停止位置にある程度
のばらつきがあっても、確実に所定サイズの開放絞り径
が得られる。
【0009】また、絞り部材がステッピングモータの磁
気的停止により位置決めされる光量設定ポジションを遮
光ポジションとして、絞り部材をカメラのシャッターと
して用いることも可能である。
【0010】
【発明の実施の形態】 (第1実施形態)図1には、本発明の第1実施形態であ
る絞りユニット(光量設定装置)の構成を示している。
図1において、1は駆動源であるステッピングモータで
あり、2はステッピングモータ1の出力軸と一体回転す
るアーム部材である。3は絞りケースであり、光学開放
径を決定する固定絞り穴(固定絞り開口)3cを有す
る。4は約0.1mm厚のシート材により形成された絞
り羽根(絞り部材)である。絞り羽根3は絞りケース3
に設けられた軸部3bに回動可能に嵌合する軸穴4bを
有しており、この絞り羽根4における軸穴4bを挟んだ
一方の側には駆動用長穴4aが、他方の側には開放絞り
穴4c、第1小絞り穴4dおよび第2小絞り穴4eが形
成されている。
【0011】5は絞り羽根4に接着固定され、第2小絞
り穴4eを覆うNDフィルターである。6は絞り羽根4
を収容する絞りケース3に固定され、絞り羽根4を光軸
方向にガイドする羽根押えである。
【0012】ステッピングモータ1は絞りケース3の外
面にビス7により固定され、アーム部材2は絞りケース
3に形成された扇型の窓部3aを通ってケース3の内側
に突出する。アーム部材2の先端に設けられたピン部2
aは、絞り羽根4の駆動用長穴4aに嵌合する。このた
め、ステッピングモータ1が作動すると、絞り羽根4は
軸部3bを中心にして図中上下方向に回動し、光軸方向
において開放絞り穴4cがケース3の固定絞り穴3cに
重なる開放絞りポジション、第1小絞り穴4dが固定絞
り穴3cに重なる小絞りポジションおよび第2小絞り穴
4e(NDフィルター5)が固定絞り穴3cに重なるフ
ィルターポジションに選択的に位置決めされる。
【0013】次に、絞り羽根4の上記各ポジションへの
位置決めについて図2を用いて説明する。ステッピング
モータ1は、出力軸と一体であるロータマグネット1a
と、このロータマグネット1aを囲むステータリング1
bとを有して構成されており、1周で8つの磁気的停止
位置を有する。本実施形態では、これら8つの磁気的停
止位置のうち互いに隣り合う3つの磁気的停止位置の範
囲内で駆動される。
【0014】具体的には、図2(B)に示すように、上
記3つの磁気的停止位置のうちモータ1が中央の磁気的
停止位置で停止したとき、すなわち図2(D)に示すよ
うに、ステッピングモータ1の入力ピンA,−A,B,
−BのうちAのみにHigh信号が入力されたとき、絞
り羽根4は開放絞りポジションP1に位置決めされる。
【0015】但し、ステッピングモータ1における磁気
的停止位置はある程度変動するため、開放絞り穴4cと
固定絞り穴3cとが全く同じ径(サイズ)で形成されて
いると、磁気的停止位置の変動により両穴4c,3cが
ずれてこの絞りユニットで得られる開放絞り径も変動す
ることになる。そこで、本実施形態では、開放絞り穴4
cの少なくとも駆動方向サイズを磁気的停止位置の変動
量分大きくして、常に一定の開放絞り径が得られるよう
にしている。
【0016】また、絞りケース3の扇型窓部3aの上下
端部には、ストッパー面(ストッパー部材)3d,3e
が形成されており、これらストッパー面3d,3eは上
記3つの磁気的停止位置のうち両側の2つの磁気的停止
位置よりも内側に位置する。このため、図2(D)に示
すようにステッピングモータ1の入力ピン−BのみにH
igh信号が入力されたときは、同図(A)に示すよう
に、ロータマグネット1aを図中下側の磁気的停止位置
に向かって回転させようとする磁気力によってアーム部
材2が(つまりは絞り羽根4がアーム部材2を介して)
ストッパー面3dに付勢状態で当接し、絞り羽根4は小
絞りポジションP2に位置決めされる。
【0017】また、図2(D)に示すようにステッピン
グモータ1の入力ピンBのみにHigh信号が入力され
たときは、同図(C)に示すように、ロータマグネット
1aを図中上側の磁気的停止位置に向かって回転させよ
うとする磁気力によってアーム部材2が(つまりは絞り
羽根4がアーム部材2を介して)ストッパー面3eに付
勢状態で当接し、絞り羽根4はフィルターポジションP
3に位置決めされる。このように、アーム部材2および
絞り羽根4をステッピングモータ1の磁気的停止位置よ
りも内側に設けられたストッパー面3d,3eに付勢当
接させて絞り羽根4を小絞りポジションP2又はフィル
ターポジションP3に位置決めすることにより、両ポジ
ションP2,P3に対応して絞り羽根4に形成された小
絞り穴4d,4eの中心を絞りユニットの光軸上(固定
絞り穴3cの中心)に正確に位置合わせすることができ
る。
【0018】なお、絞り羽根4を上記3つのポジション
に移動させた後は、ステッピングモータ1の入力ピン
A,−A,B,−BへのHigh信号入力をカットして
も、マグネット1aのゴギングトルクにより、絞り羽根
4は各ポジションに保持される。
【0019】図3には、上記絞りユニットを用いたデジ
タルスチルカメラの構成を示している。図3において、
10,12は固定レンズ群であり、11は変倍用の移動
レンズ群である。13はフォーカス用の移動レンズ群で
あり、これらレンズ群により凸凹凸凸構成の一般的なリ
ヤフォーカスレンズが構成される。
【0020】14は上記絞りユニットであり、15はC
CD等からなる撮像素子である。17はシャッタースイ
ッチであり、16はマイコンである。
【0021】ここで、マイコン16の動作について図4
のフローチャートを用いて説明する。は、撮影者により
電源がONされ、シャッタースイッチ17が第1ストロ
ーク操作(いわゆる半押し操作)されると(S1)、マ
イコン16は絞りユニット14を開放絞りポジションに
駆動するとともに(S2)、撮像素子15を通じて測光
を行い(S3)、その情報に基づいて3つの絞りポジシ
ョンのなかから撮影に最適なポジションを決定し(S
4)、絞りユニット14を決定ポジションに駆動する
(S5〜S7)。
【0022】この状態で、撮影者によりシャッタースイ
ッチ17が第2ストローク操作(いわゆる全押し操作)
されると(S8)、マイコン16は撮像素子15の画像
データを1度クリアーし(S9)、カメラ回路のゲイン
やデジタルシャッターの速度等に応じて最適な露出合わ
せを行った後(S10)、最適な露出となる時間の間、
画像データを蓄積して取り込み(S11)、この画像デ
ータをメモリー18に記録する(S12)。
【0023】なお、このようにメカニカルなシャッター
動作を必要としないのは、CCD15が感光部で蓄積さ
れた信号電荷を蓄積部に転送し、光のかぶれを防止した
タイプのカメラの場合である。
【0024】(第2実施形態)第1実施形態では撮像素
子を用いたカメラについて説明したが、撮像素子である
CCDには、感光部で蓄積された信号電荷を転送する蓄
積部を有するタイプと無さないタイプとがある。第1実
施形態では、前者のCCDを使用してメカニカルなシャ
ッター(全閉状態)を必要としないカメラに用いられる
絞りユニットについて説明したが、本実施形態では、後
者のメカニカルなシャッターを必要とするカメラに用い
られる絞りユニットについて説明する。
【0025】図5には、本実施形態の絞りユニットの構
成を示している。図5において、21は駆動源であるス
テッピングモータであり、22はステッピングモータ1
の出力軸と一体回転するアーム部材である。23は絞り
ケースであり、開放穴23dを有する。
【0026】24は約0.1mm厚のシート材により形
成された絞り羽根(絞り部材)である。絞り羽根23は
絞りケース23に設けられたガイドピン23b,23c
に嵌合するガイド溝24b,24cを有しており、この
絞り羽根24におけるガイド溝24bの上方には駆動用
長穴24aが、側方には開放絞り穴24dおよび小絞り
穴24eが形成されている。また、開放絞り穴24dと
小絞り穴24eとの間には遮光部24fが設けられてい
る。
【0027】ステッピングモータ21は絞りケース23
の外面に固定され、アーム部材22は絞りケース23に
形成された矩形窓部23aを通ってケース23の内側に
突出する。アーム部材22の先端に設けられたピン部2
2aは、絞り羽根24の駆動用長穴24aに嵌合する。
このため、ステッピングモータ21が作動すると、絞り
羽根24はガイドピン23b,23cにガイドされなが
ら図中上下方向に移動し、図5(A)に示すように光軸
方向において小絞り穴24eがケース23の開放穴23
dに重なる小絞りポジションP3、図5(B)に示すよ
うに遮光部24fが開放穴23dに重なる遮光(全閉)
ポジションP1および図5(C)に示すように開放絞り
穴24dが開放穴23dに重なる開放絞りポジションP
2に選択的に位置決めされる。なお、開放穴23dは開
放絞り穴24dよりも大きな径を有しており、開放穴2
3d自体が絞り径を決定することはない。
【0028】次に、絞り羽根24の上記各ポジションへ
の位置決めについて図6を用いて説明する。ステッピン
グモータ21は、出力軸と一体であるロータマグネット
21aと、このロータマグネット21aを囲むステータ
リング21bとを有して構成されており、1周で8つの
磁気的停止位置を有する。本実施形態では、これら8つ
の磁気的停止位置のうち互いに隣り合う3つの磁気的停
止位置の範囲内で駆動される。
【0029】具体的には、図6(B)に示すように、上
記3つの磁気的停止位置のうちモータ21が中央の磁気
的停止位置で停止したとき、すなわち図6(D)に示す
ように、ステッピングモータ21の入力ピンA,−A,
B,−BのうちAのみにHigh信号が入力されたと
き、絞り羽根24は遮光ポジションP1に位置決めされ
る。これにより、本絞りユニットがメカニカルなシャッ
ターとして機能する。
【0030】また、絞りケース23の矩形窓部23aの
上下端部には、ストッパー面23e,23fが形成され
ており、これらストッパー面23e,23fは上記3つ
の磁気的停止位置のうち上下両側の2つの磁気的停止位
置よりも内側に位置する。
【0031】このため、図6(D)に示すようにステッ
ピングモータ21の入力ピン−BのみにHigh信号が
入力されたときは、同図(C)に示すように、ロータマ
グネット21aを図中下側の磁気的停止位置に向かって
回転させようとする磁気力によってアーム部材22が
(つまりは絞り羽根24がアーム部材22を介して)ス
トッパー面23fに付勢状態で当接し、絞り羽根24は
開放絞りポジションP3に位置決めされる。
【0032】また、図6(D)に示すようにステッピン
グモータ21の入力ピンBのみにHigh信号が入力さ
れたときは、同図(A)に示すように、ロータマグネッ
ト21aを図中上側の磁気的停止位置に向かって回転さ
せようとする磁気力によってアーム部材22が(つまり
は絞り羽根24がアーム部材22を介して)ストッパー
面23eに付勢状態で当接し、絞り羽根24は小絞りポ
ジションP2に位置決めされる。
【0033】このように、アーム部材22および絞り羽
根24をステッピングモータ21の磁気的停止位置より
も内側に設けられたストッパー面23e,23fに付勢
当接させて絞り羽根24を小絞りポジションP2又は開
放絞りポジションP3に位置決めすることにより、両ポ
ジションP2,P3に対応して絞り羽根24に形成され
た絞り穴24e,24dの中心を絞りユニットの光軸上
(開放穴23dの中心)に正確に位置合わせすることが
できる。
【0034】なお、絞り羽根24を上記3つのポジショ
ンに移動させた後は、ステッピングモータ21の入力ピ
ンA,−A,B,−BへのHigh信号入力をカットし
ても、マグネット21aのゴギングトルクにより、絞り
羽根24は各ポジションに保持される。
【0035】本実施形態の絞りユニットは、第1実施形
態にて説明したカメラと撮像素子のタイプが異なるのみ
のカメラに使用される。すなわち、シャッタースイッチ
(17)の操作に応じてマイコン(16)が絞りユニッ
ト等の制御を行う。
【0036】ここで、マイコンの動作について図7のフ
ローチャートを用いて説明する。撮影者により電源がO
Nされると、マイコンは絞りユニットを遮光ポジション
に駆動して(S31)、シャッター閉状態とする。撮影
者によりシャッタースイッチが第1ストローク操作(い
わゆる半押し操作)されると(S32)、マイコンは絞
りユニットを開放絞りポジションに駆動するとともに
(S33)、撮像素子を通じて測光を行い(S34)、
その情報に基づいて2つの絞りポジションのなかから撮
影に最適なポジションを決定し(S35)、絞りユニッ
トを決定ポジションに駆動する(S36,S37)(シ
ャッター開)。
【0037】この状態で、撮影者によりシャッタースイ
ッチが第2ストローク操作(いわゆる全押し操作)され
ると(S38)、マイコンは撮像素子の画像データを1
度クリアーし(S39)、カメラ回路のゲインやデジタ
ルシャッターの速度等に応じて最適な露出合わせを行っ
た後(S40)、最適な露出となる時間の経過により絞
りユニットを遮光ポジションに戻し(S41)(シャッ
ター閉)、二重露光を防止した状態でそれまで蓄積した
画像データを取り込み(S42)、メモリーに記録する
(S43)。
【0038】なお、本発明における絞り部材の形状や駆
動方向は、上記各実施形態にて説明したものに限られな
い。また本発明は、2ポジションや4以上ポジションタ
イプ(例えば、遮光ポジション、開放絞りポジションお
よび大小の絞りポジションを有するタイプ)の絞りユニ
ットにも適用できる。
【0039】さらに本発明は、上記各実施形態にて説明
したデジタルスチルカメラのみならずビデオカメラや各
種光学機器に適用することができる。
【0040】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
ステッピングモータのステップ的な作動により絞り部材
の駆動および各光量設定ポジションへの位置決めを行う
ようにしているので、複雑な連動機構を不要とすること
ができ、高速かつ低電力での駆動が可能な光量設定装置
を実現することができる。
【0041】なお、上記発明において、ステッピングモ
ータにおける隣り合う2つの磁気的停止位置のうち少な
くとも一方の磁気的停止位置よりも内側にストッパー部
材を設け、絞り部材がこのストッパー部材に当接させる
ことにより所定の光量設定ポジションに位置決めされる
ようにすれば、磁気的停止位置にある程度のばらつきが
あっても、上記所定の光量設定ポジションに対応して絞
り部材に形成された絞り開口の中心をカメラ光軸に確実
に一致させることができる。
【0042】また、絞り部材を収容するケースに所定サ
イズの固定絞り開口が形成されている場合において、ス
テッピングモータの磁気的停止により位置決めされる光
量設定ポジションに対応して絞り部材に形成された開放
絞り開口のサイズを上記所定サイズよりも大きくすれ
ば、磁気的停止位置にある程度のばらつきがあっても、
確実に所定サイズの開放絞り径を得ることができる。
【0043】また、絞り部材がステッピングモータの磁
気的停止により位置決めされる光量設定ポジションを遮
光ポジションとすれば、絞り部材をカメラのシャッター
として用いることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態である絞りユニットの構
成図である。
【図2】上記絞りユニットのステッピングモータの動作
説明図である。
【図3】上記絞りユニットを備えたデジタルカメラの概
略構成図である。
【図4】上記カメラの制御フローチャートである。
【図5】本発明の第2実施形態である絞りユニットの構
成図である。
【図6】上記第2実施形態の絞りユニットのステッピン
グモータの動作説明図である。
【図7】上記第2実施形態のカメラの制御フローチャー
トである。
【符号の説明】
1,21 ステッピングモータ 2,22 アーム部材 3,23 絞りケース 4,24 絞り羽根 5 NDフィルター 6 羽根押さえ 15 CCD 16 マイコン 17 シャッタースイッチ 18 メモリー

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の光量設定ポジションに選択的に位
    置決めされる絞り部材を備えた光量設定装置において、 前記絞り部材をステッピングモータにより駆動すること
    を特徴とする光量設定装置。
  2. 【請求項2】 前記ステッピングモータにおける隣り合
    う2つの磁気的停止位置間の範囲で前記絞り部材を2つ
    の光量設定ポジションに位置決めすることを特徴とする
    請求項1に記載の光量設定装置。
  3. 【請求項3】 前記ステッピングモータにおける隣り合
    う2つの磁気的停止位置のうち少なくとも一方の磁気的
    停止位置よりも内側にストッパー部材が設けられてお
    り、 前記絞り部材は、前記ストッパー部材に当接して所定の
    光量設定ポジションに位置決めされることを特徴とする
    請求項2に記載の光量設定装置。
  4. 【請求項4】 前記絞り部材が3つ以上の光量設定ポジ
    ションに位置決め可能であり、 前記3つ以上の光量設定ポジションのうち中側の光量設
    定ポジションへの前記絞り部材の位置決めは、前記ステ
    ッピングモータの磁気的停止により行い、 両側の光量設定ポジションへの前記絞り部材の位置決め
    は、この絞り部材と前記ストッパー部材との当接により
    行うことを特徴とする請求項3に記載の光量設定装置。
  5. 【請求項5】 前記絞り部材を収容するケースに所定サ
    イズの固定絞り開口が形成されており、 前記ステッピングモータの磁気的停止により位置決めさ
    れる光量設定ポジションに対応して前記絞り部材に形成
    された開放絞り開口のサイズが前記所定サイズよりも大
    きいことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載
    の光量設定装置。
  6. 【請求項6】 前記絞り部材が前記ステッピングモータ
    の磁気的停止により位置決めされる光量設定ポジション
    が、遮光ポジションであることを特徴とする請求項1か
    ら5のいずれかに記載の光量設定装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から6のいずれかに記載の光量
    設定装置を備えたことを特徴とする光学機器。
JP27700397A 1997-10-09 1997-10-09 光量設定装置およびこれを備えた光学機器 Pending JPH11119295A (ja)

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US09/586,108 US6350068B1 (en) 1997-10-09 2000-06-02 Quantity-of-light adjusting device and optical apparatus having the same
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007272026A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd シャッター装置

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JP2007272026A (ja) * 2006-03-31 2007-10-18 Matsushita Electric Ind Co Ltd シャッター装置

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