JPS62108197A - 生体に有害な物質の搬送と貯蔵のための容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は生体に有害な物質、特に放射性物質の搬送と貯
蔵のための容器であって、ベース体と、２つの同心的で
かつ互いに距離を置いて配置されたシールリングを介し
て前記ベース体上にねじを以って結合されたカバーとか
ら成り、このカバー・ＩＣ案内路が形成されておシ、こ
の際にベース体とカバーとの各支持面が、前記の両シー
ルリングの範囲内で平面平行である形式のものに関する
。

従来の技術 放射性物質の搬送及び貯蔵のための容器は一般的にベー
ス体とシールされたカバーとを有し、更に接続部を備え
、積載後にこの接続部を介して容器の内室内に所望の条
件を調節形成することが可能であシ、特にその充填ガス
の種類及び該ガスの圧力が調節される。例えば積載容器
がヘリウムで充填されかつ圧力全０．５バールに絶対調
節される。

これは腐食を回避しかつ、放射防止上の理由から所定の
圧力低下を生ぜしめ、更には該ヘリウムをカバーのシー
ルの漏洩試験のために提供可能とするために行なわれる
。しかしこの接続部は場合によっては当該容器に弱体個
所を形成してしまい、また少なくてもその型造において
も極めて経費のかかるものとなっている。

西ドイツ実用新案登録第７９３０４５９号明細書によっ
て公知の、放射性物質のための搬送兼貯蔵容器において
は、そのベース体上にカバーがシールリングを介してね
じによって固定されている。

更にこのカバー内には操作接続部と案内路とが配置され
ており、この案内路は部分的に容器内に埋設されるか又
はカバーの下側で容器内室に接続している。容器内室に
対してこの案内路をシールするためにカバー内に遅閉部
材が必要とされ、その遅閉部材は例えば弁であって、そ
のスペース必要性に基いてカバーの機構的安定性が弱め
られてしまう。容器壁内に埋設された案内路はカバーと
容器壁との移行範囲内で、円ｉ＋５１状の孔欠取り囲む
環状シールによってシールされている。

アメリカ合衆国特許第４１９７４６７号明細書によれば
、２つの同心的な環状シールの間のスペースが、両環状
シールの間の環状区域内に接続する案内路を介して圧縮
空気によって負荷され、それによって当該シールのシー
ル性が検査されるようになっている。

発明の課題 本発明の課題は冒頭に述べた形式の、生体に有害な物質
、特に放射性物質の搬送及び貯蔵のための容器を改良し
て、容器壁又はカバーの弱体化を伴うことなくかつ抜雑
でかつスペースを取る遅閉部材を必要とすることなく容
器内室のガス負荷を可能ともすることである。

課題を解決するための手段 上記の課題を解決するための本発明による手段は、前記
のカバーを通る案内路が両方のシールリングの間の環状
区域に達つしており、内側に位置する方のシールリング
が外側に位置するシールリングよりも小さな直径を有し
、この両シールリングの横断面差異がシール材料の弾性
特性に応じて適切に選定されることによって、ベース体
上へのカバーの載着時にまず外側に位置するシールリン
グのみが密に圧縮され、内側の方のシールリングはカバ
ー又はベース体によってまだ接触されないように形成さ
れていることによって解決された。

発明の効果 本発明の構成によれば、カバーの弱体化をほとんど招く
ことのない単純な孔がカバー内に形成配置されるだけで
よく、また案内路のための特別な遅閉機構も不要である
。

実施例 図示の容器はベース体１とカバー２とから成る。

この画部分によって、放射性物質の入った容器内室６が
取り囲まれている。ベース体１へのカバー２の固定はね
じ１によって行なわれる。またベース体１に対するカバ
ー２のシールのために２つの同心的なシールリング３．
４が配設されておシ、この際に内側に位置するシールリ
ング４は外側に位置するシールリング３よりも小さな横
断面を有している。両方のシールリング３．４の範囲内
で、ベース体１とカバー２との各支持面が平面平行に形
成されている。

両方のシールリング３．４の間のスペースに案内路５が
接続している。この案内路５を介して、例えば真空ポン
プ、不活性ガス供給機構又は漏洩検査器等の種々異なる
装置への接続が形成されている。

例えば遮蔽セル内に容器が積載された後に、両方の同心
的なシールリング３．４がそう着され、カバー２が載設
される。またこのシールリング３゜４を前もってカバー
２に配設し、該カバーと一緒にベース体１上に装着する
ことも可能である。

カバー２の装着時には、外ｌ１１１のシールリング３は
既にシールを行なうが内側のシールリング４は最初はま
だ負荷されずにガス通流のためのギャップを解放形成す
るように配慮されなげればならない。このためにはその
装着されるべきカバー２と外側シールリング３の弾力特
性とに応じて２つの可能性がある。軽いカバー２の場合
は、このカバーの装着後にカバー用ねじ７が、カバー２
とベース体１との間に予め所定の距離が形成されるまで
締付けられる。この距離は告えばデージによって調節さ
れる。重いカバーの場合は逆に、その自重によって両方
のシールリング３，４が同時に圧縮されないように配慮
されなげればならない。また公知の方法でカバー２内に
幾つかの引上げねじ全配設し、このねじをカバー装着前
にカバー内にねじ入れることも適切に可能である。

外側のシールリング３が密に押圧された後に、案内路５
を介して容器内室６が例えば真空ポンプによって排気せ
しめられる。続いて純粋なヘリウム又は、漏洩試験実施
のためにヘリウムを混入された別の不活性ガスである所
望のガスが流入せしめられる。そして次の段階において
は内側のシールリング４も圧縮され、そのためには各ね
じ７が、ベース体１とカバー２とが接触するまで最終的
に締付けられる。

これによって容器内室６は周囲に対して、該容器が内容
物と共に搬送及び貯蔵可能であるようにシールされる。

更に内側のシールリング４のシール性を検査するという
課題が残る。この目的のためには案内路５を介して公知
方法でガスが吸い出され、容器内室からのヘリウムが分
析される。当然ながらこの際に、容器への前記供給流入
中に各シールリング３．４の間の中間室内に残されたヘ
リウム混合ガスが最初に吸出されなければならない。

各シールリングの材料としては金属又はプラスチック又
は画素材の混合体が用いられ得る。長期間の中間貯蔵の
ための容器の場合は有利には金属製シールが用いられる
。

両方のシールリング３．４のだめの必要圧着力を限度範
囲内に保つために、有利には外側のシールリング３のた
めに比較的に軟質の材料を選び、即ち内側のシールリン
グ４よりも小さめの弾性係数を有するシール体を用いる
とよい。

容器の積載解除時には容器内室６から試料ガスが抜出さ
れ、容器内室６と周囲との間で制御された圧力補償が行
なわれる。

このために案内路５がガス捕集器又は分析器と排気装置
とに接続される。続いてカバー２が、内側のシールリン
グ４との係合が外ｎるまで持上げられる。これによって
容器内室６への接続が形成される。

【図面の簡単な説明】 図面は本発明の１実施例による容器？示す縦断面図であ
る。 １・・・ベース体、２・・・カバー、３．４・・・シー
ルリング、５・・・案内路、６・・容器内室、７・・・
ねじ１・・ベースイ瓜

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 生体に有害な物質の搬送と貯蔵のための容器であつて、
   ベース体と、２つの同心的でかつ互いに距離を置いて配
   置されたシールリングを介して前記ベース体上にねじを
   以つて結合されたカバーとから成り、このカバーに案内
   路が形成されており、この際にベース体とカバーとの各
   支持面が、前記の両シールリングの範囲内で平面平行で
   ある形式のものにおいて、前記のカバー（２）を通る案
   内路（５）が両方のシールリング（３、４）の間の環状
   区域に達つしており、内側に位置する方のシールリング
   （４）が外側に位置するシールリング（３）よりも小さ
   な直径を有し、この両シールリング（３、４）の横断面
   差異がシール材料の弾性特性に応じて適切に選定される
   ことによつて、ベース体（１）上へのカバー（２）の載
   着時にまず外側に位置するシールリング（３）のみが密
   に圧縮され、内側の方のシールリング（４）はカバー（
   ２）又はベース体（１）によつてまだ接触されないよう
   に形成されていることを特徴とする、生体に有害な物質
   の搬送と貯蔵のための容器。