JPS6020026Y2 - 核燃料棒用密封缶の漏れ検出装置 - Google Patents

核燃料棒用密封缶の漏れ検出装置

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JPS6020026Y2
JPS6020026Y2 JP16656683U JP16656683U JPS6020026Y2 JP S6020026 Y2 JPS6020026 Y2 JP S6020026Y2 JP 16656683 U JP16656683 U JP 16656683U JP 16656683 U JP16656683 U JP 16656683U JP S6020026 Y2 JPS6020026 Y2 JP S6020026Y2
Authority
JP
Japan
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sealed
intake
nuclear fuel
exhaust
exhaust mechanism
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Expired
Application number
JP16656683U
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JPS5984448U (ja
Inventor
潔 成田
典右 長山
佳昭 小形
Original Assignee
株式会社島津製作所
動力炉・核燃料開発事業団
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Publication date
Application filed by 株式会社島津製作所, 動力炉・核燃料開発事業団 filed Critical 株式会社島津製作所
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Description

【考案の詳細な説明】 (イ)産業上の利用分野 この考案は、核燃料棒用密封缶の漏れ検出装置に関する
(ロ)従来技術 使用済核燃料棒は放射性を帯びているので、保管や輸送
の際に密封缶に封入される。
たとえば、放射線照射燃料棒集合体試験施設において照
射試験を終えた照射済燃料ピンは、JOYO(実験用高
速増殖炉)あるいは再処理施設に保管または再処理のた
めに輸送されるが、この場合燃料ピンは密封性が保証さ
れた密封缶にヘリウムガスとともに封入され、この密封
缶をキャスク(輸送用容器)に収納して輸送が行なわれ
る。
輸送および保管時の安全性、特に核燃料物質および核廃
棄物等の放射性物質の拡大防止は、この密封缶の密封性
によって担保される。
密封缶は金属によって作られ、これを溶接によって密封
することにより密封性が保たれるようにしているので、
密封確認のため溶接部の漏れ検査を実施する必要がある
ところで、この検査を行なう場合、溶接部に欠陥があっ
たとしても漏れ検査自体は安全に遂行できる必要があり
、万が−にも周囲環境に悪態影響を与えることは避けね
ばならない。
また、わずかな漏れをも確実に検出できる検出精度を持
たせる必要がある。
そして、実際には、安全性確保の点から人間の入室の禁
止された隔離室内に密封缶を配置し二隔室に設けられた
放射線遮蔽窓より内部を見ながら外部からマニプレータ
を操作して遠隔操作により、この漏れ検出のための作業
を行なわざるを得ないが、このような場合でも作業が容
易に行なえるよう、取り扱いの簡単な機構とする必要が
ある。
さらに、これらを考慮した上でなお作業能率の向上を図
ることも要望されている。
(ハ)目的 この考案は、安全性、検出精度、操作性、能率の各点で
の要望に応えた核燃料棒用密封缶の漏れ検出装置を提供
することを目的とする。
に)構成 この考案によれば、使用済核燃料棒が納められ且つヘリ
ウムガスが封入されている密封缶を隔離室に配置して該
密封缶の漏れを検出する装置において、前記密封缶の溶
接部を覆うようにして該密封缶に気密に密封治具を取付
け、吸排気機構により吸気配管を介して前記密封治具の
内部を真空にし、その吸気ガス中のヘリウムガスをヘリ
ウムガスの漏れ検出器で検出するとともに、排気配管に
より前記の吸排気機構および漏れ検出器の排気ガスを前
記隔離室に送り返すようにし、さらに、前記吸排気機構
および漏れ検出器を密封箱に収納するようにしている。
(ホ)実施例 図において、隔離室1内に密封缶11が配置される。
この密封缶11中には使用済核燃料棒が納められており
、かつヘリウムガスが封入されている。
この密封缶11は隔離室1内で位置決め固定機構12,
13,14によって固定される。
すなわちバンドル14を回転させることにより押付は部
材13が前進し、密封缶11が固定部材12と押付は部
材13との間で挟まれて位置決め固定がなされる。
このようにして固定された密封缶11の上端のシールつ
まり溶接部を覆うように密封缶治具15がこの密封缶1
1に気密に取付けられる。
すなわち密封治具15により溶接部を覆うようにして密
封缶11を密封するのである。
この密封治具15には吸気配管16が連結されている。
密封箱2中には吸排気機構21と、ヘリウムリ・−クデ
イテクタ22とが納められている。
吸排気機構21により吸気配管16を通じて密封治具1
5中が真空とされる。
密封缶11を漏れたへりラムガスは吸気配管16を通じ
て密封箱2に導かれてくるが、このヘリウムガスをヘリ
ウムリークディテクタ22により定量計測する。
こうして得られた検出信号は気密コネクタ23をへて密
封箱外部に出力され、制御盤3に送られてメータ等によ
って指示される。
吸排気機構21やヘリウムリークディテクタ22の排気
ガスは排気配管17を通じて隔離室1内に戻されて放出
される。
なお、制御盤3は計測用メータや電源回路及び制御回路
等の電気系を備えている。
各電気信号の伝達は気密コネクタ23をへて行なわれる
(へ)効果 この考案によれば、密封箱中に吸排気機構とヘリウムリ
ークディテクタとを配置し、さらにこれら吸排気機構お
よびヘリウムリークディテクタの排気ガスを排気配管を
通じて隔離室内に送り返すようにしているので、万一溶
接部に欠陥があって放射性ガス等が密封治具を介して排
気されても、周囲環境には放出されず、充分に管理され
た場所に排出されるので、環境に悪影響を与える危険性
がなく、きわめて安全性が高い。
さらに、放射性物質を直接検出するのでなく、漏れたヘ
リウムガスを検出するので精度が高い。
また、密封治具を検査対象箇所である溶接部に取り付け
、この密封治具内の空間を吸排気機構によって真空排気
しているので、わずから漏れでも確実に検出でき、検出
精度が高い。
しかも、密封治具により限定された検査対象箇所におい
て小さな空間を作り、この小さな空間を真空排気するよ
うにしているので、密封治具を小型軽量化でき、密封治
具を隔離室内に置きこの密封治具を外部からマニプレー
タによって扱う場合も密封缶への着脱が容易になるとと
もに、必要とされる排気量が少なく、これによって排気
に要する時間が短くなり、それだけ作業能率が向上する
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示すブロック図である。 1・・・・・・隔離室、11・・・・・・密封缶、15
・・・・・・密封治具、16・・・・・・吸気配管、1
7・・・・・・排気配管、2・・・・・・密封箱、21
・・・・・・吸排気機構、22・・・ヘリウムリークデ
ィテクタ、23・・・・・・気密コネクタ、3・・・・
・・制御盤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 使用済核燃料棒が納められ且つヘリウムガスが封入され
    ている密封缶を隔離室に配置して該密封缶の漏れを検出
    する装置において、前記密封缶の溶接部を覆うようにし
    て該密封缶に気密に取付けられる密封治具と、吸気配管
    を介して前記密封治具の内部を真空にする吸排気機構と
    、吸気ガス中のヘリウムガスを検出するヘリウムガスの
    漏れ検出器と、前記吸排気機構および漏れ検出器を収納
    する密封箱と、前記隔離室と前記吸排気機構とに連結さ
    れ、前記の吸排気機構および漏れ検出器の排気ガスを前
    記隔離室に送り返す排気配管とを有することを特徴とす
    る核燃料棒用密封缶の漏れ検出装置。
JP16656683U 1983-10-27 1983-10-27 核燃料棒用密封缶の漏れ検出装置 Expired JPS6020026Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16656683U JPS6020026Y2 (ja) 1983-10-27 1983-10-27 核燃料棒用密封缶の漏れ検出装置

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JP16656683U JPS6020026Y2 (ja) 1983-10-27 1983-10-27 核燃料棒用密封缶の漏れ検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS5984448U JPS5984448U (ja) 1984-06-07
JPS6020026Y2 true JPS6020026Y2 (ja) 1985-06-15

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ID=30364631

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JP16656683U Expired JPS6020026Y2 (ja) 1983-10-27 1983-10-27 核燃料棒用密封缶の漏れ検出装置

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JPS5984448U (ja) 1984-06-07

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